JPH03167112A - 養毛剤 - Google Patents

養毛剤

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Publication number
JPH03167112A
JPH03167112A JP1305935A JP30593589A JPH03167112A JP H03167112 A JPH03167112 A JP H03167112A JP 1305935 A JP1305935 A JP 1305935A JP 30593589 A JP30593589 A JP 30593589A JP H03167112 A JPH03167112 A JP H03167112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
adenosine
agent
hair growth
cyclic monophosphate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1305935A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Minabe
見辺 亜夫
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Arikazu Kanetani
有員 金谷
Akira Tamai
玉井 朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIRUBON KK
Original Assignee
MIRUBON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な養毛剤に関する。さらに詳しくは、発
毛、育毛を促進し、脱毛を防止し得る養毛効果の優れた
養毛剤に関する。
(従来の技術) 従来から、脱毛、発毛のメカニズムについては、種々の
提案がなされているが、いまだ確立した説はない、それ
らの諸説を集約すると、大部分のものは、頭皮の血行を
促進して毛母細胞の働きを活発にすることが、発毛、育
毛を促進する要因であると考えられているようである。
また、毛乳頭にエネルギーを付与することが発毛を促進
するという説もある。
そして、それらそれぞれの説にしたがって血行を促進す
る物質を有効成分として加えた養毛剤(たとえば、特開
昭62−145007号公報、特開昭59137448
号公報、特開昭60−16925号公報、特開昭614
215号公報、特開昭60−136589号公報)や毛
乳頭にエネルギーを付与する物質を有効成分として加え
た養毛剤(たとえば、特開昭60−116620号公報
、特開昭58−85808号公報、特開昭60−116
616号公報、特開昭61−152613号公報)が提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、脱毛や発毛のメカニズムは非常に複雑で
あって、単に頭皮の血行を促進したり、毛乳頭にエネル
ギーを付与するだけでは、脱毛を充分に防止し、発毛、
育毛を充分に促進することはできない。
したがって、より養毛効果の優れた養毛剤、ずなわら、
より一層、発毛、育毛を促進し、脱毛有効果的に防止し
得る養毛剤の出現が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記の事情に迄み、養毛効果の優れた養毛
剤を開発するため種々研究を重ねた結果、アデノシン−
3′,5′ −サイクリックモノホスフェートが発毛、
育毛を促進し、脱毛有効果的に防止すること、ならびに
ピルビン酸や発酵代謝物がアデノシン−3′,5′ −
サイクリックモノホスフェートの発毛、育毛作用や脱毛
防止作用などの養毛作用を助長し、このピルビン酸や発
酵代謝物を上記アデノシン−3′,5′ −サイクリッ
クモノホスフェートと併用するときは、養毛効果の優れ
た養毛剤が得られることを見出し、本発明を完成するに
いたった。
すなわち、本発明は、アデノシン−3′,5′サイクリ
ツクモノホスフエートとピルビン酸と発酵代謝物とを有
効成分として含有することを特徴とする養毛剤に関する
本発明において有効成分として用いるアデノシン−3′
,5′ −サイクリックモノホスフェートは、英文名で
示すと、Adenosine−3’ 、5’ −cyc
licmonophosphateであって、その化学
構造式は次のとおりである。
H また、ピルビン酸は、化学構造式CH,C0C00Hで
示され、生体内物質代謝経路における重要中間体として
知られた物質である。
そして、本発明において用いる発酵代謝物とは、酵母エ
キス、ビフィズスエキスなどである。上記の酵母エキス
は、パン酵母の自己消化濃縮によりビタミン類、ヌクレ
オタイド(酵母本来の物質)を破壊しないで取り出した
エキスであり、ビタミンBを多種多用に含んでいて、後
述するように、このビタミンBがアデノシン−3′,5
′−サイクリックモノホスフェートの養毛作用を助長す
る要因になるものと考えられる。
また、ビフィズスエキスは、ビフィズス菌を培養して得
られるエキスであり、ビフイズム経路由来の物質(酵素
)を含有し、毛質皮膚のエネルギー物質となるアデノシ
ン三リン酸を産生じ、後述するように、このアデノシン
三リン酸を産生ずることがアデノシン−3′,5′ −
サイクリックモノホスフェートの養毛作用を助長する要
因になるものと考えられる。
そして、これらの酵母エキスやビフィズスエキスは、そ
れぞれ単独で用いてもよいし、また両者を混合して用い
てもよい。
上記のアデノシン−3′,5′−サイクリックモノホス
フェートが優れた養毛効果を発揮し、ピルビン酸や発酵
代謝物が上記アデノシン−3′,5′−サイクリツクモ
ノホスフエートの優れた養毛作用を助長する理由は、現
在の2ころ必ずしも明確ではないが、次のように考えら
れる。
すなわち、毛髪組織中にはグリコーゲンが存在し、この
グリコーゲンの代謝(つまり、グリコーゲンの解糖、ペ
ントースサイクルおよびTCAサイクル)が電球の細胞
分裂やケラチン化を起こさ廿るエネルギーとなり、この
電球の細胞分裂やケラチン化が発毛、育毛を促進し、脱
毛を防止することになるが、上記のアデノシン−3′,
5′ −サイクリックモノホスフェートはグリコーゲン
の解糖に関与してグリコーゲンの代謝を促進し、電球の
細胞分裂やケラチン化を起こさせて、発毛、育毛を促し
、脱毛を防止する。
また、アデノシン−3′,5′−サイクリックモノホス
フェートは、皮膚組織を再生し、血管ネットワークを増
加させて、頭皮への血流を増加させ、その結果、血液中
から供給されるグリコーゲン斑が増大し、解糖系を通じ
てエネルギー物質に変換され、毛母細胞を活性化させ、
発毛、育毛を促進し、脱毛を防止する。
そして、ピルビン酸はグリコーゲンの代謝経路における
TCAサイクルを促進してアデノシンー3′,5′−サ
イクリックモノホスフェートの発毛、育毛作用や脱毛防
止作用を助長する。
発酵代謝物としての酵母エキスは、前述したように、ビ
タミンBを多量に含んでいて、そのビタミンBがグリコ
ーゲンの代謝を促進し、アデノシン−3′,5′−サイ
クリックモノホスフェートの養毛作用を助長する。
また、ビフィズスエキスは、ビフィズム経路由来の酵素
を有していて、この酵素がアデノシン三リン酸を産生じ
、このアデノシン三リン酸がグリコーゲンの代謝を促進
して、アデノシン−3′,5′サイクリツクモノホスフ
エートの養毛作用を助長するものと考えられる。
これに対し、従来の養毛剤でも、血行を促進したり、血
流を増加させたりするが、その方法は血管を拡張したり
、頭皮に刺激(lA熱、冷却)を与え、その刺激の反作
用で血流量を増加させるものにすぎず、本発明のように
継続的にグリコーゲンの代謝を促進して、電球の細胞分
裂やケラチン化を引き起こすことにより発毛、育毛作用
や脱毛防止作用を生じさせるものではないので、養毛効
果の生じる確立が本発明の場合より少ない。
本発明の養毛剤を調製するにあたっては、有効成分であ
るアデノシン−3′,5′−サイクリックモノホスフェ
ートとピルビン酸と発酵代謝物とをたとえば水、エタノ
ールなどの低級アルコール頬などに溶解すればよいが、
その際に、この種の用途において許容可能な添加剤およ
び薬剤を加えた形で調製してもよい、また、他の剤型に
調製することもできる。
上記の添加剤、薬剤としては、血行促進剤、新陳代謝促
進剤、抗男性ホルモン剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤、
保湿剤、頭皮への栄養剤、抗菌剤、清涼剤、油分、界面
活性剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素、増粘
剤、pH調整剤、キレート剤などがあげられるが、これ
らの添加剤、薬剤の代表的なものを具体的に例示すると
、たとえハ、酢酸トコフェノール、塩化カルプロニウム
、センブリエキス、ミノキシジル、炭酸ガス、ヒノキチ
オール、安息香酸バントニールエチルエーテル、ペンタ
デカン酸グリセリド、ビタミンH,エチニルエストラジ
オール、グリチルリチン酸、塩酸ジフェニルヒドラミン
、ニンジンエキス、ヒアルロン酸、ミニササニシキエキ
ス、モノニトログアヤコール、クジンエキス、センキュ
ウエキス、エンメイソウエキス、トウガラシチンキ、シ
ラウキヨウチンキ、線維芽細胞活性因子抽出液、セファ
ランチン、ローヤルゼリーエキス、ヒドロコチゾン、塩
酸ジフェンヒドラミン、オオバクエキス、溶性シスチン
、D−パントテニルアルコール、サリチル酸、乳酸、乳
酸ナトリウム、プラセンターエキス、メントールなどで
ある。
上記の養毛剤において、有効成分であるアデノシン−3
′,5′ −サイクリックモノホスフェートは0.01
〜5重量%、望ましくは0.O1〜0.1!li量%含
有させるのが適当である。つまり、アデノシン−3′,
5′−サイクリックモノホスフェートの養毛剤中での含
有量が0.01重量%より少ない場合は、グリコーゲン
の代謝を促進して発毛、育毛を促進し、脱毛を防止する
効果が充分に発揮されず、また、アデノシン−3′,5
′ −サイクリックモノホスフェートの養毛剤中での含
有量を5重量%より多くしても、発毛、育毛を促進する
効果の増加がみられず、またアデノシン−3′,5′−
サイクリックモノホスフェートが多くなることによって
循環器、呼吸器、消化器などへの副作用が生じるおそれ
があるからである。
また、ピルビン酸は、養毛剤中0.01〜5重量%、望
ましくは0.lO〜1.0重量%含有させるのが適当で
ある。つまり、ピルビン酸の含有Mが0.01重量%よ
り少ない場合は、グリコーゲンの代謝経路におけるTC
Aを促進する作用が充分に発揮されず、そのためアデノ
シン−3′,5′ −サイクリックモノホスフェートの
養毛作用を助長する効果が少なくなり、また、ピルビン
酸の含有量を5重量%より多くしても、アデノシン−3
′,5′ −サイクリックモノホスフェートの発毛、育
毛作用などを助長する効果が増加せず、またピルビン酸
の増加によって酸性が強くなりすぎて皮膚のかぶれを生
じるおそれがあるからである。
そして、発酵代謝物は、養毛剤中0.1〜10重量%、
望ましくは0.5〜5重量%含有させるのが適当である
。つまり、発酵代謝物の含有量が0.1重量%より少な
い場合は、グリコーゲンの代謝を促進してアデノシン−
3′,5′ −サイクリックモノホスフェートの養毛作
用を助長する効果が充分に発注されず、また、発酵代謝
物の含有量を10重量%より多くしても、アデノシン−
3′,5′ −サイクリックモノホスフェートの養毛作
用を助長する効果が増加しなくなるからである。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明の養毛剤の養毛効果を具体
的に説明するが、本発明は実施例のみに限られるもので
はない。
実施例1〜3および比較例1 第1表に示す処方により養毛剤を調製した。なお、第1
表中の各成分量は重量%で示す。
上記実施例1〜3の養毛剤および比較例1の養毛剤につ
いて、白色マウスに対する養毛効果、人間の頭髪に対す
る養毛効果を調べた。
(1)   マウスに  る 白色マウス(雄、6週齢)の肩甲部の毛を電気バリカン
で刈った後、脱毛クリームにより完全に除毛し、翌日よ
り実施例1〜3の養毛剤および比較例1の養毛剤を被試
験部の皮膚に毎日朝夕2回、−匹当たり0.1mf  
(ただし、被試験部の面積は2 ctg X 3 aa
である)ずつ塗布した。それぞれの養毛剤に対してマウ
スは一群10匹使用し、養毛効果は、発毛があるか否か
を3日経過毎に観察し、また同様に3日経過毎に毛の長
さを測定した。その結果をそれぞれ第2表および第3表
に示す、ただし、毛の長さは6日経過以後のものについ
て示す。
発毛率に関しては、第2表に示すように、実施例1〜3
の養毛剤では、塗布後3日目に10%の発毛率があった
が、比較例1の養毛剤では、塗布後より12旧目になる
まで発毛がなく、本発明の有効成分であるアデノシン−
3′,5′−サイクリックモノホスフェートやピルビン
酸、発酵代謝物などの発毛効果が明らかであった。
また、マウスの毛の長さに関しては、第3表に示すよう
に、実施例1〜3の養毛剤では、比較例1の養毛剤に比
べて顕著な毛の成長促進作用が認められた。
なお、30日間の観察結果からは、実施例1〜3の養毛
剤および比較例1の養毛剤とも、塗布によるマウスの異
常行動は認められず、また塗布部位での皮膚の発赤、浮
腫、施皮形成は認められず、皮膚への累積刺激性もない
ものと考えられる。
(2)    の   に   る 各実施例ごとに、比較例1と対比しつつ、次の試験を行
った。
成年男子10人の左右両びん(賛)を剃毛し、それぞれ
その中の1c■角の部分を被試験部分として、各実施例
の養毛剤を右側のびん、比較例1の養毛剤を左側のびん
と定めて、それぞれの被試験部分に毎日朝夕2月、各1
mlずつ塗布した。効果の判定は、試験開始後10旧目
に、左右のびんの被試験部分の毛髪をそれぞれ根元から
20本ずつ剃毛し、右側の毛髪20本の長さの平均値(
Y)を左側の毛5120本の長さの平均値(X)で除し
た値を求めて評価した。その結果を第4表に示す。
第4表 第4表に示すように、実権例1〜3とも、XZY値が1
より大きく、実施例1〜3の養毛剤が毛髪生長促進効果
、すなわち育毛効果を有することが明らかにされた。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の養毛剤は、優れた養毛効
果を発注し、また、塗布による累積刺激性も認められず
、養毛剤としてきわめて価値の高いものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アデノシン−3′,5′−サイクリックモノホス
    フェートとピルビン酸と発酵代謝物とを有効成分として
    含有することを特徴とする養毛剤。
JP1305935A 1989-11-24 1989-11-24 養毛剤 Pending JPH03167112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1305935A JPH03167112A (ja) 1989-11-24 1989-11-24 養毛剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1305935A JPH03167112A (ja) 1989-11-24 1989-11-24 養毛剤

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JPH03167112A true JPH03167112A (ja) 1991-07-19

Family

ID=17951069

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1305935A Pending JPH03167112A (ja) 1989-11-24 1989-11-24 養毛剤

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JP (1) JPH03167112A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0674505B2 (de) 1992-12-18 2009-08-12 Beiersdorf Aktiengesellschaft Synergistische wirkstoffkombinationen zur kosmetischen oder dermatologischen pflege der haut oder der hautanhangsgebilde

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0674505B2 (de) 1992-12-18 2009-08-12 Beiersdorf Aktiengesellschaft Synergistische wirkstoffkombinationen zur kosmetischen oder dermatologischen pflege der haut oder der hautanhangsgebilde

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