JPH03171600A - 低速陽電子ビームの輸送あるいは蓄積装置 - Google Patents

低速陽電子ビームの輸送あるいは蓄積装置

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JPH03171600A
JPH03171600A JP30824889A JP30824889A JPH03171600A JP H03171600 A JPH03171600 A JP H03171600A JP 30824889 A JP30824889 A JP 30824889A JP 30824889 A JP30824889 A JP 30824889A JP H03171600 A JPH03171600 A JP H03171600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
low speed
vacuum tank
voltage
positive
Prior art date
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Pending
Application number
JP30824889A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hirata
嘉裕 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は低速陽電子ビームの輸送装置あるいは蓄積装
置に関する。
従来の技術 例えば、電子線ライナックからの高エネルギー電子ビー
ムを用いて、ほぼ単一なエネルギーの陽電子を得るには
、文献(1)“S low − P ositronF
acility  at  the  Electro
technical  Laboratory  [I
I]” by  Proceedings  of  
the  13th  Linear  Accele
rator  Meeting  in  Japan
にあるように発生した電子を電子一陽電子変換装置(コ
ンバータという)と陽電子減速装置(モデレー夕という
)に通すようにすればよい。こうして得られた陽電子ビ
ームは、数eVの運動エネルギーを持っている。
得られた陽電子ビームは、例えば文献(2)“ボジトロ
ンソースのR&D計画” by  Proceedin
gsof the 14 th  Linear Ac
celeraLor Meetingin  Jal)
an  (ppl81−184)にあるように電子ビー
ムの輸送方向に向く磁界の中を通して輸送され、集束さ
れ、試料表面へ導かれる。
低速陽電子の輸送においては、通常ソレノイド磁場が用
いられる。それは、陽電子ビームの発散角がその発生機
構ゆえに極めて大きいためてある。
そのため ■輪送のための真空槽は、なるべく小さい径とする。
■磁場が乱れていると、低エネルギー荷電粒子の運動は
大きく影響を受けるので、なるべく真空の引き口は設け
たくない。
といった要求があり、真空槽内の真空度をよくすること
には困難がある。けれども真空槽内の陽電子は低エネル
ギーであるために、陽電子は粒子による散乱の影響が大
きく、真空槽の真空度をあげることは、低速陽電子ビー
ムの輸送.蓄積においては、極めて重要であった。しか
るに上記■に記したように真空の引き口はなるべく設け
たくないという要求がある。
発明が解決しようとする課題 以上記したように、低速陽電子を、低速のまま輸送した
り、ペニングトラップを応用してM積しようとする場合
、散乱によるビームロスが大きく低速陽電子の輸送効率
や蓄積効率が悪いという問題があった。
この発明の目的は低速陽電子を高効率で輸送あるいは蓄
積できる装置を提供することにある。
課題を解決する手段 上述の目的を達戊するために、この発明は電子線ライナ
ックを用いて、ほぼ均一なエネルギーの低速陽電子ビー
ムを得る装置の真空槽の内側に、金属網状体を張り電位
を与えることを特徴とする。
作用 真空槽内でガス分子やガスイオン,電子等によって散乱
した陽電子のあるものは真空槽の壁方向へ進む。しかる
に上記金属網状体には数ボルトないしは数十ボルトの電
圧がかけられているので、クーロンの反撥力によって陽
電子は真空槽の中央部へひき戻すことができ、陽電子ビ
ームの散乱を防ぎビームロスを低減することができる。
実施例 第5図はこの発明が適用される電子線ライナックを用い
てほぼ均一なエネルギーの低速陽電子ビームをつくり輸
送する装置の一例を示し、20は入射電子ビーム測定部
、2lは陽電子発生部、22は陽電子輸送部、23は陽
電子ビームエネルギ一分析郎である。
第1図は第5図に示した装置において、本発明が適用さ
れている実施例の詳細を示している。陽電子ビームが通
過する円筒体である真空槽1には、この真空[1の内周
面に接近して、かつ真空槽lと同心状に無酸T:.銅に
てなる網状の円筒体2が絶縁体3によって支持されてい
る。
5は入射高エネルギー電子ビームであり、電子ビームは
フンバータ7とモデレータ8を通って低速陽電子とされ
、ソレノイド4による中心軸方向の磁界の周囲をまわり
ながら真空槽lの中心軸方向に輸送される。
上記網状円筒体2には、陽電子ビームがもつ電位に依存
して定まる適宜な電位たとえば数ボルトないし数十ボル
トの電位が印加されている。
モデレータ8には、網状円筒体2によって真空槽中央に
つくられる電位より、5V程高い電位を与えておく。こ
れによって陽電子は効率よくモデレータ8から引き出さ
れる。
このとき、陽電子の受けとるエネルギーは、網状円筒体
2によってつくられるポテンシャル障壁を超えないよう
に注意する。
上記のように構成すれば、散乱された低速陽電子も、真
空槽1の内壁につく前に反射されて、ロスされずにすむ
上記の構成において低速陽電子を輸送する場合真空WI
l内でガス分子やガスイオン.電子等によって散乱した
陽電子のあるものは、真空槽1の壁方向へと進む。しか
しながら網状円筒体2に数V〜数十Vの電圧を印加して
いるのでクーロン反撥力によって陽電子を真空槽lの中
央部へとひき戻すことができ、その陽電子が真空槽lの
壁にあたらずビームロスを低減することができる。
第1図の実施例では陽電子発生部2lが網状円筒体1に
包囲されているが第3図に示すように陽電子発生部2l
が網状円筒体lの外方に設けたものでもよい。
第4図はドーナツ状の金属円板にてなるペニングトラッ
プl2を応用したヒーム蓄積管に、本発明を用いた場合
を示す。
いずれの場合にも陽電子が網状円筒体2により真空槽の
中心部にひき戻されることは第1図の実施例において説
明したものと同様である。
以上説明しtこように、上述の実施例によれば低エネル
ギー荷電粒子の輸送においては、真空槽内側に金属メッ
シュを張って電位を与えることに上って陽電子の壁への
衝突によるビームロスを減少することができる。
この方法はまた、ペニングトラップを利用した、直線ス
トレージ法におけるロスを、大巾に減少させることがで
きる。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明は低速陽電子の輸送装置ま
たは蓄積装置の真空栖内部に網状筒体を設け、電位を印
加するようにしたから陽電子ビームが真空槽の中心部に
集束され内面壁に当ることが防止され、ビームロスを低
減できる。したがって、陽電子ビームの流れをFll害
する不要ガスなどを低減するために真空槽の真空度を高
度化しなければならない要求も緩和される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図と第4図は他の実施例を示
す断面図、第5図は陽電子ビームの輸送装置の一例を示
す断面図である。 l・・・真空槽、 2・・網状円筒体、 3・・・絶縁体、 4・・・ソレノイドコイル、 5・・・入射高エネルギー電子ビーム、6・・発生した
低速陽電子、 7・・・コンバータ、 8・・モデレー夕、 9・・モデレー夕から低速陽電子を引き出すための電位
を与えるグリッド、 10・・輸送されてきた低速陽電子、 1l・・蓄積された低速陽電子、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子線ライナックを用いて、ほぼ均一なエネルギ
    ーの低速陽電子ビームを得る装置の真空槽の内側に、金
    属網状体を張り電位を与えることを特徴とする低速陽電
    子ビームの輸送装置。
  2. (2)電子線ライナックを用いて、ほぼ均一なエネルギ
    ーの低速陽電子ビームを得る装置に挿入するパルスビー
    ムを直流ビームに変換するためのペニングトラップを応
    用したビーム蓄積管において、真空槽の内側に金属網状
    体を張り、電位を与えることを特徴とする低速陽電子ビ
    ームの蓄積装置。
JP30824889A 1989-11-28 1989-11-28 低速陽電子ビームの輸送あるいは蓄積装置 Pending JPH03171600A (ja)

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JPH03171600A true JPH03171600A (ja) 1991-07-25

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ID=17978724

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30824889A Pending JPH03171600A (ja) 1989-11-28 1989-11-28 低速陽電子ビームの輸送あるいは蓄積装置

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JP (1) JPH03171600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5138778A (en) * 1990-06-11 1992-08-18 Seb, S.A. Steam iron having valved demineralizing cartridge and secondary demineralized reservoir

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5138778A (en) * 1990-06-11 1992-08-18 Seb, S.A. Steam iron having valved demineralizing cartridge and secondary demineralized reservoir

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