JPH03187125A - プラズマディスプレイパネルと駆動方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルと駆動方法Info
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- JPH03187125A JPH03187125A JP32687489A JP32687489A JPH03187125A JP H03187125 A JPH03187125 A JP H03187125A JP 32687489 A JP32687489 A JP 32687489A JP 32687489 A JP32687489 A JP 32687489A JP H03187125 A JPH03187125 A JP H03187125A
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- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
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Landscapes
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は情報表示やテレビ表示を行なうプラズマディス
プレイパネルに関するものである。
プレイパネルに関するものである。
プラズマディスプレイパネルはガス放電を利用して発光
表示を行なうものであり、放電特性の大きな非線型性や
高速応答性、更にはメモリー性を有している等の優れた
特徴があり、表示容量の大きなフラットデイスプレィを
実現するものとして注目されている。すでに、Neの赤
橙色発光による単色表示のプラズマデイスプレィはラッ
プトツブコンピューター等に多数使用されており、次に
はカラー化が強く望まれている。プラズマデイスプレィ
のカラー発光は、Xeを混入した放電ガスにより紫外線
を発生させ、放電セル内面に塗布された蛍光体により赤
、緑、青等の可視光に変換することにより行なうことが
できる。この様なカラープラズマディスプレイパネルで
は、蛍光体のプラズマダメージが問題となるために、放
電電極と蛍光体面を相対する基板に形成する、所謂、面
放電型の構造が優れている。
表示を行なうものであり、放電特性の大きな非線型性や
高速応答性、更にはメモリー性を有している等の優れた
特徴があり、表示容量の大きなフラットデイスプレィを
実現するものとして注目されている。すでに、Neの赤
橙色発光による単色表示のプラズマデイスプレィはラッ
プトツブコンピューター等に多数使用されており、次に
はカラー化が強く望まれている。プラズマデイスプレィ
のカラー発光は、Xeを混入した放電ガスにより紫外線
を発生させ、放電セル内面に塗布された蛍光体により赤
、緑、青等の可視光に変換することにより行なうことが
できる。この様なカラープラズマディスプレイパネルで
は、蛍光体のプラズマダメージが問題となるために、放
電電極と蛍光体面を相対する基板に形成する、所謂、面
放電型の構造が優れている。
代表的な面放電型カラープラズマディスプレイパネルの
放電発光セルの構造を第5図に示す。カラープラズマデ
ィスプレイパネルはこの放電発光セルが縦横に多数連ら
なった構造である。第1ガラス基板1上に第1の放電電
極52及び第2の放電電極53が形成され、一対の面放
電電極を形成している。これらの放電電極を誘電体層6
が覆っている。一方、第2ガラス基板9上には蛍光体粉
末が塗布された蛍光体層8が形成されている。7は隣接
する放電セルとの分離やガラス基板間隔保持のための隔
壁である。放電ガスとして、例えばHeとXeの混合ガ
スを封入し、面放電電極52と53に交流電圧を印加す
ることにより放電する。この放電により紫外線が発生し
蛍光体を発光させる0図から判るように蛍光体層8は面
放電電極間の放電領域から離れているために蛍光体の劣
化は少ない。
放電発光セルの構造を第5図に示す。カラープラズマデ
ィスプレイパネルはこの放電発光セルが縦横に多数連ら
なった構造である。第1ガラス基板1上に第1の放電電
極52及び第2の放電電極53が形成され、一対の面放
電電極を形成している。これらの放電電極を誘電体層6
が覆っている。一方、第2ガラス基板9上には蛍光体粉
末が塗布された蛍光体層8が形成されている。7は隣接
する放電セルとの分離やガラス基板間隔保持のための隔
壁である。放電ガスとして、例えばHeとXeの混合ガ
スを封入し、面放電電極52と53に交流電圧を印加す
ることにより放電する。この放電により紫外線が発生し
蛍光体を発光させる0図から判るように蛍光体層8は面
放電電極間の放電領域から離れているために蛍光体の劣
化は少ない。
第5図で示した構造のパネルでは、放電電極53は絶縁
層5の下に配設された直交電極4に結線されており、放
電電極52とマトリクスになっている。この様なマトリ
クスfllIt?、以外に、所謂、1画素3電極構造と
呼ばれる構成も面放電型では採用されることが多い、こ
れはちょうど直交電極を面放電電極とは電気的に絶縁し
た状態で面放電電極の上あるいは下、または前面ガラス
基板上に形成するものである。平行に延設された一対の
面放電電極では維持放電を行ない、表示の書き込みは直
交電極で行なうものである。
層5の下に配設された直交電極4に結線されており、放
電電極52とマトリクスになっている。この様なマトリ
クスfllIt?、以外に、所謂、1画素3電極構造と
呼ばれる構成も面放電型では採用されることが多い、こ
れはちょうど直交電極を面放電電極とは電気的に絶縁し
た状態で面放電電極の上あるいは下、または前面ガラス
基板上に形成するものである。平行に延設された一対の
面放電電極では維持放電を行ない、表示の書き込みは直
交電極で行なうものである。
上述した直流駆動の面放電型カラープラズマディスプレ
イパネルの放電発光セルの構造は比−較的単純であり、
寿命の点でも優れているが、発光効率が不十分であり、
まだ実用化には至っていない、また、直流駆動型のプラ
ズマディスプレイパネルでは輝度や寿命に問題があるも
のの駆動パルスの幅を変えることにより比較的容易に階
調表示を行なうことができる。これに対して交流駆動型
では、放電はパルス幅によらず自己停止する放電特性の
ために、簡単な方法で階調表示を行なうことができない
。
イパネルの放電発光セルの構造は比−較的単純であり、
寿命の点でも優れているが、発光効率が不十分であり、
まだ実用化には至っていない、また、直流駆動型のプラ
ズマディスプレイパネルでは輝度や寿命に問題があるも
のの駆動パルスの幅を変えることにより比較的容易に階
調表示を行なうことができる。これに対して交流駆動型
では、放電はパルス幅によらず自己停止する放電特性の
ために、簡単な方法で階調表示を行なうことができない
。
本発明は交流駆動の面放電型カラープラズマディスプレ
イパネルの長所を損うことなく、簡単な方法で発光効率
の改善及び階調表示を実現しようとするものである。
イパネルの長所を損うことなく、簡単な方法で発光効率
の改善及び階調表示を実現しようとするものである。
以上の問題を解決する本発明の要旨とするところは、放
電ガス空間と、この放電ガス空間を挾持する2枚の絶縁
基板と、放電ガス空間を区切り画素と画素を分離する隔
壁を有し、前記絶縁基板の一方の基板に表面を誘電体層
で覆われた発光表示のための一対の面放電電極が形成さ
れてなる面放電型のプラズマディスプレイパネルにおい
て、面放電電極が各々相対する方向と垂直方向に分割さ
れた複数の電極群からなることを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネルであり、更にこの構造のプラズマディ
スプレイパネルに維持パレスを印加すると共に、パルス
幅や電圧を表示調温に応じて変えた書き込みパレスをア
ドレスすることにより、分割された電極群のなかの所定
の数の電極だけに放電を行なわせることにより、階調表
示を実現するものである。
電ガス空間と、この放電ガス空間を挾持する2枚の絶縁
基板と、放電ガス空間を区切り画素と画素を分離する隔
壁を有し、前記絶縁基板の一方の基板に表面を誘電体層
で覆われた発光表示のための一対の面放電電極が形成さ
れてなる面放電型のプラズマディスプレイパネルにおい
て、面放電電極が各々相対する方向と垂直方向に分割さ
れた複数の電極群からなることを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネルであり、更にこの構造のプラズマディ
スプレイパネルに維持パレスを印加すると共に、パルス
幅や電圧を表示調温に応じて変えた書き込みパレスをア
ドレスすることにより、分割された電極群のなかの所定
の数の電極だけに放電を行なわせることにより、階調表
示を実現するものである。
上述のように一般的に使用されている面放電電極を細く
分割することにより発光効率の向上が得られた。この原
因は明確ではないが、複数の効果によるものと思われる
。ひとつは相対して平行に配設される面放電電極幅が細
くなること自体による効果である。面放電電極間のギャ
ップを一定とし電極幅を変えた一対の面放電電極の放電
発光セルを作製し、200torrのHe−Xe(2%
)の混合ガスを放電ガスとして面放電による発光効率を
測定した結果、電極幅が狭くなると共に発光効率が高く
なった。これは次のような理由によるものと考えられる
。電圧印加による生じた放電の初期は放電空間に有効に
電界が印加され、高い高率でXeの励起が行なわれるが
、放電の進展と共にイオンや電子の数が増大し空間電荷
密度が高くなるために放電空間の電界は弱くなる。また
、更に各々の電極上の誘電体層表面に電極の極性とは逆
の電荷が壁電荷として蓄積してくるために放電空間の電
界は一層弱められる。このため電子のエネルギーが小さ
くなりXeを効率的に励起することができず、放電電流
は流れるものの発光効率は著しく低下する。電極幅が狭
い場合は空間電荷密度の高い領域が狭いために荷電粒子
が拡散し、放電の進展に伴なうXe励起の効率低下が低
減されるものと思われる。なお、電極幅を狭くした場合
は発光効率は向上するものの、放電電流も少なくなるた
めに発光輝度自体は低下する。この為、本発明の細い複
数の電極とすることにより発光輝度の低下を防ぐことが
できる。また、これだけではなく複数の電極群とするこ
とにより、積極的な励起効率改善のメカニズムが働いて
いるものと思われる。
分割することにより発光効率の向上が得られた。この原
因は明確ではないが、複数の効果によるものと思われる
。ひとつは相対して平行に配設される面放電電極幅が細
くなること自体による効果である。面放電電極間のギャ
ップを一定とし電極幅を変えた一対の面放電電極の放電
発光セルを作製し、200torrのHe−Xe(2%
)の混合ガスを放電ガスとして面放電による発光効率を
測定した結果、電極幅が狭くなると共に発光効率が高く
なった。これは次のような理由によるものと考えられる
。電圧印加による生じた放電の初期は放電空間に有効に
電界が印加され、高い高率でXeの励起が行なわれるが
、放電の進展と共にイオンや電子の数が増大し空間電荷
密度が高くなるために放電空間の電界は弱くなる。また
、更に各々の電極上の誘電体層表面に電極の極性とは逆
の電荷が壁電荷として蓄積してくるために放電空間の電
界は一層弱められる。このため電子のエネルギーが小さ
くなりXeを効率的に励起することができず、放電電流
は流れるものの発光効率は著しく低下する。電極幅が狭
い場合は空間電荷密度の高い領域が狭いために荷電粒子
が拡散し、放電の進展に伴なうXe励起の効率低下が低
減されるものと思われる。なお、電極幅を狭くした場合
は発光効率は向上するものの、放電電流も少なくなるた
めに発光輝度自体は低下する。この為、本発明の細い複
数の電極とすることにより発光輝度の低下を防ぐことが
できる。また、これだけではなく複数の電極群とするこ
とにより、積極的な励起効率改善のメカニズムが働いて
いるものと思われる。
第4図に2つの電極に分割された本発明のプラズマディ
スプレイパネルの1セルの簡略な断面を示す、第1ガラ
ス基板1上の2分割された面放電電極Al、A2及びB
l、B2が形成されている。電極Al、A2はパネル内
あるいは外部で結線されており、同一電位である。電極
B1とB2も同様である。第4図はB電極(電極B1.
B2の総称)に体してA電極(電極Al、A2の総称〉
が負になる極性で電圧が印加され、まず電極A1とB1
間で放電が発生した初期の状態を過ぎた後の様子を示し
ている。電極A1と81間の放電空間には多数の荷電粒
子が発生し、電極Al上にはプラスの壁電荷が形成され
、電極Bl上にはマイナスの壁電荷が形成されてきてい
る。この状態では有効にXeを励起できなくなっている
が、外側に配置された電極A2及び電極B2上の壁電荷
は少なく、また電極A1と電極B1間の外側の空間には
空間電荷も低密度である。従って電極A2.B2の寄与
により中央部での荷電粒子に有効に電界が印加され、効
率よ(Xeの励起を行なうことを可能にしているものと
思われる。
スプレイパネルの1セルの簡略な断面を示す、第1ガラ
ス基板1上の2分割された面放電電極Al、A2及びB
l、B2が形成されている。電極Al、A2はパネル内
あるいは外部で結線されており、同一電位である。電極
B1とB2も同様である。第4図はB電極(電極B1.
B2の総称)に体してA電極(電極Al、A2の総称〉
が負になる極性で電圧が印加され、まず電極A1とB1
間で放電が発生した初期の状態を過ぎた後の様子を示し
ている。電極A1と81間の放電空間には多数の荷電粒
子が発生し、電極Al上にはプラスの壁電荷が形成され
、電極Bl上にはマイナスの壁電荷が形成されてきてい
る。この状態では有効にXeを励起できなくなっている
が、外側に配置された電極A2及び電極B2上の壁電荷
は少なく、また電極A1と電極B1間の外側の空間には
空間電荷も低密度である。従って電極A2.B2の寄与
により中央部での荷電粒子に有効に電界が印加され、効
率よ(Xeの励起を行なうことを可能にしているものと
思われる。
以上の説明からも理解されるように、印加電圧が低いか
、あるいは印加パルス幅が短い場合は電iA1.B1だ
けで放電し、印加電圧を高くするかパルス幅を長くする
ことにより電極A2.B2でも放電が発生する。維持パ
ルスの電圧やパルス幅を適当なレベルに設定しておくこ
とにより、Al、Bl電極放電とAl、A2.Bl、B
2電極放電状態を維持することができ、階調表示が容易
に実現される。この方法で電極の分割数を多くすること
により表示階調数を多くすることができるが、動作マー
ジンからは4分割電極による5調程度が現実的である。
、あるいは印加パルス幅が短い場合は電iA1.B1だ
けで放電し、印加電圧を高くするかパルス幅を長くする
ことにより電極A2.B2でも放電が発生する。維持パ
ルスの電圧やパルス幅を適当なレベルに設定しておくこ
とにより、Al、Bl電極放電とAl、A2.Bl、B
2電極放電状態を維持することができ、階調表示が容易
に実現される。この方法で電極の分割数を多くすること
により表示階調数を多くすることができるが、動作マー
ジンからは4分割電極による5調程度が現実的である。
本発明の実施例を第1図を参照して説明する。
第1図はカラープラズマディスプレイパネルの1画素分
の放電発光セルの分解構造図である。第1ガラス基板1
上にA(膜からなる直交電極4を配設した後、絶縁層5
として10μmの厚さのガラス層を形成した。その上に
分割された第1の面放電電極2と分割された第2の面放
電電極3が形成される。面放電電極3は絶縁層5にあけ
られたスルーホールにより直交電極4と結線されている
。なお、分割された第1の面放電電極2も後述の隔壁が
重なる部分で相互に電気的に接続している。これらの面
放電電極を覆って5μm厚さのAg2O3幕と2μm厚
さのMgO膜からなる誘電体層6が形成される。もう一
方の基板として、蛍光体層8が形成された第2ガラス基
板9を用いた。蛍光体としては赤色用として(Y、Gd
)BO2:、Euを、緑色用としてZn25i04
:Mnを、青色用としてBaMgAffl14023:
Euを用い、それぞれ画素ごとに塗り分けである。こ
れら2枚の基板間には画素を区分する隔壁7が形成され
ている。隔壁7は誘電体ペーストを用いた厚膜法で作製
することもできるが、本実施例では厚さ0.13mmの
ガラス板をエツチングしてセンターシートとして用いた
。この様な構造のパネルを組立て、排気後、He−Xe
(2%〉の放電ガスを200torr封入してカラープ
ラズマデイスプレイパネルとした。ここで、隔壁の内寸
は0.6mmX0.6mmであり高さは0.13mmで
ある。また、面放電電極は厚さ0.3μmのAI膜で作
製され、それぞれ3本に分割されている。分割された1
本の電極幅は50μmであり、分割された電極間のスペ
ースも50μmとした。一番内側の電極a1とblのエ
ツジ間のギャップは0.1mmである。このパネルに2
5kHz交流電圧を印加した結果、0.5I1m/wの
白色発光効率で150cd/m2の輝度を得た0面放電
電極を分割しないで幅0.25mmとした従来型の構造
でも発光輝度は約150cd/m2と同程度であったが
、発光効率は0.31m/Wと低く、本発明の効果が確
認されfS。
の放電発光セルの分解構造図である。第1ガラス基板1
上にA(膜からなる直交電極4を配設した後、絶縁層5
として10μmの厚さのガラス層を形成した。その上に
分割された第1の面放電電極2と分割された第2の面放
電電極3が形成される。面放電電極3は絶縁層5にあけ
られたスルーホールにより直交電極4と結線されている
。なお、分割された第1の面放電電極2も後述の隔壁が
重なる部分で相互に電気的に接続している。これらの面
放電電極を覆って5μm厚さのAg2O3幕と2μm厚
さのMgO膜からなる誘電体層6が形成される。もう一
方の基板として、蛍光体層8が形成された第2ガラス基
板9を用いた。蛍光体としては赤色用として(Y、Gd
)BO2:、Euを、緑色用としてZn25i04
:Mnを、青色用としてBaMgAffl14023:
Euを用い、それぞれ画素ごとに塗り分けである。こ
れら2枚の基板間には画素を区分する隔壁7が形成され
ている。隔壁7は誘電体ペーストを用いた厚膜法で作製
することもできるが、本実施例では厚さ0.13mmの
ガラス板をエツチングしてセンターシートとして用いた
。この様な構造のパネルを組立て、排気後、He−Xe
(2%〉の放電ガスを200torr封入してカラープ
ラズマデイスプレイパネルとした。ここで、隔壁の内寸
は0.6mmX0.6mmであり高さは0.13mmで
ある。また、面放電電極は厚さ0.3μmのAI膜で作
製され、それぞれ3本に分割されている。分割された1
本の電極幅は50μmであり、分割された電極間のスペ
ースも50μmとした。一番内側の電極a1とblのエ
ツジ間のギャップは0.1mmである。このパネルに2
5kHz交流電圧を印加した結果、0.5I1m/wの
白色発光効率で150cd/m2の輝度を得た0面放電
電極を分割しないで幅0.25mmとした従来型の構造
でも発光輝度は約150cd/m2と同程度であったが
、発光効率は0.31m/Wと低く、本発明の効果が確
認されfS。
なお、面放電電極の分割の仕方を色々変えたカラーデイ
スプレィパネルを作製し評価した結果、分割された電極
幅は10μmから150μm程度が好ましい。10μm
以下では急激な放電開始電圧の上昇が観察され、150
μmを越す電極幅では効率改善効果は少ながった。また
、分割された電極間のスペースは20μm以上とするこ
とが好ましい。これより狭い場合は効率改善効果は少な
い、なお、分割された各電極やスペースの幅は同一であ
る必要はない。また、このような高効率化の効果は1画
素3電極楕戒の面放電型の場合でも同様である。
スプレィパネルを作製し評価した結果、分割された電極
幅は10μmから150μm程度が好ましい。10μm
以下では急激な放電開始電圧の上昇が観察され、150
μmを越す電極幅では効率改善効果は少ながった。また
、分割された電極間のスペースは20μm以上とするこ
とが好ましい。これより狭い場合は効率改善効果は少な
い、なお、分割された各電極やスペースの幅は同一であ
る必要はない。また、このような高効率化の効果は1画
素3電極楕戒の面放電型の場合でも同様である。
次に、階調表示で駆動した実施例について示す。使用し
たパネルは第1図に示したものである。面放電電極間に
第2図に示した駆動電圧波形を印加した。連続して一定
周期で印加される交流の維持パルスの間に約1μsの細
幅の消去パルス及び書き込みパルスが挿入されている。
たパネルは第1図に示したものである。面放電電極間に
第2図に示した駆動電圧波形を印加した。連続して一定
周期で印加される交流の維持パルスの間に約1μsの細
幅の消去パルス及び書き込みパルスが挿入されている。
書き込みパルスは非点灯の場合は印加されないが、点灯
表示の階調データに従って3通りのパルス幅が選択され
る0本実施例ではパルス幅はそれぞれ1.3μs、1.
9μs、3μsとした。最長のパルス幅では電極a1〜
a3.bl〜b3のすべての分割電極で放電が発生する
が、2番目のパルス幅では電極al、a2と電極bl、
b2が、1番短いパルス幅では電極a1と電極b1のみ
で放電が発生し、維持放電中でもこの状態が継続する。
表示の階調データに従って3通りのパルス幅が選択され
る0本実施例ではパルス幅はそれぞれ1.3μs、1.
9μs、3μsとした。最長のパルス幅では電極a1〜
a3.bl〜b3のすべての分割電極で放電が発生する
が、2番目のパルス幅では電極al、a2と電極bl、
b2が、1番短いパルス幅では電極a1と電極b1のみ
で放電が発生し、維持放電中でもこの状態が継続する。
これにより非点灯状態を含めて4RI調の表示を行なう
ことができる。
ことができる。
また、第3図に示すように書き込みパルスの電圧を変調
することによっても同様の階調表示を行なうことができ
た。
することによっても同様の階調表示を行なうことができ
た。
本発明の交流駆動の面放電型プラズマディスプレイパネ
ルは面放電電極の形状を多少変えるだけでコストを上げ
ることなく、発光効率の改善を図ることができる。また
、交流駆動型では複雑な駆動方法によってしか階調表示
を実現することがセきなかったが、本発明では書き込み
パルスの簡単な変調によって階調表示を行なうことがで
きた。
ルは面放電電極の形状を多少変えるだけでコストを上げ
ることなく、発光効率の改善を図ることができる。また
、交流駆動型では複雑な駆動方法によってしか階調表示
を実現することがセきなかったが、本発明では書き込み
パルスの簡単な変調によって階調表示を行なうことがで
きた。
第1図は本発明の分割された面放電電極を有するプラズ
マディスプレイパネルの構造を示した図である。第2図
、第3図は階調表示を行なうための駆動電圧波形を示し
た図である。第4図は本発明の詳細な説明するための図
である。第5図は従来の面放電型プラズマディスプレイ
パネルの構造図である。 1・・・第1ガラス基板、2・・・分割された第1の面
放電電極、3・・・分割された第2の面放電電極、4・
・・直交電極、5・・・絶縁層、6・・・誘電体層、7
・・・隔壁、8・・・蛍光体層、9・・・第2ガラス基
板、52・・・第1の面放電電極、53・・・第2の面
放電電極。
マディスプレイパネルの構造を示した図である。第2図
、第3図は階調表示を行なうための駆動電圧波形を示し
た図である。第4図は本発明の詳細な説明するための図
である。第5図は従来の面放電型プラズマディスプレイ
パネルの構造図である。 1・・・第1ガラス基板、2・・・分割された第1の面
放電電極、3・・・分割された第2の面放電電極、4・
・・直交電極、5・・・絶縁層、6・・・誘電体層、7
・・・隔壁、8・・・蛍光体層、9・・・第2ガラス基
板、52・・・第1の面放電電極、53・・・第2の面
放電電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、放電ガス空間と、この放電ガス空間を挾持する2枚
の絶縁基板と、放電ガス空間を区切り画素と画素を分離
する隔壁を有し、前期絶縁基板の一方の基板に表面を誘
電体層で覆われた一対の面放電電極が形成されてなる面
放電型のプラズマディスプレイパネルにおいて、面放電
電極が各々相対する方向と垂直方向に分割された複数の
電極群からなることを特徴とするプラズマディスプレイ
パネル。 2、特許請求の範囲第1項記載のプラズマディスプレイ
パネルの面放電電極に一定の維持放電パルスが印加され
、書き込みパルスでアドレスされるメモリー駆動方式に
おいて、書き込みパルスのパルス幅や電圧を制御するこ
とにより、分割された電極群のなかの所定の数の電極だ
けに放電を行なわせることを特徴とするプラズマディス
プレイパネルの駆動方法。
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