JPH03168556A - パッケージエアコンを用いた恒温恒湿空調制御方法および装置 - Google Patents

パッケージエアコンを用いた恒温恒湿空調制御方法および装置

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JPH03168556A
JPH03168556A JP1304643A JP30464389A JPH03168556A JP H03168556 A JPH03168556 A JP H03168556A JP 1304643 A JP1304643 A JP 1304643A JP 30464389 A JP30464389 A JP 30464389A JP H03168556 A JPH03168556 A JP H03168556A
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Hirofumi Ochiai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,恒温恒湿空調をパッケージエアコンを用いて
行う場合の省エネルギー化を実現する制御方法および装
置に係り.より具体的には,室内の温湿度のほかに給気
温度を検出信号としてパソケージエアコンのコンプレッ
サの容量を制御するように構成した恒温恒湿空調制御方
法および装置に関する. 〔従来の技術〕 バンケージエアコンを用いて室内を予め設定された一定
の温度・湿度に維持する方法が知られているが.従来は
第5図に示すような横威をもった制御装置を用いていた
.すなわち,パッケージエアコン100の内部には.コ
ンプレッサ102,このコンプレッサから高圧冷媒が供
給される蒸発器としてm能する冷却コイル104,再熱
器114(電気ヒータ)および送風機106が装備され
ている。送風機106の駆動により,還気ダクト108
を介して室内からの還気がまた外気ダク}110を介し
て外気が夫々パッケージエアコン100内に供給され2
 この還気と外気の混合空気が冷却コイル104でいっ
たん設定温度以下にまで冷却・減湿され,再熱器114
で加熱されたあと,加湿器120(蒸気発生器)で設定
渇度まで加湿され,給気ダクト112を介して室内に供
給される。そのさい,コンプレッサ102は一般に規格
容量のものが使用され,給気温度の制御は再熱器での加
熱量の調整によって.また給気温度は加湿器の容量制御
によって行われる。
この制御は次のとおりである。再熱!114 には,室
内温度検出器116の検出信号を受ける温度指示調節器
118が接続され.また給気ダクト112に配置された
加湿器120には.室内湿度検出器122の検出信号を
受ける湿度指示調節器124が接続される。まず温度制
御については,室内温度検出器116が常時室温を監視
し.室温が設定温度域以上に上昇した場合(即ち,室内
の冷房負荷が増加した場合〉には,温度指示調節器11
8から再熱器114に加熱量を低下させる操作信号が出
力される.逆に,室温が設定温度域以下に低下した場合
には.温度指示調節器118から再熱器114に加熱量
を高める操作信号が出力される.湿度制御については湿
度検出器122が常時室内の湿度を監視し,室内の湿度
が設定湿度域以上に上昇した場合には湿度指示調節器1
24から加湿器120に蒸気発生量を低下させる操作信
号が出力され,逆に設定湿度域以下に低下した場合には
湿度指示mm器124から加湿器120に蒸気量を増加
させる操作信号が出力される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上述べた従来例によっても室内の恒温恒湿制御が実現
できるが.室内の冷房負荷が低い場合には.規格容量の
コンプレソサ102で常時100%の運転を行う従来例
ではエネルギの無駄が生じる。
この点につき.第6図を参照して説明する.第6図は.
縦軸に絶対湿度を,横軸に乾球塩度をとった空気線図上
に,空気の状態変化を示したものであり.外気温度が設
定温度より高い場合の例を示す。図中の点■は還気ダク
ト108からパッケージエアコン100内に戻される還
気の状態点を示し,点■は外気ダクト110からバッケ
ージエアコン100内に供給される外気の状態点を示し
ている。点■と点■を結んだ直線上に位置する点■は還
気と外気との混合空気の状態点である.この混合空気は
冷却コイル104でいったん点■まで冷却・減湿された
後.室内の冷房負荷に応じて必要な温度にまで再熱器1
14 によって加熱され(点■まで状態点が移動).更
に加湿器120によって室内の温度(設定湿度)にまで
加湿される(点■まで状態点が移動)  ここで,室内
の冷房負荷が大きい場合には.給気温度を設定室塩より
もかなりの程度低くする必要があるため,点■は点■に
近い点に止まることになる。これは,再熱器114によ
る加,熱量が少なくて済むことを意味する。しかしこれ
とは逆に,室内の冷房負荷が小さい場合には室内へ供給
される空気の温度を設定温度近くまで高める必要がある
ため.点■は設定室温に略等しい点■に近づくことにな
る。これは,再熱器114による加熱量が増加すること
を意味する。
次ぎに,外気温度が低い場合(例えば冬期)について.
第6図と同様の空気線図を表した第7図を参照して説明
する。外気温度及び湿度が室内よりも低いとき.外気を
示す状態点■は図中の左下に位置する。第6図の場合と
同様に,点■は室内からの還気の状態点を示しており.
また点■は外気と還気との混合気の状態点を示している
。図示の通り,この場合には混合空気の温湿度(点■〉
は室内の温湿度(点■)よりも低くなるので,室内の冷
房負荷が低い場合には.本来冷却・減湿の必要がなく,
混合気をそのまま必要なレベルまで(即ち,点■に近づ
くまで〉加熱及び加湿すればよい筈である.しかし,従
来の制御では前例と同様の動作を行うために,混合空気
をいったん点■の状態にまで冷却・滅温した後,再熱器
で点■まで加熱することになるから,室内の冷房負荷が
小さい場合ほど点■,■を点■に近づけるために加熱量
及び加湿量が増大するという.エネルギの無駄が生じて
いた。
ところで.以上の欠点を解消して省エネルギ化を図るた
めに,コンプレッサとして容量可変のものを採用すると
共に,外気の温度を監視して外気温が所定値以下となっ
た場合にはこのコンプレソサの容量を制御する装置が試
みられた。これは.第8図に示すように.前述した制御
装置に加えて,室外に外気温検出器126が設けられて
いる。そして.外気温が所定値以下となった場合には,
この外気温検出器126からの操作信号に基づいて制御
スイッチ128が作動し,コンプレッサ102の容量を
抑制するものである。確かに.これによればパッケージ
エアコン100の冷却能力自体を制御できるため,外気
温が低くなる冬期で,更に室内の冷房負荷も低い場合に
は有効に省エネルギ化を図ることができる。しかし,外
気温が高い夏期で,しかも室内の冷房負荷が低い場合に
生ずるエネルギの無駄については,何ら有効に対処し得
ない。更に,冬期においでも,外気温の低下に伴って室
内の冷房負荷が必ず低下するとは限らず,部屋の使用目
的等によっては高い冷房負荷が生ずる場合がある。この
ような場合には,室内へ供給される空気の温度を,室温
に比べてかなり低い状態となるまで冷却する必要がある
にもかかわらず,外気温が所定値以下であるためにコン
プレッサがアンロードされてしまい,必要な冷却能力が
発揮できなくなる。従って,この外気温の変化を監視し
てコンブレ7サ102の容量を制御する方式は,室内の
冷房負荷の変動の大部分が.外気温の変動(気象条件)
に起因する場合にしか使用できない点で不十分なもので
あった. 本発明は,従来例の有する以上のような欠点を解消し,
とくに室内の冷房負荷が低い場合に生ずるエネルギの無
駄も有効に排除できるパッケージエアコンを用いた恒温
恒湿空調制御方法および装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決する手段〕
上記目的を達成するために,本発明に係る制御方法は,
その請求項1において,空気冷却器と再熱器を備え且つ
該冷却器に高圧冷媒を供給するためのコンプレソサを装
備したパッケージエアコンに外気と還気の混合空気を取
入れ,この混合空気を前記冷却器で冷却したあと前記再
熱器で加熱し,次いでこの混合空気を加湿操作したうえ
恒温恒湿環境室内に給気する恒温恒湿空調法において,
前記のコンプレッサとして容量可変のものを使用したう
え,室内温度検出手段のほかに給気温度検出手段を設け
,該室内温度検出手段からの検出信号に基いて再熱器で
の加熱量を制御すると共に,空気冷却器での冷却量を給
気温度検出手段からの検出信号に基いて該コンプレッサ
の容量を操作することによって制御するよう構成した。
また,本発明に係る制御装置は.その請求項2において
,パッケージエアコン内の冷却器の次段に設置され,こ
の冷却器で冷却された空気を加熱する再熱器と,室内の
温度を監視する室内温度検出手段と,この室内温度検出
手段から送出される検出信号に基づいて前記再熱器の容
量を制御する第1の温度指示調節手段と,前記再熱器を
通過した空気を加湿する加湿器と.室内の湿度を監視す
る温度検出手段と.この湿度検出手段から送出される検
出信号に基づいて前記加湿器における加湿量を制御する
湿度指示調節手段と,室内への給気温度を監視する給気
温度検出手段と2この給気温度検出手段から送出される
検出信号に基づいてパッケージエアコン内に設置された
容量可変式コンプレッサの容量を制御する第2の温度指
示調節手段とからなるよう構成した. 更に.本発明にかかる他の制御装置は,その請求項3に
おいて.前記第1の温度指示調節手段及び湿度指示調節
手段は前記コンプレッサの容量操作部にも接続され,室
内の温度及び/又は湿度が所定値以上となった場合には
,抑制運転中のコンプレッサの容量を増加させ,或いは
停止中のコンプレッサを発動させるよう#I戒した。
〔作用〕
以上の如く.請求項1及び2に記載したパッケージエア
コンを用いた恒温恒湿空調制御方法および装置において
は.室内温度検出手段が室内の温度を監視し,第1の温
度指示調節手段がこの室内温度に対応して再熱器の容量
を制御し,もって室内へ供給される空気の温度を調節す
る。また5湿度検出手段が室内の湿度を監視し.湿度指
示調節器が室内の湿度に対応して加湿器における加湿量
を制御し,もって室内へ供給される空気の湿度を調節す
る。更に.給気温度検出手段が室内に供給される空気の
温度を監視し,室内に供給される空気の温度が所定域値
以上となる場合には,室内の冷房負荷が小さいものと判
断され,第2の温度指示調節手段によってコンプレッサ
の容量が抑制され,或いはその作動が停止される。逆に
,室内に供給される空気の温度が所定域値以下となる場
合には,室内の冷房負荷が大きくなったものと判断して
停止中のコンプレッサを発動させ.或いは抑制運転中の
コンプレッサの容量を増加させる。
更に5請求項3に記載したバンケージエアコンを用いた
恒温恒湿空調制御装置においては,,上記作用に加えて
,第1の温度指示調節手段及び温度指示調節手段がパッ
ケージエアコン内のコンプレンサにも接続されている.
而して,コンプレッサの停止中或いは抑制運転中に室内
の温度及び/又は湿度が設定温度・湿度よりも上昇した
場合には,強制的に停止中のコンプレッサを発動させ,
或いは抑制運転中のコンブレ7サの容量を増加させて冷
却器の冷却・減湿能力を高める。
〔実施例〕
以下,添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する. 第1図は.本発明に係るバフケージエアコンを用いた恒
温恒湿空調制御装置の全体構成を示す回路図である. パノケージエアコン2は,少なくとも容量可変のコンプ
レッサ4,このコンプレッサ4から高圧冷媒が供給され
る冷却コイル6.再熱器8 (電気ヒータ)及び送風機
10を内蔵している。また,パッケージエアコン2には
.室内に調和空気を供給するための給気ダクト12が,
前記送風機10の吹出口に接続されており,この給気ダ
クトl2の途中には蒸気を発生させる加湿器14 (蒸
気発生器)が装着されている。更に.上記バンケージエ
アコン2には,外気を採り入れるための外気ダクト16
及び室内からの還気を戻すための還気ダクトl8が,前
記冷却コイル6の前段に接続されている.尚,簡略化の
ため図示は省略したが,パ・7ケージエアコン2の外部
にはa縮器が設置されている。
前記再熱器8には,室内に設けられた室内温度検出器2
0及び第1の温度指示調節器22が接続されている。
また.前記加湿器l4には,室内に設けられた湿度検出
器24及び湿度指示lm節器26が接続されている. 更に.給気ダクト12の途中には.室内に供給される空
気の温度を監視するための給気温度検出器28が設けら
れており,第2の温度指示調節器30.3個のマグネッ
トスイッチ32及びパッケージエアコンに設けられた接
点34を介してコンプレッサ4の容量操作部に接続して
いる。
符号36は過熱防止用サーモスタノトであり.符号38
は再熱器8のスイフチングを行うサイリスクユニノトで
ある。
以上の構成を有する制御装置を用いた制御方法について
,以下説明する. 先ず.前記送風機10の吸引力によって,還気ダクトl
8を介して室内からの還気が.また外気ダク}16を介
して外気が夫々パッケージエアコン2内に流入し,これ
らが混じり合って冫昆合気を形戒する。
この混合気は,冷却コイル6の方向へと導かれ,草発器
たる冷却コイル6を通過する際に蒸発潜熱を奪われ.そ
の結果冷却・Fli ?Wされる。
冷却・減湿された混合気は.次ぎに再熱器8を通過する
際に適宜温度まで加熱される.この再熱器の容量は,室
内温度検出器20及び第1の温度指示調節器22からの
操作信号に基づいて調節される.即ち,室内温度検出器
20は室内温度を常時監視しており,その検出結果を第
lの塩度指示調節器22に送出する.この検出結果に基
づき.第1の温度指示調節器22において室内の冷房負
荷が低下傾向にあると判断された場合には.再熱器8の
容量を増加すべき旨の指令が出される.逆に.室内の冷
房負荷が上昇1頃向にあると判断された場合には,再熱
器8の容量を抑制すべき旨の指令が出される.再熱器8
を通過した空気は,給気ダクト12を介して室内に供給
されるのであるが,その途中において,前記加湿Fil
4によって適宜加湿される.この加湿814によって加
えられる水分量は,前記湿度検出器24及び湿度指示調
節器26からの操作信号に基づいて調節される。即ち,
湿度検出器24は室内の湿度を常時監視しており,その
検出結果を湿度指示調節器26に送出する。この検出結
果に基づき.湿度指示調節器26において室内の湿度が
上昇傾向にあると判断された場合には,加湿器14にお
いて加える水分量を抑制すべき旨の指令がなされる。逆
に,室内の湿度が低下傾向にあると判断された場合には
,加湿器14において加える水分量を増加すべき旨の指
令がなされる。
加湿器14において湿度の調整がなされた空気は給気ダ
クトl2を経由して室内に供給される。
以上までは前記従来例と同様であるが.本発明の場合は
更に.給気温度検出器2Bが給気ダクト12の途中に設
けられている.この給気温度検出器28は,室内に供給
される空気の温度を常時監視しており.その検出結果を
前記第2の温度指示調節器30に送出する。この第2の
温度指示調節器30は,供給される空気の温度が所定域
値以上(設定室温に近い値)となった場合には室内の冷
房負荷が低下したものと判断し1前記マグネットスイノ
チ32に連絡してコンプレッサ4の容量を制御する。
即ち,マグネットスイッチ32はパッケージエアコン2
に予め設けられた接点34に接続されており.この接点
を通じてパッケージエアコン内のコンブレノサ4を制御
する。本実施例の場合,マグネットスイッチを3個用い
た例を示しているが.この場合にはコンプレッサを「全
開」「50%」「停止」の3段階に制御することができ
る。このマグネソトスイッチ34の数を更に増やすこと
によって,よりきめの細かい制御が可能となる。また.
インバータ制御を採用すれば.無段階に制御することが
可能となる。
次ぎに.本実施例による場合の空気の状態変化について
.第2図及び第3図を参照して説明する.第2図は.横
軸に乾球温度を,縦軸に絶対湿度をとった第6図と同様
な空気線図であり.夏期における空気の状態変化を示し
ている。
先ず,点■は室内からの還気の状態点を,また点■は外
気の状態点を,更に点■は還気と外気との混合気の状態
点を示している. 而して.この混合気は,バフケージエアコン2内の冷却
コイル6によって点■の状態まで一旦冷却・滅淘され,
その後第1の温度指示aJ節器22の指令に基づき,再
熱器8によって点■の状態まで加熱される.更に,湿度
指示調節器26の指令に基づき.加湿器14によって点
■の状態まで(即ち,室内の湿度と略等しい湿度まで)
加湿された後に.室内へと供給される。
ここで,室内の冷房負荷が高い場合には,再熱器8の容
量が低く抑えられ,点■と点■との距離が短くなるため
、エネルギの無駄が少なくて済む。
しかし,室内の冷房負荷が非常に低い場合或いは冷房負
荷がほとんどない場合には,再熱器8の容量を増加させ
て.点■を点■により近い点■′に移動させる必要があ
り,その結果,点■も点■に近い点■゛に移動する. 結局,前記給気温度検出器28及び第2の温度指示調節
器30は.点■の動きを監視していることになり.点■
が点■に近い状態点(即ち.室内の温度・湿度に近い状
態点)に到達した場合には9室内の冷房負荷が低下した
ものとみなし.前記マグネットスイッチ32を作動させ
てコンプレンサ4の容量を抑制する。
コンプレッサ4の容量を抑制した場合の空気の状態につ
いて,第3図を参照して以下に説明する。
第3図は,コンプレッサの容量を50%とした場合の空
気の状態変化を示す空気線図である。
図示のように,混合気は点■まで冷却されるが.点■と
点■との距離は全開運転の場合(第2図)に比較して約
1/2となっており,それに対応してエンタルピも約1
/2となっている。これは冷却のために要するエネルギ
が約1/2に節約できたことを意味する。
また,点■と点■との距離が近づいたので.当然に点■
と点■との距離も近づくことになる。これは,その分再
熱器8の容量を低く抑えることができることを意味し.
再熱に要するエネルギの節約が可能となる。
更に,冷却の程度を抑えた分.減湿の程度も低くなるの
で,点■と点■との距離も短くなる。これは,加湿器1
4の容量を低く抑えることができることを意味し.加湿
に要するエネルギの節約が可能となる。
このように,本実施例によれば.室内の冷房負荷が所定
よりも低い場合には,コンプレッサを抑制運転すること
によって,冷却のためのエネルギ再熱のためのエネルギ
及び加湿のためのエネルギを節約することが可能となる
以上は,夏期における空気の状態変化を例に挙げて,本
実施例による省エネルギ化について説明したが,外気の
温度及び湿度が室内よりも低くなる冬期においても同様
の省エネルギ化が実現できる。即ち.室内に供給される
調和空気の温度が設定室温に近づいた場合には室内の冷
房負荷が低下したものと判断し.コンプレッサ4の容量
を制御して冷却能力を低下させる.その結果,冷却・減
湿の程度が低下し.その分再熱及び加湿に要するエネル
ギが節約できる. 次ぎに,本発明の第2の実施例について.第4図を参照
して説明する. 図からも明らかなように,第2の実施例は,その構成の
大部分を前記第1の実施例と共通にしている.第1の実
施例と相違するのは2この第2の実施例には.抑制運転
中のコンプレッサ4の容量を強制的に増加させ.或いは
停止中のコンブレ・7サ4を強制的に発動させる回路が
形戒されている点である。
即ち2第1の実施例においては,コンプレッサ4の容量
を抑制して運転している際に室内の湿度が上昇した場合
には,先ず加湿器14における渾気発生量を少なくする
ことによって室内の湿度を一定に保持せんとする.しか
し,室内の湿度が何らかの理由によって急激に上昇し,
たとえ加湿器14を完全にOFFにしても室内の温度を
下げられない場合には,室内の恒湿性を保持し得なくな
る。
また.第1の実施例においては,コンプレッサ4の容量
を抑制して運転している際に室内の冷房負荷が上昇した
場合には.先ず再熱器8の容量を抑制し,室内に供給さ
れる空気の温度を低くすることによって対処する。そし
て.この供給される空気の温度が所定値以下となった場
合には,給気温度検出器20及び第2の温度指示調節器
22からの指令によってコンプレッサ4の容量を1曽加
させ冷却能力を上昇させることによって供給空気の温度
をさらに低<シ.よって室内の温度を一定に保持する。
しかし,外気温が急激に上昇した場合等には,再熱器8
を完全にOFFにしても給気温度が所定値以下にまで下
がらず,その結果,室内の冷房負荷が高いにもかかわら
ず,第2の温度指示調節器22からコンプレソサ4の容
量を増加させるべき旨の指令が発せられない場合が生じ
る。これでは.室内の温度が上昇してしまい.恒温性を
保持し得なくなる。
そこで.以上のように室内の恒温恒湿性が損なわれるこ
とを防ぐために,本実施例においては第1の温度指示調
節器22及び湿度指示調節器26の夫々をバ,ケージエ
アコン2の接点34を介してコンプレッサ4にも接続さ
せている。而して,上記のようにコンプレッサの抑制運
転中に室内の湿度及び/又は温度が設定値を越えて上昇
した場合には強制的にコンプレッサの容量を増加させ,
冷却・滅湿能力を高めることによって室内の恒温恒湿性
を担保することが可能となる。
〔効果〕
本発明に係るバフケージエアコンを用いた恒温恒湿空調
制御方法および装置は2室内への給気温度が所定値以上
となった場合には.室内の冷房負荷が低下したものと判
断してコンブレ,サの容量を印制し,或いはコンプレソ
サを停止するよう構成したので,従来例のもとて生して
いた,室内の冷房負荷が低い場合のエネルギの無駄を有
効に省くことが可能となる. また.コンプレッサの停止中或いは抑制運転中に室内の
温度及び/又は湿度が所定値以上となった場合には,強
制的にコンプレッサを発動させ,或いはその容量を増大
させることができるので,室内の恒温恒湿性を有効に担
保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るバッケージエアコンを用いた恒温
恒湿空調制御装置の全体構戒を示す回路図,第2図はパ
ソケージエアコンを100%の全開運転した場合の空気
の状態変化を示す空気線図第3図はパッケージエアコン
を50%の抑制運転した場合の空気の状態変化を示す空
気線図,第4図は本発明の第2の実施例の全体構戒を示
す回路図第5図及び第8図は従来のバンケージエアコン
を用いた恒温恒湿空調制御装置の全体構戊を示す回路図
.第6図及び第7図は従来のパッケージエアコンを運転
した場合の空気の状態変化を示す空気線図である。 符号の説明 2・・・パソケージエアコン l4 ・ 20 ・ 24 ・ 26 ・ 28 ・ 30 コンプレッサ 冷却器 (冷却コイル) 再熱器 加湿器 室内温度検出千段(室内温度検出器) 第1の温度指示調節手段(第1の温度指示調節器) 湿度検出手段(湿度検出器) 湿度指示調節手段(温度指示調節器) 給気瓜度検出手段(給気温度検出器) 第2の温度指示調節手段(第2の温度指示調節器〉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空気冷却器と再熱器を備え且つ該冷却器に高圧冷
    媒を供給するためのコンプレッサを装備したパッケージ
    エアコンに外気と還気の混合空気を取入れ、この混合空
    気を前記冷却器で冷却したあと前記再熱器で加熱し、次
    いでこの混合空気を加湿操作したうえ恒温恒湿環境室内
    に給気する恒温恒湿空調法において、前記のコンプレッ
    サとして容量可変のものを使用したうえ、室内温度検出
    手段のほかに給気温度検出手段を設け、該室内温度検出
    手段からの検出信号に基いて再熱器での加熱量を制御す
    ると共に、空気冷却器での冷却量を給気温度検出手段か
    らの検出信号に基いて該コンプレッサの容量を操作する
    ことによって制御することを特徴とするパッケージエア
    コンを用いた恒温恒湿空調制御方法。
  2. (2)パッケージエアコン内の冷却器の次段に設置され
    、この冷却器で冷却された空気を加熱する再熱器と、室
    内の温度を監視する室内温度検出手段と、この室内温度
    検出手段から送出される検出信号に基づいて前記再熱器
    の容量を制御する第1の温度指示調節手段と、前記再熱
    器を通過した空気を加湿する加湿器と、室内の湿度を監
    視する湿度検出手段と、この湿度検出手段から送出され
    る検出信号に基づいて前記加湿器における加湿量を制御
    する湿度指示調節手段と、室内への給気温度を監視する
    給気温度検出手段と、この給気温度検出手段から送出さ
    れる検出信号に基づいてパッケージエアコン内に設置さ
    れた容量可変式コンプレッサの容量を制御する第2の温
    度指示調節手段とからなるパッケージエアコンを用いた
    恒温恒湿空調制御装置。
  3. (3)前記第1の温度指示調節手段及び湿度指示調節手
    段は前記コンプレッサの容量操作部にも接続され、室内
    の温度及び/又は湿度が所定値以上となった場合には、
    抑制運転中のコンプレッサの容量を増加させ、或いは停
    止中のコンプレッサを発動させるよう構成した請求項2
    に記載のパッケージエアコンを用いた恒温恒湿空調制御
    装置。
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