JPH0318150B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0318150B2
JPH0318150B2 JP55116949A JP11694980A JPH0318150B2 JP H0318150 B2 JPH0318150 B2 JP H0318150B2 JP 55116949 A JP55116949 A JP 55116949A JP 11694980 A JP11694980 A JP 11694980A JP H0318150 B2 JPH0318150 B2 JP H0318150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
nozzle
suction
sample
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55116949A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5742856A (en
Inventor
Masaki Takeuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP11694980A priority Critical patent/JPS5742856A/ja
Publication of JPS5742856A publication Critical patent/JPS5742856A/ja
Publication of JPH0318150B2 publication Critical patent/JPH0318150B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動化学分析装置における吸引吐出
方法に関し、特に、同一試薬用ノズルに二種類以
上の試薬を順次吸引吐出させることによつて酵素
免疫測定法の適用及び高粘性液状酵素試薬の適用
を可能にする吸引吐出方法を対象とするものであ
る。
最近、病気の診断における検査の重要性は一層
高まつており、検査件数及び検査項目数も増大の
一途をたどつている。そのような中で、例えば病
院の検査室及び検査センターにおいてはこれらの
状況に対応するために検査の自動化が重要な課題
になつている。この場合、病院のような限られた
人員と場所とにおいて、人の生命に深く関係する
重大な判断試料たる分析結果を提供する自動化学
分析装置を改善するためには次の諸点を考慮しな
ければならない。すなわち、第1に患者に苦痛を
与えないためにも極く微量のサンプル及び微量の
試薬さらにはより低い分析コストで分析を行なえ
るものであること。第2の多数のサンプルをより
早く分析することができること、第3に限られた
人員で多数の項目とサンプルの分析を行なえるよ
うな簡便さを備えていること、第4に人の生命に
かかわる重大な診断データを提供するのであるか
ら正確かつ確実に分析するものでなければならな
いこと、第5により小さなスペースで使えるよう
な小型のものであること等である。
従来の自動化学分析装置においても、これら5
項目の改善に関しては目ざましいものがあつた。
特に微量化、迅速化については自動化の採用によ
り非常な進歩及び発展を遂げてきたが、簡便さに
おいてはまだ満足できるようなものは出現してい
ない。また、正確さの面においても自動化の段階
で反応条件に制約が多く、自由度が低いため、そ
れに影響される項目も多かつた。
特に、従来知られている自動化学分析装置にお
いては、多数の分析項目に応じて多種類の試薬を
吸引吐出するための専用のノズルと配管が必要と
され、したがつて分析項目を変更する毎に人為的
に試薬用ノズルへの配管をやり直したり、あるい
は新たに試薬用ノズルや配管を設けたりしなけれ
ばならない煩雑さがあり、しかも複雑な配管作業
中に過誤操作を誘発しやすい欠点があつた。また
酵素試薬の安定化の為に開発された液状安定化酵
素試薬を自動分析装置に使用する場合は試薬とし
て粘性の低い酵素液と安定性を維持するために加
えられているグリセリン等により高い粘性を有す
る補酵素液とを使用しなければならず、しかも正
確な分析を行なうにはサンプル量と酵素液量と補
酵素液量との比率を所定比率に厳格に一致させな
ければならない。したがつて液状安定化酵素試薬
を自動化学分析装置に使用する場合、粘性の高い
補酵素液を吸引吐出した試薬用ノズル内に補酵素
液が多量に残留して、反応管内に所定量の補酵素
液が供給されなくなつて、正確な分析を行なうこ
とができないばかりか、高価な試薬の損失によつ
て分析コストが増加するという欠点がある。ま
た、この点を解消するために、酵素液と補酵素液
とを混合して粘性が低くなるようにあらかじめ調
整して、これを試薬として使用しても、試薬の安
定性が著しく低下して数時間程度しか使用できな
くなるので、サンプル量に応じた試薬量を分析項
目毎に調製しなければならない煩雑さと共に、使
用後に残つた試薬は保存することができず全く無
駄になるという新たな欠点が生ずる。
しかも、移動する反応管に同時刻に異なる複数
の試薬を分注するには、複数の試薬ノズルを配置
しなければならないという問題がある。
本発明は、移動する反応管に同時刻に異なる複
数の試薬を分注することができ、かつ、試薬の変
更も容易な自動化学分析装置における吸引吐出方
法を提供することを主なる目的とする。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明方法の実施に使用される自動化
学分析装置の一実施例を示すシステム構成図であ
る。この装置は、反応ライン7と、この反応ライ
ン上に配置されたノズル移動機構6と、このノズ
ル移動機構によつてノズルを移動するための移動
ブロツク16と、該移動ブロツク16内の各種ノ
ズルの上下動を制御するソレノイド機構5と、こ
れら各種のノズルの吸入、分注を行なわせるため
のサンプリングポンプ1、試薬ポンプ2と、検体
の吸光度を測定するための測光部8と、前記ノズ
ル移動機構6の下方であつて、かつ反応ライン7
の側部に配置された血清(試料又はサンプルとも
いう)カセツト13(サンプル13aを有する)
及び試薬カセツト14(第1試薬ボトル10aと
第2試薬ボトル10bを有する)と、各種装置及
び機構を自動的に制御するための制御ブロツク群
17〜23とによつて構成されている。尚、試薬
カセツト14の側部にはノズル洗浄用ドレイン1
5が配置されている。
前記反応ライン7は、複数の反応管7aを直線
状に定間隔毎に並置した無端状のチエーンコンベ
ア12を有し、このチエーンコンベア12を回転
部材7aを介して図示しない駆動機構により反応
管7aが反時計方向(図示矢印A方向)に順次間
欠的に移動するようになつている。尚、反応ライ
ン7の下方には洗浄用ノズル32を含む洗浄機構
が設けられている。また、7cは恒温槽であり、
所定の反応を起させるために使用される。
前記ノズル移動機構6は、反応ライン7の長手
方向に配設され、移動ブロツク16を取付けたタ
イミングベルト6aと、該タイミングベルト6a
を図示B1,B2方向に移動させるためのパルスモ
ータ6bと、パルスモータ6bの反応側でタイミ
ングベルト6aをガイドするガイドプーリ6c及
びタイミングベルト6aの下方に並置され、移動
ブロツク16がガイドするガイドレール6dとに
よつて構成されている。
次に、第2図及び第3図を参照して前記移動ブ
ロツク16の構成例を説明する。この移動ブロツ
ク16は、平板部41と平行突出部42,43と
によつて断面コ字状を成す支持部材を有し、この
部材の平板部41に所定間隔をおいて縦長の2個
のガイド孔45a及び45bが形成され、これら
各ガイド孔45a及び45b内に摺動自在に挿通
された連結軸16dの両端に一対の小ブロツク1
6aおよび16b(16a′及び16b′)が取付け
られ、図示前方の小ブロツク16a及び16b内
にはノズル46a及び46bがそれぞれ挿通支持
されており、後方の小ブロツク16a′及び16
b′は前記平行突出部42,43に両端が支持され
た3本のガイドシヤフト44に摺動自在に取付け
られ、さらに、上方突出部42の後方側部にはガ
イドブロツク42a及び取付部42bが連結され
ており、取付部42bは前記タイミングベルト6
aの一部に固定され、前記ガイドブロツク42a
はタイミングベルト6aに沿つて配設されたガイ
ドシヤフト6d′に摺動可能に取付けられ、また、
下方突出部43の後側部には複数のガイドベアリ
ング43aが突出形成され、このガイドベアリン
グ43aが前記ガイドレール6d上を転動可能に
取付けられることによつて構成されている。尚、
前記各種ノズル46a及び46bを挿通支持した
小ブロツク16a及び16bに連結された対向小
ブロツク16a′及び16b′は、上部突出ブロツク
42に形成された貫通孔42cを介して外部上方
に延びるスプリングにガイドされたワイヤ47の
先端部に取付けられており、通常は対応配置され
た前記ソレノイド機構5によつてワイヤ47が上
方(図中矢印C方向)に引つ張られることによつ
て上方に移動しており(レリーズ方式ともいう)、
作動時には前記ソレノイド機構5の動作を解除す
ることによつつて押圧バネ48の押圧力で下方に
移動するようになつている。この小ブロツク16
a′及び16b′の動作に応じて各種ノズル16a及
び16bが上下動できるようになつており、この
各種ノズルの上端はフレキシブルなパイプを介し
て詳細を後述する各種ポンプ1及び2に連結され
ている。尚、例えばノズル46aがサンプリング
ノズル及び46bが試薬用ノズルとして使用され
る。また、サンプリングノズル46aと試薬用ノ
ズル46bとの間隔 1は前記反応管7aの径よ
りも狭く設定されている。
前記各種ポンプ1及び2は、それぞれパルスモ
ータ1a(2a)と、このパルスモータの軸に連
結されたリードスクリユー1b(2b)と、この
リードスクリユーに噛合するナツト1c(2c)
と、このナツトにピストンが連結されたシリンジ
1d(2d)及び、シリンジの出力部が連結され
る電磁弁31a(31b)とによつて構成されて
おり、サンプリングポンプ1内の電磁弁31aの
一方に前記サンプリングノズル46aに接続され
たパイプの一端が、またこの電磁弁31aの他方
には純水ボトル9内に一端が挿入されたパイプの
他端が連結されており、試薬ポンプ2内の電磁弁
31bの一方には前記試薬用ノズル46bに接続
されたパイプの先端が連結され、電磁弁31bの
他方には一端が純水ボトル9内に挿入されたパイ
プの他端が連結されている。
前記測光部8は検体を収納するフローセル8a
と、このフローセルを中心として対向配置された
光源8b及び検出器8cによつて構成されてお
り、サクシヨン用ノズル8dによつて検体を吸入
してフローセル内に送り込み、吸光度測定結果信
号29を外部に出力できるようになつている。
尚、前記サンプルカセツト13及び試薬カセツ
ト14は図示しない移動機構によつて図示前後方
向(反応管の時間軸方向に対して直行する方向)
に間欠的に移動可能になつている(33は試薬カ
セツト駆動用のパルスモータを示す)。
前記制御ブロツク群は、各種キーボードを含む
操作パネル17と、各種制御信号を出力する制御
ブロツク18と、操作パネル17及び制御ブロツ
ク18との間のインターフエースを受け持つイン
ターフエイス回路19と、前記測光部で得られた
検体情報信号29を処理用信号に変換するlog変
換器と、該log変換器の出力をデイジタル信号に
変換し、インターフエイス回路19に入力する
A/D変換器21と、インターフエイス回路19
の動作を制御すると共にデータを記憶するコンピ
ユータ(CPU)22及び前記検体情報信号を受
けてプリントアウトするプリンタ23とによつて
構成されている。前記制御ブロツク18からはサ
ンプリング駆動信号25、試薬ポンプ駆動信号2
4b、各種ノズル駆動用ソレノイド駆動信号26
a及び26b、サンプルカセツト駆動信号28、
試薬カセツト駆動信号34、ノズル移動機構用パ
ルスモータ駆動信号30をそれぞれ出力するよう
になつており、インターフエイス回路19からは
試料情報27がサンプラー13に入力されるよう
になつている。
次に、前記自動化学分析装置の動作と共に、本
発明の吸引吐出方法を説明する。尚、以下の動作
説明では、反応ライン7の進行方向(矢印A方
向)を時間軸方向として説明する。
先ず、サンプルカセツト13内に検査対象とな
る複数のサンプル(例えば最初のサンプルを13
aとする)をセツトし、試薬カセツト14上にこ
れらの検査項目に使用される複数の試薬ボトル
(例えば酵素測定を行なうには、酵素液を入れた
第1試薬ボトル10a及び補酵素液を入れた第2
試薬ボトル10b)をセツトする。このとき、各
種ノズルを有する移動ブロツク16はドレイン1
5上の位置Sに設定されている。次に操作パネル
17上のキーボードを操作して、サンプルカセツ
ト13における目的サンプル13a、試薬カセツ
ト14上の目的試薬10a及び10bを選択すべ
き信号を供給し、これと同時に試料情報、目的の
測定項目、測定時間等の設定信号を供給する。そ
して、インターフエイス回路19を介して制御ブ
ロツク18が動作し、サンプルカセツト位置制御
信号28及び試薬カセツト位置制御信号34を出
力し、この各制御信号によつて、サンプル13
a、第1及び第2試薬ボトル10a及び10bが
ノズル駆動機構6の直下に位置するように駆動さ
れる。その後は設定されたプログラムに基づい
て、次のような動作が自動的に行なわれる。
先ず、初期位置Sに待機している移動ブロツク
16における各種ノズルには純水が充満される。
即ち、この段階で純水吸引信号25及び24bが
各種ポンプ1及び2に供給されるため、ポンプ内
のパルスモータ1a及び2aが動作し、リードス
クリユー1b及び2b及びナツト1c及び2cを
介してシリンジ1d及び2dが吸引動作を行なう
と共に電磁弁31a及び31bが動作し、純水9
が吸引され、次に電磁弁31a及び31bを切換
えてシリンジ1d及び2dを更に僅かに吸引動作
させることにより、例えば第4図に示すようにノ
ズル46a及び46b内には純水9又はサンプ
ル、及び試薬隔離用気泡Yが形成される。この段
階で、制御ブロツク18からパルスモータ6bを
駆動する信号30が出力され、これによりタイミ
ングベルト6aと共に移動ブロツク16が移動
し、サンプリングノズル46aがサンプル13a
上に移動した位置(移動ブロツク16Aの位置)
で停止する。このとき、制御ブロツク18からソ
レノイド5aを消勢する信号26aが発生するた
め、サンプリングノズル46aが押圧バネ48の
押圧により下降し、先端がサンプル13aの液中
に挿入される。このタイミングで制御ブロツク1
8からサンプリングポンプ駆動信号25が出力さ
れ、サンプリングポンプ1が動作し、サンプリン
グノズル46a内に所定量のサンプルが吸引さ
れ、吸引動作が終了すると、ソレノイド付勢信号
26aが生じ、サンプリングノズル46aが上昇
し、元の位置に戻る。次に、制御ブロツク18か
らパルスモータ6bの駆動信号が出力され移動ブ
ロツク16が差方向に僅かに移動し、試薬用ノズ
ル46bが第1試薬ボトル10a上に移動した位
置(図示の移動ブロツク16Bの位置)で停止す
る。この段階でソレノイド消勢信号26bが出力
され、ソレノイド5bが消勢されるため前記サン
プリングノズルの動作と同様にして、試薬用ノズ
ル46bが下降動作し、ノズル先端が第1試薬内
に挿入された段階で制御ブロツク18からの駆動
信号24bによつて試薬ポンプ2が動作し、所定
量の試薬吸引が行なわれ、吸引動作終了後ソレノ
イド付勢信号26bにより、ソレノイド5bが付
勢されノズル46bが上昇し元の位置に戻る。次
いで、制御ブロツクからの駆動信号24bによつ
てシリンジ2dを更に僅かに吸引動作させること
により、例えば第4図に示すのと同様に試薬用ノ
ズル46b内に試薬隔離用気泡が形成される。そ
の後、制御ブロツク18からのパルスモータ6b
の駆動信号30が出力されて、移動ブロツク16
が僅かに左方向に移動し、第2試薬ボトル10b
上に試薬用ノズル46bが移動した位置で停止
し、第1試薬の吸引動作と同様にして第2試薬の
吸引動作が行なわれることになる。このときの試
薬用ノズル46b内は、空気を境界域として介在
させて第1試薬及び第2試薬が吸引保持されてお
り、その垂直方向の断面図は第5図のように表わ
される。第5図において、ハツチング部分49は
第1試薬を、50は境界域としての空気を、ハツ
チング部分51は第2試薬を表わす。このように
して、サンプルを吸引保持したサンプリングノズ
ル46a及び空気を境界域として介在させて第1
試薬と第2試薬とを吸引保持した試薬用ノズルが
保持された移動ブロツク16が、制御ブロツク1
8からのパルスモータ駆動信号30によつて図示
左方向(B1方向)に移動し、反応ライン7上の
目的反応管(例えば7a′)上に位置したときに停
止する。このとき、移動ブロツク16における2
つのノズル46a及び46bと目的反応管7a′と
の位置が一致した点で反応ライン7の動きも一時
停止し、次の吐出動作に備えることになる。そし
て、先ず、サンプリングノズル46a及び試薬用
ノズル46b内の液が反応管7a′内に吐出され
る。即ち、制御ブロツク18からの信号25及び
24bによつて各ポンプ1及び2が吐出動作(シ
リンジ1d及び2dのピストンが上方に押される
動作)を行ない、これによつてノズル先端のサン
プル液と第1試薬及び第2試薬が同時に反応管7
a′内に吐出される。このとき、前述のようにサン
プリングノズル46aと試薬用ノズル46bとの
相互間隔(第2図のl1)を反応管の径よりも狭く
設定してあるので、上記同時吐出動作は円滑に行
なわれる。尚、プログラムを変更してサンプルと
第1試薬及び第2試薬の吐出動作を個別的に行な
うようにしていてもよいが、この場合、吐出動作
の時間を短縮することができないことに注意すべ
きである。しかる後制御ブロツク18からのパル
スモータ駆動信号30により移動ブロツク16を
移動させて、初期位置Sに戻す。このとき、サン
プリングノズル46a及び試薬用ノズル46bが
同時にドレイン15に位置した段階で、ポンプ1
及び2内のシリンジ1d及び2d内に収容されて
いる純水を排出することによりノズル内壁部は自
動的に洗浄されることになる。尚、この場合、ド
レイン15の横に洗浄槽を設けてノズル外壁を洗
浄するようにすれば、洗浄の効果は一層向上す
る。洗浄が終了した段階で、電磁弁31a及び3
1bを切換えてノズル内に再び一定量の純粋9を
吸引させ、その後電磁弁を切換えて微量の隔離用
気泡(第4図のY)を吸引し次のサンプル測定動
作のために備えるようにする。
以上のような一連の動作が各サンプル毎に繰り
返えされた後、反応管が測光部(サクシヨン位
置)に到達したときに、図示しないサクシヨンポ
ンプが動作し、サクシヨンノズル8dにより所定
量の検体をフローセル8a内に導びき、吸光度測
定が行なわれ、測定結果信号29がlog変換器2
0及びA/D変換器21を介してインターフエイ
ス回路19に送られ、さらにプリンタ23によつ
てプリントアウトされることになる。
本発明方法の他の実施例を第6図乃至第9図を
参照して説明する。尚、前記第1実施例における
ものと同一部分については説明を省略し、相違す
る部分についてのみ詳細に説明する。
第6図は自動化学分析装置の他例を示す構成図
である。同図において、第1試薬用ノズル46c
及び第2試薬用ノズル46dを有する移動ブロツ
ク16′、第1及び第2試薬用ノズル46c及び
46dの上下動を制御するソレノイド5c及び5
d、第1試薬ポンプ3及び第2試薬ポンプ4、試
薬カセツト14(第1試薬ボトル11a、第2試
薬ボトル11b及び第3試薬ボトル11cを有す
る)、並びに、制御ブロツク18からは第1及び
第2試薬ポンプ駆動信号24c及び24d、第1
及び第2試薬用ノズル駆動用ソレノイド駆動信号
26c及び26dをそれぞれ出力するようになつ
ているところが、前記第1実施例の場合と異なつ
ている。
さらに、第7図及び第8図を参照して、前記移
動ブロツク16′の、前記第1実施例の移動ブロ
ツク16と相違する部分を説明する。即ち、この
移動ブロツク16′は、ガイド孔45bの代わり
にガイド孔45c及び45d、小ブロツク16b
(16b′)の代わりに小ブロツク16c及び16
d(16c′)及び16d′、並びに、試薬用ノズル
46bの代わりに第1試薬用ノズル46c及び第
2試薬用ノズル46dが設けられている。そし
て、第1試薬用ノズル46cは第1試薬ポンプ3
に、第2試薬用ノズル46dは第2試薬ポンプ4
に連結されている。またサンプリングノズル46
aと第2試薬用ノズル46dとの間隔 2は前記
試薬ボトル11a〜11c及び反応管7aの径よ
りも狭く設定されている。
前記第1試薬ポンプ3及び第2試薬ポンプ4
の、前記第1実施例における試薬ポンプ2と相違
する部分を説明する。即ち、前記第1試薬ポンプ
3及び第2試薬ポンプ4は、前記試薬ポンプ2と
同様にしてパルスモータ3a(4a)、リードスク
リユー3b(4b)、ナツト3c(4c)、シリンジ
3d(4d)、電磁弁31c(31d)により構成
されているほか、第1試薬ポンプ3内の電磁弁3
1cの一方には前記第1試薬用ノズル46cに接
続されたパルプ先端が連結され、第2試薬ポンプ
4内の電磁弁31dの一方には前記第2試薬用ノ
ズル46dに接続されたパイプの先端が連結され
ており、各電磁弁31c及び31dの他方には一
端が純水ボトル9内に挿入されたパルプの他端が
連結されている。
次に前記第2実施例自動化学分析装置の動作と
共に、本発明の吸引吐出方法の他の実施例を説明
する。
即ち、先ず試薬カセツト14上にこれらの検査
項目に使用される複数の試薬ボトル(例えば酵素
免疫測定を行なうには酵素液を入れた第1試薬ボ
トル11a、第2試薬ボトル11b及びその他の
第3の試薬を入れた第3試薬ボトル11c)をセ
ツトする。そして、前記第1実施例の場合と同様
の動作によつて、サンプル13a、第1、第2及
び第3試薬用ボトル11a,11b及び11cが
ノズル駆動機構6の直下に位置するように駆動さ
れ、次のような動作が自動的に行なわれる。
先ず、第4図に示すのと同様にノズル46a,
46c及び46d内には純水9又はサンプル、及
び試薬隔離用気泡Yが形成される。この段階で、
移動ブロツク16′が移動し、ノズル46a,4
6c及び46dが第3試薬ボトル11c上に移動
した位置で停止する。このとき、制御ブロツク1
8からソレノイド5a,5c及び5dを消勢する
信号26a,26c及び26dが発生するため、
ノズル46a,46c及び46dが押圧バネの押
圧により下降し、先端が第3試薬ボトル11cの
液中に挿入される。このタイミングで制御ブロツ
ク18からサンプリングポンプ駆動信号25、第
1及び第2試薬ポンプ3及び4が同時動作し、ノ
ズル46a,46c及び46d内に所定量の第3
試薬が吸引され、吸引動作が終了すると、ソレノ
イド付勢信号26a,26c及び26dが生じ、
ノズル46a,46b及び46dが上昇し、元の
位置に戻る。次いで、シリンジ1d,3d及び4
dをさらにわずかに吸引動作させることにより、
ノズル46a,46c及び46d内には試薬又は
サンプル、及び試薬隔離用気泡が形成される。次
いで、サンプリングノズル46a内には空気を境
界域として第3試薬及びサンプルが吸引保持され
る。このときのサンプリングノズル46aの垂直
方向の断面は第9図aのように表わされ、第9図
aにおいてハツチング部分52は第3試薬を、5
3は空気を、ハツチング部分54はサンプルを表
わす。しかる後、第1試薬用ノズル46cが下降
動作し、ノズル先端が第1試薬内に挿入された段
階で制御ブロツク18からの駆動信号24cによ
つて第1試薬ポンプ3が動作し、所定量の試薬吸
引が行なわれ、吸引動作終了後ソレノイド付勢信
号26cにより、ソレノイド5cが付勢されノズ
ル46cが上昇し元の位置に戻る。その後、制御
ブロツク18からのパルスモータ6bの駆動信号
30が出力されて、移動ブロツク16が僅かに左
方向に移動し、第2試薬ボトル11b上に第2試
薬用ノズル46dが移動した位置で停止し、第2
試薬の吸引動作が行なわれることになる。このよ
うにして第1試薬用ノズル46c内には、空気を
境界域として第3試薬及び第1試薬が、第2試薬
用ノズル46d内には、空気を境界域として第3
試薬及び第2試薬が吸引保持される。そして、第
1試薬用ノズル46cの垂直方向の断面は第9図
bのように表わされ、第9図bにおいて、ハツチ
ング部分52は第3試薬を、53は空気を、ハツ
チング部分55は第1試薬を表わす。また、第2
試薬用ノズル46dの垂直方向の断面は第9図c
のように表わされ、第9図cにおいて、ハツチン
グ部分52は第3試薬を、53は空気を、ハツチ
ング部分56は第2試薬を表わす。しかる後、各
ノズル部分46a,46c及び46dから反応管
7a′内にサンプル、第1試薬及び第2試薬が第3
試薬で洗い流されるようにして吐出される。次い
で、移動ブロツク16′は初期位置Sに戻され、
他方、各サンプルの吸光度測定が行なわれ、分析
結果がプリンタ23によつてプリントアウトされ
る。
以上詳述したような自動化学分析装置における
吸引吐出方法であれば、次のような種々の効果が
得られる。
すなわち、第1に、高粘性の液状安定化酵素試
薬の応用による分析を簡易に、かつ安定して行な
うことができる。即ち、従来の自動化学分析装置
で高粘性の液状安定化酵素試薬の利用による分析
を行なうには、酵素液と粘性の高い補酵素液とを
あらかじめ混合調整して粘性を低下させた試薬を
用いなければならず、しかも、この混合調製した
試薬の安定性は小さいものであつたが、本発明の
方法によると、酵素液と補酵素液とが混合しない
ように空気を介在させて、これら両液を同一の試
薬用ノズルで吸引し、次いで吐出することにより
反応管内で初めて酵素液と補酵素液とを混合調製
し、そのまま反応管内で反応を進行させ、分析を
行なうことができる。したがつて、本発明の方法
によると、酵素液と粘性の高い補酵素液とを別々
の試薬として自動化学分析装置にセツトするだけ
でよいので、酵素液と補酵素液とをあらかじめ混
合調製するという煩雑な操作を省略して、分析す
ることができる。しかも、反応管内で初めて酵素
液と補酵素液とを混合し、そのまま分析するの
で、不安定な酵素液と補助酵素との混合液を試薬
として用いることがなくなり、極めて安定した分
析をすることができることになる。
第2に、正確な分析を行なうことができる。つ
まり、同一試薬ノズル内に空気を境界域として介
在させて、その上部に酵素液及び下部に粘性の高
い補酵素液を吸引保持し、次いで、これらを反応
管に吐出するようにすると、酵素液が補酵素液の
全量を洗い流すことになる。また、サンプリング
ノズル内の空気を境界域として介在させて、その
上部に粘性の低い試薬及び下部にサンプルを吸引
保持し、次いでこれらを反応管に吐出するように
すると、試薬がサンプルの全量を洗い流すことに
なる。したがつて、反応管内でサンプル、酵素液
及び補酵素液の所定量比を厳密に維持したまま、
酵素反応を行なわせることができるので、極めて
正確な分析を行なうことができるのである。
第3に、分析コストを低減することができる。
つまり、前述のように酵素液が補酵素液を洗い流
すので、補酵素液が試薬ノズル中に残留すること
による補酵素液の損失がない。
第4に、同一の試薬ノズル中に、空気を境界域
として介在させることにより多種類の試薬を吸引
保持することができるので、試薬ノズル、配管及
び試薬ポンプの数を著しく減少させることができ
る。したがつて、本発明の吸引吐出方法を採用す
る自動化学分析装置は著しく簡素化することがで
きる。
尚、本発明の方法及び本発明の方法を実施する
ための自動化学分析装置は前記の例に限定され
ず、種々の変形を採用することができる。例え
ば、同一の試薬ノズル内に、空気を境界域として
介在させて第1、第2、第3…と多種類の試薬を
吸引保持し、反応管に吐出してもよい。又、本発
明の吸引吐出方法を実施する自動化学分析装置内
の移動ブロツク3の構造において、移動ブロツク
3を分割すると共に、分割した移動ブロツクそれ
ぞれにサンプリングノズル及び試薬ノズルを別体
的に装備するように構成してもよい。更に、本発
明の吸引吐出方法は、高粘性の液状酵素試薬の応
用による分析のみならず従来一般に行なわれてい
る分析及び酵素免疫測定法にも適用できることは
言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、移動する反応
管に同時刻に異なる複数の試薬が分注できる。さ
らに試薬ボトルを交換するだけで試薬を自由に変
えられる。特に、粘性の高い試薬でも、最後の試
薬として吸引すれば、前に吸つた粘性の低い試薬
でノズル内が洗い流されるので、分注精度が上が
る。また、混合すれば、不安定になる試薬でも分
注できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、は本発明方法の一実施例に使用される
自動化学分析装置の一例を示すシステム構成図、
第2図及び第3図は前記自動化学分析装置に使用
される移動ブロツクの一例を示す斜視図及び側面
図、第4図、第5図はノズルの動作状態を示す概
略図、第6図は本発明方法の他の実施例に使用さ
れる自動化学分析装置の一例を示すシステム構成
図、第7図及び第8図は第6図の自動化学分析装
置に使用される移動ブロツクの一例を示す斜視図
及び側面図、第9図a乃至cは本発明方法の他の
実施例におけるノズルの動作状態を示す概略図で
ある。 1……サンプリングポンプ、2……試薬ポン
プ、3……第1試薬ポンプ、4……第2試薬ポン
プ、5……ソレノイド機構、6……ノズル移動機
構、7……反応ライン、8……測光部、9……純
水、10a……第1試薬ボトル、10b……第2
試薬ボトル、11a……第1試薬ボトル、11b
……第2試薬ボトル、11c……第3試薬ボト
ル、13……サンプルカセツト、14……試薬カ
セツト、15……ドレイン、16(16′)……
移動ブロツク、17……操作パネル、18……制
御ブロツク、22……コンピユータ、46a……
サンプリングノズル、46b……試薬用ノズル、
46c……第1試薬用ノズル、46d……第2試
薬用ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の試薬を収容した第1試薬保持部と、第
    1の試薬よりは粘性の高い第2の試薬を収容した
    第2試薬保持部と、複数の反応管を配列し、順次
    移動させる反応ライン部と、吸引吐出するノズル
    と、このノズルを前記第1試薬保持部、前記第2
    試薬保持部に移動させた後、前記反応ライン部の
    反応管に移動させる制御ブロツクと、前記ノズル
    を制御する吸引吐出部と、洗浄水を保持した洗浄
    水保持部と、この洗浄水保持部と前記ノズルとを
    選択的に前記吸引吐出部に接続する切替弁とを備
    えた自動化学分析装置において、前記ノズルが、
    洗浄水と第1の空気層を介し、第1の試薬を吸引
    し、さらに、この第1の試薬と第2の空気層を介
    して、第1の試薬よりは粘性の高い第2の試薬を
    吸引し、前記反応管に一度に吐出することを特徴
    とする自動化学分析装置における吸引吐出方法。
JP11694980A 1980-08-27 1980-08-27 Absorbing and desorbing method for automatic chemical analytical apparatus Granted JPS5742856A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11694980A JPS5742856A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Absorbing and desorbing method for automatic chemical analytical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11694980A JPS5742856A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Absorbing and desorbing method for automatic chemical analytical apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5742856A JPS5742856A (en) 1982-03-10
JPH0318150B2 true JPH0318150B2 (ja) 1991-03-11

Family

ID=14699714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11694980A Granted JPS5742856A (en) 1980-08-27 1980-08-27 Absorbing and desorbing method for automatic chemical analytical apparatus

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5742856A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006017360A1 (de) * 2006-04-11 2007-10-18 Diasys Diagnostic Systems Gmbh Verfahren zum Dosieren und Mischen
US8030093B2 (en) 2006-04-24 2011-10-04 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Dispensing mechanism, dispensing apparatus and dispensing method for liquid to be dispensed
US20140273268A1 (en) * 2011-10-12 2014-09-18 Eprep Pty Ltd. Preparation of samples for analysis
CN108120845A (zh) * 2017-12-21 2018-06-05 迈克医疗电子有限公司 自动分析仪、取样针吸液控制方法及控制系统
JP2022188829A (ja) * 2021-06-10 2022-12-22 株式会社日立ハイテク 分注装置、自動分析装置及び分注方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542618A (en) * 1977-06-08 1979-01-10 Toshiba Corp Coding system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542618A (en) * 1977-06-08 1979-01-10 Toshiba Corp Coding system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5742856A (en) 1982-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4366119A (en) Discrete type automated chemical analytic apparatus
EP2354797B1 (en) Automatic analyzing apparatus, and specimen batching method in the automatic analyzing apparatus
US8118042B2 (en) Apparatus and method for cleaning a liquid handling probe
JP5024990B2 (ja) 自動分析装置及びプローブ昇降方法
US20110293474A1 (en) Automatic analysis apparatus
CA2392943A1 (en) Chemistry system for a clinical analyzer
JP2008281480A (ja) ノズル洗浄方法およびノズル洗浄装置ならびに自動分析装置
EP2145016B1 (en) Wash ring assembly and method of use
CN110133244B (zh) 一种化学发光免疫分析仪、其吸液针机构及清洗方法
JPS62228952A (ja) 自動化学分析装置における吸引吐出方法
US4363781A (en) Discrete type automated chemical analytic apparatus
JP7451252B2 (ja) 自動分析装置
JP2004340969A (ja) 同心のロータを備えたアナライザ
JPH0318150B2 (ja)
JP3886440B2 (ja) 試料分析装置とそれに用いる液体吸引管
JP2981070B2 (ja) 洗剤洗浄可能な分注装置及びその洗浄方法
JP2008304334A (ja) 分注装置及び自動分析装置
JP2004170152A (ja) 試料分析装置およびそれに用いる気泡検知回路と気泡検知方法
JP4073298B2 (ja) 試料分析装置
JP3665257B2 (ja) 分注装置
CN114323783B (zh) 一种采样方法、采样组件以及样本分析仪
JP2004117221A (ja) 分注装置
JPWO2019176296A1 (ja) 自動分析装置
JPWO2019078030A1 (ja) 自動分析装置およびプローブの洗浄方法
JP3052267B2 (ja) 分析用容器およびその使用方法