JPH03186424A - ロールダンパ装置 - Google Patents
ロールダンパ装置Info
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- JPH03186424A JPH03186424A JP32650389A JP32650389A JPH03186424A JP H03186424 A JPH03186424 A JP H03186424A JP 32650389 A JP32650389 A JP 32650389A JP 32650389 A JP32650389 A JP 32650389A JP H03186424 A JPH03186424 A JP H03186424A
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- rods
- damper device
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- rotating shaft
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
- B60G21/02—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
- B60G21/04—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
- B60G21/05—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
- B60G21/055—Stabiliser bars
- B60G21/0551—Mounting means therefor
- B60G21/0553—Mounting means therefor adjustable
- B60G21/0555—Mounting means therefor adjustable including an actuator inducing vehicle roll
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車のサスペンションに使用されるロール
ダンパ装置に関するものである。
ダンパ装置に関するものである。
r従来の技術〕
従来、車両のサスペンション装置として、例えば特公昭
58−20805号公報に示されるように、各車輪毎に
その上下振動を抑制するダンパを設置するとともに、左
右の車輪支持部材をスタビライザで連結し、そのばね力
によって急旋回時のロールを抑制するように構成したも
のが知られている。この従来装置は、通常の走行状態に
おいてバンプおよびリバウンドが作用した際に、上記ダ
ンパでスタビライザの動きを逃がして車体の揺れを抑制
するとともに、急旋回時のロールに対1.てはダンパの
制動力でスタビライザの動きを拘束L2て車体のロール
を抑制するように構成されたものであるが、上記ロール
時にダンパの減衰力が充分に作用しないため、このロー
ルに起因した振動を減衰するのに時間がかかるという問
題がある。
58−20805号公報に示されるように、各車輪毎に
その上下振動を抑制するダンパを設置するとともに、左
右の車輪支持部材をスタビライザで連結し、そのばね力
によって急旋回時のロールを抑制するように構成したも
のが知られている。この従来装置は、通常の走行状態に
おいてバンプおよびリバウンドが作用した際に、上記ダ
ンパでスタビライザの動きを逃がして車体の揺れを抑制
するとともに、急旋回時のロールに対1.てはダンパの
制動力でスタビライザの動きを拘束L2て車体のロール
を抑制するように構成されたものであるが、上記ロール
時にダンパの減衰力が充分に作用しないため、このロー
ルに起因した振動を減衰するのに時間がかかるという問
題がある。
このため、特開昭62−80319号公報に示されるよ
うな回転型ダンパ等からなる減衰手段を備えたロールダ
ンパ装置を上記スタビライザに併設し、その減衰力によ
り急旋回時のロールに起因した振動を抑制することが考
えられている。
うな回転型ダンパ等からなる減衰手段を備えたロールダ
ンパ装置を上記スタビライザに併設し、その減衰力によ
り急旋回時のロールに起因した振動を抑制することが考
えられている。
上記回転型のダンパからなるロールダンパ装置は、筒状
の筐体と、この筐体に回転自在に支持された回転軸とを
備え、回転軸に突設された可動ベーンと、筐体の内周面
に突設された固定ベーンとによって筐体の内部を複数の
流体室に区画するとともに、上記固定ベーンに、流路を
有するロッドを回転自在に設置し、このロッドを上記回
転軸の回転に応じて回動させ、上記流路の開口面積を変
化させることにより、この流路を通過する流体の流動抵
抗を増減させてその減衰抵抗を変化させるように構成さ
れている。このように上記流路を有するロッドを回転さ
せることによりロールダンパ装置の減衰力を変化させる
ように構成した場合には、上記ロッドを回転させるため
の駆動機構を設ける必要があり、構造が複雑にであると
ともに、故障が発生しやすいという問題がある。
の筐体と、この筐体に回転自在に支持された回転軸とを
備え、回転軸に突設された可動ベーンと、筐体の内周面
に突設された固定ベーンとによって筐体の内部を複数の
流体室に区画するとともに、上記固定ベーンに、流路を
有するロッドを回転自在に設置し、このロッドを上記回
転軸の回転に応じて回動させ、上記流路の開口面積を変
化させることにより、この流路を通過する流体の流動抵
抗を増減させてその減衰抵抗を変化させるように構成さ
れている。このように上記流路を有するロッドを回転さ
せることによりロールダンパ装置の減衰力を変化させる
ように構成した場合には、上記ロッドを回転させるため
の駆動機構を設ける必要があり、構造が複雑にであると
ともに、故障が発生しやすいという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、簡単な構成で減衰力を変化させ、ロールに起因し
た振動を効果的に減衰することができ、車両の乗り心地
を良好状態に維持することができるロールダンパ装置を
提供することを目的としている。
あり、簡単な構成で減衰力を変化させ、ロールに起因し
た振動を効果的に減衰することができ、車両の乗り心地
を良好状態に維持することができるロールダンパ装置を
提供することを目的としている。
本発明は、外端部が左右の車輪支持部材にそれぞれ連結
されて車輪の上下動に応じて回転する左右一対のロッド
の内端部間に配設され、両ロッドの相対回転に応じて減
衰作用を発揮するロールダンパ装置において、両ロッド
の一方と一体に回転するように連結された回転軸と、他
方のロッドと一体に回転するように連結されて上記回転
軸を囲繞する外筒と、上記回転軸の外周面に放射状に突
設された第1隔壁板と、この第1隔壁板に対向して外筒
の内周面に突設された第2隔壁板とを有し、この第1.
第2隔壁板によって上記外筒と回転軸との間を複数の流
体室に区画するとともに、この流体室の側端部を側壁板
によって覆い、この側板に相隣接する流体室を互いに連
通させる連通部を形成するとともに、上記流体室に臨む
連通部の開口面積が上記両隔壁板の相対移動に応じて変
化するように連通部を配設したものである。
されて車輪の上下動に応じて回転する左右一対のロッド
の内端部間に配設され、両ロッドの相対回転に応じて減
衰作用を発揮するロールダンパ装置において、両ロッド
の一方と一体に回転するように連結された回転軸と、他
方のロッドと一体に回転するように連結されて上記回転
軸を囲繞する外筒と、上記回転軸の外周面に放射状に突
設された第1隔壁板と、この第1隔壁板に対向して外筒
の内周面に突設された第2隔壁板とを有し、この第1.
第2隔壁板によって上記外筒と回転軸との間を複数の流
体室に区画するとともに、この流体室の側端部を側壁板
によって覆い、この側板に相隣接する流体室を互いに連
通させる連通部を形成するとともに、上記流体室に臨む
連通部の開口面積が上記両隔壁板の相対移動に応じて変
化するように連通部を配設したものである。
上記構成の本発明によれば、急旋回時のロールに起因し
て発生する振動に応じ、左右一対のロッドが回転した場
合に、回転軸に突設された第1隔壁板と、外筒に突設さ
れた第2隔壁板とが相対移動して流体室に臨む連通部の
大きさが変化することにより、この連通部を通過する流
体の流動抵抗が増大もしくは減少して減衰手段の減衰力
が変化することになる。
て発生する振動に応じ、左右一対のロッドが回転した場
合に、回転軸に突設された第1隔壁板と、外筒に突設さ
れた第2隔壁板とが相対移動して流体室に臨む連通部の
大きさが変化することにより、この連通部を通過する流
体の流動抵抗が増大もしくは減少して減衰手段の減衰力
が変化することになる。
第1図は、本発明の実施例に係るロールダンパ装置を備
えたダブルウィツシュボーンタイプのサスペンションを
示している。このサスペンションは、車輪1を回転自在
に支持するナックルアーム2と、このナックルアーム2
の上下両端部をそれぞれ支持するアッパアーム3および
ロアアーム4とからなる車輪支持部材を備えている。そ
して上記ロアアーム4は、ショックアブソーバ5と、こ
のショックアブソーバ5の上部外周に設置されたコイル
スプリング6とによって車体に連結され、上記ショック
アブソーバ5の減衰力によって車体の上下振動を減衰す
るとともに、コイルスプリング6のばね力によって車体
の上下変位を抑制するように構成されている。
えたダブルウィツシュボーンタイプのサスペンションを
示している。このサスペンションは、車輪1を回転自在
に支持するナックルアーム2と、このナックルアーム2
の上下両端部をそれぞれ支持するアッパアーム3および
ロアアーム4とからなる車輪支持部材を備えている。そ
して上記ロアアーム4は、ショックアブソーバ5と、こ
のショックアブソーバ5の上部外周に設置されたコイル
スプリング6とによって車体に連結され、上記ショック
アブソーバ5の減衰力によって車体の上下振動を減衰す
るとともに、コイルスプリング6のばね力によって車体
の上下変位を抑制するように構成されている。
また、上記ロアアーム4には左右一対のロッド7A、7
Bの外端部が連結されている。このロッド7A、7Bは
、車幅方向に伸びるシャフト部7aと、このシャフト部
7aの外端部において車体の前後方向に伸びるアーム部
7bとからなり、このアーム部7bの先端部が上記ロア
アーム4に連結されている。そして上記ロッド7A、7
Bのシャフト部7aがブツシュ8によって車体に回動自
在に支持され、上記アーム部7bが車輪1.の上下変位
に応じて揺動変位すると、これにともなって上記シャフ
ト部7aが回動変位するようになっている。また、上記
両ロッド7A、7Bは、その内端部間に設けられたロー
ルダンパ装R9によって互いに連結されている。
Bの外端部が連結されている。このロッド7A、7Bは
、車幅方向に伸びるシャフト部7aと、このシャフト部
7aの外端部において車体の前後方向に伸びるアーム部
7bとからなり、このアーム部7bの先端部が上記ロア
アーム4に連結されている。そして上記ロッド7A、7
Bのシャフト部7aがブツシュ8によって車体に回動自
在に支持され、上記アーム部7bが車輪1.の上下変位
に応じて揺動変位すると、これにともなって上記シャフ
ト部7aが回動変位するようになっている。また、上記
両ロッド7A、7Bは、その内端部間に設けられたロー
ルダンパ装R9によって互いに連結されている。
上記ロールダンパ装置9は、第2図ないし第4図に示す
ように、一方のロッド7Aの内端部にセレ−ション結合
されてこのロッド7Aと一体に回転する回転軸10と、
この回転軸10の基端部にベアリング11を介して回転
自在に支持された側板12と、この側板12の外周部に
セレーション結合されて上記回転軸10を囲繞する外筒
14を備えたケーシング15とを有し、このケーシング
■5の側端部には上記回転軸]0の先端部にベアリング
13を介して回転自在に支持されるとともに、上記ロッ
ド7Bの内端部にセレーション結合されてこのロッド7
Bと一体に回転する側壁1−6が形成されている。上記
回転軸10の外周面には、4枚の第1隔壁板1′1が放
射状に突設されている。
ように、一方のロッド7Aの内端部にセレ−ション結合
されてこのロッド7Aと一体に回転する回転軸10と、
この回転軸10の基端部にベアリング11を介して回転
自在に支持された側板12と、この側板12の外周部に
セレーション結合されて上記回転軸10を囲繞する外筒
14を備えたケーシング15とを有し、このケーシング
■5の側端部には上記回転軸]0の先端部にベアリング
13を介して回転自在に支持されるとともに、上記ロッ
ド7Bの内端部にセレーション結合されてこのロッド7
Bと一体に回転する側壁1−6が形成されている。上記
回転軸10の外周面には、4枚の第1隔壁板1′1が放
射状に突設されている。
また、上記外筒14の内周面には、−)Z記第1隔壁板
1−7と対向する4枚の第2隔壁板18が突設され、こ
の第1.第2隔壁板17.18に上って上手 配回転軸10と外筒】−fとの間が8個の流体室19に
区画されている。
1−7と対向する4枚の第2隔壁板18が突設され、こ
の第1.第2隔壁板17.18に上って上手 配回転軸10と外筒】−fとの間が8個の流体室19に
区画されている。
また、流体室19の両側端部は回転軸10に突設された
側壁板20と、上記側壁16とによってそれぞれ覆われ
、上記ケーシングー−5の内部および上記側板12と側
壁板20との間の空間部21にはシリコンオイル等の流
体が封入されている。
側壁板20と、上記側壁16とによってそれぞれ覆われ
、上記ケーシングー−5の内部および上記側板12と側
壁板20との間の空間部21にはシリコンオイル等の流
体が封入されている。
そして上記側壁板20には、外筒14の第2隔壁板18
の設置部を中心に相隣接する流体室19に跨がって円弧
状に伸びる長孔からなる連通部22が形成され、この連
通部22と上記空間部21とを介して相隣接する流体室
19が互いに連通している。
の設置部を中心に相隣接する流体室19に跨がって円弧
状に伸びる長孔からなる連通部22が形成され、この連
通部22と上記空間部21とを介して相隣接する流体室
19が互いに連通している。
上記構成において、車両の急旋回時に車体がロールし、
このロールに起因して左右の車輪1が互いに逆向きに上
下動する振動が発生した場合には、両ロッド7A、7B
のアーム部7bがそれぞれ揺動変位して左右のシャフト
部7aが互いに逆方向に回動変位し、これに伴なって上
記ロールダンノく装置9の回転軸10およびケーシング
15が相対回転し、第5図に示すように、上記第1隔壁
板17と第2隔壁板18との間隔が変化して相隣接する
流体室19の体積が変化することとなる。すなわち、上
記両隅壁板17.18の間隔の変化に応じ、一方の流体
室19内の流体が上記連通部22を通って側板1−2と
側壁板20との間の空間部21に導入された後、上記連
通部22を通って他方の流体室19内に流入することに
より、一方の流体室↓9の体積が減少するとともに、他
方の流体室19の体積が増大する。
このロールに起因して左右の車輪1が互いに逆向きに上
下動する振動が発生した場合には、両ロッド7A、7B
のアーム部7bがそれぞれ揺動変位して左右のシャフト
部7aが互いに逆方向に回動変位し、これに伴なって上
記ロールダンノく装置9の回転軸10およびケーシング
15が相対回転し、第5図に示すように、上記第1隔壁
板17と第2隔壁板18との間隔が変化して相隣接する
流体室19の体積が変化することとなる。すなわち、上
記両隅壁板17.18の間隔の変化に応じ、一方の流体
室19内の流体が上記連通部22を通って側板1−2と
側壁板20との間の空間部21に導入された後、上記連
通部22を通って他方の流体室19内に流入することに
より、一方の流体室↓9の体積が減少するとともに、他
方の流体室19の体積が増大する。
そして上記流体が連通路22を通過する際の流動抵抗に
より、上記ロッド7A、7Bの相対回転が抑制されて減
衰作用が発揮される。また、上記上記両隅壁板17.1
8の間隔の変化に応じ、方の流体室19に臨む連通路2
2の開口面積が徐々に減少するため、その内部の流体が
上記空間部21に流出する際の流動抵抗が次第に大きく
なり、ロールダンパ装置9の減衰作用も大きくなる。
より、上記ロッド7A、7Bの相対回転が抑制されて減
衰作用が発揮される。また、上記上記両隅壁板17.1
8の間隔の変化に応じ、方の流体室19に臨む連通路2
2の開口面積が徐々に減少するため、その内部の流体が
上記空間部21に流出する際の流動抵抗が次第に大きく
なり、ロールダンパ装置9の減衰作用も大きくなる。
このように上記側壁板20に形成された円弧状の長孔か
らなる連通部22により、相隣接する流体室19を互い
に連通させ、ロッド7A、7Bの相対回転に応じて体積
が減少する例の流体室19に臨む連通部22の開口面積
を減少させるように構成したため、特別な駆動機構を設
けることなく、上記ロッド7A、7Bの相対回転量に対
応させて流体の流動抵抗を自動的に変化させることがで
きる。したがって、車輪1の上下動に応じてロールダン
パ装置9の減衰力を適正に変化させ、急旋回時のロール
に起因した振動を効果的に減衰させることができる。
らなる連通部22により、相隣接する流体室19を互い
に連通させ、ロッド7A、7Bの相対回転に応じて体積
が減少する例の流体室19に臨む連通部22の開口面積
を減少させるように構成したため、特別な駆動機構を設
けることなく、上記ロッド7A、7Bの相対回転量に対
応させて流体の流動抵抗を自動的に変化させることがで
きる。したがって、車輪1の上下動に応じてロールダン
パ装置9の減衰力を適正に変化させ、急旋回時のロール
に起因した振動を効果的に減衰させることができる。
なお上記実施例では、側壁板20に形成された均一な溝
幅を有する円弧状の長孔によって連通部22を構成した
例について説明したが、第6図に示すように、両側端部
に至るほど溝幅が狭くなるように構成された三日月型の
長孔からなる連通部23を側壁板20に形成してもよく
、この場合には上記両ロッド7A、7Bの相対回転に応
じて上記両流体室19の一方に臨む連通部23の開口面
積が急激に変化し、上記流動抵抗の増減作用をさらに大
きくすることができる。
幅を有する円弧状の長孔によって連通部22を構成した
例について説明したが、第6図に示すように、両側端部
に至るほど溝幅が狭くなるように構成された三日月型の
長孔からなる連通部23を側壁板20に形成してもよく
、この場合には上記両ロッド7A、7Bの相対回転に応
じて上記両流体室19の一方に臨む連通部23の開口面
積が急激に変化し、上記流動抵抗の増減作用をさらに大
きくすることができる。
また、第7図に示すように、側壁板20に設けられた連
通路24の溝幅を、一端部から他端部に至るほど次第に
減少するように形成してもよい。
通路24の溝幅を、一端部から他端部に至るほど次第に
減少するように形成してもよい。
この構成によれば、第1隔壁板1寥が上記連通部へ24
の一端部側に移動した場合には、一方の流体室(9に臨
む連通部24の開口面積がそれ程減少せず、逆に第1隔
壁板1寥が連通路24の他端部側に移動した場合には、
他方の流体室24に臨む連通部24の開口面積が急激に
減少する。このため、上記ロッド7A、7Bの回転方向
に応じて上記減衰力の変化率を異ならせることができる
。
の一端部側に移動した場合には、一方の流体室(9に臨
む連通部24の開口面積がそれ程減少せず、逆に第1隔
壁板1寥が連通路24の他端部側に移動した場合には、
他方の流体室24に臨む連通部24の開口面積が急激に
減少する。このため、上記ロッド7A、7Bの回転方向
に応じて上記減衰力の変化率を異ならせることができる
。
また、上記側壁板20に形成された円弧状の長孔からな
る連通部22,23.24に代え、第8図に示すように
、ケーシング15の側壁16に凹溝からなる連通部25
を設けた構造としてもよい。
る連通部22,23.24に代え、第8図に示すように
、ケーシング15の側壁16に凹溝からなる連通部25
を設けた構造としてもよい。
すなわち、上記第1隔壁板17の設置部を中心にして相
隣接する流体室に跨がるように円弧状に伸びる上記連通
部25を側壁16に形成し、この連通部25によって相
隣接する流体室を互いに連通させるとともに、上記連通
部25の溝幅もしくは溝深さをその長さ方向に増減させ
ることにより、ロッド7A、7Bの相対回転に応じて減
衰力を変化させるように構成してもよい。
隣接する流体室に跨がるように円弧状に伸びる上記連通
部25を側壁16に形成し、この連通部25によって相
隣接する流体室を互いに連通させるとともに、上記連通
部25の溝幅もしくは溝深さをその長さ方向に増減させ
ることにより、ロッド7A、7Bの相対回転に応じて減
衰力を変化させるように構成してもよい。
以上説明したように本発明は、急旋回時のロールに起因
した振動に応じて回転する左右一対のロッドの内端部間
に配設されたロールダンパ装置において、このロールダ
ンパ装置の側壁板に形成された連通部を介してロールダ
ンパ装置の相隣接する流体室を互いに連通させ、上記ロ
ッドの相対回転に応じて上記流体室に臨む連通部の開口
面積が変化するように構成したため、両流体室間を流動
する流体の流動抵抗を増減させることができる。
した振動に応じて回転する左右一対のロッドの内端部間
に配設されたロールダンパ装置において、このロールダ
ンパ装置の側壁板に形成された連通部を介してロールダ
ンパ装置の相隣接する流体室を互いに連通させ、上記ロ
ッドの相対回転に応じて上記流体室に臨む連通部の開口
面積が変化するように構成したため、両流体室間を流動
する流体の流動抵抗を増減させることができる。
したがって、特別な駆動装置を設けることなく、簡単な
構成で上記ロールダンパ装置の減衰力を変化させて上記
振動を効果的に減衰させ、車両の乗り心地を良好状態に
維持することができるという利点がある。
構成で上記ロールダンパ装置の減衰力を変化させて上記
振動を効果的に減衰させ、車両の乗り心地を良好状態に
維持することができるという利点がある。
第1図は本発明の実施例に係るロールダンパ装置を備え
たサスペンションを示す斜視図、第2図は上記ロールダ
ンパ装置の要部を示す断面図、第3図は上記ロールダン
パ装置の分解斜視図、第4図は第2図のrV−IV線断
面図、第5図は隔壁板の移動状態を示す第4図相当図、
第6図は本発明の別の実施例を示す第4図相当図、第7
図は本発明のさらに別の実施例を示す第4図相当図、第
8図は本発明のさらに別の実施例を示す断面図である。 ■・・・車輪、4・・・ロアアーム(車輪支持部材)、
7A、7B・・・ロッド、9・・・ロールダンパ装置、
10・・・回転軸、15・・・外筒、17・・・第1隔
壁板、I8・・・第2隔壁板、20・・・側壁板、22
.23.24.25・・・連通部。
たサスペンションを示す斜視図、第2図は上記ロールダ
ンパ装置の要部を示す断面図、第3図は上記ロールダン
パ装置の分解斜視図、第4図は第2図のrV−IV線断
面図、第5図は隔壁板の移動状態を示す第4図相当図、
第6図は本発明の別の実施例を示す第4図相当図、第7
図は本発明のさらに別の実施例を示す第4図相当図、第
8図は本発明のさらに別の実施例を示す断面図である。 ■・・・車輪、4・・・ロアアーム(車輪支持部材)、
7A、7B・・・ロッド、9・・・ロールダンパ装置、
10・・・回転軸、15・・・外筒、17・・・第1隔
壁板、I8・・・第2隔壁板、20・・・側壁板、22
.23.24.25・・・連通部。
Claims (1)
- 1、外端部が左右の車輪支持部材にそれぞれ連結されて
車輪の上下動に応じて回転する左右一対のロッドの内端
部間に配設され、両ロッドの相対回転に応じて減衰作用
を発揮するロールダンパ装置において、両ロッドの一方
と一体に回転するように連結された回転軸と、他方のロ
ッドと一体に回転するように連結されて上記回転軸を囲
繞する外筒と、上記回転軸の外周面に放射状に突設され
た第1隔壁板と、この第1隔壁板に対向して外筒の内周
面に突設された第2隔壁板とを有し、この第1,第2隔
壁板によって上記外筒と回転軸との間を複数の流体室に
区画するとともに、この流体室の側端部を側壁板によっ
て覆い、この側壁板に相隣接する流体室を互いに連通さ
せる連通部を形成するとともに、上記流体室に臨む連通
部の開口面積が上記両隔壁板の相対移動に応じて変化す
るように連通部を配設したことを特徴とするロールダン
パ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32650389A JPH03186424A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ロールダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32650389A JPH03186424A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ロールダンパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03186424A true JPH03186424A (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=18188559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32650389A Pending JPH03186424A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ロールダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03186424A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-12-15 JP JP32650389A patent/JPH03186424A/ja active Pending
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