JPH03185488A - ディスプレイモニタ装置の調整回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、複数入力信号追従型のディスプレイモニタ
装置、水平帰線期間調整回路、水平リニアリティ調整回
路等に用いて好適なディスプレイモニタ装置の調整回路
に関するものである。

【従来の技術１ 第５図は従来の調整回路としての水平帰線期間調整回路
を示す回路図であり、図において、１は水平出力用のト
ランジスタ、２はトランジスタｌに並列に接続されたダ
ンパダイオード、３はトランジスタｌ及びダンパダイオ
ード２に並列に接続され全ての入力信号に対して共通に
用いられる第１の共振コンデンサ、４は第１の共振コン
デンサ３に対して並列に接続される第２の共振コンデン
サ、５は第２の共振コンデンサ４の接続・切離しを行う
電界効果トランジスタから成る半導体スイッチ素子、６
はトランジスタ１により偏向電流を供給される偏向コイ
ル、７は偏向コイル６の一端に接続された８字補正用の
コンデンサ、８は偏向コイル６、トランジスタｌ及び他
の回路素子に接続された水平出力トランスの１次巻線、
９は１次巻線８を通じて回路の電源電圧を供給する電源
回路である。 次に動作について説明する。 トランジスタｌのベースに前段の水平駆動回路（図示せ
ず）より水平駆動信号が加えられることにより、このト
ランジスタ１がオン・オフ動作される。水平走査期間に
おいて、トランジスタｌのオン時には、８字補正コンデ
ンサ７から偏向コイル６を通じてトランジスタｌにコレ
クタ電流が流れ、トランジスタ１のオフ時には、ダンパ
ダイオード２から偏向コイル６を通じて８字補正コンデ
ンサ７に電流が流れる。また、帰線期間には回路のイン
ダクタンスと第１の共振コンデンサ３又は第１及び第２
の共振コンデンサ３．４との共振周波数による振動電流
が流れる。 ここで、一般に複数入力信号追従型のディスプレイモニ
タ装置では、入力信号に応じて画面幅や動作電圧を調整
するために、共振用のコンデンサの容量を切換える必要
がある。即ち、入力信号が低周波数帯の場合や表示画面
を拡大する場合は、共振コンデンサの容量を大きくし、
入力信号が高周波数帯の場合や表示画面を縮小する場合
は、共振コンデンサの容量を小さくする。 このため、第５図においては入力信号を検出した制御信
号で半導体スイッチ素子５をオンさせることにより、第
１の共振コンデンサ３に第２の共振コンデンサ４を並列
に接続して、上記容量が大となるようにしている。 第６図は従来の調整回路としての水平リニアリティ調整
回路を示す回路図であり、図において、１０は第１のＳ
字補正共看コンデンサ７に対して並列に接続される第２
の８字補正コンデンサ、１１は第２の８字補正コンデン
サ１０の接続・切離しを行う電界効果トランジスタから
成る半導体スイッチ素子である。 次に動作について説明する。 トランジスタｌのオン・オフ動作に基く水手偏向動作は
、第５図の場合と同様に行われるが、複数の入力周波数
追従型のディスプレイモニタ装置の場合は、入力信号の
周波数に応じて８字補正コンデンサの容量を切換える必
要がある。即ち、入力信号が低周波数帯の場合は、８字
補正コンデンサの容量を大きくし、入力信号が高周波数
帯の場合は、８字補正コンデンサの容量を小さくする。 このために第６図においては入力信号を検出した制御信
号で半導体スイッチ素子１１をオンさせることにより、
第１の８字補正コンデンサ７に第２のＳ字補正コンデン
サｌＯを並列に接続して、上記容量が大となるようにし
ている。 【発明が解決しようとするｌ！１１２ 従来のディスプレイモニタ装置の調整回路は以上のよう
に構成されているので、半導体スイッチ素子５．１１を
用いた場合は、オン時に流れる電流により熱が発生し、
このため消費電力が増えると共に、放熱板を必要とする
ので回路が大形化する。そこで、半導体スイッチ素子５
，１１に代えて機械的スイッチを用いた場合は、オン時
の突入電流による熱で接点が溶着することがあり、この
ため機械的スイッチとして大形のものを使用する必要が
ある等の課題があった。 この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、熱の発生を抑えると共に、突入電流による接点
溶着を防止することができるディスプレイモニタ装置の
調整回路を得ることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 請求項（１）の発明に係るディスプレイモニタ装置の調
整回路は、第２の共振コンデンサの接続・切離しを行う
のに機械的なスイッチを用いると共に、このスイッチを
電源電圧を一時的にしゃ断した状態で切換えるようにし
たものである。 請求項（２）の発明に係るディスプレイモニタ装置の調
整回路は第２の８字補正コンデンサの接続・切離しを行
うのに機械的なスイッチを用いると共に、このスイッチ
を電源電圧を一時的にしゃ断した状態で切換えるように
したものである。

【作用】

請求項（１）及び（２）の発明におけるディスプレイモ
ニタ装置の調整回路は、第２の共振コンデンサ又は第２
の８字補正コンデンサが切離された状態から機械的なス
イッチの切換えを行う場合は、先ず電源電圧が一旦しゃ
断され、この状態で切換えが行われるので、突入電流が
抑えられ、また機械的なスイッチは半導体スイッチ素子
に比べて４補導通抵抗が小さいので、熱の発生が抑えら
れる。 〔実施例Ｊ 以下、この発明の請求項（１）に関する調整回路として
の水平帰線期間調整回路の一実施例を図について説明す
る。第１図においては第５図と対応する部分には同一符
号を付して説明を省略する。 第１図において、１２はリレー等の機械的な接点を有す
るスイッチであり、第２の共振コンデンサ４とアースと
の間に設けられている。１３は切換え信号Ｓｃに応じて
電源回路９とスイッチ１２とを制御する制御回路である
。この制御回路１３はマイクロコンピュータを含むもの
で第５図では図示を省略したが、電源回路９を制御する
ために従来から設けられているものを利用することがで
きる。 次に動作について説明する。 スイッチ１２がオフ状態で第２の共振コンデンサ４が切
離されている状態において、制御回路１３に切換え信号
Ｓｃが加えられたとき、若し、制御回路１３が第３図に
示すように、直ぐにスイッチ１２をオンに切換えると、
このスイッチ１２には同図のように突入電流Ｉｐが流れ
、これによって、このスイッチ１２の接点が溶着するこ
とがある。これを防ぐために、この発明においては、第
２図に示すように、切換え信号Ｓｃが加えられると、先
ず、電源回路９を一旦停止させて、その電源電圧を所定
時間Ｔ１だけしゃ断し、この所定時間Ｔ１内でスイッチ
１２を切換えるようにしている。これによって、スイッ
チ１２には同図のように通常動作時の電流のみが流れ、
突入電流による接点の溶着を防止することができる。ま
た、スイッチ１２がオン状態となれば、半導体スイッチ
素子に比べて導通抵抗がはるかに少いので、発熱が抑え
られる。 次に、この発明の請求項（２）に関する調整回路として
の水平リニアリティ調整回路の一実施例を図について説
明する。第４図においては第１図及び第６図と実質的に
対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。 第４図において、１４はリレー等の機械的な接点を有す
るスイッチであり、第２のＳ字補正コンデンサｌＯとア
ースとの間に設けられている。この実施例では制御回路
１３は切換え信号Ｓｃに応じて電源回路９とスイッチ１
４とを制御する。 次に動作について説明する。 スイッチ１４がオフ状態で第２の８字補正コンデンサ１
０が切離されている状態において、制御回路１３に切換
え信号Ｓｃが加えられたとき、若し、制御回路１３が直
ぐにスイッチ１４をオンに切換えると、このスイッチ１
４には第３図の場合と同様に突入電流■ｐが流れ、これ
によって、このスイッチ１４の接点が溶着することがあ
る。これを防ぐために、この発明においては、第２図の
場合と同様に切換え信号Ｓｃが与えられると、先ず、電
源回路９を一旦停止させて、その電源電圧を所定時間Ｔ
１だけしゃ断し、この所定時間Ｔ＋内でスイッチ１４を
切換えるようにしている。これによって、スイッチ１４
には通常動作時の電流のみが流れ、突入電流による接点
の溶着な防止することができる。また、スイッチ１４が
オン状態となれば、半導体スイッチ素子に比べて導通抵
抗がはるかに少いので、発熱が抑えられる。

【発明の効果】

以上のように、請求項（１）の発明によれば、第２の共
振コンデンサの接続・切離しを行うために機械的スイッ
チを用い、この機械的スイッチをオン状態からオフ状態
に切換えるとき、先ず電源電圧を一時しゃ断してから切
換えを行うように構成したので、突入電流を抑えると共
に、発熱を抑えることができ、このため、消費電力を低
減することができると共に、放熱板が不要となり、また
小形の機械的スイッチを用いることができるので回路全
体を小形にすることができる効果がある。 また、請求項（２）の発明によれば、第２の８字補正コ
ンデンサの接続・切離しを行うために機械的スイッチを
用い、この機械的スイッチをオン状態からオフ状態に切
換えるとき、先ず、電源電圧を一時しゃ断してから切換
えを行うように構成したので、突入電流を抑えると共に
、発熱を抑えることができ、このため、消費電力を低減
することができると共に、放熱板が不要となり、また小
形の機械的スイッチを用いることができるので、回路全
体を小形にすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項（１）の発明の一実施例によるディスプ
レイモニタ装置の調整回路としての水平帰線期間調整回
路を示す回路図、第２図及び第３図は同回路の動作を説
明するタイミングチャート、第４図は請求項（２）の発
明の一実施例によるディスプレイモニタ装置の調整回路
としての水平リニアリティ調整回路を示す回路図、第５
図は従来の調整回路としての水平帰線期間調整回路を示
す回路図、第６図は従来の調整回路としての水平リニア
リティ調整回路を示す回路図である。 １は水平出力用のトランジスタ、３は第１の共振コンデ
ンサ、４は第２の共振コンデンサ、７は第１の８字補正
コンデンサ、８は１次巻線、９は電源回路、１０は第２
の８字補正コンデンサ、１２．１４はスイッチ、１３は
制御回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平出力用のトランジスタと常に並列に接続され
   る第１の共振コンデンサと、上記第１の共振コンデンサ
   と並列に接続又は切離しされる第２の共振コンデンサと
   、上記第２の共振コンデンサの接続・切離しを行う機械
   的接点を有するスイッチと、偏向コイルの一端に水平出
   力トランスの１次巻線を介して電源電圧を供給する電源
   回路と、上記電源電圧を所定時間停止させると共にこの
   所定時間内に上記スイッチをオフ状態からオン状態に切
   換えるように上記電源回路と上記スイッチとを制御する
   制御回路とを備えたディスプレイモニタ装置の調整回路
   。
2. （２）偏向コイルの一端に常に接続される第１のＳ字補
   正コンデンサと、上記第１のＳ字補正コンデンサと並列
   に接続又は切離しされる第２のＳ字補正コンデンサと、
   上記第２のＳ字補正コンデンサの接続・切離しを行う機
   械的接点を有するスイッチと、上記偏向コイルの他端に
   水平トランスの１次巻線を介して電源電圧を供給する電
   源回路と、上記電源電圧を所定時間停止させると共にこ
   の所定時間内に上記スイッチをオフ状態からオン状態に
   切換えるように上記電源回路と上記スイッチとを制御す
   る制御回路とを備えたディスプレイモニタ装置の調整回
   路。