JPH0317801B2 - - Google Patents

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JPH0317801B2
JPH0317801B2 JP57152670A JP15267082A JPH0317801B2 JP H0317801 B2 JPH0317801 B2 JP H0317801B2 JP 57152670 A JP57152670 A JP 57152670A JP 15267082 A JP15267082 A JP 15267082A JP H0317801 B2 JPH0317801 B2 JP H0317801B2
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JP
Japan
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treatment
insect repellent
soil
preservative
wood
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JP57152670A
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English (en)
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JPS5942301A (ja
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Tooru Iwakawa
Goro Araki
Noboru Haraguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON EISEI SENTAA KK
OOSHIKA SHINKO KK
Original Assignee
NIPPON EISEI SENTAA KK
OOSHIKA SHINKO KK
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Publication date
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  • Catching Or Destruction (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は建造物及びそれに関連した部分の防腐
防虫処理方法に関する。 建造物特に木造家屋にとつて防腐防虫処理を施
すことは重要な事柄である。 即ち建造物にシロアリ、キクイムシ等が巣食つ
て木材を食い荒らし、建造物を破壊することさえ
あるからである。 又木材を腐らす木材腐朽菌も建造物にとつて大
敵である。特に土台等の建造物の強度をになう部
分に木材腐朽菌が繁殖するときには、建造物を非
常に危険な状態にさらすことになる。従つて木造
建築の寿命はその腐朽の如何によつて決まるとさ
えいわれている。 かかる防腐防虫処理に於いて、クロルデンやフ
エノール類・無機フツ化物木材防腐剤等の防腐防
虫剤を水等に溶解して成る防腐防虫薬液が使用さ
れていることはよく知られたことである。 ところで、前記した如く建造物特に木造家屋に
とつて防腐防虫処理を施すことは重要な事柄であ
るので、これら薬液により防腐防虫処理が施され
た否かを確認することも重要な事柄である。 薬液は建造物それ自体ばかりでなく、床下部分
にも散布することが必要であるが、通常床下部分
は暗くその確認は困難である。又建造物には床下
部分の他に確認がが困難な部分が多々ある。 更に、薬液散布は床下部分の土壌のみならず、
家屋の周囲等の土壌も散布されるが、土壌の色は
さまざまであり赤土や黄色土等各種の色を呈する
土壌がある。かかる赤土や黄色土等に薬液を散布
するときには薬液が土の色と混じり合い、なかな
か、薬液により防腐防虫処理の施されたことを確
認し難い。薬液に例えば赤色の有機顔料を添加し
て土壌に散布することも考えられるが、赤土では
土の色と混じりあつたりして、各種土壌に広く適
用し得る方法とはいい難い。 又薬液を散布した場合、薬液の薬効の消失程度
を簡単に知ることができることが好ましい。薬効
が消失したと思われる適当な時期に薬液を再び散
布すれば効率的な無駄のない散布が可能であるか
らである。 更に薬液を散布した場合、どの程度散布したも
のか、その散布量なり塗布量なりを容易に測定で
きるような形になつていれば便利である。 本発明は螢光を発し、その螢光が時間の経過と
ともに消失し、その消失程度により後述する木材
用防腐防虫薬液の薬効を知ることが可能な螢光体
を含む防腐防虫薬液により防腐防虫処理を行うこ
とを特徴とする建造物及びそれに関連した部分の
防腐防虫処理方法に係るもので、本発明によれば
防腐防虫処理の施されたことを容易に確認でき、
特に暗い床下部分や赤色や黄色土等の土壌部分に
散布しても容易に確認でき、しかも時間の経過と
ともに螢光体より発するケイ光が消失するので、
その消失程度により薬液の薬効を知ることが可能
であり、且螢光の程度により薬液の散布、塗布量
が容易に推定、定量できるので、建造物の保存や
防腐防虫処理に際し極めて有意義な方法であると
いえる。 即ち、例えば1ヶ月程度の薬効をもつ木材用防
腐防虫薬液にて防腐防虫処理を施こそうとする場
合、当該薬液に合せて、同様に1ヶ月程度の螢光
消失時間をもつ螢光体を当該薬液中に含有せし
め、当該処理を施す。この場合、時間の経過とと
もに、螢光が消失し、当該薬液の当該防腐防虫処
理効果も落ちてき、1ヶ月程度経過して、もは
や、螢光が消失し、薬液の薬効が失われたと見ら
れるときには、薬液を再び散布して、効率的な薬
液散布を行なうことができる。 本発明によれば、また、薬液の量的な測定に際
し、大掛かりな測定装置を必要せずに、簡易な方
法ですなわち紫外線を照射し、その螢光の程度に
よりそれを堆定、定量することができる。 本発明において用いられる螢光体としては、近
紫外部(波長200〜380mμ)に吸収をもち紫青〜
青の螢光を発するシアミノスチルベン誘導体例え
ばF16(4,4′−ビストリアジニルアミノスチルベ
ン−2,2′−ジスルホン誘導体)等の螢光増白
剤、緑色の螢光を発するフルオレセインやエオシ
ン、C.I.Basic Yellow 1(黄螢光)、C.I.Basic
Orange 14(緑螢光)、C.I.Mordant Red 15(黄螢
光)等の螢光染料、アントラセンなどのベンゼン
核をもつ化合物、遠紫外線(波長10〜200mμ)の
検出に用いられるサリチル酸ナトリウム、夜間標
識に使用される如きハモゲンMエロー、硫化亜鉛
等の螢光顔料等がある。 又本発明において用いられる防腐防虫薬液中の
薬剤としては公知のものが使用できる。例示する
と、クロルデン、クロルデンとトリブチルスズ化
合物との混合剤、ほう素化合物、ふつ素化合物等
の防虫剤、又JISに1550に規定するフエノール
類・・無機ふつ化物系木材防腐剤がある。 次に、本発明を、試験例および実施例をもつて
説明する。 試験例 1 (蛍光体を含む防腐防虫薬剤の処理時における
呈性的確認試験) 目 的 本試験の目的は、蛍光体を含む防腐防虫薬剤を
使用し、各種木材および各種性状の土壌処理を行
なつた後における呈性的確認にある。 試験方法 (1)供試薬剤 本部処理用防腐防虫薬剤として、クロルピリホ
ス1.0%(W/W)、P−クロロフエニル−4−プ
ロパギルホルマール0.5%(同)を使用し、これ
らと油溶性蛍光染料0.5%(同)とを石油系溶剤
に溶解させたものを調整した。 油溶性蛍光染料には、ケイコールBUL(日本曹
達社製、商品名)を使用した。 土壌処理用防虫剤として、クロルピリホス・40
%、界面活性剤・10%を2種の石油系溶剤に溶解
させたものを調整し、これを水にて40倍に希釈し
たものに水溶性蛍光染料を0.05%になるように添
加した。 水溶性蛍光染料には、フルロールNE(中央合
成化学社製、商品名)を使用した。 (2)処理方法 木部処理試験用木材として、ベイツガ、スギ、
ヒノキ、マツ及び赤ラワンを選択し、上記木部処
理用防腐防虫薬剤を1m2当たり、59ml、75ml、
100ml、150ml及び200ml塗布し、3日間風乾した。 土壌処理方法として粘土質土壌、鹿児島県海岸
部分の砂土、大阪府内陸部の新造成地土壌、東京
都郊外地域の土壌を採取し、上記土壌処理用防虫
剤を1m2当たりり1、2.5及び5塗布した。 (3)確認方法 各処理木材及び土壌を暗室に持み込み、長波
長、短波長、兼用紫外線ランプ(米国UVP社
製・UVGL−25型)を照射して発光を確認する
と同時に、照度計(入江製作所製・TOPCON,
IM−3型)を使用し、処理量の差による発光度
の差を測定した。 試験結果 その1 木部処理における発光確認 木部処理においていずれの処理量においても明
瞭な発光が確認された。このことから、さらに蛍
光染料の量を落すこともできる。また、処理量に
よる差を相対的に測定した結果、第1表に示す通
りとなつた。
【表】 第1表から、処理量と発光量間に相間関係が認
められた。このことは、処理時における処理量の
確認を容易にし得ることを示している。 その2 土壌処理における発光確認 木部処理時における評価と同様、明瞭な発光を
確認した。相対的にみて粘土質土壌において強
く、砂質土壌が多くなるに従つてやや弱くなる傾
向にあつた。これは薬剤の土壌中への浸透性と関
係あるように思われた。 また、散布量と発光度の関係においても木部処
理と同様相間関係が認められた。 試験例 2 (蛍光体を含む防腐防虫薬剤の処理後における
経時的変化定量的確認試験) 目 的 木部あるいは土壌に処理された薬剤は以後経時
的に各種物理的耐候を受け、結果的に薬剤は分解
あるいは溶脱、揮散し、初期の濃度が低減する。
これを早期にしかも簡易に確認することは生物劣
化の再発を未然に防ぐことにつながる。 本試験例の目的は、木部処理用防腐防虫薬剤及
び土壌処理用防虫剤に強制的な耐候操作を与えた
際における有効成分の変化と蛍光染料の変化(特
に定量的変化)に相間関係を見い出すことにあ
る。 試験方法 供試薬剤及び処理方法は、試験例1.に同じとし
た。 耐候方法として25℃水中に5時間浸漬し、80℃
の循環式恒温器内に19時間放置を1サイクルとし
て本操作を60回繰返した。耐候操作開始後、任意
の時点で供試材料を取出し、木部あるいは土壌中
に残存する有効成分の量をガスクロマトグラフイ
法で測定し、また、蛍光染料の発光度をを試験例
1で用いた照度計で測定した。 試験結果は、耐候操作開始前での有効成分量お
よび蛍光染料の発光度をそれぞれ100とした場合
の耐候操作回数任意の時点での各値の相対値で示
した。 試験結果 結果の一部として、ベイツガによる木部処理薬
剤の結果を第2表に、また、東京都郊外地域の土
壌による土壌処理薬剤の結果を第3表に示した。
【表】
【表】
【表】 以上の結果より、初期においてやや蛍光染料の
減少が先行する傾向にあつたが、ほぼ有効成分
(防腐防虫成分)の変化と発光度の変化には平行
関係があつた。 従つて、処理初期においてはその処理区におけ
る照度を測定しておくことにより、経時的に発光
度の変化より有効成分の存在状況が把握でき、再
施工の時期を知ることができる。 実施例 1 木造家屋を棟上げした段階でKaycoll BU(日
本曹達(株)製F16螢光増日剤)5%を含む油溶性の
クロルデン薬液を使用して第1図に示すアカマツ
材から成る柱1及び胴縁2に防虫(シロアリ)処
理をスプレーにより施した。尚第1図に於いて、
3は石膏ボードを、又4は幅木を示す。緑螢光に
より防腐防虫処理が施されていることが直ちに判
明した。 実施例 2 第2図に図示の床束5、束石6、その下部の土
壌7に実施例1の薬液及びC.I.Basic Yellow 1.3
gを含むJISK1550に規定のフエノール類、無機
系ふつ素化合物系木材防腐液を使用して防虫、防
腐処理を施した。 床下部分にあつても螢光により防腐、防虫処理
が容易に確認できた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例に於いて防
腐防虫処理を施した建造物及びそれに関連した部
分のそれぞれ斜側面図(第1図)及び正面図(第
2図)である。 1…柱、2…胴縁、3…石膏ボード、5…床
束、6…束石、7…土壌。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 螢光を発し、その螢光が時間の経過とともに
    消失し、その消失程度により次記する木材用防腐
    防虫薬液の薬効を知ることが可能な螢光体を含有
    する木材用防腐防虫薬液により、建造物およびそ
    れに関連し防腐防虫処理を必要とする部分の防腐
    防虫処理を行うことを特徴とする建造物の防腐防
    虫処理方法。
JP15267082A 1982-09-03 1982-09-03 防腐防虫処理方法 Granted JPS5942301A (ja)

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