JPH03182347A - 結露防止シートおよびその製法 - Google Patents

結露防止シートおよびその製法

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JPH03182347A
JPH03182347A JP32450389A JP32450389A JPH03182347A JP H03182347 A JPH03182347 A JP H03182347A JP 32450389 A JP32450389 A JP 32450389A JP 32450389 A JP32450389 A JP 32450389A JP H03182347 A JPH03182347 A JP H03182347A
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土井 保史
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は結露防止シートおよびその製法に関する。
従来の技術および課題 工業施設のみならず生活の場においても、結露が問題と
なる場合が多い。
例えば、近午、紙やプラスチックの容器に入れられた調
理食品がスーパーマーケット等で販売されており、消費
者はそれを家庭に持ち帰り、電子レンジ等で温めるだけ
で食することができるという形態が普及してきた。いわ
ゆる電子レンジグルメと呼ばれるものもこれに属する。
この場合、電子レンジで温めるに際して、結露により容
器に水分が付着すると食品の風味を害しかねない。これ
では、風味に敏感となった現代人を満足させることがで
きない。
その他、壁紙、コンテナ、テントなどで生活空間の快適
さ、あるいは製品の品質維持の観点より結露が問題とな
ることが多い。
従来、かかる結露を防止するには、大別して、結露防止
性材料を結露防止目的物に貼り合わせる、あるいは結露
防止目的物自体に結露防止性を付与するという2つの方
法があった。前者の例としては、親水性繊維シートに対
する結露防止性材料の貼り合わせが挙げられ、後者の例
としては、塩ビ壁紙の製造時における高吸水性樹脂の混
入が挙げられる。
しかしながら、従来法では、材料の機能という観点から
見て、結露防止効率が低かった。例えば後者の場合にお
いては、結露防止性は表面だけに付与されれば十分であ
るのに、内部にまで高吸水性樹脂が添加されていた。
課題を解決するための手段 前記事情に鑑み、本発明者らは結露防止シートの表面に
のみ結露防止性を持たせる手段について研究を続けた結
果、基材表面に特定成分よりなる皮膜を設けることによ
り課題を解決できることを知り、本発明を完成するに至
った。
すなわち、本発明は、シート基材上に重量比80:20
〜20:80の水溶性高分子および粉末状物質との混合
物の架橋皮膜を設けてなる結露防止シートを提供するも
のである。
本発明の結露防止シートは、基本的には、シート状基材
とその表面に設けられた結露防止性架橋皮膜よりなる。
まず、本発明の結露防止シートで用いることができるシ
ート状基材の例としては、紙(表面にコーティング等を
行ったアート紙やコート紙を含む)、不織布、織布、編
布、ポリ塩化ビニルシートおよび基材との積層シート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリカーボネート等グラスチックスのシート、フ
ィルムなどが挙げられる。
本発明の結露防止シートはこのような基材シート上に結
露防止性架橋皮膜を設けてなる。
かかる架橋皮膜は水溶性高分子と粉末状物質の混合物を
架橋させたものである。ここに、水溶性高分子は水の吸
収に必要であり、この吸水性により結露防止が実現され
る。一方、粉末状物質は皮膜表面の均質なぬれに寄与し
、良好な結露防止性に必要である。
水溶性高分子の例としては、ポリアクリル酸塩(カリウ
ム塩、ナトリウム塩)のごときイオン性ポリマー、ポリ
ビニルアルコールやポリエチレンオキサイドのごとき非
イオン性ポリマー等が挙げられる。ここに、「架橋」は
水溶性ポリマーを吸水性ポリマーの状態とするために必
要である。もしポリマーが架橋されていなければ、結露
防止シートの使用時に水滴が付着するとポリマーが溶は
出し、結露防止性が阻害されるのみならず、溶出物自体
によるトラブルも生じかねない。従って、必要な架橋度
はポリマーが水で溶出しない程度であればよい。なお、
吸水による膨潤は差しつかえない。むしろ、膨潤するこ
とによって、結露防止効果が発揮されるとも言えるもの
であり、そのために水溶性ポリマーを用いる必要がある
とも言える。
ただし、過度に膨潤し吸水により流れ落ちるような、溶
出しやすいものは不適当である。
一方、粉末状物質の例としては、炭酸カルシウム、酸化
チタン、シリカ、タルク、クレー、水酸化アルミニウム
等のごとき無機性粉末、あるいはアクリル樹脂粉末、ス
チレン性樹脂粉末等のごとき有機粉末が挙げられる。そ
の他、セルロース粉末のごとき繊維状粉末を用いること
もできる。用いる粒度としては、40メツシユから40
0メツシュ以上の広い範囲のものが使用可能であるが、
外観および結露防止性能の観点より、一般に、lOOメ
ツシュ以下が好ましい。
架橋皮膜における水溶性高分子と粉末状物質の割合は重
量比で80:20〜20:80.好ましくは70:30
〜30ニア0の範囲とする。粉末状物質の量が多すぎる
と皮膜強度が低下し、使用時に皮膜が基材から脱落しか
ねず好ましくない。一方、高分子物質が多すぎると、良
好な結露防止性が得られない。
また、本発明は前記したごとき結露防止シートの製法を
提供するものである。
この製法は、まず、基材の表面に水溶性高分子と粉末状
物質の混合物よりなる皮膜を形成させ、次いで、該皮膜
を架橋させることよりなる。
皮膜の形成方法には大別して2つの方法がある。
すなわち、第1の方法は、七ツマ−および粉末状物質よ
りなる七ツマー!l或物を基材に付与し、次いで、モノ
マーを重合させポリマーとすることによって皮膜を形成
する方法である。第2の方法は、最初からポリマーその
ものと粉末状物質よりなる組成物を基材に付与して皮膜
を形成する方法である。いずれの場合も、皮膜形成時に
高分子物質と粉末状物質の重量比が前記した範囲内とな
るようにモノマーあるいはポリマーおよび粉末状物質の
量を選択して七ツマー組成物あるいはポリマー組成物を
調製する。
第1の方法が適用できる例としては、一般に、アクリル
酸のごときイオン性のポリマーの場合、第2の方法では
ポリエチレンオキサイドやポリビニルアルコールのごと
き非イオン性ポリマーの場合が挙げられるが、特にこれ
らに限定されるものではない。
第1の方法および第2の方法いずれの場合においても、
皮膜の形成の後、水溶性高分子の架橋を行う。第1の方
法においては、前記重合に際して架橋が同時に行われる
のが一般的である。
重合・架橋は触媒を用いる化学的方法、あるいは電子線
や紫外線のごとき活性エネルギー線の照射によって行う
ことができる。ことに、反応の制御性の観点より、電子
線の照射が好ましい。
この電子線照射を用いる製法は、工程管理が容易であり
、製法として優れたものとなる。また、本発明の製法に
おいては、シート内部にまで結露防止性を付与する必要
がないので経済性にも優れたものとなる。
重合・架橋工程の後、要すれば熱風により仕上処理を行
って本発明の結露防止シートが得られる。
かく得られる本発明の結露防止シートは、食品包装材(
ファーストフード関係、電子レンジグルメ等)、壁材、
天井材等の建築用内装材、テント、簡易ハウス用シート
材などに好適に用いることができる。
寒集旦 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 重量255g/−の厚紙に下記成分よりなる組成物を塗
布量23 、7 g/la”にてバーコーターによりコ
ーティングを行った。
戊   分         2重量(部)アクリル酸
            72水酸化ナトリウム   
      32水                
    110ポリエチレングリコール       
1.2ジアクリレート(分子量600) シリカ粉末            19(注1)組成
物の配合順序は、まず、水酸化ナトリウムを水に溶解し
、これを攪拌しつつアクリル酸中に滴下し、さらにポリ
エチレングリコールジアクリレート、コロイダルシリ力
粉末を添加した。
(注2)ポリエチレングリコールジアクリレートは新中
村化学工業製NKエステルA−600を使用した。
(注3)シリカ粉末は富士デヴイソン(株)製のサイロ
イド244を使用した。
その後、直ちに日新ハイボルテージ(株)製エリアビー
ム型電子線加速装置を用い、窒素ガス雰囲気中、加速電
圧200KV、線量7Mradの条件で電子線を照射し
、次いで、100℃の熱風乾燥により仕上処理を行って
本発明の結露防止シートを得た。
実施例2 実施例1と同一の基材に下記成分よりなる組成物を38
 、2 g/+o”の塗布量にてバーコーターによりコ
ーティングを行った。
戊  分           重量(部)ポリエチレ
ンオキサイド     20ポリエチレングリコール 
     0.4ジアクリレート(分子量600) 水                    80シリ
カ粉末           10(注1)組成物の配
合は、まず、ポリエチレンオキサイド(粉末)を水中に
少量ずつ撹拌しながら添加して完全に溶解きせ、その後
ポリエチレングリコールジアクリレート、シリカ粉末を
加えて調製した。
(注2)ポリエチレンオキサイドは製鉄化学(株)製P
E0−1を使用した。
(注3)シリカ粉末は富士デジ4ソン(株)製サイロイ
ド244を使用した。
その後、直ちに日新ハイボルテージ(株)製エリアビー
ム型電子線加速装置を用い、空気中、加速電圧200K
V、線量8Mradの条件で電子線を照射し、次いで、
100℃の熱風乾燥により仕上処理を行って本発明の結
露防止シートを得た。
実施例1および実施例2で得た結露防止シートの性能試
験を行った。比較試料として実施例112の基材を用い
た。
まず、500ccのガラスビーカーの外壁に3x5c+
mの試料を両面テープを用いて貼り付け、ビーカー内に
氷水を入れた。
次いで、70℃の湯を入れた容器内の湯面から5cm程
度上部の位置に金網を設け、試料を貼り付けた前記ビー
カーをその金網の上に置いた。結露防止性は試料の表面
に水滴が生じるまでの時間を測定することによって評価
した。
結果を以下の第1表に示す。
第1表 試 料      水滴が生じるまでの時間実施例1の
シート      12分 実施Rtのシート      10分 実施例L 2の基材      2分 表より、本発明の結露防止性シートは比較試料と比べて
、優れた結露防止性を有することが解る。
発明の効果 本発明により経済性、加工性に優れた結露防止シートの
製法、およびかかる製法による結露防止効率の良好な結
露防止シートが提供される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート基材上に重量比80:20〜20:80の
    水溶性高分子と粉末状物質との混合物の架橋皮膜を設け
    てなる結露防止シート。
  2. (2)シート基材上に重量比80:20〜20:80の
    水溶性高分子と粉末状物質との混合物の皮膜を形成させ
    、次いで該水溶性高分子を架橋させることを特徴とする
    結露防止シートの製法。
  3. (3)電子線照射により架橋を行う請求項第(2)記載
    の結露防止シートの製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016021459A1 (ja) * 2014-08-07 2016-02-11 東洋製罐グループホールディングス株式会社 水分バリア性積層体
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