JPH03189295A - 衛星搭載機器の自動制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星搭載機器の自動制御方式に関し、特に衛星
搭載機器の特性変化等を評価および判断し、中央処理ユ
ニットのプログラムにより一部の制御を衛星内において
行う衛星搭載機器の自動制四方式に関する。

〔従来の技術〕

従来の衛星搭載機器の制御方式は、衛星から送られてく
るテレメトリデータを地球局で受信し、地上におけるテ
レメトリの確認により軌道上の搭載機器の状態を把握し
た後に、次の各搭載機器の予想される状態を検討し、対
応する制御をコマンドとして人工衛星に送信して制御を
行うシステム構成であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の衛星搭載機器の自動制御方式は、衛星搭
載機器を制御するコマンドが地上において決定される方
式なので、各機器の状態をテレメトリとして確認してコ
マンドを発信するまでに長い時間を要していた。したが
って、衛星搭載機器に異常が発生した場合には、長時間
異常状態のまま報知されることもあり、他の機器に影響
を与える欠点がある。また、特に周回衛星の場合にはコ
マンドの発信可能な場所が限られるために、衛星搭載機
器の刻々変化する状態に対して適応したコマンドの発信
ができず、対応策が長時間にわたる運用しかできない欠
点がある。

本発明の目的は衛星内において各機器の特性変化を評価
、判断して、一部の適応したコマンドを各機器に発信で
きる衛星搭載機器の自動制御方式を提供することにする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の衛星搭載機器の自動制御方式は衛星内のバス機
器およびミッション機器のテレメトリデータを入力し、
このテレメトリデータを評価し、かつ、良否の判断を行
った結果のデータを出力するリモートインタフェースユ
ニットと、前記リモートインタフェースユニットがら出
力される結果のデータをもとにあらかじめ記憶されたプ
ログラムによりコマンド信号を前記バス機器およびミッ
ション機器に送るとともにこのテレメトリデータおよび
コマンド信号を地上の衛星運用装置にも報知する中央処
理ユニットとを衛星内に備えている。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のシステム構成図である。第
１図の実施例はテレメトリコマンドを衛星上で発信およ
び発信する送受信機１、コマンドデータとして送られて
来た各機器の動作命令あるいは各機器の状態から次の状
態を判断した動作命令および設定した時刻を機器へ送出
する中央処理ユニット２、中央処理ユニット２から受け
たコマンドデータを指定の機器及びチャンネルへ送出す
るリモートインタフェースユニット３，４、衛星内のバ
ス機器７，８，９、ミッション機器１０゜］、１．１２
、および特に中心的にコマンドを受はバス機器７〜９、
ミッション機器１０〜１２を制御するバス機器５、ミッ
ション機器６、地上用の送受信機１３、地上におけるテ
レメトリデータの確認及びコマンドデータの設定を行う
衛星運用管理装置１４から構成される。

次に、本実施例の動作を説明する。中央処理ユニット２
はバス機器７〜９、ミッション機器１０〜１２の状態の
データを図の点線経由、リモートインタフェースユニッ
ト３．４で収集し、各機器の状態を示すテレメトリデー
タを送受信機１で地上へ送信ると共に、事前にプログラ
ムされた状態予想データとこのテレメトリデータを比較
・評価する。その結果は衛星搭載機器が次のとるべき状
態を事前にプログラム化された手順にしたがい決定し、
衛星搭載機器の動作命令となるコマンドデータに置換え
て記憶する。そのコマンドデータはリモートインタフェ
ースユニット３．４経由必要なタイミングで各衛星搭載
バス機器、ミッション機器へコマンドとして出力される
。また、このコマンドデータは発信した時刻と合わせて
地上へも送り、地上送受信機１３で受信され、衛星運用
管理装置１４で衛星の動作履歴が把握できるようにする
。なお、衛星上の中央処理ユニット２はプログラムによ
りすべての判断ができないので、事前に予測されかつ機
器の故障に波及しないと考えられる範囲のみ衛星で判断
できるものとする。その他の故障に波及するおそれのあ
る範囲の指令にっいては地上へコマンドデータ要求情報
を発信し、確認した上で地上からのコマンドが返送され
実行されることになる。

次に、中央処理ユニット２、および、リモートインタフ
ェースユニット３，４に含まれる構成および動作を第２
図のブロック図により補足説明する。中央処理ユニット
２には送受信機１からのコマンド及びリモートインタフ
ェースユニット３又は４から受けた各機器の状態より次
の状態を決定する機器制御回路１５、バス機器５，７．
８゜９、ミッション機器から６．１０，１１．１２から
リモートインタフェースユニット４を介して受けたテレ
メトリデータを送信機１へ伝送するテレメトリインタフ
ェース回路１６を有している。ま器、ミッション機器へ
送出するコマンドインタフェース回路１７、バス機器、
ミッション機器からのテレメトリ情報をデジタル信号に
変換し、テレメトリインタフェース回路へ送出するテレ
メトリ入力回路１８、テレメトリ入力回路１８の情報を
事前にプログラムされた各機器の状態予想と比較するテ
レメトリ評価回路１つ、テレメトリ評価回路１９の結果
データを受けて機器の状態を判断する機器ステータス判
断回路２０、搭載ステータス判断回路２０の結果データ
を機器制御回路１５が受けて各機器の次に取るべき状態
を決定して動作命令を発生させる。

このように衛星内に装備された中央処理ユニト２とリモ
ートインタフェースユニット３，４とが、バス機器およ
びミッション機器のデータの評価および判断を行い、次
にとるべき一部の処置を衛星内で行うことができる。な
お、ミッション機器がより詳細なテレメトリデータを出
力すれば、故障等になる前に中央処理ユニットから細い
制御を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、軌道上の衛星内に備えら
れた中央処理ユニットおよびリモートインタフェースユ
ニットにより衛星搭載機器の動作決定の評価および判断
の一部を衛星内で自動的に行うようにしなので、軌道上
で刻々変化する搭載機器の状態に迅速に対応できる効果
がある。機器が異常状態になる前に迅速な対応を実施す
ることにより、機器の致命的傷害を防ぐと共に冗長構成
をとっている場合等には予備装置への切換えを迅速に行
うことにより、運用を継続的に行うことができる効果が
ある。

ス判断回路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）衛星内のバス機器およびミッション機器のテレメ
   トリデータを入力し、このテレメトリデータを評価し、
   かつ、良否の判断を行った結果のデータを出力するリモ
   ートインタフェースユニットと、前記リモートインタフ
   ェースユニットから出力される結果のデータをもとにあ
   らかじめ記憶されたプログラムによりコマンド信号を前
   記バス機器およびミッション機器に送るとともにこのテ
   レメトリデータおよびコマンド信号を地上の衛星運用装
   置にも報知する中央処理ユニットとを衛星内に備えたこ
   とを特徴とする衛星搭載機器の自動制御方式。
2. （２）前記リモートインタフェースユニットが、前記バ
   ス機器およびミッション機器のテレメトリデータを所定
   のしきい値により解析し評価する評価回路と、この評価
   値をもとに機器の変化状態を判断する判断回路とを備え
   たことを特徴とする請求項１記載の衛星搭載機器の自動
   制御方式。
3. （３）前記中央処理ユニットが、前記リモートインタフ
   ェースユニットの判断データおよび各搭載機器のテレメ
   トリデータを入力し、あらかじめ記憶されたプログラム
   により、衛星内で動作命令を発信するか、前記判断デー
   タおよびテレメトリデータを地上の運用管理装置に送り
   地上のコマンド信号により動作命令を発信するかを判定
   する機器制御回路を有することを特徴とする請求項１記
   載の衛星搭載機器の自動制御方式。