JPH03168943A - 光メモリ及び情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザ光などを用いて情報の記録，再生及び
消去を行う光ディスクや光カードなどの光メモリ、及び
情報処理装置に関する．また本発明は、再生専用の光メ
モリ及び情報処理装置に関する． 〔従来の技術〕 光ディスクに代表される光記録媒体は，レーザ光などを
回折限界まで集光して情報の記録，再生及び消去を行う
．このために非常に高密度の情報の記録が可能である． こうした、大容量のメモリは主として大型コンピュータ
の補助メモリへの応用が考えられ開発が進められてきた
． 一方ではラップトップコンピュータなどに象徴されるよ
うに、搬送性の良好な小型コンピュータの日常生活への
浸透が進んでいる．このような小型コンピュータに用い
られる代表的な可換媒体メモリとしてはフロッピーディ
スクが現在使用されているが、記録容量が少なく、今後
の情報の多様化に備えたフロッピーディスクに代わる高
密度で新しい媒体交換の可能なメモリが要求されている
．こうして要求に答えるために，各種の光メモリが提案
されている． 例えば小型化については搬送性の高い光カードが提案さ
れている．光カードは、光ディスクに較べて搬送性が高
く、小型で大容量メモリとして有用であるが、データの
記録及び再生を直線的に行うために、回転式の光ディス
クに較べてデータ転送速度が非常に遅いという難点があ
る．こうした光カードの難点を解決する発明としては，
特開昭６０−７９５８１号公報がある．この発明は，従
来のキャッシュカード程度の厚さのカード内部に回転式
の記録媒体シート，例えば光ディスクを設けたカードに
関するものである。このカードでは、回転式記＠媒体シ
ーｌ−に記録するために、データ転送速度が従来の光カ
ードに較べで速くなる利点を生むため、光カードの搬送
性や取扱いの容易性なごの利点を生かしながら、データ
転送速度が遅いヒいう光カードの問題点を克服しでいる
．一方、従来の光デイ久クは、カートリッジケー久に内
装され、ディスクドライブ丙でケースの一部に設けｌ）
れたシャッターを開閉し、ディスクにレーザ光を照射す
るもωである。こうしで光ディスクが，カートリッジケ
ースに内装されるのは、力一ｌ・リツジかースが生活環
境でのディスク表面へのｍ埃の付着を防止し，装着装填
を容易にずるからぞある．しかしながら、堅岸なカート
リッジケースは厚く、全体的に璽《なる辷いう欠点があ
り，カートリッジケースを薄くし軽棗化する要求がある
いしかし、カー１−リツジケースな薄（するには、ｌ。

２ｍｍの光ディスク基板を薄くしてい《必要がある。一
般に基板の厚みが薄《なるヒ．レーザ光の集光への慕板
表面の塵埃による散乱の影響が大きくなり、記録時のパ
ワー低下，再生時の読み取りエラーなど様々な悪影響を
及ぼす。したがって、現行の開閉式のシャッター付カー
トリッジケースでは、外部からの塵埃を防止しきれなく
なる。こうした、防塵対策には、特開昭６４−２５３７
８号公報に記載されている空気流を制御して集塵する機
構などがあるが、光ディスク基板が薄くなった場合への
効果は不明である。他に、防塵対策には例えば、特開平
１−　３００８７号公報に記載されているように、シャ
ッターによる開閉方式から、カートリッジケース内部に
光ディスクを密閉し、カートリッジケ一入に設け烏れた
カバーガラス越しに光ディスク表面にレーザ光を照射す
る方式が記載されている． 〔発明が解決しよう辷するＩＩｌ題］ 特開附６０　−　７９５８１号公報および特開平１−　
３００８７号公報いずれの発明においても、メ七り媒体
を薄くしながら充分な防塵をするには、内蔵する光ディ
スクをケース内部に密閉もし（はそれに近い状態にする
必要があり、モのために従来、レーザ光艶直接光ディス
ク表画に照射しでいた方式から、ケース越しに照射する
ヒいう方式が有効であるヒ考えられる． このようになース内に光ディスクを内蔵するヒ，ケース
と光ディスクとは，空間的に分離して位置し，両者の間
には必然的に抱間が生じる。この抱間には，通常の使用
環境では空気が充填する．一方，光ディスクは，例えば
特開昭６０−７０５８１号公報および特開平１−　３０
０８７号公報に記載のフレキジブルな薄い光ディスクを
用いケ一入内を回転させた場金，回転時において光ディ
スクＬケースヒの空間の間隔は，光ディスクの面振のた
めに刻々変化する．特に機械的にフレ専シブルな光ディ
スクの面振は大倉《、特開平１−　３００８７号公報で
は，こうした面振を安定化板を設置するこヒで極力小さ
くする工夫がなされているが、光ディスクを安定化板辷
衝突させずに．空気ベアリング効果が両者の間で生じる
距離に近づけるのは非常に困難である． 本発明の目的は、止記公知例のように内蔵した光記録媒
体特に、光ディスクに生じる面振そのものを緩和するも
のではなく，面振によって生じる記録，再生または消去
時の反射率などの光学特性の不規則な変動を緩和するも
のである．本発明は、前述したようにメモリを薄くしな
がら充分な防塵をするためにケースを密閉し、ケースに
対して回転運動など相対的に運動する光ディスクなど光
記録媒体表面に，ケースを介してレーザ光を照射し、デ
ータの記録，再生、または消去などの光記録操作を安定
に行うための光メモリ、及び．情報処理装置を提供すゐ
ものである．〔課題を解決するための手段〕 本発明は第１ｆｉ！Ｉに示すように、基本的には、自己
保持性，搬送性に価れ、耐環境性，耐油性，耐薬品性が
あり、透明部分を有するエ対のケース１（カートリッジ
状，カード状を含む）内部に、上記のケースに対して、
相対的に運動する光記録媒体３を内蔵した構造であり、
ケースおよび光記録媒体に反射防止膜２を設けることを
特徴としている、尚，符号４は光記録媒体の基板，５は
光路、６はカードと光記録媒体とによって生じる空気層
である．反射防止膜２は、第１図ではカード内部，及び
光記録媒体の両方に形成されているが、どちらか一方で
あってもよい．またカード外部に形成してもよい． 本発明の光メモリは、透明部分を有し、自己保持性のあ
る材質からなるケースと、該ケース内に収納され，前記
ケースの透明部分を通して照射される光によって、情報
を記録，再生及び消去する光記録媒体と、前記ケース又
は前記光記録媒体の少なくとも一方であって前記光の光
路上に、前記ケース及び前記光記録媒体より前記光が透
過しやすい材質からなる反射防止膜と、を有する．光記
録媒体は，保持性があり可塑性のある基板上に、光によ
り物理的または化学的変化を起こし、情報を記録する媒
体であることが好ましい．また、光記録媒体には，誘電
体膜または金属反射膜のいずれか少なくとも１つを形成
することが好ましい． 光記録媒体とは，光の照射によってアモルファスー結晶
間相変化を起こすことにより情報の記録，再生および消
去ができることが好ましい．光記録媒体には、光磁気効
果を利用して情報の記録，再生および消去が可能な記録
媒体を用いることができる。

光記録媒体は，ケース内部においてケースに対して相対
的に独立した運動が可能である．さらに、ケース内部に
おいて実質的に一定の中心軸をもった回転が可能である
ことが好ましい。

光記録媒体は，例えばコンパクトディスクのように再生
専用のものでもよい． 反射防止膜は、ケースの透明部分の屈折率をｎｔ．ケー
スとそのケースに内蔵された光記録媒体との間の空間の
屈折率をｎｏ，光の入射方向に対して光記録媒体を構或
する第１層の屈折率をｎ２とするとき、ケースに設けら
れる反射防止膜の屈折率ｎ８がＶτ了１］一、光記録媒
体の第１層上に設けられる反射防止膜の屈折率ｎ４がｖ
１Ｔ〒コーであることが好ましい． また、反射防止膜は，記録または再生に用いる光の波長
をλ，反射防止膜の屈折率をｎ、膜厚をｈ、またｍを整
数としたとき、ｎｈ＝（２ｍ＋１）λ／４とすることが
好ましい． また反射防止膜が，屈折率の異なる少なくとも２層以上
の酸化物，フツ化物，硫化物，塩化物，カルコゲン化合
物のいずれかの誘電体膜から構成されることが好ましい
． 反射防止膜が、屈折率の異なる酸化物，フツ化物，硫化
物，塩化物，カルコゲン化合物の内の少なくとも２種類
以上を混合した誘電体膜から構成されることが好ましい
． この反射防止膜は前記ケース及び前記光記録媒体より光
の透過率が高い材質からなることが好ましい． また，光の透過率が８０％以上であることが好ましい． 光メモリは，少なくとも２つ以上の記録媒体を内蔵する
こともできる． また、大きさはカード状であることが好ましく、外形寸
法は，縦１１０■以下及び横８０■以下であることが好
ましい．厚さは３ａｍ以下であることが好ましい． 本発明の光メモリは、透明部分を有し、自己保持性のあ
る材質からなるケースと，該ケース内に収納され、前記
ケースの透明部分を通して照射される光によって，情報
を記録，再生及び消去する光記録媒体と、を有する光メ
モリであって、前記ケースの透明部分が前記光記録媒体
より前記光が透過しやすい材質からなることを特徴とす
る．この透明部分の透過率が８０％以上であることが好
ましい． 係る反射防止膜の材質について説明する．反射防止膜は
、反射防止膜を設けるケースの材質および光記録媒体の
材質によって設計する必要がある．したがって、各種の
材質があげられるが，必要条件としては、記録再生に用
いるレーザ光の波長付近で光透過率が大きいことである
．好ましくは８０％以上、さらに好ましくは９９％以上
が望ましい．反射防止膜には、単層反射防止膜と多層反
射防止膜とが考えられる． 表１−に反射防止膜に供用できる材質を示す。

表１ 反射防止膜に使用で含る材質 主ヒして、 フツ化物， 窒化物， 酸化物， 硫化物， カルロゲン化合物など無機化合物または紫外線硬化樹脂
（ＵＶレジン）など有機コーティング材料などがある．
これらの材質は、＊烈状態または多層状態で用いること
ができる． 係る反射防止膜の製造方法について説明する。

表１に掲げた各種の材質は、ケースおよび光記録媒体上
に形成される。製造方法としては，真空蒸着法，スパッ
タリング法，塗布法，化学メツ卑法，電気鋳造法，プリ
ント印刷などが用いられる。この他にも、通常薄膜材料
の製造に用い惑れる製造方法が適用可能である。

係る反射率防止膜は，上述したようにケース及び光記録
媒体の屈折率に適合するように設計されなければならな
い。そのためには，適合した屈折率を有した材質を反射
防止膜に用いる必要がある６表１，に掲げた材質を単歴
または多層として用いても，ある程度屈折車を適合させ
ることが可能であるが、より厳密に上記の反射車変動を
抑えるには、反射防止暎の屈折車を白出肉在に制御ずる
必要がある。

こうした反射防止膜の屈折＄制御方法として９，屈折率
の異なった２種類以上山材質を２混合して所定の屈折串
に制御する方法を用いることが好ましい。混合方法とし
ては、多元同時黒着またはスパッタリング法，蒸着源や
スバツタターゲットを混合体にしておく方法，溶媒中で
混合する方法などがある。一般に混合反射防止膜の屈折
率ｎは、Ｌｏｒｅｒ＋ｔｚ　−　Ｌｏｒｅｎｚの式に従
う．Σ３ｉｅｉ／ｐ　ｉ ここでａ　ｉ　＝　１／（ｎ　ｉ”＋２）で、ｎｉは混
合した材質ｉの屈折率、ｅｉはその重量分率、ρｉはそ
の密度であるエ 第５図には，ケースの内部のみに反射防止膜２を設けた
構威を示す。本構威においても、反射防止膜の屈折車を
高廣に調整するこ辷により反射率変動を８％以内に抑制
するこヒができた。尚、ここで、符号１は透明ケース、
３は記録層、４は基板，５は光路，６は空間をそれぞれ
示す。

第６図は、不透明ケース７を用いた場合の柵成を示す。

この場合は、ケースの一部に設けられた１メーザ入射用
の窓８（透明部分）があり、ケースの透明部分にのみ反
射防止膜２が設けられている構或である．尚、符号３〜
６は第５図内のものと同様である． 単層の反射防止膜の設計について説明する。反射防止膜
の屈折率ｎ，膜厚ｈ（μｍ）ｐ反射防止膜が設けられる
ケース京たはレーザ入射窓（ケースの透明部分）の屈折
率ｎ１、ケースとケースに内蔵した光記録媒体Ｌの間の
空間の屈折率ｒｈｏとするヒき、干渉の振幅条件からｎ
＝：ｖＫ１１］一、または位相条件からｎｈ＝（２ｍ＋
１）１／４．（ここでｍは整数であり、λは記録再生に
用いるレーザ光の波長（μｍ）である。）を満足するよ
うに設計するここが好ましい．光記録媒体に設けられる
反射防止膿についても同様の考え方で良い。

多層反射防止膜については，設計はかなり複雑であるが
，２層と３層についての一般的な設計指針を説明する． 屈折率ｎＺとｎｓの２Ｍ反射防止膜では次の２つの型が
代表的である． ■　λ／４（ｎｓ）一λ／４（ｎｚ）／ケース（ｎ１）
型ここでλはレーザ波長である．この場合は２層反射防
止膜の光学膜厚ｎｚｈｚとｎａｈａがλ／４に等しくな
るようにすることが好ましい．　ｈｚ，　ｈａは，反射
防止膜の膜厚である． ■　λ／４（ｎｓ）一λ／２（ｎｚ）／ケース（ｎ．）
型この場合は２層反射防止膜の光学膜厚ｎｚｈｚとｎａ
ｈδがそれぞれλ／４とλ／２に等しくなるようにする
ことが好ましい． 屈折率ｎＺ，ｎ８とｎ４の３層反射防止膜では、■　λ
／４（ｎａ）一λ／２（ｎｚ）一λ／４（ｎａ）／ケー
ス（ｎ１）型、ただしｎｚ＞ｎａ）ｎａである。この場
合は、ｎ８”ｎｌ：ｎ−を満足し，λ／４＝ｎａｈａお
よびλ／　４　＝　ｎ　４　ｈ　４に等しくすることが
好ましい． 光記録媒体の記録膜の材質としては，金属膜，有機色素
，カルコゲナイド化合物，．磁性薄膜，無機塩類，など
光または光照射で発生した熱に応答する材質が好ましい
．特に、書換えには，アモルファスー結晶相変化を起こ
す材質，光磁気効果による書換え能力を有した材質が好
ましい．上述の反射防止膜を設けた光メモリは、本発明
の目的を達或するには、効果的であることを示したが，
本発明によるシステムとして係る光記録媒体の面振によ
る反射率の変動を緩和する装置について説明する． 光メモリでは、データの記録，再生または消去に、レー
ザビームを媒体面に正確に集光するためのフォーカスン
グ，記録トラックをレーザビームが忠実になぞるための
トラッキングをする必要がある．そのために媒体面から
の反射光を検出器に戻し、この大小から集光レンズをア
クチュエータなどで微動するサーボ制御が行われる．し
たがって、上述したような媒体の反射率変動が起こると
、正常なサーボ制御が困難になる．装置的には、こうし
た反射率変動をモニターして変動を抑止する工夫が必要
となる． また，本発明の光メモリは，透明部分を有し、自己保持
性のある材質からなるケースと、該ケース内に収納され
、前記ケースの透明部分を通して照射される光によって
、情報を記録，再生及び消去する記録層が透明基板上に
形成された光記録媒体と、を有する光メモリであって、
前記透明基板が前記ケースの透明部分より前記光が透過
しやすい材質からなることを特徴とする． この透明部分の透過率が８０％以上であることが好まし
い． また本発明の光メモリは、透明部分を有し、自己保持性
のある材質からなるケースと、該ケースの内部面と空気
層を介して収納され、前記ケースの透明部分を通して照
射される光によって、情報を記録，再生及び消去する光
記録媒体と、を有する光メモリであって、前記光の光路
上に、前記光記録媒体と前記空気層との境界面での反射
率が４％以下となるような反射防止手段、又は、前記ケ
ースの透明部分と前記空気層との境界面での反射率が４
％以下となるような反射防止手段、の少なくとも一方を
設けることを特徴とする．本発明の情報処理装置は、情
報光学的に記録，再生及び消去するための光記録媒体を
、透明部分を有するケースに運動可能に収納した光メモ
リと，前記光記録媒体に情報を記録すること、前記光記
録媒体に記録されている情報を再生すること，及び，前
記光記録媒体に記録されている情報を消去すること、を
行なう光ヘッドと、該光ヘッドから出射され、前記光記
録媒体から反射される光の反射量の変化を５％以下とす
る手段と、前記光記録媒体を駆動させる手段と、前記光
ヘッドの動作及び前記駆動手段の回転数を制御するドラ
イブ回路と、を有することを特徴とする． この駆動手段には、光記録媒体をケースに対して回転ま
たは平行運動させるスピンドルモータ，フラットモータ
，リニアモータ，超音波アクチュエータモータである． 光ヘッドは、半導体レーザ，コリメーションレンズ，対
物レンズ，フォーカス用アクチュエータ，ホトダイオー
ド，プリズム類，ミラー　トラッキング用アクチュエー
タ，１７４波長板，光音響素子を有することが好ましい
． また、本発明の情報処理袋置に用いられる光メモリ及び
光ヘッドは，河生専用であってもよい。

本発明の情報処理装置は、光ヘッドから出射され，光記
録媒体から反射される光の反射量を５％以下とする手段
のかわりＬこ、光記録媒体から反射される光の反射率変
動を補正する回路を有してもよい。

また，本発明の情報の記録方式は、透明部分を有し，自
己保持性のある材質からなるケースの透明部分を通して
、該ケース内に運動可能に収納された光記録媒体に光を
照射するこヒによって、該光記録媒体に情報を記録，再
生及び消去するものであって、光の光路上で、前記ケー
ス又は前記光記録媒体の少なくとも一方に形成され、透
過率が８０％以上の材質からなる反射防止膜を通して，
光を照射することを特徴とする。

さらに、本発明の情報の再生方式は５透明部分を有し、
崗己保持性のある材質からなるケースの透明部分を通し
で、該ケース内に運動可能に収納された光記録媒体に光
を照射することによって、該光記Ｂ媒休に記録されてい
る情報を再生するものであって、光の光路」二で、前記
ケース又は前記光記録媒体の少なくとも一方に形戊され
、透過率が８０％以上の材質からなる反射防止膜を通し
て、光を照射することを特徴とする． 〔作用〕 本発明は、ケース及び光記録媒体に設けた反射防止膿が
、ケース内に内蔵された光記録媒体がケースに対して相
対的に運動するときに生じる面振れに起因した，反射率
の変動を小さくする作用をする。また、媒体の反射率の
変動をモニターする補正回路を有した情報処理装置によ
って記録，再生及び消去することによって、反射率の変
動の小さい安定した記録再生を可能にすることを特徴と
している． ケース内で運動する光記録媒体の而振によって生じる記
録，再生または消去時の反射率などの光学特性の不規則
な駆動を説明する。

第２図（ａ）及び第２図（ｂ）に面振によって生じる反
射率の変動についての説明図を示す．光メモリは、用途
によるが現行のフロッピーディスクを」二同るデータ転
送速度を得るためには，例えば内蔵する光ディスクの直
径を２インチ（約５０一〉にするとして、回転数３６０
０ｒｐｍ程度で光ディスクを回転させる必要がある。密
閉状態に近いケース１中で、係る高速で光ディスク４を
回転させるε，ディスク４の内周ヒ外周とに生じる速度
場の違いからケース玉内部に圧力差が生まれ、これが光
ディスクの面振を誘発する．この他にも，光ディスクを
駆動するスピンドルの有する芯振が原因ヒなる面振もあ
る。このように、ケース内部で光ディスクが同転ずるヒ
、面振が生じる。これは、ケースヒ光ディスクとの間隔
を常に不規則に変動させる。第２図（．）に光ディスク
４がケース１に最も近づいた場合，第２図（Ｉｙ）に光
ディスク４がケース１から最も離れた場合を示す。垂直
にケースに入射したレーザ光５（ただし、図には便宜」
二，入射角を変更して示した。）は，ケース内部の空間
６ヒの界面で反射した反射光５ａと光ディスク４ヒ空間
６との界面で反射した反射先５ｂを生じる。図中には、
ケース１表面での反射光とデータを含む光ディスク４内
部からの反射光を省略してある．この反射光５ａと５ｂ
とが強めあう干渉条件を満足する第２図（ａ）の場合、
反射光５ａと５ｂとが弱めあう干渉条件を満足する第２
図（ｂ）の場合を考えると，光ディスクの面振によって
干渉条件が常に変化することで，干渉によって反射光５
ａと５ｂとは強めあったり、弱めあったりする．これが
，ディスクの記録再生時の反射率変化を検出する辷きの
ノイズとなる．したがって、この反射光！５ａｈｓｂを
小さくすれば全体の反射率変動を小さ《することができ
る．第３図に光メモリの再生時の反射率変動を示す。

内蔵した光記録媒体（この場合は、光ディスク）が１ｙ
ＩＲする間の面振量は、最大１０μｍであった．このと
き、反射率の変動は，最大で２２％にもおよび、正常な
記録再生が不可能であった。したがって、ケース内に内
蔵した光記録媒体にケース越しにレーザ光を照射して安
定な記録再生をするには，光記録媒体の面振による反射
率の変動を解決する必要があり，本発明の光メモリは係
る反射率変動を緩和する構造を有したものである．第４
図に第３図の光メモリに反射防止膜を設けたときの、反
射率の変動を示す．第３図に比較して反射率の変動は、
５％以下に緩和することができた． これは，反射防止膜をケース及び光記録媒体のレーザ入
射方向側に設置したことで、第２図（ａ）及び第２図（
ｂ）に示した反射光５ａ及び反射光５ｂを減少させたこ
とによる．厳密には第２図（．）及び第２図（ｂ）には
記載されていないケース表面での反射光を減じるために
ケース表面にも反射防止膜を設置することが望ましいが
、設置しない場合においても，実質上問題はない．つま
り、本発明の光メモリは、反射防止膜等を設けることに
より、光記録媒体の面振れが起こっても記録再生時の反
射率変動を緩和するものである．また、本発明の情報処
理装置は、反射率反動を補正回路等によって補正するこ
とで安定した記録再生を達或するものである． 〔実施例〕 本実施例では、主として光記録媒体の代表例として光デ
ィスクで実施した結果を示す．（実施例１） 第７図に反射防止膜２ａ，２ｂをケースと光記録媒体と
に設けた構造を示す．透明なアクリル樹脂からなるケー
ス１の厚さ２閣の内部に、１６０ｎｍ厚さのＭｇＦｚの
反射防止膜２ａをスパッタリング法で形成した．更に１
００ｎ鳳厚さのＣ　ｅ　Ｏ　ｚの反射防止膜２ｂを、Ａ
ｕ反射膜１０を形成したガラス基板４上に塗布したナフ
タロシアニン系有機色素記録膜３上に、スパッタリング
法で形戊した．本構成において内装した光ディスクの回
転時において、反射率の変動が５％以内であり、波長８
３０ｎｍの半導体レーザによって安定した記録再生特性
を可能にした．また，副次的効果として、ケースによる
近紫外線の遮蔽が行われ、有機記録媒体の耐環境性が向
上した．尚、符号５は光路、６は空間を示す． （実施例２） 第８図に反射防止膜２ａ，２ｂをケースと光記録媒体と
に設けた構造を示す．不透明なボリスチレン樹脂からな
る厚さ２ｍのケース７にレーザ入射透明アクリル樹脂窓
８を設け、１６０ｎｍ厚さのＭｇＦｘの反射防止膜２ａ
をスパッタリング法で形成した．内蔵した光ディスクは
、ガラス基板４上に順次、Ａｕ反射膜１０を１００ｎｍ
．ＺｎＳ誘電体ＩＩ！１１を７０ｎｍ、さらに前述した
ＩｎａＳｂＴｅｚ三元化合物記録膜１２を３０ｎｍ，Ｚ
（Ｉｓ誘電体膜７　０　ｎ　ｍ．　Ｓ　ｉ　Ｏｘ反射防
止膜２ｂを１４０ｎｍ、スパッタリング法によって形成
したものである．波長８３０ｎｍの半導体レーザを用い
て，本構成において内装した光ディスクの回転数３６０
０ｒｐ一時において、反射率の変動が５％以内であり、
高いＣ／Ｎで安定した記録再生及び消去特性、更にはオ
ーパライトを可能にした。尚，符号５は光路、６は空間
を示す．（実施例３） 第９図に反射防止膜２ａ，２ｂをケースと光記録媒体と
に設けた構造を示す．透明なアクリル樹脂からなるケー
スｌの厚さ２閣の内部に、１６０ｎｍ厚さのＭ　ｇ　Ｆ
　Ｚの反射防止膜２ａをスパッタリング法で形成した．
内蔵した光ディスクは、ガラス基板４上に順次、ＡＱＮ
誘電体膜１１を１００ｎｍ．ＴｂＦｅＣｏ光磁気記録膜
１３を５０ｎｍ、ＡＱＮ誘電体膜１００ｎｍ．ＳｉＯ２
反射防止膜２ｂを１４０ｎｍ、スパッタリング法によっ
て形成したものである．検光子で直線偏光した波長８３
０ｎｍの半導体レード５ｃを用いて、本構戊において内
装した光磁気ディスクの回転数３６０Ｏｒｐｍ時におい
て、反射率の変動が１％以内であり、安定した記録再生
及び消去特性を可能にした。これから，直接反射率を検
出しない光磁気ディスクを内蔵した場合にも本発明が有
効であることが判明した．尚、符号６は空間を示す． （実施例４） 第１０図に厚さ２ｍのポリスチレン樹脂のケース７の一
部に設けた透明アクリル樹脂窓８上に真空蒸着によって
、厚さ１６０ｎｍのＮａａＡＭＦａ反射防止膜２ａを形
成した．１４はレーザによつてｐめデータが記録されて
いる厚さ１．　Ｏ　Ｏ　ｎ　ｍのＡｌｌ４？（コンバク
１−ディスク層）、福はガラス基板、２　１）は厚さ１
５０ｎｒｎのＺｎＳ反射防止謹である。内装した光ディ
スクの６ＱＱｒｐ＋ｎの回転時において、変ｌ！ｌＩ的
少ない安定した〆Ｌ／４＝．信号を得る．″１、とがで
きた。尚、符号５は，光路，６は空間を示す。

（実施例５） 第１１図（ａ）と（ｂ）に本発明の−実施例とし，て、
厚さ０．２圃のボリスチレン樹脂のケース７にカードの
メモリを内蔵した光メモリの構或を示す。第１１図（ｂ
）は第１１図（．）中の八一Ａ′の断面図である。内蔵
した九カ一ドの構或は、前述した実施例１から実施＠４
までの構成を用いるこヒができる。この実施例の特徴は
、ケース７中をカード状メモリＪ５が＆ｃＡ駆動１８す
ることである．並進駆動は、丙部に設けられた磁石ハブ
１６を図巾には記載していないが、磁気的に駆動装置と
結合するここで行う．レーザ光５は、ケースの一部に、
設けた透明なアクリル樹脂の窓８からカード状メモリ】
５表面に照射してデータの記録再生を行う２本実施例の
並進運動によって、高速のデータアクセスが可能になる
。本運動においても、Ｍｇｌ”＋．Ｊｉ射防止膜２ａ及
び（：　ｅ　Ｏ　２反射防＋．Ｉ：　ｅｂ　２　ｂは、
反射率の変動を緩和する効果があった８尚、符号４は基
板、３は記録膜を示し，符号Ｊ７は記録部、〕−０はカ
ドミウム層を示す。

（実施例６） 第】２２図から第１−５図に光記録媒体上に設ける反射
防止膜の４１１戒の実施例を示す。反射防止膜２は光記
録媒体のレーザ光５の入射側に設けた。符号３が有機記
録膜、在が基板であるとき，第１，２図の構或ではＺｎ
Ｓ，ＺｒＯｚ，Ｔａｇｓ単層反射防止膜が効果的である
７第１３図の構戊では、Ｓ　ｉ　Ｏｚ／　Ｚ　ｎ　Ｓ　
，　Ｃ　ｅ　ＯＲ／　Ｙ２０ｓ２層反射防止膜が効果的
である。第１４図の構成ではＺｎＳ／ＭｇＦｚ／Ｓ　ｉ
Ｏ　　３Ｍ反射防止膜，第１５図のそれ以上の多層反射
防止膜の構或では、ＺｎＳ／ＭｇＦｚ／ＳｉＯ／の３層
周期を】０周期重ねた構或が有効であった。

（実施例７） 第１６図から第１８図にケース１に設ける反射防止膜２
の構成の実施例を示す。第１８図の構或ではＭｇＦｚ＋
　ＣａＦｚ，ＢａＦｚ，ＴｈＦａ，ＬｉＦ中層反射防止
膜が効果的である．第１７図の構成では、ＭｇＦｚ／Ｚ
ｎＳ．ＣａＦｚ／ＹｚＯｓ２層反射防止膜が効果的であ
る．第１−８図のそれ以上的多層反射防止膜の構成では
，Ｌａ．Ｆｚ／Ｍｇド２／Ｓ　ｉ．　Ｏ　／の３潜周期
を５周期重ねた構成が有効であった。

（実施例８） 反射防止膜の構成は、実施例６から実施例７で示したよ
うに，屈折率の興なった物質を積漕するこＬがイｆ効で
ある。本実施例は、屈折率の異なる物質の混合膜を作製
して，反射防止膜として用いた例である。アクリル樹脂
ケース上に設ける反射防ＩＬ膜を，ＺｒＯｚεＭ　Ｋ　
Ｆ　ｔ．を混合した蒸着源を用いた真空蒸着法で作製し
た．第１９図に本実施例の反射防止効果について示す。

第１９図の（ａ）は反射防止膜のないアクリル樹脂ケー
ス表面の分光反射率、（ｂ）はＺｒＯｚとＭｇＦｚの２
層反射防止膜をイｆしたケースの分光反射率，（ｃ）は
本実施例を有したケースの分光反射率を示した、これか
ら、本実施例が最も効果的であることが分かった。

（実施例９） 第２０図（ａ）と（ｂ）に本発明の光メモリの応用例を
示す。第２０図（ａ）のようにポリスルフオンからなる
透明な厚さ０．５ＷＩ１カード状のケス２０，内装され
た１３０ｍ径の光ディスク２１、光ディスク２１を回転
させるために外部駆＠装置と固定するステンｌノスの固
定ハブ２２、外部から記録，消去及び再生のためにレー
ザ光腺を入射させるポリカーボンからなるレーザ入射窓
２３、レーザ入射窓２３及び固定ハブ２２を防塵するス
テンレス製スライド式シャッター２４から構成されてい
る．本カードは，厚さ１。５卿７縦８５ｍ，横５　３　
ｍ　テアル。第２０図（ｂ）＆：第２０図（ａ）におけ
るＡ−Ａ’断面図を示す。本断面図に示すように、光デ
ィスク２２はカード状ケース２Ｃｌの空間を有するが、
光ディスクの回転中はケース面に接触しても良い構造で
ある． 第２１図にカード状ケースと内装された光ディスクの断
面方向の位置関係および構造の詳細を示す．第２１図の
２０はカード状のケース、２１は光ディスク、２３はレ
ーザ入射窓、２ａ及び２ｂはカード状のケース及びレー
ザ入射窓上に設けられた厚さ１６０ｎｍのＭ　ｇ　Ｆ　
ｚ反射防止膜及び光ディスク２１のレーザ入射方向に設
けられた厚さ１００ｎｍのＺｒＯｚ反射防止膜２ｂ、３
はレーザ光の照射によってアモルファスー結晶相変化を
起こして記録消去できる３０ｎｍ厚さのＩｎａＳｂＴｅ
ｚ三元化合物記録膜（尚特開昭６３−２５１２９０号に
開示されている材料であればＩｎａＳｂＴｅｚに限るも
のではない．）、４は０．０３ｍ厚のステンレス円形基
板、２５は光ディスク２１にレーザ光線５を集光する対
物レンズなどの光学系、６はカード状のケースと光ディ
スクとの間に必然的にできる空気層である． 第２２図に本応用例において、カード内部の光ディスク
を３６０Ｏｒｐｍで回転させたときの、レーザビームの
フォーカスング及びトラッキングサーボを行うミラ一部
分の再生信号（カードの反射率に対応）の変動を示した
。第２２図から明らかに本発明によるカードでの反射率
変動は、著しく変動が小さいことがわかる。レーザ光線
の光記録媒体上への安定なフォーカス及びトラッキング
には、ミラ一部分の反射率の変動がなるべく小さい方が
良い。また、本発明によるカードでは、記録された信号
をＣ／Ｎが５０ｄＢ相当で再生できた。

このように、反射防止膜２ａと２ｂの設置は，内部に回
転式の光ディスクを設けたカードにおいては必要不可欠
であることが実証できた．さらに本応用例は第２３図に
示したように、内蔵する光ディスクを２枚にして，記録
容量および並列記録再生、及び並列同時にデータをオー
バライトすることでデータの転送速度を著しく向上する
ことも容易であった．尚、第２３図中で用いた符号は、
第２０図で用いたものと同一である． （実施例１０） 第２４図（ａ）と（ｂ）及び第２５図に本発明による情
報処理装置の実施例を示す．本装置は、本文で記載した
ように記録再生時に光メモリに生じる反射率の変動を緩
和する機構を有することが特徴である．第２４図（ａ）
は本装置の光学ヘッドの構成図である．光学ヘッドは，
光記録媒体２６にレーザ光をフォー力スングしトラッキ
ングするためのアクチュエータ付きの対物レンズ２５，
１７４波長板２７，偏光ビームスプリツタ２８，光音響
素子２９，フーコプリズム３０．集光レンズ３１，ポジ
ションセンサ３２，ビーム整形プリズム３３，コリメー
トレンズ３４，レーザダイオード３５，オペレーション
アンプ３６から構成されている．光メモリ媒体２６から
の戻り光が偏光ビームスプリツタ２８に戻ると、戻り光
量に比例した光音響電圧が光音響素子２９から出力され
る．この出力電圧は、オペレーションアンプで差動検出
されサーボルーブ３７を通じてレーザダイオード３５の
レーザパワー出力を制御する．光メモリからの反射率の
変動は２９から３５のサーボ制御によって常に緩和され
るようになっている。ただし、光メモリへの記録，再生
中は，第２４図（ｂ）に示すようにレーザバワーコント
ロールサーボ系は，作動しないようにする．これは、デ
ータの再生時の反射率変動と記録時のレーザパワーの増
加による反射光量の変化を区別するためである．したが
って、第２４図（ｂ）に示すようにフォーカスング及び
トラッキングサーボ系が動作している時のみ、レーザバ
ワーコントロールサーボ系を動作させている．光音響素
子としては．ＰＺＴ，ＬｉＮｂＯａ，ＺｎＯなど焦電物
質が用いられる．第２５図に情報処理装置の構成図の概
酩の１例を示す。情報処理装置は，光ディスク３を内蔵
した光メモリ３８，光ヘッド３９，光ディスクを回転す
るモータ４０，光ヘッドとモータとを駆動するドライブ
回路４１，データの記録，再生したデータの処理及びデ
ータを入出力管理するプロセッサ４３，キーボードなど
入力手段４４、及びＣＲＴなど出力手段４２から構威さ
れている．尚、光メモリ３８は本装置に設置し用いられ
、可換性を有する。

〔発明の効果〕

本発明による光メモリ，情報処理装置は、ケース内に内
蔵した光記録媒体の運動による面振なとに起因した反射
率変動を緩和し、光メモリの安オな光記録特性を可能に
するこヒができる。

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は本発明の光メモリの構或図、第２図目面振によ
る反射率変動の原理図，第３図２第４１９及び第２２図
は而振による反射率変動を示す図、第５図〜第１４１図
は本発明の光メモリの構或図，第１−２図一・一第１，
８図は反射防止膜の構成図，第１９図は混合反射防止膿
を有したケースの分光ム射率を示す図、第２０図及び第
２３図はカード９光メモリの構成図、第２１−図は本発
明のカードυ光メモリの特性図、第２４図は光ディスク
ヒ光ハンドとの構或図及びその制御図、第２５図は情名
処理装置の構或図である。 １・・・透明ケース、２・〜・反射防止膜、３・・・光
記Ｂ箔体、４・・・鎮板、５・・・レーザ光，６・・・
空間、７・・・４１ （ 乏 ｉ 第１ 崗 １・・透明ケース ２・反射防止膜 ３・・・牟記録媒体 ４・・・基仮 ５・・・Ｉ／−ザ尤 ６・・・字間 第 ２ 図（ａ） −干渉で強め合う 第 ２ 図（１）） 干渉で弱め合う 第 ３ 図 第 ４ 図 光記録媒体１周分 第 ５ 図 第 ６ 図 ７ 第 ７ 図 第 ８ 図 第 ９ 図 ５Ｃ・・・偏光レーザ １３・・・光磁気記録膜 （ＴｂＦｅＣＯ） 第 １０ 図 第 １１ 図（ａ） 第 １２ 図 第 １３ 図 第 １４ 図 第 １５ 図 第 １６ 図 第 １７ 図 第 １８ 図 第 １９ 図 波 長［　ｎｍ　］ 第 ２０・図（ａ） ９０ 第 ２２ 図 光ディスク１周分 第 ２３ 図 （ａ） 第 ２４ 図（ａ） ′）Ｆ． ．３ｌ 第 ２４ 図（ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   光記録媒体と、 前記ケース又は前記光記録媒体の少なくとも一方であつ
   て前記光の光路上に、前記ケース及び前記光記録媒体よ
   り前記光が透過しやすい材質からなる反射防止膜と、を
   有する光メモリ。 ２、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分から光が
   照射されることによつて、情報を記録、再生及び消去す
   る光記録媒体と、 前記ケース又は前記光記録媒体の少なくとも一方であつ
   て前記光の光路上に、前記ケース及び前記光記録媒体よ
   り前記光の透過率が高い材質からなる反射防止膜と、を
   有する光メモリ。 ３、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   光記録媒体と、 前記ケース又は前記光記録媒体の少なくとも一方であつ
   て前記光の光路上に、前記光の透過率が８０％以上の材
   質からなる反射防止膜と、を有する光メモリ。 ４、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   光記録媒体と、を有する光メモリであつて、 前記ケースの透明部分の透過率が８０％以上である光メ
   モリ。 ５、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   光記録媒体と、を有する光メモリであつて、 前記ケースの透明部分が前記光記録媒体より前記光が透
   過しやすい材質からなる光メモリ。 ６、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   記録層が透明基板上に形成された光記録媒体と、を有す
   る光メモリであつて、前記透明基板の透過率が８０％以
   上である光メモリ。 ７、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を記録、再生及び消去する
   記録層が透明基板上に形成された光記録媒体と、を有す
   る光メモリであつて、前記透明基板が前記ケースの透明
   部分より前記光が透過しやすい材質からなる光メモリ。 ８、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケースの内部面と空気層を介して収納され、前記ケー
   スの透明部分を通して照送される光によつて、情報を記
   録、再生及び消去する光記録媒体と、を有する光メモリ
   であつて、前記光の光路上に、前記光記録媒体と前記空
   気層との境界面での反射率が４％以下となるような反射
   防止手段、又は、前記ケースの透明部分と前記空気層と
   の境界面での反射率が４％以下となるような反射防止手
   段、の少なくとも一方を設ける光メモリ。 ９、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなるケ
   ースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を再生する光記録媒体と、 前記ケース又は前記光記録媒体の少なくとも一方であつ
   て前記光の光路上に、前記ケース及び前記光記録媒体よ
   り前記光が透過しやすい材質からなる反射防止膜と、を
   有する光メモリ。 １０、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなる
   ケースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を再生する光記録媒体と、
   を有する光メモリであつて、前記ケースの透明部分が前
   記光記録媒体より前記光が透過しやすい材質からなる光
   メモリ。 １１、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなる
   ケースと、 該ケース内に収納され、前記ケースの透明部分を通して
   照射される光によつて、情報を再生する記録層が透明基
   板上に形成された光記録媒体と、を有する光メモリであ
   つて、 前記透明基板が前記ケースの透明部分より前記光が透過
   しやすい材質からなる光メモリ。１２、情報を光学的に
   記録、再生及び消去するための光記録媒体を、透明部分
   を有するケースに運動可能に収納した光メモリと、 前記光記録媒体に情報を記録すること、前記光記録媒体
   に記録されている情報を再生すること、及び、前記光記
   録媒体に記録されている情報を消去すること、を行なう
   光ヘッドと、 該光ヘッドから出射され、前記光記録媒体から反射され
   る光の反射量の変化を５％以下とする手段と、 前記光記録媒体を駆動させる手段と、 前記光ヘッドの動作及び前記駆動手段の回転数を制御す
   るドライブ回路と、を有する情報処理装置。 １３、情報が記録されている光記録媒体を、透明部分を
   有するケースに運動可能に収納した光メモリと、 前記光記録媒体に記録されている情報を再生する光ヘッ
   ドと、 該光ヘッドから出射され、前記光記録媒体から反射され
   る光の反射量の変化を５％以下とする手段と、 前記光記録媒体を駆動させる手段と、 前記光ヘッドの動作及び前記駆動手段の回転数を制御す
   るドライブ回路と、を有する情報処理装置。 １４、情報を光学的に記録、再生及び消去するための光
   記録媒体を、透明部分を有するケースに運動可能に収納
   した光メモリと、 前記光記録媒体に情報を記録すること、前記光記録媒体
   に記録されている情報を再生すること、及び、前記光記
   録媒体に記録されている情報を消去すること、を行なう
   光ヘッドと、 前記光記録媒体を駆動させる手段と、 前記光ヘッドの動作及び前記駆動手段の回転数を制御す
   るドライブ回路と、 前記光記録媒体から反射される光の反射率の変動を補正
   する回路と、を有する情報処理装置。 １５、情報が記録されている光記録媒体を、透明部分を
   有するケースに運動可能に収納した光メモリと、 前記光記録媒体に記録されている情報を再生する光ヘッ
   ドと、 前記光記録媒体を駆動させる手段と、 前記光ヘッドの動作及び前記駆動手段の回転数を制御す
   るドライブ回路と、 前記光記録媒体から反射される光の反射率の駆動を補正
   する回路と、を有する情報処理装置。 １６、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなる
   ケースの透明部分を通して、該ケース内に運動可能に収
   納された光記録媒体に光を照射することによつて、該光
   記録媒体に情報を記録、再生及び消去する情報の記録方
   式であつて、光の光路上で、前記ケース又は前記光記録
   媒体の少なくとも一方に形成され、透過率が８０％以上
   の材質からなる反射防止膜を通して、光を照射する情報
   の記録方式。 １７、透明部分を有し、自己保持性のある材質からなる
   ケースの透明部分を通して、該ケース内に運動可能に収
   納された光記録媒体に光を照射することによつて、該光
   記録媒体に記録されている情報を再生する情報の再生方
   法であつて、光の光路上で、前記ケース又は前記光記録
   媒体の少なくとも一方に形成され、透過率が８０％以上
   の材質からなる反射防止膜を通して、光を照射する情報
   の再生方式。