JPH03173488A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JPH03173488A
JPH03173488A JP31369489A JP31369489A JPH03173488A JP H03173488 A JPH03173488 A JP H03173488A JP 31369489 A JP31369489 A JP 31369489A JP 31369489 A JP31369489 A JP 31369489A JP H03173488 A JPH03173488 A JP H03173488A
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JP
Japan
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layer
heat sink
active layer
cladding layer
semiconductor laser
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JP31369489A
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English (en)
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Shinji Kaneiwa
進治 兼岩
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、高出力動作を目的とする半導体レーザ素子
に関し、特にチップからヒートシンクへの放熱を改善し
た半導体レーザ素子に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の半導体レーザ素子としては、第4図に示
すように、C5P(チャネルド・サブストレート・ブレ
ーナ)構造のものがある。この半導体レーザ素子は、n
型GaAs基板10上に、幅4μm、深さ1.5μmの
台形状の111をエツチングにより形成した後、液相エ
ピタキシャル成長法により上記溝11の外部での厚さが
02μmのn型Gao、5sio、*sASクラッド層
12層厚2.厚08μmのノンドープGao、e7AQ
a、+yAS活性層13゜厚さ1μmのp型G ao、
、5A4o、+sAsクラッド層!4層上4早さ2μm
のn型GaAsキャップ層15を順次積層している。さ
らに、図示しないS i Oを膜等をマスクとして溝1
1に対応する位置に幅47zm。
深さ2.2μmにわたり、p型クラッド層14に達する
Zn拡散部16を形成した後、n、p両側に低抗性電極
17.18を形成し、さらに活性層からの距離が短いp
側電極18を下にして、Cuからなるヒートシンク20
上にInからなる蝋付19によって融着している。画電
極17.18間に通電した場合、電流がキャップ層15
に形成されたp型Zn拡散部16に集中して流れて、こ
の結果、活性層13のうち上記溝11.Zn拡散部16
にはさまれた発振領域においてレーザ発振が得られる。
そして、レーザ発振により発生した熱は、上記活性層1
3の発振領域からp型りラッド層+4.キャップ層15
 、p(1111電hli18および蝋付19を通して
ヒートシンク20に逃がすようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来の半導体レーザ素子は、出射端
面での光出力を30mW以上とするような高出力動作を
させた場合、出射端面での非発光再結合により活性層の
端面近傍の温度が局所的に150℃〜200℃にも上昇
する(轟他。ジャーナル・才ブ・アプライド・フィジイ
クス581124(1985))。このため、非発光再
結合中心となる酸化がチップの結晶内部にまで進行して
動作電流が増加し、更なる発熱が生じて、長期的信頼性
に悪影響を及ぼすという問題がある。
このような局所的な温度上昇を抑えるためにはヒートシ
ンク20への熱放散を向上させなければならない。ここ
で、上記活性層13からヒートシンク20までの各層の
熱伝導率および厚さは第5図に示すようになっている。
第5図に示す値から、各層のうち最も熱伝導率が小さい
のはp型クラッド層14であり、このp型クラッド層1
4が主に熱放散を妨げていることがわかる。このことは
、p型クラッド層14の組成を変えて熱伝導率を大きく
すべきことを促している。しかしながら、そもそもクラ
ッド層の組成は、注入キャリアおよび光の閉込めを効果
的に行うために、活性層に対してのエネルギバンドギャ
ップ差および屈折率差の観点から定められており、簡単
には変えることができない。一方、クラッド層の厚さは
上記p型りラット層14のように必ずしも1μm必要な
ものではない。けれども、単に例えば厚さを0.5μm
以下にまで半減してしまうと、活性層13で発生した光
がキャップ層15にまで分布してGaAsからなるキャ
ップ層15に吸収され、この結果、発振しきい値が増加
したり効率が低下したりして、レーザ特性に悪影響が生
じることになる。
そこで、この発明の目的は、活性層に隣接する上記クラ
ッド層の構造に工夫をこらして、レーザ特性に悪影響を
及ぼすことなくヒートシンクへの熱放散を巧みに向」ニ
させた半導体レーザ素子を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記1]的を達成するために、この発明はヒートシンク
に接するチップ内に、活性層と、この活性層のヒートシ
ンク側に隣接するクラッド層とを有する半導体レーザ素
子において、上記クラッド層は、活性層側の部分よりも
ヒートシンク側の部分の方が熱伝導率が高い組成からな
ることを特徴としている。
また、上記活性層、クラッド層の活性層側の部分および
上記クラッド層のヒートシンク側の部分はそれぞれGa
+−xA+2xAs、Ga+−yAQyAs、Ga+−
zAQzAsからなり、x<z<yであるのが望ましい
く作用〉 クラッド層を構成する各部のうち、活性層側の部分を従
来と同様に注入キャリアおよび光の閉込めに最適な組成
とする一方、ヒートシンク側の部分を上記活性層側の部
分よりも熱伝導率を高くする。このようにした場合、上
記活性層側の部分の作用によって、注入キャリアおよび
光の閉込めが効果的に行われてレーザ特性への悪影響が
生じることがない。しかも上記ヒートシンク側の部分の
作用によって従来に比して熱放散の効果が高まる。
また、上記活性層、クラッド層の活性層側の部分および
上記クラッド層のヒートシンク側の部分はそれぞれGa
+−xA12xAs、Ga+−yAQyAs、Ga+−
zAQzAsからなり、x<z<Yであることが望まし
い。
〈実施例〉 以下、この発明の半導体レーザ素子を実施例により詳細
に説明する。
第1図はこの発明の第1の実施例を示している。
この半導体レーザ素子は、活性層13と、この活性fF
J 13のヒートシンク20側に隣接するクラッド層9
を備えている。なお、第4図に示した従来の半導体レー
ザ素子と同一の構成部品は同一番号を付して説明を省略
する。上記クラッドWI9は、活性層13側に設けたp
型Gao、5sA(2o、*sASからなる第1クラッ
ド層21と、ヒートシンク20側に設けたp型G a 
o 、 e A ’2 o 、 * A Sからなる第
2クラット層22とで構成している。このように格子整
合をとっているので信頼性を高めることができる。
第1クラッド層21と第2クラッド層22の層厚は共に
0.5μmとしている。第1クラツドff121は、上
記従来の半導体レーザ素子のp型クラッド層1−1と同
一の組成であり、注入キャリアおよび光の閉込めを効果
的に行うことができる。第2クラッド層22を構成する
G ao、5AQo、tAsは熱伝導率0 、 l 6
 W/cm−degであって、第1クラッド層21を構
成するGao、5sAQa、heAsの約1.5倍とな
っている。したがって、上記従来の半導体レーザ索子に
比して、ヒートシンク20への熱放散を向=ヒさせるこ
とができる。実際に、40mW出力時における端面活性
層温度を180°Cから1500Cへ低下させることが
できた。また、40mWで5000時間の安定な動作を
させることができ、信頼性を向上させることができた。
第2図はこの発明の第2の実施例を示している。
この半導体レーザ素子は、VSIS(Vチャネルド・サ
ブストレート・インナー・ストライブ)と呼ばれる構造
を基本としている。第1の実施例の半導体レーザ素子と
異なり、p型GaAs基板30上に構成されており、内
部にn型GaAsからなる電流狭窄層31と電流注入溝
32を存している。
さらに順次、p型G a o 、 s s A Q o
 、 43 A Sからなるクラッド層33と、ノンド
ープGao、atA12o、+3Asからなる活性層3
4と、第1クラッド層35および第2クラッド層36か
らなるクラッド層29と、n型GaAsからなるキャッ
プ層を備えている。38゜39はそれぞれp側電極、n
側電極を示し、40はInからなる螺材、41はCuか
らなるヒートシンクを示している。上記第1クラッド層
35は活性層34側に設けられたn型Gao、aAQo
、aASからなる一方、第2クラッド層36はヒートシ
ンク41側に設けられ、nWGao、aA(2o、tA
sからなっている。また、それぞれ層厚は0.4μm、
 0 、6μmとしている。第1クラッド層35は、組
成を光閉じ込め効果の大きいGao、hAQo、。As
としているので層厚は0.4μmまで減少させることが
できる。
また、Gaa、4AQa、aA8の熱伝導率はGao、
5sAQo 、 4 s A Sと同等となっている。
したがって、第2クラッド層を構成する G ao、eAQo、yAsの高い熱伝導率によって熱
放散の効果を高めることができる。実際に、40mW出
力時の端面温度を140℃と更に低下さ仕ることができ
た。
第3図(a)はこの発明の第3の実施例を示している。
この半導体レーザ素子は、分子線エピタキシャル(MB
E)法または有機金属気相成長(MOCVD)法を用い
て各層を積層している。n型GaAs基板50上に、ま
ずn型Gao、5sAQo、asAsからなるクラッド
層51とノンドープGao、sフA12o、+3ASか
らなる活性層52を積層する。次に、クラッド層49と
して厚さ0.3 μmのp型Gao、1AQo、aA8
からなる第1クラッド層53と、厚さ0.7μmのp型
の第2クラ・ソド層54を積層している。第2クラッド
層54の組成は、第3図(b)に示すように、積層する
方向にGao、aA(!o、eAsからGaAsまで連
続的に変化させている。次に、p  GaAsキャップ
層55を積層した後、S i Oy絶縁膜56を蒸着し
、電流注入のためのストライプ57をエツチングし、さ
らに電極58.59を形成する。60.61は他の実施
例と同様に、Inからなる螺材Cuからなるヒートシン
クを示している。MBE法またはMOCVD法を用いる
ことにより、上記クラッド層54の組成を連続的に変化
させることができる。この半導体レーザ素子も、40m
W出力時の端面温度は140°Cと低く、信頼性に浸れ
ている。
なお、当然ながら、上記第2クラッド層54の組成を連
続的でなく段階的に変化させて形成することもできる。
〈発明の効果〉 以」二より明らかなように、この発明は、ヒートシンク
に接するチップ内に、活性層と、この活性層のヒートシ
ンク側に隣接するクラッド層とを有する半導体レーザ素
子において、上記クラッド層は、活性層側の部分よりも
ヒートシンク側の部分の方が熱伝導率が高い組成からな
るので、レーザ特性に悪影響を及ぼすことなくヒートシ
ンクへの熱放散を向上させることができる。
また、上記活性層、クラッド層の活性層側の部分および
上記クラッド層のヒートシンク側の部分はそれぞれG 
at−xA(!xAs、 G a(YAQ’/AG、 
G at−yAlyAs、Ga1−zAlzAsからな
り、x<z<yであることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図(a)はそれぞれこの発明の第
1.第2.第3の実施例の半導体レーザ素子を示す断面
図、第3図(b)は第3図(a)に示した半導体レーザ
素子の各層のAQ混晶比を示す図、第4図は従来の半導
体レーザ素子を示す断面図、第5図は上記従来の半導体
素子を構成する各層の熱伝導率および厚さを示す表であ
る。 10.50−n型GaAs基板、 ao=・p型GaAs基板、 9.12,29,33,49.51・・・クラッド層、
13.34.52・・活性層、 21.35.53・・・第1クラッド層、22.36.
54・・・第2クラツド眉、15.37.55・・・キ
ャップ層、 17.39.58−n側電極、 18.38.59・・・p側電極、 +9.40.60・・・螺材、 20.41.61・・・ヒートシンク、【1・・台形溝
、16・・・Zn拡散部、31・・・電流狭窄層、32
・・・■形溝、56・・・SiOx絶縁膜、 57・・・電流注入ストライプ。 第1図 第3図 第2図 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒートシンクに接するチップ内に、活性層と、こ
    の活性層のヒートシンク側に隣接するクラッド層とを有
    する半導体レーザ素子において、上記クラッド層は、活
    性層側の部分よりもヒートシンク側の部分の方が熱伝導
    率が高い組成からなることを特徴とする半導体レーザ素
    子。
  2. (2)上記活性層、クラッド層の活性層側の部分および
    上記クラッド層のヒートシンク側の部分はそれぞれGa
    _1−xAlxAs、Ga_1−yAlyAs、Ga_
    1−zAlzAsからなり、x<z≦yであることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. (3)上記活性層、クラッド層の活性層側の部分および
    上記クラッド層のヒートシンクの部分は、それぞれGa
    _1−xAlxAs、Ga_1−yAlyAs、Ga_
    1−zAlzAsからなり、zがx<Z_1≦yなるZ
    _1からZ_2≧0なるZ_2まで減少して連続的また
    は段階的に変化していることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体レーザ素子。
JP31369489A 1989-12-01 1989-12-01 半導体レーザ素子 Pending JPH03173488A (ja)

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