JPH03167906A - 誘電体集束ホーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロ波帝からミリ波帝にかけて良好な特
性を有するホーン７冫テナの一種である誘電体集束ホー
ンに関する． 〔従米の技術〕 従来の誘電体集束ホーンは、円形導波管または、円形導
波管に円錐ホーンを取り付けた構造の開口側の円形導Ｓ
ｔ管部分に円柱状の誘電体梓を差し込む形を基本構造と
していた。

このような円形導波管部分に円柱状の誘電体棒を差し込
む構造においては、誘電体棒の位置が確定せず、更に長
期闇の使用中には誘電体碑が脱落する恐れがあった．そ
のため、従来第４図に示すような構造のものが使われて
いた。

同図に示す誘電体集東ホーンにおいては、誘電体棒５１
に矢羽根状の突起５３を設けることによって、誘電体集
束ホーンから電波を上向きに放射する場合に、誘電体棒
５１が導波管５２の中に埋没しないようにしている． 〔発明が解決しようとする課題〕 上述したような、第４図に示す構造の誘電体集東ホーン
は、その構造上、誘電体集束ホーンいう問題点があった
． さらシニ、電気特性の点においても矢羽根状の突起５３
のために特に電圧定在波比（ＶＳＷＲ）が劣化するとい
う欠点があった。

本発明は上記の問題点を解決し、どのような条件でも誘
電体棒を強固に保持することが可能で、電ス的にも優れ
た特性を有する誘電体集束ホーンを提供することを目的
としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、前述の目的は前記特許請求の範囲に記
載した手段に上り達威される．すなわち、本発明は、円
錐ホーンおよびこれに連なる円形導波管の内壁の少なく
とも一部に、使用周波数の１波長以下のピッチで、深さ
が使用周波数の半波長以下、４分の１波長以上の寸法の
らせん溝を設け、該らせん溝の一部と螺合する構造を有
し上記円錐ホーンの外部まで伸Ｖて電波の放射方向を指
向する誘電体棒を装着した誘電体集束ホーンである。

〔作　　用〕

本発明においては、上述のように、円錐ホーンおよびこ
れに連なる円形導披管の内壁には、らせん溝が設けられ
ていて、該らせん溝の少なくとも一部と螺合せしめるこ
とによって、誘電体棒が装着されている。そのため、誘
電体棒の位置を確定することが可能であるとともに、本
誇電体集東ホーンをどのような向きで使用しても、誘電
体棒が脱落することがない。

また、上記らせん溝は、その深さが半波長から４分の１
波長までの開に選ばれている。

そのため、導波管の管壁は磁壁として動作し、電波はコ
ルデート導波管と同様にハイブリッドモードの一つであ
るＥＨ，，モードで進行波として伝搬する。従って、ら
せん溝があっても電波の反射は発生せず、導波管として
良好な特性を示す。

〔実施例〕

第１図は、本発明の一実施例を示す図でありて、本発明
による誘電体集東ホーンの構造を、その一部を切り欠い
て示すことによって、表現したものである． 同図において、１は円錐ホーンおよびこれに連なる円形
導波管、２はらせん溝、３は誘電体棒、４は給電導波管
、５は整合部、６は誘電体棒の後端テーバ部、７は誘電
体棒のらせん状突起部を表わしている。

第２図は第１図における円錐ホーンおよびこれに連なる
円形導波管を斜視図として表わしたものである。

第３図は第１図に示す誘電体棒を斜視図として表わした
ものである． 以下、これらの図面に基づいて本実施例について更に詳
しく説明する。

本発明においては、通常のフルデート導波管と異なり溝
がらせん状となっているために、円錐ホーンおよびこれ
に連なる円形導波管１と誘電体１１ｌ３を別々に作って
おき、その後に誘電体Ｗ１の前方からねヒこむことがで
きる。

本実施例の誘電体集束ホーンの動作を送信の場合を例に
採って説明すると、給電導波管４の内部を伝搬してきた
電波は整合部５においてコルデート導波管内を伝搬する
Ｅ’Ｈ，．モードに整合され、後端テーパ部６において
内部に誘電体を充填されたコルゲート導波管内を伝搬す
るＥＨ．に整合される． さらに、電波はらせん溝２の設けられた導披管内を進み
、自由空間に置がれた誘電体棒３によって伝送される基
本モードに徐々に変換される． 誘電体棒３はテーパ状となっているため、電波の拘束が
徐々に弱くなり、電波は空間に放射される。

このように次々に変わるモードを整合させるための区間
を設けることにより、電圧定在波比（ＶＳＷＲ）の低い
良好な特性を有する誘電体果東ホーンを実現することが
できる。

（εｒは比誘電率）に短縮するために、溝電体が充填さ
れている場合のらせん溝の深さは、誘電体が充填されて
いない場合のらせん溝の深さの１／ｆ７１−に選ばれる
。

このようにすることにより、電只的な意味での溝の深さ
は一定になる。溝の深さ方向に一部よ′Ｃ″誘電体が充
填されている場合には、上記の考え方に準じて、電気的
な意味での溝の深さを一定とするように、物理的な溝の
深さを選ぶ。

後端テーパｇ６では、徐々に誘電体が挿入されているた
め、導波管の内径を均一とした場合には、ｙＩ電体棒の
直径が増大するに従い遺断周波数が低下する。これを補
償するため、誘電体棒の直径の変化に対応して導波管の
内径を変化させることもできる。このようにすれば、使
用可能な周波数帯域を広くすることができる．誘電体棒
３の形状は、第１図に示す形状に限定されるものではな
い。給電導波管４の内部の空気を外部に排出するために
、゛誘電体棒３の中心部に貫通孔を設けることもできる
。さらに、誘電体棒３のテーパ形状は徐々に電波の拘束
を弱めるものであれば良いから、本実施例で示す円錐状
のテーパに限らない． 例えば、誘電体棒３の外径を一定とし、漏斗状に徐々に
肉厚が薄くなる構造であってもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、極めて高い性能
を有しつつ長期闇安定して用いることのできる誘電体集
東ホーンを実現することが可能となる。

すなわち、誘電体集束ホーン自体サイドローブ特性が良
好である特徴のあるホーンであるため、これを一次放射
器としてアンテナをＩｌｌ或すれば、良好な特性のアン
テナが実現でき、無線回線を高密度に作或することがで
きるので、有限の周波数をより有効に活用することがで
きる利点を有している． さらに、誘電体集束ホーンは小さな開口で狭いビームが
得られるという特徴があるため、マルチビームアンテナ
の一次放射器として用いれば、数多くのビームを出すこ
とができるから、燕縄回線の経済性を高め得る効果を有
するものである。

これらに対し、本発明の誘電体集束ホーンは、前述のよ
うに円錐ホーンおよびこれに連なる円形導波管内壁にら
せん状に溝を設けておいて、誘電体棒をその表面に設け
たらせん状突起により螺合せしめる構造を採っているの
で、円錐ホーンおよびこれに連なる円形導波管と誘電体
棒を別個に作威しておいて、組み立てに際し、誘電体棒
をねじ込めば良いから、工程が簡潔であり、製品を経済
的に製造することができる．また、誘電体袢が脱落する
ことがないから誘電体集束ホーンを任意の向きで使用す
ることが可能である． これらの点より、本発明の誘電体集束ホーンは、前述し
たような誘電体集束ホーンの利点をより高め得る効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　円錐ホーンおよびこれに連なる円形導波管の内壁の少
   なくとも一部に、使用周波数の１波長以下のピッチで、
   深さが使用周波数の半波長以下、４分の１波長以上の寸
   法のらせん溝を設け、該らせん溝の一部と螺合する構造
   を有し上記円錐ホーンの外部まで伸びて電波の放射方向
   を指向する誘電体棒を装着したことを特徴とする誘電体
   集束ホーン。