JPH03171524A - 残留ガスの排出方法 - Google Patents

残留ガスの排出方法

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Publication number
JPH03171524A
JPH03171524A JP31179389A JP31179389A JPH03171524A JP H03171524 A JPH03171524 A JP H03171524A JP 31179389 A JP31179389 A JP 31179389A JP 31179389 A JP31179389 A JP 31179389A JP H03171524 A JPH03171524 A JP H03171524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
residual gas
gas
discharge
space
nitrogen gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP31179389A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakahara
中原 裕之
Masayuki Wakitani
雅行 脇谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03171524A publication Critical patent/JPH03171524A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (wi  要〕 プラズマディスプレイパネル(FDP)などの表示装置
の製造に好適な残留ガスの排出方法に関し、 所定時間における残留ガスの排出量の増大を図ることを
目的とし、 密閉容器の内部を真空状熊とするための特定の残留ガス
の排出方法であって、前記密閉容器を加熱しつつ排気を
行い、加熱状態にて窒素ガスを充填し、再び排気を行う
ことによって当該窒素ガスとともに前記残留ガスを排出
することを特徴として構威される. 〔産業上の利用分野〕 本発明は、PDPや蛍光表示管などの表示装置の製造に
好適な残留ガスの排出方法に関する.FDPやCRTデ
ィスプレイのように、少なくとも製造段階にて真空状態
が形威される各種の表示装置では、真空状態の良否が装
置の信頼性及び寿命に影響を与える.それ故、残留ガス
をできるだけ除去した良質の真空状態の形成が要望され
ている。
〔従来の技術〕
周知のように、FDPは、表示面側及び背面側の一対の
透明基板を放電間隙を設けて対向配置し、透明基板の内
側に設けた電極によって画定される放電セルを選択的に
発光可能に構威されている。
例えば、AC(交流)駆動方式の対向電極型PDPの製
造においては、一対のガラス基板のそれぞれの表面に、
複数の帯状の電極、誘電体層、保isを順次形威し、各
ガラス基板の電極が格子状に対向するように両ガラス基
板を所定の間隙を設けて配置し、封止ガラスによって周
囲を密封する。
その後、排気処理によって間隙を真空状態とし、所定の
圧力となるように放電用のガスを封入する。
従来では、排気処理として、一対のガラス基板を加熱(
ベーキング)した状態で、真空ポンプを用いて数時間に
わたる内部気体の吸引が行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
言うまでもなく、排気処理においては、残留ガスをでき
る限り排出し、より高真空を得ることが望ましい。
しかしながら、上述したように加熱状態で吸引を継続す
るだけの従来の排出方法では、加熱温度を適宜選定する
ことによって残留ガスがある程度まで徘出された後は、
その後に長時間の吸引を継続しても、次第に排出量が減
少することとなり、内面に吸着した残留ガスを充分に排
出することができないという問題があった。
言い換えれば、生産性の上で実際的な時間の排気処理で
は、残留ガスの排出が不十分になるという問題があった
このため、例えばMgO (酸化マグネシウム)などか
らなる保護膜を有したFDPにおいては、製造段階で大
気中から付着した各種の不純或分の内、特にCO(一酸
化炭素)が保護膜に吸着して残留することとなり、これ
によって放電特性や寿命に悪影響が及ぶことがあった。
本発明は、上述の問題に鑑み、所定時間における残留ガ
スの排出量の増大を図ることを目的としている. [課題を解決するための手段] 本発明は、上述の課題に鑑み、第1図及び第2図に示す
ように、密閉空間l9を真空状態とするための特定の残
留ガスの排出方法であって、前記密閉空間19を加熱し
つつ排気を行い、加熱状態にて窒素ガスを充填し、再び
排気を行うことによって当該窒素ガスとともに前記残留
ガスを排出することを特徴として構威される。
〔作 用〕
密閉空間19に対して、加熱しつつ排気が行われ、加熱
状態にて窒素ガスが充填される。
加熱により熱エネルギーを得て内部を運動する窒素ガス
(分子)が、密閉空間19の内部に吸着している残留ガ
ス(分子)に衝突することにより、両分子間で運動エネ
ルギーの交換が起こり、残留ガスは吸着状態から解放さ
れて密閉空間19を自由に運動する。
この状態で再び排気を行うことにより、窒素ガスととも
に残留ガスが排出される. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第3図は本発明の実施に係るPDP Iの断面図である
. PDP 1は、表示側のガラス基板11、背面側のガラ
ス基板12、各ガラス基仮11..12の表面に形威さ
れたX電極3及びY電極4、遮光マスク20、低融点ガ
ラスからなる誘電体層15.16、酸化マグネシウムか
らなる保護層21,22、周囲を密封する封止ガラス1
7、及び球状のスペーサ8.8・・・などから構威され
、スペーサ8によって間隙寸法が規定された内部の放電
空間19には、ネオン(Ne)及びキセノン(Xe)の
混合ガスが封入されている。第3図において、ガラス基
板1lの上面が表示面となる。
なお、PDP 1の製造段階においては、放電空間19
を真空状態とした後に混合ガスを注入するために、封止
ガラス17に図外の通気路が設けられる. 第2図は本発明を実施するための排気装置3oの概略の
構威を示す図である. 排気装置30は、封止ガラス17による密封工程を経た
段階の多数のPDP1aを一括して加熱可能なベーキン
グ炉3l、配管34を介して各PDP1aの放電空間1
9の内部気体を吸引する真空ポンプ32、窒素ガスボン
ベ35、混合ガスボンベ3G、及びPDPlaに対する
排気又はガスの充填を切り換えるための弁装置33から
構或されている。なお、窒素ガスポンベ35及び混合ガ
スボンベ36には、ガス圧を調整するための調圧弁が設
けられている. 第1図は本発明に係る排気処理を示す図である.第2図
をも参照しつつ、まず、多数のPDP 1aをベーキン
グ炉31内にてそれぞれ配管34に接続する。そして、
各ボンベ35.36に至る経路が閉じ、配管34と真空
ボンプ32とが連通ずるように弁装置33を切り換える
. 常温で、PDP 1 aに対する排気を開始し、放電空
間19が1 0−’ [To r r]程度の真空状態
になった時点10で、排気を行いっつベーキング炉31
による加熱を始め、PDP1aを昇温する.加熱により
、放電空間19の残留ガスの運動が活発になる.したが
って、残留ガスが真空ポンプ32によって吸引され易く
なり、ベーキング炉31内の温度が350[’C]に達
した時点t1で、放電空間19は1 0−S[To r
 rl程度の真空状態になる. その後、350[”C]の温度を時点t1〜t2までの
約4時間の期間Tにおいて一定に保ち、ベーキングを継
続する. 本実施例では、ベーキング中の期間Tにおいて、放電空
間19への窒素ガス(N2)の充填と排気とを30分毎
に交互に行う。
すなわち、時点t1で弁装置33を切り換え、配管34
と窒素ガスポンベ35とを接続し、放電空間19の圧力
が500 〜600 [Torr]になるようにN.を
充填する。
これにより、熱エネルギーを得て放電空間19を活発に
運動するN t (分子)が、保護層21.22の表面
などに吸着している残留ガス(分子)に衝突し、両分子
間で運動エネルギーの交換が起こり、残留ガスが弾き飛
ばされるように吸着状態から解放されて放電空間l9で
活発に運動する。
1回目のNtの充填から30分が経過した時点で、弁装
置33を切り換え、一旦、真空ポンプ32によって放電
空間19の内部気体の吸引を行う.これにより、吸着状
態から解放された特定の残留ガスは、N2とともに排気
される. 30分の排気の後に、2回目のN,の充填を行って再び
排気する。以降、N2の充填及び排気を数回繰り返す. 期間Tが終了すると、排気を続けながら、べ一キング炉
31による保温を停止し、PDP 1 aを自然冷却す
る。
その後においては、放電空間l9に、混合ガスボンベ3
6から放電用の混合ガスを500〜600 [To r
 r]の圧力になるように封入し、PDPIを完戒する
. 上述の実施例によれば、残留ガスの内のCOは、N.と
分子量が等しい(ともに分子量は28)ので、N!との
運動エネルギーの交換の効率が高く、吸着状態から解放
されて排出され易い.つまり、分子を衝突させて物理的
に残留ガスの吸着状態を解くために充填するガスをN2
とすることにより、特にPDP 1において放電特性や
寿命に対する影響が大きい残留ガスとして知られるCO
を効率よく排出することが可能となり、PDP1の信頼
性の向上及び長寿命化を図ることができる. 上述の実施例において、排気処理についての設定条件(
排気プロファイル)、すなわち、加熱温度、N,の充填
圧力、充填期間又は排気期間の長さ、N,の充填と排気
の繰り返しの回数などは、排気処理の対象に応じて適宜
設定することができる. 上述の実施例においては、PDP 1を製造するための
排気処理を例示したが、真空状態の形戒を必要とする各
種の装置、例えば、蛍光表示管やCRTの製造などに際
しても本発明を適用することができる. 〔発明の効果〕 本発明によれば、所定時間における残留ガスの排出量の
増大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る排気処理を示す図、第2図は本発
明を実施するための排気装置の概略のfJI戒を示す図
、 第3図は本発明の実施に係るFDPの断面図である。 図において、 19は放電空間(密閉容器)、 35は窒素ガスボンベである。 本発明に係る排気処理を示す図 第 1 図 第 2 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)密閉空間(19)を真空状態とするための特定の
    残留ガスの排出方法であって、 前記密閉空間(19)を加熱しつつ排気を 行い、加熱状態にて窒素ガスを充填し、再び排気を行う
    ことによって当該窒素ガスとともに前記残留ガスを排出
    する ことを特徴とする残留ガスの排出方法。
JP31179389A 1989-11-29 1989-11-29 残留ガスの排出方法 Pending JPH03171524A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31179389A JPH03171524A (ja) 1989-11-29 1989-11-29 残留ガスの排出方法

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JP31179389A JPH03171524A (ja) 1989-11-29 1989-11-29 残留ガスの排出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03171524A true JPH03171524A (ja) 1991-07-25

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ID=18021518

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JP31179389A Pending JPH03171524A (ja) 1989-11-29 1989-11-29 残留ガスの排出方法

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JP (1) JPH03171524A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5496201A (en) * 1994-06-16 1996-03-05 Industrial Technology Research Institute Extendable exhausting assembly for the manufacture of gas discharge lamps

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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