JPH03164621A - 輻射加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭用ならびに業務用の西洋料理、中華料理
、日本料理等の調理を、高温かつ均一な熱分布で電熱に
より行う輻射加熱調理器に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の輻射加熱調理器は、特開昭５９−２３１３３０号
の発明に示すごと（、発熱源として炭化珪素を主成分と
するセラミックヒータを数本水平に配設したものや、裸
のニクロム発熱線あるいは鉄クロム線を平面的、あるい
は僅かに湾曲した素焼きの磁器または陶器の溝の中に配
設したものである。

また、発熱源の電気容量を大きくして、速やかに高温に
するため、加熱部の底部に適宜な数の炭化珪素棒を並置
した発熱式レンジに関する前記発明や、電気消費量を少
なくするための合理的な構成を求めるため、基台の天板
の開口部の口縁にリング状熱吸収体を、また、下方の窪
み部の内周面に熱反射体を、そして底部に炭化珪素棒の
発熱源等からなる電気式発熱部をそれぞれ設けて加熱部
とした電気式レンジに関する特開昭６２−１７５２６号
の発明がなされている。

さらに、調理中の発熱部に種々のものが落ち、発熱効率
が悪くなるのを防止するため、本体の天板の中央部に設
けた発熱部の炭化珪素棒の発熱体を熱効率には影響の少
ない保護体によって被覆し、発熱部の底部は深（し、そ
の底部に水の排出口を設けた電熱式レンジに関する特開
昭６１−８３８２７号の発明もなされている。

しかしながら、これらの従来例の構造で、炭化珪素等を
主成分とするセラミックヒータ等を発熱体とする場合に
は、セラミックヒータが直管状であるため発熱体の配設
を調理鍋の鍋底形状に近似に配設することができず、調
理時に調理鍋に均一な熱量を与えることが困難であるた
め、調理むらが発生するばかりでなく、新しい鍋の使用
前に、防錆塗料を焼くことができない等の問題があった
。

また、裸のニクロム発熱線、あるいは鉄クロム線を発熱
体とし、僅かに湾曲した素焼きの磁器または陶器の溝の
中に、これらの発熱体を渦巻状などに配設した構造の場
合には、油を使う調理時に浸した油が磁器または陶器に
付着浸透し、発熱体よりの伝導熱により油が完全に炭化
するまで発煙現象を起し、調理品に煤が入ったり、調理
品の味を変える等の問題点があった。

〔発明の解決しようとする課題〕

本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、調理時に均一な熱量を調理鍋に与えること
ができ、新しい鍋の使用前の防錆塗料をスムーズに焼く
ことができ、そして、調理時に落下した油を外部に排出
でき、さらに固形排出物を容易に除去できる高性能、か
つ衛生的な輻射加熱調理器を提供することを解決課題と
したものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するための手段として、本発明の輻射
加熱調理器は、断熱材を包み込むように囲う金属容器内
の空間部に発熱体であるシーズヒータをリング状に配列
し、各々のリング状シーズヒータを主に使用する調理用
鍋の鍋底形状に近似するように、例えばすり鉢形状に調
理用鍋の鍋底に近接する空間位置部に配役保持し、断熱
材を囲う金属容器の側面よりシーズヒータの端子を碍子
を貫通して配設し、電気的接続を断熱材の外部で行うも
のである。

また、発熱体であるシーズヒータの配設部の金属容器の
底面を底部中央に向って傾斜させ、金属容器の底部の中
央に、排水及び排油のための排出管や油受は等からなる
、外部に通ずる排出路を設け、落下した水及び油等が断
熱材を囲う金属容器の下部に溜ることなく、排出できる
ようにしている。

また、金属容器の底部に落下した固形調理物等の排出の
ため、同容器の側面に、窓蓋付きの掃除用窓を配設する
。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、第１図
は本発明の一実施例における輻射加熱調理器の縦断面図
である。

まず、一体または分割成形してなる円筒状の断熱材料１
を囲う底板２ｄ付の金属容器２の内部空間に、リング状
に配列された複数本のシーズヒータ３の発熱体を配設支
持している。

このシーズヒータ３の発熱体は、この調理器で加熱され
る四用鍋、広東鍋、あるいは北京鍋などの調理用の中華
鍋４の鍋底４ａの形状に近似な、又はすり鉢状に形成さ
れており、複数のシーズヒータ３の外径の１．５倍以上
５倍以下のピッチで金属容器２の空間内部に配設され、
これらシーズヒータ３の各端末は金属容器の側壁に配設
した碍子５を貫通して、金属容器２の機器の前部を除く
３方向の外部に取りだし、かつ、リング状に配列された
複数本のシーズヒータ３が金属容器２内で垂れ下らない
ように、金属容器２の側壁に配設した碍子５の縦溝内に
支えられた第２図に示すシーズヒータ保持板６を設けて
いる。

なお、第１図で、金属容器２はアジャスト脚２４に保持
された配電盤３２上にスダッドボルト及びナツト２６で
固定されており、外周は側板３４で、そして上部は天板
１５で囲われておリ、さらに側板３４上には後部壁板３
３が設けられており、さらに図中１０で示すのは五徳で
ある。

次に、上記の断熱材料１を囲む金属容器２の内底部２ａ
は調理時に使用する湯水、スープ、調味料あるいは湯等
の液体排出物を排出し易いように、金属容器２の内底部
中央２ｂに向かい傾斜角５度から３０度の範囲で凹む方
向に傾むかせ、内底部中央２ｂには前記の断熱材料１を
貫通し、上記の液体排出物を金属容器２の内底部２ａか
ら排出するための排出管７を、内底部中央２ｂに排出を
さまたげることがないように溶接等の方法で配設し、こ
の排出管７の他の一端は金属容器２の外部に露出させ、
排出管７より排出する液体排出物を受ける容器としての
油受け１８を排出管７の下部に設置し、これら排出管７
と油受け１８等で金属容器２内から外部に通ずる排出路
としている。

なお、シーズヒータ３の外径の１．５倍以上５倍以下の
ピッチで金属容器２の内部空間に配設したシーズヒータ
３の隙間から調理時の調理物や調味料などの固形物が金
属容器２の内底部２ａに落下し、底部中央２ｂに向って
流出される。

底部２ａに向って凹ませた傾きで配設したシーズヒータ
３の上部から、固形落下物を除去することが困難である
。

そこで、これらを除去するため第３図及び第４図に示す
ごとく、前記の断熱材料１を囲む金属容器２の前面側部
に少な（とも５０ｍｍ角以上の寸法の固形物の掃除用窓
８を設け、そこにその寸法よりも大きめで、金属容器２
の外側に接する鍔９ａを有する窓Ｍ９を設けている。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の輻射加熱調理器によれ
ば、調理用の各種鍋の、例えばすり鉢状の鍋底形状に近
似な複数のリング状からなるシーズヒータの発熱体を配
設しているので、調理用鍋に均一な高熱量を供給でき、
炒め物、煮物、揚げ物、焼き物等を短時間に良好に調理
でき、しかも新しい鍋の使用前の防錆塗料を焼くことが
スムーズにできるという効果がある。

また、調理時に金属容器の底部に落下した水、油等の液
状排出物は、排出路を通して金属容器の外部に排出され
るので、金属容器の底部に溜って、シーズヒータの輻射
熱で燃焼発煙することがないという利点がある。

さらに、金属容器の底部に落下した調理物等の固形排出
物は金属容器の前面側部などに設けた窓蓋付きの掃除用
窓の窓蓋を取り外すことにより容易に除去でき、衛生的
な輻射加熱調理器を保持できるという利点がある。

なお、本発明の調理器は、特に卵料理等の均−熱が必要
なものに対して有効に適用することができる。

また、本発明の熱調理器は発熱体が、鍋底の形状に近似
な形状に形成され、しかも断熱材料を囲む金属容器内の
空間部に配設されているので熱効率が良好で、例えば断
熱材料にシリカ系の粉末を成形したものを使用すれば、
断熱厚さ４０ｍｍで天板の温度が７０″Ｃ以下にでき、
熱伝導が従来の１７４になるので熱効率も６０％以上に
なる高能率な調理器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における輻射加熱調理器の要
部縦断面図、第２図は第１図のシーズヒータの各端末を
支持するシーズヒータ保持板の側面図、第３図は第１図
の金属容器の平面図、第４図は第３図の側断面図である
。 １・・・断熱材料、２・・・金属容器、２ｂ・・・内底
部中央、３・・・シーズヒータ、４・・・中華鍋、７・
・・排出管、８・・・掃除用窓、９・・・窓蓋、１８・
・・油受け。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、断熱材料を囲む金属容器内の空間部に、鍋底の形状
   又はすり鉢状の形状に近似して配列した発熱体を配設保
   持し、該発熱体が複数のリング状のシーズヒータからな
   る輻射加熱調理器。 ２、断熱材料を囲む金属容器の底の中央に向って傾斜さ
   せた底部中央に、外部に通ずる排出路を設けた請求項１
   記載の輻射加熱調理器。 ３、断熱材料を囲む金属容器の側面に窓蓋付きの掃除用
   窓を配設した請求項１又は２記載の輻射加熱調理器。