JPH03164173A - 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤 - Google Patents

新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤

Info

Publication number
JPH03164173A
JPH03164173A JP2197068A JP19706890A JPH03164173A JP H03164173 A JPH03164173 A JP H03164173A JP 2197068 A JP2197068 A JP 2197068A JP 19706890 A JP19706890 A JP 19706890A JP H03164173 A JPH03164173 A JP H03164173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arginine
arginine deiminase
mycoplasma
deiminase
approximately
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2197068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900279B2 (ja
Inventor
Haruo Takaku
春雄 高久
Ko Miyazaki
香 宮崎
Yoshio Aoshima
青島 美穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP2197068A priority Critical patent/JP2900279B2/ja
Publication of JPH03164173A publication Critical patent/JPH03164173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900279B2 publication Critical patent/JP2900279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/78Hydrolases (3) acting on carbon to nitrogen bonds other than peptide bonds (3.5)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮1上旦祉且北韮 本発明は、新規なアルギニンデイミナーゼ(argin
ine deiminase)及びその製造法に関する
本発明のアルギニンデイξナーゼは、アルギニン分解能
を有するマイコプラズマから産生され、ヒト癌細胞に対
して増殖阻害活性を示し、また担癌マウスに対して優れ
た延命効果を示すので制癌剤として有用である. 従来技歪 近年、癌治療の新しい試みとして癌細胞の栄養要求性に
基づいた酵素療法が注目されている。すなわち、これは
、癌細胞の生育に要求される栄養戒分を酵素によって分
解し、栄養源を遮断し、それによって癌細胞の増殖を阻
止あるいは死滅させようとする試みであって、このよう
な抗腫瘍酵素としてL−アスパラギナーゼ(E C 3
.5.1.1.)(Nature, 229 , 16
8(1971) )やL−アルギナーゼ(E C 3.
5.3.1.) (Br. J. Cancer S’
JJ, 379(1965) 3等が知られている.し
かし、L−アスパラギナーゼは、し−アスパラギン従属
性の癌が少いので、白血病、悪性リンパ腫等の一部の癌
にしか有効ではなく、またL−アルギナーゼは、種々の
癌細胞に対して増殖阻害活性を示すものの、inviv
oでは制癌活性を示さないという欠点があった(Br.
J.Cancer, 30、50(1974) ) .
また、アルギニンデイ果ナーゼは、マイコプラズマ及び
他の微生物から得られていたが(J.B.C.4 22
28 〜2236(1966)、J.Biol.che
m. ’151. 2615 〜2620 (1987
)、J.Bio1.che+w.困虹4580〜458
3(1975)、Arch.Biochem. Bio
phys.60、186 〜197(1957)等〕、
制癌活性については明らがにされていない. B <”しよ゛  る量 本発明は、L−アスパラギナーゼやし−アルギナーゼの
このような欠点を解決するためになされたものであって
、アルギニン分解能を有し、癌細胞増殖阻害活性の強い
新規なL−アルギニン分解酵素を探索し、これを制癌剤
として利用しようとするものである. 4   ″゜  t−めの 本発明者らは、シェードモナス、ストレブトコッカス及
びマイコブラズマ等の微生物に由来する多数のアルギニ
ンデイミナーゼについて新規酵素を探索研究した. その結果、マイコプラズマ由来の菌体抽出液の中に新規
なアルギニンデイミナーゼが存在し、その至適pHが生
理的条件下にあり、しかも高い安定性を示し、このため
癌細胞増殖阻害活性が強いことを見出し、本発明をなす
に至った。
アルギニンディミナーゼ(E C 3.5.3.6.)
はL−アルギニンのアミジノ基を加水分解してL−シト
ルリンとアンモニアとを生戒するする酵素であって、別
名、アルギニンジヒドロラーゼ、アルギニンデスイミナ
ーゼ、グアニジノデスイξナーゼと称されている.そし
て、ある種の微生物においては生じたシトルリンはオル
ニチンとカルバモイルリン酸とになり、カルバモイルリ
ン酸はアンモニアと水とに分解される.このさいATP
が生成する。すなわち、細菌や酵母中でアルギニンのア
ミジノ基の代謝と関連してATPを生成する経路におい
てアルギニンデイミナーゼはこの経路の最初の段階で関
与する酵素である. 本発明のアルギニンデイξナーゼは次の理化学的性質を
有する. (イ)作用 L−アルギニンのアミジノ基を加水分解してし−シトル
リンとアンモニアを生處する.(口)至適pH   6
.0〜7.5 (ハ)安定pH   4.5〜9.0 (二)至適温度  約50゜C (ホ)  Km {if    tPJ0.2+aM(
へ)等電点(pI)約4.7 (ト)分子量   約45,000 (SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による) 約90,000 (ゲル濾過 HPLC法による) (チ)N末端からのア≧ノ酸配列 Ser−Val−Phe−Asp−Ser−Lys−P
he−Lys−Gly− I 1eHis−Val−T
yr−Ser−Gluさらに、本発明のアルギニンディ
ミナーゼは第4図に示すアミノ酸配列を含有する. 本発明のアルギニンディミナーゼは次の方法によって調
製される. マイコプラズマは、上記本発明のアルギニンデイミナー
ゼを産生ずる能力があるならばどのようなものを用いて
もよい.このような菌株の例としては、マイコプラズマ
・アルギニイニ(argtnini)、ホミニス(ho
minis)、サリバリウム(salivarium)
、ガリナルム(gallinarua+)、オラーレ(
ora le)等をを挙げることができる.特に、好適
な菌株は、(財)発酵研究所、ATCC又はNCTCか
ら入手することができるマイコプラズマ・アルギニイニ
(M.arginin+) ( l F OカタログN
lll4476、ATCCカタログ阻23838又はN
CTCカタログNnl0129)である。
本発明では、上記マイコプラズマをアルギニンを添加し
た液体培地で37゜C前後でl日〜数日静置培養を行う
.尚、このマイコブラズマは通性姥気性菌であり、嫌気
性下又は酸素存在下のいずれかにおいても増殖可能であ
る。培地としては例えば、PPL○培地(DIFCO社
製)等が用いられ、アルギニンの添加量は、培地1ff
i当り1〜20gが適当である. 培養後、菌体を集菌し、これを緩衝液、例えばリン酸緩
衝液(pH7.0)中に懸濁し、超音波破砕等によって
菌体を破砕し、遠心分離等の手段によって不溶物を除去
する.得られる上清を菌体抽出液とし、ゲル濾過クロマ
トグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィ
ニティク口マトグラフィー等のクロマトグラフィーを用
いて分離精製を行って上記した理化学的性質をもつアル
ギニンデイミナーゼを得ることができる。
本発明のアルギニンデイミナーゼは、文献記載の公知の
アルギニンディξナーゼと比較すると第1表のようにな
り、明らかに、これらとは相違する. また、一般の蛋白質と本発明のアルギニンデイミナーゼ
のN末端アミノ酸配列についてコンピューターのデータ
ーベースを用いて検索したが、いずれの蛋白質とも本発
明のアルギニンデイミナーゼのN末端アミノ酸配列は類
似性を示さず、これらの点から本発明のアルギニンデイ
ξナーゼを新規なものと判断した。
さらに、本発明では、マイコプラズマ アルギニイニの
菌体から得られたゲノムDNAからマイコプラズマ ア
ルギニイニ アルギニンデイξナーゼの遺伝子を単離同
定した。単離したアルギニンデイミナーゼの全塩基配列
を決定した結果、アルギニンデイミナーゼを構成するポ
リペブチドのアミノ酸配列及び塩基配列は図4に示すも
のであることが判明した。従って、アルギニンデイミナ
ーゼは全409個のアミノ酸から構成され、分子量は4
6375.38となり、蛋白のSDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動より求めた分子量とほぼ一致した。
本発明のアルギニンディミナーゼは、試験例1〜6に示
すように白血病細胞、線維芽肉腫細胞、大腸癌細胞、肉
腫細胞、腹水肝癌細胞等を移植した担癌マウスに対して
優れた延命効果を示す。このことから、ヒトの各種腫瘍
、特に悪性腫瘍の治療に有効なことは明白である。
アルギニンデイミナーゼの活性は、Fenskeらの方
法(J.Bacteriol.、皿、501 〜510
(1976) )によってシトルリンを生成させ、その
量をArchibaldの方法(J.Bio1.Che
m.、156、121〜142(1944) )によっ
て測定することによって求めることができる. すなわち、10mMアルギニン溶液(0. IMリン酸
緩衝液(pH 7.0)に溶解〕1.OIdlに、アル
ギニンディミナーゼ試料溶液20μlを添加し、37゜
Cで5〜30分間酵素反応を行った後、酸混合液(Ht
SOa:HzPOa−1:3)lmを添加し酵素反応を
停止させる。
反応液に3%ジアセチルモノオキシム水溶液25μiを
添加し、遮光下で100゜Cで20分間加熱した後、室
温で30分間放冷し、490nmにおける吸光度を測定
することにより、生戒したシトルリンを定量する。尚、
1分間に1μmolのシトルリンを生或するアルギニン
ディミナーゼ活性を1ユニット(U)と定義する. アルギニンデイミナーゼの急性毒性については、これを
マウスに経口的あるいは尾静脈内の1 g/kg以下の
投与で死亡例がなく、また投与後解剖した所見によると
各臓器には何等の異常が観察されず、きわめて安全であ
ることが分かった。
次に本発明の実施例を示す. 実施例1 アルギニンデイミナーゼの調製 (1)マイコプラズマ・アルギニイニ(M.argin
ini)の培養 財団法人発酵研究所より人手したマイコプラズマ・アル
ギニイニ(M,arginini)株(IFOカタログ
Na 14476)を培養液(P P L O bro
th w/oC V(DIFCO社製)L−アルギニン
10g,ウマ血清200d、25%新鮮イーストエキス
10k,0.4%フェノールレッド液5++d,蒸留水
700−の組戒よりなり、pH 7.0に調整した培養
液〕に接種し、5%C(hインキュベーター内で37℃
において2日間静置培養した. (2〉 アルギニンディミナーゼの分離・精製(A)マ
イコブラズマ・アルギニイニ(M.arginini)
菌体抽出液の調製 上記(1)によって得られた培養液2lを7000rp
mで、20分間遠心することにより集菌し菌体2gを得
、これを、pH 7.0の10eMリン酸緩衝液3o一
に懸濁した.この懸濁液を超音波処理してその中に含ま
れる菌体を破砕し、遠心分離によって不溶物を除き、得
られる上清をマイコプラズマ・アルギニイニ(M,ar
gintni)の菌体抽出液とした。
(B)アルギニンデイミナーゼの分離精製上記(A)に
よって得られた菌体抽出液を以下に示す3種のクロマト
グラフィーにより処理してアルギニンデイミナーゼを分
離精製した.(1)ゲル濾過クロマトグラフィー 上記菌体抽出液を、セル口ファイン(Cellulof
ine)c c t. −2000m (チッソ社製)
を用い、次に示す条件でゲル濾過クロマトグラフィーを
行った.がラムの大きさ:2.6X90c鵬 ゲル充填量  :  480ad 流速     : 24d/hr 画分量    : 各6一 溶出液    : 10mMリン酸緩衝液(pH7.0
)+0.5M塩化ナトリウム 得られ各両分について280nmの吸光度及びアルギニ
ンデイξナーゼ活性を前記方法により測定した。その結
果を第1図に示す。この結果、アルギニ/デイミナーゼ
は、百分42〜52に含まれていることが判明した. (11)イオン交換クロマトグラフィー上記(i)で得
られた百分42〜52を10mMリン酸緩衝液(pH7
.0)に対して透析を24時間行った.得られた透析内
液をDEAE− トヨパール(Toyopearl)〔
東ソー社製〕を用い、次に示す条件でイオン交換クロマ
トグラフィーを行った。
カラムの大きさ: 2.6X30cm ゲル充填量  :  32(lad 流速     :  60d/hr 画分量    : 各10m 溶出液    : 10mMリン酸緩衝液(pH 7.
0)(0〜0.5M塩化ナトリウム 濃度勾配) すなわち、透析したアルギニンデイミナーゼ含有画分を
、同じ緩衝液で平衡化したDEAE−}ヨバール力ラム
に添加し、アルギニンデイミナーゼを吸着させ、緩衝液
中の塩化ナトリウム濃度のOMから0.5Mの直線濃度
勾配で流速60ad/hrで溶出を行い、101II1
ごとに各画分を採取した.得られた各百分について上記
(i)と同様に280rv+の吸光度及びアルギニンデ
イミナーゼ活性を測定した.その結果を第2図に示す.
この結果、アルギニンデイミナーゼは画分50〜53に
含まれていることが判明した。
( iii )アフィニティクロマトグラフィー上記(
ii)で得られた画分50〜53を、10n+MリンM
緩衝液(pH7.0>に対して透析を24時間行った。
得られた透析内液をアルギニンーセファロース(Arg
inine−Sepharose)4B (ファルマシ
ア社製)を用い、次に示す条件でアフィニティクロマト
グラフィーを行った。
カラムの大きさ:2.2XIOcm ゲル充填量  :  3BMi 流速     :  50m/hr 画分量    : 各8wI1 溶出液    :10−リン酸緩衝液(pH 7.0)
(0〜1,OM塩化ナトリウム 濃度勾配〉 すなわち、透析したアルギニンデイだナーゼ含有画分を
、透析に使用したものと同じ緩衝液で平衡化したアルギ
ニンーセファロース4Bカラムに添加してアルギニンデ
イミナーゼを吸着させ、緩衝液中の塩化ナトリウム濃度
のOMから1.0Mの直線濃度勾配で流速50d/hr
で溶出を行い、溶出液8一ごとに各両分を採取した。得
られた各両分について上記(11)と同様に280nr
aの吸光度及びアルギニンデイξナーゼ活性を測定した
. この結果を第3図に示す。この結果アルギニンデイミナ
ーゼは画分71〜81に含まれていることが判明した. (iv)SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動上記
(iii)で得られた画分71〜8lをLaemmli
らの方法(Nature, 111、680 〜685
(1970) )に従ってSDS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動を行ったところ、分子量45. 000の
位置に単一バンドとして検出され、完全に精製されたア
ルギニンデイミナーゼが得られたことが確LfJされた
(C)アルギニンデイミナーゼの物性値上記(B)(i
j)で得られた酵素液を用いて測定した. (i)至適pH 、至適温度、安定pH、安定温度至適
範囲pHは6.0 〜7.5で、4゜Cで24時間処理
したときの安定pH範囲は4.5〜9.0である。
活性は45〜55゜C付近が最も高く、温度に対する安
定性については95゜C、5分処理あるいは、60゜C
、30分処理すると活性を失う。
(ii)基質特異性 L−アルギニンを加水分解してL−シトルリンとアンモ
ニアに分解する. ( iii )分子量 SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により測定
した結果、分子量は約45.000であった.また、T
SK C3000SWXL (東ソー社製)カラムを用
いたゲル濾過HPLC法により測定した結果、分子量は
約90,000であった.(1v〉等電点 等電点電気泳動法により等電点を測定した結果、等電点
は約4.7であった。
(v) Kra値、Vmax値 Lineweaver−Burk plotにより、K
lll , Vmaxを測定したところそれぞれ約0.
2mM、約5011/mgであった。(vi) N末端
アミノ酸配列 アくノ酸シーケンサ−(Applied Biosys
tem社製)によってN末端アξノ酸配列を決定したと
ころ、Ser− Va I− Phe−Asp−Ser
−Lys− Phe− Lys−G Iy− 1 1e
−1t isVat−Tyr−Ser−Glu−であっ
た。
(vi)生理活性 癌細胞に対し増殖阻害活性を示し、また担癌マウスに対
し、試験例に示すように優れた延命効果を示す。
実施例2 アルギニンデイミナーゼ遺伝子の解析 (1)マイコブラズマゲノムDNAの調製マイコプラズ
マ アルギニ一二(IFOカタログNal4476)菌
体をSDS″i?溶菌させ、ブロテイナーゼK,RNa
 s eAの順に処理した後、フェノール抽出、クロロ
ホルム抽出を行い、水層をlQmM}リス塩酸緩衝液(
pH8.0 ) 1 mM E DTAに対して透析し
てゲノムDNAを調製した.(2)マイコプラズマ遺伝
子ライブラリーの作戒(1)で調製したマイコプラズマ
ゲノムDNAを適当な制限酵素で消化した後、プラスミ
ドベクターpUc19(東洋紡績社製〕に連結して大腸
菌HBIOI株〔宝酒造社よりコンビタントセルを購入
〕に導入し、これをマイコプラズマ遺伝子ライブラリー
とした。
(3)プローブ用オリゴヌクレオチドの設計アルギニン
デイミナーゼ蛋白から決定した30個のN未アミノ酸配
列の適当な位置より、マイコプラズマのDNAは非常に
GC含量が低い(Proc. Natl. Acad.
 Sci.USA 84 166〜169(1987)
)という知見をもとに、24塩基のオリゴヌクI/オチ
ド(4種の混合物、配列は第5〜8図参照)を設計し、
DNA合戒機(Applied Btosystem社
製モデル308B)にて合成した。
(4)コロニーハイブリダイゼーションによるスクリニ
ング (3)で合威したオリゴヌクレオチドを3tpで標識し
、これをブローブとして(2)で作威したマイコプラズ
マ遺伝子ライブラリーをスクリーニングし、ポジティブ
クローンを単離した.(5)アルギニンデイξナーゼ遺
伝子の単離と塩基配列の決定 (4)で得られたクローンよりブラスミドDNAを調製
し、プローブにハイプリダイズする領域周辺のDNA断
片を、M13+pl9 (東洋紡績社製〕に組込み1本
鎖DNAを調製した。得られた1本鎖D N Aを鋳型
として約200bpごとの合成プライマ−(Appli
ed Biosystem社製モデル380Bにて合戒
)を用い、ジデオキシ法により塩基配列を決定した。塩
基配列はDNAの両鎖について行った。
この結果を第4図に示す。
すなわち、塩基配列を決めた領域より、アルギニンデイ
ξナーゼ蛋白から決めた30個のN末アξノ酸配列に対
応する塩基配列を含む1230bpのオープンリーディ
ングフレームが見いだされ、開始コドンATGに続< 
1227bpの塩基配列をマイコプラズマ アルギニイ
ニ アルギニンデイξナーゼ遺伝子蛋白コード6H域と
同定した(第4図参照)。
ただし、マイコプラズマにおいてはTGAコドンはトリ
プトファンコドンとして認識されていることが知られて
いるので(Proc. Natl. Acad.Sci
.USA 82、2306〜2309(1985) )
遺伝子中に5カ所存在するTGAコドンは、トリプトフ
ァンコドンと考え、柊止コドンはTAAとTAGの2つ
のみとして解析した。
アルギニンデイミナーゼを構成する全409個のアミノ
酸より算出した分子量は、46375となり、蛋白のS
DS−ポリアクリルアξドゲル電気泳動より求めた分子
量とほぼ一致した。
実施例3 アルギニンデイミナーゼ製剤の製法 実施例1 (2) ( iii )で得られた両分71
〜8lをリン酸緩衝液(pt+ 7.4)を含む生理食
塩水(PBS)に対して24時間透析後、0.2〜2.
0mg/dの蛋白濃度?なるようにPBSで希釈した。
投与に際して、0.2μmのフィルターにより濾過滅菌
し、水溶液型のアルギニンデイミナーゼ製剤を製造した
さらに、本発明のアルギニンデイξナーゼの制癌効果に
ついて試験した結果を試験例として示す。
試験例 アルギニンデイミナーゼの制癌効果試験例1 
各種のヒト培養癌細胞株を用いる方法lO%牛胎児血清
を含むDME培地1.0dの入った24穴マイクロプレ
ートに各癌細胞を1×lO4個まき、上記で調製したア
ルギニンデイξナーゼ製剤を培地中の濃度が5ng/r
d.あるいはLOng/一になるように添加した.5%
CO■インキュベーターで37゜Cで3日間培養後の細
胞数を自動細胞数計測装置(コールターカウンター) 
 (Coulter社製〕で計測した.この時アルギニ
ンデイミナーゼの代わりに同容量のPBSを添加したも
のを対照とした.細胞増殖阻害活性は、対照の細胞数を
100とした場合の試料の相対的な細胞数で示した.こ
の時の結果を第2表に示す。
第 2 表 試験例2 マウス白血病細胞L 1210を用いる方法
7週齢の雄性CDF,?ウス(BALB/c♀xDBA
/2♂)21匹にIXIO’個の白血病細胞L 121
0を腹腔内に移植し、無作為に対照群9匹、試験群6匹
(2群)に群分けした. 上記のアルギニンデイミナーゼ製剤の投与法は、day
 Oを移植日とした場合、dayl〜8に1日1回腹腔
内に投与した。対照群にはPBSを投与した.試験例3
 マウス線維芽肉i1jMeth^を用いる方法7週齢
の雄性CDF.マウス(BALB/c♀×DBA/2♂
)27匹にIXIO’個の線維芽肉腫Me thAを腹
腔内に移植し、無作為に対照群9匹、試験群9匹(2群
)に群分けした。アルギニンデイミナーゼ製剤の投与法
はday Oを移植日とした場合、dayl=10に1
日1回腹腔内に投与した。対照群にはPBSを投与した
. 試験例4 マウス大腸癌細胞colon26を用いる方
法 7週齢の雄性CDF,マウス(BALB/c♀xDBA
/2♂)25匹にIXIO’個の大腸癌細胞colon
26を腹腔内に移植し、無作為に対照群9匹、試験群8
匹(2群)に群分けした。アルギニンデイミナーゼ製剤
の投与法はday Oを移植日とした場合、dayl=
14にl日1回腹腔内に投与した.対照群にはPBSを
投与した. 試験例5 マウス肉腫細胞Sarcomal80を用い
る方法7週齢の雄性ICRマウス24匹にIXIO’個
の肉腫細胞Sarco+*aL80を腹腔内に移植し、
無作為に対照群8匹、試験群8匹(2群)に群分けした
.上記のアルギニンデイミナーゼ製剤の投与法は、da
y Oを移植日とした場合、dayl〜l4に1日1回
腹腔内に投与した.対照群にはPBSを投与した.試験
例6 マウス腹水肝癌細胞MH 134を用いる方法7
週齢の雄性C3H/HeNマウス26匹に1×10“個
の腹水肝癌細胞MH 134を腹腔内に移植し、無作為
に対照群10匹、試験群8匹(2群)に群分けした.ア
ルギニンデイミナーゼ製剤の投与法はday Oを移植
日とした場合、dayl〜l4に1日1回腹腔内に投与
した。対照群にはPBSを投与した。
制癌効果の判定は、対照群マウスの平均生存日数に対す
る治療群のそれの百分率(T/C%)で示した.上記試
験例2乃至6の結果を第3乃至7表に示す. 第3表(L 1210) 第 4 表 (門eth A) 第 5 表 (Colon 26) 第 6 表 (Sarcos+a 180) 第 7 表 (Mll 134) 実施例4 形質転換体によるアルギニンデイミナーゼの発現(1)
変異遺伝子の作戒 Kunkelの方法(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA+皿, 488(1985) 
)に従い、5種類のオリゴヌクレオチドをプライマーと
して第4図に記載したアルギニンデイミナーゼ遺伝子中
の5つのTG^コドンすべてを、大腸菌のトリプトファ
ンコドンであるTGGコドンに置換するポイントミュー
テーションを行った。5つのTGAコドンがすべてTG
Gコドンに置換したクローンを、変異導入に用いたオリ
ゴヌクレオチドをプロープとしたプラークハイブリダイ
ゼーシゴンにより選択し、得られたクローンのシーケン
スを行い、5つのTGAコドンがすぺてTGGに置換し
ていることを確認した。
(2)アルギニンデイミナーゼ発現ベクターpAD12
の作或 上記(1)によって得られた変異アルギニンデイξナー
ゼ遺伝子の構造遺伝子とその上流240 bpの調節遺
伝子を含む遺伝子をプラス旦ドp[Ic19のSac 
IHind[[lサイトに挿入し、プラスミドpAD1
2を作威した。pA[]12はマイコプラズマ アルギ
ニイニアルギニンデイごナーゼ遺伝子由来のプロモータ
ー配列を有し、その塩基配列を解析したところ、原核細
胞のプロモーターのコンセンサス配列(SD配列、−1
0配列、−35配列)を持つことが明らかとなり、pA
D12は大腸菌におけるアルギニンデイミナーゼ発現ベ
クターとなり得ることが期待された。
(3)形質転換体の培養と菌体抽出物の調製(2)で作
威したpAD12を大腸菌HBIOI (宝酒造社)に
導入し、得られた形質転換株を5戚のLB培地(1,0
%Bacto Tryptone  (DrFCO社製
) 、0.5%Bacto Yeast Extrac
t  (DIFCO社製) 、0.2%Glucose
, 1.0%Nac I!、pH7.5)を用い、37
゜Cで一晩前培養した.得られた前培養液1−を250
11!itのLB培地に加え、37゜Cで一晩培養後、
遠心分離により集菌した.得られた菌体を生理食塩水で
2回洗浄した後、O.lMIJン酸カリウム緩衝液(p
H7.0)2mに懸濁し、超音波により菌体を破砕し、
遠心分離により不溶物を除去した上清を菌体抽出物とし
た。
また、アルギニンディミナーゼ遺伝子を含まないpUc
19を保持した}IBIOIの菌体抽出物を上記と同し
操作により調製し、対照として用いた。
(4)アルギニンデイミナーゼ活性の測定(3)で調製
したpAD12保持11BIOI菌体抽出物とpllc
19保持HBIOI菌体抽出物(対照)をそれぞれ0.
1)Iリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で10倍に
希釈し、その10μiにつき、37゜Cで5時間インキ
ユベートしたときのシトルリンの生産量を前述の方法に
より測定した, pAD12保持HBIOIのアルギニ
ンデイミナーゼ発現量をpAD12保持HBIOIによ
るシトルリン生産量から、対照のpUc19保持HBI
OIによるシトルリン生産量を差し引いた値から算定し
た結果、250一のLD培地当り1.2ユニットのアル
ギニンデイミナーゼ活性が確認された。
発づRl尭果 本発明のアルギニンデイミナーゼは、新規な酵素であっ
て、in vitroばかりでなく、in vivoに
おいても制癌活性を示すので、抗腫瘍酵素として制癌剤
に有効に利用できる。また、このマイコブラズマ アル
ギニイニ アルギニンデイミナーゼのDNA配列が同定
されたので、これを用いて遺伝子工学的手法により工業
的にアルギニンデイミナーゼの生産が可能となり、アル
ギニンデイミナーゼを有効成分とする制癌剤を高純度で
大量に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるマイコプラズマ・アルギニイニ
(M.arginini)の菌体抽出液のゲル濾過クロ
マトグラフィーの結果を、第2図はその両分42〜52
のイオン交換クロマトグラフィーの結果を、第3図はそ
の百分50〜53のアフィニテイクロマトグラフィーの
結果をそれぞれ示す。第4図は、アルギニンデイミナー
ゼを構成するポリベブチドのアξノ酸配列及びその塩基
配列を示す。第5〜8図はブロープとして用いられたオ
リゴヌクレオチドの塩基配列及びそれに相当するアミノ
酸配列を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の理化学的性質を有する新規なアルギニンデイ
    ミナーゼ (イ)作用及び基質特異性 L−アルギニンのアミジノ基を加水分解してL−シトル
    リンとアンモニアを生成する。 (ロ)至適pH 6.0〜7.5 (ハ)安定pH 4.5〜9.0 (ニ)至適温度 約50℃ (ホ)Km値 約0.2mM (ヘ)等電点(pI)約4.7 (ト)分子量 約45,000 (SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による) 約90,000 (ゲル濾過HPLC法による) (チ)N末端からのアミノ酸配列 Ser−Val−Phe−Asp−Ser−Lys−P
    he−Lys−Gly−Ile−−His−Val−T
    yr−Ser−Glu−(2)第4図のアミノ酸配列を
    含有する新規なアルギニンデイミナーゼ (3)アルギニン分解能を有するマイコプラズマを培養
    し、菌体培養物を抽出し、抽出物から分離精製して採取
    することを特徴とする、請求項(1)または請求項(2
    )に記載の理化学的性質を有する新規なアルギニンデイ
    ミナーゼの製造法。 (4)、アルギニン分解能を有するマイコプラズマが、
    マイコプラズマ・アルギニイニ(Mycoplasma
    arginini)である請求項(3)に記載の新規な
    アルギニンデイミナーゼの製造法。 (5)請求項(1)または請求項(2)に記載の理化学
    的性質を有するアルギニンデイミナーゼを有効成分とす
    る制癌剤。 (6)アルギニンデイミナーゼを構成するポリペプチド
    をコードする塩基配列が第4図のアミノ酸配列をコード
    する塩基配列を含むものであるDNA。 (7)請求項(6)に記載したDNAを保持する形質転
    換体を培養し、当該培養物から請求項(1)または(2
    )に記載のアルギニンデイミナーゼを採取することを特
    徴とするアルギニンデイミナーゼの製造方法。
JP2197068A 1989-08-02 1990-07-25 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤 Expired - Fee Related JP2900279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2197068A JP2900279B2 (ja) 1989-08-02 1990-07-25 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-200902 1989-08-02
JP20090289 1989-08-02
JP2197068A JP2900279B2 (ja) 1989-08-02 1990-07-25 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03164173A true JPH03164173A (ja) 1991-07-16
JP2900279B2 JP2900279B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=16432163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2197068A Expired - Fee Related JP2900279B2 (ja) 1989-08-02 1990-07-25 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5474928A (ja)
EP (1) EP0414007B1 (ja)
JP (1) JP2900279B2 (ja)
AT (1) ATE125295T1 (ja)
CA (1) CA2022177C (ja)
DE (1) DE69020979T2 (ja)
DK (1) DK0414007T3 (ja)
ES (1) ES2078277T3 (ja)
FI (1) FI903826A0 (ja)
IE (1) IE62120B1 (ja)
NO (1) NO178734C (ja)
PT (1) PT94882B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024473A1 (fr) * 1996-12-03 1998-06-11 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Inhibiteur de fibrose des tissus

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5804183A (en) * 1997-01-31 1998-09-08 Enzon, Inc. Arginine deminase derived from mycoplasma arthritidis and polymer conjugates containing the same
US6183738B1 (en) 1997-05-12 2001-02-06 Phoenix Pharamacologics, Inc. Modified arginine deiminase
US6635462B1 (en) * 1997-05-12 2003-10-21 Phoenix Pharmacologies, Inc. Mutated form of arginine deiminase
US6180387B1 (en) 1997-08-11 2001-01-30 Smithkline Beecham Corporation Arginine deiminase
IT1298918B1 (it) 1998-02-20 2000-02-07 Mendes Srl Uso di batteri dotati di arginina deiminasi per indurre apoptosi e/o ridurre una reazione infiammatoria e composizioni farmaceutiche
WO2002009741A1 (en) * 2000-07-27 2002-02-07 Angiolab, Inc. The pharmaceutical composition comprising arginine deiminase for inhibiting angiogenesis
EP1599217B1 (en) * 2002-11-18 2014-04-16 Polaris Group Methods for inhibiting viral replication in vivo
FR2884717B1 (fr) 2005-04-25 2009-07-03 Erytech Pharma Soc Par Actions Erythrocytes renfermant de l'arginine deiminase
CN101002945B (zh) 2006-01-20 2012-09-05 清华大学 一种用于肿瘤治疗的新型复合物
FR2919804B1 (fr) 2007-08-08 2010-08-27 Erytech Pharma Composition et vaccin therapeutique anti-tumoral
EP2295560A1 (en) 2009-09-14 2011-03-16 RWTH Aachen University Directed evolution of arginine deiminase for increased activity at physiological pH
US9255262B2 (en) * 2013-03-06 2016-02-09 Vision Global Holdings Ltd. Albumin-binding arginine deminase and the use thereof
USRE48805E1 (en) 2013-03-06 2021-11-02 Vision Global Holdings Ltd. Method for cancer targeting treatment and detection of arginine using albumin-binding arginine deiminase fusion protein
EP2968482B1 (en) 2013-03-15 2020-05-06 TDW Group Arginine deiminase with reduced cross-reactivity toward adi - peg 20 antibodies for cancer treatment
WO2015143006A1 (en) 2014-03-18 2015-09-24 Tdw Group Engineered chimeric pegylated adi and methods of use
US11613759B2 (en) 2015-09-04 2023-03-28 Sqz Biotechnologies Company Intracellular delivery of biomolecules to cells comprising a cell wall
EP3449935A1 (en) 2017-08-31 2019-03-06 Erytech Pharma Arginine deiminase encapsulated inside erythrocytes and their use in treating cancer and arginase-1 deficiency
WO2019042628A1 (en) 2017-08-31 2019-03-07 Erytech Pharma ARGININE DEIMINASE ENCAPSULATED WITHIN ERYTHROCYTES AND THEIR USE IN THE TREATMENT OF CANCER AND ARGINASE-1 DEFICIENCY

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024473A1 (fr) * 1996-12-03 1998-06-11 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Inhibiteur de fibrose des tissus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900279B2 (ja) 1999-06-02
IE62120B1 (en) 1994-12-14
ATE125295T1 (de) 1995-08-15
IE902771A1 (en) 1991-02-27
NO903398D0 (no) 1990-08-01
DE69020979D1 (de) 1995-08-24
NO178734C (no) 1996-05-22
CA2022177C (en) 2001-02-27
PT94882A (pt) 1991-05-22
PT94882B (pt) 1997-07-31
US5474928A (en) 1995-12-12
EP0414007A2 (en) 1991-02-27
CA2022177A1 (en) 1991-02-03
FI903826A0 (fi) 1990-08-01
ES2078277T3 (es) 1995-12-16
NO178734B (no) 1996-02-12
EP0414007B1 (en) 1995-07-19
EP0414007A3 (en) 1991-03-20
DK0414007T3 (da) 1995-09-04
DE69020979T2 (de) 1996-01-04
NO903398L (no) 1991-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03164173A (ja) 新規なアルギニンデイミナーゼ、その製造法及び該酵素を有効成分とする制癌剤
BR112020003867A2 (pt) polinucleotídeo que tem atividade de promotor, vetor, micro-organismo do gênero corynebacterium, métodos de produção de uma substância-alvo e preparação de uma composição fermentada, e, composição fermentada.
CN102061283A (zh) 一株产精氨酸脱亚胺酶的重组菌的构建及其定向改造方法
Wu et al. Isolation and identification of Bacillus amyloliquefaciens BY01 with high productivity of menaquinone for cheonggukjang production
Anandham et al. Azospirillum ramasamyi sp. nov., a novel diazotrophic bacterium isolated from fermented bovine products
Chung et al. Roseomonas oryzicola sp. nov., isolated from the rhizosphere of rice (Oryza sativa L.)
Chen et al. Pseudoteredinibacter isoporae gen. nov., sp. nov., a marine bacterium isolated from the reef-building coral Isopora palifera
Zhao et al. Chryseobacterium takakiae sp. nov., a member of the phylum Bacteroidetes isolated from Takakia lepidozioides
Weon et al. Solitalea koreensis gen. nov., sp. nov. and the reclassification of [Flexibacter] canadensis as Solitalea canadensis comb. nov.
Jeong et al. Chryseobacterium phosphatilyticum sp. nov., a phosphate-solubilizing endophyte isolated from cucumber (Cucumis sativus L.) root
US9322008B2 (en) Mutants of L-asparaginase
Takano et al. Ichthyobacterium seriolicida gen. nov., sp. nov., a member of the phylum ‘Bacteroidetes’, isolated from yellowtail fish (Seriola quinqueradiata) affected by bacterial haemolytic jaundice, and proposal of a new family, Ichthyobacteriaceae fam. nov.
Wu et al. Flavobacterium lotistagni sp. nov. and Flavobacterium celericrescens sp. nov., isolated from freshwater habitats
Bakir et al. Microbacterium hatanonis sp. nov., isolated as a contaminant of hairspray
Xin et al. Ancylobacter rudongensis sp. nov., isolated from roots of Spartina anglica
Heo et al. Duganella dendranthematis sp. nov. and Massilia forsythiae sp. nov., isolated from flowers
Chen et al. Flavobacterium piscinae sp. nov., isolated from a fish pond
Yoon et al. Chryseobacterium mulctrae sp. nov., isolated from raw cow’s milk
Chen et al. Aquabacterium lacunae sp. nov., isolated from a freshwater pond
Weon et al. Nevskia soli sp. nov., isolated from soil cultivated with Korean ginseng
Chen et al. Amniculibacterium aquaticum gen. nov., sp. nov., a new member of the family Flavobacteriaceae isolated from a stream
Li et al. Flavobacterium macacae sp. nov., isolated from Macaca mulatta faeces
Chen et al. Flavobacterium oryzae sp. nov., isolated from a flooded rice field, and emended descriptions of Flavobacterium flevense, Flavobacterium yonginense and Flavobacterium myungsuense
Akter et al. Pseudoxanthomonas humi sp. nov., a bacterium isolated from rhizospheric soil of Fraxinus chinensis in Gyeonggi Province, South Korea
JPH05508999A (ja) バシルスステアロサーモフィルスおよびバシルスカルドテナクス由来スーパーオキシドジスムターゼを含有する薬物組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees