JPH11337699A - 高周波加速管の入射器およびそれを備える高周波大電流イオン注入装置 - Google Patents

高周波加速管の入射器およびそれを備える高周波大電流イオン注入装置

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JPH11337699A
JPH11337699A JP14338198A JP14338198A JPH11337699A JP H11337699 A JPH11337699 A JP H11337699A JP 14338198 A JP14338198 A JP 14338198A JP 14338198 A JP14338198 A JP 14338198A JP H11337699 A JPH11337699 A JP H11337699A
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JP
Japan
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frequency
injector
ion
double pole
focusing lens
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Hiroshi Fujisawa
博 藤澤
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流のイオン注入装置等で好適に用いられ
る高周波加速管にイオンビームを入射する入射器におい
て、エミッタンス増加の抑制およびビームライン長の短
縮化を図る。 【解決手段】 イオン源から引出されたイオンビームを
質量分析する2重極電磁石の焦点位置よりも該2重極電
磁石寄りに集束レンズを設け、これら2重極電磁石から
集束レンズまでの間でビーム電流密度が高くなる前記焦
点を無くし、高周波加速管への入射口にのみ質量分析ス
リット33を配置する。したがって、2重極電磁石と集
束レンズとの間に質量分析スリットを設ける従来の構成
に比べて、エミッタンス増加を抑制することができ、か
つビームライン長が大幅に短縮可能となって、大電流の
イオンビームを高効率で輸送することができるととも
に、小形化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入装置
や、分析用および医療用の加速器で好適に用いられる高
周波加速管へイオンビームを入射するための入射器なら
びにそれを設けることが特に好適な高周波大電流のイオ
ン注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、典型的な従来技術のイオン注入
装置1の概略的構成を示す平面図である。このイオン注
入装置1は、高周波加速管2を用いて、照射室3内の被
照射物である半導体ウェハ4に、たとえばB+ などの比
較的軽いイオンを、たとえば50(MHz)の高周波で
高エネルギに加速し、かつ大電流で注入を行うものであ
る。主加速管である高周波加速管2へイオンビームを導
入する入射器5では、イオン源6で生成されたイオンが
引出し電極7によって引出され、2重極電磁石8によっ
て所望とするイオン種のビームのみが選択された後、集
束レンズ9(図7の例では4段の4重極電磁石)によっ
て集束され、前記高周波加速管2へ入射される。
【0003】前記高周波加速管2で加速または減速され
たイオンビームは、エネルギ分析器10において、所望
とするエネルギのイオンのみが選択された後、前記照射
室3内のウェハ4に照射される。ウェハ4を搭載するデ
ィスク11は、水平軸線、すなわちビーム進行軸と平行
な軸線回りに回転可能であり、かつ前記ビーム進行軸と
垂直な鉛直平面に対して、往復変移可能に構成されてい
る。したがって、前記イオンビームはウェハ4に均等に
照射される。
【0004】図8は、前記入射器5内のビームエンベロ
ープを示すグラフであり、横軸はイオン源6の引出し口
を起点として、高周波加速器2の入射口までの距離を示
し、縦軸はビーム幅を示している。この図8で示すビー
ムエンベロープは、H. Fujisawa によるA cw 4-rod RFQ
Linac(Nuclear Instruments and Methods in Physics
Research A345 (1994) )のp23〜42に示されてい
るものである。
【0005】大電流機である該イオン注入装置1では、
たとえば垂直方向を縦方向として、帯状にイオンビーム
が引出される。したがって、該イオンビームは、集束レ
ンズ9で集束されるまでは縦方向に広くなっている。
【0006】一方、水平方向に関しては、幅の狭いイオ
ン源6の引出し口に設置されたスリット12を出たイオ
ンビームは、2重極電磁石8の曲げ面で、一次の集束作
用によって、たとえば90°程度、そのラインが曲げら
れる際に、一旦拡がり、再び出口側で集束する。その集
束する焦点に設置された質量分析スリット13を通過し
て、集束レンズ9で所望とする形状に成形および集束さ
れて、高周波加速管2の入射口に設置された質量分析ス
リット14を通過し、前記高周波加速管2への入射のた
めに必要な形状で、しかも径の小さいビームに形成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
るイオン注入装置1では、前記イオン源6の引出し口を
光源とすると、2重極電磁石8の焦点に質量分析スリッ
ト13が配置され、また集束レンズ9の焦点やや手前に
質量分析スリット14が配置されることになる。前記質
量分析スリット13部分では、2重極電磁石8の運動分
解能(P/ΔP)の設定にもよるけれども、通常のイオ
ン注入装置では、イオンビームは2〜4(mm)程度に
集束されている。したがって、この質量分析スリット1
3部分では、イオンビームの電流密度が非常に高くな
り、イオンビーム自身の空間電荷でエミッタンス増加を
招くという問題がある。
【0008】また、質量分析スリット13は、2重極電
磁石8の焦点および集束レンズ9の光源点となるように
設置しなければならず、したがって2重極電磁石8と集
束レンズ9との間が長くなり、入射器5内でのイオンビ
ームのライン長が長くなってしまう。このため、大電流
のイオンビームを効率良く輸送することができないとい
う問題がある。
【0009】本発明の目的は、イオンビームのエミッタ
ンス増加を抑制することができるとともに、小形化を図
ることができる高周波加速管の入射器およびそれを備え
る高周波大電流イオン注入装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る高
周波加速管の入射器は、イオンを生成するイオン源と、
イオンに初期加速を与えて前記イオン源から引出す引出
し電極と、2重極電磁石、集束レンズおよび質量分析ア
パーチャを有する質量分析系とを備える高周波加速管の
入射器において、前記集束レンズを前記2重極電磁石の
焦点となる位置よりも2重極電磁石寄りに配置すること
を特徴とする。
【0011】主加速管にイオンビームを入射するための
入射器において、通常、中または大電流機では、イオン
源から帯状のイオンビームが引出され、たとえばそのイ
オンビームが垂直方向に伸びて引出されると、水平面上
でその軌跡が曲げられて質量分析が行われる場合、前記
イオンビームは2重極電磁石および集束レンズの前後
で、それぞれ水平方向にそのビーム幅が絞られた焦点が
存在してしまうのに対して、上記の構成によれば、2重
極電磁石と集束レンズとの間にそのような焦点が存在し
なくなるように、両者を相互に近接配置する。
【0012】しかしながら、この場合、これら2重極電
磁石と集束レンズとの間に通常配置される質量分析アパ
ーチャが配置されなくなるので、イオンの質量mに対す
る分析可能な質量Δmの比である分解能の低下を招いて
しまうけれども、後段に配置される高周波加速管は加速
すべきイオン種に対応した高周波電界でイオンを加速す
るので、或る程度のイオン選択性を有しており、このよ
うな高周波加速管と組合わせて使用する場合には、被照
射物へ照射されるイオンビームには充分な分解能を得る
ことができる。
【0013】したがって、2重極電磁石と集束レンズと
の間から質量分析アパーチャを無くし、入射器内のビー
ムライン長を短くし、該入射器を小型化することができ
る。また、2重極電磁石と集束レンズとの間でビーム電
流密度が高くなる箇所を無くし、イオンビームのエミッ
タンス増加を抑制することができる。
【0014】また、請求項2の発明に係るイオン注入装
置は、前記請求項1で示す入射器を備え、前記高周波加
速管は、高周波4重極加速器またはギャップ式高周波加
速器の少くとも何れか一方を1または複数段有すること
を特徴とする。
【0015】上記の構成によれば、前記高周波4重極加
速器やギャップ式高周波加速器が上記ビーム選択性を有
していることを利用して、請求項1で示すような入射器
を用いても、イオン注入装置として充分なイオンビーム
分解能を有するように構成することができる。その上
で、上記のようにエミッタンス増加の抑制およびビーム
ライン長の短縮化が特に大電流機で大きな効果があるこ
とに着目し、このような構成を高周波大電流イオン注入
装置に用いている。
【0016】したがって、高周波大電流イオン注入装置
を小型化および高効率化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図6に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0018】図1は、本発明の実施の一形態のイオン注
入装置21の概略的構成を示す平面図である。このイオ
ン注入装置21は、高周波加速管22を用いて、照射室
23内の被照射物である半導体ウェハ24に、たとえば
+ などの比較的軽いイオンを、たとえば50(MH
z)の高周波で高エネルギに加速し、かつ大電流で注入
を行うものである。
【0019】主加速管である高周波加速管22へイオン
ビームを導入する入射器25において、イオン源26で
生成されたイオンは、引出し電極27によって所定の初
期エネルギ、たとえば数keV〜100keVまで加速
されて引出される。このとき、接地電位の引出し電極2
7に対して、高電圧電源20からイオン源26へは、正
イオンを引出す場合には正の高電圧が与えられ、負イオ
ンを引出す場合には負の高電圧が与えられる。こうして
引出されたイオンは、2重極電磁石28および集束レン
ズ29によって、前記高周波加速管22の入射口で必要
な、集束し、かつ小さなビームに成形されるとともに、
所望とするイオン種のビームのみに質量分離される。
【0020】前記高周波加速管22で加速または減速さ
れたイオンビームは、必要に応じて設けられるエネルギ
分析器30において、所望とするエネルギのイオンのみ
が選択された後、前記照射室23内のウェハ24に照射
される。ウェハ24を搭載するディスク31は、水平軸
線、すなわちビーム進行軸と平行な軸線回りに回転可能
であり、かつ前記ビーム進行軸と垂直な鉛直平面に対し
て、往復変移可能に構成されている。したがって、前記
イオンビームはウェハ24に均等に照射される。
【0021】注目すべきは、本発明では、2重極電磁石
28の焦点位置よりも該2重極電磁石28寄りに集束レ
ンズを設置するなどして、イオンビームの前記焦点が高
周波加速管22の入射口1点のみとなるようなビームラ
イン構成とし、入射器25内に質量分析スリットを設け
ないようにしていることである。
【0022】表1に、入射器25の具体的なパラメータ
の一例を示し、図2に、イオン源26から引出されるイ
オンビームが垂直方向に長い帯状のイオンビームとした
場合に、前記パラメータに従って形成された入射器25
内のビームエンベロープを示す。図2において、横軸は
イオン源26の引出し口を起点として、高周波加速管2
2の入射口までの距離を示し、縦軸はビーム幅を示して
いる。
【0023】
【表1】
【0024】ただし、Xを水平方向とし、Yを垂直方向
としている。また、座標の回転は、水平軸線を回転させ
ることを表し、上述のように45°であると、回転後の
ビームは、水平方向成分と垂直方向成分とが等しく、対
称になる。特に、高周波加速管22が後述するような高
周波4重極加速器である場合に、この45°の座標の回
転は好適である。さらにまた、2重極電磁石扇部におけ
るインデックスは、−(ΔB/B)/(Δr/r)で表
され、半径方向の距離の微少変化に対する磁場の変化の
割合を表す。
【0025】図2を参照して、大電流の該イオン注入装
置21では、上述のように、たとえば垂直方向に長い帯
状のイオンビームが引出される。このイオンビームは、
水平方向の発散が大きく、垂直方向の発散が小さくなっ
ている。イオン源26から引出されたイオンビームは、
スリット32からドリフト空間を通過して、2重極電磁
石28に入射される。
【0026】前記2重極電磁石28の入射端部は、入射
方向に対して所定角度だけ垂直軸線回りに傾けられてお
り、該2重極電磁石28の入射端部は、水平方向に対し
て集束、垂直方向に対して発散作用をイオンビームに与
える。2重極電磁石28は、水平方向、すなわちイオン
ビームが曲がる方向に対しては集束作用を有し、垂直方
向にはドリフト空間と同様となる。さらに該2重極電磁
石28の出射端部は、入射端部と同様に、出射方向に対
して所定角度だけ垂直軸線回りに傾けられており、これ
によって水平方向に発散、垂直方向に集束作用をイオン
ビームに与える。2重極電磁石28からのイオンビーム
は、ドリフト空間を通過して、集束レンズ29に入射さ
れる。
【0027】集束レンズ29は、たとえば2段の4重極
電磁石で構成されており、垂直方向および水平方向の磁
界の強さがそれぞれ個別に制御されている。たとえば第
1段目の4重極電磁石では、水平方向に発散、垂直方向
に集束作用をイオンビームに与え、第2段目の4重極電
磁石では、逆の作用をイオンビームに与え、これら2連
の4重極電磁石によって、水平方向および垂直方向のい
ずれの方向にも集束作用が働くようになる。
【0028】こうして高周波加速管22の入射口では、
集束していて、かつ径の小さいイオンビームとなり、質
量分析スリット33を通過した後、該高周波加速管22
に入射される。
【0029】上述のように構成される入射器25におけ
るビームラインの基本仕様は、以下の通りとなる。
【0030】
【表2】
【0031】ここで、分解能m/Δmが46.9となっ
ている。この分解能m/Δmは、一般的な中電流機で1
00程度である。したがって、このままの分解能では、
たとえばKr84とKr86とのように比較的重い粒子の場
合には、充分な選択ができなくなってしまう。
【0032】しかしながら、本発明は、たとえばB10
11とのように、比較的軽い粒子を、50(MHz)程
度以上の高周波で加速または減速するイオン注入装置を
対象としている。また、高周波加速管22として、たと
えば前記高周波4重極加速器を組合わせると、該高周波
加速管22のビーム選択性能と併せて、分解能の合計値
は100程度とすることができる。したがって、実用
上、何ら問題はない。
【0033】前記高周波加速管22は、或る程度のビー
ム選択性を有する、たとえば前記50(MHz)程度以
上の高周波電界で加速または減速を行う構成であればよ
く、たとえば図3〜図6で示すように構成することがで
きる。
【0034】図3〜図6は、加速管の鉛直断面を模式的
に示す図である。図3の例は、高周波4重極加速器41
の例であり、たとえば特許第2569812号公報や本
件出願人による特願平9−217674号などに示され
ている。
【0035】また、図4の例は、2ギャップ式の高周波
加速器42とビーム集束レンズ43とを一組として、多
数組縦続接続して構成した例である。
【0036】さらにまた、図5の例は、3ギャップ式の
高周波加速器44と前記ビーム集束レンズ43とを一組
として、多数組縦続接続した例である。前記3ギャップ
式の高周波加速器44は、たとえば本件出願人が先に提
案した特願平10−23648号等で詳細が示されてい
る。
【0037】さらにまた、図6の例は、前記高周波4重
極加速器41と高周波加速器(図6の例では3ギャップ
式の高周波加速器44)を組合わせた例である。
【0038】このように本発明に従うイオン注入装置2
1では、入射器25内でイオンビームの電流密度が高く
なるところを無くし、高周波加速管22の入射口の1カ
所のみに質量分析スリット33を設けるようなビームラ
イン構成とするので、イオンビームのエミッタンス増加
を抑制し、高効率化を図ることができる。また、ビーム
ライン長を短くすることができ、小形化を図ることがで
きるとともに、大電流のイオンビームを、効率良く輸送
することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明に係る高周波加速管の入
射器は、以上のように、主加速管にイオンビームを入射
するための入射器において、通常、質量分析を行う2重
極電磁石および集束を行う集束レンズの前後で、それぞ
れビーム幅が絞られる焦点が存在してしまうのに対し
て、2重極電磁石と集束レンズとの間にそのような焦点
が存在しなくなるように、両者を相互に近接配置し、両
者間から質量分析アパーチャを削除する。これによって
生じる分解能の低下は、後段の高周波加速管が有するイ
オン選択性で補償することができ、被照射物へ照射され
るイオンビームには充分な分解能を得ることができる。
【0040】それゆえ、2重極電磁石と集束レンズとの
間から質量分析アパーチャが無くなり、入射器内のビー
ムライン長を短くし、該入射器を小型化することができ
る。また、2重極電磁石と集束レンズとの間でビーム電
流密度が高くなる箇所が無くなり、イオンビームのエミ
ッタンス増加を抑制することができる。
【0041】また、請求項2の発明に係るイオン注入装
置は、以上のように、前記請求項1で示す入射器を備
え、前記高周波加速管として、ビーム選択性を有する高
周波4重極加速器またはギャップ式高周波加速器の少く
とも何れか一方を1または複数段有するように構成し、
請求項1で示すような入射器を用いても、イオン注入装
置として充分なイオンビーム分解能を有するように構成
した上で、前記エミッタンス増加の抑制およびビームラ
イン長の短縮化が特に大電流機で大きな効果があること
を利用し、このような構成を高周波大電流イオン注入装
置に用いる。
【0042】それゆえ、高周波大電流イオン注入装置を
小型化および高効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のイオン注入装置の概略
的構成を示す平面図である。
【図2】図1で示すイオン注入装置における入射器内の
ビームエンベロープを示すグラフである。
【図3】図1で示すイオン注入装置に用いられる高周波
加速管の一例を模式的に示す鉛直断面図である。
【図4】図1で示すイオン注入装置に用いられる高周波
加速管の他の例を模式的に示す鉛直断面図である。
【図5】図1で示すイオン注入装置に用いられる高周波
加速管のさらに他の例を模式的に示す鉛直断面図であ
る。
【図6】図1で示すイオン注入装置に用いられる高周波
加速管のさらに他の例を模式的に示す鉛直断面図であ
る。
【図7】典型的な従来技術のイオン注入装置の概略的構
成を示す平面図である。
【図8】図7で示すイオン注入装置における入射器内の
ビームエンベロープを示すグラフである。
【符号の説明】
20 高電圧電源 21 イオン注入装置 22 高周波加速管 23 照射室 24 ウェハ 25 入射器 26 イオン源 27 引出し電極 28 2重極電磁石(質量分析系) 29 集束レンズ(質量分析系) 30 エネルギ分析器 31 ディスク 32 スリット 33 質量分析スリット(質量分析アパーチャ、質量
分析系) 41 高周波4重極加速器 42 高周波加速器 43 ビーム集束レンズ 44 高周波加速器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンを生成するイオン源と、イオンに初
    期加速を与えて前記イオン源から引出す引出し電極と、
    2重極電磁石、集束レンズおよび質量分析アパーチャを
    有する質量分析系とを備える高周波加速管の入射器にお
    いて、 前記集束レンズを前記2重極電磁石の焦点となる位置よ
    りも2重極電磁石寄りに配置することを特徴とする高周
    波加速管の入射器。
  2. 【請求項2】前記請求項1で示す入射器を備え、前記高
    周波加速管は、高周波4重極加速器またはギャップ式高
    周波加速器の少くとも何れか一方を1または複数段有す
    ることを特徴とする高周波大電流イオン注入装置。
JP14338198A 1998-05-25 1998-05-25 高周波加速管の入射器およびそれを備える高周波大電流イオン注入装置 Pending JPH11337699A (ja)

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