JPH03169211A - 波付管切断機 - Google Patents

波付管切断機

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JPH03169211A
JPH03169211A JP1306156A JP30615689A JPH03169211A JP H03169211 A JPH03169211 A JP H03169211A JP 1306156 A JP1306156 A JP 1306156A JP 30615689 A JP30615689 A JP 30615689A JP H03169211 A JPH03169211 A JP H03169211A
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cutting
corrugated tube
corrugated pipe
cutting tool
ring
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JP1306156A
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Hiroshi Tanaka
洋 田中
Hiroo Sakuragi
櫻木 博夫
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、波f」管切断機に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) ケーブルの保護被覆として、アルミニウム或いはステン
レス等の金属部材により形成された波付管(シース)が
あり、この波付管としては第23図に示すように螺旋状
をなす波付管101がある。このような波付管101に
より保護された幹線ケーブルを長尺布設するために接続
する場合、幹線ケプルに支線ケーブルを分岐接続するよ
うな場合等当該波付管101の一部を切断して剥離する
必要かある。
この波イ1管101を真直角即ち、軸方向に垂直に切断
する場合には、当該波付管101の回りにカッ夕等の切
削器具を真直角に当てて回転させながら切断することが
必要である。ところか波付管101を一点鎖線M − 
M“の箇所で切断する場合、当該波{−J管101の外
径DAの中心に対してほほ力ツタの倣い外径(山の部分
101aと谷の部分10lbとの外径から波付管101
の肉厚tを差し引いた部分の距離)DBの中心が偏心し
ているために、カッタが波{−1管101の外周を1回
転する間に偏心して回転し、しかも、山の部分101a
と谷の部分10lbとを斜めに横切ることとなる。この
ため、このような螺旋状の波付管101を真直角に切断
することは中々困難である。特に、波付管がステンレス
の場合にはその切断は容易ではない。
このような螺旋状の波付管の切断機としては、例えば、
回転力ツタにより波付管を切断するようにした「スパイ
ラルコルゲート管切断機」 (実開平1−138521
号公報)がある。
しかしながら、このように回転力ツタによりスパイラル
コルゲート管を切断すると、切削屑が粉状になり、飛散
して周囲に付着し易く、また、粉状の切削屑がスパイラ
ルコルゲート管内に残り、ケーブルの絶縁上の点ても好
ましくない等の問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、切削屑を周
囲に飛散させることなく螺旋状の波付管を真直角に容易
に切断することが可能な波付管切断機を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、円筒状をな
し一端の外周面にレール面が形或され、他端に駆動諒に
接続されるギヤボックスか設けられ波付管の切断部近傍
に着脱可能に外嵌固定される半割型レールと、リング状
をなし一端に前記レール面に転動可能に当接するローラ
か設けられ、他端に前記ギヤボックスのギヤと噛合する
ギヤが設けられ前記半割型レールに着脱自在に外嵌装着
される半割型の回転リングと、前記波付管の切断部より
も大径の半円弧状をなし、中央が前記回転リングに揺動
可能に支持され、直径」一の一端に切削バイトが装着さ
れた切削部が、他端に前記バイトと一直線上に対向し前
記バイトに前記波付管を押圧するガイドリングが設けら
れたガイド部が対峙して配置され、前記回転リングの回
転に伴い前記波付管の外径に対する前記バイトの倣い外
径の偏心量に応じて揺動するアームとを備えた構成とし
たものである。
更に、ガイドリングは、先端の両側を当該先端の外径よ
りも僅かに小径とし、段差状をなす肩部を設けた構或と
したものである。
(作用) 切断すべき波付管に半割型レールを外嵌固定し、この半
割型レールの一端に半割型の回転リングを外嵌装着し、
レール面にローラを転動可能に当接させると共にギヤを
半割型レールのギヤボックスのギヤに噛合させる。次い
で、アームの切削部の切削バイトを前記波付管の切断す
べき箇所の直径上の一側に当接させ、他側にガイド部の
ガイドリングをばね力により圧接させ、波付管に切削バ
イトを押圧させる。
次に、ギヤボックスの入力軸を回転させ、歯車系を介し
て回転リングを回転させる。この回転リングの回転と共
にアームが波付管の回りを回転し、切削バイl・が波付
管を切削する。アームは、波付管の外径とバイトの倣い
外径(当該波{−1管の山の部分と谷の部分とを通る外
径から波付管の肉厚を差し引いた部分の距離)との偏心
量に応じて揺動して当該偏心量を吸収する。これにより
切削バイトは波付管を無理なく真直角に切断することか
できる。また、前記ガイドリングは、切断後肩部により
本体側に係止されて不必要に深く食い込むことが防止さ
れる。
切削バイトによる切削屑は、細い糸状をなし、従って、
切削屑が飛散して周囲にイ」着したり、波付管内に残る
ことはない。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図乃至第3図は本発明に係る波付管切断機を示し、
波付管切断機1は、保護管100に着脱可能に外嵌固定
される半割型レール2と、当該半割型レール2に回転可
能、且つ着脱可能に装着される回転リング3と、この回
転リング3にその中央か揺動可能に支持された半円弧状
のアーム5と、当該アーム5の直径上の両端に対峙して
配設され波付管101を切断する切削部6及びガイド部
7等により構或されている。
半割型レール2は、第4図及び第5図に示すように円筒
状をなし、外周面の一端には2本のレール面2a、2b
及びこれらのレール面の間に環状の溝2cが形或されて
いる。この半割型レール2は、その直径位置で2分割さ
れて半割部20、20゛  とされており、これら両者
の合わせ部の各一端はヒンシ2lにより連結され、各他
端には固定プレー1− 22a、受けプレー1−22b
及び締付ボルト22C及び蝶ナット22dからなる係止
機構22が設けられており、開閉可能とされている。
一方の半割部20の他端には周方向に所定の間隔て押え
部23、23が設けられており、他方の半割部20゜の
他端の略中央にはギヤホツクス24が設けられている。
押え部23は、第6図及び第7図に示すように半割部2
0に長手方向に沿って穿設された長孔2Oa内に僅かな
ギャップで嵌挿され半径方向に進退可能な押えプレート
23aと、当該半割部20の外周面に長孔20aを閉塞
するように配設されてねじ23cにより固定され中央に
ねし孔23b’が設けられた押えピース23bと、一端
が押えプレート23aの中央に穿設された孔23a゜に
嵌挿固定され、他端のねじ部が押えピース23bのねし
孔23b’に螺合された六角穴付ボルト23dとにより
構或されている。
この押えプレート23aはボルh23dを回すことによ
り半割型レール2の半径方向に進退可能とされており、
保護管100の外周面に押え付けられて当該半割型レー
ル2を保護管100に強固に固定するようになっている
ギヤボックス24は第8図及び第9図に示すように構或
されており、ケーシンク24aに入力軸24bがベアリ
ングを介して回転可能に軸支され、当該入力軸24bの
両端はケーシング24aの両側に突出しており、各端面
には角穴24b゜、24b゜が穿設されている。この入
力軸24bは略中央にウオーム24cが固定されており
、当該ウォーム24cと噛合するウォームホイール24
dの回転軸24eの一端にはキャ24[が固定されてい
る。そして、入力軸24bの一端には第1図に二点鎖線
で示すようにカップリング25を介して動力源例えば、
電気トリル26のチャック26aが連結され、他端には
ハンドル27が着脱可能とされている。尚、電気ドリル
26とハンドル27とは入力軸24bの何れの側にも取
り付け可能とされている。
回転リング3は、第10図乃至第13図に示すように直
径位置よりも僅かにずれた位置で半割部30、30゜ 
に2分割されて半割型とされており、これらの半割部3
0と30′ との各合わせ部の一側はヒンジ31により
連結され、他側には固定プレート32a、受けプレート
32b、締付ボルト32c及び蝶ナット32dとからな
る係止機構32が設けられており、開閉可能とされてい
る。
これらの半割部30、30゛ には夫々所定の間隔で軸
方向に孔30a 、30a 、30゜a、30゜a(第
10図)が穿設されており、一方の半割部30の孔30
aの一側には周方向に沿うスリッl−30bが、他側に
は半径方向に螺子孔30C(第11図)が設けられてい
る。
また、他方の半割部30′ には直径位置の両端にガイ
ド機構33、33が配設されている。
半割部30の各孔30aには偏心シャフト34(第12
図、13図)が嵌挿されており、当該偏心シャフト34
の両端にはベアリングシャフト35、35を介してロー
ラ36、36が軸支されている。アジャストハンドル3
7の先端はスリット30bに僅かなギャップで嵌挿され
て偏心シャフト34の一端に螺着固定され、基端は半割
部30の外方に突出している。また、ロックハンドル3
8はほほL字状をなしており、一端のねじ部が当該半割
部30のねし孔30cに螺合して偏心シャフト34の他
端の外周面に当接可能とされている。
アジャス1・ハンドル37は、偏心シャフト34を回動
させるためのもので、第l2図に実線で示す状態におい
てはローラ36、36が半割部30の内周面よりも僅か
に引っ込み、矢印八方向に二点鎖線で示す位置までほぼ
90°回動させることによりローラ36、36が当該半
割部30の内周面から内方に僅かに飛び出すようになっ
ている。ロックハンドル38は基端を回動させることに
よりねじ部が進退し、例えば、時計方向に回動させると
ねじ部の先端が偏心シャフト34に圧接して当該偏心シ
ャフトをロックして回動不能とし、半時計方向に戻すこ
とにより偏心シャフl・34を再び回動可能とする。
他方の半割部30゛ の軸孔30゜aにはシャフト34
゛が嵌挿されており、当該ンヤフl−34’ の両端に
は各々ベアリングシャフト35’ 、35′ を介して
ローラ36’ 、36’ が軸支されている。これらの
各ロラ36゜、36′は半割部30’ の内周面から内
方に僅かに飛び出している。
半割部30゛ の各ガイド機構33の装着部には第15
図に示すように同心的に孔30’b, 30“C、30
゛dか穿設されており、ガイド機構33は第lO図、第
14図及び第15図に示すようにセッテングホルダ40
、セッテンクシャフト4Lカムフロー42、スプリング
43等により構成されている。セッテングホルダ40は
、中心に孔40aか穿設されており、端面には第11図
及び第14図に示すように十字状のスリット40b、4
0cが軸方向に設けられており、一方のスリッ1・40
bは浅<、他方のスリット40cは当該セッテングホル
ダ40の約半分程度まで深く形成されている。
そして、このセッテングホルダ40の一端は大径の孔3
0′bに嵌合され、ねじ44により半割部30′ の外
周面に固定されている。
セッテングシャヤフト41は、先端がセッテングホルダ
40の孔40aを挿通して孔30′cに嵌挿され、当該
半割部30′ の半径方向に進退可能とされており、先
端面にはカムフロー42が回転可能に軸支されている。
このセッテングシャフト41の基端にはプルパー45が
直径方向に貫通固定されており、ほぼ中央にはスプリン
グピン46が直径方向に貫通固定されている。このスプ
リングピン46はセッテングホルダ40のスリット40
b又は40cに嵌合可能とされている。
カムフォロー42は半割部30′ の最小径の孔30゜
dに僅かなキャップで回転可能に収納される。スプリン
グ43は、セッテンクホルダ40とセッテンクシャフト
41との間に介在されており、当該セッテングシャフト
41に半割部30′ の半径方向内方に向う偏倚力を付
与している。
カムフォロー42は、プルパー45をスプリング43の
ばね力に抗して引き、セッテングシャフト41を引き出
し、スプリングピン46をセッテングホルダ40の浅い
方のスリット40bに嵌合させた状態において孔30′
d内に引っ込む。また、この状態からプ/L/ハー45
を僅かに引き、90°回動させて深い方のスリット40
cに嵌合させると、セッテングホルダ41がスプリング
43のばね力により内方に押され、カムフォロー42は
、第15図に実線で示すようにその約半分程度か孔30
゜Cから突出する。
この回転リング3は、第3図に示すように半割型レール
2の一端に後述するように装着された状態において、各
ローラ36、36゜がレール面2a, 2bに当接して
転動可能とされ、カムフォロー42が環状の溝2cに嵌
合して当該回転リング3の軸方向への動きを規制する。
これにより回転リング3は、半割型レール2に回転可能
、且つ軸方向に移動不12 能に装着される。
回転リング3の反ローラ側の端面には第3図に示すよう
にリング状のアダプタ47を介して大径のリング状のキ
ャ48が固定されている。これらのアダプタ47及びギ
ャ48は回転リング3の各半割部30、30′ と同様
に分割されており、これらと一体的に開閉可能とされて
いる。このギャ48は、半割型レール2の反レール面側
に僅かなキャップで外嵌され、回転リング3と共に半割
型レール2の回りを回転可能とされている。
ギャ48は、回転リング3が半割型レール2に装着され
た状態において第8図及び第9図に示すようにギヤボッ
クス24のギヤ24fと噛合される。これにより回転リ
ング3は、入ノノ軸24b(第8図)の回転に伴い半割
型レール2の周囲を回転可能とされる。
第1図、第2図、第16図及び第l7図に示すようにア
ーム5は、略半円状をなす板体により形成されており、
中央に孔5aが穿設されており、直径」一の両端には夫
々切削部6、ガイ1・部7が対峙して配設されている。
また、両端近傍にはほぼ幅方向に長孔5b, 5bが穿
設されている。このカッテングアーム5の中央の孔5a
にベアリング50が装着固定され、当該ベアリング50
は第2図及ひ第3図に示すようにベアリングシャフト5
1を介して軸受ブロック52に揺動可能に支持されてい
る。そして、この軸受ブロック52は回転リング3の半
割部30′の中央に固定される。
また、アーム5は、両端の長孔5b, 5bを挿通ずる
ホルト53、53により前記半割部30′ に連結され
ており、回転リング3に対して矢印B又はB゛方向に揺
動可能に、且つ軸方向に変位不能に支持される。
第16図、第17図において、切削部6のバイトホルダ
60は取イ」ノブ61を介してアーム5の直径上の一端
に着脱可能に取り付けられており、当該バイトホルダ6
0にはカッタホルダ62がアーム5の直径方向に摺動可
能に配設されている。このカッタホルダ62は、バイト
ホルダ60の一端面60aに穿設された孔に回転可能に
装着された調整ノブ63のねし部に螺合されており、当
該調整ノブ63の回転により矢印C又はC′で示すよう
に前記直径方向に進退可能とされている。
バイトホルダ60には切削バイ1・65が着脱可能に、
且つ進退可能に取り付けられており、当該バイト65は
第l8図に示すように6角穴付ボルト66により当該バ
イトホルダ60に固定される。第2図及び第17図に示
すようにカッタホルダ62には倣いリングプレート67
がバイト65と平行、且つ回転可能に取りイ4けられて
いる。この倣いリングプレート67は調整ノブ68を回
すことにより軸方向(横方向)に移動可能とされ、先端
67aと切削バイト65の刃先65aとの間隔dを任意
に、且つ正確に調整可能とされている。
そして、この倣いガイ1・プレート67は、後述するよ
うに先端67aとバイト65の刃先65aとの間隔dを
波付管101の山の部分101aのピッチpに調節され
、且つ先端67aが切削バイト65の刃先65aよりも
僅かな距離S(第21図)だけ引っ込んで調節される。
また、調整ノブ68にはロックナット6915 が螺合されており、倣いリングプレート67と切削バイ
1・65との間隔dを調節した位置に固定することがで
きるようになっている。
第16図及び第l7図に示すようにガイド部7のべ一ス
70はアーム5の直径上の他端に固定されており、当該
ベース70にはスライドベース71が載置されている。
このスライドベース71はベース70に設けられたクイ
ック固定レバー72の先端に刻設されたねじ部に螺合さ
れて支持されている。そして、ベース70のスライドベ
ース7lとの当接面には第17図に点線で示すように凸
条70aが、スライドベース71のベース70との当接
面には凸条70aと嵌合可能な十字溝71a , 7b
が設けられている。
そして、このスライドベース71は、第l7図に示すよ
うに溝71aにベース70の凸条70aが嵌合した状態
でクイック固定レバー72を締め付けると図示の状態に
固定され、当該クイック固定レバー72を緩めて前記嵌
合状態を解除し、スライドベース71を矢印D方向に9
0°回動させて溝7lbに凸条70aを嵌合させた後、
クイック固定レバー72を締め付16 けるとその状態に固定される。
このスライドベース71には第16図及び第19図に示
すように一体的に固定されたスプリングケース73とス
ライドブロック74(第19図)とが押えプレート75
を介して矢印E又はE゜方向に摺動可能に取りつけられ
ている。スライドブロック74の一端面にの略中央には
ねじ穴(図示せず)が穿設されており、当該ねじ穴には
、スライドベース71の対向する端面71(第19図)
に回転可能に軸支された横移動調整ノブ76のねじ部7
6a(第19図)が螺合されている。そして、スライド
ブロック74は、この横移動調整ネジ76を回転させる
ことにより前記矢印E又はE′で示す方向(横方向)に
僅かな距離d’(約10mm)移動可能とされている。
スプリングケース73内には第16図に示すようにメイ
ンシャフト77がスラストベアリング78を介して軸方
向に摺動可能に嵌挿されている。更に、このメインシャ
フト77には、その表面に軸方向に沿ってスリット77
aが設けられ、そのスリット77aにはスプリングケー
ス73に螺着された回り止めねし79の先端が嵌合され
ている。これによりメインシャフト77か周方向に回転
することを防止している。このメインシャフト77の先
端はスプリングケース73から突出し、後端は当該スプ
リングケース73内に位置している。
このスプリングケース73の後端にはスプリング押え8
0が螺着されており、当該スプリング押え80とメイン
シャフト77の後端との間にはスプリンタ゛81が縮設
されており、メインシャフト77を矢印Fで示す方向(
押し出す方向)にばね力(押圧力)を付与している。こ
のスプリング8Iのばね力はスプリング押え80を回転
させて進退させることにより調節可能となっている。ま
た、メインシャフト77には、把手82(第17図)が
螺着して取り付けられ、その先端がスプリングケース7
3の軸方向に設けたスリットを挿通している。そして、
このメインシャフト77は、把手82によりスプリング
81のばね力に抗して矢印F′方向に二点鎖線で示すよ
うに僅かに(約1.5mm)後退可能とされている。
第19図においてロックピン83はスライドベース7l
の端而7].cに穿設された孔71d、スライl・ブロ
ック74のスリット74aに挿通され、その先端がスブ
リングケース73の孔73bを挿通してメインシャフト
77に穿設された穴77cに嵌合可能とされており、上
端にはプルパー84が固設され、」一部所定位置にはス
プリングピン85が植設されている。このスプリングピ
ン85はスライドベース7lの孔7]dに連通して設け
られたスリッl・71eを挿通可能とされている。
このロツクピン83は、図示の実線で示すように矢印E
方向に引いた状態において、スプリングピン85がスラ
イドベース7lのスリット71eから抜け出しており、
プルパー84を二点鎖線で示すように90°回転させる
と、これに伴いスプリングピン85も90°回転してス
ライドベース71の一端面に係止される。この状態にお
いて口ックピン83の先端はメインシャフト77の穴7
7cから抜け出しており、当該メインシャフト77の軸
方向(第■3図の矢印F方向)への移動を可能する。
また、プルパー84を第19図の二点鎖線で示す位19 置から実線で示す位置まで90゜回転させてロックピン
83を回転させ、メインシャフト77を第16図の矢印
F゛方向に引き、次いで、ロツクピン83を矢印E゜方
向に押し込むと、スプリングピン85がスリット7le
を通って端面71cの内側に至り、先端がメインシャフ
ト77の穴77cに嵌合する。この状態において、ハン
ドル84を90°回転させるとスプリングピン85も9
0°回転してスライドベース71の端面7]cの他端面
に係止され、当該ロツクピン83が当該位置に係止され
る。そして、メインシャフ1・77は当該位置に係正保
持される。
メインシャフト77の先端には第16図及び第17図に
示すようにガイト1ノング例えば、ガイドリングプレー
ト86が軸支されており、当該ガイドリングプレート8
6の軸87の両端にはガイドローラ88、88が軸支さ
れている。このガイドリングプレート86は外周面が段
差をなしており、第20図に示すように先端86aが鋭
く形成され、当該先端86aの両側は僅かに小径とされ
て肩部86b、86bとされている。更に、ガイドリン
グプレート86は、ローラ8820 よりも僅かに大径とされている。これにより波付管10
1の切断時における当該ガイドリングブレト86の先端
86aの食い込み過ぎを防止する尚、ガイトリングとし
ては、ガイトリングプレート86に代えて通常のローラ
(ガイドローラ)を使用してもよい。
以下に第1図乃至第3図、第15図、第19図乃至第2
1図を参照しつつ作用を説明する。
第1図乃至第3図において、保護管100は、波付管1
01に絶縁部材からなる被覆102を被覆して形或され
ている。先ず、この保護管100の波付管101を切断
するに当たり、予め被覆102を取り除き、波付管10
1を裸出しておく。
次に、半割型レール2の係止機構22(第5図)の係合
を解除して半割部20、20゛ を開き、保護管100
の被覆102の裸出された波付管101の近傍の端部に
外嵌し、半割部20、20″を閉じ、係止機構22によ
りこれら両者を固定して第3図に示すように装着する。
次いで、一方の半割部20の押え部23、23の各締付
ボルト23d(第6図)を締め付けて、押えプレート2
3aを被覆102に圧接させる。このようにして保護管
100の被覆102に半割型レール2を強固に固定する
次に、回転リング3(第10図)のガイド機構33ノプ
ルパー45を手前に引っ張り、セッテングシャフト41
を引き出しスプリングピン46(第15図)をセッテン
グホルダ40の浅い溝40bに係合させ、カムフォロー
42を引き込ませておく。また、ロックハントル38、
38(第1図)を緩めてアジャストハントル37を実線
で示す位置にセットし、ローラ36、36を引き込ませ
ておく。次いで、回転リング3の係止機構32の係合を
解除して半割部30、30゛ を開く。アダプタ47及
びギャ48もこれらの半割部30、30′ と共に開く
。そして、半割型レール2に半割部30、30゜を外嵌
し、半割型レール2のレール面2a、2bに半割部30
′側の各ローラ36’ 、36’ (第12図)を当接
させた後、半割部30、30′ を閉じ、係止機構32
によりこれら両者を固定する。
次いで、回転リング3のアシャス1・ハンl・ル37、
37を第1図の二点鎖線で示す位置まで回動させて半割
部30の各ローラ36、36を半割型レール2のレール
面2a., 2bに当接させた後、ロックハンドル38
、38を締めず」け、当該位置に偏心シャフト34を固
定する。これにより、回転リング3の各ローラ36、3
6゛ がレール面2a、2bに径方向にガタイ」<こと
なく且つ転動可能に当接する。
次に、ガイド機構33のプルパー45(第10図)を僅
かに引っ張りスプリングピン46をセッテングポルダ4
0の溝40bから外した後90°回転させ、深い溝40
cに嵌合させる。この状態においてセッテングシャフト
41の先端がスプリング43(第15図)のばね力によ
り押し出され、カムフォロー42が半割型レール2のレ
ール面2aと2bとの間に設けられた環状溝2cに嵌合
される。これにより回転リング3の軸方向へのブレが防
止される。このようにして、回転リング3が半割型レー
ル2に回転可能に、且つ軸方向に移動不能に外嵌装着さ
れる。そして、この状態において、当該回転リング3の
一端に固定されているギャ48が半割型レール2のギヤ
ボックス24のギヤ24F(第3図)と噛合する。
23 半割型レール2に回転リング゛3を装着する前に、切削
部6のバイh65(第2図)を引き込ませておくと共に
調整ノブ63により倣いリングプレ−1・67も引き込
ませておく。また、ガイ1・部7のロックピン83を手
前に引き、第17図に示す把手82を矢印F′方向に引
いてメインシャフト77を引き込ませ、ガイドリングプ
レート86を第16図の二点鎖線86′の位置まで後退
させておく。更に、クイック固定1ノパー72を緩めて
第17図の矢印D方向に900回転させてた後、、当該
クイック固定レバー72を締め付け、当該位置にカイト
部7を保持する。
そして、前述したように半割型レール2に回転リング゛
3を装着した後、カイF部7のクイック固定レバー72
を緩めて矢印D方向に90゜回転させて第2図に示す位
置に戻た後、再び当該クイック固定レバー72を締め付
けて固定する。
次に、第2図及び第21図に示すように切削部6の切削
バイト65を引き出し7、その刃先65aを波付管10
1の例えば、山の部分101aの中央に当接させて当該
位置に固定する。また、調節ノブ63により24 倣いリングプレート67を前進させ、その先端67aを
当該波イ」管101の前記バイト65の刃先65aが当
接している隣の山の部分101に当該波イ+管101の
肉厚(例えば、2 mm)程度の距離Sたけ後退させて
臨ませる。更に、調整ノブ68により倣いリングプレー
ト67を横方向に移動させてその先端67aを前記山の
部分101の中央に位置させる。即ち、バイト65の刃
先65aと倣いリングプレート67の先端67aとの間
隔dを波付管l01の山の部分101のピッチ1)と一
致するように正確に調整する。
次に、ガイト部7の把手82を押えなからロツクピン8
3を手前に引いて係合を解除[,、メインシャフl・7
7を徐々に前進させてガイI・リングプレ−1・86を
波付管101に当接させる。同時に、横移動調整ノブ7
6によりガイトリングプレート77を矢印E又はE゛で
示す横方向に移動させ、先端86aがバイl・65の刃
先65aど−・直線上に並ぶように調整する。次いで、
スプリング押え80を回してスプリング81を更に圧縮
させる。
この状態においてガイ1・リングプレート77は、スプ
リング81(第16図)のばね力Fにより波付管101
に圧接して、波付管101に切削バイト65を押圧させ
る。このときのバイト65の刃先65aとガイl・リン
グプレート88の先端86aとの間隔は倣い外径DB 
 (第21図)と同一又はそれよりも僅かに短か目とさ
れる。尚、当該波付管101の外径をDAとする。また
、ガイドリングプレート86の両側のローラ88、88
は、波付管10lから僅かに離隔している。これにより
波付管101の切削準備が完了する。
さて、第1図に示すように、ギヤボッスク24の入力軸
24b(第8図)に二点鎖線で示すカップリング25を
介して電気トリル26のチャック26aを連結する。次
いで、電気ドリル26の引き金26bを引いて回転させ
る。この電気ドリル26の回転は、ウォーム24c、ウ
ォームホイール24d、ギャ24f(第8図)を介して
回転リング3のギャ48に伝達され、当該回転リング3
が、半割型レール2の回り即ち、波付管101の回りを
矢印Gで示す方向に、波付管101の軸心に対して垂直
(真直角)に回転する。
尚、電気ドリル26により駆動する場合にはハンドル2
7は不要である。
この回転リング3の回転に伴い、切削部6のバ切削イト
65が波付管101の切削を開始する。この切削バイト
65の刃先65aは、回転リング3と共に波{−J管1
01に真直角に回転し、且つ第22図に示すように波付
管101の山の部分101a→谷の部分101b→・・
・と移動して切削することとなる。切削バイト65の倣
い外径DI1(第21図)は外径DAに対して偏心して
おり、切削バイト65が波付管101の回りを1回転す
る間に直径方向に距離δだけ偏心する。
従って、切削バイト65は、切削時に回転に応じてこの
偏心量δだけ連続的に直径方向に変位する必要がある。
アーム5は、切削バイト65の切削時において前記偏心
量δに応じて矢印B又はB゛方向に揺動して偏心量δを
吸収する。これにより切削バイト65は、波付管101
に無理なく圧接しながら連続的に切削することができる
。切削に伴い切削バイト65の刃先65aが波付管10
1に食い込み、これに応じ27 て倣いリングプレート67の先端67aが隣の山の部分
101aに接近し、切削バイト65が波付管101を完
全に切削完了した状態において、倣いリングプレート6
7の先端67aが隣の山の部分101に当接してバイト
65の刃先65aの食い込みを防止し、破損を防止する
また、ガイドリングプレート86の先端86aは、切削
バイト65の切削に伴い切削された溝101c (第2
0図)内に入り込み、波付管101に切削バイト65を
押圧する。これにより切削バイト65は、ほぼ一定の食
い込み量で波付管101を切削することができる。波付
管101の切削が終了した時に第20図に示すようにカ
イトリングプレート86の両肩部86b、86bが切削
溝101cの両側に当接し、同時に当該ガイドリングプ
レ−1・86の両側のローラ88、88が波付管101
に当接する。これによりガイドリングプレート86の波
付管101への不必要な食い込みが防止され、先端86
aの破損が防止される。従って、切削バイト65は、波
付管101に保護されたケーブルを傷付けることなく当
該波付管101のみを真直28 角に切断することができる。このようにして波付管10
1の切断が終了する。
尚、切削バイト65は、一度に波付管101に食い込ま
せると、バイト先端65aが破損する虞れがあるので、
最初はバイト65の食い込み量を浅くし、スプリング押
え80を回してスプリング81を少しづつ圧縮させてば
ね力を高め、バイト65の食い込み量を徐々に大きくし
て波付管101の切断を行なうことが好ましい。
ところで、バイト65により波付管10lを切削すると
、その切削屑は細い紐状をなして外方に剥離され、従っ
て、切り屑が周囲に飛散することがなく、且つ波付管+
01内に入り込むこともない。また、切り口も奇麗であ
る。
波付管101の切削終了後、波付管101から波付管切
断機1を前記装着と逆の手順で取り外す。
尚、上記実施例においては、回転リング3を回転させる
駆動源として電気ドリルを使用したが、これに限るもの
ではなく、ハンドル27により手動で回転リング3を回
転させて切断するようにしてもよい。
更に、本実施例においては波付管101として特に、ス
テンレスの波付管を切断する場合について記述したが、
これに限るものではなく、他の例えば、アルミニウム、
或いは合戊樹脂部材等により形成された波付管の切断に
も適用することができることは勿論である。
(発明の効果) 以」二説明したように本発明によれば、円筒状をなし一
端の外周面にレール面が形成され、他端に駆動源に接続
されるギヤボックスが設けられ波付管の切断部近傍に着
脱可能に外嵌固定される半割型レールと、リング状をな
し一端に前記レール面に転動可能に当接するローラが設
けられ、他端に前記ギヤボックスのギヤと噛合するギヤ
が設けられ前記半割型レールに着脱自在に外嵌装着され
る半割型の回転リングと、前記波付管の切断部よりも大
径の半円弧状をなし、中央が前記回転リングに揺動可能
に支持され、直径上の一端に切削バイ1・が装着された
切削部が、他端に前記切削バイト4. と一直線上に対向し前記波付管に前記切削バイトを押圧
するガイドリングが設けられたガイド部が対峙して配置
され、前記回転リングの回転に伴い前記波付管の外径に
対する前記バイトの倣い外径の偏心量に応じて揺動する
アームとを備えた構成としたことにより、前記波付管を
その軸方向と直交する方向に極めて良好に切断すること
ができ、しかも、切削バイトにより切削して切断するた
めに切削屑が細い紐状になって外側に剥離されるために
周囲に飛散することがなく、且つ波付管内に入り込むこ
ともなくなる。更に、切り口も奇麗である等の優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る波付管切断機の一実施例を示す正
面図、第2図は第1図の一部切欠要部底面図、第3図は
第1図の一部切欠側面図、第4図は第1図の半割型レー
ルの側面図、第5図は第4図の半割型レールの端面図、
第6図は第5図の矢線■−■方向に沿う断面図、第7図
は第6図の矢線■方向端面図、第8図は第1図のギヤボ
ックス31 の一部切欠側面図、第9図は第8図のギヤボックスの一
部切欠底面図、第10図は第1図に示す回転リングの端
面図、第11図は第lO図の回転リングの側面図、第1
2図は第10図の回転リングにローラを組付た状態の端
面図、第13図は第12図の矢線XIX■に沿う断面図
、第14図は第10図の矢線XIV方向端面図、第■5
図は第14図の矢線X■−X■に沿う断面図、第16図
は第1図のアームの一部切欠正面図、第17図は第l6
図の底面図、第l8図は第16図の矢線X■方向端面図
、第19図は第17図の矢線X■方向端面図、第20図
は第17図に示すガイドリングプレートの要部拡大図、
第21図及び第22図は第1図の波付管切断機により波
付管を切断する際における切削バイトとガイドリングプ
レートとの関係を示す図、第23図は波付管の一部切欠
側面図である。 ■・・・波付管切断機、2・・・半割型レール、3・・
・回転リング、5・・・アーム、6・・・切削部、7・
・・ガイド部、24・・・ギヤボックス、25・・・カ
ップリング、26・・電気ドリル(動力源)、27・・
・ハンドル、65・・・切削32 バイト、67・・・倣いリングプレ−1・、86・・・
ガイドリングプレート、88・・・ローラ、100・・
・保護管、101・・・波付管、+02・・・被覆。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状をなし一端の外周面にレール面が形成され
    、他端に駆動源に接続されるギヤボックスが設けられ波
    付管の切断部近傍に着脱可能に外嵌固定される半割型レ
    ールと、リング状をなし一端に前記レール面に転動可能
    に当接するローラが設けられ、他端に前記ギヤボックス
    のギヤと噛合するギヤが設けられ前記半割型レールに着
    脱自在に外嵌装着される半割型の回転リングと、前記波
    付管の切断部よりも大径の半円弧状をなし、中央が前記
    回転リングに揺動可能に支持され、直径上の一端に切削
    バイトが装着された切削部が、他端に前記バイトと一直
    線上に対向し前記バイトに前記波付管を押圧するガイド
    リングが設けられたガイド部が対峙して配置され、前記
    回転リングの回転に伴い前記波付管の外径に対する前記
    バイトの倣い外径の偏心量に応じて揺動するアームとを
    備えたことを特徴とする波付管切断機。
  2. (2)前記ガイドリングは、先端の両側を当該先端の外
    径よりも僅かに小径とし、段差状をなす肩部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の波付管切断機。
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