JP2015216523A - アンテナ装置 - Google Patents

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【課題】十分な低サイドローブ特性を得る。
【解決手段】一端に開口部11を有し、当該開口部11から電波を放射する円形導波管1と、円形導波管1の開口部11と対向し、当該開口部11から放射された電波を反射する反射板2と、一部が円形導波管1に挿入され、反射板2を支持する誘電体3とを備え、誘電体3には、円形導波管1に挿入された部分に溝部31が設けられた。
【選択図】図1

Description

この発明は、円形導波管の開口部から放射された電波を反射する副反射鏡を備えたアンテナ装置に関するものである。
アンテナ装置に用いられる自立型の一次放射器では、円形導波管の開口部から放射された電波を円板状の反射板(副反射鏡)で反射することで、当該電波を主反射鏡に照射する。この反射板の形状は、高利得、低サイドローブ等の条件を満足するように設計する必要がある。また、円形導波管には、反射板を支持するために、誘電体による支持構造が設けられている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1には、副反射鏡の形状を変えることで低サイドローブ特性を得ることが開示されている。
国際公開第2006/064536号 米国特許第6724349号
上記のような一次放射器において高利得、低サイドローブ等を実現するためには、放射パターンを制御する必要がある。一方、特許文献1では、副反射鏡の形状を変えることで低サイドローブ特性を得ている。しかしながら、この構成による副反射鏡の形状変更だけでは、低サイドローブ特性を十分に向上させられないという課題がある。
また、特許文献2には、円形導波管に挿入された誘電体形状及び円形導波管の内径形状をステップ状に変化させることで、高次モードを発生させて、一次放射器の放射パターンを制御する方法が開示されている。しかしながら、この方法による高次モードの発生量は十分ではなく、低サイドローブ特性を得ることができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、十分な低サイドローブ特性を得ることができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るアンテナ装置は、一端に開口部を有し、当該開口部から電波を放射する円形導波管と、円形導波管の開口部と対向し、当該開口部から放射された電波を反射する副反射鏡と、一部が円形導波管に挿入され、副反射鏡を支持する誘電体とを備え、誘電体には、円形導波管に挿入された部分に溝部が設けられたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、十分な低サイドローブ特性を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の一次放射器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の一次放射器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の誘電体の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、従来のアンテナ装置の一次放射器の構成について説明する。
従来のアンテナ装置の一次放射器には、上端に開口部を有し、電波を放射する円形導波管が設けられている。また、円形導波管の開口部に対向配置され、当該開口部から放射された電波を反射する円形状の反射板(副反射鏡)が設けられている。
そして、この反射板からの電波を反射する主反射鏡が、一次放射器の反射板と対向する位置に配置されている。
また、反射板は、円形導波管に一部が挿入された誘電体により支持されている。従来のアンテナ装置では、誘電体が円形導波管の内部に充填されるように挿入されている。誘電体は円形導波管の開口部側から挿入され、円形導波管の他端側(下部)は中空となっている。また、円形導波管の中空部分と誘電体が挿入された部分との間で電波の不整合による反射が生じないようにするため、通常、誘電体の下部の形状はテーパ状に構成されている。
また、円形導波管の直径は、中空の状態で、基本モードであるTE11モードがカットオフとならないように設計される。すなわち、円形導波管の直径は、電波の波長の0.586倍以上とする必要がある。
また、支持構造とする誘電体の誘電率及び周波数帯域幅にも依存するが、誘電体が挿入された円形導波管では、さらに高次のモードも伝搬可能となる。例えば、誘電体の比誘電率をεとすると、円形導波管の直径を1.220/√(ε)倍以上とすることで高次モードであるTM11モードが伝搬モードとなる。
また、円形導波管のような軸対称の構造において、基本モードであるTE11モードからモード変換が起こりうる高次モードは、TM11モード、TE31モード、TE21モード等である。そして、円形導波管の直径と支持構造に用いる誘電体の比誘電率を適切に選ぶことで、所望の周波数でTE11モードとTM11モードを伝搬モードとすることができる。
ここで、TE11モードでは、アンテナ装置の正面方向でピークを持つような放射パターンが得られる。一方、TM11モードでは、アンテナ装置の正面方向でヌルを持ち、正面方向からずれたところでピークを持つ放射パターンが得られる。
以上から、TE11モードとTM11モードの発生比率を調整し、所望の方向で逆相となるように位相調整すれば、所望の方向でのサイドローブを抑圧することができる。以下、TE11モードとTM11モードの発生比率を調整するための構成について示す。
図1はこの発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の一次放射器の構成を示す図である。
アンテナ装置の一次放射器は、図1に示すように、円形導波管1、円板状の反射板(副反射鏡)2及び誘電体3から構成されている。
円形導波管1は、一端に開口部11を有し、当該開口部11から電波を放射するものである。
反射板2は、円形導波管1の開口部11と対向し、当該円形導波管1から放射された電波を反射するものである。この反射板2により反射された電波は主反射鏡(不図示)に照射される。
誘電体3は、一部が円形導波管1に挿入され、反射板2を支持するものである。また、実施の形態1における誘電体3では、図1に示すように、円形導波管1に挿入された部分に、周方向に1周するように溝部31が設けられている。すなわち、円形導波管1と誘電体3との間に隙間が空いている状態となっている。
なお図1では、溝部31が軸方向に沿って周期的に複数配置された場合を示しているが、溝部31は1つでも複数でもよいし、周期的でも周期的でなくてもよい。また図1では、溝部31の形状をすべて同一形状としているが、溝部31の形状は同じでなくてもよい。また、図1に示す円形導波管1及び反射板2の形状は一例であって、この形状に限定されるものではない。
そして、上記のように構成された一次放射器において、円形導波管1の直径と支持構造に用いる誘電体3の比誘電率を適切に選ぶことで、所望の周波数で基本モードであるTE11モードと高次モードであるTM11モードのみを伝搬モードとすることができる。
また、誘電体3の溝部31の形状、位置、周期(個数)を調整することで、TM11モードの発生量(励振係数)及び位相を調整することができる。よって、誘電体3に設けられた溝部31により、所望の方向でのサイドローブの抑圧量を設定することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、誘電体3の円形導波管1に挿入された部分に溝部31を設けるように構成したので、基本モードであるTE11モードと高次モードであるTM11モードの発生比率を調整することが可能となり、所望の方向でのサイドローブを抑圧することが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態1で説明したとおり、誘電体3に設けられた溝部31の形状、位置、周期により高次モードであるTM11モードの発生量を調整でき、結果としてサイドローブを抑圧することが可能となる。ここで、実施の形態1では溝部31の形状、位置、周期を任意としたが、溝部31の形状を同一とし且つ周期構造とすることで、設計パラメータを限定することができ、容易に最適形状を得ることができる。なお、周期構造に限定した場合であっても十分なTM11モードの発生量を得ることができる。
ここで、溝部31の形状として誘電体3の軸方向に沿った断面形状を台形とし、当該軸方向に沿って周期的に設けた場合を考える。なお、断面形状としては、方形、三角形等も考えられるが、台形の上底の長さをゼロにしたものが三角形であると考えれば、台形は上記の両形状も包含するものとして考えることができる。
そして、溝部31の形状を台形とし且つ周期構造とすると、設計パラメータは、台形の上底、下底及び高さと、溝部31の周期の4つとなる。そして、これらを最適に選択することによって、所望のTM11モードの発生量を得ることができる。
実施の形態3.
図1に示す実施の形態1の構成では、誘電体3に設けられた溝部31により、円形導波管1と誘電体3との間に隙間が空けられた状態となっている。それに対し、図2に示すように、円形導波管1の内面に、誘電体3の溝部31と係合する突起部12を設けるように構成してもよい。
一次放射器では、誘電体3を円形導波管1に固定する必要がある。この際、図1に示す実施の形態1の構成では、接着剤を用いて固定を行っている。また、誘電体3がフッ素系樹脂等の場合には、接着剤を使うことが困難であるため、樹脂製のピン等を用いて固定を行っている。しかしながら、上記の接着剤及びピン等は電気設計に含まれる部品ではなく、アンテナ装置の放射特性を劣化させる原因となる。
それに対し、図2に示す実施の形態3の構成では、円形導波管1に誘電体3の溝部31と係合する突起部12を設けているため、上記の接着剤及びピン等を用いなくても誘電体3を円形導波管1に固定することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、円形導波管1に誘電体3の溝部31と係合する突起部12を設けたので、実施の形態1の効果に加え、誘電体3を固定するための別部品が必要なくなるため、アンテナ装置の放射特性の劣化を回避でき、また、アンテナ装置の製造が容易になる。
実施の形態4.
図3に示す実施の形態3の構成では、複数の溝部31がそれぞれ誘電体3の周方向に1周するように設けられている。そのため、アンテナ装置の組み立ての際に、円形導波管1を分割しないと誘電体3を挿入することができない。それに対して、図3に示すように誘電体3の溝部31をらせん状に構成し、また、それに対応するように円形導波管1の突起部12もらせん状に構成してもよい。これにより、誘電体3をネジのように回転させながら円形導波管1に挿入することが可能となり、円形導波管1を分割する必要がなくなる。
以上のように、この実施の形態4によれば、誘電体3の溝部31と円形導波管1の突起部12をらせん状に構成することで、実施の形態3の構成に対し、円形導波管1を分割することなく誘電体3を挿入でき、アンテナ装置の製造がさらに容易になる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 円形導波管、2 反射板(副反射鏡)、3 誘電体、11 開口部、12 突起部、31 溝部。

Claims (4)

  1. 一端に開口部を有し、当該開口部から電波を放射する円形導波管と、
    前記円形導波管の開口部と対向し、当該開口部から放射された電波を反射する副反射鏡と、
    一部が前記円形導波管に挿入され、前記副反射鏡を支持する誘電体とを備え、
    前記誘電体には、前記円形導波管に挿入された部分に溝部が設けられた
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記溝部は、前記誘電体の軸方向に沿った断面形状が台形であり、当該軸方向に沿って周期的に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記円形導波管には、前記誘電体の溝部と係合する突起部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記溝部及び前記突起部はらせん状に構成された
    ことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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