JPH03183762A - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置

Info

Publication number
JPH03183762A
JPH03183762A JP1321969A JP32196989A JPH03183762A JP H03183762 A JPH03183762 A JP H03183762A JP 1321969 A JP1321969 A JP 1321969A JP 32196989 A JP32196989 A JP 32196989A JP H03183762 A JPH03183762 A JP H03183762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaporation
intermediate chamber
chamber
cell
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1321969A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanpei Ezaki
江崎 賛平
Kunihiko Yoshino
邦彦 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP1321969A priority Critical patent/JPH03183762A/ja
Publication of JPH03183762A publication Critical patent/JPH03183762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、表示素子や面光源として使用される
薄膜EL素子の発光層や絶縁層、センサーに使用される
強誘電性薄膜、半導体薄膜などの製造に有用な真空蒸着
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、薄膜EL素子の発光層や絶縁層を成膜する方法の
!つとして、分子線エピタキシー法があり、この方法に
使用される製造装置は、概ね第4図に示す構造を有する
この装置は、薄膜の構成元素を独立に加熱蒸発できる複
数の蒸発源を備えている。各蒸発源は、唯一のセルを備
えているにすぎない。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、薄膜EL素子の発光層の形成に於いては、母体
の化学量論比と結晶性を良くすることと、活性中心の不
純物(例えばMn)を母体(例えばZn5)結晶中に均
一に分散させることが重要とされている。
そのためには、発光層を構成する各成分元素の基板への
到達量の比が、基板全面に渡って、一定値であり、しか
も、この値を発光層の形成過程中に、各元素毎に独立に
制御できることが必要である。
従来の装置(第4図参照)では、各元素を異なる位置に
設けた各蒸発源より蒸発させるので、基板への各元素の
到達量の比が基板の場所によって異なるという問題点を
有していた。
これは、各蒸発源セルから発する蒸気流の強度分布がセ
ル毎に異なるからである。この結果、薄膜堆積過程の間
、化学量論比を満足する結晶の生成に対して過剰な蒸気
成分が基板表面から再蒸発しない限りは、基板の場所に
よって、形成される薄膜の化学組成が、異なるという問
題点が生まれるのである。
従って、本発明の目的は、複数の元素又は化合物を蒸発
物質として蒸着する場合に、(1)所望の化学量論比を
満たした結晶性の良い多元化合物、又は(2)不純物を
均一にドープした結晶性の良い多元化合物、又は(3)
所要の化学組成の多元化合物、又は(4)厚さ方向に化
学組成を意図的に変化させた多元化合物の薄膜を大面積
基板上に均一に製作することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、「真空室、該真空室を周囲から隔離するため
のチャンバー、真空室上部に配置された基板支持体及び
真空室底部に配置された蒸発源からなる真空蒸着装置に
於いて、 前記蒸発源が、蒸発物質を配置する複数のセル及びそれ
らのセルの上に隣接する共通の中間室からなり、 各セルと中間室とは、各セルの上部に開けられた連通小
孔でそれぞれ連通しており、 中間室は、上部に小孔を有しており、 各セルは、独立の加熱源をそれぞれ有しており、各セル
及び中間室は、それらのハウジングと兼用していてもよ
い断熱手段で分離されており、そして、 中間室は、中間室加熱源を有していることを特徴とする
真空蒸着装置」を提供する。
〔作用〕
本発明の装置では、セル(小部屋)は、例えば、2〜l
O個設けられ、各セルは水平方向に寄せ集まっている。
そして、各セルの上に隣接して共通の中間室がある。
各セルに設けられた独立の加熱源は、各蒸発物質の蒸気
分圧を独立に制御するためにあり、それにより、各セル
から蒸発した各蒸発物質は、セルの上部(天井)に設け
られた連通小孔を通って中間室に入る。
各セル及び中間室は、相互の熱干渉を防止するため、そ
れらを構成するハウジングと兼用していてもよい断熱手
段で分離されている。
中間室に入った各蒸発物質の蒸気は、ここで他の蒸発物
質の蒸気と均一に混ざり合う。中間室内に充満した蒸気
のハウジングへの付着(凝縮)を防ぐために、中間室加
熱源があり、これにより中間室のハウジング内面の温度
を、必要に応じて、各セル内に於ける各蒸発物質の蒸発
温度以上に保つ。
均一に混ざった蒸気は、中間室上部の小孔を通って真空
室に入り、真空室を上昇して基板に到達する。基板に到
達すると、そこで凝縮(固化)堆積し、薄膜を形成する
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
〔実施例〕
第1図は、本実施例の真空蒸着装置の縦断面を示す概念
図である。
この装置は、第1図に示すように、大きく分けて、真空
室11該真空室を周囲から隔離するためのチャンバー2
、真空室上部に配置された基板支持体3及び真空室底部
に配置された蒸発源4からなる。その外、図示していな
いが、排気口5の先に排気系がある。
蒸発源4は、第2図に示す如く水平方向に寄せ合わされ
た4つのセル6と、第3図に示す如くその上に隣接して
共通の中間室7とからなる。
各セル6と中間室7は、ハウジング8で囲まれ、互いに
分離されている。ハウジング8の周囲には、更に断熱手
段9としての断熱性の壁が配設されている。断熱手段9
の材料としては、例えば、断熱手段の厚さ方向に垂直な
方向に平行にTa又はMo又はWの薄板を互いに一定距
離を保って複数枚重ねた構造のものが使用される。
各セル6の上部(天井)には、中間室7に通じる連通小
孔10がそれぞれ開けられている。
中間室7の上部(天井)にも、真空室1に通じる小孔1
1が1個開けられている。この小孔11は、場合により
複数設けてもよい。
各セル6の周辺には、ハウジング8と断熱手段9との開
に、各セルの温度を独立に制御できる加熱源12として
、例えば、抵抗発熱体又は高周波コイルが捲かれている
中間室7の周辺にも、ハウジング8と断熱手段9との間
に中間室加熱源13として、例えば、抵抗発熱体又は高
周波コイルが捲かれている。
また、基板支持体3の内部又は背後には、基板を加熱す
るための基板加熱手段14と、基板支持体3の下には、
シャッタ15が配設されている。
尚、図示していないが、基板Sとシャッタ1Sとの間に
邪魔板があり、また、基板支持体3は、回転手段で蒸着
中に回転させることができ、両者によって、膜厚ムラを
除去する。この技術自体は公知である。
〔機能説明〕
実施例の装置の機能を次に説明する。
第1のセル6に、例えば、薄膜EL素子の発光層を構成
する亜鉛、カルシウム、ストロンチウム等の元素の硫化
物又はセレン化物から選択した1種の物質、第2のセル
6に、イオウ又はセレンから選択した1種の物質、そし
て、第3、第4のセル6に、希元素或いは希元素の弗化
物又は塩化物又は臭化物又は沃化物又は硫化物選択した
各1種の物質を、それぞれ配置した後、排気系を作動さ
せて真空室1を真空にする。
その上で、各セルに専用の加熱源12を作用させて、蒸
発速度を各セルごとに制御する。
その結果、各セル6から発生した蒸気は、各セル上部の
連結小孔10を通って中間室7に入る。
中間室7では、各セルから発生した蒸気が、混ざり合う
。そして、混ざった蒸気の一部は、中間室上部の小孔口
1を通って真空室1に噴出する。
小孔IIの内径は小さいので、各セルから発生した蒸気
がストレートに真空室1に噴出することはなく、中間室
7内部で循環・徘徊し、均一に混合されることになる。
中間室7の圧力は、蒸発源の寸法、蒸発物質の種類、加
熱源のパワー、小孔11の寸法に依存するが、おおよそ
lo−2〜10torrの範囲である。
中間室7に一旦入った蒸気は、分子運動により一部は元
のセル6に戻り、一部は他のセル6に入る。他のセル6
に入った蒸気は、その蒸気の蒸発温度よりも低い温度の
セルに入る場合に、ハウジング8内面及びセル内の蒸着
物質上面及び連通小孔口0の内面に付着する量が問題に
なる。
この場合、このセルに対する連結小孔10の内径を充分
に小さくしておけば、蒸着が終了するまでの間に侵入し
て付着する異物の総量を、後者のセルから発する蒸気純
度の低下及び蒸気量の変化を無視できるほどに、充分に
小さくすることができる。
従って、−数的に言えば、連通小孔10の直径は、セル
の大きさ、中間室の大きさ、蒸着物質の種類などにもよ
るが、2〜40mmが好ましい。
これらの場所に付着しなかったか、−度付着して再蒸発
した蒸気は、再び連通小孔10を通って中間室7に入り
、他の蒸気と混ざり合う。
そして、混ざった蒸気は、小孔11を通って、真空室7
に噴出する。
しかし、一部の蒸気は、再び連通小孔10を通って元の
セル6又は別のセル6に戻る。
このような過程を繰り返すことによって中間室に於ける
各蒸気成分に対する分圧はある一定値に安定し、蒸気の
混合が完了する。
安定した段階で、シャッター14を開くと、基板上に、
蒸発物質が堆積を始め、薄膜(発光層)が形成される。
このとき形成される薄膜の化学組成は、基板に到達する
各蒸気成分(物質そのもの又はその分解物の分子もしく
は原子からなる)の噴出強度の比率に依存し、これは各
セルの温度に依存する。
従って、これらの温度を適当に制御することによって所
定の化学量論比の薄膜を得ることができ、かつ、活性中
心の濃度を自由に制御することができる。
各蒸気成分は、中間室7上部の1つの小孔11を共有し
て噴出するので、各蒸気成分の噴出強度分布は、小孔1
1から真空室1を望む大きな立体角に渡って同一である
この意味からも、小孔11の内径は、比較的小さいこと
が好ましく、セルの大きさ、中間室の大きさ、蒸発物質
の種類などにもよるが、一般に1〜20mm程度が好ま
しく、長さ(高さ)も、l〜20mm程度が好ましい。
この結果、発光層を大面積基板に対しても化学量論比を
一定に保って結晶性を良く製作することができ、かつ活
性中心を、大面積基板に対しても、薄膜の拡がり方向と
厚み方向の双方に対して均一に分散させることができる
〔応用例〕
実施例の装置を用いてEL素子の発光層を製作した。
4つのセル6にそれぞれZnS、S、MnS、Mnをセ
ットした。
そして、排気系を作動させて真空室1を真空にした後、
各セルに専用の加熱源12を作用させて、蒸発速度を各
セルごとに制御し、充分時間を置いてから、シャッター
1を開け、蒸着を開始したところ、やがて、基板(S)
上に良好な発光層が形成された。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、発生する各蒸気成分の強
度比を広い角度に渡り所定の値に保ち、また、その値を
蒸着中に自由にコントロールできるので、大面積基板に
対して、等しい膜厚で、均一に、(1)所望の化学量論
比を満たした結晶性の良い薄膜、(2)結晶中心に不純
物(ELの場合は活性中心)を均一に分散させた薄膜、
(3)任意の化学組成の薄膜、(4)厚さ方向に化学組
成を徐々に変化させた薄膜を製作することができる。
これをを、薄膜EL素子の発光層に限って言えば、大面
積基板に対しても、化学量論比を一定に保ち、かつ活性
中心を基板の拡がり方向と膜の厚み方向の両方に対して
均一に分散させるこεができる。そのため、EL素子を
効率良く高輝度に発光させることができる。
従って、本発明の装置は、特に薄膜EL素子の発光層(
例えば、ZnS:MnやSrS : Ce)の外、強誘
電体(例えば、BaTi0.、PbTiOs、PZTな
ど)薄膜、半導体(例えば、GaAs5GaP、 Ga
AIPなど)薄膜、酸化物超電導薄膜、光学用任意屈折
率誘電体(例えば、ZrxTL−xOt、 0 < X
 < 1 )薄膜、傾斜機能性薄膜(例えば、 ZrO*〜(ZrO*)xNi+−x 〜Ni、 0 
< x < 1 )などの製造に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例にかかる真空蒸着装置の縦断面を示
す概念図である。 第2図は、第1図の装置のセルの水平断面を示す概念図
である。 第3図は、第1図の装置の蒸着源の縦断面を示す概念図
である。 第4図は、従来の装置の縦断面を示す概念図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1−・・・・・・・−真空室 2−・・・・−・・・・・チャンバー 3・・−・・・・・−・・・基板支持体4−・・・・・
・・・・・・蒸発源 5−・−・・・・−・・排気口 6−・−・・−・・セル フ・−・−・・・−・−中間室 8−・・・・−・ハウジング 9・、−・・・・・−断熱手段 10−・・・・・−・・・連通小孔 11−・・・−・−・−・小孔 12−・−・・・・−・・・・加熱源 13・・−・・・・・−・中間室加熱源14・・−・・
−・基板加熱手段 15−・・・−・・・シャッタ S・・−・・・・・−・・・・基板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 真空室、該真空室を周囲から隔離するためのチャンバー
    、真空室上部に配置された基板支持体及び真空室底部に
    配置された蒸発源からなる真空蒸着装置に於いて、 前記蒸発源が、蒸発物質を配置する複数のセル及びそれ
    らのセルの上に隣接する共通の中間室からなり、 各セルと中間室とは、各セルの上部に開けられた連通小
    孔でそれぞれ連通しており、 中間室は、上部に小孔を有しており、 各セルは、独立の加熱源をそれぞれ有しており、 各セル及び中間室は、それらのハウジングと兼用してい
    てもよい断熱手段で分離されており、そして、 中間室は、中間室加熱源を有している ことを特徴とする真空蒸着装置。
JP1321969A 1989-12-12 1989-12-12 真空蒸着装置 Pending JPH03183762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1321969A JPH03183762A (ja) 1989-12-12 1989-12-12 真空蒸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1321969A JPH03183762A (ja) 1989-12-12 1989-12-12 真空蒸着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03183762A true JPH03183762A (ja) 1991-08-09

Family

ID=18138452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1321969A Pending JPH03183762A (ja) 1989-12-12 1989-12-12 真空蒸着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03183762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127066A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc インライン式成膜装置
JP2014136804A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Hitachi Zosen Corp 真空蒸着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127066A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc インライン式成膜装置
JP2014136804A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Hitachi Zosen Corp 真空蒸着装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6337102B1 (en) Low pressure vapor phase deposition of organic thin films
JP2003077662A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法および製造装置
US20100043711A1 (en) Thin-film deposition evaporator
EP2190264A1 (en) Evaporation apparatus
KR20040043360A (ko) 다증발원을 이용한 동시증착에서 균일하게 혼합된 박막의증착을 위한 증발 영역조절장치
EP1727922A1 (en) High thickness uniformity vaporization source
EP2187708B1 (en) Film deposition apparatus with organic-material vapor generator
KR20040044534A (ko) 유기 증기 제트 증착을 위한 방법 및 장치
JP2009097044A (ja) 成膜装置及び成膜方法
US8420169B2 (en) Method of manufacturing organic thin film
US5827802A (en) Method of depositing monomolecular layers
JP3483719B2 (ja) 有機材料用蒸発源及びこれを用いた有機薄膜形成装置
JP3756458B2 (ja) 薄膜堆積用分子線源セル
JP2003301255A (ja) 薄膜堆積用分子線源セルと薄膜堆積方法
US5200277A (en) Electroluminescent device
JPH03183762A (ja) 真空蒸着装置
US5466494A (en) Method for producing thin film
JP2003155555A (ja) 薄膜堆積用複合分子線源セル
JP2003286563A (ja) 成膜装置および成膜方法
KR20090106632A (ko) 증착원, 증착 장치, 유기 박막의 성막 방법
WO2003104520A1 (ja) 有機薄膜の形成方法
KR20050110623A (ko) 조절된 황 화학종 증착 공정
JPS63297549A (ja) 真空蒸着装置
KR100465513B1 (ko) 승화 정제 과정을 통해 예비 도핑된 고순도 유기 호스트물질 및 유기 도판트 물질 혼합물의 제조방법 및 이를이용한 유기 전계 발광 소자
JPH0339931A (ja) 液晶の配向膜の製造装置