JPH03185012A - 高分子フェロセン誘導体及びその利用 - Google Patents

高分子フェロセン誘導体及びその利用

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JPH03185012A
JPH03185012A JP32462589A JP32462589A JPH03185012A JP H03185012 A JPH03185012 A JP H03185012A JP 32462589 A JP32462589 A JP 32462589A JP 32462589 A JP32462589 A JP 32462589A JP H03185012 A JPH03185012 A JP H03185012A
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reaction
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catalyst
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derivative
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JP32462589A
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English (en)
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Masato Watanabe
真人 渡辺
Masaru Uemura
植村 勝
Naoki Araki
修喜 荒木
Yasuo Butsugan
佛願 保男
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F230/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal
    • C08F230/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子フェロセン誘導体、それを使用した光
学活性アルコール製造用触媒及びこの触媒を用いる光学
活性アルコールの製造方法に関する。さらに本発明は、
上記高分子フェロセン誘導体の原料となる新規なビニル
フェロセン誘導体に関する。
上記高分子フェロセン誘導体は光学活性を有し、不斉合
成用の不均一系触媒として有用である。
〔従来の技術〕
従来、不斉合成用触媒としては主に均一系触媒(溶媒に
可溶な触媒)が開発されてきた。しかし、均一系触媒を
用いる場合、反応形式はバッチ式に限られ、しかも反応
液から生成物及び触媒を回収、分離する操作が容易では
ない。そのため均一系触媒は工業的規模での使用には適
さないことが多い。
一方、不均一系触媒を用いると、バッチ式においてはろ
過等の物理的手段により反応液から触媒を容易に回収で
きる。さらに、オン・カラム法(カラムに触媒を充填し
、反応液を直通させる方法)を用いて連続的に反応を行
うことが可能になる。従って、工業的には不均一系触媒
を使用する・ことが好ましい場合が多い。
そこで従来から不斉合成用触媒を不均一化する方法が検
討されている。例えば、入手容易なベースポリマーに光
学活性化合物を担持する方法、光学活性なビニルモノマ
ーを合成し、重合する方法がある(K、伊藤(Ito)
ら、Polymer、 28巻、1005(1987)
)。
〔発明が解決しようとする課題〕
一方、本発明者らは、種々のフェロセン誘導体を合成し
、光学活性フェロセン誘導体が不斉合成用触媒として利
用できることを見い出した。ところが、これらフェロセ
ン誘導体は、均一系触媒であり、前述のように工業的に
利用する場合に不利な点がある。
そこで本発明の目的は、不均一系触媒として使用するこ
とができる高分子フェロセン誘導体を提供することにあ
る。
さらに本発明の目的は、高分子フェロセン誘導体を用い
る不斉合成用触媒及びこの触媒を用いた光学活性アルコ
ールの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は下記一般式CI)で表わされる数平均分子量1
,000〜1.000.000の高分子フェロセン誘導
体に関する。
〔式中、R1及びR2は、それぞれ水素、アルキル基、
ベンジル基、アリール基、無置換又は置換2−ヒドロキ
シエチル基であるか、R1及びR2は結合している窒素
原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する。m+n
=1であり、Ohm≦1.0≦n<1である。〕 さらに本発明は、一般式〔I〕で表わされる光学活性ア
ルコール製造用触媒及びこの触媒の存在下、アルデヒド
化合物とジアルキル亜鉛とを反応させることを特徴とす
る光学活性アルコールの製造方法に関する。
本発明の別の態様は、下記一般式(IIIで表わされる
ビニルフェロセン誘導体に関する。
〔式中、R1及びR2は一般式〔I〕中のR1及びR1
と同義である〕 以下本発明について説明する。
一般式(1)及び(II)においてアルキル基は、C3
〜C11のアルキル基であることが好ましく、例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、t−ブチル及びn−ペンチルを挙げることができる
。アリール基としては、フェニル、p−トリル、p−メ
トキシフェニル、p−クロロフェニル、0−クロロフェ
ニル及びp−ニトロフェニルを例示できる。さらに2−
ヒドロキシエチル基の置換基としては、メチル、エチル
、イソプロピル、t−ブチル、フェニル及びp−トリル
を例示できる。置換2−ヒドロキシエチル基の例として
は、(R)−2−ヒドロキシプロピル、(S)−2−ヒ
ドロキシプロピル、(1S、2R)−1−メチル−2−
フェニル−2−ヒドロキシエチル、(IR,2S)−1
−メチル−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(R
)−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2
−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2−t−
ブチル−2−ヒドロキシエチルを挙げられる。R1及び
R2が窒素原子とともに複素環を形成する基(−NR’
R”)としては、ピロリジル、(S)−2−ヒドロキシ
メチルピロリジル、(R)−2−ヒドロキシメチルピロ
リジル、ピペリジル、モルホリル、(S)−2−(ジフ
ェニルヒドロキシメチル)ピロリジル、(S)−2−(
(S)−フェニルヒドロキシメチル) ピロリジル、(
S)−2((R)−フェニルヒドロキシメチル) ピロ
リジルを例示できる。
一般式(I)で表わされる高分子フェロセン誘導体の数
平均分子量は1,000〜1.000.000、好まし
くは3.000〜500.000である。又、m及びn
の範囲は、m+n=1,Ohm≦11好ましくは0゜0
3≦m≦0.6.0≦nく1、好ましくは0.4≦n≦
0.97である。
一般式CI)で表わされる高分子フェロセン誘導体は、
mが1未満で共重合体となっている場合には、重合形式
にもよるが、ランダム共重合体であると考えられる。
一般式(II)で表わされるビニルフェロセン誘導体の
具体例としては以下のものを挙げることができる。
N、N−ジメチル−(1’ −ビニルフェロセニル)メ
チルアミン; N−(1’−ビニルフェロセニルメチルl −(S)−
プロリノール: N−f1’−ビニルフェロセニルメチル)−(lS、2
R)−ノルエフェドリン; N−1ビービニルフエロセニルメチル)−(lR,2S
)−ノルエフェドリン; N−11’−ビニルフェロセニルメチル)−(lS、2
R)−エフェドリン; N−+ビービニルフェロセニルメチル)−(lR,2S
) −エフェドリン。
一般式(II)で表わされる新規なビニルフェロセン誘
導体は以下のスキームに示した方法で台底することがで
きる。
ジメチルアミノエチル化 (V) CI) ジメチルアミノエチル化 既知化合物であるN、N−ジメチルアミノメチルフェロ
センを既存の方法(R,バーマン(l(errmann
)ら、Angew、 Chew、、  lit、 Ed
、 Eng1,、  1B、956(1979))を用
い、l’ −(1−N、N−ジメチルアミノエチル)−
1−N、N−ジメチルアミノメチルフェロセン〔■〕と
する。
四級アンモニウム塩化 化合物(IIIIは、以下の条件でMelにより四級ア
ンモニウム塩化して化合物〔■〕とする。
Mel   :2〜so当量 溶媒 :アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
アセトニトリル、ベンゾニト リル等のニトリル類 温度 ニー30’〜80℃、好ましくは−10@〜40
℃ 時間 : O,1〜5時間 圧力 :常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧雰囲気:
窒素またはアルゴン下 単離 :反応液を単に濃縮するか、あるいはエチルエー
テル、もしくはヘキサンを加 えて、結晶を析出させた後、ろ過する。
ビニル基の生成反応 上記で得られた四級アンモニウム塩[IV]は精製する
ことなく、直ちに以下の条件により加熱処理してビニル
化合物〔v〕とする。
溶媒 ニアセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル
類、アセトン、メチルエチル ケトン等のケトン類、THF 温度 :0°〜120℃、好ましくは20’〜90℃ 時間 〜0.5〜5時間 圧力 :常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧雰囲気:
窒素またはアルゴン下 置換反応 上記反応により生成したビニル化合物(V)は、単離す
ることなく、引き続き下記の条件で各種アミンR’R”
NHと反応させて化合物(IF)を得る。
R’R”NI(: l〜50当量 温度、溶媒、圧力、雰囲気は上記ビニル基生成反応に同
じ 時間 :1−1o時間 単1lll:カラムクロマトグラフィー一般式(1)の
高分子体は一般式(II)で表わされるビニルフェロセ
ン誘導体とビニルフェロセン(m=1の場合には一般式
(II)の誘導体のみ)を重合開始剤を用いて任意の割
合で重合させることにより製造することができる。
従来、ビニルフェロセン単独では、ラジカル(Y、ササ
キ (Sasaki)ら、J、 Polym、 Sci
、、 Polym。
Chem、 Ed、、11S1213(1973)。〕
、カチオン(C,アソ(Aso)  ら、Makrom
o[、Chem、、  124.232(1969)ア
ニオンCG、 F、 ハエス(Hayes)ら、Pol
ymer、 18.1286(1977)。〕、チーグ
ラー系触媒[Cr、 ジミオネスカ(S 1m1one
sca)ら、Makromo1, Chem、、163
.59(1973)。〕のいずれの開始剤を用いても付
加重合することが知られている。そして、本発明の一般
式(13で表わされる高分子フェロセン誘導体の製造に
関しても、上記の従来法を利用することができる。但し
、重合のしやすさ及び操作の容易さから、特にラジカル
重合法を用いることが好ましい。
一般式[II)で表わされるビニルフェロセン誘導体の
ビニルフェロセンに対する仕込みのモル比はm及びnの
値に応じて適宜選ぶことができる。
重合開始剤としてはアゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)や過酸化゛ベンゾイル等の有機過酸化物か用いら
れる。開始剤のモノマーに対する濃度は0.5〜5.0
wt%、好ましくは1. O〜4.0wt%とすること
が適当である。
重合方l去としては塊状、溶液、懸濁、乳化重合の諸方
法を用いることが可能であるが、特に塊状及び溶液重合
を用いることが好ましい。溶液重合法は数平均分子量1
,000〜10,000(平均重合度3〜30)のポリ
マーを得るのに好適である。又、塊状重合法は、数平均
分子j110.000〜1.000.0.00(平均重
合度30〜3,000)のポリマーを得るのに適してい
る。
溶液重合法を用いる場合、溶媒としては原料モノマーを
溶解するものを用い、ベンゼン、トルエン、キシレン、
テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド
(DMF) 、アセトニトリル等を用いることが好まし
い。溶液重合法におけるモノマー濃度としては0.1〜
50moj!/i’、好ましくは0.5〜lOmo1/
lとすることが適当である。
反応温度:0〜100℃、好ましくは20°〜90℃ 反応時間:1〜24時間 反応圧カニ常圧から加圧、好ましくは1〜5気圧 雰囲気 二窒素またはアルゴン 反応終了後は、反応系にベンゼンを加えた後、メタノー
ルを加えて生成ポリマーを沈澱させることにより精製し
、単離することができる。
このようにして得られた一般式([〕の高分子フェロセ
ン誘導体は、不斉アルキル化用触媒として有用である。
特にカルボニル化合物を不斉アルキル化して光学活性ア
ルコールの製造用触媒として有用である。
本発明の触媒により不斉アルキル化されるカルボニル化
合物としてはアルデヒド化合物を例示できる。アルデヒ
ド化合物としては例えば、ベンズアルデヒド、トルアル
デヒド、〇−及びp−クロロベンズアルデヒド、〇−及
びp−メトキシベンズアルデヒド等の芳香族アルデヒド
、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド1、n−ブ
チルアルデヒド、イソプロオンアルデヒド、n−ヘプト
アルデヒド、n−オクトアルデヒド等の脂肪族アルデヒ
ド、シンナミルアルデヒド、クロチルアルデヒド等の共
役アルデヒドを挙げることができる。
本発明の不斉アルキル化に用いられるアルキル化剤はジ
アルキル亜鉛である。好ましくはアルキル基の炭素数1
〜4であるジアルキル亜鉛である。
具体的にはジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジn〜プロピ
ル亜鉛、ジローブチル亜鉛等が用いられる。
これらジアルキル亜鉛はヘキサンあるいはトルエンの0
.5〜3.0M溶液として使用することが好ましい。ま
た、かかるジアルキル亜鉛はエーテル中、塩化亜鉛と2
当量の有機リチウム化合物を反応させて得られたものを
そのまま使用することもできる。
本発明の方法においては溶媒を用いることが好ましい。
該溶媒は反応に対し不活性なものであり、具体的には、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭
化水素類、エチルエーテル、ブチルエーテル等のエーテ
ル類が挙げられる。
これらの溶媒は一種または二種の混合溶媒として用いる
ことができる。
これらの溶媒はアルデヒド化合物1重量部に対して通常
1−100重量部、好ましくは、5〜30重量部存在さ
せることができる。
アルデヒド化合物とジアルキル亜鉛を反応させる際、ア
ルデヒド化合物に対しジアルキル亜鉛は、0、5〜3.
0当量、好ましくは0.7〜2.0当量とすることか適
当である。
光学活性な触媒である一般式(13で表わされる高分子
フェロセン誘導体の使用量は、アルデヒド化合物に対し
て、一般式〔■〕中の光学活性フェロセン単位(カッコ
mの単位)ヲ0.5〜40mof%、好ましくは1〜2
0mo1%とすることが適当である。
反応温度は触媒の種類により異なるが、通常20°〜8
0°C1好ましく +;!−10” 〜60’Cとする
ことか適当である。本反応は、不斉合成反応では珍らし
く、0°C以上の高温でも生成物の光学純度を損うこと
なしに実施できる。
反応時間は触媒の種類、触媒量等の条件によって適宜選
ばれるが、0.5〜24時間が適当である。
反応圧力は常圧から加圧のいずれでもよいが、好ましく
は1〜3気圧下で行なわれる。また、反応は窒素および
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行なわれる。
反応の進行状況はガスクロマトグラフィーより判定する
ことができる。バッチ式の場合、希薄な酸性水溶液を加
えて、反応を停止後、触媒をろ過する。目的生成物は、
ろ液からエーテル抽出し、乾燥、濃縮後、残渣をカラム
クロマトグラフィーに付して単離することができる。
尚、光学純度は、既知の施光度値[R,H,ピヵード(
Pickard)  ら、J、  Chem、  So
c、、  1115(1914) )との比較により求
めることができる。
このようにして本発明の方法により製造される光学活性
アルコール化合物としては、例えば、(S)−1−フェ
ニルプロパツール、(R)−1−フェニルプロパツール
、(S)−1−フェニルエタノール、(R)−1−フェ
ニルエタノール、(S)−1−フェニルペンタノール、
(S)−1−p−クロロフェニルプロパツール、(S)
−1−〇−メチルフェニルプロパツール、(R)−1−
p−メトキシフェニルプロパツール、(S)−3−ノナ
ノール、(S)−2−オクタツール、(S)−3−デセ
ノール、(S)−1−フェニル−l−ペンテン−3−オ
ール、(R)−1−フェニル−1−ブテン−3−オール
、(S)−2−へキセノ−4−オール、(S)−3−ペ
ンテン−2−オール等を挙げられる。
〔発明の効果〕
本発明により不均一系触媒として利用できる高分子フェ
ロセン誘導体が提供できる。それにより、不斉合成用触
媒として優れた機能を有するフェロセン誘導体を、不均
一系触媒として用い、連続的に不斉合成反応を行うこと
ができる。又、バッチ式の場合にも、反応系から触媒を
分離するのが容易になる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1(原料ビニルモノマーの製造法)アルゴン雰囲
気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装置にトリクロ
ロ酢酸53.2g(326mmoi))を加え、酢酸7
.5−に溶解させた。さらにN、N−ジメチルアミノメ
チルフェロセン9.16g (37,7mmof) 、
バラアルデヒド3.3−(24,8mmoi’)の順に
加え、溶解させた。
10℃に冷却後、フルオロスルホン酸12.5 m/(
217mmof’)を加え、−10°〜0℃で30分間
反応させ、生成したカルベニラムイオンを50m1の塩
化メチレンに溶解させた。
一方、別の撹拌機を有するガラス製常圧反応装置にジメ
チルアミン50%水溶M 130 J(65,0g)お
よびイソプロピルアルコール100m1を加え、−70
℃に冷却した。−70℃下、先に合成したカルベニラム
イオンの塩化メチレン溶液をテフロンチューブを通して
加えた。放冷下で室温まで反応させた後、塩化メチレン
500−を加え、希釈後、3回水洗した。塩化メチレン
溶液に8%りん酸を加え、アミン化合物を抽出した。塩
化メチレンで洗浄後、濃水酸化ナトリウム水溶液を加え
て、アルカリ性とし、エーテル抽出した。無水硫酸ナト
リウムでエーテル溶液を乾燥した後、エーテルを留去し
た。残虐をアルミナカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン−酢酸エチル−メタノール)で精製し、l−N、N−
ジメチルアミノメチル−1’ −(1−N、N−ジメチ
ルアミノエチル)フェロセン4.74 g (15,1
mmoIり  (製造収率40%)が得られた。
オイル 90 M)lz  ’I(NMR(δ、CDC15) 
; 1.40(3H,d、  J”6.3Hz)  2
.07(OH,s)  2.16(6H,s)  3.
25(2H,s)3.55(LH,q、  J=6.3
Hz)  4.00(8H,5)IR(neat) 3
100.2980.2950.2820.2800.1
453.1362.1258.1170.1140.1
1201B25 an−’また、副生物として1−N、
N−ジメチルアミノメチル−ビー(1−ヒドロキシエチ
ル)フェロセン5.09 g (17,7mmoj!’
)  (製造収率47%)が得られた。
(61(、s)  3.25(21(、s)  4.0
9(4H,s)  4.13(4H,s)4.55(I
II、  q、  J=6.3flz)IR(neat
) 3370.3100.2995.2950.283
0.2798.1450 、1362.1238.10
40.1020.825an−’アルゴン雰囲気下、撹
拌機を有するガラス製常圧反応装置に、上記(11で得
たl−N、N−ジメチルアミノメチル−1’ −(1−
N、N−ジメチルアミノエチル)フェロセン4.74 
g (15,1mmol)を加え、アセトニトリル60
mffに溶解させた。水冷とした後、ヨウ化メチル9.
2mg (148m+++ol)を加えた。室温で10
分間反応させた後、減圧下で、アセトニトリル及びヨウ
化メチルを留去した。
残渣(四級アンモニウム塩)にアセトニトリル50dを
加え、還流した。2時間後、(is、2R) −(+)
−ノルエフェドリン9.2g(60mmof)を加え、
さらに還流した。4時間後、エーテルで希釈し、水洗し
た。エーテル溶液は無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
下、エーテルを留去した。残渣をアルミナカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン、酢酸エチル、メタノール)で
精製し、N−+1’ −ビニルフェロセニルメチル)(
is、2R)−ノルエフェドリン3.74 g(9,9
4mmof)  (製造収率66%)が得られた。
融点 57〜59°C 〔α)”+20.9° (C1,12、EtOH)90
 MHz  HNMR(δ、CDC13) ; 0.8
9(3H,d、 J6.8tlz)  2.60(21
1,Ni1, 0il)  2.90〜3.30(LH
,m)3.65(2H,s)  4.23(4H,s)
  4.10〜4.50(4H,m)4、87(IH,
d、 J=4.2Hz)  5.20(IH,d−d、
 、Ln”2Hz。
JsxJo、 4Hz)  5.45(Ift、 d−
d、 JAB”2H2,JAX:18H2)6、65(
IH,d−d、 Jax”10.8+12. JAX”
18H2)IR(KBr)  3430.3100.3
050.3000.2898.2845.1635.1
605.1455.1330.1200.1082.1
030.900.830.703 cm−’実施例2 (I S、2R)−(+)−ノルエフェドリンの代わり
に(I S、2R)−(+)−エフェドリンを用いた以
外は実施例1(2)と同様な操作を繰り返してN−(1
’−ビニルフェロセン1−(Is。
2R)−エフェドリンを得た。
製造収率 709% オイル 〔α]  2O−xo、so (CO,50B 、Et
OH)90 Mtlz’HNMR(δ、CDCj! 3
) ; 0.81(3H,d、  J=6.3Hz) 
 2.13(31,s)  2.6Q 〜2.80(L
H,m)  3.45(2H,s)  4.10(4H
,s)  3.98〜C22(48,m)  4.83
(IH,d、  J”4.5t(Z)  5.02(1
1(、d−d、JAa”2H2,Jax=7flz) 
 5゜29(IH,d−d、  JAB”2H2,JA
X”1711Z)8.37(LH,d−d、  Jax
=7H2,JAX=181(Z)IR(neat) 3
440 、3100.3070.3040.3000.
2950゜2805 .1633.1605.1455
.1242.1045.1034 .898 .830
 .819 .743 .705  c+n−実施例3
(ポリマーの製造法) アルゴン雰囲気下、ガラス製常圧反応装置に上記で得た
実施例2で得たN−11’ −ビニルフェロセニルメチ
ル)−(IS、2R)−エフェドリン2.94 g(7
,56+nmon、モノマーモル比0、320 )ビニ
ルフェロセン3.36 g (15,8mmof、モノ
マーモル比0.680 )および、アゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)100.0■(1,59重量%、
0.61  mmoj! )を加え、70°Cに加温し
た。70℃で20時間、反応させた後、反応固形物をベ
ンゼンに溶解させた。メタノールを加えることにより生
成ポリマーを再沈澱させた。
ろ過により得たポリマーは、再びベンゼンに溶解させた
後、メタノールから再沈澱させた。ろ過により、ポリマ
ー2.04g(製造収率32%)を得た。
〔α〕″’  6.17   (CO,680、C5H
s)IR(KBr ) 3440.3100.3030
.2930.2800.1600゜1450 .133
5.1230,1102.1040.1020.100
0 .920 .819 .740 .700 am−
’元素分析値よりポリマー中のモル比(m : n)を
決定した。
元素分析値 c; 68.21SH; 6.17、Ni
 1.47従って  m:n=o、278 :0.72
2in=28,000 実施例4〜6 N−+1’−ビニルフェロセニルメチル)−(Is、2
R)−エフェドリンよびビニルフェロセンの仕込みモル
比を表1に示した値にしたこと以外は実施例3と同様な
操作を繰り返した。結果を表1に示す。
実施例7 N−f1’ −ビニルフェロセニルメチル)(Is、2
R)−エフェドリンとビニルフェロセンのモル比を0.
299対0.701とし、溶媒としてベンゼンをモノマ
ー濃度で1.0Mとなるように加えたこと以外は実施例
3と同様な操作を繰り返した。
製造収率 34% 〔α)20−3゜90   (CO,282、Cat(
s)元素分析値 C; 68.94、tl;6.13、
N; 1.18m:n=o、210:0.790 実施例8 アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置に実施例3で得たポリマー0.98 g(重合法:塊
状、m : n −0,278: 0.722、エフェ
ドリン分1.05  mmof、 Mn =28,00
0)を加え、ヘキサン30−に懸濁させた。ベンズアル
デヒド2.25 g (21,2mmof)のヘキサン
溶液20−を加え、室温で15分間撹拌した。ジエチル
亜鉛25−(1,5Mヘキサン溶液、37.5mmof
)を加え、室温で9時間撹拌した。反応終了後、水冷下
、反応混合物に1N塩酸を加えて反応を停止させた。次
いでポリマー触媒をろ過した後、ろ液をペンタンで抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下、ペンタンを留去し、残漬をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製した。さらに減圧下で蒸留
後、(S)−1−フェニルプロパツール2.45 gを
得た。製造収率及び光学純度(〔α〕。値より換算した
。(R,H,Pickardら、J、 Chem、 S
oc。
1914.1115) lを表2に示す。
実施例9〜11 ポリマー(不斉触媒)を実施例4.5及び6で得たもの
に代えた他は実施例8と同様に操作して(S)−1−フ
ェニルプロパツールを得た。結果を表2に示す。
表 実施例12 不斉触媒として実施例7で得たポリマー〔ポリマー中の
m値: 0.210. in =5.7001を用い、
反応時間を15時間としたこと以外は実施例8と同様な
操作を繰り返してC3)−1−フェニルプロパツールを
得た。
製造収率 67% 光学純度 58%e、 e。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式〔 I 〕で表わされる数平均分子量1
    ,000〜1,000,000の高分子フェロセン誘導
    体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1及びR^2は、それぞれ水素、アルキル
    基、ベンジル基、アリール基、無置換又は置換2−ヒド
    ロキシエチル基であるか、R^1及びR^2は結合して
    いる窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する
    。m+n=1であり、0<m≦1、0≦n<1である。
  2. (2)請求項1記載の一般式〔 I 〕で表わされる不斉
    アルキル化触媒。
  3. (3)請求項2記載の触媒の存在下、アルデヒド化合物
    とジアルキル亜鉛とを反応させることを特徴とする光学
    活性アルコールの製造方法。
  4. (4)下記一般式〔II〕で表わされるビニルフェロセン
    誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^1及びR^2は請求項1に記載のR^1及
    びR^2と同義である〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6040402A (en) * 1994-11-15 2000-03-21 Phillips Petroleum Company Polymeric ligands, polymeric metallocenes, catalyst systems, preparation, and use
KR20170016565A (ko) 2015-08-03 2017-02-14 주식회사 콜러노비타 온수 세정기의 체결 유닛 및 이를 포함하는 온수 세정기

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US6372930B1 (en) * 1994-11-15 2002-04-16 Phillips Petroleum Company Polymeric ligands, polymeric metallocenes, catalyst systems, preparation, and use
KR20170016565A (ko) 2015-08-03 2017-02-14 주식회사 콜러노비타 온수 세정기의 체결 유닛 및 이를 포함하는 온수 세정기

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