JPH03182470A - 送行中の糸の張力をモニタする装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、自動車用タイヤ製造用・工業用ベル
ト製造用等に使用される特殊な撚り糸機（バルーニング
現象を利用してなす撚り糸機）である所謂ケーブリング
マシーン等において、送行中の糸の張力をモニタする装
置と、上記の、例えば、所謂ケーブリングマシーン等に
おいて、送行中の糸の張力をモニタする方法とに関する
。

〔従来の技術〕

従来技術に係る糸張力モニタ装置の１例は、ドイツ特許
出願明細書第３７１８９２４号に開示されている。この
従来技術（精紡機特に複数の糸を撚り合わせるリング精
紡機に使用される自動ワインダにおける断線防止を目的
とする技術）においては、複数の精紡ボビンのそれぞれ
により供給される糸は、バルーニング除去装置（糸が遠
心力等の作用により「膨らみＪをもって供給されて過大
な張力が与えられることを防止する装置）、糸張力印加
装置、スラブキャッチャ（紡糸不良箇所の発見手段）、
糸張力検知手段等を介して供給された後、綾振ドラム等
によって回転されて１条の撚り糸とされた後、１条の糸
として、パッケージ等によって巻き取られる。なお、ス
ラブキャッチ中が紡糸不良箇所を発見したときは、この
紡糸不良箇所を除去し、正常な糸を継いで供給すること
を可能にするために、カッターと糸継装置とが設けられ
ている。すなわち、スラブキャッチ中が紡糸不良箇所を
発見したときは、カッターが動作して糸を切断する。同
時に、糸の送行は停止され、綾振ドラム等とパッケージ
等とよりなるワインディングユニットは動作を停止し、
糸継ぎがなされた後、撚糸動作が再開される。

しかし、１台の撚り糸機には数十個の精紡ボビンが付属
しているので、スラブキャッチャが紡糸不良箇所を発見
した場合等止むを得ない場合の他は、みだりに撚り糸機
の動作を停止してはならない、換言すれば、スラッフィ
ッング（精紡ボビンから一度に大量の糸が解（はぐ）れ
て、糸の張力に予期しない増大が発生する現象）等によ
って、糸の張力に不測の変化が発生する等による断線は
避けられなければならない。

たり、精紡機の巻き終り点近傍においては、糸の解（は
ぐ）れ方が不整になり、糸の張力が少々振動することは
止むを得ない、そこで、このａｍの正常な張力変動（糸
の供給はそのま＼継続すべき張力変動）を異常な張力変
動（当然糸の供給を停止すべき張力変動）とを識別しな
ければならない。

そこで、この従来技術においては、正常な糸張力の基準
値の上下に許容範囲を設けておくこと覧しである。これ
を可能にするため、従来技術においては、コンパレータ
を２個有するウィンドウコンパレータを使用し、糸張力
検出手段の出力を、ウィンドウコンパレータを構成する
第１のコンパレータの第１入力端子と第２のコンパレー
タの第２入力端子とに供給し、同時に、第１のコンパレ
ータの第２入力端子には糸張力上限設定信号を、第２の
コンパレータの第１入力端子には糸張力下限設定信号を
、それぞれ入力すること＼されている。

ところで、ウィンドウコンパレータは、これを構成する
第１のコンパレータの第１入力端子と第２のコンパレー
タの第２入力端子との組み（以下、単にウィンドウコン
パレータの入力端子と云う、）に人力される信号が、第
１のコンパレータの第２入力端子（以下、上限設定用端
子と云う、）に入力される信号を超過した場合と、第２
のコンパレータの第１入力端子（以下、下限設定用端子
と云う、）に入力される信号に達しない場合とを検出す
る機能を有するので、上記の構成をもって、糸張力が、
その上限を超えた場合またはその下限に達しない場合を
検出することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

たＶ、ワインディングユニットにおける糸の張力は、こ
れを構成する綾振ドラムの数や回転数に、さらには、撚
り糸機や撚り糸機用ワインダの回転数に依存する。その
ため、綾振ドラムの数や回転数、撚り糸機や撚り糸機用
ワインダの回転数を変更する場合、さらには、糸の種類
を変更する場合には、それぞれに対応して、糸張力の変
動許容範囲の設定（ウィンドウコンパレータの上下限設
定）を人為的に変更しなければならない、さもなければ
、入力端子に入力される糸張力信号のレベルが上下限設
定用端子に人力される上下限設定信号（糸張力の変動許
容範囲を規定する信号）の中間の値にならなくなるから
である。

もし、上記の諸要素（１］！振ドラムの数や回転数、撚
り糸機や撚り糸機用ワインダの回転数、糸の種類等）の
変化に拘らず、糸張力の変動許容範囲の設定（ウィンド
ウコンパレータの上下限設定）を人為的に変更しなくて
よいなら、工業的に大きな利益である。

本発明の目的は、この利益を実現することにあり、特に
、例えば、ケーブリングマシーンにおいて、送行中の糸
の張力をモニタする装置と送行する糸の張力をモニタす
る方法とにおいて、綾振ドラムの数や回転数、撚り糸機
や撚り糸機用ワインダの回転数を変更する場合、さらに
は、糸の種類を変更する場合等にも、糸の張力制御の上
下限範囲が自動的に調整されるようにする改良を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的のうち、第１の目的（糸張力をモニタする装
置）は、（イ）糸の張力を電気信号に転換する糸張力検
出手段（ＦＳＳ）（ＦＳＳ’）と、（ロ）この糸張力検
出手段（ＦＳＳ）（ＦＳＳ’）の出力する糸張力信号を
遅延させる遅延素子（１３）と、（ハ）この遅延された
糸張力信号にもとづき、前記の糸張力信号の上下変動許
容範囲を自動的に決定する上下限レベル決定手段（２２
）と、（ニ）前記の糸張力信号が入力端子に入力され、
前記の上下限レベル決定手段（２２）の出力する上下許
容レベル信号が上下限端子に入力されるウィンドウコン
パレータ（１５）とを有する、送行中の糸の張力をモニ
タする装置によって達成される。

上記の構成において、前記の糸張力信号を、入力信号レ
ベル決定手段（２１）を介して前記のウィンドウコンパ
レータ（１５）の入力端子に入力すること覧し、この糸
張力モニタ制御を、前記の糸の張力が所定の値に到達し
た後開始させるようにすれば、融通性が向上し、また、
現実の使用上、便利になる。

上記それぞれの構成において、前記の糸張力信号を、前
記の遅延素子（１３）より短い遅延時間を有する第２の
遅延素子（１４）を介して、前記のウィンドウコンパレ
ータ（１５）の入力端子、または、前記入力信号レベル
決定手段（２１）に、それぞれ入力すること覧すれば、
この第２の遅延素子（１４）がバッファとして機能して
、糸張力のモニ夕に要する時間が短縮する。

上記いずれの構成においても、ウィンドウコンパレータ
（１５）は、二つのコンパレータ（１９）（２０）を有
し、第１のコンパレータ（１９）の非インバート端子と
第２のコンパレータ（２０）のインバート端子とが入力
端子を構成し、第１のコンパレータ（１９）のインバー
ト端子が上限端子を構成し、第２のコンパレータ（２０
）の非インバート端子が下限端子を構成し、二つのコン
パレータ（１９）　（２０）の出力はＯＲ回路（２９）
を介して出力される構成とされている。

上記いずれの構成においても、入力信号レベル決定手段
（２１）と上下限レベル決定手段（２２）とは電圧分割
手段であることが現実的に有利である。

上記の目的のうち、第２の目的（糸張力をモニタする方
法）は、（イ）糸の張力を代表する糸張力信号を検出し
、（ロ）糸張力信号の偏差の許容範囲を決定し、（ハ）
糸張力信号が許容範囲外に偏移したことを検出する、送
行する糸の張力をモニタする方法において、許容範囲の
上下限を決定するために、前記の糸張力信号を遅延させ
、この遅延した糸張力信号と特定の数量関係をもって、
糸張力信号を上下に挾む値を有する上下変動許容範囲を
自動的に決定する行程を有する、送行中の糸の張力をモ
ニタする方法によって達成される。

〔作用〕

ウィンドウコンパレータが、入力信号の値が上下の許容
範囲内にあるかないかを検出する機能を有することは周
知である。そこで、入力信号の正常値が上下の許容範囲
内に設定されなければならないことは当然である。しか
も、上下の許容範囲は、予め設定されることが一般であ
り、入力信号の変動予想範囲が変化すると、その都度、
上下の許容範囲を許容しなおす必要がある０本発明の目
的は、この煩瑣な手続きを簡略化することにあるが、入
力信号を遅延させて、これにもとづいて（例えば分圧す
る等の手段を使用して）上下の許容範囲を自動設定させ
ること覧したものである。

第９図（ａ）（ｂ）参照 図において、ＬＪＩを糸張力信号（糸張力を代表する信
号）とし、Ｕｚ’Ｕｓを糸張力の上下の変動許容範囲を
代表する信号とする。この上下の変動許容範囲を代表す
る信号は、糸張力信号Ｕ１を分圧する等の手段を使用し
て作成した信号であり、同一の性質の信号であるが、遅
延素子１３の遅延時間によて決められる期間、糸張力信
号Ｕ１より遅延して変化する信号である。そこで、糸張
力が変化すれば、糸張力（１号Ｕ、は直ちに変化するが
、この場合、糸張力の上下の変動許容範囲は、遅延素子
１３の遅延時間によて決められる期間、図示するように
、未だ変化せず、従前の上下の変動許容範囲を維持し、
入力信号Ｕ、が糸張力の上下の変動許容範囲信号Ｕ２　
・Ｕ、の外に達すれば、ウィンドウコンパレータは動作
する。

こ＼で重要なことは、本発明における糸張力の上下の変
動許容範囲を代表する上下許容範囲信号Ｕ、・Ｕ、は、
遅延素子１３によって遅延された糸張力信号Ｕ、を分圧
する等の手段を使用して作成した信号であるから、糸張
力信号Ｕ、が変更され＼ば、上下の変動許容範囲も、こ
れに追従して、自動的に変更されることである。よって
、糸張力信号Ｕ、を変更すると、上下の変動許容範囲も
、これに追従して、自動的に変更されることである。

よって、糸張力信号ＵＩを変更しようとする場合、上下
の変動許容範囲を人為的に設定しなおす必要なく、自動
的に設定が変更されることである。

また、糸張力信号Ｕ、には、糸張力検出手段Ｆ３３−　
ＦＳＳ　’の出力信号そのものを使用してもよいが、分
圧器等の入力信号レベル決定手段２１を使用して作成さ
れた信号を使用してもよい、この場合、上下の変動許容
範囲を決定する上下限レベル決定手段２２の分圧比等の
数量関係も、入力信号レベル決定手段２１の数量関係に
関連して変更されることは云うまでもない。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る糸張力を
モニタする装置と方法とについて説明す第２図参照 図は、ホール素子と磁石往復動腕とを有する糸張力検出
手段ＦＳＳの断面図である０図において、ｌは糸２４に
与えられる張力を検出する糸張力検出手段ハウジングで
あり、２は磁石往復動腕であり、３は永久磁石５をホー
ル素子６から離隔した位置に保持するスプリングであり
、４は糸と磁石往復動腕５を接触させるローラである。

糸２４の張力２５によって磁石往復動腕５に与えられる
力Ｆ□、（第４図参照）に応答して、永久磁石５はホー
ル素子６に接近または離隔する。そして、糸２４の張力
２５に対応して、ホール素子６の発生する電圧信号が決
定されるから、ホール素子６の発生する電圧信号をもっ
て、糸２４の張力２５を検出することができる。

第３図参照 図は、ホール素子と磁石回転腕とを有する糸張力検出手
段ＦＳＳ　’である０図において、７は磁石回転腕であ
り、８はローラであり、糸に与えられる力２５の合成力
Ｆ１．（第４図参照）に応答して磁石回転腕７を回転す
る。磁石回転腕７の回転は回転軸９に伝達される。この
回転軸９はハウジング１０中にスプリング２０の力に逆
らって回動可能に支承されており、回転軸９の回転に応
答して永久磁石１］を回転する。１２はホール素子であ
り、永久磁石１］との距＃ｌ（回転軸９の回転）に応答
して、電圧信号を発生する。その結果、第２図に示す例
と同様、ホール素子１２の発生する電圧信号をもって、
糸の張力２５を検出することができる。

第５図参照 図は、糸張力と時間との関係を示す線図である。

この線図は三つの部分に大別される。第１の部分は起動
時に糸張力が増大する部分である。第２の部分は通常の
送糸状態を示す部分である。第３の部分は糸切れ状態を
示す部分である。

盈上尖施員（請求項（１］に対応） 第１ａ図参照 本実施例は、本発明の基本的実施例であり、糸張力検出
手段ＦＳＳ　−ＦＳＳ　’の出力が直接ウィンドウコン
パレータ１５の入力信号として使用されている０図にお
いて、ＦＳＳ　−ＦＳＳ　’は上記の糸張力検出手段で
あり、その出力信号は、ウィンドウコンパレータ１５の
入力端子に、入力信号Ｕ。

として人力され、また、遅延素子１３と第８図に２２を
もって示される分圧器等の上下限レベル決定手段２２と
を介して、上下許容範囲信号Ｕｔ’Ｕｓとして、ウィン
ドウコンパレータ１５の上下限端子に入力される。１６
は波形成形回路である。

第９図（ａ）（ｂ）再参照 図において、Ｕ、は糸張力検出手段の出力信号（糸張力
信号）であり、Ｕ！　・Ｕ、は、糸張力信号にもとづい
て遅延素子１３と上下限レベル決定手段（分圧器）２２
とによって作成される上下許容範囲信号である。これら
の信号Ｕｌ　’Ｕｔ　　・Ｕ、は、長期的には（遅延素
子１３の遅延時間経過後は）同一の相対関係を有するが
、短期的には（糸張力に変動が発生した直後には）、第
９図（ｂ）に示すように、Ｕｌのみが先行して変化し、
上下許容範囲信号Ｕ７　・Ｕ、は、直ちには変化しない
、そのため、糸張力が変化しても、上下許容範囲信号Ｕ
２　・Ｕ、は従前の上下許容範囲を維持し、糸張力信号
Ｕ、が上下許容範囲信号Ｕ！　・Ｕｓの範囲を逸脱した
ときウィンドウコンパレータ１５は出力信号を発し、糸
張力が許容範囲外にあることを示す。

このように、上下許容範囲信号Ｕ２　・Ｕ、は、糸張力
信号ＵＩに追従して、自動的に設定され、糸張力に変動
が発生した直後には上下許容範囲信号として機能し、糸
張力が変化する場合に、その都度上下許容範囲信号Ｕ！
　・Ｕ、を人為的に設定しなおす必要はない。

玉呈災旌班（請求項［２］に対応） 第１ｂ図参照 第１実施例との相違は、糸張力検出手段ＦＳＳ・ＦＳＳ
　’とウィンドウコンパレータ１５の入力端子との間に
、遅延素子１３より短い遅延時間を有する第２の遅延手
段１４が設けられているこ、とである。

この第２の遅延手段１４は、糸の張力変動を短時間に終
了させるためのバッファとしてのものである。

回路全体としての本質的動作は第１実施例と全く同一で
ある。

玉１裏蓋班（請求項［３］に対応） 第１ｃ図・第８図参照 本実施例は、ウィンドウコンパレータ１５の入力信号Ｕ
１は、第８図に２１をもって示される分圧器等の入力信
号レベル決定手段を介して印加され、また、ウィンドウ
コンパレータ１５が、起動時に不必要に動作することを
禁止したものである。

第８図において、１５はウィンドウコンパレータであり
、第１のコンパレータ１９と第２のコンパレータ２０と
ＯＲ回路２９とよりなる。

同図において、２１は入力信号レベル決定手段であり、
糸張力検出手段ＦＳＳ　−ＦＳＳ　’の出力信号を必要
に応じて分圧して、糸張力信号Ｕ、として、ウィンドウ
コンパレータ１５を構成する第１のコンパレータ１９の
非インバート端子と第２のコンパレータ２０のインバー
ト端子とに印加される。

また、２２は上下限レベル決定手段であり、遅延素子１
３によって遅延された糸張力検出手段ＦＳＳ・ＦＳＳ’
の出力信号を所望の値に（糸張力信号Ｕ１と上限信号Ｕ
、との差と糸張力信号Ｕ、と下限信号Ｕ、との差は同一
である必要はない、）３分割して上限信号Ｕ、を第１の
コンパレータ１９のインバート端子に、下限信号Ｕ、を
第２のコンパレータ２０の非インバート端子に印加する
。

第９図（ａ）（ｂ）を参照して〔作用）の項と第１実施
例の項において説明したと同様に動作して、糸張力が変
動したことを検出することができる。

この実施例においても、上下許容範囲信号Ｕ２・Ｕ、は
、糸張力信号Ｕ１に連動して自動的に変化し、糸張力の
変更にあたって、上下変動許容範囲を人為的に設定する
必要はない。

第６図・第７図参照 第６図は、糸張力検出手段ＦＳＳ　−ＦＳＳ　′の出力
信号（糸張力信号）Ｅ＋　とこれの遅延信号Ｅ、との時
間的関係を表したものである。

本発明の基本原理は、この時間差を利用して、上下限自
動設定をするものであるから、図にＴＩをもって示す時
点とＴ２をもって示す時点との間においても、また、図
にＴ、をもって示す時点と図にＴ４をもって示す時点と
の間においても、ウィンドウコンパレータ１５は、動作
する。ところが、時点Ｔ、〜Ｔ４の間の動作は必須であ
るが、時点Ｔ１〜Ｔ、の間の動作は望ましくない場合も
ありうる。そこで、起動完了後にのみ、ウィンドウコン
パレータ１５が動作するように、ウィンドウコンパレー
タ１５の動作可能期間を制限することが望ましい場合が
ありうる。そのため、本実施例においては、ウィンドウ
コンパレータ１５の動作は、糸の張力が所定の値に達し
た後のみになされるような制御開始手段１８が設けられ
ている。

１］皇施員（請求項［４］に対応） 第１ｄ図参照 第３実施例との相違は、第１実施例と第２実施例との相
違と同様である。

〔発明の効果〕

以上に説明したとおり、本発明に係る送行中の糸の張力
をモニタする装置は、糸の張力を電気信号に転換する糸
張力検出手段と、この糸張力検出手段の出力する糸張力
信号を遅延させる遅延素子と、この遅延された糸張力信
号にもとづき糸張力信号の上下変動許容範囲を自動的に
決定する上下限レベル決定手段と、糸張力信号が入力端
子に人力され上下許容レベル信号が上下限端子に入力さ
れるウィンドウコンパレータとの組み合わせを基本構成
としており、糸張力の上下の変動許容範囲を代表する上
下許容範囲信号は、遅延素子によって遅延された糸張力
信号にもとすいて作成する信号とされているので、上下
限レベル決定手段により、遅延素子の遅延時間の間、上
下変動許容範囲を代表する上下許容レベル信号が、遅延
された糸張力信号にもとづいて、自動的に設定されるこ
とになり、特に、例えば、ケーブリングマシーン等にお
いて、綾振ドラムの数や回転数、撚り糸機や撚り糸機用
ワインダの回転数を変更する場合、さらには、糸の種類
を変更する場合等にも、糸の張力制御の上下限範囲が自
動的に設定されるようにする改良された、送行中の糸の
張力をモニタする装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は、本発明の第１実施例に係る張力モニタ装置
のブロック図であり。 第１ｂ図は、本発明の第２実施例に係る張力モニタ装置
のブロック図であり。 第１ｃ図は、本発明の第３実施例に係る張力モニタ装置
のブロック図であり。 第１ｄ図は、本発明の第２実施例に係る張力モニタ装置
のブロック図である。 第２図は、ホール素子と磁石往復動腕とを有する糸張力
検出手段の断面図であり。 第３図は、ホール素子と磁石回転腕とを有する糸張力検
出手段の断面図である。 第４図は、第２図に示す糸張力検出手段の糸張力と磁石
移動腕に印加される力との関係を示すベクトル図である
。 第５図は、糸張力対時間間係を示す線図である。 第６図は、糸張力信号と遅延素子の出力信号と時間との
関係を示す線図である。 第７図は、本発明を構成するウィンドウコンパレータの
動作時点を示すタイムチャートである。 第８図は、本発明を構成するウィンドウコンパレータと
入力信号レベル決定手段と上下限レベル決定手段との接
続図である。 第９ａ図と第９ｂ図とは本発明に係るウィンドウコンパ
レータの動作上下限レベル自動設定機能を説明するため
のタイムチャートである。 ・・糸張力検出手段ハウジング、 ・・磁石往復動腕、 ・・スプリング、 ・・ローラ、 ・・永久磁石、 ・・ホール素子、 ７・・・磁石回転腕、 ８・・・ローラ、 ９・・・回転軸、 １０・・・ハウジング、 １］・・・永久磁石、 １２・・・ホール素子、 １３・・・遅延素子、 １４・・・第２の遅延素子（遅延時間の短い遅延素子）
、 １５・・・ウィンドウコンパレータ、 １６・・・波形酸形回路、 １８・・・制御開始手段、 １９・２０・・・コンパレータ、 ２１・・・入力信号レベル決定手段（電圧分割手段）、 ２２・・・上下限レベル決定手段（電圧分割手段）、２
３・・・ＯＲ回路、 ２４・・・糸、 ２５・・・糸の張力、 Ｆ　ＨＥＭ　　・・・糸張力の合成力、ＦＳＳ　−ＦＳ
Ｓ　’・・・糸張力検出手段、Ｕ・・・糸張力許容範囲
、 Ｕｌ　・・・糸張力信号（実質的には糸張力許容範囲の
中心値を代表する信号）、 Ｕ２　・Ｕｓ　　・・・上下許容範囲信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］糸の張力を電気信号に転換する糸張力検出手段（
   ＦＳＳ）（ＦＳＳ’）と、 該糸張力検出手段（ＦＳＳ）（ＦＳＳ’）の出力する糸
   張力信号を遅延させる遅延素子（１３）と、該遅延され
   た糸張力信号にもとづき、前記糸張力信号の上下変動許
   容範囲を自動的に決定する上下限レベル決定手段（２２
   ）と、 前記糸張力信号が入力端子に入力され、前記上下限レベ
   ル決定手段（２２）の出力する上下許容レベル信号が上
   下限端子に入力されるウィンドウコンパレータ（１５）
   と を有することを特徴とする、送行中の糸の張力をモニタ
   する装置。 ［２］前記糸張力信号は、前記遅延素子（１３）より短
   い遅延時間を有する第２の遅延素子（１４）を介して、
   前記ウィンドウコンパレータ（１５）の入力端子に入力
   される ことを特徴とする、請求項［１］記載の送行中の糸の張
   力をモニタする装置。 ［３］前記糸張力信号は、入力信号レベル決定手段（２
   １）を介して前記ウィンドウコンパレータ（１５）の入
   力端子に入力され、 前記送行中の糸の張力をモニタする装置の制御を、前記
   糸の張力が所定の値に到達した後開始させる制御開始手
   段（１８）が設けられてなることを特徴とする請求項［
   １］または［２］記載の、送行中の糸の張力をモニタす
   る装置。 ［４］前記糸張力信号は、前記遅延素子（１３）より短
   い遅延時間を有する第２の遅延素子（１４）を介して、
   前記入力信号レベル決定手段（２１）に入力される ことを特徴とする、請求項［３］記載の送行中の糸の張
   力をモニタする装置。 ［５］前記ウィンドウコンパレータ（１５）は、二つの
   コンパレータ（１９）（２０）を有し、第１のコンパレ
   ータ（１９）の非インバート端子と第２のコンパレータ
   （２０）のインバート端子とが入力端子を構成し、 前記第１のコンパレータ（１９）のインバート端子が上
   限端子を構成し、 前記第２のコンパレータ（２０）の非インバート端子が
   下限端子を構成し、 前記二つのコンパレータ（１９）（２０）の出力はＯＲ
   回路（２９）を介して出力される ことを特徴とする、請求項［１］〜［４］記載の送行中
   の糸の張力をモニタする装置。 ［６］前記入力信号レベル決定手段（２１）と前記上下
   限レベル決定手段（２２）とは電圧分割手段である ことを特徴とする、請求項［１］〜［５］記載の送行中
   の糸の張力をモニタする装置。 ［７］糸の張力を代表する糸張力信号を検出し、前記糸
   張力信号の偏差の許容範囲を決定し、前記糸張力信号が
   前記許容範囲外に偏移したことを検出する 送行する糸の張力をモニタする方法において、前記許容
   範囲の上下限を決定するために、前記糸張力信号を遅延
   させ、該遅延した前記糸張力信号と特定の数量関係をも
   って、前記糸張力信号を上下に挟む値を有する上下変動
   許容範囲を自動的に決定する ことを特徴とする、送行中の糸の張力をモニタする方法
   。