JPH03188574A - 生体識別装置 - Google Patents
生体識別装置Info
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- JPH03188574A JPH03188574A JP1327586A JP32758689A JPH03188574A JP H03188574 A JPH03188574 A JP H03188574A JP 1327586 A JP1327586 A JP 1327586A JP 32758689 A JP32758689 A JP 32758689A JP H03188574 A JPH03188574 A JP H03188574A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔目 次〕
概要
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
作用
実施例
1、実施例と第1図との対応関係
■、第1実施例
■、第2実施例
発明の効果
〔概 要〕
指紋照合システムにおける生体識別装置に関し、高い精
度で生体を識別することを目的とし、導光板に圧接され
た物体の導光板との接触部分からの反射光に基づいて、
接触部分の表面の色を感知する第1色感知手段と、物体
の導光板と接触していない部分からの反射光に基づいて
、この非接触部分の表面の色を感知する第2色感知手段
と、第1色感知手段によって感知された色と第2色感知
手段によって感知された色とが、それぞれ所定の条件を
満たしているか否かに基づいて、物体が生体であるか否
かを識別する識別手段とを備えるように構成する。
度で生体を識別することを目的とし、導光板に圧接され
た物体の導光板との接触部分からの反射光に基づいて、
接触部分の表面の色を感知する第1色感知手段と、物体
の導光板と接触していない部分からの反射光に基づいて
、この非接触部分の表面の色を感知する第2色感知手段
と、第1色感知手段によって感知された色と第2色感知
手段によって感知された色とが、それぞれ所定の条件を
満たしているか否かに基づいて、物体が生体であるか否
かを識別する識別手段とを備えるように構成する。
本発明は、指紋照合システムにおける生体識別装置に関
するものである。
するものである。
近年、電子計算機が社会全般に普及するのに伴って、電
子計算機に蓄積された情報を如何にして保護し、安全性
を確保するかということが注目されている。
子計算機に蓄積された情報を如何にして保護し、安全性
を確保するかということが注目されている。
このような安全性を確保するためのシステムとしては、
特定の者に電算機室などへの入室を許可し、入室時にI
Dカードや暗証番号などによって、許可された者である
か否かを判断するようにした個人照合システムが設置さ
れている場合が多い。
特定の者に電算機室などへの入室を許可し、入室時にI
Dカードや暗証番号などによって、許可された者である
か否かを判断するようにした個人照合システムが設置さ
れている場合が多い。
しかしながら、上述した個人照合システムは、IDカー
ドや暗証番号が正しいものであるか否かを判別するもの
であるので、これらが不正に使用された場合に対処する
ことができず、安全確保の面で多くの問題点がある。こ
のため、個人に固有の特徴に基づいて、本人を確認する
手段が求められている。
ドや暗証番号が正しいものであるか否かを判別するもの
であるので、これらが不正に使用された場合に対処する
ことができず、安全確保の面で多くの問題点がある。こ
のため、個人に固有の特徴に基づいて、本人を確認する
手段が求められている。
指紋は、r万人不同」であり、且つ、r終生下変通の個
人に固有の特徴であるので、本人確認の手段として最も
有効であると考えられ、指紋を照合することによって本
人であるか否かを判断する指紋照合システムに関する研
究開発が進められている。
人に固有の特徴であるので、本人確認の手段として最も
有効であると考えられ、指紋を照合することによって本
人であるか否かを判断する指紋照合システムに関する研
究開発が進められている。
このような指紋照合システムにおいては、画像入力装置
によって指紋の濃淡画像を読み取る際に、読み取った濃
淡画像が生体の指紋であるか、指紋の複製物であるかを
判定する必要がある。
によって指紋の濃淡画像を読み取る際に、読み取った濃
淡画像が生体の指紋であるか、指紋の複製物であるかを
判定する必要がある。
第6図に、指紋照合システムに用いられる画像入力装置
の構成を示す。
の構成を示す。
図において、610はガラスなどの導光板を、611は
導光板610の上面に設けられた検査面を示しており、
指紋の画像を入力する際には、この検査面611に指を
押しつけるようになっている。
導光板610の上面に設けられた検査面を示しており、
指紋の画像を入力する際には、この検査面611に指を
押しつけるようになっている。
この導光板610は、発光素子621によって照明され
ており、指が押しつけられた際には、指からの反射光が
導光板610内を伝搬し、レンズ631によってCCD
などのイメージセンサ632上に結像され、このイメー
ジセンサ632により、指紋の濃淡画像の読み取りが行
なわれる。
ており、指が押しつけられた際には、指からの反射光が
導光板610内を伝搬し、レンズ631によってCCD
などのイメージセンサ632上に結像され、このイメー
ジセンサ632により、指紋の濃淡画像の読み取りが行
なわれる。
このような指紋の濃淡画像の読取動作と並行して、上述
した検査面611に押しつけられたものが、生体の指で
あるか否かを判定する処理が行なわれる。
した検査面611に押しつけられたものが、生体の指で
あるか否かを判定する処理が行なわれる。
このような判定方法としては、生体の指が有する特性を
利用して、生体の指を識別する様々な方法が提案されて
いる。
利用して、生体の指を識別する様々な方法が提案されて
いる。
例えば、本出願人は、特願昭63−298922r生体
識別装置」として、指に所定の圧力を加えたときと加え
ていないときとでは、指の表面の色が異なることを利用
して、検査面に押しつけられたものが、生体の指である
か否かを識別する技法を既に出願している。
識別装置」として、指に所定の圧力を加えたときと加え
ていないときとでは、指の表面の色が異なることを利用
して、検査面に押しつけられたものが、生体の指である
か否かを識別する技法を既に出願している。
以下、この技法によって生体を識別する方法を説明する
。
。
第7図(a)に示すように、指を上述した検査面611
に軽く接触させた状態(以下、無圧状態と称する)にお
いては、指の表面には圧力が加わっていないので、指の
表面の色は赤色を帯びた色となっている。この場合に、
上述した発光素子621として白色光を放射する素子を
用いて指を照明すると、この指の分光反射率特性は、第
3図に実線で示すようになる。
に軽く接触させた状態(以下、無圧状態と称する)にお
いては、指の表面には圧力が加わっていないので、指の
表面の色は赤色を帯びた色となっている。この場合に、
上述した発光素子621として白色光を放射する素子を
用いて指を照明すると、この指の分光反射率特性は、第
3図に実線で示すようになる。
一方、第7図(b)に示すように、指を検査面611に
押しつけた状態(以下、押圧状態と称する)においては
、指に加わる圧力によって、検査面611に押しつけら
れた指の中央部の色は白色に近い色となる。この場合の
指の中央部の分光反射率特性を第3図に点線で示す。
押しつけた状態(以下、押圧状態と称する)においては
、指に加わる圧力によって、検査面611に押しつけら
れた指の中央部の色は白色に近い色となる。この場合の
指の中央部の分光反射率特性を第3図に点線で示す。
第3図かられかるように、無圧状態における赤色に対応
する波長λ8の反射率RIIOと緑色(あるいは青色)
に対応する波長λ。の反射率R0゜との差D0は、押圧
状態における波長λ1の反射率RRIと波長λ6Bの反
射率RGIとの差DA+よりも大きくなっている。
する波長λ8の反射率RIIOと緑色(あるいは青色)
に対応する波長λ。の反射率R0゜との差D0は、押圧
状態における波長λ1の反射率RRIと波長λ6Bの反
射率RGIとの差DA+よりも大きくなっている。
ここで、第6図において、センサ642rは波長λ7付
近に感度を有し、センサ642gは波長λG8付近に感
度を有している。また、レンズ641は、これらのセン
サ642r、642gの受光面に、検査面611に押し
つけられた指の中央部からの反射光を集光するようにな
っている。
近に感度を有し、センサ642gは波長λG8付近に感
度を有している。また、レンズ641は、これらのセン
サ642r、642gの受光面に、検査面611に押し
つけられた指の中央部からの反射光を集光するようにな
っている。
これらのセンサ642r、642gの出力は、信号処理
部650に導入され、この信号処理部650によって、
これらのセンサ642rおよびセンサ642gの出力に
基づいて、上述した反射率RRIと反射率RGIとの差
D Alが求められ、無圧状態における反射率の差D0
との比較が行なわれる。
部650に導入され、この信号処理部650によって、
これらのセンサ642rおよびセンサ642gの出力に
基づいて、上述した反射率RRIと反射率RGIとの差
D Alが求められ、無圧状態における反射率の差D0
との比較が行なわれる。
この信号処理部650においては、上述した差DA+が
差D0よりも小さいと判定されたときに、検査面611
に押しつけられたものが、生体の指であると判断するよ
うになっている。
差D0よりも小さいと判定されたときに、検査面611
に押しつけられたものが、生体の指であると判断するよ
うになっている。
また、その他の生体を識別する方法としては、指先の血
管の脈動に基づいて識別する方法、皮膚の電気抵抗に基
づいて識別する方法などが提案されている。
管の脈動に基づいて識別する方法、皮膚の電気抵抗に基
づいて識別する方法などが提案されている。
ところで、上述したように、様々な識別方法が提案され
ているが、複製物による不正行為を排除して、指紋照合
システムを有効に機能させるために、より精度の高い生
体識別装置が求められている。
ているが、複製物による不正行為を排除して、指紋照合
システムを有効に機能させるために、より精度の高い生
体識別装置が求められている。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもので
あり、高い精度で生体を識別するようにした生体識別装
置を提供することを目的としている。
あり、高い精度で生体を識別するようにした生体識別装
置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の生体識別装置の原理プロ・ンク図で
ある。
ある。
請ILLG礪λ肌
第1図(A)において、第1色感知手段111は、導光
板101に圧接された物体102の導光板101との接
触部分からの反射光に基づいて、接触部分の表面の色を
感知する。
板101に圧接された物体102の導光板101との接
触部分からの反射光に基づいて、接触部分の表面の色を
感知する。
第2色感知手段112は、物体102の導光板101と
接触していない部分からの反射光に基づいて、この非接
触部分の表面の色を感知する。
接触していない部分からの反射光に基づいて、この非接
触部分の表面の色を感知する。
識別手段121は、第1色感知手段111によって感知
された色と第2色感知手段112によって感知された色
とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに基づ
いて、物体102が生体であるか否かを識別する。
された色と第2色感知手段112によって感知された色
とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに基づ
いて、物体102が生体であるか否かを識別する。
姪求卯又Ω又所
第1図(B)において、第1検出手段131は、第1色
感知手段111の出力に基づいて、物体102の接触部
分の表面の色の時間変化を検出する。
感知手段111の出力に基づいて、物体102の接触部
分の表面の色の時間変化を検出する。
第2検出手段132は、第2色感知手段112の出力に
基づいて、非接触部分の表面の色の時間変化を検出する
。
基づいて、非接触部分の表面の色の時間変化を検出する
。
全体として、請求項1記載の生体識別装置において、識
別手段121により、第1検出手段131と第2検出手
段132とのそれぞれによって検出された色の時間変化
とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに基づ
いて、物体102が生体であるか否かを識別するように
構成されている。
別手段121により、第1検出手段131と第2検出手
段132とのそれぞれによって検出された色の時間変化
とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに基づ
いて、物体102が生体であるか否かを識別するように
構成されている。
〔作 用]
鑵求頭上■発凱
請求項1の生体識別装置において、導光板101に圧接
された物体102の導光板lotとの接触部分からの反
射光に基づいて、第1色感知手段111により、上述し
た接触部分の表面の色が感知される。また、物体102
の導光板101と接触していない部分からの反射光に基
づいて、第2色感知手段112により、非接触部分の表
面の色が感知される。
された物体102の導光板lotとの接触部分からの反
射光に基づいて、第1色感知手段111により、上述し
た接触部分の表面の色が感知される。また、物体102
の導光板101と接触していない部分からの反射光に基
づいて、第2色感知手段112により、非接触部分の表
面の色が感知される。
ここで、生体の指を導光板101に圧接した場合は、指
に加えられる圧力によって血液が押し退けられるため、
導光板101との接触部分の表面の色は、圧力が加えら
れていない状態における指の表面の色に比べて赤の成分
の少ない色となる。
に加えられる圧力によって血液が押し退けられるため、
導光板101との接触部分の表面の色は、圧力が加えら
れていない状態における指の表面の色に比べて赤の成分
の少ない色となる。
このとき、押し退けられた血液が、導光板101に接触
していない非接触部分(例えば、指の先端部分)に流入
するため、この非接触部分の表面の色は、逆に赤の成分
の多い色となる。
していない非接触部分(例えば、指の先端部分)に流入
するため、この非接触部分の表面の色は、逆に赤の成分
の多い色となる。
従って、識別手段121により、第1色感知手段111
によって感知された色が、圧力が加えられていない状態
における指の表面の色に比べて赤の成分の少ない色とな
っており、かつ、第2色感知手段112によって感知さ
れた色が、逆に赤の成分の多い色となっているときに、
導光板101に圧接された物体102が生体であると判
定すればよい。
によって感知された色が、圧力が加えられていない状態
における指の表面の色に比べて赤の成分の少ない色とな
っており、かつ、第2色感知手段112によって感知さ
れた色が、逆に赤の成分の多い色となっているときに、
導光板101に圧接された物体102が生体であると判
定すればよい。
請求項1の発明にあっては、物体102の接触部分の表
面の色とともに、物体102の非接触部分の表面の色が
感知され、これらの色がそれぞれ所定の条件を満たして
いるときに、物体102が生体であるとされる。
面の色とともに、物体102の非接触部分の表面の色が
感知され、これらの色がそれぞれ所定の条件を満たして
いるときに、物体102が生体であるとされる。
これにより、高い精度で生体を識別することができる。
請濾ILG針λ哩
請求項2の生体識別装置において、第1検出手段131
は、第1色感知手段111の出力に基づいて、物体10
2の接触部分の表面の色の時間変化を検出し、第2検出
手段132は、第2色感知手段112の出力に基づいて
、物体102の非接触部分の表面の色の時間変化を検出
する。
は、第1色感知手段111の出力に基づいて、物体10
2の接触部分の表面の色の時間変化を検出し、第2検出
手段132は、第2色感知手段112の出力に基づいて
、物体102の非接触部分の表面の色の時間変化を検出
する。
ここで、導光板101に生体の指が圧接された場合は、
指に加えられる圧力によって血液が押し退けられること
により、接触部分の表面の色は、時間の経過とともに赤
の成分が減少するように変化する。このときの血液の流
入により、非接触部分の表面の色は、逆に、時間の経過
とともに赤の成分が増加するように変化する。
指に加えられる圧力によって血液が押し退けられること
により、接触部分の表面の色は、時間の経過とともに赤
の成分が減少するように変化する。このときの血液の流
入により、非接触部分の表面の色は、逆に、時間の経過
とともに赤の成分が増加するように変化する。
従って、第1検出手段131により、赤の成分が減少す
るような色の時間変化が検出され、第2検出手段132
により、赤の成分が増加するような色の時間変化が検出
されたときに、識別手段121によって、物体102が
生体であると判定すればよい。
るような色の時間変化が検出され、第2検出手段132
により、赤の成分が増加するような色の時間変化が検出
されたときに、識別手段121によって、物体102が
生体であると判定すればよい。
請求項2の発明にあっては、物体102の接触部分の表
面の色の時間変化とともに、物体102の非接触部分の
表面の色の時間変化が検出され、これらの色の時間変化
がそれぞれ所定の条件を満たしているときに、物体10
2が生体であるとされる。
面の色の時間変化とともに、物体102の非接触部分の
表面の色の時間変化が検出され、これらの色の時間変化
がそれぞれ所定の条件を満たしているときに、物体10
2が生体であるとされる。
これにより、高い精度で生体を識別することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
明する。
第2図は、本発明の第1実施例における生体識別装置を
適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
第4図は、本発明の第2実施例における生体識別装置を
適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
1、 と 1 との
ここで、本発明の実施例と第1図との対応関係を示して
おく。
おく。
導光板101は、導光板201に相当する。
物体102は、物体204に相当する。
第1色感知手段111は、センサ222A、223Aに
相当する。
相当する。
第2色感知手段112は、センサ222..223Bに
相当する。
相当する。
識別手段121は、判定回路230,430に相当する
。
。
第1検出手段131は、遅延回路434aに相当する。
第2検出手段132は、遅延回路434bに相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明の
実施例について説明する。
実施例について説明する。
■=juJJu!l
第2図において、指紋画像入力装置は、指紋の画像を濃
淡画像として読み取る画像読取部210と、この画像読
取部210によって読み取られた画像が生体の指の指紋
の画像であるか否かを識別する生体識別部220とを備
えて構成されている。
淡画像として読み取る画像読取部210と、この画像読
取部210によって読み取られた画像が生体の指の指紋
の画像であるか否かを識別する生体識別部220とを備
えて構成されている。
図において、201はガラスなどで形成された導光板で
あり、例えば、指紋画像入力装置本体の上面などに設け
られた窓に取り付けられている。
あり、例えば、指紋画像入力装置本体の上面などに設け
られた窓に取り付けられている。
この導光板201の周囲に、指の外形に沿うような指ガ
イド202(図において点線で示す)が設けられており
、この指ガイド202に沿って例えば人差し指を挿入す
ることにより、導光板201の上面に指の腹の部分が押
しつけられるようになっている。以下、指ガイド202
に沿って挿入された物体204の表面のうち導光板20
1の表面と接触している部分をA部と称する。
イド202(図において点線で示す)が設けられており
、この指ガイド202に沿って例えば人差し指を挿入す
ることにより、導光板201の上面に指の腹の部分が押
しつけられるようになっている。以下、指ガイド202
に沿って挿入された物体204の表面のうち導光板20
1の表面と接触している部分をA部と称する。
指紋画像入力装置本体の内部には、白色光を放射する発
光素子203が設けられており、上述した導光板201
を介して、指ガイド202によって導かれた物体204
のA部を照明するようになっている。
光素子203が設けられており、上述した導光板201
を介して、指ガイド202によって導かれた物体204
のA部を照明するようになっている。
この物体204のA部からの反射光は、導光板201内
部を伝搬し、レンズ213によってイメージセンサ21
4上に結像されるようになっており、このイメージセン
サ214により、指紋の濃淡画像の読み取りが行なわれ
る。
部を伝搬し、レンズ213によってイメージセンサ21
4上に結像されるようになっており、このイメージセン
サ214により、指紋の濃淡画像の読み取りが行なわれ
る。
指紋照合システムにおいては、このようにして読み取ら
れた指紋の濃淡画像がパターン登録/照合処理部(図示
せず)に入力され、指紋のパターンの特徴の登録処理お
よび照合処理が行なわれるようになっている。
れた指紋の濃淡画像がパターン登録/照合処理部(図示
せず)に入力され、指紋のパターンの特徴の登録処理お
よび照合処理が行なわれるようになっている。
以下、生体識別部220の構成および識別動作について
説明する。
説明する。
上述したA部からの反射光の一部は、導光板201を透
過して指紋画像入力装置内部に導入され、レンズ221
Aによって、2つのセンサ222A。
過して指紋画像入力装置内部に導入され、レンズ221
Aによって、2つのセンサ222A。
223Aの受光面上に集光されるようになっている。
これらのセンサ222A、223Aは、それぞれ異なる
波長領域において高い感度を有するセンサであり、例え
ば、赤色に対応する波長640nm〜770nmの領域
において高い感度を有するセンサをセンサ222Aとし
、緑色に対応する波長500nm〜580nmの領域に
おいて高い感度を有するセンサをセンサ223.とすれ
ばよい。この場合は、センサ222Aにより、上述した
指のA部からの反射光の中に含まれる赤色に対応する波
長領域の光の強度に対応する検出信号S、lAが出力さ
れ、センサ223Aにより、緑色に対応する波長領域の
光の強度に対応する検出信号S GAが出力される。こ
れらのセンサ222..223Aからの検出信号5II
AI SGAは、判定回路230に供給されている。
波長領域において高い感度を有するセンサであり、例え
ば、赤色に対応する波長640nm〜770nmの領域
において高い感度を有するセンサをセンサ222Aとし
、緑色に対応する波長500nm〜580nmの領域に
おいて高い感度を有するセンサをセンサ223.とすれ
ばよい。この場合は、センサ222Aにより、上述した
指のA部からの反射光の中に含まれる赤色に対応する波
長領域の光の強度に対応する検出信号S、lAが出力さ
れ、センサ223Aにより、緑色に対応する波長領域の
光の強度に対応する検出信号S GAが出力される。こ
れらのセンサ222..223Aからの検出信号5II
AI SGAは、判定回路230に供給されている。
また、上述した指ガイド202には、例えば、指ガイド
202に沿って指が挿入されたときに指先がつきあたる
側に窓が設けられている。物体204のこの窓に対向し
ている部分(以下、B部と称する)は、物体204の導
光板201と接触していない非接触部分の一部となって
おり、このB部からの反射光は、この窓を介して入射し
、指ガイド202内部に設けられたミラー224によっ
て折り曲げられ、レンズ221Mによって、2つのセン
サ222B、223Bの受光面上に集光されるようにな
っている。
202に沿って指が挿入されたときに指先がつきあたる
側に窓が設けられている。物体204のこの窓に対向し
ている部分(以下、B部と称する)は、物体204の導
光板201と接触していない非接触部分の一部となって
おり、このB部からの反射光は、この窓を介して入射し
、指ガイド202内部に設けられたミラー224によっ
て折り曲げられ、レンズ221Mによって、2つのセン
サ222B、223Bの受光面上に集光されるようにな
っている。
これら2つのセンサ222B、223mとじては、上述
したセンサ222A、223Aと同様の特性を有するも
のを用いればよい。
したセンサ222A、223Aと同様の特性を有するも
のを用いればよい。
これらのセンサ222m、223.のそれぞれは、入射
光の中の対応する波長領域の光の強度に応じた検出信号
SRB+ SGBを出力して、判定回路230に供給
するようになっている。
光の中の対応する波長領域の光の強度に応じた検出信号
SRB+ SGBを出力して、判定回路230に供給
するようになっている。
ここで、第7図に示したように、指を導光板201に押
しつけた状態(押圧状態)においては、指と導光板20
1との接触部分であるA部は圧迫されるために血液が押
し退けられ、押しつける力がない状態(無圧状態)に比
べて、このA部の色は白に近い色となる。
しつけた状態(押圧状態)においては、指と導光板20
1との接触部分であるA部は圧迫されるために血液が押
し退けられ、押しつける力がない状態(無圧状態)に比
べて、このA部の色は白に近い色となる。
一方、非接触部分である指のB部は、上述したA部から
押し出された血液により、逆に、無圧状態に比べて赤味
の強い色となる。
押し出された血液により、逆に、無圧状態に比べて赤味
の強い色となる。
第3図に、上述したA部およびB部の分光反射率特性を
示す。図において、A部およびB部の無圧状態における
分光反射率特性を実線で示す。また、押圧状態における
A部の押圧状態の分光反射率特性を点線で、B部の分光
反射率特性を一点鎖線で示す。
示す。図において、A部およびB部の無圧状態における
分光反射率特性を実線で示す。また、押圧状態における
A部の押圧状態の分光反射率特性を点線で、B部の分光
反射率特性を一点鎖線で示す。
上述したように、指のA部においては、押圧状態におけ
る分光反射率特性は平坦に(つまり白っぽく)なってお
り、赤色に対応する波長領域(例えば、640nm〜7
70nm)に含まれる波長λ1の反射率と緑色に対応す
る波長領域(例えば、500nm〜580nm)に含ま
れる波長λ。の反射率との差DAIは、無圧状態におけ
る反射率の差り。
る分光反射率特性は平坦に(つまり白っぽく)なってお
り、赤色に対応する波長領域(例えば、640nm〜7
70nm)に含まれる波長λ1の反射率と緑色に対応す
る波長領域(例えば、500nm〜580nm)に含ま
れる波長λ。の反射率との差DAIは、無圧状態におけ
る反射率の差り。
に比べて小さくなっている(第3図参照)。
一方、B部においては、押圧状態における分光反射率特
性の赤色の成分が相対的に高くなり、全体として赤味を
帯びた色となる。このため、波長λ8の反射率と波長λ
、の反射率との差り、は、無圧状態における反射率の差
D0よりも大きくなっている。
性の赤色の成分が相対的に高くなり、全体として赤味を
帯びた色となる。このため、波長λ8の反射率と波長λ
、の反射率との差り、は、無圧状態における反射率の差
D0よりも大きくなっている。
このように、物体204の表面における波長λ8の反射
率と波長λ6の反射率との差の大小によって、この物体
204の表面の色を判別することができる。
率と波長λ6の反射率との差の大小によって、この物体
204の表面の色を判別することができる。
ここで、第2図に示したセンサ222A、223Aのそ
れぞれによって感知される光の強度は、物体204のA
部における波長λ3.λ0の反射率に応じて変化する。
れぞれによって感知される光の強度は、物体204のA
部における波長λ3.λ0の反射率に応じて変化する。
従って、センサ222A。
223Aのそれぞれからの検出信号SRA+ SGA
の大きさは、物体204のA部における上述した波長λ
ア、λ。の反射率の大きさに対応している。
の大きさは、物体204のA部における上述した波長λ
ア、λ。の反射率の大きさに対応している。
従って、判定回路230の減算器231aにより、導入
された検出信号SRAから検出信号SGAを差し引くこ
とにより、物体204のA部における反射率の差DXA
に対応する値を求めることができる。以下、この減算器
231aの出力を反射率の差DMAと称する。
された検出信号SRAから検出信号SGAを差し引くこ
とにより、物体204のA部における反射率の差DXA
に対応する値を求めることができる。以下、この減算器
231aの出力を反射率の差DMAと称する。
同様に、センサ2221,223.のそれぞれから出力
される検出信号S R11S r、sの値は、物体20
4のB部における上述した波長λ8.λ、の反射率の大
きさに対応しており、上述したようにして、減算器23
1bによって、物体204のB部における反射率の差D
X11が求められる。
される検出信号S R11S r、sの値は、物体20
4のB部における上述した波長λ8.λ、の反射率の大
きさに対応しており、上述したようにして、減算器23
1bによって、物体204のB部における反射率の差D
X11が求められる。
このようにして求められたA部およびB部における反射
率の差DMA、 DKIのそれぞれと、無圧状態におけ
る生体の指の分光反射率特性に対応する閾値ThA、T
hlとを比較し、それぞれが上述した条件を満たすとき
に、物体204が生体であると判定すればよい。
率の差DMA、 DKIのそれぞれと、無圧状態におけ
る生体の指の分光反射率特性に対応する閾値ThA、T
hlとを比較し、それぞれが上述した条件を満たすとき
に、物体204が生体であると判定すればよい。
減算器231aの出力は、比較器232aの入力端子の
一方に導入されており、この比較器232aの入力端子
の他方には、上述した閾値ThAが供給されている。こ
の比較器232aは、減算器231aから供給された反
射率の差DXAが閾値ThAよりも小さいときに、識別
信号SD^とじて論理“1パを出力するようになってい
る。
一方に導入されており、この比較器232aの入力端子
の他方には、上述した閾値ThAが供給されている。こ
の比較器232aは、減算器231aから供給された反
射率の差DXAが閾値ThAよりも小さいときに、識別
信号SD^とじて論理“1パを出力するようになってい
る。
また、減算器231bの出力は、比較器232bの入力
端子の一方に導入されており、この比較器232bの入
力端子の他方には、上述した閾値Th、が供給されてい
る。この比較器232bは、減算器231bから供給さ
れた反射率の差I)xsが闇値Th、よりも大きいとき
に、識別信号5LlBとして論理°“1“を出力するよ
うになっている。
端子の一方に導入されており、この比較器232bの入
力端子の他方には、上述した閾値Th、が供給されてい
る。この比較器232bは、減算器231bから供給さ
れた反射率の差I)xsが闇値Th、よりも大きいとき
に、識別信号5LlBとして論理°“1“を出力するよ
うになっている。
このようにして、比較器232a、232bにより、物
体204のA部、B部のそれぞれの色が、それぞれ上述
した条件(即ち、A部が白っぽく、且つ、B部が赤味を
帯びている)を満たしているか否かが判定される。
体204のA部、B部のそれぞれの色が、それぞれ上述
した条件(即ち、A部が白っぽく、且つ、B部が赤味を
帯びている)を満たしているか否かが判定される。
上述した閾値ThA、Th@としては、導光板201に
指を軽く接触させた状態で、センサ222A、223A
あるいはセンサ222++、223sによる測定を数回
行なって得られた減算器231a(あるいは減算器23
1b)の出力の平均値などを用いればよい。
指を軽く接触させた状態で、センサ222A、223A
あるいはセンサ222++、223sによる測定を数回
行なって得られた減算器231a(あるいは減算器23
1b)の出力の平均値などを用いればよい。
これらの比較器231a、231bから出力された識別
信号SDA+ SDIのそれぞれは、アンドゲート2
33の2つの入力端子に供給されている。
信号SDA+ SDIのそれぞれは、アンドゲート2
33の2つの入力端子に供給されている。
従って、このアンドゲート233の出力は、物体204
のA部の色が白っぽい色となっており、かつ、物体20
4のB部の色が赤味を帯びているときに論理“ビとなり
、生体識別信号として、パターン登録/照合処理部に供
給される。
のA部の色が白っぽい色となっており、かつ、物体20
4のB部の色が赤味を帯びているときに論理“ビとなり
、生体識別信号として、パターン登録/照合処理部に供
給される。
パターン登録/照合処理部は、この生体識別信号として
論理“ビが供給されたときに、入力された濃淡画像が生
体の指の指紋に対応する画像であると判断して、パター
ンの登録処理あるいは照合処理を行なうようにすればよ
い。
論理“ビが供給されたときに、入力された濃淡画像が生
体の指の指紋に対応する画像であると判断して、パター
ンの登録処理あるいは照合処理を行なうようにすればよ
い。
上述したようにして、A部に対応するセンサ222A、
223Aのそれぞれの出力とB部に対応A・ するセンサ222B、2238のそれぞれの出力とに基
づいて、判定回路230の減算器231゜比較器232
.アンドゲート233により、物体204のA部および
B部の色が、生体の指と同様に変化しているか否かを判
定することが可能となる。
223Aのそれぞれの出力とB部に対応A・ するセンサ222B、2238のそれぞれの出力とに基
づいて、判定回路230の減算器231゜比較器232
.アンドゲート233により、物体204のA部および
B部の色が、生体の指と同様に変化しているか否かを判
定することが可能となる。
この場合は、物体204のA部が白っぽい色となってお
り、且つ、物体204のB部が赤味を帯びた色となって
いる場合に、この物体204は生体の指であると判断さ
れるので、A部の色によって判定する場合に比べて、よ
り正確に生体を識別することができる。
り、且つ、物体204のB部が赤味を帯びた色となって
いる場合に、この物体204は生体の指であると判断さ
れるので、A部の色によって判定する場合に比べて、よ
り正確に生体を識別することができる。
また、指紋を写し取ってつくられた複製物を導光板20
1に押しつけた場合は、この複製物のA部およびB部の
色が、上述した条件を満たさないので、このような複製
物を生体であると判定することはなく、複製物などを用
いた不正行為を排除することができ、指紋照合システム
を有効に機能させることができる。
1に押しつけた場合は、この複製物のA部およびB部の
色が、上述した条件を満たさないので、このような複製
物を生体であると判定することはなく、複製物などを用
いた不正行為を排除することができ、指紋照合システム
を有効に機能させることができる。
なお、上述したセンサ223A、223mとして、青色
に対応する波長430nm〜500nmの領域において
高い感度を有するセンサを用いてもよい。また、発光素
子203は、白色光源に限らず、センサ222A、22
2fiが高い感度を有する波長領域とセンサ223A、
223Bが高い感度を有する波長領域との光を含む光を
放射するものであればよく、例えば、赤色の光を放射す
るLEDと緑色の光を放射するLEDとを用いるように
してもよい。
に対応する波長430nm〜500nmの領域において
高い感度を有するセンサを用いてもよい。また、発光素
子203は、白色光源に限らず、センサ222A、22
2fiが高い感度を有する波長領域とセンサ223A、
223Bが高い感度を有する波長領域との光を含む光を
放射するものであればよく、例えば、赤色の光を放射す
るLEDと緑色の光を放射するLEDとを用いるように
してもよい。
また、A部およびB部の色を感知する手段として、それ
ぞれ異なる波長領域において高い感度を有するセンサを
用いたが、これに限らず、A部およびB部からの反射光
それぞれを分光した後に、例えば、波長λ8.λ、、(
あるいはλ、)の光の強度をそれぞれ測定するようにし
てもよい。
ぞれ異なる波長領域において高い感度を有するセンサを
用いたが、これに限らず、A部およびB部からの反射光
それぞれを分光した後に、例えば、波長λ8.λ、、(
あるいはλ、)の光の強度をそれぞれ測定するようにし
てもよい。
要は、物体204と導光板201との接触部分であるA
部とその周辺に位置する非接触部分であるB部とについ
て、センサなどの色感知手段によって感知した色に基づ
いて、生体を識別するものであれば適用できる。
部とその周辺に位置する非接触部分であるB部とについ
て、センサなどの色感知手段によって感知した色に基づ
いて、生体を識別するものであれば適用できる。
訓−」しLL!桝
第4図に、押圧状態における指のA部とB部との色の時
間変化に基づいて、生体を識別するようにした生体識別
部420を適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
間変化に基づいて、生体を識別するようにした生体識別
部420を適用した指紋画像入力装置の構成を示す。
図において、第2実施例による生体識別部420の判定
回路430は、第1実施例による生体識別部220の判
定回路230に、減算器231a。
回路430は、第1実施例による生体識別部220の判
定回路230に、減算器231a。
231bのそれぞれの出力を所定の時間τだけ遅れさせ
る遅延回路434a、434bを付加して構成されてい
る。この遅延回路434aの出力は、上述した闇値Th
AO代わりに比較器232aの一方の入力端子に供給さ
れ、遅延回路434bの出力は、闇値T h mの代わ
りに比較器232bの一方の入力端子に供給されている
。
る遅延回路434a、434bを付加して構成されてい
る。この遅延回路434aの出力は、上述した闇値Th
AO代わりに比較器232aの一方の入力端子に供給さ
れ、遅延回路434bの出力は、闇値T h mの代わ
りに比較器232bの一方の入力端子に供給されている
。
ここで、押圧状態においては、継続的に加えられる圧力
によって、指のA部からは更に血液が押し退けられる。
によって、指のA部からは更に血液が押し退けられる。
このため、A部の色は時間の経過とともに次第に白っぽ
い色となり、これに対応して、A部における波長λ2の
反射率と波長λ、の反射率との差DAは、第5図に実線
で示すように、時間の経過とともに減少する。
い色となり、これに対応して、A部における波長λ2の
反射率と波長λ、の反射率との差DAは、第5図に実線
で示すように、時間の経過とともに減少する。
一方、指のB部には、A部から押し退けられた血液が流
入するため、B部の色は時間の経過とともに赤味を増し
、これに対応して、B部における波長λ7の反射率と波
長λ6の反射率との差り。
入するため、B部の色は時間の経過とともに赤味を増し
、これに対応して、B部における波長λ7の反射率と波
長λ6の反射率との差り。
は、第5図に点線で示すように、時間の経過とともに増
大する。
大する。
従って、上述した反射率の差DAに対応する減算器23
1aの出力が、時間の経過とともに減少し、かつ、反射
率の差DIIに対応する減算器23ibの出力が、時間
の経過とともに増加したときに、物体204が生体の指
であると判定するようにすればよい。
1aの出力が、時間の経過とともに減少し、かつ、反射
率の差DIIに対応する減算器23ibの出力が、時間
の経過とともに増加したときに、物体204が生体の指
であると判定するようにすればよい。
ここで、時刻Tにおける反射率の差DXAに対応する減
算器231aの出力が比較器232aに供給されるとき
に、遅延回路434aの出力は、時刻T−τにおける反
射率の差DXAτに対応する値となる。従って、比較器
232aによって、減算器231aの出力と、遅延回路
434aの出力とを比較することにより、時刻Tにおけ
る反射率の差DMAが時刻T−τにおける反射率の差D
XAτよりも小さくなっているか否かを判定することが
できる。
算器231aの出力が比較器232aに供給されるとき
に、遅延回路434aの出力は、時刻T−τにおける反
射率の差DXAτに対応する値となる。従って、比較器
232aによって、減算器231aの出力と、遅延回路
434aの出力とを比較することにより、時刻Tにおけ
る反射率の差DMAが時刻T−τにおける反射率の差D
XAτよりも小さくなっているか否かを判定することが
できる。
同様に、比較器232bによって、時刻Tにおける反射
率の差DXIが時刻T−τにおける反射率の差DXBτ
よりも大きくなっているか否かが判定される。
率の差DXIが時刻T−τにおける反射率の差DXBτ
よりも大きくなっているか否かが判定される。
このようにして、減算器231a、231bの出力と遅
延回路434a、434bの出力とに基づいて、比較器
232a、232bにより、反射率の差DA、Dsの時
間変化を調べることができる。
延回路434a、434bの出力とに基づいて、比較器
232a、232bにより、反射率の差DA、Dsの時
間変化を調べることができる。
上述したように、比較器232aは、減算器231aの
出力が闇値ThAO代わりに入力された遅延回路434
aの出力よりも小さいときに、比較器232aが識別信
号SAとして論理“1”を出力するように構成されてい
る。同様に、比較器232bは、減算器231bの出力
が遅延回路434bの出力よりも大きいときに、比較器
232bが識別信号S8として論理It I IIを出
力するように構成されている。
出力が闇値ThAO代わりに入力された遅延回路434
aの出力よりも小さいときに、比較器232aが識別信
号SAとして論理“1”を出力するように構成されてい
る。同様に、比較器232bは、減算器231bの出力
が遅延回路434bの出力よりも大きいときに、比較器
232bが識別信号S8として論理It I IIを出
力するように構成されている。
従って、アンドゲート233の出力は、時刻Tにおける
反射率の差DXAが時刻T−τにおける反射率の差DX
Aτよりも小さく、かつ、時刻Tにおける反射率の差I
)xsが時刻T−τにおける反射率の差DXRτよりも
大きいときに、論理゛′1″となる。
反射率の差DXAが時刻T−τにおける反射率の差DX
Aτよりも小さく、かつ、時刻Tにおける反射率の差I
)xsが時刻T−τにおける反射率の差DXRτよりも
大きいときに、論理゛′1″となる。
上述したようにして、A部およびB部に対応して設けら
れたセンサ222A、223Aおよびセンサ222+=
、223sの出力に基づいて、A部およびB部の色の時
間変化を調べ、この時間変化に基づいて、物体204が
生体の指であるか否かを判定することが可能となる。
れたセンサ222A、223Aおよびセンサ222+=
、223sの出力に基づいて、A部およびB部の色の時
間変化を調べ、この時間変化に基づいて、物体204が
生体の指であるか否かを判定することが可能となる。
このように、A部とB部との色の時間変化に基づいて生
体であるか否かを判定することによって、より正確に生
体を識別することができ、複製物などを用いた不正行為
を排除して、指紋照合システムを有効に機能させること
ができる。
体であるか否かを判定することによって、より正確に生
体を識別することができ、複製物などを用いた不正行為
を排除して、指紋照合システムを有効に機能させること
ができる。
なお、上述した第2実施例にあっては、A部およびB部
の色の時間変化をセンサ222.の出力とセンサ223
Aの出力の差およびセンサ22211の出力とセンサ2
23.の出力の差の時間変化として検出する場合を考え
たが、これに限らず、物体204と導光板201との接
触部分であるA部と非接触部分であるB部とにおける物
体204の表面の色の時間変化を検出するものであれば
適用できる。
の色の時間変化をセンサ222.の出力とセンサ223
Aの出力の差およびセンサ22211の出力とセンサ2
23.の出力の差の時間変化として検出する場合を考え
たが、これに限らず、物体204と導光板201との接
触部分であるA部と非接触部分であるB部とにおける物
体204の表面の色の時間変化を検出するものであれば
適用できる。
上述したように、請求項1の発明によれば、導光板に圧
接された物体の接触部分の表面の色と非接触部分の表面
の色とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに
基づいて、物体が生体であるか否かが識別されるので、
高い精度で生体を識別することができ、指紋照合システ
ムを有効に機能させることができる。
接された物体の接触部分の表面の色と非接触部分の表面
の色とが、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに
基づいて、物体が生体であるか否かが識別されるので、
高い精度で生体を識別することができ、指紋照合システ
ムを有効に機能させることができる。
また、請求項2の発明によれば、導光板に圧接された物
体の接触部分の表面の色の時間変化と非接触部分の表面
の色の時間変化とが、それぞれ所定の条件を満たしてい
るか否かに基づいて、物体が生体であるか否かが識別さ
れるので、高い精度で生体を識別することができ、指紋
照合システムを有効に機能させることができる。
体の接触部分の表面の色の時間変化と非接触部分の表面
の色の時間変化とが、それぞれ所定の条件を満たしてい
るか否かに基づいて、物体が生体であるか否かが識別さ
れるので、高い精度で生体を識別することができ、指紋
照合システムを有効に機能させることができる。
第1図は本発明の生体識別装置の原理ブロック図、第2
図は本発明の第1実施例による生体識別装置を適用した
指紋画像入力装置の構成図、第3図は指の表面の分光反
射率特性を示す図、第4図は第2実施例による生体識別
装置を適用した指紋画像入力装置の構成図、 第5図は反射率の時間変化を示す図、 第6図は従来の生体識別装置の構成図、第7図は押圧状
態と無圧状態の説明図である。 図において、 101は導光板、 102は物体、 111は第1色感知手段、 112は第2色感知手段、 121は識別手段、 131は第1検出手段、 132は第2検出手段、 201.610は導光板、 202は指ガイド、 203.621は発光素子、 204は物体、 210は画像読取部、 213.221,631,641はレンズ、214.6
32はイメージセンサ、 220.420は生体識別部、 222.223,642はセンサ、 224はミラー、 230.430は判定回路、 231は減算器、 32 33 34 11 50 は比較器、 はアンドゲート、 は遅延回路、 は検査面、 は信号処理部である。 ) 波長λ(n請) 指の表面の分光反射率特性を示す画 策3図 反射率の差の時間変化を示す図 第5図 (A) 本発明 の原理 フ ク 図 第 1ぶI
図は本発明の第1実施例による生体識別装置を適用した
指紋画像入力装置の構成図、第3図は指の表面の分光反
射率特性を示す図、第4図は第2実施例による生体識別
装置を適用した指紋画像入力装置の構成図、 第5図は反射率の時間変化を示す図、 第6図は従来の生体識別装置の構成図、第7図は押圧状
態と無圧状態の説明図である。 図において、 101は導光板、 102は物体、 111は第1色感知手段、 112は第2色感知手段、 121は識別手段、 131は第1検出手段、 132は第2検出手段、 201.610は導光板、 202は指ガイド、 203.621は発光素子、 204は物体、 210は画像読取部、 213.221,631,641はレンズ、214.6
32はイメージセンサ、 220.420は生体識別部、 222.223,642はセンサ、 224はミラー、 230.430は判定回路、 231は減算器、 32 33 34 11 50 は比較器、 はアンドゲート、 は遅延回路、 は検査面、 は信号処理部である。 ) 波長λ(n請) 指の表面の分光反射率特性を示す画 策3図 反射率の差の時間変化を示す図 第5図 (A) 本発明 の原理 フ ク 図 第 1ぶI
Claims (2)
- (1)導光板(101)に圧接された物体(102)の
導光板(101)との接触部分からの反射光に基づいて
、前記接触部分の表面の色を感知する第1色感知手段(
111)と、 前記物体(102)の導光板(101)と接触していな
い部分からの反射光に基づいて、この非接触部分の表面
の色を感知する第2色感知手段(112)と、 前記第1色感知手段(111)によって感知された色と
前記第2色感知手段(112)によって感知された色と
が、それぞれ所定の条件を満たしているか否かに基づい
て、前記物体(102)が生体であるか否かを識別する
識別手段(121)と、 を備えるように構成したことを特徴とする生体識別装置
。 - (2)前記第1色感知手段(111)の出力に基づいて
、前記物体(102)の接触部分の表面の色の時間変化
を検出する第1検出手段(131)と、前記第2色感知
手段(112)の出力に基づいて、前記非接触部分の表
面の色の時間変化を検出する第2検出手段(132)と
、 を備え、前記識別手段(121)により、前記第1検出
手段(131)と前記第2検出手段(132)とのそれ
ぞれによって検出された色の時間変化とが、それぞれ所
定の条件を満たしているか否かに基づいて、前記物体(
102)が生体であるか否かを識別するように構成した
ことを特徴とする請求項1記載の生体識別装置。
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---|---|---|---|
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