JPH0317936A - イオン線発生装置 - Google Patents

イオン線発生装置

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JPH0317936A
JPH0317936A JP15288989A JP15288989A JPH0317936A JP H0317936 A JPH0317936 A JP H0317936A JP 15288989 A JP15288989 A JP 15288989A JP 15288989 A JP15288989 A JP 15288989A JP H0317936 A JPH0317936 A JP H0317936A
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JP
Japan
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gas
cooling
cooled
ion beam
temperature
Prior art date
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Application number
JP15288989A
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English (en)
Inventor
Takashi Horiuchi
堀内 敬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0317936A publication Critical patent/JPH0317936A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は電界電離型のイオン線発生装置に関し、イオン
源として供給されるH6ガスの温度を下げることにより
イオン線の輝度を高めること及び/又は供給されるHe
ガスに含まれる不純物を除去することによりイオン線発
生の安定性を高めることを目的とし、 本発明のイオン線発生装置は イオン化されるガスの供給系に該イオン化ガスの予備冷
却用熱交換器及び/又は精製用不純物吸着器を備え、 電界電離型のイオン発生部の冷却に使用された冷媒によ
って前記予備冷却用熱交換器及び/又は前記精製用不純
物吸着器が冷却される構成となっている. 〔産業上の利用分野〕 本発明は電界電離型のイオン線発生装置に関わり、特に
イオン発生部を冷却するための装置の構造に関わる. 高集積化されたICの微細パターンを形戒する手段とし
てイオン線リソグラフィを利用することが考えられてお
り、そのためのイオン線源として電界電離型のイオン線
発生装置の開発が進められている。この装置のイオン発
生部の構造は、第2図に模式的に示されるように、lP
a程度の低圧He雰囲気中にエミッタ1と引出し電極2
を設け、両者の間の高電界によってHeをイオン化する
ものである。
通常の場合エミッタはタングステン(W)の針であって
、電解研磨により先端を半径500人程度に尖らせたも
のが用いられる。このエミッタの温度が低いほどイオン
発生の効率は高くなるので、エミッタ保持体を介して液
体Heで冷却するなど、極低温に近い状態で使用される
。なお、低温に於いて輝度が高くなる理由としては、温
度が下がると工旦ツタ表面へのHeの吸着が増し、表面
近傍のHe密度が高まってイオン発生率が上がるといっ
た推測がなされている。
一方、イオン化されて消費されるHeの補給の他に、雰
囲気を所定の圧力に保つべく、常に排気系を作動させな
からHeガスを供給することも行われるので、供給され
るHeガスのため工ごツタ温度が上昇し、低温に保持す
ることが妨げられるという事情が存在する。従って、イ
オン発生部に供給されるHeガスによる温度上昇を抑制
することが出来れば、イオン発生効率が向上し、イオン
線の輝度が高められることになる。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕電界電離
型のイオン線発生装置は開発途上であり、従来技術とし
て例示される程度に確立したものは無い状況にあるが、
Heガスの低温化については格別に配慮されていないか
、或いは液体窒素によってHeガスの供給系を冷却する
程度のことが考えられているにすぎない。
Heガスを十分冷却せずに供給すると、エミッタ温度が
上昇してイオン発生効率が低下するが、これを液体窒素
によって冷却しようとすれば、液体窒素を供給する装置
を別に設けることが必要になり、更に液体窒素の補充と
いった作業の増加も生ずることになる。
また、Heガス中の不純物がエミッタ表面に付着すると
、イオン電流を変動させるという不都合を生じる。この
不純物を減らすべく、高純度のHeガスを使用すると共
に、Heガス配管の真空リークや内壁からの放出ガスを
極力押さえるといった努力がなされているが、イオン線
発生の安定化に必ずしも十分な対策となっていない.本
発明の目的はイオン源として供給されるHeガスを強く
冷却することにより、電界電離型のイオン発生装置の効
率を高めると共に、Heガス中の不純物を効率良く除去
し、、イオン線の輝度と安定性を向上せしめたイオン線
発生装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達或するため、本発明のイオン線発生装置は イオン源であるガスの供給系に該イオン化ガスの予備冷
却用熱交換器及び/又は精製用不純物吸着器を備え、 電界電離型のイオン発生部の冷却に使用された冷媒によ
って前記予備冷却用熱交換器及び/又は前記精製用不純
物吸着器が冷却される構造を備えている。
〔作 用〕
第1図は本発明のイオン線発生装置の構造を示す模式図
であり、該図面を参照しながら本発明の装置の作用効果
を説明する。
イオン化ガスの導入配管系には通常チタン・サブリメー
シゴン・ポンプ(TSP)である不純物吸着器4とHe
ガス冷却用熱交換器5が設けられる。
TSPはチタン蒸着膜のゲッタリング作用を利用してH
eガス中の不純物を吸着除去するものであり、内壁であ
るチタン蒸着面8は常時冷却されていることが必要であ
る。図示の如くエミッタを冷却して気化したHeガスに
よりポンプ外壁を冷却する構造とすれば、この気化He
ガスは装置の隣接部で常時発生しているものであるから
から、供給装置の新設や補充作業無しに必要部分の冷却
を行うことが出来る。
また、熱交換器5も同じHeガスで冷却する構造とすれ
ば、TSPに於けると同様、新たな装置や作業の追加無
しに、供給されるイオン化Heガスを予冷することがで
き、工果ツタ温度の上昇が抑制されて、イオン線の輝度
低下が抑制される。
なお、装置の詳細は次の実施例の項で説明する。
〔実施例〕 引き続き第1図を参照しながら実施例を説明する。
イオン発生部3はエミッタ1と引出し電極2、サファイ
ア製のエミッタ保持体6、エミッタ冷却装置7から戒る
.冷却装置に供給された液体Heは、保持体を通してエ
ミッタから気化熱を吸収し、これを冷却したのち気体と
なって冷却装置外に排出される。この時点ではガスの温
度はHeの沸点に近い低温である。
この低温Heガスを不純物吸着器4のチタン蒸着面8を
外包する空間に導入する。このチタン蒸着面は不純物を
吸着するものであり、温度が低いほど吸着能力は向上す
る。不純物吸着能力を維持するために、装置の稼働中は
該面を冷却することが必要であり、前記低温Heガスに
よってチタン蒸着面は連続的に冷却される。なお、9は
チタン蒸発させるチタン・フィラメントである。
TSPからイオン発生部までの配管が長くなると、配管
内壁からの放出ガスのため、再びHeガスの純度が低下
するから、この配管を短くすることはイオン線発生を安
定なものとするのに有利である。
TSPには流量調節バルブ10を通じて熱交換器5から
Heガスが送られる。このバルブはバリアプル・リーク
・バルブと呼ばれるもので、この種の装置に通常用いら
れるものである。これは使用温度を室温として設計され
ており、本実施例では冷却対象から外されているが、当
初から冷却使用すべく設計されているものであれば、こ
の部分も同様に冷却することが望ましい。
熱交換器5は熱交換室11の内部に無酸素銅管12が収
められた構造であり、該青部の素材を銅とすることで熱
交換の効率を高めている。その他の構戒体の素材は、超
高真空仕様であることから、SUSステンレス鋼となっ
ている。
冷却用Heの流れは図から明らかであるが、最初工くツ
タを冷却して気化した後、先ずTSPの吸着面を冷却し
、次に熱交換器でイオン化ガスであるHeガスを冷却す
る。このTPSと熱交換器を冷却する順序は反対でも構
わないが、装置の構造や温度分布を考慮すれば本実施例
のような配置が有利である。
これ等の装置はイオン化ガス及び冷却ガスを送るための
配管によって結合されており、この配管を含む各装置の
外面は断熱材l3で包まれている。
また、冷却用ガスに触れる面は不純物分子などを吸着す
るので、装置の非稼働時にこれを放出させることが必要
であり、そのための加熱手段として加熱ヒータ14が設
けられている。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に於ける冷却装置は、従来使用
済として系外に放出されていた低温Heガスを利用して
冷却するものであるから、経済的効果を生ずることは当
然であるが、そればかりでなく、例えば液体窒素による
冷却装置を設ける場合に比べ、イオン線発生部分を小型
にすることが出来る。
小型化による利点は、既述の如き配管長の短縮の他に、
装置の絶縁構造にも及ぶ。イオン線発生装置をリソグラ
フィに使用する場合、線源構造体と試料台の間には例え
ば100kVの電圧が印加されるが、試料台を接地電位
とすると、線源部分の電位は+100kVに保たれねば
ならない。本発明により、このような高電位部分が小型
化されることで絶縁構造の複雑化が避けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の構造を示す断面模式図、第2図は電界
電離型イオン発生装置を示す模式図であって、 図に於いて lはエミッタ、 2は引出し電極、 3はイオン発生部、 4は不純物吸着器、 5は熱交換器、 6はエミッタ保持体、 7は工逅ツタ冷却装置、 8はチタン蒸着面、 9はチタン・フィラメント、 10は流量調節バルブ、 11は熱交換室、 12は無酸素銅管、 13は断熱材、 14は加熱しータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 イオン化されるガスの供給系に該イオン化ガスの予備冷
    却用熱交換器(5)及び/又は精製用不純物吸着器(4
    )を備え、 電界電離型のイオン発生部(3)の冷却に使用された冷
    媒によって前記予備冷却用熱交換器及び/又は前記精製
    用不純物吸着器が冷却される構造を備えて成ることを特
    徴とするイオン線発生装置。
JP15288989A 1989-06-14 1989-06-14 イオン線発生装置 Pending JPH0317936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013161837A1 (ja) * 2012-04-27 2013-10-31 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子顕微鏡
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KR20190002721A (ko) * 2017-04-06 2019-01-08 울박, 인크 이온원 및 이온 주입 장치

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