JPH0316542A - 清拭材 - Google Patents
清拭材Info
- Publication number
- JPH0316542A JPH0316542A JP1151288A JP15128889A JPH0316542A JP H0316542 A JPH0316542 A JP H0316542A JP 1151288 A JP1151288 A JP 1151288A JP 15128889 A JP15128889 A JP 15128889A JP H0316542 A JPH0316542 A JP H0316542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ester
- concentration
- paraoxybenzoic acid
- polyethylene glycol
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 15
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 claims abstract description 41
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims abstract description 34
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 25
- 239000002202 Polyethylene glycol Substances 0.000 claims abstract description 21
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 claims abstract description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 20
- 125000004494 ethyl ester group Chemical group 0.000 claims abstract description 12
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims abstract description 10
- 150000004702 methyl esters Chemical class 0.000 claims abstract description 9
- DCKVNWZUADLDEH-UHFFFAOYSA-N sec-butyl acetate Chemical compound CCC(C)OC(C)=O DCKVNWZUADLDEH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- QOSMNYMQXIVWKY-UHFFFAOYSA-N Propyl levulinate Chemical compound CCCOC(=O)CCC(C)=O QOSMNYMQXIVWKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 7
- 239000011538 cleaning material Substances 0.000 claims description 14
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N hydroxyacetaldehyde Natural products OCC=O WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 abstract description 11
- 238000013329 compounding Methods 0.000 abstract description 2
- 230000000845 anti-microbial effect Effects 0.000 abstract 1
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 16
- 230000000844 anti-bacterial effect Effects 0.000 description 14
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 11
- 239000000047 product Substances 0.000 description 10
- DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N Propylene glycol Chemical compound CC(O)CO DNIAPMSPPWPWGF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 6
- 241000589517 Pseudomonas aeruginosa Species 0.000 description 5
- 240000004808 Saccharomyces cerevisiae Species 0.000 description 5
- 241000233866 Fungi Species 0.000 description 4
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 4
- -1 isopropyl ester Chemical class 0.000 description 4
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 4
- 125000000484 butyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000000645 desinfectant Substances 0.000 description 3
- 125000001495 ethyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([H])* 0.000 description 3
- 125000000959 isobutyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])(C([H])([H])[H])C([H])([H])* 0.000 description 3
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 description 3
- PUPZLCDOIYMWBV-UHFFFAOYSA-N (+/-)-1,3-Butanediol Chemical compound CC(O)CCO PUPZLCDOIYMWBV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- 241000191967 Staphylococcus aureus Species 0.000 description 2
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 2
- 229960003333 chlorhexidine gluconate Drugs 0.000 description 2
- YZIYKJHYYHPJIB-UUPCJSQJSA-N chlorhexidine gluconate Chemical compound OC[C@@H](O)[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)C(O)=O.OC[C@@H](O)[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)C(O)=O.C1=CC(Cl)=CC=C1NC(=N)NC(=N)NCCCCCCNC(=N)NC(=N)NC1=CC=C(Cl)C=C1 YZIYKJHYYHPJIB-UUPCJSQJSA-N 0.000 description 2
- 230000035597 cooling sensation Effects 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 2
- 150000002334 glycols Chemical class 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 230000007794 irritation Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 2
- 230000035755 proliferation Effects 0.000 description 2
- 125000001436 propyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 230000001476 alcoholic effect Effects 0.000 description 1
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 description 1
- 230000001580 bacterial effect Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 1
- 238000010790 dilution Methods 0.000 description 1
- 239000012895 dilution Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 125000004492 methyl ester group Chemical group 0.000 description 1
- 230000009965 odorless effect Effects 0.000 description 1
- 229940113115 polyethylene glycol 200 Drugs 0.000 description 1
- 229940057847 polyethylene glycol 600 Drugs 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は手や顔、乳児のおしり等を清拭するための濡れ
ティッシュや濡れタオル等の清拭材に関するものである
。
ティッシュや濡れタオル等の清拭材に関するものである
。
濡れティッシュ、濡れタオル等は、かびや細菌が増殖し
ないように抗菌剤として、エタノール、塩化ペンザルコ
ニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、パラオキシ安息
香酸エステル等が用いられている。
ないように抗菌剤として、エタノール、塩化ペンザルコ
ニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、パラオキシ安息
香酸エステル等が用いられている。
エタノールは一般細菌やかびに対しては5%以上で抗菌
力があり、酵母には10%以上で有効であるので、従来
から10%前後の濃度が多用されている。エタノールは
単独使用は少なく、従来パラオキシ安息香酸エステルの
溶剤として利用され、同時に抗菌力を得ているのが普通
である。
力があり、酵母には10%以上で有効であるので、従来
から10%前後の濃度が多用されている。エタノールは
単独使用は少なく、従来パラオキシ安息香酸エステルの
溶剤として利用され、同時に抗菌力を得ているのが普通
である。
パラオキシ安息香酸エステルは極めて水に溶け難く、水
に対する溶解度は、 パラオキシ安息香酸メチル 0.200%、パラオキシ
安息香酸エチル 0.070%、パラオキシ安息香酸ブ
ロビル 0.025%、パラオキシ安息香酸プチル 0
.005%である。
に対する溶解度は、 パラオキシ安息香酸メチル 0.200%、パラオキシ
安息香酸エチル 0.070%、パラオキシ安息香酸ブ
ロビル 0.025%、パラオキシ安息香酸プチル 0
.005%である。
従って、従来はエタノールに溶解した後に、水に希釈す
る方法が採られている。
る方法が採られている。
しかし、エタノールは、アルコール特有の臭気があるこ
と、および肌に急激な冷感と刺激を与える等の理由によ
り消費者に好まれなくなっている。
と、および肌に急激な冷感と刺激を与える等の理由によ
り消費者に好まれなくなっている。
特にベビー用の清拭材にはエタノールを含まない、無臭
タイプの清拭材の要請が高まっている。
タイプの清拭材の要請が高まっている。
エタノールを使用しないで清拭材を得る方法としては、
塩化ペンザルコニウムやグルコン酸クロルヘキシジン等
のカチオン系殺菌剤を水に溶解して、濡れティッシュと
なる不織布等の柔軟なシート状物に含浸させる方法があ
る。
塩化ペンザルコニウムやグルコン酸クロルヘキシジン等
のカチオン系殺菌剤を水に溶解して、濡れティッシュと
なる不織布等の柔軟なシート状物に含浸させる方法があ
る。
しかし、カチオン系殺菌剤は濡れティッシュ等に使用す
る繊維素系の不織布に吸着して、液の殺菌剤濃度が著し
く低下する。このため細菌の増殖を招くことがあり、濡
れティッシュ等では抗菌力が充分とはいえない。
る繊維素系の不織布に吸着して、液の殺菌剤濃度が著し
く低下する。このため細菌の増殖を招くことがあり、濡
れティッシュ等では抗菌力が充分とはいえない。
エタノールを使用しないで清拭材を得る他の方法として
は、パラオキシ安息香酸エステルをグリコール類に溶解
してから、水に希釈し、この水溶液を濡れティッシュと
なる不織布等の柔軟なシート状物に含浸させる方法があ
る。この場合、グリコール類としてはプロビレングリコ
ール、ブチレングリコールが従来用いられている。
は、パラオキシ安息香酸エステルをグリコール類に溶解
してから、水に希釈し、この水溶液を濡れティッシュと
なる不織布等の柔軟なシート状物に含浸させる方法があ
る。この場合、グリコール類としてはプロビレングリコ
ール、ブチレングリコールが従来用いられている。
しかし、プロピレングリコールやブチレングリコールで
は、含浸液(濡れティッシュとなる柔軟なシート状物に
含浸させる液体、前記水溶液)におけるグリコールの濃
度が8%以上になると、含浸液の粘性が大きくなり、こ
れを不織布等に含浸させるとベタベタした感じとなるの
で清拭材としては適さない。
は、含浸液(濡れティッシュとなる柔軟なシート状物に
含浸させる液体、前記水溶液)におけるグリコールの濃
度が8%以上になると、含浸液の粘性が大きくなり、こ
れを不織布等に含浸させるとベタベタした感じとなるの
で清拭材としては適さない。
このように従来の方法では最終液(含浸液)におけるグ
リコールの濃度が8%以下になるようにするので、含浸
液におけるパラオキシ安息香酸エステルの濃度として1
0℃前後の温度では0. 2%程度が得られる限界で
あり、それ以上の濃度では結晶が出析して沈澱を生ずる
。
リコールの濃度が8%以下になるようにするので、含浸
液におけるパラオキシ安息香酸エステルの濃度として1
0℃前後の温度では0. 2%程度が得られる限界で
あり、それ以上の濃度では結晶が出析して沈澱を生ずる
。
一方、パラオキシ安息香酸エステルの細菌に対する効力
で最も高濃度を必要とする菌は、緑膿菌(Pseudo
*onas aeruglnasa)であり、メチル
エステルやエチルエステルでは0。4%を必要とし、プ
ロピルエステル、ブチルエステルでは0.8%が必要で
ある。従って、細菌、真菌、酵母の全てに抗菌力を有す
るようにするには、エステル類の種類によって必要な濃
度を異にするが、含浸液におけるパラオキシ安息香酸エ
ステルの濃度が少なくとも0.4%以上であることが必
要である。
で最も高濃度を必要とする菌は、緑膿菌(Pseudo
*onas aeruglnasa)であり、メチル
エステルやエチルエステルでは0。4%を必要とし、プ
ロピルエステル、ブチルエステルでは0.8%が必要で
ある。従って、細菌、真菌、酵母の全てに抗菌力を有す
るようにするには、エステル類の種類によって必要な濃
度を異にするが、含浸液におけるパラオキシ安息香酸エ
ステルの濃度が少なくとも0.4%以上であることが必
要である。
従来のように0.2%の濃度では抗菌力が不充分で細菌
の増殖を生ずることがあり、特に緑膿菌に対しては効力
がない。
の増殖を生ずることがあり、特に緑膿菌に対しては効力
がない。
以上のように、従来の技術ではエタノールを含有しない
で、全ての菌に抗菌力を有する濡れティッシュ等の清拭
材を得ることは極めて困難であった。
で、全ての菌に抗菌力を有する濡れティッシュ等の清拭
材を得ることは極めて困難であった。
本発明は、アルコールを用いることなく、細菌、真菌、
酵母の全てに抗菌力を有する濡れティッシュ等の清拭材
を提供することを目的とする。
酵母の全てに抗菌力を有する濡れティッシュ等の清拭材
を提供することを目的とする。
本発明は、パラオキシ安息香酸エステル、ポリエチレン
グリコールおよび水からなる水溶液を柔軟なシート状物
に含浸した清拭材であって、前記水溶液はアルコールを
含んでおらず、前記水溶液においてポリエチレングリコ
ールの濃度が10%以下であり、且つパラオキシ安息香
酸エステルの濃度が0.4%以上であるこ゛とを特徴と
する清拭材により、前記目的を達或した。
グリコールおよび水からなる水溶液を柔軟なシート状物
に含浸した清拭材であって、前記水溶液はアルコールを
含んでおらず、前記水溶液においてポリエチレングリコ
ールの濃度が10%以下であり、且つパラオキシ安息香
酸エステルの濃度が0.4%以上であるこ゛とを特徴と
する清拭材により、前記目的を達或した。
特に、パラオキシ安息香酸エステルがメチルエステル、
エチルエステル、プロピルエステルおよびブチルエステ
ルの全てを含んでおり、その内でメチルエステルおよび
エチルエステルが主体であり且つメチルエステルの方が
エチルエステルより多く、そしてプロピルエステルおよ
びブチルエステルもそれぞれ少量配合されており且つプ
ロピルエステルの方がブチルエステルよりも多くすると
良い。
エチルエステル、プロピルエステルおよびブチルエステ
ルの全てを含んでおり、その内でメチルエステルおよび
エチルエステルが主体であり且つメチルエステルの方が
エチルエステルより多く、そしてプロピルエステルおよ
びブチルエステルもそれぞれ少量配合されており且つプ
ロピルエステルの方がブチルエステルよりも多くすると
良い。
前述したように、パラオキシ安息香酸エステルはメチル
エステル、エチルエステル、プロピルエステル、および
ブチルエステルの何れも水に対する溶解度は極めて低い
。
エステル、エチルエステル、プロピルエステル、および
ブチルエステルの何れも水に対する溶解度は極めて低い
。
また、パラオキシ安息香酸イソプロビルの水に対する溶
解度は0.082%であり、パラオキシ安息香酸イソプ
チルの水Cこ対する溶解度は0.034%と低い。
解度は0.082%であり、パラオキシ安息香酸イソプ
チルの水Cこ対する溶解度は0.034%と低い。
本願発明者が鋭意研究した結果、4種のパラオキシ安息
香酸エステルを次の如く配合し、これらをボリエチレン
グリコールに溶解し、そして水で希釈することによって
、パラオキシ安息香酸エステルの溶解度を向上させるこ
とができた。
香酸エステルを次の如く配合し、これらをボリエチレン
グリコールに溶解し、そして水で希釈することによって
、パラオキシ安息香酸エステルの溶解度を向上させるこ
とができた。
なお、本願発明者は種々の配合、溶剤等を研究したが、
パラオキシ安息香酸エステルが1種類の場合は前述した
ように水に対する溶解度が極めて低く、また、2種類ま
たは3種類のパラオキシ安息香酸エステルを配合しても
、パラオキシ安息香酸エステルの濃度が所望の濃度とな
る工うな含浸液が得られなかった。
パラオキシ安息香酸エステルが1種類の場合は前述した
ように水に対する溶解度が極めて低く、また、2種類ま
たは3種類のパラオキシ安息香酸エステルを配合しても
、パラオキシ安息香酸エステルの濃度が所望の濃度とな
る工うな含浸液が得られなかった。
次のように4種類のパラオキシ安息香酸エステルを配合
することにより初めて含浸液におけるパラオキシ安息香
酸エステルの濃度を0.4%以上とすることができた。
することにより初めて含浸液におけるパラオキシ安息香
酸エステルの濃度を0.4%以上とすることができた。
本発明によれば、パラオキシ安息香酸エステルの配合比
を、 *メチルエステル 3重量部、 *エチルエステル 0.5重量部〜1.5重量部、*ブ
ロビルエステル(イソプロピルエステルを含む)0.1
5重量部〜0.45重量部、*ブチルエステル(イソブ
チルエステルを含む)0.05重量部〜0.15重量部 の割合とする。
を、 *メチルエステル 3重量部、 *エチルエステル 0.5重量部〜1.5重量部、*ブ
ロビルエステル(イソプロピルエステルを含む)0.1
5重量部〜0.45重量部、*ブチルエステル(イソブ
チルエステルを含む)0.05重量部〜0.15重量部 の割合とする。
このような配合比とすると、4種類のパラオキシ安息香
酸エステルの相互作用によって、ポリエチレングリコー
ルに溶解して水で希釈した場合の溶解安定性が向上し、
ポリエチレングリコールの濃度が10%以下であっても
、パラオキシ安息香酸のエステルの濃度を0.4%以上
とできる。このパラオキシ安息香酸エステルの濃度によ
り全ての菌に対抗する抗菌力を有する含浸液となる。
酸エステルの相互作用によって、ポリエチレングリコー
ルに溶解して水で希釈した場合の溶解安定性が向上し、
ポリエチレングリコールの濃度が10%以下であっても
、パラオキシ安息香酸のエステルの濃度を0.4%以上
とできる。このパラオキシ安息香酸エステルの濃度によ
り全ての菌に対抗する抗菌力を有する含浸液となる。
好ましくは、パラオキシ安息香酸エステルの配合比は、
ネメチルエステル 3重量部、
*エチルエステル 0.9重量部〜1.1重量部、*イ
ソプロピルエステル 0.27重量部〜0.33重量部
、 *イソブチルエステル 0.09重量部〜0.11重量
部 である。
ソプロピルエステル 0.27重量部〜0.33重量部
、 *イソブチルエステル 0.09重量部〜0.11重量
部 である。
また、本発明においては、これらのパラオキシ安息香酸
エステルを溶解するポリエチレングリコールとしては、
重合度200のみを使用しても良いが、重合度300、
400、600を混合してもよい。なお、重合度のこと
なるものを混合する場合は、重合度200のポリエチレ
ングリコールを一番多量に使用することが好ましい。
エステルを溶解するポリエチレングリコールとしては、
重合度200のみを使用しても良いが、重合度300、
400、600を混合してもよい。なお、重合度のこと
なるものを混合する場合は、重合度200のポリエチレ
ングリコールを一番多量に使用することが好ましい。
水で希釈した後の液(すなわち含浸液)におけるポリエ
チレングリコールの濃度を10%以下、好ましくは8%
以下、とすると、濡れティッシュ、濡れタオル等に適し
た粘性のない含浸液を得ることができる。
チレングリコールの濃度を10%以下、好ましくは8%
以下、とすると、濡れティッシュ、濡れタオル等に適し
た粘性のない含浸液を得ることができる。
なお、含浸液を含ませる柔軟なシート状物は従来から濡
れティッシュ、濡れタオル等に使用されている不織布、
紙等を用いればよい。
れティッシュ、濡れタオル等に使用されている不織布、
紙等を用いればよい。
〔実施例1〕
含浸液の割合を次のようにした。
*メッキンスM(パラオキシ安息香酸メチル)(上野製
薬株式会社製品) 0.330%*メッキンスE(
パラオキシ安息香酸エチル)(上野製薬株式会社製品)
0.090%*パラオキシ安息香酸イソブロビル (上野製薬株 式会社製品) 0.027%*パラオ
キシ安息香酸イソブチル (上野製薬株式会社製品) 0.01’3%*ポリ
エチレングリコール200とポリエチレングリコール6
00を2=1に混合したポリエチレングリコール
5.0%*水 94.5
6%前記含浸液は次のようにして製造した。
薬株式会社製品) 0.330%*メッキンスE(
パラオキシ安息香酸エチル)(上野製薬株式会社製品)
0.090%*パラオキシ安息香酸イソブロビル (上野製薬株 式会社製品) 0.027%*パラオ
キシ安息香酸イソブチル (上野製薬株式会社製品) 0.01’3%*ポリ
エチレングリコール200とポリエチレングリコール6
00を2=1に混合したポリエチレングリコール
5.0%*水 94.5
6%前記含浸液は次のようにして製造した。
先ず上記4種類のパラオキシ安息香酸エステルを所定の
割合で配合し、これを約10倍のポリエチレングリコー
ル(ポリエチレングリコール2oOとポリエチレングリ
コール600を2:1に混合したもの)に溶解させた。
割合で配合し、これを約10倍のポリエチレングリコー
ル(ポリエチレングリコール2oOとポリエチレングリ
コール600を2:1に混合したもの)に溶解させた。
その後、この液を水で希釈して、ポリエチレングリコー
ルの濃度を5%に調液した。
ルの濃度を5%に調液した。
この含浸液を不織布MF−SA (ポリオレフィンとレ
ーヨン混綿サーマルボンド不織布、九三産業株式会社製
品)に不織布重量の3倍量を含浸させて、濡れティッシ
ュを製造した。
ーヨン混綿サーマルボンド不織布、九三産業株式会社製
品)に不織布重量の3倍量を含浸させて、濡れティッシ
ュを製造した。
得られた製品について抗菌カ試験を行ったところ、緑膿
菌、黄色ブドウ状球菌に対して、菌数1. 4 X 1
08を添加しても菌数10以下にすることができた。
菌、黄色ブドウ状球菌に対して、菌数1. 4 X 1
08を添加しても菌数10以下にすることができた。
このような抗菌力は、従来のノンアルコールによるバラ
ベン(パラオキシ安息香酸エステル)では達成できなか
った。
ベン(パラオキシ安息香酸エステル)では達成できなか
った。
〔実施例2〕
含浸液の割合を次のようにした。
*メッキンスM(パラオキシ安息香酸メチル)(上野製
薬株式会社製品) 0.270%本メッキンスE(
パラオキシ安息香酸エチル)(上野製薬株式会社製品)
0.130%*パラオキシ安息香酸イソブロビル (上野製薬株式会社製品) 0.028%*パラオ
キシ安息香酸イソブチルエステル(上野製薬株式会社製
品) 0.012%*ポリエチレングリコール20
0とポリエチレングリコール400を1:lに混合した
ポリエチレングリコール 6.0%*水
93.56%前記含浸液は次のよ
うにして製造した。
薬株式会社製品) 0.270%本メッキンスE(
パラオキシ安息香酸エチル)(上野製薬株式会社製品)
0.130%*パラオキシ安息香酸イソブロビル (上野製薬株式会社製品) 0.028%*パラオ
キシ安息香酸イソブチルエステル(上野製薬株式会社製
品) 0.012%*ポリエチレングリコール20
0とポリエチレングリコール400を1:lに混合した
ポリエチレングリコール 6.0%*水
93.56%前記含浸液は次のよ
うにして製造した。
先ず上記4種類のパラオキシ安息香酸エステルを所定の
割合で配合し、これを約15倍のポリエチレングリコー
ルに溶解させた。その後、この液を水で希釈して、ポリ
エチレングリコールの濃度を6%に調液した。
割合で配合し、これを約15倍のポリエチレングリコー
ルに溶解させた。その後、この液を水で希釈して、ポリ
エチレングリコールの濃度を6%に調液した。
この液を不織布ミラクルコットン(綿100%スパンレ
ース不織布 九三産業株式会社製品)に不織布重量の3
.5倍量を含浸させて濡れタオルを製造した。
ース不織布 九三産業株式会社製品)に不織布重量の3
.5倍量を含浸させて濡れタオルを製造した。
製品について抗菌力試験を行ったところ、緑膿菌、黄色
ブドウ状球菌に対して、菌数4.5×106を添加して
も菌数10以下にすることができた。
ブドウ状球菌に対して、菌数4.5×106を添加して
も菌数10以下にすることができた。
本発明によれば、清拭材の含浸液にアルコールを含んで
いないので、アルコール特有の臭気がなく、また肌に急
激な冷感と刺激を与えず、特にベビー用の清拭材に適し
ている。
いないので、アルコール特有の臭気がなく、また肌に急
激な冷感と刺激を与えず、特にベビー用の清拭材に適し
ている。
本発明によれば、パラオキシ安息香酸エステルの濃度が
0.4%以上であるので、緑膿菌も含めて、細菌、真菌
、酵母の全てに抗菌カを有する清拭材となる。
0.4%以上であるので、緑膿菌も含めて、細菌、真菌
、酵母の全てに抗菌カを有する清拭材となる。
更に、本発明によれば、含浸液におけるポリエチレング
リコールの濃度を10%以下としたので、含浸液の粘性
が小さく、これを含浸させた清拭材はベタベタした感じ
とならない。
リコールの濃度を10%以下としたので、含浸液の粘性
が小さく、これを含浸させた清拭材はベタベタした感じ
とならない。
本発明では4種類のパラオキシ安息香酸エステルを特定
の割合で配合することにより、これらの相互作用によっ
て、ポリエチレングリコールに溶解して水で希釈した場
合の溶解安定性を向上させており、結晶が出折したり沈
澱を生じない。また、このように配合することにより、
細菌、真菌、酵母等の各種菌に対する抗菌力を相乗的に
向上させており、パラオキシ安息香酸エステルの1種類
の単独使用に比較して格段に抗菌力が高い。
の割合で配合することにより、これらの相互作用によっ
て、ポリエチレングリコールに溶解して水で希釈した場
合の溶解安定性を向上させており、結晶が出折したり沈
澱を生じない。また、このように配合することにより、
細菌、真菌、酵母等の各種菌に対する抗菌力を相乗的に
向上させており、パラオキシ安息香酸エステルの1種類
の単独使用に比較して格段に抗菌力が高い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、パラオキシ安息香酸エステル、ポリエチレングリコ
ールおよび水からなる水溶液を柔軟なシート状物に含浸
した清拭材であって、前記水溶液はアルコールを含んで
おらず、前記水溶液においてポリエチレングリコールの
濃度が10%以下であり、且つパラオキシ安息香酸エス
テルの濃度が0.4%以上であることを特徴とする清拭
材。 2、前記パラオキシ安息香酸エステルがメチルエステル
、エチルエステル、プロピルエステルおよびブチルエス
テルの全てを含んでおり、その内でメチルエステルおよ
びエチルエステルが主体であり且つメチルエステルの方
がエチルエステルより多く、プロピルエステルおよびブ
チルエステルがそれぞれ少量配合されており且つプロピ
ルエステルの方がブチルエステルよりも多いことを特徴
とする請求項1記載の清拭材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1151288A JPH0316542A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 清拭材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1151288A JPH0316542A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 清拭材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316542A true JPH0316542A (ja) | 1991-01-24 |
JPH0453531B2 JPH0453531B2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=15515408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1151288A Granted JPH0316542A (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 清拭材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0316542A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG113474A1 (en) * | 2002-08-29 | 2005-08-29 | Uni Charm Corp | Wet wiper |
JP2009539466A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 固着防止剤及び性能向上剤を含むローション付き拭き取り用品 |
JP2009539465A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 汚れ又は滲出物の皮膚への接着を減らすためのローション付き拭き取り用品 |
JP2013142235A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Ykk Ap株式会社 | 錠装置及び建具 |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP1151288A patent/JPH0316542A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG113474A1 (en) * | 2002-08-29 | 2005-08-29 | Uni Charm Corp | Wet wiper |
JP2009539466A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 固着防止剤及び性能向上剤を含むローション付き拭き取り用品 |
JP2009539465A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 汚れ又は滲出物の皮膚への接着を減らすためのローション付き拭き取り用品 |
JP4808808B2 (ja) * | 2006-06-12 | 2011-11-02 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 固着防止剤及び性能向上剤を含むローション付き拭き取り用品 |
JP2013142235A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Ykk Ap株式会社 | 錠装置及び建具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453531B2 (ja) | 1992-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101555341B1 (ko) | 항균 물티슈 및 그 제조방법 | |
KR100929469B1 (ko) | 항균 제제 | |
ES2151967T5 (es) | Composicion antimicrobiana. | |
EP0086878B2 (en) | Mild antimicrobial detergent composition | |
JPH11514644A (ja) | 抗菌組成物およびそれを含むウェットワイプ | |
WO2005110090A1 (en) | Hydrogen peroxide-based skin disinfectant | |
EP3205211B1 (en) | Alcohol-based antiviral composition | |
US6432425B1 (en) | Method for treatment with an antibacterial and antiseptic mixture | |
JP2023145634A (ja) | 抗菌組成物 | |
EP1404311B1 (de) | Wundbehandlungsmittel | |
BR112019022785A2 (pt) | Composição, lenço, e, método para inibir o crescimento microbiano em um produto. | |
JP2008119433A (ja) | 紙おしぼり・お手ふきの保存方法 | |
US4746451A (en) | Self-decontaminating cleansing preparations | |
JP2000273492A (ja) | 清浄剤組成物及び該組成物を含浸させてなる清拭用品 | |
WO2001021138A1 (en) | Antimicrobial topical composition and methods | |
JPH0316542A (ja) | 清拭材 | |
US8357392B2 (en) | Dry antiseptic wipes comprising an amphoteric surfactant | |
DE102020204730A1 (de) | Hautdesinfektionsmittel | |
JPH072615A (ja) | 抗菌性消毒剤含浸布 | |
JP2017203021A (ja) | 殺菌消毒組成物 | |
KR101320599B1 (ko) | 무방부제 항균 물티슈 | |
JP2003319887A (ja) | 殺菌性ウェットティッシュ及びその製造方法 | |
DE3702546A1 (de) | Desinfektionsmittel | |
DE102020204728A1 (de) | Hautdesinfektionsmittel | |
JPH10183200A (ja) | 殺菌洗浄剤 |