JPH03185171A - 糊付け不織布の乾燥工程に於ける収縮シワ防止方法 - Google Patents

糊付け不織布の乾燥工程に於ける収縮シワ防止方法

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Publication number
JPH03185171A
JPH03185171A JP1323528A JP32352889A JPH03185171A JP H03185171 A JPH03185171 A JP H03185171A JP 1323528 A JP1323528 A JP 1323528A JP 32352889 A JP32352889 A JP 32352889A JP H03185171 A JPH03185171 A JP H03185171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
net conveyor
dried
drying process
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1323528A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Matsumura
松村 伸
Haruto Fujimoto
藤本 治人
Tomiyasu Watanabe
渡辺 富保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、糊付は後の帯状基材の連続乾燥工程に於て、
乾燥時に起る基材の収縮シワを防止する糊付は不織布の
乾燥工程に於ける収縮シワ防止方法に関する。
(従来の技術) 一般に、帯状乾燥物を連続乾燥する手段として、温風乾
燥機の中にネットコンベアを布設し、このネットコンベ
ア上に前記被乾燥物を載置し、乾燥温度の異なるチャン
バー内を順次搬送させながら連続乾燥する装置が広く用
いられている。
ネットコンベアに載置された被乾燥物は、載置面がメッ
シェ状であるため、通気性に優れ被乾燥物を上下方向か
ら同時に乾燥できると共に、搬送面と線接触状態で載置
できるため、被搬送物が粘着性を有する場合、特に好適
である。
このため、例えば、合成皮革の不繊布の糊付は後の乾燥
工程とか、食品分野では即席麺の製造工程に於て、帯状
又は線状群の麺のα化処理を行う蒸煮工程、あるいは麺
を乾燥する乾燥工程等で用いられている。
前者の合成皮革の製造に於ては、ニードルパンチ後の不
織布を温水槽に浸漬させて熱収縮させ、該不繊布の密度
を増すと共に、ニードルパンチ針跡を縮少させた後、ポ
リビニルアルコール(糊、以下PVムと記す)槽に浸漬
させて不織布の各交絡部分を前記PVAにて接着させる
。そして、次にこれを乾燥させた後、ポリウレタンを付
与し水洗して前記不織布の各交絡部分のPVAを溶かし
、前記交絡部分を自由に、しかも空間を作り出して弾力
性のある合成皮革の基材を製造している。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前記乾燥機に於て、不織布の各交絡部のバイン
ダー材であるPVAを含浸した不織布を乾燥させるとP
VA水溶液が蒸発乾固する時に発生する熱収縮によって
不織布が巾、タテ方向に縮まろうとする。
特に不織布の外にネットにも付着しているPVA水溶液
が蒸発乾固する時に発生するタテ方向の収縮力は一定の
張力で引っ張られているため巾方向の収縮力により、ネ
ットコンベアが不織布と一緒にその収縮方向に引っ張ら
れ、不織布を載置しているネットコンベアの表面に歪を
発生させる。そして、このネットコンベアの歪や、シワ
により搬送中の不織布表面にシワ跡を付与するため、平
滑で均一な製品を作ることが困難になるという欠点があ
った。
特に、糊付は後の不織布は、その表面は粘着性が強いた
め、乾燥されるに従って収縮固化する時に不織布に含浸
している糊の一部がネットコンベアに付着し、ネットコ
ンベアと共に収縮すると、そのシワがとれなくなる。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、ネットコンベア上の不織布の表耐が少し乾燥し、
粘着性が小さくなった所で、該不織布をネットコンベア
から一瞬剥離し、不織布がネットコンベアと一緒に収縮
してネットコンベアにシワを付与することを防止するこ
とにより、乾燥時に於ける収縮シワの発生を防止する収
縮シワ防止方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、本発明は、糊付は後の不織
布をネットコンベア上に移送させながら乾燥する乾燥工
程に於て、乾燥工程途中の該ネットコンベア上方に回転
棒を設け、前記不織布表面が少し乾燥しネットコンベア
との粘着性が緩和された所で、移送中の不織布を前記回
転棒に掛けてネットコンベアから一瞬剥離して乾燥させ
ることを特徴とする糊付は不織布の乾燥工程に於ける収
縮シワ防止方法により達成される。
(作用) 本発明の構成によれば、乾燥工程に於て糊付は後の不織
布が乾燥収縮する前に、−旦ネットコンベアから剥離し
、不織布とネットコンベアとの付着を解除するからネッ
トコンベアにシワを与えないで乾燥させることができる
この不織布をネットコンベアから剥離する位置は、搬送
方向に沿って複数設けても良いが、最初の回転棒の設置
位置を不織布が十分乾燥していない所に設けると、該不
織布の寸法保形性が悪いため、該回転軸の設置により不
織布がかえって伸ばされてしまい、製品に寸法変化を与
えることになるだけでなく、該回転棒にPVAを付着さ
せるため、これが雪ダルマ式に積層されて大きくなって
トラブルの原因となる。
又、逆に不織布が乾燥しすぎた所に回転棒を設けると、
ネットコンベアにシワを付与した後に設けることになり
、回転棒を設けた意味がなくなる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、合成皮革の乾燥工程に本発明を組み入れた実
施例を示すもので図に於て、合成皮革の基材となる不織
布(1〉は、PVA槽(2)に浸漬されながら乾燥機(
3)へ搬送される。
乾燥機(4)はネットコンベア(4)が布設されており
、被乾燥物である不織布(1)を上下方向から能率良く
乾燥できる構造となっている。
そして、このネットコンベア(4)の搬送面側の上方に
、回転棒(6a)(5b)が該ネットコンベア(4)の
巾方向に横設されている。
この回転棒(6a)(5b)は、ネットコンベア(4)
に密着している不織布(1)を剥離するものであるから
、その設置高さは出来るだけ低い方が良く、実施例では
ネットコンベア(4)のすぐ上に設置される。
又、回転棒(5a)(5b)の外径寸法も、上記回転棒
(5a)(5b)の作用から出来るだけ小さい径が好ま
しい。
そして、この回転棒(5a)(6b)は、不織布(1)
の搬送により回転するから自から回転させなくてもよい
が、不織布の搬送速度と等速となる様に回転させても良
い。
しかし、この回転棒を固定棒にすると、不織布(1)に
付着した糊をこすり取るため好ましくない。
又、この最初の回転棒(5a)の設置位置は、被乾燥物
が乾燥する少し手前の粘着性が少し緩和された所に設け
るのが好ましい。
この回転棒(5aX5b)の設置条件は、糊の含浸量、
糊の種類、粘度、不織布の搬送速度、巾寸法及び乾燥条
件等により異なるため、条件ごとにそれに適合した位置
に設けられる。
従って、この回転棒(5aX5b)は簡単に取りはずし
が出来る構造とし、かつ該回転棒をその両端で軸支する
軸受部を搬送方向に沿って複数設けておけば、被乾燥物
の条件に合った位置に回転棒(5aX6b)を簡単にセ
ットすることが出来る。
又、場合によっては、この回転棒(6a)(5b)を搬
送方向に沿って複数本セットすることにより、糊が乾燥
、収縮、固化する過程でネットコンベア(4)を断続的
に剥離させることができる。
尚、実施例に於ては、乾燥機の全長=20 m s不織
布の搬送速度=4〜5m/m1ns PVA含浸量=1
80〜400g/m!、不織布の巾=118cmの条件
で第1回転棒(5a)の設置位置を乾燥機入口から10
rnの所に、第2回転棒(5b)を乾燥機入口から15
mの所に設けて良好な結果を得た。
又、このネットコンベアの材質として、ガラス繊維、ケ
プラ、ポリエステル等がある。
以上の様に、不織布の糊が収縮、固化する前に、該不織
布をネットコンベアから一瞬剥離したから、ネットコン
ベアにシワが付与することがなくなり、被乾燥物を常に
平滑な状態で搬送させながら乾燥させるため、平滑で均
一な不織布を作ることが出来る。
尚、実施例に於ては、不織布の剥離方法として回転棒を
設ける様に述べたが、この回転棒の代りにネットコンベ
アの下から圧縮エアーを噴射してネットコンベアとの付
着を解除させても良い。又、他の方法として複数のネッ
トコンベアを搬送方向に直列に接続し、各ネットコンベ
ア間の乗り移り時の空間部分で剥離させても良い。
(発明の効果) 以上、本発明は被乾燥物がある程度乾燥し、ネットコン
ベアとの粘着性が小さくなった所で該被乾燥物を一旦ネ
ットコンベアから剥離し、乾燥させる方法を採ったから
、乾燥完了したPVA付与不織布にシワの発生跡は無く
、均一な製品を得ることが出来た。
又、PVA付与不織布の自己収縮シワにより発生するネ
ットコンベアのシワの発生も防止出来、乾燥機用ネット
コンベアの寿命が、この簡単な構造の回転横の設置によ
り延長することが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を実施するため回転棒を乾燥
機の中に設けた説明図を示す。 (1)・・・不織布、    (2)・・・PVム槽、
(3)・・・乾燥機、 (4)・・・ネッ トコンベア、 (sa)(5b)・・・回転棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  糊付け後の不織布をネットコンベア上に移送させなが
    ら乾燥する乾燥工程に於て、乾燥工程途中の該ネットコ
    ンベア上方に回転棒を設け、前記不織布表面が少し乾燥
    しネットコンベアとの粘着性が緩和された所で、移送中
    の不織布を前記回転棒に掛けてネットコンベアから一瞬
    剥離して乾燥させることを特徴とする糊付け不織布の乾
    燥工程に於ける収縮シワ防止方法。
JP1323528A 1989-12-12 1989-12-12 糊付け不織布の乾燥工程に於ける収縮シワ防止方法 Pending JPH03185171A (ja)

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JP1323528A JPH03185171A (ja) 1989-12-12 1989-12-12 糊付け不織布の乾燥工程に於ける収縮シワ防止方法

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JPH03185171A true JPH03185171A (ja) 1991-08-13

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07258960A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Rapooj:Kk 布帛の地詰め方法と装置
JP2011099190A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nitto Boseki Co Ltd ガラスチョップドストランドマットの製造方法
JP2013032607A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Toray Advanced Mat Korea Inc 改善された特性を有する複合紡糸長繊維スパンボンド多層不織布及びその製造方法

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