JPH0318140Y2 - - Google Patents

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JPH0318140Y2
JPH0318140Y2 JP1984202143U JP20214384U JPH0318140Y2 JP H0318140 Y2 JPH0318140 Y2 JP H0318140Y2 JP 1984202143 U JP1984202143 U JP 1984202143U JP 20214384 U JP20214384 U JP 20214384U JP H0318140 Y2 JPH0318140 Y2 JP H0318140Y2
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voltage
motor
torque
control circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電動ドライバ又は電動スパナ等の電
動工具に用いられ、ネジ、ナツト等を締付けるト
ルクを制御するトルク制御装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、電動ドライバ、電動スパナの電動工具の
トルク規制は、予め操作者が工具内に組込まれた
トルククラツチを調整することによつて行われて
いる。すなわち、トルククラツチを調整して締付
けトルクを所定の値に設定することにより、設定
したトルクが締付けを行う動作部に加わつた時点
でクラツチが切れ、動作部の回転が停止するた
め、締付けトルクを設定トルクに規制してネジ、
ナツト等の締付けを行うことができる。
考案が解決しようとする問題点 しかし、斯かる従来構成では、締付けトルクと
して耐振性の必要から20〜30Kg・cmという大きな
値が要求される場合、例えば自動車用電子機器の
金属製ケースを取付用ブラケツトにネジ止め固定
する場合は、締付け開始時のネジの傾き、ケース
とブラケツトとの位置ずれ、或いはネジのネジ山
とタツプ穴のネジ山とが噛み合うまでのネジの空
回り等により過負荷が加わると、ネジ締め過程に
おいて、ケース又はネジのネジ山を削り落として
しまいキリ粉を発生する。そして、このキリ粉が
電子機器内部の電子回路に飛散し、回路がシヨー
トするという問題点があつた。
本考案は、上記欠点に鑑みなされたものであつ
て、締付けトルクをキリ粉が発生しない程度の低
トルクとトルククラツチの設定値によるトルクと
に切換えると共に、低トルクによる締付け時に過
負荷が加わつた場合には締付け動作を停止させる
ことにより、キリ粉を発生させることなく安全か
つ確実に締付け作業を行うことができるように締
付けトルクを制御するトルク制御装置を目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 ネジ又はナツト等の締付け過程においてネジ山
を削り落とす現象は、高回転、高トルクで締付け
を行う際、締付け開始時のネジの傾き、締付け対
象物の位置合わせ不良、或いは締付け開始時のネ
ジ又はナツトの空回り等によりモータに過負荷が
加わつた場合に発生する。従つて、締付け開始か
らネジ又はナツト等がある程度締込まれるまでを
低回転、低トルクに制限しておけば、その後は正
規の高回転、高トルクにより締付けを行つてもネ
ジ山を削り落とすことはなくなる。
本考案はこのような点に着目したもので、上記
問題点を解決するために、第1図に示すように、
トルククラツチで設定された所定の回転駆動トル
クで締付けを行うトルク制御装置であつて、入力
電圧Vinを抵抗R1を介して所定のレベルV1に
制限して出力する電圧制御回路1と、該電圧制御
回路1によつて制限された電圧V1と設定電圧
Vrとを比較する比較回路2と、比較回路2の出
力により電圧制御回路1の出力を遮断する遮断ス
イツチ3と、入力電圧Vinと電圧制御回路1の出
力V1とを切換えて後段のモータに出力する切換
えスイツチ4と、モータの起動時には電圧制御回
路1の出力V1を該モータに出力し、比較回路2
の出力がモータの起動後所定時間内に反転(例え
ばローレベルからハイレベル)しない場合には入
力電圧Vinをモータに出力するように切換えスイ
ツチ4を制御する制御回路5とからなることを特
徴とするものである。
作 用 モータの起動時にはスイツチ4の共通接点cを
個別接点bに接続すると、電圧制御回路1により
入力電圧Vinは後続のモータのトルクがキリ粉を
発生しない程度の低トルクとなる所定のレベルV
1に制限され、この電圧制御回路の出力V1が前
記モータに供給されて該モータが回転する。
一方、比較回路2では電圧制御回路1の出力V
1と予め設定された設定電圧Vrとを比較し、出
力電圧V1が設定電圧Vrを越えた時に例えばハ
イレベルの信号を出力して遮断スイツチ3を作動
させ、電圧制御回路1の出力V1を遮断する。従
つて、前述のような原因により、モータに過負荷
が加わつた場合には、モータの逆起動力が小さく
なり、抵抗R1の作用により電圧制御回路1の出
力電圧V1が増大するため、比較回路2からハイ
レベルの信号が出力され遮断スイツチ3が作動し
て電圧制御回路の出力V1が遮断される。このた
め、前記モータには電圧が供給されなくなり、該
モータは直ちに回転を停止する。
また、モータに過負荷が加わらず、該モータが
電圧制御回路1の出力V1により低トルクで回転
し続けた場合には、所定のタイミング即ち締付け
が終了する直前に制御回路5が作動して、切換え
スイツチ4の共通接点cを個別接点a側に切換
え、入力電圧Vinにより前記モータを高トルクで
回転させ、トルククラツチで設定された所定の回
転駆動トルクによる、締付けを確実に行うように
する。
これにより、ネジ、ナツト等の締付け時におい
て、モータに過負荷が加わつた場合には、遮断ス
イツチ3により電圧制御回路1の出力V1が遮断
され、該モータは直ちに回転が停止されるためキ
リ粉を発生させることなく安全かつ確実に締付け
作業を行うことが可能となる。
考案の実施例 以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳述す
る。
第2図は本考案に係るトルク制御装置を示す回
路図であり、一例として電動ドライバに適用した
図を示す。
図において、11は抵抗R1からなる電圧制御
回路であり、交流電源15により供給される入力
電圧VinをモータMの駆動トルクがキリ粉を発生
しない程度の低トルクとなるレベルに制御する。
12は比較回路であり、電圧制御回路11の出力
電圧V1をダイオードブリツジ16、抵抗R2、
及びコンデンサC1により整流及び平滑した電圧
V1’と、直流電源18から可変抵抗R3及びコ
ンデンサC2からなる微分回路17を介して供給
される設定電圧Vrとを比較し、電圧V1’が設
定電圧Vrを越えた時、ハイレベルの信号を出力
する。19はタイマであり、通電後所定時間Tを
経過した時に切換えスイツチ14を閉じる。リレ
ー20は、接点20P,20P'を開閉し、リレー
22は接点22Pを開閉する。リレー21は通常
閉じられている遮断スイツチ13及び接点21P
を開閉する。23は電動ドライバの動作部であ
り、モータMによりドライバビツト24を回転さ
せてネジの締付けを行う。25はトルククラツチ
であり、ドライバビツト24の回転駆動トルクを
規定する。26はマイクロスイツチであり、ドラ
イバビツト24を押圧することにより閉じられ
る。27はブザー、28はリセツトスイツチ、
Trはトランジスタ、Dはダイオードである。
次に、動作について第3図のタイムチヤートを
参照しながら説明する。ネジの締付け作業を行う
場合、先ずドライバビツト24でネジを押さえつ
けることによつてマイクロスイツチ26が閉じら
れ、モータMに電圧制御回路11の出力電圧V1
が供給されて、モータMがキリ粉を発生しな程度
の低トルクで駆動され、ドライバビツト24によ
りネジの締付けが行われる。これと同時に、リレ
ー20が通電され接点20Pが閉じられタイマ1
9が作動すると共に、接点20P'が閉じられて比
較回路12の反転入力端子に直流電源18からの
直流電圧が微分回路17を介して設定電圧Vrと
して供給される。比較回路12ではこの設定電圧
Vrと非反転入力端子に供給される電圧V1’と
を比較する。
ここで、ネジの締付け過程においてモータMに
過負荷が加わらなかつた場合には、すなわち第3
図aの(1)に示すように電圧V1’が常に設定電圧
Vr以下である場合には、第3図aの(2)に示すよ
うにモータMの起動後所定時間Tが経過した時
に、タイマ19の出力がオンとなり切換えスイツ
チ14が閉じられる。
従つて、第3図aの(3)に示すように、入力電圧
Vinが切換えスイツチ14を介してモータMに供
給されてモータMは入力電圧Vinより大きなトル
クで駆動され、ネの締付けトルクがトルククラツ
チ25の規定トルクに達した時点でトルククラツ
チ25が切れてモータMの回転が停止し、トルク
クラツチ25で設定したトルクによるネジの締付
けが完了する。
尚、モータMの起動時には起動電流が流れるた
め、モータMの駆動電圧V1、従つて電圧V1を
整流及び平滑した電圧V1’は第3図aの(1)に示
すように立上りピークを持つが、同時に設定電圧
Vrも微分回路17により立上りピークを持つた
め、モータMの起動時において電圧V1’が設定
電圧Vrを超えることはなくなる。
また、ネジの締付け過程において、前述したよ
うに、ネジの傾き、締付け対象物の位置合わせ不
良、ネジの空回り等によりモータMに過負荷が加
わつた場合には、モータMの逆起電力が小さくな
り、第3図bの(1)に示すように電圧制御回路11
の出力電圧V1、従つて電圧V1’が増大するた
め、電圧V1’が設定電圧Vrを越えた時に、第
3図bの(2)に示すように比較回路12からハイレ
ベルの信号が出力されてトランジスタTrがオン
し、第3図bの(3)に示すようにリレー22が通電
されて接点22Pが閉じられ、リレー21及びブ
ザー27に通電される。リレー21の通電により
常閉の遮断スイツチ13が開かれ、電圧制御回路
11の出力が遮断されて第3図bの(4)に示すよう
に、モータMの駆動が停止されると共に、ブザー
27により警報音を発生させ作業者に注意を促
す。
この時、遮断スイツチ13が開かれることによ
り、リレー20への通電されなくなるため、タイ
マー19及び比較回路18の動作も停止される。
また、リレー21は一度通電されると接点21
Pが閉じられ、リレー21への通電状態が保持さ
れるため、作業者が意識的にリセツトスイツチ2
8を押してリレー21への通電を遮断しない限り
遮断スイツチ13は開かれたままとなり、またブ
ザーは鳴り続ける。このため、作業者はネジ締め
過程において過負荷の原因となつた障害を忘れる
ことなく取除いたうえで、ネジの締付け作業を再
び開始する。
考案の効果 以上詳細に説明したように、本考案に係るトル
ク制御装置によれば、ネジ、ナツト等の締つけト
ルクをキリ粉が発生しない程度の低トルクと高ト
ルクとに切換えることができ、低トルクによる締
付け時に過負荷が加わつた場合には締付け動作が
停止されるため、キリ粉を発生させることなく安
全かつ確実にネジ、ナツト等の締付け作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトルク制御装置の構成を
示すブロツク図、第2図は本考案の一実施例を示
す回路図、第3図は第2図に示す実施例のタイム
チヤートである。図において、1,11は電圧制
御回路、2,12は比較回路、3,13は遮断ス
イツチ、4,14は切換えスイツチ、5は制御回
路、15は交流電源、19はタイマ、20,2
1,22はリレー、23は動作部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トルククラツチで設定された所定の回転駆動ト
    ルクで締付けを行うトルク制御装置であつて、 入力電圧を抵抗を介して所定のレベルに制限し
    て出力する電圧制御回路と、 該電圧制御回路によつて制限された電圧と設定
    電圧とを比較する比較回路と、 該比較回路の出力により前記電圧制御回路の出
    力を遮断する遮断スイツチと、 前記入力電圧と前記電圧制御回路の出力とを切
    換えて後段のモータに出力する切換えスイツチ
    と、 前記モータの起動時には前記電圧制御回路の出
    力を該モータに出力し、前記比較回路の出力が該
    モータの起動後所定時間内に反転しない場合には
    前記入力電圧を該モータに出力するように前記切
    換えスイツチを制御する制御回路とからなること
    を特徴とするトルク制御装置。
JP1984202143U 1985-01-05 1985-01-05 Expired JPH0318140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984202143U JPH0318140Y2 (ja) 1985-01-05 1985-01-05

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JP1984202143U JPH0318140Y2 (ja) 1985-01-05 1985-01-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117678U JPS61117678U (ja) 1986-07-24
JPH0318140Y2 true JPH0318140Y2 (ja) 1991-04-17

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ID=33429815

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984202143U Expired JPH0318140Y2 (ja) 1985-01-05 1985-01-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5570580A (en) * 1978-11-21 1980-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controller of electricallyydriven screw clamping machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193678U (ja) * 1983-06-01 1984-12-22 油谷鉄工株式会社 ねじ締め装置

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JPS61117678U (ja) 1986-07-24

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