JPH10320550A - 照合装置 - Google Patents

照合装置

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JPH10320550A
JPH10320550A JP9124189A JP12418997A JPH10320550A JP H10320550 A JPH10320550 A JP H10320550A JP 9124189 A JP9124189 A JP 9124189A JP 12418997 A JP12418997 A JP 12418997A JP H10320550 A JPH10320550 A JP H10320550A
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JP9124189A
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は照合装置に関して、簡易な構成により
確実に検体を照合する。 【解決手段】検出面に押し当てた検体の接触部分におけ
る画像情報及び押圧情報を読み取る検出部と、画像情報
を読み取つたときの画像情報及び押圧情報に基づいて画
像情報を照合する照合部とを備えることにより、基準画
像情報と同じ押圧力にて読み取つた検体の画像情報を基
準画像情報と照合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図3) (1)第1の実施の形態 (1−1)指紋照合装置の構成 (1−2)実施の形態の動作 (1−3)実施の形態の効果 (1−4)他の実施の形態 (2)第2の実施の形態(図4) (2−1)指紋照合装置の構成 (2−2)実施の形態の動作 (2−3)実施の形態の効果 (2−4)他の実施の形態 (3)他の実施の形態(図5) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は照合装置に関し、例
えば人の指先を撮像して指紋を読み取り、これをもとに
生成される指紋画像を比較基準の指紋画像と照合する照
合装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、個人識別方法として指紋照合によ
るものがあり、予め各人毎の指紋データを登録しておい
て、指紋センサによつて検出した検体の指紋データと登
録データと照合するようになされている。
【0005】図6に示すように、指紋センサ1として
は、例えば直角プリズム内面の全反射を用いたものがあ
る。この指紋センサ1は、発光ダイオード2等の光源か
ら直角プリズム3の所定の反射面の内面3Aに対して全
反射条件を満たすような角度で照射光を照射する。この
とき直角プリズム3の所定の反射面の外面に指紋の検出
対象となる指先(検体)Fを押し当てておき、反射面か
らの反射光L2を結像光学系4を介して撮影手段である
CCD(Charge Coupled Device)5上に結像し、反射光
L2を光電変換することによつて指紋の画像を光電情報
として読み取るようになされている。
【0006】実際、指紋照合する場合は、光電変換によ
つて得られた反射光パターンPRによる光電情報に基づ
いて指紋画像を生成して、この指紋画像を予め登録され
ている比較基準となる指紋画像との間でパターンマツチ
ング等の手法を用いて照合するようになされている。
【0007】この場合、指紋画像の検出は、直角プリズ
ム3の反射面に検体が押し当てらると、その接触部位の
屈折率が非接触部位の空気による屈折率と異なるために
反射面における全反射条件がくずれ、これにより接触部
位に応じた反射光パターンPRを取り出すという検出原
理を用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な指紋画像を用いた指紋照合の場合、例えばゼログラフ
イー等のコピー装置を用いて紙等にコピーした指紋の凹
凸を再現した画像を本物の人の指紋として判定する場合
があるという問題があつた。
【0009】また指紋センサに対して押しつける力によ
つて指紋画像が変形すると、それが指紋データの登録者
本人の指紋であつても登録指紋画像と一致しないと判定
する場合があるという問題もあつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成により確実に検体を照合し得る照合装置
を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、検出面に押し当てた検体の接触部
分における画像情報及び押圧情報を読み取る検出部と、
画像情報を読み取つたときの画像情報及び押圧情報に基
づいて画像情報を照合する照合部とを備えることによ
り、基準画像情報と同じ押圧力にて読み取つた検体の画
像情報を基準画像情報と照合することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)第1の実施の形態 (1−1)指紋照合装置の構成 図1において、10は全体として指紋照合装置を示し、
検体の情報を読み取る検出部11は、光学センサ12及
び圧力センサ13とから構成され、光学センサ12にお
いて検体に対して照射される照射光の反射光を光電変換
素子でなる撮像手段によつて撮像し、当該撮像手段にお
いて光電情報S1に変換して画像処理部14に出力す
る。
【0014】画像処理部14は、検体からの反射光パタ
ーンによる光電情報S1に対して濃淡画像処理及び2値
化処理を施した後、その2値化処理によつて生成した画
像データS3をデータ照合部15に送出する。
【0015】一方で圧力センサ13は、光学センサ12
による光電情報S1の検出時、検体の検出部に対する押
圧力を検出して圧力データS2としてデータ照合部15
に送出する。これによりデータ照合部15は圧力データ
S2と画像データS3とを組データとして受け取ること
ができる。
【0016】データ照合部15は、予め異なる複数の押
圧力によつて比較基準の画像データを読み取つて、当該
画像データ及びそのときの押圧力データの組データを比
較基準の組データとして各検体F毎にデータベース15
A内に登録している。
【0017】データ照合部15は、所定の押圧力によつ
て読み取つた検体Fの指紋の画像データS3を画像処理
部14を介して受け取ると、その画像データS3の組デ
ータの圧力データS2と一致する検体Fの比較基準の組
データの押圧力データを検索する。そしてその押圧力デ
ータの組データの画像データを用いて画像データS3を
照合するようになされている。
【0018】図2に示すように、光学センサ12は線状
の光フアイバーを複数束ねたフアイバー・オプテイツク
・プレート(FOP(Fiber Optic Plate)20を側面側
より所定の角度で斜めに切断した切断面より光学面を形
成し、この光学面を検体Fの検出面20Aとして、当該
検出面20Aの外面上に検体Fを押し当て、さらに検出
面20Aの内面に対して光源である発光ダイオード21
より側面部20Bより全反射条件を満たす入射角にて照
射光L1を照射する。そして検出面20Aの内面からの
反射光L2をFOP20を介して当該FOP20の一方
の端部20Cに接続するCCD22に直接入射させる。
【0019】CCD22は、検体Fの検出面20Aとの
接触部分における反射光L2を受光面に入射し、これを
光電情報S1に光電変換して画像処理部14に出力す
る。
【0020】またFOP20の検出面20Aの表面に例
えばピエゾ型の圧電素子でなる圧力センサ13が検体F
の検出部位を押し当てる位置に対応する4つの所定位置
に配設されている。圧力センサ13は、検体Fを検出部
に押し当てたときの押圧力を歪み電圧に変換して電気信
号の圧力データとしてデータ照合部15に出力する。
【0021】またこのように検出面20A上の4カ所に
圧力センサ13を配設したことにより、各圧力センサ1
3より検出する圧力データS2をもとに各圧力センサ1
3に対して均等に圧力がかかるように検体Fを押圧さ
せ、これにより検体Fを検出面20Aに対して表面情報
の検出に適した最適な接触状態で押し当てることがで
き、かくして指紋の画像データを高い精度で読み取るこ
とができる。
【0022】実際、図3(A)及び(B)に示すよう
に、検体Fを検出面20Aに対して軽く押し当てたとき
の指紋FP1(図3(A))と、検体Fを検出面20A
に対して強く押し当てたときの指紋FP2(図3
(B))とを比較した場合、指紋FP1の隆線(凸部)
の接触領域に比して指紋FP2隆線の接触領域は増え、
この結果指紋FP1及びFP2のそれぞれの反射光パタ
ーンP1及びP2が異なつたものとして読み取られる。
【0023】このように同じ検体Fの指紋を読み取つた
場合でも検出面20Aに対する検体Fの押圧力によつて
得られる画像データが異なつたものになる。
【0024】そこでデータ照合部15においては、1つ
の検体Fに対して複数の異なる押圧力毎にそれぞれ比較
基準の画像データを読み取つて、そのときの押圧力デー
タと画像データとを比較基準の組データとしてデータベ
ース15Aに登録しておく。そして実際に指紋照合する
場合、データ照合部15は、まず検出面20Aに押し当
てる検体Fに関する比較基準の複数の組データをデータ
ベース15Aより読み出して、複数の組データの中から
圧力データS2に一致する押圧力データをもつ組データ
を検索する。そして複数の組データの押圧力データの
内、いずれかの押圧力データが圧力データS2と適合す
ると判定されたとき、その押圧力データをもつ組データ
の比較基準の画像データとそのときの画像データS3と
を照合する。
【0025】これにより検体Fを様々の異なる押圧力に
て検出面20Aに対して接触させ照合する場合、そのと
きの圧力データS2に応じてデータベース15Aより比
較基準の押圧力データを読み出すことによつて押圧力が
同じ条件にて読み取つた画像データ同士を用いて画像デ
ータの照合がなし得る。かくして圧力データS2をもと
に検体Fの指紋形状の変形に応じた確実な画像データの
照合ができる。
【0026】因みにデータ照合部15における指紋画像
の照合方法としては、指紋の隆線の大局的な流れをコー
ド化した方向角データを取り出して、当該方向角データ
をもとに照合する方向コードマツチングや指紋の隆線の
端点や分岐点等の特徴点データを用いる特徴点マツチン
グの手法が用いられる。
【0027】(1−2)実施の形態の動作 以上の構成において、検体FをFOP20の検出面20
A上の所定の位置に押し当て、検出面20Aの内面に対
して発光ダイオード21から全反射条件を満たす入射角
にて照射光L1を照射し、検出面20Aの内面からの反
射光L2をCCD22によつて撮像する。これにより検
出面20A上に押し当てられた検体表面の形状又は模様
等の情報を反射光パターンとしてCCD22によつて読
み取ることができる。
【0028】CCD22は、反射光L2を光電情報S1
に光電変換して画像処理部14に送出する。
【0029】画像処理部14は、光電情報S1をもとに
所定の画像処理を施すことにより、検体Fの反射光パタ
ーンに応じた画像データS3を生成することができる。
【0030】このとき同時に検出部11においては、検
出面20Aの表面に配設した圧力センサ13によつて検
体Fを検出面20Aに押し当てたときの押圧力を圧力デ
ータS2として読み取つてデータ照合部15に送出す
る。
【0031】データ照合部15は、データベース15A
内に登録された検体Fに関する比較基準の組データの中
から圧力データS2に一致する押圧力データをもつもの
を検索する。そしてデータ照合部15は、登録された比
較基準の組データの中から圧力データS2に一致する押
圧力データがあつた場合、その押圧力データの組データ
の比較基準の画像データと読み取られた画像データS3
とを照合する。
【0032】この結果、データ照合部15においては、
検体Fの検出面20Aに対する押圧力を比較基準の画像
データを読み取つたときと同じ所定の押圧力として、そ
のときの画像データS3を比較基準の画像データと照合
することができる。
【0033】従つて検体Fに対する同じ押圧力によるほ
ぼ同じ形状変形を比較基準データに対して再現して照合
をすることによつて、検体Fの形状が変形した場合にお
いても画像データS3を比較基準の画像データとの間で
確度の高い照合がなし得ると共に、防犯の安全性を向上
し得る。
【0034】(1−3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、検出部11における圧力センサ1
3によつて検体Fの検出面20Aに対する押圧力の圧力
データS2を読み取つて、データ照合部15において圧
力データS2に一致する押圧力データにて読み取つた比
較基準の画像データを用いて画像データS3を照合する
ようにしたことにより、検体Fに対して同じ押圧力での
画像データの照合がなし得、これにより押圧力により検
体Fの形状が変形した場合においても変形に応じた画像
データを用いた確度の高い指紋照合がなし得る。
【0035】さらに指紋のコピー画像をもつて照合した
場合は、そのコピー画像の画像データが当該画像データ
を読み取つたときの押圧力でなければ、すなわち圧力デ
ータS2と画像データS3とがともに押圧力データと画
像データに一致しなければデータ照合部15は照合を不
適と判定するので、防犯の安全性を向上し得る。
【0036】(1−4)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、複数の異なつ
た押圧力による画像データをデータベース15Aに比較
基準の組データとして登録しておき、その中の一つの押
圧力条件にて検体Fを照合する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、1つの検体Fに対する複数の異
なる比較基準の組データをもとに、各比較基準の組デー
タそれぞれに対応する異なる押圧力にて複数回、指紋の
画像データを読み取るようにして、各押圧力毎の画像デ
ータS3をそれぞれ比較基準の画像データと照合するよ
うにしても良い。この場合、複数の異なる押圧力によつ
て読み取つた各画像データS3が全て対応する比較基準
の画像データと一致したときにのみ照合が適合であると
するようにすれば、検体Fの押圧力による変形を複数の
異なる押圧力毎に再現した照合がなし得、かくして指紋
照合の確度を一段と向上し得る。
【0037】さらにデータ照合部15において、検体F
の押圧力に応じた画像データの変形の関係が類推できる
ように十分なデータ量の押圧力データ及びそれに対応す
る画像データの組データをデータベース15Aに登録
し、かつその類推方法をプログラムしておくことによつ
て、検体Fの押圧時の圧力データS2と登録されている
押圧力データとが完全に一致しない場合においても圧力
データS2に近い押圧力データから画像データを類推し
て画像照合するようにしても良い。要は検体Fの押圧時
の圧力データS2に基づいて所定の比較基準の押圧力デ
ータを設定し、当該押圧力データに対応する比較基準の
画像データと画像データS3とを照合するようにすれば
良い。
【0038】(2)第2の実施の形態 (2−1)指紋照合装置の構成 図1との対応部分に同一符号を付した図4において、2
5は第2の実施の形態による指紋照合装置を示し、圧力
センサ13より入力される圧力データS2を表示する表
示部26を設けた点を除いて第1の実施の形態の指紋照
合装置10と同様の構成をなす。
【0039】指紋照合装置25は、検体Fが検出部11
の光学センサ12の所定の検出面20Aに接触される
と、圧力センサ13より出力される圧力データS2を読
み取り、その読み取つた圧力データS2の数値データを
表示部26にて表示することによつて被検者に知らせ
る。
【0040】指紋照合装置25においては、照合の際の
比較基準となるデータを登録するとき、まず検体Fの検
出面20Aに対して押し当てられた押圧力を圧力センサ
13により読み取つて表示部26にて表示して登録者に
知らせると共に、そのときの画像データ及び押圧力デー
タを検体Fに関する所定の比較基準の組データとしてデ
ータベース15Aに登録する。
【0041】ここでデータ照合部15において指紋照合
する場合、まず表示部26にて検体Fの検出面20Aに
対する押圧力を表示する。これに応じて被検者は、表示
部26に表示される数値データを参照しながら、比較基
準データの登録者のみが知る登録時の所定の押圧力にな
つたとき、データ照合部15の所定の入力スイツチ(図
示せず)を押す。これに応じてデータ照合部15は、入
力スイツチを押したときの検体Fの画像データS3を光
学センサ12を介して読み取つて検体Fに対する比較基
準の画像データと照合する。
【0042】この結果、データの登録者は検出面20A
に対して検体Fを比較基準の画像データを読み取つたと
きの所定の押圧力と同じ押圧力にて押し当てることがで
き、これにより比較基準の画像データと同じ押圧力によ
る画像データS3を用いて照合することができる。かく
して検体Fの検出面20Aに対する押圧力に応じた画像
データを用いた照合ができる。
【0043】因みにこのとき比較基準の画像データの所
定の押圧力の数値データは、登録者のみが知るようにし
ておく。また表示部26に表示する圧力データS2の数
値データについては、任意の単位を設定して良い。
【0044】これにより登録者が比較基準の画像データ
を登録したときの所定の押圧力の実データが他に知られ
ていなければ、例えばコピーにより登録者の検体Fの指
紋の画像データを複製してもそのコピーした画像データ
が所定の押圧力によるものでかつ、照合時に所定の押圧
力によつて押圧したものでなければデータ照合部15に
おいて比較データが適合であるという照合結果を得るこ
とはできない。これにより指紋のコピーを用いた照合の
一致を未然に防止し得、かくして防犯に対する安全性を
向上し得る。
【0045】(2−2)実施の形態の動作 以上の構成において、第1の実施の形態と同様にして検
出面20A上の所定の位置に押し当てた検体Fの反射光
L2をCCD22によつて受光し、その反射光L2によ
る表面形状の情報を光電情報S1に光電変換して画像処
理部14に送出することによつて、指紋の画像データS
3を生成する。
【0046】このとき同時に検出部11においては、検
出面20Aの表面に配設した圧力センサ13によつて検
体Fを検出面20Aに押し当てたときの押圧力を圧力デ
ータS2として読み取つてデータ照合部15に送出す
る。
【0047】そしてデータ照合部15は、圧力データS
2をもとにその数値データを表示部26を通じて被検者
に知らせる。これにより被検者は表示部26にて表示さ
れる圧力データS2の数値データより、検体Fの検出面
20Aに対する押圧力がデータの登録者のみが知る所定
の押圧力になつたか否かを判別し得る。そして被検者A
が、表示部26にて表示される押圧力が所定の押圧力に
なつたとき入力スイツチを押すと、データ照合部15に
おいて、このとき光学センサ12によつて読み取られる
画像データS3を用いて比較基準の画像データとの間で
指紋照合が実行される。
【0048】(2−3)実施の形態の効果 従つて以上の構成によれば、データ照合部15におい
て、検体Fの検出面20Aに対する押圧力を比較基準の
画像データを読み取つたときと同じ所定の押圧力に設定
して画像データを照合することができる。
【0049】従つて同じ押圧力によるほぼ同じ検体Fの
変形を再現することによつて、画像データS3と比較基
準の画像データとの間で確度の高い照合がなし得ると共
に、防犯の安全性を向上し得る。
【0050】さらに入力スイツチを押すときの押圧力を
データの登録者のみが知るようにして、押圧力が比較基
準の画像データを登録したときのものと異なつた場合に
は照合が不適であるとすることによつて照合の際の防犯
の安全性を一層向上し得る。
【0051】(2−4)他の実施の形態 なお上述の第2の実施の形態においては、検体Fの検出
面20Aに対する押圧力による圧力データS2を表示部
18において数値データによつて表示した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、発光ダイオード等に
よつて段階表示するようにしても良く、またブザ等の音
声によつて知らせるようにしても良い。
【0052】さらにデータベース15Aに登録する組デ
ータの押圧力データを予め所定の押圧力に設定し、デー
タ照合部15において、読み取つた検体Fの圧力データ
S2が所定の押圧力と同じか、小さいか又は大きいかを
判定して、その判定結果を表示部26を通じて表示する
ことによつて、検体Fの押圧力が所定の押圧力になるよ
うに被検者による検体Fの押し当て加減を指示誘導する
ようにしても良い。これにより比較基準の画像データを
読み取つたときと同じ画像照合に適した所定の押圧力に
より指紋の画像データS3を読み取るようにすることが
でき、かくして被検者本人の指紋を読み取り損なうのを
未然に防止し得る。
【0053】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、検体Fの検出面20
Aに対する押圧力を圧電素子によつて測定した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図5に示
すように、撮像手段(図示せず)上に透明なシリコンゴ
ム等によつて形成したガイド31を設け、当該ガイド3
1の凹部31Aの右側領域及び左側領域に歪みゲージ3
2を配設し、検体Fの表面歪に生じる圧力歪みをそれぞ
れ検出して、この圧力歪みを画像データとの組データと
して用いるようにしても良い。
【0054】これによりガイド31において検出する検
体Fの画像データを圧力歪みに応じて判別し得、検体F
を検出面に対して押し当てたときに生じる指紋形状の圧
力歪みによる変形に対応した指紋照合ができる。
【0055】この場合、歪みゲージ32を凹部31Aの
右側領域及び左側領域に配設することにより、検体Fを
検出部に対して押し当てるときの右側領域又は左側領域
への押し当て方向の偏りを歪みゲージ32により検出し
て、偏りに応じて押し当てる方向が適正なものであるか
否かを判定して押し当て方向の偏りを修正するようにし
ても良い。
【0056】また予め予測される押し当て方向の偏りに
応じた画像データをデータベース15Aに登録しておく
ことによつて、データベース15Aに格納された画像デ
ータをもとに検体Fを検出面20Aに対して押し当てる
方向に依存しない画像データ照合を実現することもでき
る。
【0057】さらに例えば形状記憶材料によつて検体F
の凹凸形状を記憶させておいて、その凹凸形状の各部に
ついて圧力データをとり画像データとの組データとして
用いるようにすれば、より一層確度の高い照合ができ
る。
【0058】また上述の実施の形態においては、光学セ
ンサ12において検体Fの検出面20AをFOP12の
端面に設けた場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、FOP20の代わりに光学プリズムを用いて光学
プリズムの所定の反射面を検出面として用いても良く、
さらに検出面上に押し当てられた検体Fの画像をCCD
等の固体撮像素子によつて直接読み取るようにしても良
い。これにより上述の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0059】また上述の実施の形態においては、指紋形
状を光学的に検出する光学センサ12の光源に発光ダイ
オードを用いた場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば半導体レーザ装置等の光源を用いても良
い。
【0060】また上述の実施の形態においては、反射光
を光電変換素子によつて光電情報、すなわち電気信号に
変換して指紋画像を作成した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、光情報である反射光パターンをカ
メラ等によつて撮像した画像をそのまま写真画像情報と
して取り込み、この写真画像情報をもとに画像照合する
ようにしても上述の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0061】さらに上述の実施の形態においては、指紋
検出装置による検出対象として人の指先Fの指紋FPと
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、手
指の指紋以外にも手のひらの掌紋や足指の指紋等でも良
く、さらに牛の鼻紋等、人の識別以外にも検出面に押し
当てたときに読み取られる画像が変化するものに対して
適用し得る。
【0062】さらに情報を読み取る対象は人や動物の指
紋に限らず、検出面に対する押圧力に応じて読み取る画
像データが変化するものであれば良く、例えば印鑑等の
照合にも適用し得る。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、検出面に
押し当てた検体の接触部分における画像情報及び押圧情
報を同時に読み取り、画像情報を読み取つたときの画像
情報及び押圧情報に基づいて画像情報を照合することに
より、基準画像情報と同じ押圧力にて読み取つた検体の
画像情報を基準画像情報と照合することができ、かくし
て押圧による検体の変形にかかわらず確実に検体を照合
することができる照合装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による指紋照合装置
の構成を示す略線的ブロツク図である。
【図2】検出部の構成を示す略線図である。
【図3】押圧力の違いによる反射光パターンの変化の説
明に供する略線図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による指紋照合装置
の構成を示す略線的ブロツク図である。
【図5】歪みゲージを設けた検出部を示す略線図であ
る。
【図6】従来の指紋検出の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10、25……指紋照合装置、11……検出部、12…
…光学センサ、13……圧力センサ、14……画像処理
部、15……データ照合部、15A……データベース、
20……FOP、20A……検出面、2、21……発光
ダイオード、5、22……CCD、26……表示部、F
……検体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出面に押し当てた検体の接触部分におけ
    る画像情報及び押圧情報を読み取る検出部と、 上記画像情報を読み取つたときの上記画像情報及び上記
    押圧情報に基づいて上記画像情報を照合する照合部とを
    具えることを特徴とする照合装置。
  2. 【請求項2】上記照合部は、 上記検体に対して異なる複数の基準押圧情報及び当該各
    基準押圧情報に応じた複数の基準画像情報をそれぞれ組
    情報として記憶する記憶手段を有し、上記記憶手段より
    読み出した上記各基準押圧情報のいずれか1つに上記検
    体の上記押圧情報が適合したとき、当該押圧情報に対応
    する上記基準押圧情報の上記組情報である上記基準画像
    情報と上記画像情報を照合することを特徴とする請求項
    1に記載の照合装置。
  3. 【請求項3】上記照合部は、 上記検体に対して基準押圧情報及び当該各基準押圧情報
    に応じた基準画像情報を組情報として記憶する記憶手段
    と、 上記押圧情報を表示する表示手段とを具え、 上記表示部による上記押圧情報の表示に応じて上記押圧
    情報を上記記憶手段より読み出した上記基準押圧情報に
    設定し、上記押圧情報を読み取つたときの上記画像情報
    を上記基準押圧情報の上記組情報である上記基準画像情
    報と照合することを特徴とする請求項1に記載の照合装
    置。
  4. 【請求項4】上記照合部は、 上記表示部にて上記押圧情報を表示すると共に、当該押
    圧情報が所定の上記基準押圧情報と同じ押圧力を示すよ
    うに指示誘導することを特徴とする請求項3に記載の照
    合装置。
  5. 【請求項5】上記検出部は、 上記検体の上記検出面に対する押圧力を検出する圧力セ
    ンサを上記検出面上において上記接触部分に応じて複数
    配設することを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
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