JPH03172296A - エレベータかご室内照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエレベータのかごの室内の天井部に設置される
照明装置に関する。

（従来の技術） 従来のエレベータのかご室内の照明装置を第４図に示す
。図中１はエレベータのかご、２はかご１の側板、３は
かご１の出入口、４はかご１の天井を示している。この
かご１の天井４に該かご１の室内の照明装置５が設けら
れている。

この照明装置５は照明器具６と照明枠７と照明パネル８
などより構成されている。その照明器具６は一般に蛍光
灯が用いられている。この照明器具６はかご１の天井４
の下面に複数個相互に適当間隔を存して取付けられてい
る。前記照明枠７４．を前記天井４の下面から前記照明
器具６の周囲を取り囲む状態に吊り下げた吊り部材７ａ
と、この吊り部材７ａの下端に取付けられた格子状の枠
部材７ｂとを備えてなる。この格子状枠部材７ｂが前記
照明器具６より下側に水平に配して、複数の開口部を区
画構成している。前記照明パネル８はシルク印刷等によ
り模様を施したアクリル板等の透過性のもので、この照
明パネル８が一枚ずつ前記照明枠７の格子状枠部材７ｂ
の各開口部を上側から覆うように該格子状枠部材７ｂ上
に載設されている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前述の従来のエレベータかご室内照明装置５
では次のような問題があった。つまり従来では照明パネ
ル８が固定的で、この交換等の変更が専門作業員にしか
出来ない。このためにユーザーが照明パネル８等を変化
させてかご室内の雰囲気を適宜変えることができない。

例えば照明パネル８部分の意匠を変えたり、かご１の室
内の塗色等の加減で明るすぎたり暗すぎたりした場合に
、該かご室内の照度を適当に調整したりすることが簡単
にできない問題があった。

本発明は前述した事情に鑑みなされ、ユーザーが適宜簡
単に照明パネル部分を変化させて、視覚的な意匠を変え
たり、かご室内を明るくしたり暗くしたりして、かご室
内の雰囲気を容易に変更できるエレベータかご室内照明
装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明のエレベータかご室内照明装置は、前述した目的
を達成するために、エレベータのかご室内の天井に照明
器具を設け、且つその照明器具の下側に照明枠を前記天
井から吊り下げて設け、この照明枠に照明パネルを設け
、更にこの照明パネルの少なくとも一部分を上側或いは
下側から覆う位置に多数枚の遮光用スラットを有するブ
ラインドを併設すると共に、このブラインドの遮光用ス
ラットの向きを変える操作手段を設けた構成である。

（作　用） 前記構成のエレベータかご室内照明装置では、エレベー
タのユーザーがブラインドのコード等の操作手段を操作
することで、そのブラインドの多数枚の遮光用スラット
の向きを哀せたり立てたり簡単に変えることができる。

これにてかご室内天井の照明パネルの少なくとも一部分
が上側或いは下側から前記ブラインドの遮光用スラット
により覆われたり開かれたりすることになるので、その
照明パネル部分の視覚的な意匠が変り、しかもかご室内
の照度が変る。これでかご室内の雰囲気が適宜容易に変
更可能となる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図乃至第３図により説明す
る。なおここで図中１はエレベータのかご、２はかご１
の側板、３はかご１の出入口、４はかご１の天井を示し
ている。ここまでは前記第４図で示したと同様である。

こうしたエレベータのかご１の天井４に本発明の照明装
置１５が設けられている。

この照明装置１５は照明器具１６と照明枠１７と照明パ
ネル１８とに加え表面保護パネル１９及びブラインド２
０などを備えて構成されている。

前記照明器具１６は従来と同様蛍光灯などを用いている
。この照明器具１６はかご１の天井４の下面に複数個相
互に適当間隔を存して取付けられている。

前記照明枠１７は前記天井４の下面から前記照明器具６
の周囲を取り囲む状態に吊り下げた吊り部材１７ａと、
この吊り部材１７ａの下端に取付けられた下段枠部材１
７ｂと、更にその少し上側に取付けられた格子状の上段
枠部材１７ｃとを備えてなる２重吊り天井のような構成
である。前記吊り部材１７ａは上下端に外側に水平に折
曲したフランジ１７ａ′を有する板状のものである。前
記上下段の枠部材１７ｂ、１７Ｃはいずれも前記照明器
具１６より下側に水平に保持されている。

これら上下段の枠部材１７ｂ、１７ｃはいずれも第３図
に示す如く複数の前後左右開口部２１Ａ。

２１Ｂ、２１Ｃ，２１Ｄを区画構成する状態に複数本の
アングル材を枠組みしてなる。

前記照明パネル１８はシルク印刷等により模様を施した
アクリル板等の透過性のものである。この照明パネル１
８が一枚ずつ前記照明枠１７の上段枠部材１７ｃ上にこ
の前後左右各開口部２１Ａ。

２１Ｂ、２１Ｃ，２１Ｄを上側から覆うように載設され
ている。

前記表面保護パネル１９は透明なガラス板等よりなる透
過性のものである。この表面保護パネル１９が一枚ずつ
前記照明枠１７の下段の枠部材１７ｂ上にこの前後左右
各開口部２１Ａ、２１Ｂ。

２１Ｃ，２１Ｄを上側から覆うように載設されている。

前記ブラインド２０は一般に日除けや遮光を目的として
窓に吊り下げて用いられるよろい戸（ベネシャンブライ
ンド）と略同様の構成で、多数枚の遮光用スラット（よ
ろい板）２０ａを左右一対のラダー紐２０ｂにより等ピ
ッチで配列している。

このブラインド２０が２個用意され、これらが前記照明
枠１７内の左右開口部２１Ｃ，２１Ｄを覆う照明パネル
１８と表面保護パネル１９との相互間にそれぞれ一個ず
つ横置き式に配置して張設されている。つまり照明枠１
７内の左右に分配している照明パネル１８を下側から開
閉可能に覆う状態にブラインド２０が一個ずつ併設され
ている。

しかもこれら左右のブラインド３０はこの下側の前記透
明な表面保護パネル１９により垂れ下がり防止など保護
されている。

前記左右各ブラインド２０はこの遮光用スラット２０ａ
の向きを変える操作手段としてチルトコード２２が設け
られている。このチルトコード２２はかご１の室内から
手を高く伸ばして操作できるように前記照明枠１７の吊
り部材１７ａに貫通して外側に延出されている。なおそ
のチルトコード２２の延出部はかご１の室内に垂れ下が
って意匠性を阻害しないように、前記照明枠１７の吊り
部材１７ａの下端フランジ部１７ａ′の上側に隠れるよ
うになっている。

而して、前記構成のエレベータかご室内照明装置では、
エレベータのユーザーが左右のブラインド２０のチルト
コード２２を操作することで、そのブラインド２０の多
数枚の遮光用スラット２０ａの向きを寝せたり立てたり
簡単に変えることができる。これにてかご１の室内天井
の左右に分配する照明パネル１８が下側から前記ブライ
ンド２０の遮光用スラット２０ａにより覆われたり開か
れたりし、その照明パネル部分の視覚的な意匠が変り、
しかもその真上の照明器具１６からの光が遮られたり透
過したりしてかご室内の照度が変る。これでかご室内の
雰囲気が適宜容易に変更可能となる。

つまり、前記ブラインド２０のチルトコード２２を一方
に引っ張ると、多数枚の遮光用スラット２０ａが第３図
中の左部分に示す如くそれぞれ寝る。これでその多数枚
の遮光用スラット２０ａの隣り合うもの同志が一部ずつ
重複する状態に連接して閉成する。これにてその左部分
の照明パネル１８が下側から覆われて隠れ、かご１の室
内から該左部分の照明パネル１８が見えなくなって、よ
ろい天井風の意匠が得られると共に、その真上の照明器
具１６からの光が遮られ、その分だけかご１の室内照度
が低下して暗くなる。

また、前記ブラインド２０のチルトコード２２を他方に
引っ張る。これで多数枚の遮光用スラット２０ａが第３
図中の右部分に示す如くそれぞれ立ち、その各遮光用ス
ラット２０ａ相互間に隙間ができて開放状態となる。そ
の各隙間からその上の右部分のシルク印刷模様を施した
照明パネル１８がかごｌの室内から見えるようになって
、前述の如くブラインド２０を閉じた時と変わったルー
バー風の意匠が得られると共に、その真上の照明器具１
６からの光が照明パネル１８を透過して各遮光用スラッ
ト２０ａ相互間の隙間からかご１の室内に照射され、こ
れでかご１の室内の照度が上がって明るくなる。

能である。これで意匠及び照光位置を各種バリエーショ
ンをもって変更可能である。またそのブラインド２０は
チルトコード２２の操作により多数枚の遮光用スラット
２０ａの傾き角度を選定してかご１の室内への透過する
光量を適当に調整することが可能である。

これにてかご１の室内が側板２の塗色等により明るすぎ
たり暗すぎたりした場合に、その照度を最適な状態に容
易に調整できる。また昼間はルーバー感覚の意匠の照明
としてかご１の室内を明るくすることで、オフィス向は
エレベータとして利用し、夜はかご１の室内を暗くして
ロマンチックなイメージとすることで、飲食店向はエレ
ベータとして利用すると言った使え分けが容易に可能と
なる。またかご１の室内のｔｈ掃時に全てのブラインド
２０を全開して明るくすると便利である。

また、第３図に示す如く、照明パネル１８に星などの絵
柄２３を設けて置くことで、意匠性の一層の向上が図れ
るようになる。また同じく照明パネル１８に店内フロア
案内表示２４を設けて置（ことで、乗客へのサービス向
上が図れる。例えば店内営業中はブラインド２０を開い
て前記照明パネル１８の店内フロア案内表示２４ががご
１の室内から見えるようになし、閉店後はブラインド２
０を閉じて該照明パネル１８の店内フロア案内表示２４
を覆い隠す。これで営業中か閉店中かを乗客に示す。

なお、その絵柄２３や店内フロア案内表示２４は照明パ
ネル１８以外に、前記ブラインド２０の遮光用スラット
２０ａに表示しても良く。これにて前述とは逆にブライ
ンド２０を閉じた時に該絵柄２３や店内フロア案内表示
２４が見えるようになる。

また、前記ブラインド２０は照明枠１７内の左右に分配
している照明パネル１８を下側から覆う位置に一個ずつ
併設したが、その左右部分以外に、その相互間の前後開
口部２１Ａ、２１Ｂを覆う照明パネル１８の下側に設け
ても良い。また全ての照明パネル１８の下側にブライン
ド２０を設けて全面を遮蔽したり開放したりできるよう
にしても可である。

また、前記ブラインド２０は照明パネル１８の上側に併
設しても可である。これでも前記略同様の作用効果が得
られる。この場合には前記表面保護パネル１９は不要に
できる。

また、前記ブラインド２０は前述した一般のベネシャン
ブラインドの昇降コードと同様の伸縮手段（図示せず）
を設けた構成とすることで、多数枚の遮光用スラット２
０ａを照明枠１７内一端側に引き寄せて短縮することで
開放したり、そこから他端側に引き伸ばして前述同様に
遮光用スラブ）２０ａの向きの変更を行い得るようにし
ても良０゜ 〔発明の効果〕 本発明のエレベータがご室内照明装置は前述した如く構
成したから、エレベータのユーザーが適宜簡単に照明パ
ネル部分を変化させて、視覚的な意匠を変えたり、かご
室内を明るくしたり暗くしたりして、かご室内の雰囲気
を容易に変更できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は要部分の断面図、第２図は第１図の■−■線に沿
う断面図、第３図はかご室内から見上げた状態を示す断
面図、第４図は従来例を示すかご室内の縦断面図である
。 １・・・かご、４・・・天井、１５・・・照明装置、１
６・・・照明器具、１７・・・照明枠、１８・・・照明
パネル、２０・・・ブラインド、２０ａ・・・遮光用ス
ラット、２２・・・操作手段（チルトコード）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータのかご室内の天井に照明器具を設け、且つそ
   の照明器具の下側に照明枠を前記天井から吊り下げて設
   けると共に、この照明枠に照明パネルを設けてなるエレ
   ベータかご室内照明装置において、前記照明パネルの少
   なくとも一部分を上側或いは下側から覆う位置に多数枚
   の遮光用スラットを有するブラインドを併設すると共に
   、このブラインドの遮光用スラットの向きを変える操作
   手段を設けて構成したことを特徴とするエレベータかご
   室内照明装置。