JPH03182708A - レンズホルダユニット - Google Patents

レンズホルダユニット

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JPH03182708A
JPH03182708A JP32310489A JP32310489A JPH03182708A JP H03182708 A JPH03182708 A JP H03182708A JP 32310489 A JP32310489 A JP 32310489A JP 32310489 A JP32310489 A JP 32310489A JP H03182708 A JPH03182708 A JP H03182708A
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JP
Japan
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lens
lens holder
adhesive
reference part
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP32310489A
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English (en)
Inventor
Jun Azuma
吾妻 純
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばレーザービームプリンタの光学ユニッ
ト等に使用されるレンズホルダユニットに関するもので
ある。
[従来の技術] 最近の各種光学機器に使用されているレンズ固定手段は
、接着剤の性能向上と生産機器の進歩等によって、接着
による固定が一般的になっている。特に、レーザービー
ムプリンタの走査用光学ユニットでは、第16図に示す
ように接着面が偏平なレンズlをレンズホルダ2に対し
て位置決め部3により位置決めして、UV接着剤(紫外
線硬化型接着剤)等の接着剤4によって接着することが
行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このようにレンズlを接着により固定する場合
は、レンズlとレンズホルダ2間の熱膨張率の差によっ
て種々の問題が生ずる。例えば、前述のレーザービーム
プリンタの光学ユニットでは、動作性能を維持できる温
度範囲として常温に対してほぼ±20℃を保証し、また
輸送時及び倉庫等での保管環境としては常温に対してほ
ぼ±50℃を保証する必要がある。
一方、光学ユニットの組み立ては通常の温度において行
われるので、温度変動範囲としては±50℃を保証しな
ければならない。しかし、レーザービームプリンタの光
レンズのように比較的寸法の長いレンズでは、第17図
(atの低温状態、ib)の高温状態に示すように、レ
ンズ1とレンズホルダ2との熟読率の差によって、矢印
方向に収縮又は膨張が起きるためにホルダ2に反りを生
じ、接着剤4に引張力が作用して接着剤4の剥離が起こ
り、場合によって剪断力によりレンズ1が割れる虞れも
ある。
また、第18図に示すように、レンズ1をレンズホルダ
2の突き当て基準部2aに突き当てた状態で接着した場
合には、低温環境時においてホルダ2に収縮を生じて突
き当て基準部2aとレンズ1との間に圧縮力が発生し、
もしこの圧縮力がレンズlの許容応力を越えるとレンズ
Iが破壊されることになる。
このような問題を回避するため、従来においても種々の
対策が講じられている。先ず、レンズ1とレンズホルダ
2の熱膨張率の差を小さくすることが必要であるが、レ
ンズ1が大きい場合はどうしても膨張差が大きくなり、
必ずしも問題を十分に回避することができない。
例えば、レンズ1の長さ氾を100mmとし、温度差を
50℃とすれば、レンズlを構成するガラスの線膨張率
が8・10− レンズホルダ2を構成するアルミニウム
の線膨張率が2.410− であるから、膨張差γは8
0μmとなる。
また、ガラスのヤング率Eは8.01・101ON /
 m 2であるから、応力σはE・γ/2=7.048
 ・10’ N/m”となる。
ここで、ガラスの破壊許容応力0゜は3〜9・10’N
/m”であるから、接着剤の破壊許容応力σ8が0゜よ
りも大きい場合には、ガラスが破壊される可能性があり
、逆に08がσ。より小さい場合は接着剤4が破断する
可能性がある。
従って、接着剤4の特性としては破壊強度はレンズ1及
びレンズホルダ2よりも小さく、また熱膨張を吸収する
弾性を有し、更に衝撃荷重に耐える接着強度を所定の温
度環境全域で保証できるものが要求されるので、その選
定は極めて困難となる。
一方、レンズ1のレンズホルダ2に対する位置決めは、
前述した第18図に示すようにレンズホルダ2に設けた
突き当て基準部2aにレンズ1を突き当てて行う方法が
一般的であるが、この方法では熱変形によりレンズlが
割れる危険性がある。このP!、随性を避けるため、従
来においては第19図に示すように組立用治具5a、5
bを用いて位置決めする方法も採用されている。
この方法は、先ず組立用治具5aによってレンズホルダ
2を位置決め固定し、その状態で組立用治具5bによっ
て同様にレンズlを位置決め保持して、ホルダ2に組込
むようにしている。ところが、レーザービームプリンタ
等の光学ユニットの場合には、レンズIの位置決め精度
をレンズホルダ2に対して数10um以内に規制する必
要があるので、これを実現するには極めて精度の高い組
立用治具が必要になるという問題がある。また、この隙
間をスペーサで設定し、接着後に取り外す方法も知られ
ているが、この場合は工具が複雑となり、量産性も良く
ないという欠点がある。
本発明の目的は、レンズをレンズホルダに接着固定する
構造において、レンズとレンズホルダの熱膨張率の差に
よるレンズの変形や割れや、接着剤の剥離等を、極めて
簡易な手段によって合理的に防止できるようにしたレン
ズホルダユニットを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明に係るレンズホル
ダユニットにおいては、レンズと該レンズを接着したレ
ンズホルダとから成り、前記レンズ及びレンズホルダの
何れか一方に形成した弾性変形可能な部位又は両者間に
介在する弾性変形可能な部材を介して、前記レンズを前
記レンズホルダの所定位置に接着することを特徴とする
ものである。
[作用] 上述の構成を有するレンズホルダユニットは、温度変化
時の熱膨張又は収縮を弾性変形可能な部位の弾性変形に
よって吸収し、レンズやレンズホルダに不当な変形応力
が加わることを防止する。
[実施例] 本発明を第1図〜第15図に図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図において、11はレンズ、12はレンズホルダ、
13はレンズホルダ12と一体に形成された突き当て基
準部であり、13xはX方向の突き当て基準部、13y
はY方向の突き当て基準部を示している。レンズ11は
レンズホルダ12に常温において例えばU■接着剤14
により接着されている。
レンズホルダ12の材質は一般にP、C等の合成樹脂が
用いられており、通常その膨張率はガラスのそれよりも
大きい。従って、第1図に示すような構成では、低温環
境時において突き当て基準部L3xciX方向に収縮す
るから、レンズ11及び接着剤14にかなりの変形応力
を生ずることになる。
そこで、X方向の収縮による変形応力を吸収緩和するた
めに、本実施例においては突き当て基準部13xの肉厚
を薄くすると共に、その根本の外側と内側にそれぞれス
リット15a、15bが設けられ、変形によってX方向
の収縮による変形応力を吸収緩和して、レンズ11の割
れや接着剤14の剥離を回避するようにしている。
第2図は更に突き当て基準部13x自体もスリットを形
成して分割することにより、熱変形応力をより一層緩和
できるようにした実施例を示している。また、この場合
はスリット15aの両端にX方向にスリット15cが連
続され、レンズホルダ12にZ方向の反りが生じた場合
にも、レンズ11や接着剤14に生ずる変形応力を吸収
緩和できるようにしている。
また、第3図に示す実施例はスリット15の形状を上方
から見てH型とし、その中央部を挟む両側に接着剤14
を配した場合を示している。第4図1alはその側面図
であり、(bl、 (clはその変形の様子を示してい
る。低温環境時において、レンズホルダ12が収縮した
場合には第4図1alの矢印AIX方向変形を(bl 
に示すようにスリット15によって吸収緩和することが
でき、また高温環境時においてレンズホルダ12が矢印
A2方向に膨張した場合もスリット15によって変形を
吸収することが可能となる。更に、第4図(C)に示す
ようにレンズホルダ12に2方向の反りが生じた場合も
、スリット15によりレンズホルダ12に弾性を持たせ
ることにより、変形応力を吸収緩和することができる。
第5図〜第8図は突き当て基準部13xの変形例を示し
、第5図は矢印方向に揺動可能な弾片16にレンズ11
を突き当て、弾片16が逃げ込めるような横孔17を設
けた場合であり、第6図は山形の弾片18を設けた場合
、第7図は突き当て基準部13xの弾性変形を容易にす
るための縦孔19を設けた場合、更に第8図はレンズ1
1を受ける突起20を設けてレンズ11との接触面積を
少なくし、更に突起20自体の塑性変形により更に変形
応力を緩和させる場合を示している。
以上の各実施例は、弾性変形が可能な部位をレンズホル
ダ12側に形成した場合であるが、レンズ11を合成樹
脂のモールド成型により形成した場合には、第9図〜第
12図に例示するように弾性変形が可能な部位をレンズ
11側に形成することができる。第9図はレンズ11に
溝状のスリット21を設けて突き当て部21aの弾性変
形を容易にした場合、第10図は空洞状のスリット22
を設けて突き当て部22aの弾性変形を容易にした場合
、第11図は更に突き当て部22aの先端に突起23を
設け、この突起23の塑性変形と突き当て部22aの弾
性変形により変形応力を緩和する場合を示している。
また、第12図はスリット22をレンズ11の上方方面
に向けて設けて、突き当て部22aの弾性変形を容易に
した例である。
更に、第13図はレンズ11とレンズホルダ12との間
に弾性体のスペーサ24を介在させた例であり、この場
合にはレンズ11はガラス製でも合成樹脂製でもよい。
この実施例では、スペーサ24の位置決め用凹部25を
レンズホルダ12測のみに設けた場合を示したが、これ
をレンズll側に設けることができる。
また、第14図、第15図に示す実施例は、レンズ11
を合成樹脂材料で成型し、このレンズ11の接着剤14
に対応する側に、弾性変形可能な部位を形成した場合を
示している。第14図においては、レンズ11の下部の
接着剤14の周囲に空所26を設け、この空所26の中
央に突出する接着支持部27の肉厚を薄くしてレンズホ
ルダ12に対し、レンズ11全体が揺動できるように構
成されており、この接着支持部27の弾性変形によって
変形応力を吸収緩和することができる。
また、第15図においては、レンズ11の下方部に適当
数の空洞部28を設けることによって、弾性変形可能な
部位を形成した例であり、第14図と同様な機能を有し
ている。
上述の各実施例に示したように、弾性変形可能な部位は
レンズホルダの接着部やレンズの突き当て基準部等、レ
ンズとレンズホルダとの接着部周辺に種々の形状で構成
することができ、またレンズとレンズホルダとの間に介
在される第3の部材によっても構成することが可能であ
り、温度変化に起因する変形応力を吸収緩和する構成で
あればよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るレンズホルダユニット
は、低温環境時又は高温環境時におけるレンズとレンズ
ホルダとの熱膨張率の差によって発生する変形応力を、
弾性変形可能な部位の弾性変形によって無理なく吸収緩
和することができ、その結果として接着剤の剥離、レン
ズの変形や破壊を防止することが可能である。また、落
下、振動等による衝撃が加わった場合でも、レンズホル
ダの弾性変形によって衝撃荷重を緩和することができ、
この場合も接着剤の剥離やレンズの破損等を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るレンズホルダユニットの実施例を示
し、第1図は第1の実施例の斜視図、第2図は他の実施
例の斜視図、第3図は更に他の実施例の平面図、第4図
はその正面図、第5図〜第15図は弾性変形可能な部位
の構成図、第16図は従来例の斜視図、第17図、第1
8図は説明図、第19図は従来例の側面図である。 符号11はレンズ、12はレンズホルダ、13x、1.
3 yは突き当て基準部、14は接着剤、15はスリッ
ト、16.18は弾片、17は横孔、19は縦孔、20
.23は突起、21.22はスリット、21a、22a
は突き当て部、24はスペーサ、26は空所、27は接
着支持部、28は空洞部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、レンズと該レンズを接着したレンズホルダとから成
    り、前記レンズ及びレンズホルダの何れか一方に形成し
    た弾性変形可能な部位又は両者間に介在する弾性変形可
    能な部材を介して、前記レンズを前記レンズホルダの所
    定位置に接着することを特徴とするレンズホルダユニッ
    ト。
JP32310489A 1989-12-13 1989-12-13 レンズホルダユニット Pending JPH03182708A (ja)

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ID=18151125

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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