JPH03181202A - 偏波切換装置 - Google Patents

偏波切換装置

Info

Publication number
JPH03181202A
JPH03181202A JP32007289A JP32007289A JPH03181202A JP H03181202 A JPH03181202 A JP H03181202A JP 32007289 A JP32007289 A JP 32007289A JP 32007289 A JP32007289 A JP 32007289A JP H03181202 A JPH03181202 A JP H03181202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
matching element
switching device
resistance layer
polarization switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32007289A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Iwamoto
岩本 信一
Takashi Iwata
孝 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP32007289A priority Critical patent/JPH03181202A/ja
Publication of JPH03181202A publication Critical patent/JPH03181202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、偏波切換装置に関し、フェリ磁性体の出力端
にtl続される整合素子に備えられるべき吸収用抵抗層
を、整合素子を構成する誘電体と体に直接に結合させる
ことにより、抵抗層の位置ズレを生じることがなく、安
定した特性が得られ、しかも組立の容易な偏波切換装置
を提供できるようにしたものである。
〈従来の技術〉 この種の偏波切換装置は、主に、衛星通信(以下C5と
称する)受信システムに使用されるものである。衛星放
送(以下BSと称する)システムでは円偏波が用いられ
ているが、CSシステムでは、直線偏波が用いられるの
で、その受信システム中に直線偏波を対象とする偏波切
換装置を組込む場合がある。偏波切換装置の一つは、フ
ェリ磁性体の回りにコイルを配置した構造となっていて
、コイル電流の作る磁界により、フェリ磁性体に人力さ
れる電界にファラディ回転を生じさせると共に、フェリ
磁性体の出力端に、抵抗層を有する整合素子を接続し、
抵抗層に垂直な偏波はそのまま通し、平行な偏波は吸収
するようになっている。出力側に備えられる整合素子に
関する先行技術文献としては、実開平1−95815号
公報があり、出力側に設けられるマツチング用のセラミ
ックに、交叉偏波吸収用抵抗層を挟み込むフィートホン
が開示されている。セラミックに交叉偏波吸収用抵抗層
を挟み込む具体的構造として、セラミックを2つのセラ
ミック片に分け、抵抗層を塗布、蒸着等の手段によって
付着させた絶縁フィルムを、セラミック片間に挟み込む
構造をとっていた。
〈発明か解決しようとする課題〉 しかしながら、抵抗層を塗布、蒸着等の手段によって付
着させた絶縁フィルムを、セラミック片間に挟み込む構
造では、その挟み込み工程において、絶縁フィルムが位
置ズレを生じ易い上に、絶縁フィルムもしくはセラミッ
ク片に対する接着剤塗布、絶縁フィルムの挟込み込み及
び接着剤硬化処理等の面倒な工程が必要である。このた
め、絶縁フィルムの位置ズレにより所定の吸収特性が得
られなくなること、組立が面倒になること等の問題点が
あった。
また、抵抗層を塗布、蒸着した特殊な構造を有する専用
の絶縁フィルムを使用しなければならず、そのための特
別の製造工程が必要になるため、実施化が容易でなく、
コスト高にもなるという問題点があった。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、抵抗層の位置ズレを生じることがなく、接着剤塗布
、挟込み、接着剤硬化処理等の工程が不要で、特性の安
定した組立の容易な偏波切換装置を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本発明は、フェリ磁性体を挿
入した導波管の回りにコイルを配置し、前記フェリ磁性
体の少なくとも出力側の端面に整合素子を接続した偏波
切換装置であって、前記整合素子は、誘電体の内部に抵
抗層を有しており、 前記抵抗層は、前記誘電体と直接に一体的に結合されて
いること を特徴とする。
〈作用〉 抵抗層は、誘電体と直接に一体的に結合されているので
、位置ズレを生じる余地がない。
上述の抵抗層は、印刷塗布焼付、蒸着またはスパッタ等
の厚膜もしくは薄膜形成手段を用いて、整合素子を構成
する誘電体に直接に形成される。
従って、従来と異なって、抵抗膜を有する絶縁フィルム
に対する接着剤塗布、挟込み及び接着剤硬化処理が不要
であり、製造、組立が容易になり、コストも安価になる
〈実施例〉 第1図は本発明に係る偏波切換装置の正面断面図、第2
図は第1図A、−A、線上における断面図である。図に
おいて、1はフェリ磁性体、2はコイル、3は導波管、
4.5は整合素子、6及び7はヨークである。
フェリ磁性体1は、フェライトまたはガーネット構造の
酸化物磁性体、例えばYIGによって構成する。その断
面形状は、円形または方形もしくは矩形の何れでもよい
コイル2はコイル電流による磁界がフェリ磁性体1の長
さ方向に一致するように、フェリ磁性体1のまわりに巻
装されている。
導波管3は、アルミニュウム等の非磁性導電金属材料に
よって構成されており、フェリ磁性体1を同軸状に包囲
している。実施例において、導波管3は、コイル2を巻
装するボビンとして兼用されている。
整合素子4.5はセラ主ツタ誘電体等で構成され、フェ
リ磁性体1の軸方向の両端面に接続されている。接続方
法としては接着等の手段を用いることができる。整合素
子4.5のうち、整合素子4はアンテナ入力側に対応し
、整合素子5は出力側に対応している。
出力側の整合素子5は、本発明の重要な部分であり、誘
電体51.52の内部心抵抗層53を有している。抵抗
層53は、誘電体51.52の一方または両者に、直接
に一体的に結合されている。
第3図は整合素子5の分解斜視図であり、抵抗層53は
、誘電体52の接合面に付着されている。抵抗層53は
印刷焼付、蒸着またはスパッタ等の膜形成手段を用いて
整合素子52に直接に一体的に付着されている。従って
、従来と異なって、位置ズレを生じる余地がないし、接
着剤塗布、抵抗膜フィルムの挟込み、及び、接着剤硬化
処理等の工程も不要である。
また、印刷塗布焼付、蒸着またはスパッタ等の膜形成手
段を用いて形成できるので、量産性に適し、実施化が容
易でありコストが安価になる。
抵抗層53は、従来より知られている抵抗材料、例えば
酸化ルテニウム等を使用して形成する。直流抵抗は数十
Ω程度が適当である。抵抗層53は複数層設けてもよい
。この場合は誘電体51.52の層数が抵抗層53の層
数に応じて増大する。更に、抵抗層53を誘電体51.
52の内部に埋設したモノリシックな構造とすることも
可能である。
上記整合素子5は、セラミック積層コンデンサ等のセラ
ミック電子部品の製造工程と同様の工程により製造する
こともできる。例えば、誘電体51または52の何れか
一方に抵抗ペーストを塗布した後、抵抗ペーストの乾燥
前にその上に他方の誘電体を重ね合せ、熱圧着焼付処理
を施す工程や、誘電体ペーストと抵抗ペーストとを交互
に塗布して同時焼成する工程等である。
第4図は上述した偏波切換装置の作用を説明する斜視図
である。図において、第1図及び第2図と同一の参照符
号は同一性ある構成部分を示している。11はコイル2
に流れる電流、H,はコイルを流I、によって生じる磁
界である。磁界H1はフェリ磁性体1の入力側から出力
側に向かっている。Eyは整合素子4に人力されるy軸
方向の直線偏波、EXはX軸方向の直線偏波である。X
は水平方向にとった軸、ZはX軸及びy軸と3軸直交座
標系を構成する軸である。Z軸はフェリ磁性体1の長さ
方向にとられている。
第5図は整合素子5から見たファラディ回転を示す図で
ある。整合素子5の抵抗層53は、y軸に対して角θ=
45度だけ傾斜して配置されているものとする。角度θ
はファラディ回転角でもある。ファラディ回転角度θは
磁界H,、H2の大きさや、フェリ磁性体1の長さ等に
よって調整される。
コイル2にコイル電流■、が流れている場合、直線偏波
Ey、Exは、導波管3(第1図、第2図参照)の内部
に配置されたフェリ磁性体1を通過する間に、コイル電
流■、による磁界H1の影響を受け、第5図に示す如く
、ファラディ回転に従って角度(十〇)=45度だけ回
転した直線偏波Ey1.EXIとして、整合素子5に入
力される。
直線偏波Eylは、ファラディ回転により抵抗層53に
対して平行となるので、殆ど吸収される。
直線偏波EX□は、抵抗Jl153に対して垂直となる
ので、殆ど減衰を受けずに出力される。
コイル2に電流工、とは逆方向の電流工、を供給した場
合は、磁界H3とは逆方向の磁界H2が生し、直線偏波
E、は逆方向のファラデイ回転を受け、y軸から角度(
−〇)=45度だけ回転した直線偏波E、□として、整
合素子5に入力される。直線偏波Ey2は抵抗53に対
して垂直となるので、抵抗53による減衰を受けること
なく、整合素子5から出力される。直線偏波EXは、抵
抗層53と平行になるので吸収される。
上述の説明から明らかなように、コイル2に流れる電流
ll−I2の切換により、出力される直線偏波を、Y軸
方向の直線偏波と、X軸方向の直線偏波との間で切換え
ることができる。
コイル2にコイル電流が流れていないときは、直線偏波
E y 、E xはファラデイ回転を受けることなく入
力側から出力側に伝送される。出力側では、直線偏波E
、、E、のうち、抵抗層53と平行する偏波成分は吸収
され、垂直となる成分のみが出力される。
第6図は本発明に係る偏波切換装置の別の実施例におけ
る断面図を示している。この実施例の特徴は、フェリ磁
性体1の外周面を包囲するように、誘電体層8が設けら
れていることである。導波管3内の全体としての見掛は
上の誘電率は、フェリ磁性体1の有する誘電率と、誘電
体層8の誘電率との合成値に調整される。これにより、
入出力側において、整合素子4.5に接続される他の導
波管との間のインピーダンス整合を容易にとることがで
きるようになる。
誘電体層8は、樹脂スリーブによって構成し、これをフ
ェリ磁性体1の外周に装着したうえで、導波管3の内部
に挿入することが望ましい。かかる構造の場合には組立
が容易になる。また、フェリ磁性体1及び導波管3の間
の環状空間を埋めるように配置した場合には、フェリ磁
性体1及び導波管3の寸法のバラツキを誘電体層8によ
って吸収し、フェリ磁性体1と導波管3との間にエアギ
ャップが生じるのを防止し、特性を安定させることがで
きる。整合素子4.5を誘電率5〜10程度のセラミッ
ク誘電体によって構成し、フェリ磁性体1として、誘電
率が15程度のフェライトを使用した場合、誘電体j1
8はテフロンによって構成するとよい。テフロンの誘電
率は2程度であり、インピーダンス整合を改善するのに
効果がある。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明に係る偏波切換装置は、出力
側の整合素子に設けられる抵抗層は、誘電体と直接に一
体的に結合されているので、抵抗層の位置ズレを生じる
ことがなく、安定した特性が得られ、しかも組立の容易
な偏波切換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る偏波切換装置の正面断面図、第2
図は同じく側面図、第3図は整合素子の分解斜視図、第
4図は偏波切換装置の作用を説明する斜視図、第5図は
出力側に備えられた整合素子から見たファラディ回転を
示す図、第6図は本発明に係る偏波切換装置の別の実施
例における断面図である。 1・・・フェリ磁性体   2・・・コイル3・・・導
波管    4.5・・・整合素子51.52・・・誘
電体 53・・・抵抗層第 ■ 図 第 図 第 図 ン 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェリ磁性体を挿入した導波管の回りにコイルを
    配置し、前記フェリ磁性体の少なくとも出力側の端面に
    整合素子を接続した偏波切換装置であって、 前記整合素子は、誘電体の内部に抵抗層を有しており、 前記抵抗層は、前記誘電体と一体に直接に結合されてい
    ること を特徴とする偏波切換装置。
  2. (2)前記フェリ磁性体の外周面を包むように誘電体層
    が設けられていること を特徴とする請求項1に記載の偏波切換装置。
JP32007289A 1989-12-09 1989-12-09 偏波切換装置 Pending JPH03181202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32007289A JPH03181202A (ja) 1989-12-09 1989-12-09 偏波切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32007289A JPH03181202A (ja) 1989-12-09 1989-12-09 偏波切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03181202A true JPH03181202A (ja) 1991-08-07

Family

ID=18117408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32007289A Pending JPH03181202A (ja) 1989-12-09 1989-12-09 偏波切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03181202A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4121815A4 (en) * 2020-03-20 2023-07-05 Micro Harmonics Corporation HYBRID CIRCULATOR
US12034196B2 (en) 2020-12-11 2024-07-09 Micro Harmonics Corporation Hybrid circulator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4121815A4 (en) * 2020-03-20 2023-07-05 Micro Harmonics Corporation HYBRID CIRCULATOR
US12034196B2 (en) 2020-12-11 2024-07-09 Micro Harmonics Corporation Hybrid circulator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6028353A (en) Chip bead element and manufacturing method thereof
EP2105987B1 (en) Non-reversible circuit element and method of manufacturing it
EP0776060B1 (en) Non-reciprocal circuit element
JP2004103624A (ja) トランス及びその製造方法
US5611878A (en) Method of manufacturing microwave circulator
US20220231393A1 (en) Integrated thick film spacer for rf devices
JPH03181202A (ja) 偏波切換装置
WO2015029680A1 (ja) アイソレータ
WO2006011383A1 (ja) 非可逆回路素子、その製造方法及び通信装置
JP3485280B2 (ja) 可変インダクター
JP3162692B2 (ja) インダクター及びトランス
JP2001016005A (ja) 非可逆回路素子及びその製造方法
JPH03181201A (ja) 偏波装置
KR101003257B1 (ko) 비가역 회로 소자 및 그 제조 방법
US7830222B2 (en) Non-reciprocal circuit device
JP3223509B2 (ja) Lcノイズフィルタ及びその製造方法
JPH046902A (ja) 偏波装置
JPH046901A (ja) 偏波装置
JP4507190B2 (ja) 3巻線型非可逆素子
JPH0715213A (ja) 非可逆回路素子
JPH06151185A (ja) 平面型インダクタンス素子
JP2607675Y2 (ja) 非可逆回路素子
JPH0522961Y2 (ja)
US20100127793A1 (en) Nonreciprocal circuit device
JP2001189606A (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置