JPH0317517A - 流体振動発生方法及び装置 - Google Patents

流体振動発生方法及び装置

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JPH0317517A
JPH0317517A JP1151089A JP15108989A JPH0317517A JP H0317517 A JPH0317517 A JP H0317517A JP 1151089 A JP1151089 A JP 1151089A JP 15108989 A JP15108989 A JP 15108989A JP H0317517 A JPH0317517 A JP H0317517A
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Toshihiko Shiyakouchi
敏彦 社河内
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/05Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects
    • G01F1/20Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow
    • G01F1/32Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow using swirl flowmeters
    • G01F1/3227Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow using swirl flowmeters using fluidic oscillators

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、三次元ノズル(ノズル高さに対して流路高
さが、ノズル幅に対して流路幅が大きい形状をいう)か
ら噴射される噴流の流体振動を発生する方法及び装置に
関する. 〔従来の技術〕 工業上最も重要で基本的な物理量の1つとして流量は、
従来より多くの測定原理や方法が提案され、種々の測定
方法が実用化されている。か\る従来の測定方法の1つ
として流体の流れに生起する振動現象を利用した測定方
法による流体振動流量計が開発されている。
この流体振動流量計には、物体後流中に生起するカルマ
ン渦を利用したカルマン渦2ffiffi計、拡大管中
に生起する旋回流の軸の歳差運動を利用した渦歳差流量
計、純流体素子発振器を使ったフルイディック流量計な
どがある。
上記フルイディック流量計には、従来第10図に示すよ
うに、(al)7イードバノクルーブによる発振方式(
(a2)は線A−Aからの断面図)、伽)制御ボート接
続方式、(C)エッジトーン発振方式のものがある.1
0は入口、11はノズル、12は出口、13はフィード
バックルーブ、14は制御ボート、15はスブリツタ、
16はエッジトーンである。
そしてこれらフルイディック流量計には、長方形の二次
元形状(ノズル高さが流路高さに等しいという意味で二
次元形状という)のノズルが一般に用いられている。
上記フルイデインク流量計では、一aにノズルから噴出
される噴流は流れの乱れによりひとたび壁のいずれかの
側に偏向すると壁に近づいた側の巻込みが強くなり圧力
が下がりさらに偏向が増すため、片側の壁に沿って流れ
る状態で安定する.このような壁付着現象を生ずる作用
をコアンダ効果という. そこで、例えば上記(a)フィードバックループによる
発振方式のように、付着噴流の一部がループに流れて制
御流として噴流に働くと、噴流が反対側の壁に付着する
状態に移行する。こうしてフィードバックループによる
制御流によって噴流の壁付着の切替えが繰り返され、流
体流れに振動が生起する.この発生振動数を計測して流
量を測定する.また、この振動発信周波数は主ノズルの
流速と制御ループあるいはフィードバックルーブの流体
イナータンスに依存し、これらループの長さや断面積を
適当に定めると主噴流の体積流量に比例する周波数で発
振させることができる.〔発明が解決しようとする課題
〕 しかしながら、上述した従来のフルイディック流量計は
、流体振動を生起させるために、制御ループあるいはフ
ィードバックループ等の補助回路を形威して主噴流に制
御流れを与えるようにしているので、複雑な形状で寸法
精度の良い補助回路を作らねばならない。
このため、製造工程が複雑で、多くの手間と費用がか\
るという問題があった。
この発明は、上記従来のフルイディック流量計の現状に
鑑みてなされたものであり、その目的は流体を三次元ノ
ズルから急拡大した筺体内の流路に噴射させるだけの簡
単な構戒で流体振動を発生させる方法及び装置を提供す
るにある.〔課題を解決するための手段〕 そこでこの発明では上記課題を解決するための手段とし
て、ノズル断面に対して急拡大した矩形断面で所定長さ
を有する筺体の上流側端壁に開口され、筺体の高さと幅
に対して所定範囲内の比率の高さと幅又は径を有する所
定断面の三次元ノズルから前記筺体内に、所定流量の噴
流を噴射させ、これによって噴流両側に生起され消長さ
れる2つの顕著なiliFIeJl域を伴う噴流をまず
コアンダ効果により一方の側壁に付着させ、非付着側の
渦流れの流体エネルギを三次元ノズルと筺体上下壁面と
の隙間を通過させて低圧の付着渦側へ流入させ、方の側
壁への噴流の片寄りを減少させて他方の側壁へ付着を切
替えさせ、この噴流の片寄りを交互に規則的に切換えさ
せることにより流体振動を生起させる流体振動発生方法
の構成を採用したのである。
そして上記流体振動発生方法を用いた振動発生装置とし
て、ノズルに対し急拡大した矩形断面と所定長さを有す
る筺体と、その後方に続く接続管と、筺体上流側端壁に
開口し、筺体の高さと幅に対して所定範囲内の比率の高
さと幅又は径を有する所定断面の三次元ノズルとを備え
、三次元ノズルは筺体上下壁面及び両側壁面との間にそ
れぞれ所定幅の隙間が形威されるように設け、この三次
元ノズルから所定流量の噴流を筺体内に噴射させると、
これによって噴流両側に生起され消長される2つの顕著
な渦領域を伴う噴流は、まずコアンダ効果により一方の
側壁に付着し、非付着側の流れの流体エネルギが前記上
下の隙間を介して低圧の付着渦へ与えられて一方の側壁
への噴流の片寄りを減少させて他方の側壁へ付着を切替
えさせ、この噴流の片寄りを交互に規則的に切換えさせ
ることにより流体振動を生起させるようにした流体振動
発生装置の構戒を採用したのである。
上記流体振動発生装置では、前記三次元ノズルの断面形
状は長方形断面としてもよく、あるいは円形断筒として
もよい. 三次元ノズルの断面形状を長方形断面とするときは、三
次元ノズルの高さaと筺体の高さHの比a/Hは最大で
0.5、ノズル幅bと筺体の幅Bの比B/bは6以上と
し、かつB/bが増大するにつれてa/Hが漸増、漸減
する領域内の比となるようにa1H,b,Bの値を選択
して流体振動が安定振動発生領域内となるようにするの
が好ましい。
また、三次元ノズルの断面形状を円形断面とする場合は
、三次元ノズルの直径dと筺体の高さHの比d/Hを最
大0,6、ノズル直径dと筺体の幅Bとの比B/dを6
以上とし、かつB/dの増大につれてd/Hが漸減する
領域内の比となるようにd,H、Bの値を選沢して流体
振動が安定振動発生領域内となるようにするのが好まし
い。
(作用) 上記のように構威したこの発明では、筺体高さHより低
い高さaを有する長方形ノズル又は筺体高さHより小さ
い直径dの円形ノズルより急拡大筺体に噴流を噴出させ
ると、ノズル・筺体の形状、噴流速度などの諸条件によ
って噴流に規則的な発振現象が生起する. 参考写真1〜4にこの発振現象の態様の変化を示す.こ
の参考写真は、発振時の噴流の筺体中心高さ(Z−0)
近傍で上方から平面的に見た流動状熊(半周期分、流路
前半部)を示す。
また、これらの可視化写真は長方形ノズルを用いた場合
で、ノズル高さa/H− 1/3、流B幅B/b=14
、流路長さl./B= 8 .17 、レイノルズ数R
e=1 .33 XIO’ 、発振振動数f = 0 
.2Hzの場合の結果である.写真内に記入した一点鎖
線及び太い矢線は、それぞれ噴流のお\よその外縁及び
移動方向を示し、また破線はノズル出口近傍で三次元ノ
ズルから出た噴流の上下端と筺体の上下板の間隙を通っ
て低圧の付着渦側へ流入する流れを示している.文字A
,Bは顕著な渦領域の中心を示す.参考写真1は、ノズ
ル( a/H<1)から出た噴流が最も側壁I側に偏向
した状熊を示す.噴流は、側壁I及び■との間にそれぞ
れ低圧の渦領域A、Bを形威しながら側壁I側に付着し
ている。この場合の付着距離は二次元状のノズル( a
/H=1)の場合に比してかなり大きい。
次いで、非付着側から圧力の高い流れが、ノズル出口近
傍の噴流上端と上板、及び下端と下仮との隙間を通って
低圧の渦領域Aに流れ込み(参考写真2の破線矢印のよ
うに)、渦領域A,Bの圧力はそれぞれ増加、減少する
.その結果、噴流の側壁Iへの付着が保たれなくなり、
参考写真3のように渦領域Aは下流(ノズルから遠去か
る方向)へ、Bは上流(ノズルに近づく方向)へ移動し
、さらに渦領域A,Bの側壁■への付着が強まって噴流
の付着が側壁IからHへ切り替えられる(参考写真4)
.このような状況が繰り返され、噴流は規則的に振動す
る. このような規則的な振動現象が生起する主因は、ノズル
出口近傍で噴流上端と上板、下端と下板の間の隙間を通
る流れによって引き起される噴流両側に存在する2つの
顕著な渦領域の消長である。
なお、本発振現象は、弛緩振動であると考えられる. さて、上記発振現象を生ずる諸条件については、本発振
現象が三次元・非定常流れなので、その流動特性、発振
振動数などを理論的に解析することは、かなり繁雑な手
間を要する。そこでこの発明では次元解析により、発振
振動数との関係について考察しておく. 長方形ノズルの場合の発振振動数fは実験結果によると
、 『=k,・Q+k.              (1
)で表される.こ覧でQは噴流流量、k, 、k!は実
験定数である. 今ノズル幅b、ノズル出口での平均流速u1動粘度νを
基本量に選び、本発振現象に次元解析を適用すると次式
を得る。
F (fb”/ v、ub/ v、a/b, H/b,
 B/b, L/b) = O  (2)こ\でFは関
数記号、rは発振振動数、aはノズル出口高さ、bはノ
ズル出口幅、Hは筺体の高さ、Bは筺体の幅、Lは筺体
の長さである.式〔2)から、 fb/u=st = F (ReSa/b, Hub, B/b..L/
b) =0  (31こ覧でStはストローハル数(−
fb/u)、Reはレイノルズ数である. いま、u =Q/abなので(3)式は次のように変形
できる。
f −SL−Q/ab” =St − QAR”/a3
(4)^Rはノズルのアスベクト比(・a/b )であ
る.上式から、St数が一定なら発振振動数fは噴流流
IQに比例して変化することが分かる.また、弐(3)
から次式が得られる. f/ν=l/b”F (Re,  a/b,  H/b
,  B/bXL/b)= O           
   (5)上式から、もし素子(以下本願の発振装置
をいう)の幾何学的形状が相似で、F (lla)が一
定ならば、異なる動粘度の作動流体を使用しても発振振
動数1と動粘度の比f/νは同一の値となることが分か
る. St数とRe数との関係は式(1)から次のように与え
られる。
St=(k+Q+kt)(b/ν)  −Ct+Ct/
Re  (6)こ覧で、C+ =AR−b’k+、Ct
−(b”/ν)k2(7) 式(6)より、Re数が増加するとSt数はC,に近づ
くことが分る. また、円形ノズルについても上記と同様の結果が得られ
る. 〔実施例〕 以下この発明の実施例について添付図を参照して説明す
る.なお、特記しない限り、流体は水として説明する. 第1図に示すように、この発明による流体振動発生方法
に用いられる流体振動発生装置は、筺体1と、その下流
に続く筺体1の幅方向に収縮した接続部2と、筺体1の
前壁に長方形状の開口3を有するノズル4又は円形状の
開口3′を有するノズル4′とから戒る。5ば流路人口
、6は流路出口である. 筺体1は幅B、高さH、長さLの直方体である。
第2図中)は線■一■から見たノズル断面図であり、(
a)、(C)はその縦断面図である。この例ではノズル
形状は高さa,$libの長方形断面を有する。
第3図(b)は線III−[[Iから見た円形ノズルの
断面図であり、(a)、(C)はその縦断面図である.
上記ノズル4、4′は、これに続く筺体1の矩形断面に
対しては、その高さa及び幅b又は直径dが筺体の高さ
H及び幅Bよりも小さく、三次元ノズルを形成しており
、筺体は急拡大流路を構或することになる. 上記のように構成されたこの実施例の作用を第4図を参
照して説明する。第4図(a)〜(d)はノズル4から
噴射された噴流の付着現象が一方の側壁i側から、他方
の側壁■側へ切替っていく変化を模式図的に表わしたも
のであり、(a)〜(d)は参考写真の(】)〜(4)
にそれぞれ対応する。
(a)では、噴流が側壁Iに付着し、大小の渦領域B,
Aが生起されている。
非付着側の渦流れが、低圧の小さい渦領域A側に、破線
矢印で示すように、ノズル近傍の噴流の上下端と筺体の
上下板との間隙を通って流れ込む.非付着側から流れ込
む流体エネルギーによって、渦領域Aが増圧され、下流
側に戒長して行くので、噴流の側壁■への付着は保たれ
なくなり、噴流が実線矢印で示すように側壁■側へ移動
していく状態を表わしたのが(b)(C)である。
(d)は、渦領域Bが消滅して行き、反対に渦領域Aが
さらに威長して顕著な渦となり、噴流の付着が完全に側
壁H側に切替った状態を示すものである. その後この噴流は(イ)に示すように、その下流で顕著
な渦領域Aとして戒長し、その間渦領域Bはさらに縮小
される.この場合、渦領域A,Bは左側壁■側に付着し
て戒長している。そして、このときも(a)のときと同
じように、非付着側から圧力の高い流れが、ノズル出口
の噴流の上下の隙間を通って渦領域Bにエネルギを与え
、このため渦領域Bは増圧されてその後次第に消滅する
.(d)のように側壁■に付着した噴流は、(b)(C
)と同様の過程(移動方向は逆)を経て再び(a)の状
態すなわち側壁Iに付着した状態に戻る。
こうして噴流の付着の切替わりが規則的に繰り返されて
噴流に振動が生起されるのである。なお、第4図(e)
は(a)の状態を立体的に表わしたもので、ノズルから
出た噴流が、ノズルの近傍で、筺体の上下板面と噴流の
上下端面との間隙を通って、非付着側から低圧の付着渦
A側へ流れ込む状態を模式図化している, また、上記振動発生のメカニズムはノズル断面形状が長
方形断面であるとして説明したが、円形断面ノズルでも
全く同じメカニズムで振動が生起されることを実験によ
り確認している。
第5図は、上記噴流の振動発振現象が、ノズルの口径a
,b,d、筺体の寸法B,Hによりどのような影響を受
けるかを調べた結果をまとめて図にしたものである. (a)は長方形ノズルで、(b)は円形ノズルの場合で
ある. この図から分るように、まず(a)の長方形ノズルの場
合は、高さの比a/Hは最大0.5、ノズル幅B/bは
6以上で、B/b = 12より小の領域ではB/bが
増大するにつれてa/Hが漸増し、B/b−12より大
の領域ではa/Hが漸減する範囲が安定振動領域Xであ
り、それ以外は図示のように不安定振動領域Y、又は非
・振動領域Zとなる.従って、上記安定振動領域X内に
入るように、a,b,H,Bの値を選沢する. (b)の円形ノズルの場合もほぼ類似の領域範囲内で安
定振動領域Xが得られる.但し、(b)の円形ノズルの
方が発振現象が生起する領域は広く、その筺体輻Bの下
限は長方形ノズルの方が小さいことが分る. なお、第5図の領域の実験は、レイノルズ数Re−2X
IO’、流路長さL=360mmでa/H, B/b 
,d/11、B/bを種々に変化させて実験したフロー
パターンの結果をまとめたものである。
第6図に上記振動発振時の圧力変動波形の一例を示す.
第1図では図示省略しているが、実際には発振振動数を
測定するために、例えば第9図に示すように、筺体1の
適宜位置に圧カセンサ7を設け、圧力変動を測定してい
る。この圧力変動は所定時間ピッチで正確に同じ圧力変
動状況を繰り返しており、この圧力変動波形から発振振
動数を算出することができる. 図示の例では、作動流体として空気を用い、ノズル直径
はd/H= 1/3、流路幅、長さはそれぞれB/d−
8、L/d=36、レイノルズ数はRe− 4 .02
x to’の条件下で測定されたものである.この場合
の発振振動数はf−14.8Hzで噴流が規則的に発振
しているのが分かる. この実施例では上記実験結果の他に、発振振動数とこれ
に影響を及ぼす諸条件との関係も測定されているが、以
下ではその結果の要点についてのみ記す. (1)  流路長さの影響 第7図に示すように、1路幅B/b = 12、ノズル
高さa/H= 1/3、1/2の素子を用いて流路長さ
を種々に変えたときの発振振動を数の変化を調べた.い
ずれの場合も発振振動数fはRe数とともに直線的に増
加する。a/H− 1/2の場合はfは流路長さL/B
が小さくなると増加するが、L/B> 2 .93の範
囲では流路長さの影響をほとんど受けなくなる.a/H
= 1/3ではいずれの場合もrはl./Bの影響を受
けない。発振振動数は波路長さL/Bが噴流の側壁への
付着距離より大きくなると概ねL/Bの影響を受けなく
なる.(a)は長方形ノズル、(b)は円形ノズルを用
いた場合である。
(2)ノズル高さ、ノズル直径、流路幅の影響第8図に
示すように、流路幅及び長さをB−60園、L/B=6
として、発振振動数fと流量Qとの関係を種々のノズル
高さa/H、ノズル直径d/}Iに対して測定した。い
ずれの場合も、fはQとともに直線的に増加した。これ
は、次元解析の式(4)が妥当であることを示している
。また、fはa/H,d/Hが小さくなると増大するが
、これはノズル出口近傍で噴流の上端と下板間及び下端
と下板の間を通る流れの量が増大すること、及び噴流流
量が減少することに起因する. 作動流体を空気として同様な測定を試みたが、発振振動
数fが噴流流量Qとともに直線的に増加するなどの性質
は水の場合と同し傾向を持つ.しかし、その発振振動数
は水の場合よりもかなり大きい. (3)流路幅B/bが発振振動数fに及ぼす影響ノズル
高さa/H = 1/3、ノズル直径d/H− 1/3
流路長さL=360mmとしてB/bの影響を測定した
.いずれの場合もfは、流量Qに比例して増加するが、
B/bが大きくなると噴流の幅方向への移動距離が大き
くなる結果fは減少する。
(4)  St数とRe数との関係 ノズル高さa/H = 1/6、1/3、1/2でSt
数とRe数の関係を測定した.いずれの場合もSt数は
、Re数のある値以上の領域で一定値となった.これは
次元解析における式(6)が実験結果とよく一致するこ
とを示している。円形ノズルでも同様の結果が得られた
. (5)作動流体の動粘度の影響 水と空気を作動流体として得た発振振動数の測定結果か
らf/νの値とRe数の関係を調べた.ノズル高さa/
H = 1/6、1/3、1/2、流路幅B/b = 
12、流路長さL/B=6として測定した.その結果、
作動流体(動粘度)が異なっても、流路形状及びRe数
が同一ならばf/νはほぼ同じ値となり、次元解析の式
(5)の結果 (f/ν)氷 一(f/ν)空缶    (8)が妥当
であることが分かった.円形ノズルについても同様の結
果を得た.従って、例えば気液を混合して二相流とした
場合でも(8)式は同様に或立することが分る. (6)ノズル形状の影響、圧力損失 B/b−12、L/B=6とした場合、流IQを種々に
変化させ、発振振動数fとノズル高さa/H、ノズル直
径d/Hとの関係を測定した。この結果、流量が等しく
ノズル高さaとノズル直径dが等しい(a=d)ときは
、fは共に等しいことが分った。
この場合、円形ノズルの方が断面積は大きいのでノズル
出口での噴流の平均速度は小さく、このため円形ノズル
の方が圧力損失の観点から有用である. 前述したように、上記流体振動発生装置は、第9図に示
すように圧カセンサ7を筺体1の適宜位置に設けること
によって圧力変動の波形を検知しているが、この第9図
の装置はそのま\流量計として用いることができる。す
なわち、圧カセンサ7の先端を電気測定器に接続し、圧
力変動から発振振動数『を計測すれば流景Qを測定する
ことができる. 〔効果〕 以上詳細に説明したように、この発明では、ノズルに対
して急拡大した流路を形戒する矩形断面の筺体に、所定
断面の三次元ノズルから噴流を噴射し、三次元ノズルは
、その断面と筺体の断面との高さ比a/H、幅比B/b
を所定範囲内のものとするようにして、その噴流が筺体
内で左右の側壁へ交互に規則的に壁付着の切替わりをす
るようにし、噴流に振動を生起せしめるようにしたから
、従来のように複雑なフィードバックループや制御ルー
プの補助回路を設ける必要がなく、極めて簡易な構戊の
流体振動発生装置によって流体振動を発生させることが
できるという利点がある.また、この流体振動発生装置
に圧カセンサを取付けることによって流量計としても利
用することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による流体振動発生装置の概略斜視
図、第2図、第3図は、それぞれ第1図の線■一■、■
一■から見た断面図及びその縦断面図、第4図は噴流の
側壁付着が切替わる過程を説明する作用図、第5図はa
/H、B/b,  d/H,  B/dの各寸法比が発
振現象に与える影響の領域を示す図、第6図は圧カセン
サによる圧力変動測定の一例の図、第7図は流路長さが
発振振動数に与える影響を表わす測定結果の図、第8図
はノズル高さ、ノズル直径が発振振動数に与える影響を
表わす測定結果の図、第9図は流体振動発生装置を流量
計として用いる場合の概略図、第10図は従来例のフル
イデインク発振器の概略図である。 1・・・・・・筺体、     2・・・・・・接続部
、3、3′・・・・・・開口、  4、4′・・・・・
・ノズル、5・・・・・・流路入口、    6・・・
・・・流路出口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)矩形断面で所定長さを有する筺体の上流側端壁に
    開口され、筺体の高さと幅に対して所定範囲内の比率の
    高さと幅又は径を有する所定断面の三次元ノズルから前
    記筺体内に、所定流量の噴流を噴射させ、これによって
    噴流の両側に生起され消長される2つの顕著な渦領域を
    伴う噴流をまずコアンダ効果により一方の側壁に付着さ
    せ、非付着側の渦流れの流体エネルギを三次元ノズルと
    筺体上下壁面との隙間を通過させて低圧の付着渦側へ流
    入させ、一方の側壁への噴流の片寄りを減少させて他方
    の側壁へ付着を切替えさせ、この噴流の片寄りを交互に
    規則的に切替えさせることにより流体振動を生起させる
    ことを特徴とする流体振動発生方法。
  2. (2)矩形断面で所定長さを有する筺体と、その後方に
    続く接続管と、筺体上流側端壁に開口し、筺体の高さと
    幅に対して所定範囲内の比率の高さと幅又は径を有する
    所定断面の三次元ノズルとを備え、三次元ノズルは筺体
    上下壁面及び両側壁面との間にそれぞれ所定幅の隙間が
    形成されるように設け、この三次元ノズルから所定流量
    の噴流を筺体内に噴射させると、これによって噴流両側
    に生起され消長される2つの顕著な渦領域を伴う噴流は
    、まずコアンダ効果により一方の側壁に付着し、非付着
    側の渦流れの流体エネルギが前記上下の隙間を介して低
    圧の付着渦側へ与えられて一方の側壁への噴流の片寄り
    を減少させて他方の側壁へ付着を切替えさせ、この噴流
    の片寄りを交互に規則的に切換えさせることにより流体
    振動を生起させるようにしたことを特徴とする流体振動
    発生装置。
  3. (3)前記三次元ノズルの断面形状を長方形断面とした
    ことを特徴とする請求項(2)に記載の流体振動発生装
    置。
  4. (4)前記三次元ノズルの断面形状を円形断面としたこ
    とを特徴とする請求項(2)に記載の流体振動発生装置
  5. (5)前記三次元ノズルの高さaと筺体の高さHの比a
    /Hを最大0.5、ノズル幅bと筺体の幅Bの比B/b
    を6以上とし、かつB/bが増大するにつれてa/Hが
    漸増、漸減する安定振動発生領域内の比となるようにa
    、H、b、Bの値をそれぞれ選択することを特徴とする
    請求項(3)に記載の流体振動発生装置。
  6. (6)前記三次元ノズルの直径dと筺体の高さHの比d
    /Hを最大0.6、ノズル直径dと筺体の幅Bとの比B
    /dを6以上とし、かつB/dの増大につれてd/Hが
    漸減する安定振動領内の比となるように、d、H、Bの
    値をそれぞれ選択することを特徴とする請求項(4)に
    記載の流体振動発生装置。
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