JPH03187701A

JPH03187701A - 木工機械などのテーブル装置

Info

Publication number: JPH03187701A
Application number: JP32798989A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Tanaka; 武田中
Original assignee: Shinko Electric Industries Co Ltd; Sinko Industries Ltd
Current assignee: Shinko Electric Industries Co Ltd; Sinko Industries Ltd
Priority date: 1989-12-18
Filing date: 1989-12-18
Publication date: 1991-08-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、どのような形状の板状ワークにも対応して
、これを的確に取付固定することができる木工機械など
のテーブル装置に関するものである。

（従来の技術）バキューム手段を利用してテーブル上へ板状ワークを取
付固定する装置が、本出願人の提案（実開昭６０−１４
２９０４号）によって公知である。

この考案の構成を図面第４図、第５図を参照して説明す
る。

吸着テーブル６′の上面側に適宜のパツキン部材９′お
よび固定手段１０′を介して加工物ｍ′を載置固定する
ための取付板１１′を配設する。この取付板１１′は反
り、歪みが無く充分な厚さを有する合板、合成樹脂板か
らなる。

第５図に示すように取付板１１′の表面部には加工材ｍ
′の外形線に適合する凹溝条１２′をループ状に形成す
る。上記の凹溝条１２’は切削ビットによって削成され
るもので、加工材ｍ′の大きさによっては取付板１１′
に複数組設けることができる。

上記凹溝条１２′内には玉縁ａ′を該凹溝条１２′から
適宜寸法突出させた無端状の柔軟性パツキン材Ａ′を装
着するもので、このパツキン材Ａ′は前記上縁ａ′が加
工材ｍ′の下面に当接し、下縁ｂ′が凹溝条１２′の底
面に当接する開放状の屈曲断面を有している。

上記パツキン材は断面円形、または角形のものであって
もよいが、一実施例のものの方が優れた密着性を具備す
る。１３′は前記パツキン材Ａ′に囲繞される取付板１
１′の内部と吸着テーブル６′のサクション孔７′を連
通ずる通孔である。

（発明が解決しようとする課題）上記のように従来のテーブル装置は、加工されるワーク
の外形形状に適合して凹溝条１２′さらには通孔１３′
を機械加工したものであり、ワークの吸着固定の点では
これを適確に行うことができるものである。

しかしながら、上記のテーブル装置においては異なった
形状のワークには全く適応することができないため、ワ
ーク毎にテーブルを製作さらには交換する必要を生じ、
多品種少量生産には適してしない、また、各種テーブル
をストックしおがなければならないので広い場所が要り
、保管にも手間が掛かるという問題点がある。

この発明は、上記した従来技術の問題点に着目してなさ
れたもので、どのような外形形状のワークにも対応する
ことができて、しがちテーブル交換などを要しない便利
なテーブル装置を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するために、この発明に係る木工機械
などのテーブル装置は次のように構成したものである。

すなわち、この発明の要旨は、上面に吸引口を開口した
テーブル板にワークを載せ、上記吸引口に負圧を作用す
ることによりワークの取付固定を行うようにしたテーブ
ル装置において、上記テーブル板の上面側に多数の溝条
を穿設しかつこれら溝条を平面上において交差するよう
にして、テーブル面を多数の単位テーブル面域に区画す
ると共に、上記単位テーブル面域内に前記吸引口を開口
して、この吸引口に着脱自在に栓部材を設け、また、上
記溝条には任意の単位テーブル面域の外周を囲繞する可
撓性のパツキン部材を嵌合したことにある。

（作　用）ワークの外形形状さらには取付位置に応じて、区画され
た単位テーブル面域の位置、数量を選択し設定する。そ
して、この設定領域内に存在する吸引口を開口し、領域
外の吸引口を栓部材によって閉塞する。

また、上記の設定領域の外周の溝条にパツキン部材を嵌
合し、吸引力の及ぶ範囲を区分する。

このようにした後に、上記設定領域をカバーするように
してテーブル面上にワークを置き、吸引口に負圧を作用
する。栓部材、パツキン部材はテーブル内への余計な外
気の流入を阻止し、負圧を効果的にワークのみへ作用す
るので、ワークはテーブル面に強固に取付固定される。

（実施例）以下、この発明に係るを一実施例について具体的に説明
する。

第１図は本発明のテーブル装置を備えた木工機械の側面
図で、１はフレーム　２はフレーム１の上面部に配設し
た前後方向のガイドレール　３は軸受４．４を介して上
記のガイドレール２．２に移動自在に係合したたテーブ
ル本体　上記のテーブル本体３は上方が開口した中空の
箱状に構成するもので、開口上方にテーブル板５を敷設
する。

６はボールネジ式の送り機構７を介してテーブル本体３
に連係したＸ軸サーボモータ　８は両側コラム９によっ
てフレーム１を跨ぐように配設した上部フレーム　ｌ０
１ＩＯは上部フレーム８の前面に配設した左右方向のガ
イドレール　１１はガイドレール１０．１０に移動自在
に係合した移動ベース上記移動ベース１１にはボールネ
ジ式の送り機楕１２を介してＹ軸サーボモータ１３が連
結される。

１４は移動ベース１１の前面部にして垂直方向に配設し
たガイドレール　１５はガイドレール１４に移動自在に
係合した昇降ベース　この昇降ベース１５にはボールネ
ジ式の送り機構１６を介してＺ軸サーボモータ１７が連
結される。

上記の昇降ベース１５は左右方向に延びて構成されてお
り、前面部に多数の主軸ヘッド１８・・・を搭載する。

　主軸ヘッド１８はモータ部と下向きのスピンドル１９
を有するもので、このスピンドル１９の先端に加工刃物
Ｔを取り付ける。

次に第２図、第３図において、ａ・・・はテーブル板５
の上面側に平面視縦方向および横方向に削成した多数条
の溝条　この溝条ａは第３図に明示するように開口部よ
り底部の幅が広い○状の断面を有している。また、テー
ブル板５の上面は上記の縦横に交差する溝条ａ・・・に
よって多数の単位テーブル面域Ａ・・・に区画される。

２０は単位テーブル面域Ａの中央部にテーブル本体３に
連通ずるように設けた吸引口　２１は吸引口２０におけ
るめねじ部　２２は上記めねじ部２１に螺合した吸引口
２０の栓部材　この栓部材２２は頭部をテーブル板５内
に没入して形成するが、必要に応じてテーブル面上に突
出して設け、これをワークＷの位置決め用として用いる
こともできる。

２３は前記溝条ａ・・・に嵌合した断面円形のパツキン
部材で、ワークＷの大きさに適合した単位テーブル面域
Ａ・・・（図においては複数）の外周を無端状に囲繞す
る。このパツキン部材２３はスポンジバンド、ラバーバ
ンドなどの可撓性材料で構成し、テーブル面上方から溝
条ａ内に嵌装することができるようにしてあり、嵌合状
態において第３図のように上端部をテーブル面より僅か
に突出させる。

２４はテーブル本体３内と機外のバキューム手段（図示
省略）とを連通させたホースである。

本発明に係るテーブル装置の構成は上記の通りであるの
で、テーブル板５に対して取付固定するワークＷの大き
さ、位置が決定したならば、まずこのワークＷの外周縁
に適合する部分の溝条ａ・・・にパツキン部材２３を嵌
合する。上記の溝条ａ・・・は間隔的に設けられていて
、ワークＷの外周縁に必ずしも正確に一致しないが、可
及的に外周に近い内側部分に配設する。

また、上記のパツキン部材２３は、その一端と他端とに
隙間がないように連結し、ワーク対応面である単位テー
ブル面域Ａ・・・を囲繞する。

次に上記のパツキン部材２３で囲繞された領域内の栓部
材２２を取り外して吸気口２０を開放する。また、上記
領域外の吸気口２０には栓部材２２が施されていること
を確認する。

そして、この後に上記の特定領域のテーブル上に板状ワ
ークＷを供給し、図示しないバキューム手段を作動して
吸気口２０・・・に負圧を作用する。

パツキン部材２３はテーブル面から瓜かに突出してワー
クＷの底面を受けているが、上記の負圧が作・用すると
クツションして沈むので、ワークＷはテ４゜−プル面へ
ほぼ密着して確実に固定される。

なお、上記の一実施例では溝条ａの形状を断面Ｑ形に形
成したが、これは内部に嵌合したパツキン部材２３が離
脱しにくく、また切削屑などが侵入しにくいためである
。従って、これらの条件を充足できれば前記の断面形状
以外のものであってもよい。また、溝条ａは多数の単位
テーブル面域を構成できれば、縦横方向だけでなく斜め
方向、ジグザグ方向など適宜に削成することができる。

（発明の効果）このように本発明のテーブル装置は、テーブル面を単位
テーブル面域に区画し、これをパツキン部材によって囲
繞して吸着領域を構成したので、どの様な形状のワーク
であってもこれに適切に対応するできるという優れた効
果を発揮する。

このため、従来のように各ワーク毎にテーブルを製作し
たり、交換したりすることがなく効率作業を推進し得る
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る木工機械などのテーブル装置の一
実施例を示すもので、第１図はテーブル装置を備えた木
工機械の側面図　第２図はテーブル装置の平面図　第３
図は要部の構成を示す縦断面図　第４図及び第５図は従
来のテーブル装置の説明図である。３：テーブル本体　５：テーブル板　ａ：溝条Ａ：単位
テーブル面域　２０：吸気口　２１：めわじ部　２２：
栓部材　２３：パツキン部材　２４：ホース　Ｗ：ワー
ク

Claims

【特許請求の範囲】　上面に吸引口を開口したテーブル板にワークを載せ、
上記吸引口に負圧を作用することによりワークの取付固
定を行うようにしたテーブル装置において、上記テーブル板の上面側に多数の溝条を穿設し、かつこ
れら溝条を平面上において交差するようにして、テーブ
ル面を多数の単位テーブル面域に区画すると共に、上記
単位テーブル面域内に前記吸引口を開口して、この吸引
口に着脱自在に栓部材を設け、また、上記溝条には任意
の単位テーブル面域の外周を囲繞する可撓性のパッキン
部材を嵌合してなる木工機械などのテーブル装置。