JPH03182803A - 輪距調節装置のロック用油圧回路 - Google Patents
輪距調節装置のロック用油圧回路Info
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- JPH03182803A JPH03182803A JP32314789A JP32314789A JPH03182803A JP H03182803 A JPH03182803 A JP H03182803A JP 32314789 A JP32314789 A JP 32314789A JP 32314789 A JP32314789 A JP 32314789A JP H03182803 A JPH03182803 A JP H03182803A
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- control valve
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車輌における輪距調節装置のロック用油圧回
路に関するものである。
路に関するものである。
(従来の技術)
トラクタ等の車輌における前輪の輪距調節装置には、前
車軸ケースを伸縮自在に構成すると共に、この前車軸ケ
ースを伸縮位置でロックする油圧作動式ロック手段を設
け、軸距を調節する際に、ロック手段による前車軸ケー
スのロックを解除しておき、前輪の左右操向時に直進復
帰方向への走行抵抗を生しる前輪アライメントを利用し
て前車軸ケースを伸縮させ、然る後にロック手段により
前車軸ケースを伸縮不能にロックするようにしたものが
考えられている。
車軸ケースを伸縮自在に構成すると共に、この前車軸ケ
ースを伸縮位置でロックする油圧作動式ロック手段を設
け、軸距を調節する際に、ロック手段による前車軸ケー
スのロックを解除しておき、前輪の左右操向時に直進復
帰方向への走行抵抗を生しる前輪アライメントを利用し
て前車軸ケースを伸縮させ、然る後にロック手段により
前車軸ケースを伸縮不能にロックするようにしたものが
考えられている。
この場合、ロック手段の制御弁を含む油圧回路は、油圧
ポンプの吐出側に制御弁を接続し、油圧ポンプからの圧
油を制御弁を介してロック手段に供給するように構成す
るのが一般的である。
ポンプの吐出側に制御弁を接続し、油圧ポンプからの圧
油を制御弁を介してロック手段に供給するように構成す
るのが一般的である。
(発明が解決しようとする課題)
この種の輪距調節装置では、大型トラクタの場合、ロッ
ク手段により前車軸ケースを確実にロックするには、油
圧ポンプの吐出圧を70 kg / cut程度以上に
設定する必要がある。しかし、そのためには常に70
kg / c+aでリリーフ弁を作動させておかなけれ
ばならず、従って、馬力のロス、油温の上昇を招く等の
問題がある。
ク手段により前車軸ケースを確実にロックするには、油
圧ポンプの吐出圧を70 kg / cut程度以上に
設定する必要がある。しかし、そのためには常に70
kg / c+aでリリーフ弁を作動させておかなけれ
ばならず、従って、馬力のロス、油温の上昇を招く等の
問題がある。
本発明は、このような点に鑑み、油圧式操向装置により
前輪を操向する際の操向抵抗によって発4する高圧を利
用して蓄圧器に蓄圧し、蓄圧器からロック手段に圧油を
供給するようにして、馬力のロス、油温の」二昇等を防
止することを目的としたものである。
前輪を操向する際の操向抵抗によって発4する高圧を利
用して蓄圧器に蓄圧し、蓄圧器からロック手段に圧油を
供給するようにして、馬力のロス、油温の」二昇等を防
止することを目的としたものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、伸縮自在な車軸ケース4と、該車軸ケース4
を伸縮位置でLIノックる油圧作動式ロック手段17と
を備えた車輌の輪距調節装置において、油圧式操向装置
32の操向制御弁80に、チェック弁84 、85を介
してロック手段17を接続し7、千y、ツク弁84,8
5とロック手段17との間に蓄圧器89を接続したもの
である。
を伸縮位置でLIノックる油圧作動式ロック手段17と
を備えた車輌の輪距調節装置において、油圧式操向装置
32の操向制御弁80に、チェック弁84 、85を介
してロック手段17を接続し7、千y、ツク弁84,8
5とロック手段17との間に蓄圧器89を接続したもの
である。
(作 用)
口、り手段17乙こより車軸ケース4を伸縮不能に口、
りする時には、蓄圧器89からロック手段17に所定の
圧力をかけておく。
りする時には、蓄圧器89からロック手段17に所定の
圧力をかけておく。
軸距調節に際しては、制御弁を切換えて蓄圧器89から
の圧油を断つと、ロック手段】7が車軸ケース4のロッ
クを解除する。
の圧油を断つと、ロック手段】7が車軸ケース4のロッ
クを解除する。
操向時には操向制御弁80を操作し、油圧式操向装置3
2を作動させる。この時、操向抵抗によって操向制御弁
80と操向装置32とを含む回路中の圧力が一ヒ昇する
。そして、その圧力が蓄圧器)(9の内圧よりも高くな
れば、チェック弁84 、85を介して蓄圧器89に圧
油を供給して蓄圧する。
2を作動させる。この時、操向抵抗によって操向制御弁
80と操向装置32とを含む回路中の圧力が一ヒ昇する
。そして、その圧力が蓄圧器)(9の内圧よりも高くな
れば、チェック弁84 、85を介して蓄圧器89に圧
油を供給して蓄圧する。
(実施例)
以下、図示の実施例について本発明を詳述する。
第2図乃至第5図において、1はトラクタ車体で、前輪
2及び後輪3を有する。4は前車軸ケースで、本体ケー
ス5と、この本体ケース5の左右両端に摺動自在に挿入
された可動ケース6とを備え、伸縮自在に構成されてい
る。本体ケース5はセンター軸7,8によりトラクタ車
体1の前部に揺動自在に支持され、またこの本体ケース
5内に前輪デフ装置9及び左右一対のデフヨーク軸10
が設けられている。可動ケース6の外端にはギヤーケー
ス11が装着され、このギヤーケース11にキングピン
12廻りに操向自在に前輪ケース13が取付けられてい
る。前輪ケース13には車軸14を介して前輪2が支持
されており、また前輪2は、前輪デフ装置9からデフヨ
ーク軸10、伝動軸15、ベベルギヤ機構16及びキン
グピン12等を介して伝達される動力により駆動される
。なお、伝動軸15は可動ケース6側に支持され、かつ
デフヨーク軸10に対してスプライン嵌合されている。
2及び後輪3を有する。4は前車軸ケースで、本体ケー
ス5と、この本体ケース5の左右両端に摺動自在に挿入
された可動ケース6とを備え、伸縮自在に構成されてい
る。本体ケース5はセンター軸7,8によりトラクタ車
体1の前部に揺動自在に支持され、またこの本体ケース
5内に前輪デフ装置9及び左右一対のデフヨーク軸10
が設けられている。可動ケース6の外端にはギヤーケー
ス11が装着され、このギヤーケース11にキングピン
12廻りに操向自在に前輪ケース13が取付けられてい
る。前輪ケース13には車軸14を介して前輪2が支持
されており、また前輪2は、前輪デフ装置9からデフヨ
ーク軸10、伝動軸15、ベベルギヤ機構16及びキン
グピン12等を介して伝達される動力により駆動される
。なお、伝動軸15は可動ケース6側に支持され、かつ
デフヨーク軸10に対してスプライン嵌合されている。
本体ケース5の両端部には、前車軸ケース4を伸縮位置
でロックする油圧作動式のケースロック手段17が設け
られている。このケースロック手段17は、第5図に示
すように、本体ケース5のコノクー挿入孔18に可動ケ
ース6に対して接離自在に挿入されたコノクー19と、
これをロック方向に作動させる油圧シリンダ20とを備
えて成る。油圧シリンダ20は本体ケース5に取付けら
れ、またこの油圧シリンダ20内のピストン21はピス
トンロッド22を介してコツター19に連結されると共
に、ハネ23で解除方向に付勢されている。そして、ケ
ースロック手段17は油圧シリンダ20の油室24に圧
油を供給してロックするようになっている。
でロックする油圧作動式のケースロック手段17が設け
られている。このケースロック手段17は、第5図に示
すように、本体ケース5のコノクー挿入孔18に可動ケ
ース6に対して接離自在に挿入されたコノクー19と、
これをロック方向に作動させる油圧シリンダ20とを備
えて成る。油圧シリンダ20は本体ケース5に取付けら
れ、またこの油圧シリンダ20内のピストン21はピス
トンロッド22を介してコツター19に連結されると共
に、ハネ23で解除方向に付勢されている。そして、ケ
ースロック手段17は油圧シリンダ20の油室24に圧
油を供給してロックするようになっている。
可動ケース6の後方乙こは、可動ケース6の回動を規制
する堰止部材25が平行に配置され、その外端が可動ケ
ース6のフランジ部26に固定されている。堰止部材2
5は本体ケース5の後部に形成されたガイド孔27に摺
動自在に挿入され、かつ出火ロック手段28により任意
の位置でロック可能である。
する堰止部材25が平行に配置され、その外端が可動ケ
ース6のフランジ部26に固定されている。堰止部材2
5は本体ケース5の後部に形成されたガイド孔27に摺
動自在に挿入され、かつ出火ロック手段28により任意
の位置でロック可能である。
出火ロック手段28は、第5図に示すように、ケスロッ
ク手段17と同様、堰止部材25に対して接離自在なコ
ツター29と、これを解除方向に操作する油圧シリンダ
30とを備えて成る。そして、油圧シリンダ30内には
、コツター29をロック方向に付勢するバネ31が設け
られている。
ク手段17と同様、堰止部材25に対して接離自在なコ
ツター29と、これを解除方向に操作する油圧シリンダ
30とを備えて成る。そして、油圧シリンダ30内には
、コツター29をロック方向に付勢するバネ31が設け
られている。
前車軸ケース4の前方側には油圧式操向装置32が設け
られている。この操向装置32は、本体ケース5に平行
に固定された油圧シリンダ33を備え、この油圧シリン
ダ33のピストンロッド34ば左右両側の伸縮タイロッ
ド35及びクイロッド36を介して前輪ケース13に連
結されている。伸縮タイロッド35は、第6図に示すよ
うに、ピストンロッド34の挿入孔37に摺動自在に挿
入され、油圧式のタイロッドロック手段38により適宜
伸縮位置でロック可能である。タイロッドロック手段3
8は、第6図及び第7図に示すように、伸縮タイロッド
35に所定間隔おきに形成された周a39と、ピストン
ロッド34に固定された支持筒体40と、支持筒体40
のポル孔41に周a39に嵌脱ずべく保持されたボール
42と、支持筒体40に外嵌し固定されたシリンダ43
と、シリンダ43及び支持筒体40間に摺動自在に収め
られたボール嵌脱操作用の筒状ピストン44と、ピスト
ン44をボール嵌合方向(ロック方向〉に付勢するハネ
45とを有する。そして、このタイロッドロック手段3
8はシリンダ43内の油室46内に圧油を供給してロッ
クを解除するようになっている。なお、タイロッド36
は継手47 、48を介して伸縮タイロッド35、前輪
ケース13に連結されている。
られている。この操向装置32は、本体ケース5に平行
に固定された油圧シリンダ33を備え、この油圧シリン
ダ33のピストンロッド34ば左右両側の伸縮タイロッ
ド35及びクイロッド36を介して前輪ケース13に連
結されている。伸縮タイロッド35は、第6図に示すよ
うに、ピストンロッド34の挿入孔37に摺動自在に挿
入され、油圧式のタイロッドロック手段38により適宜
伸縮位置でロック可能である。タイロッドロック手段3
8は、第6図及び第7図に示すように、伸縮タイロッド
35に所定間隔おきに形成された周a39と、ピストン
ロッド34に固定された支持筒体40と、支持筒体40
のポル孔41に周a39に嵌脱ずべく保持されたボール
42と、支持筒体40に外嵌し固定されたシリンダ43
と、シリンダ43及び支持筒体40間に摺動自在に収め
られたボール嵌脱操作用の筒状ピストン44と、ピスト
ン44をボール嵌合方向(ロック方向〉に付勢するハネ
45とを有する。そして、このタイロッドロック手段3
8はシリンダ43内の油室46内に圧油を供給してロッ
クを解除するようになっている。なお、タイロッド36
は継手47 、48を介して伸縮タイロッド35、前輪
ケース13に連結されている。
後輪3は、第10図及び第11図に示すように、トラク
タ車体1のミッションケース49の後部両側にブレーキ
ケース50、後車軸ケース51、後車軸52を介して取
付けられている。後車軸ケース51は、固定ケース53
と、これに摺動自在に内嵌された可動ケース54とから
伸縮自在に構成されており、固定ケース53はブレーキ
ケース50を介してξソションケース49に取付けられ
ている。ブレーキケース50内には、ミッションケース
49内の後輪デフ装置から突出するデフヨーク軸55を
制動するブレーキ(図示せず)が設けられ、またデフヨ
ーク軸55は遊星減速装rL 56を介して後車軸52
に連動連結されている。後車軸52は、終減速装置56
に連結された第1軸57と、これにスプライン筒軸58
を介して連結された第2軸59とにより伸縮自在に構成
されている。第1軸57は軸受60を介して固定ケース
53により支持され、また第2軸59は軸受61,62
を介して可動ケース54により支持され、この第2軸5
9の外端のフランジ部63に後輪3のディスク64aが
取イ1けられている。
タ車体1のミッションケース49の後部両側にブレーキ
ケース50、後車軸ケース51、後車軸52を介して取
付けられている。後車軸ケース51は、固定ケース53
と、これに摺動自在に内嵌された可動ケース54とから
伸縮自在に構成されており、固定ケース53はブレーキ
ケース50を介してξソションケース49に取付けられ
ている。ブレーキケース50内には、ミッションケース
49内の後輪デフ装置から突出するデフヨーク軸55を
制動するブレーキ(図示せず)が設けられ、またデフヨ
ーク軸55は遊星減速装rL 56を介して後車軸52
に連動連結されている。後車軸52は、終減速装置56
に連結された第1軸57と、これにスプライン筒軸58
を介して連結された第2軸59とにより伸縮自在に構成
されている。第1軸57は軸受60を介して固定ケース
53により支持され、また第2軸59は軸受61,62
を介して可動ケース54により支持され、この第2軸5
9の外端のフランジ部63に後輪3のディスク64aが
取イ1けられている。
後車軸ケース51の後方側には、これを伸縮させるため
の油圧シリンダ64が平行に配置され、かつ固定ケース
53と一体に形成された保持ケース65内に収められて
いる。油圧シリンダ64は内端が固定ケース53に固定
されたピストンロンドロ6と、ピストンロンドロ6の外
端に固定されたピストン67と、ピストン67及びピス
トンロンドロ6に摺動自在に外嵌されたシリンダ本体6
8とから戒る。ピストンロンドロ6は筒状であって、こ
のピストンロンドロ6には内外に油路69,70を形成
するように内筒71が挿入され、またその油路69,7
0はピストン67により区画されたシリンダ本体68内
の各油室72.73に連通されている。シリンダ本体6
8の外端には連動体74に固定され、また連動体74は
可動ケース54の外端部に固定されている。なお、シリ
ンダ本体68の油室72内には、円筒状のストッパー7
5が遊嵌されている。
の油圧シリンダ64が平行に配置され、かつ固定ケース
53と一体に形成された保持ケース65内に収められて
いる。油圧シリンダ64は内端が固定ケース53に固定
されたピストンロンドロ6と、ピストンロンドロ6の外
端に固定されたピストン67と、ピストン67及びピス
トンロンドロ6に摺動自在に外嵌されたシリンダ本体6
8とから戒る。ピストンロンドロ6は筒状であって、こ
のピストンロンドロ6には内外に油路69,70を形成
するように内筒71が挿入され、またその油路69,7
0はピストン67により区画されたシリンダ本体68内
の各油室72.73に連通されている。シリンダ本体6
8の外端には連動体74に固定され、また連動体74は
可動ケース54の外端部に固定されている。なお、シリ
ンダ本体68の油室72内には、円筒状のストッパー7
5が遊嵌されている。
第1図は油圧回路を示す。第1図において、76は主油
圧ポンプ、77は補助油圧ポンプ、78は操向用油圧ポ
ンプで、これらはトラクタ車体lのエンジン79により
駆動される。主油圧ポンプ76は作業機昇降用油圧装置
に圧油を供給するためのものであり、補助油圧ポンプ7
7はPTOクラッチ、デュアル速度クラッチ、倍速旋回
用クラッチ等に圧油を供給するためのものである。80
は操向制御弁で、ハンドル81aの操作に連動して操向
装置32の油圧シリンダ33を制御するようになってい
る。81はケースロック手段17用の制御弁、82は網
止ロック手段28用の制御弁、83はタイロッドロック
手段38用の制御弁で、これらの制御弁81,82.8
3には三位成句換型の電磁弁が用いられている。各制御
弁8182.83は、チェック弁84.85を介して、
操向制御弁80と油圧シリンダ33とを結ぶ油路86,
87に接続されている。チェック弁84,85ば油路8
6,87からの圧油の流入のみを許容するものであり、
このチェック弁84.85と制御弁8L82,83との
間の油路88に蓄圧器89が接続されている。90は後
輪3の軸距調節用の制御弁で、ソレノイド91.92を
備えた三位成句換型の電磁弁が用いられている。
圧ポンプ、77は補助油圧ポンプ、78は操向用油圧ポ
ンプで、これらはトラクタ車体lのエンジン79により
駆動される。主油圧ポンプ76は作業機昇降用油圧装置
に圧油を供給するためのものであり、補助油圧ポンプ7
7はPTOクラッチ、デュアル速度クラッチ、倍速旋回
用クラッチ等に圧油を供給するためのものである。80
は操向制御弁で、ハンドル81aの操作に連動して操向
装置32の油圧シリンダ33を制御するようになってい
る。81はケースロック手段17用の制御弁、82は網
止ロック手段28用の制御弁、83はタイロッドロック
手段38用の制御弁で、これらの制御弁81,82.8
3には三位成句換型の電磁弁が用いられている。各制御
弁8182.83は、チェック弁84.85を介して、
操向制御弁80と油圧シリンダ33とを結ぶ油路86,
87に接続されている。チェック弁84,85ば油路8
6,87からの圧油の流入のみを許容するものであり、
このチェック弁84.85と制御弁8L82,83との
間の油路88に蓄圧器89が接続されている。90は後
輪3の軸距調節用の制御弁で、ソレノイド91.92を
備えた三位成句換型の電磁弁が用いられている。
次に動作を説明する。前輪2の軸距を調節する際には、
左右の可動ケース6を本体ケース5に対して交互に伸縮
させ、前車軸ケース4全体の長さを調節する。例えば、
第8図において、先ず左側の可動ケース6を伸長させる
には、トラククを直進状態にし、左ロッドロック手段3
8による左伸縮タイロッド35のロックを解除する。然
る後に、ハントル81aの操作により右操向ずべく油圧
シリンダ33を作動させる。すると、第8図に仮想線で
示すように、右側の前輪2はすえ切り状態でキングピン
12廻りにa矢示方向に回転するが、左側の前輪2は直
進状態のままで左伸縮タイロッド35が伸長する。そし
て、左伸縮タイロッド35が所望長さになれば、左ロッ
ドロック手段38により左伸縮タイロッド35をロック
する。また左ケースロック手段17による左側の可動ケ
ース6、及び左網止ロック手段28による左側の側止部
材25のロックを夫々解除する。
左右の可動ケース6を本体ケース5に対して交互に伸縮
させ、前車軸ケース4全体の長さを調節する。例えば、
第8図において、先ず左側の可動ケース6を伸長させる
には、トラククを直進状態にし、左ロッドロック手段3
8による左伸縮タイロッド35のロックを解除する。然
る後に、ハントル81aの操作により右操向ずべく油圧
シリンダ33を作動させる。すると、第8図に仮想線で
示すように、右側の前輪2はすえ切り状態でキングピン
12廻りにa矢示方向に回転するが、左側の前輪2は直
進状態のままで左伸縮タイロッド35が伸長する。そし
て、左伸縮タイロッド35が所望長さになれば、左ロッ
ドロック手段38により左伸縮タイロッド35をロック
する。また左ケースロック手段17による左側の可動ケ
ース6、及び左網止ロック手段28による左側の側止部
材25のロックを夫々解除する。
次に、ハンドル81aを右操向状態から直進走行状態に
操作すると、第9図に実線で示すよう↓こ、左伸縮タイ
ロッドト35が伸長した分だけ、左側の前輪2はキング
ピン12廻りにb矢示方向に回転する。
操作すると、第9図に実線で示すよう↓こ、左伸縮タイ
ロッドト35が伸長した分だけ、左側の前輪2はキング
ピン12廻りにb矢示方向に回転する。
そこで、この状態のままで前進走行を続けると、前輪2
のアライメントによる走行抵抗によ−9て、左側の前輪
2が直進状態に復帰しようとし、キングピン12廻りに
反す矢示方向に回転する。これにより、第9図に仮想線
で示すように、可動ケース6が夕(方へ向かってC矢示
方向に左伸縮タイロ・ノド35の伸長分に対応した距離
だけ移動し、左側の前輪2が直進状態となる。然る後に
、左ケースロック手段17により左側の可動ケース6を
口、りし、左網止ロック手段28により左側の側止部材
25をロックすれば、左側の調節が終了する。次に右側
も同様にして調節すれば良い。
のアライメントによる走行抵抗によ−9て、左側の前輪
2が直進状態に復帰しようとし、キングピン12廻りに
反す矢示方向に回転する。これにより、第9図に仮想線
で示すように、可動ケース6が夕(方へ向かってC矢示
方向に左伸縮タイロ・ノド35の伸長分に対応した距離
だけ移動し、左側の前輪2が直進状態となる。然る後に
、左ケースロック手段17により左側の可動ケース6を
口、りし、左網止ロック手段28により左側の側止部材
25をロックすれば、左側の調節が終了する。次に右側
も同様にして調節すれば良い。
各ロック手段17.28.38によるロック又は解除は
、制御弁8L82.83を切換えることにより行う。例
えば、ケースロック手段17の場合には、制?!+1弁
81が開状態にあるので、常時、蓄圧器89から70
kg / cd+程度の圧油が油圧シリンダ20のピス
トン21に作用しており、コツター19が可動ケース6
に丹三接して摺動不能にロックしている。このケースロ
ック手段17によるロックを解除する時には、制御弁8
1を遠隔制御によって切換える。すると油圧シリンダ2
0内の圧油が制御弁81を介して抜け、バネ23により
ピストン21が押戻されるので、コノクー19が可動ケ
ース6から離れ、可動ケース6が摺動自在になる。
、制御弁8L82.83を切換えることにより行う。例
えば、ケースロック手段17の場合には、制?!+1弁
81が開状態にあるので、常時、蓄圧器89から70
kg / cd+程度の圧油が油圧シリンダ20のピス
トン21に作用しており、コツター19が可動ケース6
に丹三接して摺動不能にロックしている。このケースロ
ック手段17によるロックを解除する時には、制御弁8
1を遠隔制御によって切換える。すると油圧シリンダ2
0内の圧油が制御弁81を介して抜け、バネ23により
ピストン21が押戻されるので、コノクー19が可動ケ
ース6から離れ、可動ケース6が摺動自在になる。
蓄圧器89は、ケースロック手段17Lこ必要な圧力に
保たれており、この蓄圧器89には操向制御弁80から
圧油を供給して蓄圧する。即ち、操向制御弁80を作動
させて前輪2を操向動作させる場合、前輪2の操向抵抗
が大きければ、油圧シリンダ33と操向制御弁80とを
含む回路中に、最大140kg/c+fl程度の高圧が
発生する。このようにして蓄圧器89の内圧以上の圧力
が発生ずれば、その圧油がチェック弁84又は85を介
して蓄圧器89側に供給されるので、蓄圧器89は常に
所定の圧力に保たれる。従って、操向時に発生する高圧
を利用して蓄圧器89に蓄圧するため、リリーフ弁を作
動させて所定圧力に維持する場合に比べて、馬力のロス
、油温の上昇等の問題もない。
保たれており、この蓄圧器89には操向制御弁80から
圧油を供給して蓄圧する。即ち、操向制御弁80を作動
させて前輪2を操向動作させる場合、前輪2の操向抵抗
が大きければ、油圧シリンダ33と操向制御弁80とを
含む回路中に、最大140kg/c+fl程度の高圧が
発生する。このようにして蓄圧器89の内圧以上の圧力
が発生ずれば、その圧油がチェック弁84又は85を介
して蓄圧器89側に供給されるので、蓄圧器89は常に
所定の圧力に保たれる。従って、操向時に発生する高圧
を利用して蓄圧器89に蓄圧するため、リリーフ弁を作
動させて所定圧力に維持する場合に比べて、馬力のロス
、油温の上昇等の問題もない。
後輪3の軸距を調節する際には、制御弁90を操作して
油圧シリンダ64により後車軸ケース51を伸縮させる
。例えば、制御弁90を伸長動作側に切換えると、油圧
シリンダ64の油室72側に圧油が供給されるので、シ
リンダ本体68が外方へと摺動し、後車軸ケース51の
可動ケース54と、後車軸52の第2軸59とが連動体
74を介して外方へと摺動する。
油圧シリンダ64により後車軸ケース51を伸縮させる
。例えば、制御弁90を伸長動作側に切換えると、油圧
シリンダ64の油室72側に圧油が供給されるので、シ
リンダ本体68が外方へと摺動し、後車軸ケース51の
可動ケース54と、後車軸52の第2軸59とが連動体
74を介して外方へと摺動する。
そして、適当な時点で制御弁90を中立に戻せば、油圧
シリンダ64が流体的にロックされ、後車軸ケース51
、後車軸52が伸縮不能になる。このようにして左右の
油圧シリンダ64により左右の後車軸ケース51を伸縮
させれば、後輪3の軸距を任意に調節できる。
シリンダ64が流体的にロックされ、後車軸ケース51
、後車軸52が伸縮不能になる。このようにして左右の
油圧シリンダ64により左右の後車軸ケース51を伸縮
させれば、後輪3の軸距を任意に調節できる。
第12図は本発明の別の実施例を示し、第1図の制御弁
8182.83に代えて、チェック弁付きの電磁開閉弁
93,94.95,96.97.98を各ロック手段1
7゜28.38に接続したものである。このようにすれ
ば、第1図の場合に比べて多弁93,94.95,96
.97.98でのリークが少なくなり、信頼性が向上す
る。
8182.83に代えて、チェック弁付きの電磁開閉弁
93,94.95,96.97.98を各ロック手段1
7゜28.38に接続したものである。このようにすれ
ば、第1図の場合に比べて多弁93,94.95,96
.97.98でのリークが少なくなり、信頼性が向上す
る。
第13図は本発明の他の実施例を示し、ケースロック手
段17と形化ロック手段28とを1個の制御弁99で制
御するようにしたものである。即ち、ケースロック手段
17は常時圧油を加えてロックするのに対し、形化ロッ
ク手段28は圧油を加えて解除するようになっているの
で、1個の制御弁99で制御することができる。そして
、このようにすれば、弁の数が少なくなり、コス1−を
低減できる。
段17と形化ロック手段28とを1個の制御弁99で制
御するようにしたものである。即ち、ケースロック手段
17は常時圧油を加えてロックするのに対し、形化ロッ
ク手段28は圧油を加えて解除するようになっているの
で、1個の制御弁99で制御することができる。そして
、このようにすれば、弁の数が少なくなり、コス1−を
低減できる。
(発明の効果)
本発明によれば、油圧式操向装置32の操向制御弁80
に、チェック弁84.85を介してロック手段17を接
続し、チェック弁84.85とロック手段17との間に
蓄圧器89を接続しているので、従来とは異なり、馬力
のロス、油温の上昇等の問題を解決することができる。
に、チェック弁84.85を介してロック手段17を接
続し、チェック弁84.85とロック手段17との間に
蓄圧器89を接続しているので、従来とは異なり、馬力
のロス、油温の上昇等の問題を解決することができる。
第1図乃至第11図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は油圧回路図、第2図はトラクタの側面図
、第3図は同一部断面正面図、第4図は前輪の軸距調節
部の平面断面図、第5図は第4図の■−■矢視図、第6
図はタイロノドロンク部の平面断面図、第7図は第6図
の■−■矢視図、第8図及び第9図は作用説明図、第1
0図は後輪の軸距調節部の平面断面図、第11図は第1
0図のMM矢視図である。第12図及び第13図は本発
明の他の実施例を示す油圧回路図である。 2・・・前輪、4・・・前車軸ケース、5・・・本体ケ
ース、5 6・・・可動ケース、17・・・ケースロック手段、2
0.33・・・油圧シリンダ、25・・・追走部材、2
8・・・廻止ロック手段、32・・油圧式操向装置、8
1・・・制御弁、84 、85・・・チェック弁、89
・・・蓄圧器。 特 許 出 願 人 久保田鉄工株式会社6 特開平 3 182803(7) 第 7 図
って、第1図は油圧回路図、第2図はトラクタの側面図
、第3図は同一部断面正面図、第4図は前輪の軸距調節
部の平面断面図、第5図は第4図の■−■矢視図、第6
図はタイロノドロンク部の平面断面図、第7図は第6図
の■−■矢視図、第8図及び第9図は作用説明図、第1
0図は後輪の軸距調節部の平面断面図、第11図は第1
0図のMM矢視図である。第12図及び第13図は本発
明の他の実施例を示す油圧回路図である。 2・・・前輪、4・・・前車軸ケース、5・・・本体ケ
ース、5 6・・・可動ケース、17・・・ケースロック手段、2
0.33・・・油圧シリンダ、25・・・追走部材、2
8・・・廻止ロック手段、32・・油圧式操向装置、8
1・・・制御弁、84 、85・・・チェック弁、89
・・・蓄圧器。 特 許 出 願 人 久保田鉄工株式会社6 特開平 3 182803(7) 第 7 図
Claims (1)
- (1)伸縮自在な車軸ケース(4)と、該車軸ケース(
4)を伸縮位置でロックする油圧作動式ロック手段(1
7)とを備えた車輌の輪距調節装置において、油圧式操
向装置(32)の操向制御弁(80)に、チェック弁(
84)(85)を介してロック手段(17)を接続し、
チェック弁(84)(85)とロック手段(17)との
間に蓄圧器(89)を接続したことを特徴とする輪距調
節装置のロック用油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32314789A JPH03182803A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 輪距調節装置のロック用油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32314789A JPH03182803A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 輪距調節装置のロック用油圧回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03182803A true JPH03182803A (ja) | 1991-08-08 |
Family
ID=18151608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32314789A Pending JPH03182803A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 輪距調節装置のロック用油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03182803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6889790B2 (en) * | 2002-09-13 | 2005-05-10 | Cnh America Llc | Front axle of an agricultural tractor |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP32314789A patent/JPH03182803A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6889790B2 (en) * | 2002-09-13 | 2005-05-10 | Cnh America Llc | Front axle of an agricultural tractor |
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