JPH03188020A - 直腸投与製剤 - Google Patents

直腸投与製剤

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JPH03188020A
JPH03188020A JP32653589A JP32653589A JPH03188020A JP H03188020 A JPH03188020 A JP H03188020A JP 32653589 A JP32653589 A JP 32653589A JP 32653589 A JP32653589 A JP 32653589A JP H03188020 A JPH03188020 A JP H03188020A
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JP
Japan
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acid
water
solvent
vpa
organic acid
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Pending
Application number
JP32653589A
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English (en)
Inventor
Toshihito Takatori
敏仁 鷹取
Koji Tan
丹 孝司
Kenji Kojima
児島 健次
Terukazu Tanaka
田中 照和
Hirokazu Makita
牧田 浩和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬品の分野において有用なパルプロ酸ナトリ
ウム(以下、VPA−Naという)の直腸投与製剤に関
する。
従来技術と解決課題 VPA−Naは臨床上もっとも頻用されている抗てんか
ん剤であり、一般に経口投与される。VPA−Naの経
口投与が困難なとき、半割の形で経腸投与することが、
最近になって試みられている[ Neurol Med
 Chir (Tokyo) 28473 (+988
>]。
VPA−Naの直腸投与製剤について種々検討していた
ところ、VPA−Naが直腸粘膜に障害を与えるとの新
しい知見を得た。ちなみに、VPA−Naをレフタルカ
プセルに充填したものをウサギの直腸に挿入(投与)し
たとき直腸粘膜に壊死をともなう強度の紅斑や浮腫が観
察された。
課題の解決手段 そこで本発明者らは更に検討し、特定の製剤化成分を配
合することによりVPA−Naによる直腸粘膜の障害が
箸しく軽減されることを見い出し、本発明を完成した。
発明の構成 本発明は、少なくとも下記の3成分を配合してなる直腸
投与製剤を提供する: ■ VPA−Na1 ■ 有機酸、ならびに ■ VPA−Naおよび誤作mriiの双方を溶解する
溶媒。
ここにおける有機酸としては乳ffi、 クエンW1゜
酒石酸、フマル酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸お
よび酢酸の如き水溶性のものが挙げられ、乳酸、クエン
酸および酒石酸、特に乳酸が好ましく用いられる。なお
、前述の文献にはV P A −Na坐半割酢酸を配合
することが2己αされているが、本発明でいう溶媒につ
いては何らの開示もない。
後述の比較例に示すように有機酸が配合されていても溶
媒が配合されていないとき、+1!腸粘膜の4害は軽減
されない。
VPA−Naと有り!l酸の双方を溶解する溶媒として
は、まず、水が挙げられ、エタノール、プロピレノグリ
コール、グリセリンの如き親水性溶媒と水との混合溶媒
も使用し得る。
aI!酸の配合量はVPA−Naの使用量や有機酸の種
類によって変わるが、1モルのV P A −Naに対
して0.1〜1.5モル、好ましくは0.2〜1.2モ
ル、特に好ましくは0.3〜1モルの範囲から選択され
る。また、溶媒としての水の配合量は最終製剤の網形に
よって変化するが、最終製剤の0.3重ffi%(以下
、単に%という)以上の範囲から選択される。
本発明のMB投与製剤は前記3成分の混合物をそのまま
投与してもよいが、他の製剤化成分とともに半割、軟膏
ないしけ液伏の網形に仕上げるのがよい。
串刺は熔融した基剤と前記3成分を混合し、ひきつづき
常法に従って半割用成形器への流し込み、冷却・固化な
どの工程を実施することにより製造できる。@記3成分
の添加順序に特に配戊する必要はない。例えば、3成分
の内の1〜2成分を基剤と混合し、残りの2〜1成分を
後から加えてもよい。最終製剤が串刺であるとき、溶媒
たる水は串刺の0.3〜5%、好ましくは0.5〜4%
、特に好ましくは1〜2%が配合される。水を7%以上
配合するときは、串刺の成形性が悪くなる。基剤として
は油脂性基剤、水溶性基剤または乳化性基剤のいずれで
もよいが、油脂性基剤が好ましく用いられる。油脂性基
剤としては高級脂肪酸トリグリセリド−同モノグリセリ
ドの混合物(各種のウィテプゾール:ヒュルツ社)や高
級脂肪酸トリグリセリド、カカオ脂、トウモミフシ油、
流動パラフィン、ワセリンなどが挙げられ、これらは単
独または混合物の形で配合される。水溶性基剤としては
ポリエチレ/グリコール(各種のカーボワックス゛ダウ
ケミカル社)やプロピレングリコール。
グリセリン、ゼラチンなどが挙げられる。また、乳化性
基剤としてはポリオキシ(40)ステアレトにブフール
MYS−40:日光ケミカルズ囲)が挙げられる。半割
中には、本発明の3成分ならびに基剤のほかにレシチン
の如き乳化剤、ポリソルベート61(レオドールTW−
3106:花玉石@@)の如き界面活性剤、カプリン酸
ナトリウムの如き吸収促進剤などが適宜、配合される。
また、本発明の3成分に必要に応じて軟膏基剤、カルボ
キシメチルセルロースやカルボキシビニルポリマー(カ
ーボボール:グフドリブチ社)の如き増粘剤などを更に
配合し、軟膏剤や液状剤に仕上げることができる。最終
製剤が軟膏剤や液状剤のとき、溶媒たる水は最終製剤の
0.3%以−L、好ましくは3〜10%、特に好ましく
は5%前後が配合される。このような軟膏剤や液状剤は
レフタルカプセルの@(シェル)や浣騙用容器などに充
填のうえ直腸に挿入されたり、あるいは注射筒のような
器具を用いて直陽に注入される。
具体例 次に実施例ならびに参考例および比較例をあげて本発明
を更に詳細に説明する。
実施例 I この実施例は乳酸配合串刺に関するものである。
300 m gのVI’A−Naに含水率が10%の乳
酸125 m gを加え、さらに約50℃で融解した3
0m gのポリンルベ−) 61.625 m gのウ
ィテプゾル11−15および同E−85の120 m 
gを加え十分に撹拌する。これを半割用成形器に注入し
、冷却・固化させ串刺とする。
実施例 2 この実施例は乳酸配合小割に関するものであり、実施例
1とは用いる基剤を異にする。
300 m gのVPA−Naに含水率が10%の乳酸
125 m gを加え、さらに約40℃で融解した30
mgのポリソルベート61、ウィテプゾール5−55の
f125 m gおよび同E−85の120 m gを
加え十分に撹拌する。これを半割用成形器に注入し、冷
却・固化させ串刺とする。
実施例 3 この実施例は乳酸配合小割に関するものであり、実施例
1および2きは用いる基剤を異にする。
300 m gのVPA−Naに含水率が10%の乳酸
125 m gを加え、さらに約60℃で融解したポリ
エチレングリコール基剤を775 m gを加え十分に
撹拌する。これを半割用成形器に注入し、冷却・固化さ
せ串刺とする。
実施例 4 この実施例はクエン加配合半割に関するものである。
300 m gのVPA−Naに1113 m gのク
エン酸と12m gの精製水を加え、さらに約50℃で
融解した30m gのポリソルベート61および742
 m gのウィテプゾール5−55を加え十分に撹拌す
る。
これを半割用成形器に注入し、冷却・固化させ串刺とす
る。
実施例 5 この実施例は酒石酸配合串刺に関するものである。
300 m gのVPA−Naに130 m gの酒石
酸と14m gの精製水を加え、さらに約50℃で融解
した30m gのポリソルベート61および720 m
 gのウィテプゾール5−55を加え十分に撹拌する。
これを半割用成形器に注入し、冷却・固化させ串刺とす
る。
実施例 に の実施例はフマル加配合半割に関するものである。
300 m gのVI’A−Naに105 m gの7
−1haとIlm gの精製水を加え、さらに約50℃
で融解した30m gのポリソルベート61および75
4 m gのウィテプゾール5−55を加え十分に撹拌
する。
これを半割用成形器に注入し、冷却・固化させ串刺とす
る。
実施例 7 この実施例はコハク加配合半割に関するものである。
300 m gのVPA−Naに107 m gのコハ
ク酸とIlm Hの精製水を加え、さらに約50℃で融
解した30m gのポリソルベート61および752 
m gのウィテブゾール5−55を加え十分に撹拌する
これを半割用成形器に注入し、冷却・固化させ串刺とす
る。
実施例 8 この実施例は液吠剤に関するものである。
300 m gのVPA−Naに含水率が10%の乳酸
125 Bおよび精製水47.51gを加え、さらに7
27.5■gのポリプロピレングリコールを加え十分に
撹拌する。これを専用の容器に充kA して液杖剤とす
る。
参考例 A この参考例は有機酸ならびに溶媒を含まない串刺に関す
るものである。
3001E (D V P A −N aに約40℃で
融解した900mgのウィテプゾールI(−15を加え
十分に撹拌する。これを半割用成形器に注メし、冷却・
固化させ串刺とする。
参考例 B この参考例は有機酸ならびに溶媒を含まない串刺に関す
るものであり、参考例Aの場合とは基剤を異にする。
300 mg (D V P A −N aに約45℃
で融解した900mgのウィテプゾール5−55を加え
十分に撹拌する。これを半割用成形器に注入し、冷却・
固化させ串刺とする。
参考例 に の参考例は打v1酸を含むが溶媒を含まない小割に関す
るものである。
300 m gのVPA−NaにII[3m g 17
)クエン酸を加え、さらに約45℃で融解した784 
m l?のウィテブゾ〜ルH−15を加え十分に撹拌す
る。これを半割用成形器に注入し、冷却・固化させ小割
とする。
1#考例 D この参考例は「機酸を含むが溶媒を含まない小割に関す
るものであり、参考例Cの場合とは基剤を異にする。
300 m gのVPA−NaとII[i m gのク
エン酸の混合物に約50℃で融解した784 m gの
ウィテプゾール5−55を加え十分に撹拌する。これを
半割用成形器に注入し、冷却・固化させ半割表する。
参考例 E この参考例は溶媒を含むが有機酸を含まない小割に関す
るものである。
300 m gのVPA−Naに38m g ”精製水
を加え、これに約45℃で融解した30m gのポリノ
ルベート61および852 m gのウィテプゾール目
−15を加え十分に撹拌する。これを半割用成形器に、
1ミ入し、冷却・固化させ小割とする。
参考例 F この参考例は溶媒を含むが有機酸を含まない小割に関す
るものであり、参考例Eの場合とは基剤を異にする。
300 m gのVPA−Naに18m gの精製水を
加え、これに約↓5℃で融解した30m gのポリノル
ベート61および約50℃で熔融した852 m gの
ウィテプゾール5−55を加え十分に撹拌する。これを
半割用成形器に注入し、冷却・固化させ小割とする。
比較例 24時間絶食したニューシーラント・ホワイト種雄性家
兎(平均体重的2kg)の直腸に各実施例ならびに各参
考例で製造した製剤またはVPA −Naの原末300
 m gを含有するレフタルカプセルを挿入(投与)す
る。24時間後、ベンドパルビタル麻酔下、放血致死さ
せ、直腸を摘出し1粘膜表面の状儂を観察し、直腸粘膜
の咬害の程度をスコア化し、次の結果を得た。
(以下、余日) 前人に示すように、VPA−Na原原末含有ツクタルカ
プセルスコアは4であり、極めて強い障害を与える。V
PA−Naは製剤化(参考例A〜F)することにより原
末(レフタルカプセル)よりもスコアは低下するが、そ
れでも障害の程度は強い。
一方、本発明の直腸投与製剤(実施例1〜8)のスコア
は2以下であり、特に仔機酸として乳酸を配合したとき
の障害の程度は微弱である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]少なくとも下記の3成分を配合してなる直腸投与
    製剤: (1)バルプロ酸ナトリウム、 (2)有機酸、ならびに (3)バルプロ酸ナトリウムおよび該有機酸の双方を溶
    解する溶媒。 [2]有機酸が水溶性有機酸である請求項1記載の直腸
    投与製剤。 [3]有機酸が乳酸である請求項1または2記載の直腸
    投与製剤。 [4]溶媒が水である請求項1記載の直腸投与製剤。 [5]1モルのバルプロ酸ナトリウムに対して0.1〜
    1.5モルの割合の有機酸および最終製剤の0.3重量
    %以上の溶媒たる水を配合してなる請求項1記載の直腸
    投与製剤。 [6]直腸投与製剤が坐剤である請求項1〜5の内のい
    ずれか一項記載の直腸投与製剤。
JP32653589A 1989-12-15 1989-12-15 直腸投与製剤 Pending JPH03188020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994027587A3 (en) * 1993-05-28 1995-02-02 Alza Corp Sustained antiepileptic therapy
WO2001039747A3 (de) * 1999-12-02 2002-05-16 Gerot Pharmazeutika Natriumvalproat-granulat mit verringerter hygroskopizität

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WO1994027587A3 (en) * 1993-05-28 1995-02-02 Alza Corp Sustained antiepileptic therapy
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