JP2016092714A - アンテナ - Google Patents

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成夫 五島
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博之 出口
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Abstract

【課題】更なる性能の向上を図る。
【解決手段】アンテナは、給電導波管の開口端に機械的に接続されるアンテナ本体1と、アンテナ本体1内に設けられる内部導波管2とを備える。アンテナ本体1は、ホーン部10と突部11とを有する。ホーン部10は、両端が開口した筒状であり且つ給電側である後端から放射側である前端に向かって内径が徐々に増大するように構成される。突部11は、内径r2が均一な筒状であり且つホーン部10の前端から前方へ突出するように構成される。内部導波管2は、内径r4が均一な筒状であり且つ軸方向の長さdが突部11の軸方向の長さよりも短く構成される。また、内部導波管2は、自らの中心軸を突部11の中心軸Oと重ねるとともに、突部11の前端よりも前方へ突出しないように突部11の内側に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナに関し、特に、同軸導波管モードを励振・制御して広角指向性を改善した同軸グルーブホーンアンテナに関する。
従来例として、特許文献1記載の誘電体装荷アンテナを例示する。この従来例は、円形導波管の前面側の開口の周りに同軸構造の溝が形成されてなる一次放射器と、一次放射器の前面側に装荷される誘電体レンズとを備える。一次放射器は、金属材料からなり、中央の導波路と円環状の溝とが同軸に形成されている。導波路は、給電面側から放射面側に向かって電波を伝搬する部材である。導波路は、放射面と給電面とを結ぶ誘電体装荷アンテナの長軸(中心軸)に沿って均一な円を描く円柱状であって、給電面側から放射面側に向かって開いた開口を備える。誘電体レンズは、円錐台形状の主部と、主部の後面から突出する円筒形状の挿入部とが誘電体である材料(例えば、ポリエチレンなどの合成樹脂材料)から一体に形成されてなる。主部は、誘電体レンズにおいて導波路を伝搬する電波を自由空間側に放射するための部材であり、本部材の形状が電波の放射角を決定する。
特許文献1記載の従来例は、円錐台形状の主部と、一次放射器の溝に挿入される挿入部とが誘電体である材料で一体に形成された誘電体レンズを一次放射器に装荷することにより、従来よりも小型化と広角な放射特性を得ることができる。
特開2014−207495号公報
ところで、上記従来例のようなアンテナは、例えば、ミリ波帯の電波を利用して移動体(車両や人など)を検出するミリ波レーダ装置に搭載される可能性がある。このようなミリ波レーダ装置に搭載されるアンテナは、相対的に広い範囲を高利得・低損失でカバーし得る特性が必要になるので、更なる小型化、広角な放射特性、広帯域の周波数特性が望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、更なる性能の向上を図ることを目的とする。
本発明のアンテナは、給電導波管の開口端に機械的に接続されるアンテナ本体と、前記アンテナ本体内に設けられる内部導波管とを備え、前記アンテナ本体は、両端が開口した筒状であり且つ給電側である後端から放射側である前端に向かって内径が徐々に増大するように構成されるホーン部と、内径が均一な筒状であり且つ前記ホーン部の前記前端から前方へ突出する突部とを有し、前記内部導波管は、内径が均一な筒状であり且つ軸方向の長さが前記突部の軸方向の長さよりも短く構成され、前記内部導波管は、自らの中心軸を前記突部の中心軸と重ねるとともに、前記突部の前端よりも前方へ突出しないように前記突部の内側に配置されることを特徴とする。
本発明のアンテナは、更なる性能の向上を図ることができるという効果がある。
本発明に係るアンテナの実施形態1を示す断面図である。 図2Aは同上の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図2Bは同上の電圧定在波比の計算値を示すグラフである。 図3Aは同上の22GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図3Bは同上の23GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図4Aは同上の25GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図4Bは同上の26GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図5Aは本発明に係るアンテナの実施形態2を示す断面図、図5Bは同上の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図6Aは本発明に係るアンテナの実施形態3を示す断面図、図6Bは同上の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図7Aは同上の22GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図7Bは同上の23GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図8Aは同上の25GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図8Bは同上の26GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図9Aは従来例の断面図、図9Bは従来例と実施形態3の電圧定在波比の計算値を示すグラフである。 図10Aは同上及び従来例の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図10Bは同上及び従来例の22GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図11Aは同上及び従来例の23GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフ、図11Bは同上及び従来例の25GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 同上及び従来例の26GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図13Aは本発明に係るアンテナの別の実施形態を示す断面図、図13Bは同上の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 図14Aは本発明に係るアンテナのさらに別の実施形態を示す断面図、図14Bは同上の24GHzにおける放射パターンの計算値を示すグラフである。 本発明に係るアンテナのさらにまた別の実施形態を示す断面図である。
以下、本発明に係るアンテナの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のアンテナは、給電導波管の開口端に機械的に接続されるアンテナ本体1と、アンテナ本体1内に設けられる内部導波管2とを備える。アンテナ本体1は、ホーン部10と突部11とを有する。ホーン部10は、両端が開口した筒状であり且つ給電側である後端から放射側である前端に向かって内径が徐々に増大するように構成される。突部11は、内径が均一な筒状であり且つホーン部10の前端から前方へ突出するように構成される。内部導波管2は、内径が均一な筒状であり且つ軸方向の長さdが突部11の軸方向の長さよりも短く構成される。また、内部導波管2は、自らの中心軸を突部11の中心軸Oと重ねるとともに、突部11の前端よりも前方へ突出しないように突部11の内側に配置される。
本実施形態のアンテナは上述のように構成されるので、従来例と比較して、高次モードの電磁波を広角に放射することができ、更なる性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態のアンテナにおいて、アンテナ本体1の前記前端側に装荷される誘電体レンズ3を備えることが好ましい。誘電体レンズ3は、アンテナ本体1と内部導波管2との間に形成される溝13を埋めるように構成されることが好ましい。
本実施形態のアンテナが上述のように構成されれば、誘電体レンズ3の作用により、更なる性能の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態のアンテナにおいて、誘電体レンズ3は、溝13に挿入される挿入部31と、挿入部31の前面から前方へ突出してアンテナ本体1の前端を覆う主部30とを有することが好ましい。また、主部30および挿入部31は、誘電体である材料から一体に形成されることが好ましい。
なお、本実施形態のアンテナにおいて、アンテナ本体1は、ホーン部10の外径を均一とするように構成されることが好ましい。
(実施形態1)
本実施形態のアンテナは、図1に示すように、アンテナ本体1と内部導波管2を備える。また、アンテナ本体1は、ホーン部10と突部11を有する。ホーン部10は、両端が開口した筒状であり且つ給電側である後端(図1においては下端)から放射側である前端(図1においては上端)に向かって内径が徐々に増大するように構成される。例えば、本実施形態におけるホーン部10は、前端及び後端が開放された円錐台形状に形成されることが好ましい。突部11は、内径が均一な筒状であり且つホーン部10の前端から前方(図1においては上方)へ突出するように構成される。すなわち、本実施形態における突部11は、ホーン部10の最大内径(前端の内径)と内径の等しい円筒形状に形成されることが好ましい。なお、本実施形態におけるアンテナ本体1において、ホーン部10の後端には、内径がホーン部10の最小内径(後端の内径)に等しい円筒形状の首部12が形成されることが好ましい。
内部導波管2は、内径が均一な筒状であり且つ軸方向(図1においては上下方向)の長さdが突部11の軸方向(図1においては上下方向)の長さよりも短く構成される。例えば、本実施形態における内部導波管2は、短小な円筒形状に形成されることが好ましい。さらに、内部導波管2は、自らの中心軸を突部11の中心軸Oと重ねるとともに、突部11の前端よりも前方へ突出しないように突部11の内側に配置される。なお、アンテナ本体1及び内部導波管2は、何れも金属材料で形成されることが好ましい。また、内部導波管2は、例えば、比誘電率εrが1.05以下である発泡ポリエチレンフォームなどの固形物によってアンテナ本体1に支持されることが好ましい。このように比誘電率εrが1に近い材料からなる固形物で内部導波管2が支持されれば、電磁波に対する固形物(誘電体)の影響を抑えることができる。
本実施形態のアンテナは、アンテナ本体1の首部12の後端に給電導波管が機械的に接続され、給電導波管内を伝搬してくる電磁波を、円形導波管並びに同軸導波管の基本モード・高次モードに変換するように構成される。さらに、本実施形態のアンテナは、変換した高次モードのうちで不要な高次モードを減衰させた電磁波を開口面から自由空間に放射するように構成される。本実施形態のアンテナの放射パターンの計算値(コンピュータシステムによる数値シミュレーション結果)を図2A、図3A、図3B、図4A及び図4Bに示す。ただし、首部12の内周円半径r0=4.4mm、首部12の外周円半径r1=6.4mm、突部11の内周円半径r2=12mm、突部11の外周円半径r3=14mm、内部導波管2の内周円半径r4=5.1mm、内部導波管2の外周円半径r5=6.1mmとする。さらに、内部導波管2の高さ(軸方向の長さ) d=4mm、首部12の高さ(軸方向の長さ)a=1mm、ホーン部10の高さ(軸方向の長さ)k1=1.3mm、内部導波管2の前端から突部11の前端までの高さ(軸方向の長さ)k2=1.5mmとする。なお、各図において、実線αは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線βは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、各図において、一点破線γは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。また、図2Aは、24GHzにおける放射パターンの計算値を示し、図3A、図3B、図4A、図4Bは、それぞれ22GHz、23GHz、25GHz、26GHzにおける放射パターンの計算値を示している。さらに、図2Bは本実施形態のアンテナの電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)を示しており、24GHzのときのVSWRはおおよそ1.052となる。
ここで、本実施形態のアンテナは、ホーン部10が中心軸Oに対して70°〜80°の角度で傾斜しているため、複数の高次モードの電磁波を発生し易くなっている。一方、本実施形態のアンテナは、アンテナ本体1内に内部導波管2を配置しているので、複数の高次モードの電磁波のうちで不要な高次モードの電磁波を選択的に減衰させることができる。さらに、本実施形態のアンテナにおいて、ホーン部10の高さk1を電磁波の2分の1波長以下とすることにより、定在波の発生を抑制することができる。これらの計算値から明らかなように、本実施形態のアンテナは、広角方向の利得を向上し且つ広帯域の周波数特性を実現することができる。
なお、ホーン部10の開口径(直径)は使用用途などで決定されるが、当該開口径を大きくする場合、内部導波管2の個数を増やすことで不要な高次モードの電磁波を減衰させることが好ましい。
(実施形態2)
本実施形態のアンテナは、図5Aに示すように、アンテナ本体1の前端側に装荷される誘電体レンズ3を備えることが好ましい。この誘電体レンズ3は、アンテナ本体1と内部導波管2との間に形成される溝13を埋めるように構成されることが好ましい。また、誘電体レンズ3は、溝13に挿入される挿入部31と、挿入部31の前面から前方へ突出してアンテナ本体1の前端を覆う主部30とを有することが好ましい。さらに、主部30および挿入部31が誘電体である材料(例えば、ポリエチレンなどの合成樹脂材料)から一体に形成されることが好ましい。
主部30は、後端面の円の半径がアンテナ本体1の突部11の外周円半径r3と等しい円錐台形状に形成されることが好ましい。また、挿入部31は、外周円半径が突部11の内周円半径r2と等しい円筒形状に形成されることが好ましい。ただし、主部30の後端面における挿入部31の内側は、前方に凹んだ円錐面状に形成されることが好ましい。なお、誘電体レンズ3は、回転対称な形状に形成され、回転軸(中心軸)をアンテナ本体1の中心軸Oに一致させるように、アンテナ本体1に装荷されることが好ましい。
本実施形態のアンテナの放射パターンの計算値を図5Bに示す。なお、図5Bにおいて、実線αは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線βは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、図5Bにおいて、一点破線γは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。
図5Bと図2Aを比較すれば、本実施形態のアンテナは、実施形態1のアンテナに対して、広角方向の利得が向上していることが判る。
(実施形態3)
本実施形態のアンテナは、図6Aに示すように、アンテナ本体1の外周円半径が均一とされることが好ましい。なお、本実施形態のアンテナにおいて、アンテナ本体1の外形以外の構成は実施形態2のアンテナと共通である。
本実施形態のアンテナの放射パターンの計算値を図6B、図7A、図7B、図8A及び図8Bに示す。なお、各図において、実線αは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線βは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、各図において、一点破線γは、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。また、図6Bは、24GHzにおける放射パターンの計算値を示し、図7A、図7B、図8A、図8Bは、それぞれ22GHz、23GHz、25GHz、26GHzにおける放射パターンの計算値を示している。
図6Bと図5Bを比較すれば、本実施形態のアンテナは、実施形態2のアンテナに対して、E面及びH面ともに広角方向の利得が向上し、且つ45°面の交差偏波成分も改善されていることが判る。
ここで、特許文献1記載の従来例の放射パターンの計算値及び電圧定在波比の計算値と、本実施形態のアンテナの放射パターンの計算値及び電圧定在波比の計算値とを比較した結果を図9B、図10A、図10B、図11A、図11B、図12に示す。
比較対象とする従来例は、図9Aに示すように、円形導波管の前面側の開口の周りに同軸構造の溝41が形成されてなる一次放射器4と、一次放射器4の前面側に装荷される誘電体レンズ5とを備える。
一次放射器4は、金属材料からなり、中央の導波路40と円環状の溝41とが同軸に形成されている。導波路40は、給電面側から放射面側(前側)に向かって電波を伝搬する部材である。導波路40は、放射面と給電面とを結ぶ誘電体装荷アンテナの長軸(中心軸)に沿って均一な円を描く円柱状であって、給電面側から放射面側に向かって開いた開口を備える。ここで、導波路40と溝41を隔てる壁を内周壁42と呼び、溝41の外周側の壁を外周壁43と呼ぶことにする。なお、溝41の内底面から内周壁42及び外周壁43の前端までの高さ寸法は、外周壁43の前端までの高さ寸法の方が僅かに大きくなっている。
誘電体レンズ5は、円錐台形状の主部50と、主部50の後面から突出する円筒形状の挿入部51とが誘電体である材料(例えば、ポリエチレンなどの合成樹脂材料)から一体に形成されてなる。挿入部51は、径方向の幅寸法が溝41の幅寸法よりも僅かに小さくなっており、前方から溝41に挿入される。また、挿入部51は、前後方向の高さ寸法が溝41の深さ寸法より小さくなっている。そのため、主部50の後面が一次放射器4の外周壁43の前端に当たった状態において、挿入部51の先端(後端)と溝41の内底面との間に空隙が生じている。さらに、誘電体レンズ5は、主部50の後面における開口(導波路40)と対向する面が円錐面52に形成されている。
図9Bは、本実施形態のアンテナの電圧定在波比の計算値(図9Bにおける実線参照)と、従来例の電圧定在波比の計算値(図9Bにおける破線参照)とを比較した結果を示している。図9Bから明らかなように、周波数が22〜25GHzの広い範囲で、本実施形態のアンテナの電圧定在波比が従来例の電圧定在波比を下回っている。
本実施形態のアンテナの放射パターンの計算値と、従来例の放射パターンの計算値とを図10A、図10B、図11A、図11B及び図12に示す。なお、各図において、実線α1は、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線β1は、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、各図において、一点破線γ1は、本実施形態のアンテナを直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。同様に、各図において、実線α2は、従来例を直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線β2は、従来例を直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、各図において、一点破線γ2は、従来例を直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。また、図10Aは、24GHzにおける放射パターンの計算値を示し、図10B、図11A、図11B、図12は、それぞれ22GHz、23GHz、25GHz、26GHzにおける放射パターンの計算値を示している。
また、本実施形態のアンテナと従来例のそれぞれにおいて、22GHz、23GHz、24GHz、25GHz、26GHzの各周波数毎の、±60°におけるE面及びH面の利得の計算値を、表1に示す。
上記放射パターンの計算値の比較結果から明らかなように、本実施形態のアンテナは、従来例と比較して、22〜26[GHz]の広い周波数帯域において、広い角度(−60°から+60°の角度)で利得の向上を図ることができる。
ところで、誘電体レンズ3は、図13Aに示すように、内部導波管2の外側の溝13に挿入される挿入部31のみで構成されても構わない。このアンテナの放射パターンの計算値を図13Bに示す。なお、図13Bにおいて、実線αは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線βは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、図13Bにおいて、一点破線γは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。
あるいは、誘電体レンズ3は、図14Aに示すように、挿入部31と、ホーン部10内に挿入される第2挿入部32とで構成されても構わない。このアンテナの放射パターンの計算値を図14Bに示す。なお、図14Bにおいて、実線αは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときのE面の主偏波成分を示し、破線βは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときのH面の主偏波成分を示す。また、図14Bにおいて、一点破線γは、当該アンテナを24GHzの直線偏波で励振したときの45°面の交差偏波成分を示している。なお、誘電体レンズ3は、図15に示すように、主部30のみで構成されても構わない。
図13A及び図14Aの何れの構成のアンテナにおいても、高次モードの電磁波を広角に放射することができるが、正面方向の利得が相対的に低下している。故に、正面方向の利得の低下を考慮すれば、図5A及び図6Aに示した実施形態のアンテナの構成が望ましい。
1 アンテナ本体
2 内部導波管
3 誘電体レンズ
10 ホーン部
11 突部
13 溝
30 主部
31 挿入部

Claims (4)

  1. 給電導波管の開口端に機械的に接続されるアンテナ本体と、前記アンテナ本体内に設けられる内部導波管とを備え、
    前記アンテナ本体は、両端が開口した筒状であり且つ給電側である後端から放射側である前端に向かって内径が徐々に増大するように構成されるホーン部と、内径が均一な筒状であり且つ前記ホーン部の前記前端から前方へ突出する突部とを有し、
    前記内部導波管は、内径が均一な筒状であり且つ軸方向の長さが前記突部の軸方向の長さよりも短く構成され、
    前記内部導波管は、自らの中心軸を前記突部の中心軸と重ねるとともに、前記突部の前端よりも前方へ突出しないように前記突部の内側に配置されることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記アンテナ本体の前記前端側に装荷される誘電体レンズを備え、
    前記誘電体レンズは、前記アンテナ本体と前記内部導波管との間に形成される溝を埋めるように構成されることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
  3. 前記誘電体レンズは、前記溝に挿入される挿入部と、前記挿入部の前面から前方へ突出して前記アンテナ本体の前端を覆う主部とを有し、前記主部および前記挿入部が誘電体である材料から一体に形成されることを特徴とする請求項2記載のアンテナ。
  4. 前記アンテナ本体は、前記ホーン部の外径を均一とするように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアンテナ。
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