JPH031664Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031664Y2 JPH031664Y2 JP10082985U JP10082985U JPH031664Y2 JP H031664 Y2 JPH031664 Y2 JP H031664Y2 JP 10082985 U JP10082985 U JP 10082985U JP 10082985 U JP10082985 U JP 10082985U JP H031664 Y2 JPH031664 Y2 JP H031664Y2
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- JP
- Japan
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- valve
- curved plate
- valve body
- upstream
- downstream
- Prior art date
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- Expired
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 20
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、弁棒を挿入連結する筒状体に、製缶
品である弁体形成部材を溶接して、周縁部側ほど
薄い中空状の弁体を形成し、前記弁体形成部材の
一部に、弁体内空間を開放する貫通孔を形成した
バタフライ弁の改良に関する。
品である弁体形成部材を溶接して、周縁部側ほど
薄い中空状の弁体を形成し、前記弁体形成部材の
一部に、弁体内空間を開放する貫通孔を形成した
バタフライ弁の改良に関する。
従来、特に700℃以上の高温ガスに用いる場合、
第3図に示すように、流体遮断のための盲板から
成る一対の平板状体4eを筒状体4aに溶接し、
閉弁状態で上流側圧力を受ける上流側灣曲板状体
4bと下流側圧力を受ける下流側灣曲板状体4c
を、平板状体4e夫々の両側に配置して、弁体4
を中空状に形成し、開弁時の弁体4による圧損を
小さくすると共に弁体4を軽量化し、上流側及び
下流側灣曲板状体4b,4cの全てに貫通孔7を
形成して、平板状体4e夫々の両側に形成した弁
体内空間6の加熱による昇圧、つまり弁体4の熱
処理や高温流体輸送系での使用に伴う内圧上昇を
防止し、耐熱性を向上していた。
第3図に示すように、流体遮断のための盲板から
成る一対の平板状体4eを筒状体4aに溶接し、
閉弁状態で上流側圧力を受ける上流側灣曲板状体
4bと下流側圧力を受ける下流側灣曲板状体4c
を、平板状体4e夫々の両側に配置して、弁体4
を中空状に形成し、開弁時の弁体4による圧損を
小さくすると共に弁体4を軽量化し、上流側及び
下流側灣曲板状体4b,4cの全てに貫通孔7を
形成して、平板状体4e夫々の両側に形成した弁
体内空間6の加熱による昇圧、つまり弁体4の熱
処理や高温流体輸送系での使用に伴う内圧上昇を
防止し、耐熱性を向上していた。
しかし、全閉状態において、灣曲板状材4b,
4cの全てに貫通孔7を形成しているため、平板
状体4eの表裏両面に作用する流体圧の差が極め
て大きくなり、平板状体4eをその流体圧による
変形防止のために厚くしなければならず、殊に大
口径のバタフライ弁では平板状体4eが極めて厚
くなり、未だ十分な弁体の軽量化を達成できない
欠点があつた。
4cの全てに貫通孔7を形成しているため、平板
状体4eの表裏両面に作用する流体圧の差が極め
て大きくなり、平板状体4eをその流体圧による
変形防止のために厚くしなければならず、殊に大
口径のバタフライ弁では平板状体4eが極めて厚
くなり、未だ十分な弁体の軽量化を達成できない
欠点があつた。
本考案の目的は、良好な流量特性と耐熱性を損
うこと無く、弁体の軽量化を十分に達成する点に
ある。
うこと無く、弁体の軽量化を十分に達成する点に
ある。
本考案の特徴構成は、周縁部側ほど薄い中空状
の弁体を形成する部材のうち、閉弁状態で上流側
流体圧を受ける上流側灣曲板状体が盲板から成
り、閉弁時に下流側流体圧を受ける下流側灣曲板
状体を、前記上流側灣曲板状体に直接対向するよ
うに配置し、弁体内空間を開放する貫通孔を前記
下流側灣曲板状体にのみ形成したことにあり、そ
の作用効果は次の通りである。
の弁体を形成する部材のうち、閉弁状態で上流側
流体圧を受ける上流側灣曲板状体が盲板から成
り、閉弁時に下流側流体圧を受ける下流側灣曲板
状体を、前記上流側灣曲板状体に直接対向するよ
うに配置し、弁体内空間を開放する貫通孔を前記
下流側灣曲板状体にのみ形成したことにあり、そ
の作用効果は次の通りである。
つまり、上流側灣曲板状体を盲板にして流体遮
断機能を備えさせることによつて、従来必要とし
た流体遮断用平板状体を無くせ、かつ、上流側灣
曲板状体がその灣曲形状に起因して上流側からの
流体圧に対して非常に強いことを有効利用して、
上流側灣曲板状体を流体圧の大きさの割には薄く
構成でき、全体として弁体を従来よりも大巾に軽
量化できた。
断機能を備えさせることによつて、従来必要とし
た流体遮断用平板状体を無くせ、かつ、上流側灣
曲板状体がその灣曲形状に起因して上流側からの
流体圧に対して非常に強いことを有効利用して、
上流側灣曲板状体を流体圧の大きさの割には薄く
構成でき、全体として弁体を従来よりも大巾に軽
量化できた。
また、上流側及び下流側灣曲板状体を弁体に備
えさせているから、従来通りに閉弁時の弁体によ
る圧損を小さく、つまり良好な流量特性を維持で
き、そして、弁体内空間を貫通孔で外部開放して
あるから、従来通りに良好な耐熱性を維持でき
る。
えさせているから、従来通りに閉弁時の弁体によ
る圧損を小さく、つまり良好な流量特性を維持で
き、そして、弁体内空間を貫通孔で外部開放して
あるから、従来通りに良好な耐熱性を維持でき
る。
その結果、流量特性や耐熱性を損うこと無く、
弁体の軽量化を十分に図ることができ、弁体のコ
ストダウン、及び、弁体駆動構成の小型化とコス
トダウンを効果的に行え、全体として、性能良好
で小型軽量のバタフライ弁を安価に提供できるよ
うになつた。
弁体の軽量化を十分に図ることができ、弁体のコ
ストダウン、及び、弁体駆動構成の小型化とコス
トダウンを効果的に行え、全体として、性能良好
で小型軽量のバタフライ弁を安価に提供できるよ
うになつた。
次に、第1図及び第2図により実施例を示す。
弁箱1に備えた一対の軸受部1a,1bにわたつ
て、弁棒2を駆動式や人為式の操作部3により回
転操作自在に架設し、弁体4を弁棒2に一体回転
自在に取付け、高温流体輸送系に好適なバタフラ
イ弁を形成してある。
弁箱1に備えた一対の軸受部1a,1bにわたつ
て、弁棒2を駆動式や人為式の操作部3により回
転操作自在に架設し、弁体4を弁棒2に一体回転
自在に取付け、高温流体輸送系に好適なバタフラ
イ弁を形成してある。
弁体4を形成するに、弁棒2を挿入連結する筒
状体4aに、製缶品である弁体形成部材4b,4
c,4dを溶接し、弁体4を周縁部側ほど薄くか
つ中空状に形成してある。そして、弁体形成部材
4b,4c,4dは、閉弁状態で上流側流体圧を
受ける2枚の上流側灣曲板状体4b、閉弁状態で
下流側流体圧を受ける2枚の下流側灣曲板状体4
c、及び、盛金製シート5を有する2枚の半割環
状体4dから成る。
状体4aに、製缶品である弁体形成部材4b,4
c,4dを溶接し、弁体4を周縁部側ほど薄くか
つ中空状に形成してある。そして、弁体形成部材
4b,4c,4dは、閉弁状態で上流側流体圧を
受ける2枚の上流側灣曲板状体4b、閉弁状態で
下流側流体圧を受ける2枚の下流側灣曲板状体4
c、及び、盛金製シート5を有する2枚の半割環
状体4dから成る。
また、上流側及び下流側灣曲板状体4b,4c
を直接対向するように配置し、2個の弁体内空間
6a,6bを形成し、上流側灣曲板状体4bを盲
板で形成して、流体遮断機能を備えさせ、弁体内
空間6a,6bを外部開放する貫通孔7a,7b
を下流側灣曲板状体4cにのみ形成して、耐熱性
を高め、半割環状体4dを弁箱1のシート8に接
触させるように配置してある。
を直接対向するように配置し、2個の弁体内空間
6a,6bを形成し、上流側灣曲板状体4bを盲
板で形成して、流体遮断機能を備えさせ、弁体内
空間6a,6bを外部開放する貫通孔7a,7b
を下流側灣曲板状体4cにのみ形成して、耐熱性
を高め、半割環状体4dを弁箱1のシート8に接
触させるように配置してある。
次に別実施例を説明する。
弁体4を形成するに、具体構造、金属材料の種
類、その他において適宜変更が可能であり、例え
ば、筒状体4aを一対の弁棒2が挿入連結される
ように形成したり、半割環状体4dを無くして、
上流側及び下流側灣曲板状体4b,4cどうしを
溶接したり、貫通孔7a,7bの設置数や配置を
適当に変えたりしてもよい。
類、その他において適宜変更が可能であり、例え
ば、筒状体4aを一対の弁棒2が挿入連結される
ように形成したり、半割環状体4dを無くして、
上流側及び下流側灣曲板状体4b,4cどうしを
溶接したり、貫通孔7a,7bの設置数や配置を
適当に変えたりしてもよい。
バタフライ弁の具体構成や用途は適当に選択で
きる。例えば、流体の漏れが問題とならず、むし
ろ、弁開時の流量特性のよいことが必要な場合に
は、シート8を設けない。
きる。例えば、流体の漏れが問題とならず、むし
ろ、弁開時の流量特性のよいことが必要な場合に
は、シート8を設けない。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は一部省略縦断面図、第2図は横断面図であ
る。第3図は従来例の横断面図である。 2……弁棒、4……弁体、4a……筒状体、4
b……上流側灣曲板状体、4c……下流側灣曲板
状体、4b,4c……弁体形成部材、6a,6b
……弁体内空間、7a,7b……貫通孔。
1図は一部省略縦断面図、第2図は横断面図であ
る。第3図は従来例の横断面図である。 2……弁棒、4……弁体、4a……筒状体、4
b……上流側灣曲板状体、4c……下流側灣曲板
状体、4b,4c……弁体形成部材、6a,6b
……弁体内空間、7a,7b……貫通孔。
Claims (1)
- 弁棒2を挿入連結する筒状体4aに、製缶品で
ある弁体形成部材4b,4cを溶接して、周縁部
側ほど薄い中空状の弁体4を形成し、前記弁体形
成部材4b,4cの一部に、弁体内空間6a,6
bを開放する貫通孔7a,7bを形成したバタフ
ライ弁であつて、前記弁体形成部材4b,4cの
うち、閉弁状態で上流側流体圧を受ける上流側灣
曲板状体4bが盲板から成り、閉弁時に下流側流
体圧を受ける下流側灣曲板状体4cを、前記上流
側彎曲板状体4bに直接対向するように配置し、
前記貫通孔7a,7bを前記下流側彎曲板状体4
cにのみ形成してあるバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10082985U JPH031664Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10082985U JPH031664Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629762U JPS629762U (ja) | 1987-01-21 |
JPH031664Y2 true JPH031664Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=30971009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10082985U Expired JPH031664Y2 (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031664Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP10082985U patent/JPH031664Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS629762U (ja) | 1987-01-21 |
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