JP2017171110A - Atc地上装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ATC地上装置の冗長系構成において、故障の潜在を防ぎ、かつ系の切替の際の時間を短縮する技術を提供する。【解決手段】N個の軌道回路に対して、ATC信号、又はTD信号を送受信する(N+1)台の軌道回路用送受信器を有する地上装置であって、定期的に系を切り替え、送受信器の健全性を確認することで故障の潜在を防ぎ、制御情報を送受信器に保有することで、待機系から使用系への切替時間を短縮する。【選択図】図1
Description
本発明は、鉄道用保安装置である自動列車制御装置に用いて適した自動列車制御地上装置に関する。
一般に自動列車制御装置(以下、ATC(Automatic Train Control)装置と称す。)は、地上装置が先行列車との間隔、進路の開通状況に応じて列車の停止限界位置を決定し、当該情報を列車制御信号(以下、ATC信号と呼ぶ)として軌道回路に送信し、車上装置が軌道回路から受信したATC信号に示される停止限界位置に停止可能な速度制御を自動的に行うシステムである。
上記ATC装置の地上装置における列車在線位置の検知は、論理部が軌道回路の列車進出端に接続された送信器を介して列車検知信号(以下、TD信号と呼ぶ)を軌道回路に送信し、列車進入端に接続された受信器よりTD信号を受信することにより軌道回路内に列車が在線するか否かを判断する。在線検知については、論理部は受信器から受信したTD信号の信号レベルが規定値未満の場合に在線と判断する。非在線検知については安全性を確保するため、論理部は信号レベルが規定値以上であることに加え、送信器に送信したTD信号の内容と受信器より受信したTD信号の内容が一致した場合に非在線と判断する。
ATC装置については、装置故障が発生した場合でも列車運行に支障をきたさないよう、高い信頼性が求められ、従来より送受信器を冗長系とするシステム構成が提案されている。特許文献1では、待機2重系の構成及び動作を示しており、「一方が使用系、他方が待機系となる二重系を構成したものにおいて、2組の情報処理装置の出力側のそれぞれに切り替え手段を介して模擬負荷を接続し、待機系の情報処理装置は使用系の情報処理装置と同様の処理を実行するとともに、処理結果は模擬負荷に送出されるように構成する」という記載がある。
一方、待機2重系に対して、送受信器台数を大幅に削減し、設置コストや保守コストを削減した冗長系のシステム構成が提案されている。特許文献2では、一つの軌道回路に対して、1台の使用系(主系)送受信器を設けると共に、これらに対する共通の待機系(予備系)として1または2以上の送信器を設ける冗長系構成を示している。ここで制御対象の軌道回路数をNと仮定すると、本冗長系構成においては、全体で(N+1)台、又は(N+2)台となり、送受信器の台数が(2×N)台であった待機2重系に対して、(N−1)台、又は(N−2)台を削減している。本冗長系構成を以下、待機系集約方式と示す。
待機系集約方式においては、送受信器が全て正常である場合、系(使用系/待機系)の制御は固定して運用する。つまり、待機系の送受信器は、使用系の送受信器のいずれかが故障するまで、軌道回路に対しての信号制御を行うことは無い。例えば増幅部の故障など、使用系でのみ動作する部位の故障は、待機系では検知することができず、故障が潜在する可能性があるという課題があった。待機系で故障が潜在した状態で、当該送受信器が使用
系へ切り替わると、軌道回路へ正常に信号の送受信を行うことができず、システムダウンに陥る可能性がある。
系へ切り替わると、軌道回路へ正常に信号の送受信を行うことができず、システムダウンに陥る可能性がある。
また待機系集約方式では、待機系の送受信器は全ての使用系の送受信器との代替となる必要がある。使用系の各送受信器には、軌道回路長やケーブル長など、制御する軌道回路の条件に合わせて、送受信するATC信号やTD信号の搬送周波数、出力レベルなどの制御情報を設定しており、待機系から使用系に切り替わった際には、それまで動作していた使用系から制御情報を速やかに引き継ぐ必要がある。特許文献2においては、系切替の際に論理部で保有している使用系送受信器の制御情報を読取り、待機系送受信器へ情報伝達する方法が提案されているが、この制御情報を引継いでいる間は、軌道回路への制御を行うことができず、安全性及び稼働率の観点から極力短い方が望ましい。この引継ぎ時間を含む系の切替時間の短縮が二つ目の課題である。
そこで本発明においては、定期的に使用系と待機系を切り替え、送受信器の健全性を確認することで故障の潜在を防ぎ、更に送受信器における待機系から使用系への切替時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明のATC地上装置は、信号を送信する対象となる軌道回路を切り替える送信切替部と、どの軌道回路から信号を受信するか切り替える受信切替部とを備えた送受信器と、送受信器を制御する論理部とを備えたATC地上装置において、送受信器の個数を軌道回路の個数より多く備え、送信切替部は、軌道回路の内のいずれか一つに対して信号を送信するか、いずれの軌道回路にも信号を送信しないか選択が可能で、受信切替部は、軌道回路の内のいずれか一つから信号を受信するか、いずれの軌道回路からも信号を受信しないか選択が可能で、論理部は、どの軌道回路に信号を送信するか、あるいは、いずれの軌道回路にも信号を送信しないか送信切替部に指示する送信切替指示を行うことができ、さらに、論理部は、どの軌道回路から信号を受信するか、あるいは、いずれの軌道回路からも信号を受信しないか受信切替部に指示する受信切替指示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、定期的に送受信器の健全性を確認することで故障の潜在を防ぎ、制御情報を送受信器に保有することで、待機系から使用系への切替時間を短縮することが可能となり、システムの稼働率向上に寄与する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用したATC地上システムの一実施形態を示す。ここでは、列車制御用のATC信号と列車検知用のTD信号を、図示していないN個の軌道回路にそれぞれ送出すると共に、TD信号をそれぞれの軌道回路から受信し、論理部において列車検知を行う。図1では、接続先の軌道回路を符号1TないしNTで示している。
図1で示すATC地上装置は、各軌道回路に対するTD信号、又はATC信号を生成し、軌道回路から受信したTD信号をもとに列車検知を行う論理部Aと、論理部Aからの制御情報をもとに、軌道回路へのTD信号、又はATC信号の送信制御、及び受信制御を行う送受信器B1、・・・BN、B(N+1)で構成される(以下、Nを2以上の整数とする。)。なお、各送受信器は、信号の送信制御を行う送信制御部C1、・・・CN、C(N+1)と、送信制御部からの送信信号S1、・・・SN、S(N+1)を、接続している2つの軌道回路と内部のダミー抵抗K1、・・・KN、K(N+1)のうち、何れか一つの出力接続先を選択する送信切替部F1、・・・FN、F(N+1)と、信号の受信制御を行う受信制御部D1、・・・DN、D(N+1)と、2つの軌道回路から受信した信号R11、・・・RN1、R(N+1)1、及びR12、・・・RN2、R(N+1)2と、内部のダミー抵抗から受信した信号R13、・・・RN3、R(N+1)3のうち、受信制御部への入力する信号を選択する受信切替部G1、・・・GN、G(N+1)で構成される。なお、図示していないが、送信制御部には信号生成回路、変調回路、フィルタ回路、及び増幅回路を含んでおり、受信制御部には、減衰回路、フィルタ回路、復調回路を、切替制御部には、切替リレー駆動回路を含んでいる。また、各送受信器には図示していない記憶部を含み、TD信号、又はATC信号の搬送周波数、及び出力レベルなどの制御情報を保有している。なお、制御情報はシステムの立ち上げ時、又は任意のタイミングで論理部Aから信号情報ネットワークLを介して設定される。
全ての送受信器B1、・・・BN、B(N+1)が正常に動作している場合、論理部Aはいずれか1台の送受信器を待機系に、それ以外のN台の送受信器を使用系に切り替える。仮に1番目の送受信器B1を待機系とする場合、論理部Aは信号制御ネットワークLを介して、待機系指示の切替情報を送受信器B1へ、使用系指示の切替情報を送受信器B2、・・・BN、B(N+1)へ伝達する。送受信器B1は、論理部Aから受けた待機系指示の切替情報をもとに、送信切替部への制御信号H1と、受信切替部への制御信号J1を介して、各切替部をダミー抵抗K1と接続するよう、指示を行う。その結果、送信切替部F1はS13を、受信切替部G1はR13を選択し、送受信器B1は軌道回路から切り離され、待機系としてダミー抵抗へTD信号及びATC信号の送受信を行う。論理部Aから使用系指示の切替情報を受けた送受信器B2、・・・BN、B(N+1)は、送信切替部への制御信号H2、・・・HN、H(N+1)と、受信切替部への制御信号J2、・・・JN、J(N+1)を介して、各送信切替部はS21、・・・SN1、S(N+1)1を、各受信切替部はR21、・・・RN1、R(N+1)1を選択することで、軌道回路1TからNTと接続し、使用系として各軌道回路へTD信号及びATC信号の送受信を行う。上記した、送受信器B1を待機系とする構成を図2に示す。ここで点線で示しているS11、S12、・・・SN2、S(N+1)2と、S23、・・・SN3、S(N+1)3、及びR11、R12、・・・RN2、R(N+1)2と、R23、・・・RN3、R(N+1)3は送信切替部、又は受信切替部から選択されず、未接続であることを示している。
続いて、(N+1)番目の送受信器B(N+1)を待機系とする場合、論理部Aは信号制御ネットワークLを介して、待機系指示の切替情報を送受信器B(N+1)へ、使用系指示の切替情報を送受信器B1、・・・BNへ伝達する。送受信器B(N+1)は、論理部Aから受けた待機系指示の切替情報をもとに、送信切替部への制御信号H(N+1)と、受信切替部への制御信号J(N+1)を介して、各切替部をダミー抵抗K(N+1)と接続するよう、指示を行う。その結果、送信切替部F(N+1)はS(N+1)3を、受信切替部G(N+1)はR(N+1)3を選択し、送受信器B(N+1)は軌道回路から切り離され、待機系としてダミー抵抗へTD信号及びATC信号の送受信を行う。論理部Aから使用系指示の切替情報を受けた送受信器B1、・・・BNは、送信切替部への制御信号H1、・・・HNと、受信切替部への制御信号J1、・・・JNを介して、各送信切替部はS12、・・・SN2を、各受信切替部はR12、・・・RN2を選択することで、軌道回路1TからNTと接続し、使用系として各軌道回路へTD信号及びATC信号の送受信を行う。上記した送受信器B(N+1)を待機系とした構成を図3に示す。ここで点線で示しているS11、・・・SN1、S(N+1)1と、S(N+1)2と、S13、・・・SN3、及びR11、・・・RN1、R(N+1)1と、R(N+1)2と、R13、・・・RN3は送信切替部、又は受信切替部から選択されず、未接続であることを示している。
また、2番目からN番目のうち何れか1台の送受信器を待機系とする場合を説明する。待機系の送受信器をBP(以下、Pを2≦P≦Nを満たす整数とする)とすると、論理部Aは信号制御ネットワークLを介して、待機系指示の切替情報を送受信器BPへ、使用系指示の切替情報を送受信器B1、・・・BP-1、及びB(P+1)、・・・B(N+1)へ伝達する。送受信器BPは、論理部Aから受けた待機系指示の切替情報をもとに、送信切替部への制御信号HPと、受信切替部への制御信号JPを介して、各切替部をダミー抵抗KPと接続するよう、指示を行う。その結果、送信切替部FPはSP3を、受信切替部GPはRP3を選択し、送受信器BPは軌道回路から切り離され、待機系としてダミー抵抗へTD信号及びATC信号の送受信を行う。論理部Aは、軌道回路1Tから(P―1)Tに対しては、送受信器B1、・・・B(P-1)で制御し、軌道回路PTからNTに対しては、送受信器B(P+1)、・・・、BN、B(N+1)で制御するよう、使用系指示の切替情報を送受信器B1、・・・BP-1、及びB(P+1)、・・・B(N+1)へ伝達する。送受信器B1、・・・B(P-1)は、送信切替部への制御信号H1、・・・H(P-1)と、受信切替部への制御信号J1、・・・J(P-1)を介して、各送信切替部はS12、・・・S(P-1)2を、各受信切替部はR12、・・・R(P-1)2を選択することで、軌道回路1Tから(P―1)Tと接続し、使用系として各軌道回路へTD信号及びATC信号の送受信を行う。また、送受信器B(P+1)、・・・、BN、B(N+1)は、送信切替部への制御信号H(P+1)、・・・、HN、H(N+1)と、受信切替部への制御信号J(P+1)、・・・、JN、J(N+1)を介して、各送信切替部はS(P+1)1、・・・、S(N+1)2を、各受信切替部はR(P+1)2、・・・R(N+1)2を選択することで、軌道回路PTからNTと接続し、使用系として各軌道回路へTD信号及びATC信号の送受信を行う。上記した、送受信器BPを待機系とした構成を図4に示す。ここで点線で示しているS11、・・・SP1と、SP2、・・・SN2、S(N+1)2と、S13、・・・S(P-1)3、及びS(P+1)3、・・・、SN3、S(N+1)3及びR11、・・・RP1と、RP2、・・・RN2、R(N+1)2と、R13、・・・R(P-1)3、及びR(P+1)3、・・・、RN3、R(N+1)3は送信切替部、又は受信切替部から選択されず、未接続であることを示している。
本実施例においては、図2から図4で示した切替を繰り返し実施することで、待機系状態における故障の潜在を防ぎ、システムの稼働率向上に寄与する。健全性確認を目的とした系切替のタイミングは、定期的な周期で実施する方法と、列車の在線状態に合わせて実施する方法を提案するが、これに限定されない。
また、待機系指示及び使用系指示の系切替情報を受けた送受信器は、保有している制御情報をもとに、搬送周波数の設定、又は出力レベルの設定を行う。系切替のタイミングで制御情報を論理部Aから受け取る必要がないため、送受信器の切替時間の短縮が可能となる。
続いて、使用系の送受信器に故障が発生した際の動作について、説明する。例えば、図2に示している、送受信器B1が待機系の状態から、送受信器BP(2≦P≦N)が故障したとする。論理部Aは、信号制御情報ネットワークLを介して送受信器BPの故障を検知した場合、送受信器BP以外を全て使用系とするように制御を行う。具体的には、論理部Aは信号制御ネットワークLを介して、待機系指示の切替情報を送受信器BPへ、使用系指示の切替情報を送受信器B1、・・・BP-1、及びB(P+1)、・・・B(N+1)へ伝達する。送受信器BPは、論理部Aから受けた待機系指示の切替情報をもとに、送信切替部への制御信号HPと、受信切替部への制御信号JPを介して、各切替部をダミー抵抗KPと接続するよう、指示を行う。その結果、送受信器BPは軌道回路から切り離される。また、軌道回路1Tから(P−1)Tに対しては、送受信器B1、・・・B(P-1)で制御し、軌道回路PTからNTに対しては、送受信器B(P+1)、・・・、BN、B(N+1)で制御するよう、論理部Aは、使用系指示の切替情報を送受信器B1、・・・BP-1、及びB(P+1)、・・・B(N+1)へ伝達する。送受信器B1、・・・B(P-1)は、各送信切替部はS12、・・・S(P-1)2を、各受信切替部はR12、・・・R(P-1)2を選択することで、軌道回路1Tから(P―1)Tと接続し、また、送受信器B(P+1)、・・・、BN、B(N+1)は、各送信切替部はS(P+1)1、・・・、S(N+1)2を、各受信切替部はR12、・・・R(N+1)2を選択することで、軌道回路PTからNTと接続し、使用系として各軌道回路へTD信号及びATC信号の送受信を行う。上記に示した制御を行うことで、送受信器BPが故障した場合において、制御を継続することが可能となる。送受信器BP以外であるB1やB(N+1)が故障した場合も同様の制御を行い、故障した送受信器以外を使用系とすることで、軌道回路へのTD信号、及びATC信号の制御の継続が可能となる。また、健全性確認の系切替と同様に、また、待機系指示及び使用系指示の系切替情報を受けた送受信器は、保有している制御情報をもとに、搬送周波数の設定、又は出力レベルの設定を行うことで、速やかに系切替を実施できる。
以上の通り、本実施形態では、ATC地上装置において、少ない機器数で冗長系を構成でき、また待機系の送受信器を固定しないことで、送受信器の健全性を定期的に確認できる。また、本実施形態では、各送受信器は少なくとも2つの軌道回路の制御情報を記憶しておけばよく、系切替時に記憶した情報を読み出すことで、切替時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、各送受信器が接続する軌道回路は2つに限らず、必要に応じて3つ以上にしてもよい。各送受信器が接続する軌道回路は2つの場合は、各軌道回路と接続できる送受信器は2つの中から選択することになるが、配線の量および送受信器の個数を最低限に抑えることができる。各送受信器が接続する軌道回路は2つより多くした場合は、各軌道回路と接続できる送受信器を増やすことができ、軌道回路が送受信に使用する送受信器の選択の幅を広げることができる。このとき、重要な軌道回路に接続する送受信器の内、複数が故障しても、正常な送受信器を使用して送受信を継続する事ができる。
また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置いてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1T〜NT:軌道回路、A:論理部、B1〜B(n+1):送受信器、C1〜C(n+1):送信制御部、D1〜D(n+1):受信制御部、E1〜E(n+1):切替制御部、F1〜F(n+1):送信切替部、G1〜G(n+1):受信切替部、H1〜H(n+1):送信切替指示、J1〜J(n+1):受信切替指示、K1〜K(n+1):ダミー抵抗、L:信号情報ネットワーク、M1〜M(n+1):軌道回路への送信ケーブル、Q1〜Q(n+1):軌道回路からの受信ケーブル、S1〜S(n+1):送信制御部が出力する送信信号、S11〜S(n+1)1:軌道回路への送信信号1、S12〜S(n+1)2:軌道回路への送信信号2、S13〜S(n+1)3:ダミー抵抗への送信信号、R11〜R(n+1)1:軌道回路からの受信信号1、R12〜R(n+1)2:軌道回路からの受信信号2、R13〜R(n+1)3:ダミー抵抗からの受信信号
Claims (6)
- 信号を送信する対象となる軌道回路を切り替える送信切替部と、
どの前記軌道回路から前記信号を受信するか切り替える受信切替部とを備えた送受信器と、
前記送受信器を制御する論理部とを備えたATC地上装置において、
前記送受信器の個数を前記軌道回路の個数より多く備え、
前記送信切替部は、前記軌道回路の内のいずれか一つに対して前記信号を送信するか、いずれの前記軌道回路にも前記信号を送信しないか選択が可能で、
前記受信切替部は、前記軌道回路の内のいずれか一つから前記信号を受信するか、いずれの前記軌道回路からも前記信号を受信しないか選択が可能で、
前記論理部は、どの前記軌道回路に前記信号を送信するか、あるいは、いずれの前記軌道回路にも前記信号を送信しないか前記送信切替部に指示する送信切替指示を行うことができ、
さらに、前記論理部は、どの前記軌道回路から前記信号を受信するか、あるいは、いずれの軌道回路からも前記信号を受信しないか前記受信切替部に指示する受信切替指示を行うことを特徴とするATC地上装置。 - 請求項1に記載のATC地上装置であって、
前記送受信器が前記軌道回路と通信するための設定情報を保有する記憶部を備え、
前記送信切替部が送信対象の前記軌道回路を切り替えるとき、前記記憶部が保有する前記設定情報を用いて通信するための設定を行い、
前記受信切替部が前記信号を受信する前記軌道回路を切り替えるとき、前記記憶部が保有する前記設定情報を用いて通信するための設定を行うことを特徴とするATC地上装置。 - 請求項1乃至請求項2のいずれか1つに記載のATC地上装置であって、前記論理部は、特定のタイミングで前記送信切替指示及び前記受信切替指示を行うことを特徴とするATC地上装置。
- 請求項3に記載のATC地上装置であって、前記特定のタイミングは、一定周期であることを特徴とするATC地上装置。
- 請求項3乃至請求項4のいずれか1つに記載のATC地上装置であって、前記特定のタイミングは、前記軌道回路が列車の在線を検知していないときであることを特徴とするATC地上装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のATC地上装置であって、前記送受信器の個数を前記軌道回路の個数より1つ多く備えることを特徴とするATC地上装置。
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JP2019130952A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 日本信号株式会社 | 列車検知装置 |
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- 2016-03-24 JP JP2016059388A patent/JP2017171110A/ja active Pending
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