JPH03164134A - 製茶工程における熱風供給方法 - Google Patents
製茶工程における熱風供給方法Info
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- JPH03164134A JPH03164134A JP30358089A JP30358089A JPH03164134A JP H03164134 A JPH03164134 A JP H03164134A JP 30358089 A JP30358089 A JP 30358089A JP 30358089 A JP30358089 A JP 30358089A JP H03164134 A JPH03164134 A JP H03164134A
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本願は、製茶工程における熱風供給方法に関する。
葉打、祖揉、中揉、乾燥、仕上等の製茶工程においては
、茶葉に熱風を与えて乾燥を促進しているが、この際に
茶葉の温度を所定値に保つこと、乾燥状態を恒率乾燥に
近づけることが、製茶品質上重要な管理事項である。近
年、このような管理を製茶機械の自動化、マイコン化に
より遂行しようという動きが高まっている。
、茶葉に熱風を与えて乾燥を促進しているが、この際に
茶葉の温度を所定値に保つこと、乾燥状態を恒率乾燥に
近づけることが、製茶品質上重要な管理事項である。近
年、このような管理を製茶機械の自動化、マイコン化に
より遂行しようという動きが高まっている。
特開昭60 − 75235号、特開昭63 − 26
4号に見られる技術は共に、製茶機械の自動化、マイコ
ン化を目的に開発されたものである.前者は、製茶工程
中に測定される茶温を設定値パターンに近似させるよう
に熱風温度と熱風量を調整しようとするものである.後
者は、茶葉の投入含水率、目標取出含水率、設定工程時
間から目標含水率推移曲線を一義に定め、これに基づい
て熱風温度、熱風量その他の製茶要素の目標推移曲線を
算出するとともに、茶葉の温度を目標値に維持しようと
するものである. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前者は、単に工程中の茶温を設定値パターンに
近似させることのみを目的として熱風温度と熱風量を変
更しているため、前記管理事項のうちの茶葉の温度を所
定値に保つことは充分満足できるかもしれないが、熱風
温度と熱風量のバランスについてはなおざりにされてい
る.よって、恒率乾燥から掛け離れた乾燥状態が生じ、
製茶品質が損なわれる恐れがある。
4号に見られる技術は共に、製茶機械の自動化、マイコ
ン化を目的に開発されたものである.前者は、製茶工程
中に測定される茶温を設定値パターンに近似させるよう
に熱風温度と熱風量を調整しようとするものである.後
者は、茶葉の投入含水率、目標取出含水率、設定工程時
間から目標含水率推移曲線を一義に定め、これに基づい
て熱風温度、熱風量その他の製茶要素の目標推移曲線を
算出するとともに、茶葉の温度を目標値に維持しようと
するものである. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前者は、単に工程中の茶温を設定値パターンに
近似させることのみを目的として熱風温度と熱風量を変
更しているため、前記管理事項のうちの茶葉の温度を所
定値に保つことは充分満足できるかもしれないが、熱風
温度と熱風量のバランスについてはなおざりにされてい
る.よって、恒率乾燥から掛け離れた乾燥状態が生じ、
製茶品質が損なわれる恐れがある。
後者では、茶温は所定値に維持されており、目標含水率
推移曲線及び製茶要素の目標推移曲線は恒率乾燥を目的
として決定されているため、前記管理事項は充足されて
いるようである.しかし、本技術では、製茶要素の目標
推移曲線は工程開始前に、目標含水率推移曲線に応じて
理論的に決定されるものであるので、実際の含水率が目
標値と異なってしまえば、もはや適切な製茶要素の制御
をしているとは言えなくなる。また、本技術には多数の
正確なセンサが必要であるため、コストがかかるという
問題もある。
推移曲線及び製茶要素の目標推移曲線は恒率乾燥を目的
として決定されているため、前記管理事項は充足されて
いるようである.しかし、本技術では、製茶要素の目標
推移曲線は工程開始前に、目標含水率推移曲線に応じて
理論的に決定されるものであるので、実際の含水率が目
標値と異なってしまえば、もはや適切な製茶要素の制御
をしているとは言えなくなる。また、本技術には多数の
正確なセンサが必要であるため、コストがかかるという
問題もある。
よって、本願は製茶工程において、茶温を所定値に保ち
つつ恒率乾燥に近い乾燥を行うことができる、製茶工程
における熱風供給方法を提供することを目的とする。
つつ恒率乾燥に近い乾燥を行うことができる、製茶工程
における熱風供給方法を提供することを目的とする。
本願の製茶工程における熱風供給方法は、茶葉に対し熱
風を与えて乾燥を行う製茶工程において、工程中変更可
能な基準熱風温度の設定値と、目標茶温と実測茶温に応
じて目標熱風温度を選定する熱風温度選定プログラムと
、実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶葉水分値に応
じて目標熱風量を選定する熱風量選定プログラムを具え
たものである。さらに、実行熱風温度と実行熱風量に応
じて基準熱風温度を選定する基準熱風温度選定プログラ
ムを具え、熱風量選定プログラムは、実行熱風温度に応
じて算出された目標熱風量が実行茶葉水分値に応じて求
められる熱風量の許容範囲を外れるとき目標熱風量を任
意の値に修正するように構或することもできる。
風を与えて乾燥を行う製茶工程において、工程中変更可
能な基準熱風温度の設定値と、目標茶温と実測茶温に応
じて目標熱風温度を選定する熱風温度選定プログラムと
、実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶葉水分値に応
じて目標熱風量を選定する熱風量選定プログラムを具え
たものである。さらに、実行熱風温度と実行熱風量に応
じて基準熱風温度を選定する基準熱風温度選定プログラ
ムを具え、熱風量選定プログラムは、実行熱風温度に応
じて算出された目標熱風量が実行茶葉水分値に応じて求
められる熱風量の許容範囲を外れるとき目標熱風量を任
意の値に修正するように構或することもできる。
本願は、茶葉に対し供給される熱風の温度と風量を管理
する方法であり、熱風温度は、目標茶温と実測茶温に応
じて茶温を目標値に近似させるべく選定し、熱風量は、
実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶葉水分値に応じ
て選定することにより、熱風温度と熱風量のバランスを
保つ.これを具体的に説明すれば、茶温を維持するため
に選定される熱風温度が高くなるということは、茶温が
上がりにくくなっているということであり、この場合、
茶葉の恒率乾燥がくずれて表面がぐしゃついている可能
性が高いので、熱風量を増加して表面のぐしゃつきを排
除することが望ましい.逆に、熱風温度が低くなった場
合には、茶温か上がりやすい、すなわち茶葉の恒率乾燥
がくずれて上乾きしている可能性が高いので、熱風量を
減少して上乾きを防止することが望ましい。
する方法であり、熱風温度は、目標茶温と実測茶温に応
じて茶温を目標値に近似させるべく選定し、熱風量は、
実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶葉水分値に応じ
て選定することにより、熱風温度と熱風量のバランスを
保つ.これを具体的に説明すれば、茶温を維持するため
に選定される熱風温度が高くなるということは、茶温が
上がりにくくなっているということであり、この場合、
茶葉の恒率乾燥がくずれて表面がぐしゃついている可能
性が高いので、熱風量を増加して表面のぐしゃつきを排
除することが望ましい.逆に、熱風温度が低くなった場
合には、茶温か上がりやすい、すなわち茶葉の恒率乾燥
がくずれて上乾きしている可能性が高いので、熱風量を
減少して上乾きを防止することが望ましい。
ところで、熱風温度が高くなっている、あるいは低くな
っているという判断は何をもってすればよいのか。しか
も、この判断の結果は、同じ熱風温度でも、原料茶葉の
性状あるいは当該工程における揉手その他の製茶要因の
状態、さらに、茶葉の乾燥状態(水分値)によって異な
ってくる。よって、本願では、工程中変更可能な基準熱
風温度を設定し、この基準熱風温度と実行熱風温度に応
じて目標熱風量を選定することにより、熱風量と熱風温
度のバランスをとり、茶葉の恒率乾燥を促すのである。
っているという判断は何をもってすればよいのか。しか
も、この判断の結果は、同じ熱風温度でも、原料茶葉の
性状あるいは当該工程における揉手その他の製茶要因の
状態、さらに、茶葉の乾燥状態(水分値)によって異な
ってくる。よって、本願では、工程中変更可能な基準熱
風温度を設定し、この基準熱風温度と実行熱風温度に応
じて目標熱風量を選定することにより、熱風量と熱風温
度のバランスをとり、茶葉の恒率乾燥を促すのである。
一方、茶葉の水分によっても、適切な(許容さされる)
熱風量の範囲が決定される。すなわち、茶葉水分値が高
ければ、与えられた熱量が水分の蒸発に消費されやすい
ため、熱風量を高めても恒率乾燥に近い乾燥を行うこと
ができるが、熱風量を低くしすぎると、茶葉温度を維持
するためには熱風温度を上げるしかないため、熱風温度
と熱風量のバランスがくずれ製茶品質を損ねる恐れがあ
る.逆に、茶集水分値が低ければ、与えられた熱量が水
分の蒸発に消費されにくいため、熱風量を高めると、恒
率乾燥が崩れ上乾きしてしまう。よって、本願では熱風
量を実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶集水分値に
応じて選定することにより、熱風量と熱風温度のバラン
スをとり、茶葉の恒率乾燥を促すのである。
熱風量の範囲が決定される。すなわち、茶葉水分値が高
ければ、与えられた熱量が水分の蒸発に消費されやすい
ため、熱風量を高めても恒率乾燥に近い乾燥を行うこと
ができるが、熱風量を低くしすぎると、茶葉温度を維持
するためには熱風温度を上げるしかないため、熱風温度
と熱風量のバランスがくずれ製茶品質を損ねる恐れがあ
る.逆に、茶集水分値が低ければ、与えられた熱量が水
分の蒸発に消費されにくいため、熱風量を高めると、恒
率乾燥が崩れ上乾きしてしまう。よって、本願では熱風
量を実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶集水分値に
応じて選定することにより、熱風量と熱風温度のバラン
スをとり、茶葉の恒率乾燥を促すのである。
以下、本願発明を図示実施例に基づいて説明する。本願
は茶葉に対し熱風を与えて乾燥を行う全ての製茶工程に
適用される。本願でいう製茶工程とは、特定の製茶機の
茶葉の投入から取出までの間あるいはその一部を意味す
る場合の他、複数の製茶機の連続した処理をまとめて意
味することもある.本実施例では、本願を製茶中揉工程
に適用した場合について説明する. 第1図は一般的な中揉機1を示す.中揉機1は、胴2内
の茶葉に熱風を与えつつ、胴2の回転と多数の揉手3を
周設した主軸4をそれぞれ回転し、茶葉を胴2の内壁と
揉手3の間に挟み込んで形状を整えつつ乾燥させるもの
である。このうち熱風の供給に関する構戒についてのみ
以下に説明し、その他の構或は本願の要旨ではないので
説明を省略する。
は茶葉に対し熱風を与えて乾燥を行う全ての製茶工程に
適用される。本願でいう製茶工程とは、特定の製茶機の
茶葉の投入から取出までの間あるいはその一部を意味す
る場合の他、複数の製茶機の連続した処理をまとめて意
味することもある.本実施例では、本願を製茶中揉工程
に適用した場合について説明する. 第1図は一般的な中揉機1を示す.中揉機1は、胴2内
の茶葉に熱風を与えつつ、胴2の回転と多数の揉手3を
周設した主軸4をそれぞれ回転し、茶葉を胴2の内壁と
揉手3の間に挟み込んで形状を整えつつ乾燥させるもの
である。このうち熱風の供給に関する構戒についてのみ
以下に説明し、その他の構或は本願の要旨ではないので
説明を省略する。
本中揉機1の熱風供給構造は、外気を加熱するガス火炉
5、吸引ファン6及びその操作部7,8からなる。操作
部7はガスバーナ9の燃焼量を調節して、熱風温度セン
サ10の測定値が目標値を維持するように働く。操作部
8は吸引ファン6の回転数を調節して所定の熱風量を作
り出す。なお、吸引ファン6の回転数と熱風量との関係
は外的要因の影響を受けないため、いわゆるフィードバ
ンク制御は行わない。11は水分センサであり、胴2内
の茶葉をサンプリングしてその水分値を測定し、その後
再度胴2内へ返還するものである。12は排気温度セン
サであるが、中揉機における茶葉の温度は排気温度と一
致するという研究結果に基づき、茶葉温度の代替値とし
て排気温度を測定するためのものである。もちろん、適
宜箇所に茶温センサを配して、その値を利用することも
できる。
5、吸引ファン6及びその操作部7,8からなる。操作
部7はガスバーナ9の燃焼量を調節して、熱風温度セン
サ10の測定値が目標値を維持するように働く。操作部
8は吸引ファン6の回転数を調節して所定の熱風量を作
り出す。なお、吸引ファン6の回転数と熱風量との関係
は外的要因の影響を受けないため、いわゆるフィードバ
ンク制御は行わない。11は水分センサであり、胴2内
の茶葉をサンプリングしてその水分値を測定し、その後
再度胴2内へ返還するものである。12は排気温度セン
サであるが、中揉機における茶葉の温度は排気温度と一
致するという研究結果に基づき、茶葉温度の代替値とし
て排気温度を測定するためのものである。もちろん、適
宜箇所に茶温センサを配して、その値を利用することも
できる。
13はいわゆるマイコンを主体とした熱風制御部であり
、後述するプログラムを記憶し、必要に応じてセンサ1
1, 12の測定値を人力し操作部7.8への指令を出
力する。よって、熱風制御部13から指令が発せられる
と、ガス火炉5、吸引ファン6が作動し、外気は、外気
取込口14からガス火炉5内に取り込まれ、バーナ9に
よって目標値に加熱されて胴2内に供給され、茶葉を加
熱した後に排出口15から胴2外に排出される。なお、
以上は、ガス火炉を用いた中揉機独特の熱風供給装置を
説明したが、本例に限定されるものではなく、例えば前
記特開昭63 − 264号に記載された乾燥媒体供給
手段(15)のような構造を採ることも可能である.次
に、本実施例装置による熱風供給方法について説明する
.なお、説明に先立ち用語の一部について定義する。目
標熱風温度、目標熱風量等に使用される「目標」とは、
これから操作部7,8により各部を操作して得ようとす
る製茶要素の目標値を意味し、実測茶温等に使用される
「実測」とは実際にセンサ類によって測定された現時点
あるいは過去の任意の時の測定値を意味し、実行熱風温
度、実行熱風量等に使用される「実行」とは、現時点あ
るいは過去の任意の時の目標値又は実測値を意味する。
、後述するプログラムを記憶し、必要に応じてセンサ1
1, 12の測定値を人力し操作部7.8への指令を出
力する。よって、熱風制御部13から指令が発せられる
と、ガス火炉5、吸引ファン6が作動し、外気は、外気
取込口14からガス火炉5内に取り込まれ、バーナ9に
よって目標値に加熱されて胴2内に供給され、茶葉を加
熱した後に排出口15から胴2外に排出される。なお、
以上は、ガス火炉を用いた中揉機独特の熱風供給装置を
説明したが、本例に限定されるものではなく、例えば前
記特開昭63 − 264号に記載された乾燥媒体供給
手段(15)のような構造を採ることも可能である.次
に、本実施例装置による熱風供給方法について説明する
.なお、説明に先立ち用語の一部について定義する。目
標熱風温度、目標熱風量等に使用される「目標」とは、
これから操作部7,8により各部を操作して得ようとす
る製茶要素の目標値を意味し、実測茶温等に使用される
「実測」とは実際にセンサ類によって測定された現時点
あるいは過去の任意の時の測定値を意味し、実行熱風温
度、実行熱風量等に使用される「実行」とは、現時点あ
るいは過去の任意の時の目標値又は実測値を意味する。
また、各プログラムのフローチャートのSTARTから
RETURNまでの処理をピリオドと呼び、各ステップ
を制御ステップとして記号Sで表す。
RETURNまでの処理をピリオドと呼び、各ステップ
を制御ステップとして記号Sで表す。
まず、メインルーチンである熱風供給プログラムについ
て第2図に基づいて説明する。本プログラムを実行する
に当たり、予め初期基準熱風温度SKNEP (後述の
処理で毎回変更される)、初期熱風温度SNEP、初期
熱風量SKAZE (後述の処理で毎回変更される)、
目標茶温MTを設定しておく。目標茶温MTは時間の経
過に従い複数設定してもよいが、これは後述する。なお
、中揉機への茶葉の投入に先立って、胴2内の雰囲気温
度を上げておく必要があるため、投入待ちの状態では、
初期熱風温度SNEP、初期熱風量SKAZEをそれぞ
れ目標値として操作部7、8へ出力する。そして、茶葉
が中揉機内に投入されると同時に本プログラムが実行さ
れ、まずステップS1で、目標熱風温度NEPに初期基
準熱風温度SKNEPが、目標熱風量KAZEに初期熱
風1sKAZEが入力される.(2@目以降のピリオド
では、それぞれ前回のピリオドで変更された初期基準熱
風温度SKNEP、同じく初期熱風量SKAZEが入力
される)32では、基準熱風温度KNEPにその時点で
の初期基準熱風温度SKNEPが入力される。S3では
、カウンタTが0に初期化される。S4乃至3300は
ループをなし、S4では、中揉処理が終了して茶葉が取
り出されたかを判断し、真ならば次回初期熱風量選定プ
ログラムS400 (後述)を実行した後本ピリオドは
終了し、偽ならばS5に進む.なお、中揉工程は、予め
設定した工程時間が経過した時、茶葉が設定した水分値
まで乾燥した時等に終了させることができるが、詳細は
省略する,S5では、目標熱風温度NEP、目標熱風量
KAZEの値をそれぞれ操作部7、8に出力する,S6
では、タイマにて20秒の経過を待機する。S7ではカ
ウンタTに1を加える。S8では、T=6か、すなわち
プログラム開始後2分経過したかを判断し、真ならば初
期熱風量変更プログラムSIOO (後述)を実行する
.偽ならばS9に進み、T≧15か、すなわち中揉処理
開始後5分以上経過しているかを判断し、真ならば熱風
温度選定プログラムS200(後述)を実行する。偽な
らばS4に戻る。
て第2図に基づいて説明する。本プログラムを実行する
に当たり、予め初期基準熱風温度SKNEP (後述の
処理で毎回変更される)、初期熱風温度SNEP、初期
熱風量SKAZE (後述の処理で毎回変更される)、
目標茶温MTを設定しておく。目標茶温MTは時間の経
過に従い複数設定してもよいが、これは後述する。なお
、中揉機への茶葉の投入に先立って、胴2内の雰囲気温
度を上げておく必要があるため、投入待ちの状態では、
初期熱風温度SNEP、初期熱風量SKAZEをそれぞ
れ目標値として操作部7、8へ出力する。そして、茶葉
が中揉機内に投入されると同時に本プログラムが実行さ
れ、まずステップS1で、目標熱風温度NEPに初期基
準熱風温度SKNEPが、目標熱風量KAZEに初期熱
風1sKAZEが入力される.(2@目以降のピリオド
では、それぞれ前回のピリオドで変更された初期基準熱
風温度SKNEP、同じく初期熱風量SKAZEが入力
される)32では、基準熱風温度KNEPにその時点で
の初期基準熱風温度SKNEPが入力される。S3では
、カウンタTが0に初期化される。S4乃至3300は
ループをなし、S4では、中揉処理が終了して茶葉が取
り出されたかを判断し、真ならば次回初期熱風量選定プ
ログラムS400 (後述)を実行した後本ピリオドは
終了し、偽ならばS5に進む.なお、中揉工程は、予め
設定した工程時間が経過した時、茶葉が設定した水分値
まで乾燥した時等に終了させることができるが、詳細は
省略する,S5では、目標熱風温度NEP、目標熱風量
KAZEの値をそれぞれ操作部7、8に出力する,S6
では、タイマにて20秒の経過を待機する。S7ではカ
ウンタTに1を加える。S8では、T=6か、すなわち
プログラム開始後2分経過したかを判断し、真ならば初
期熱風量変更プログラムSIOO (後述)を実行する
.偽ならばS9に進み、T≧15か、すなわち中揉処理
開始後5分以上経過しているかを判断し、真ならば熱風
温度選定プログラムS200(後述)を実行する。偽な
らばS4に戻る。
熱風温度選定プログラム3200を実行した後に、S1
0に進みT=3n(nは自然数)を判断し、真ならば3
300を実行し、偽ならばS4に戻る。すなわち中揉処
理開始後5分以上経過すると、20秒毎に熱風温度選定
プログラムS200を実行し、1分毎に熱風量選定プロ
グラムS300(後述)を実行する。なお、本プログラ
ム終了後も続いて次の中揉処理が予定されている場合は
、投入待ちの状態で、初期熱風温度SNEPと次回初期
熱風量選定プログラムS400で変更された初期熱風量
SKAZEをそれぞれ目標値として操作部7、8へ出力
しておく。
0に進みT=3n(nは自然数)を判断し、真ならば3
300を実行し、偽ならばS4に戻る。すなわち中揉処
理開始後5分以上経過すると、20秒毎に熱風温度選定
プログラムS200を実行し、1分毎に熱風量選定プロ
グラムS300(後述)を実行する。なお、本プログラ
ム終了後も続いて次の中揉処理が予定されている場合は
、投入待ちの状態で、初期熱風温度SNEPと次回初期
熱風量選定プログラムS400で変更された初期熱風量
SKAZEをそれぞれ目標値として操作部7、8へ出力
しておく。
次に、サブルーチンたる初期熱風量変更プログラムS1
00について説明する.まずS101では、前回ピリオ
ド2分経過時の水分値(ドライベース)ZSが、ZS>
Oかを判断する.第1回目のピリオドではZSは初期値
Oをとっているため偽となり直接S103に進み、2回
目以降のピリオドでは、SIOIの判断は真となりS1
02に進む.Sl02では、前回ピリオド2分経過時の
水分値ZSと現時点(今回のピリオド2分経過時)の水
分値BSの差に基づく目標熱風量KAZEの変更が次式
により行われる. DF= (BS−ZS) *KI KAZE=KAZE+DF (K1=1.5) S103では、次回のピリオドに具えてZSにBSを代
入する.続<S104乃至3108の処理では、それ自
体新規な技術であるところの、実行茶温(実測茶温JT
)と実行水分値BSによる熱風量の修正処理が行われる
.まず、3104では、次式により現時点における熱風
量の許容範囲を求める。これは、恒率乾燥に近似させる
上で適切な熱風量は、茶葉の水分値と温度によって、あ
る程度規定されるという研究結果に基づくものである。
00について説明する.まずS101では、前回ピリオ
ド2分経過時の水分値(ドライベース)ZSが、ZS>
Oかを判断する.第1回目のピリオドではZSは初期値
Oをとっているため偽となり直接S103に進み、2回
目以降のピリオドでは、SIOIの判断は真となりS1
02に進む.Sl02では、前回ピリオド2分経過時の
水分値ZSと現時点(今回のピリオド2分経過時)の水
分値BSの差に基づく目標熱風量KAZEの変更が次式
により行われる. DF= (BS−ZS) *KI KAZE=KAZE+DF (K1=1.5) S103では、次回のピリオドに具えてZSにBSを代
入する.続<S104乃至3108の処理では、それ自
体新規な技術であるところの、実行茶温(実測茶温JT
)と実行水分値BSによる熱風量の修正処理が行われる
.まず、3104では、次式により現時点における熱風
量の許容範囲を求める。これは、恒率乾燥に近似させる
上で適切な熱風量は、茶葉の水分値と温度によって、あ
る程度規定されるという研究結果に基づくものである。
H1=K2+K3* (BS−K4)
+K5* (JT−K6)
LL=K7+K8* (BS−K9)
十K10* ( J T−Kll)
(K2=45,K3=2.0,K4=35,K5=1.
1,K6=35,K7=30,K8=1.5.K9=3
5.KIO−1.1.Kll一35) なお、上式Hl,LLの右辺第2項(K5*(JT−K
6) , KLO* (JT−Kll) )は、第1項
に比し値が小さいため、省略することも可能である.本
例では、精度を高めるため採用した.そして、S105
、3107で、求められた熱風量の許容範囲Hl−Ll
に現時点の目標熱風tKAZEが含まれているか判断し
、上方に外れている場合には3106にて目標熱風量K
AZEに前記許容範囲の上限値H1を代入し、下方に外
れている場合には8108にて同じく下限値L1を代入
する。S109では、後述する次回初期熱風量選定プロ
グラムS400で利用するために、KM(初期熱風量変
更プログラム終了時の熱風量)にKAZEの値を、KH
(1ピリオドにおける最大熱風量)にKAZEのイ直を
、KL(1ピリオドのなかで最初にKMより小さくなっ
たときの熱風量)に0を入力する。以上で初期熱風量変
更プログラム3100の説明を終える。
1,K6=35,K7=30,K8=1.5.K9=3
5.KIO−1.1.Kll一35) なお、上式Hl,LLの右辺第2項(K5*(JT−K
6) , KLO* (JT−Kll) )は、第1項
に比し値が小さいため、省略することも可能である.本
例では、精度を高めるため採用した.そして、S105
、3107で、求められた熱風量の許容範囲Hl−Ll
に現時点の目標熱風tKAZEが含まれているか判断し
、上方に外れている場合には3106にて目標熱風量K
AZEに前記許容範囲の上限値H1を代入し、下方に外
れている場合には8108にて同じく下限値L1を代入
する。S109では、後述する次回初期熱風量選定プロ
グラムS400で利用するために、KM(初期熱風量変
更プログラム終了時の熱風量)にKAZEの値を、KH
(1ピリオドにおける最大熱風量)にKAZEのイ直を
、KL(1ピリオドのなかで最初にKMより小さくなっ
たときの熱風量)に0を入力する。以上で初期熱風量変
更プログラム3100の説明を終える。
次に、サブルーチンたる熱風温度選定プログラムS20
0について説明する.まずS201では、予め設定され
ている目標茶温MTを読み出す。
0について説明する.まずS201では、予め設定され
ている目標茶温MTを読み出す。
S202では、排気温度センサt2の測定値を実測茶温
JTとして読み出す。S203では20秒まえの実測茶
温ZTが、ZT=0かを判断する。第1回目のピリオド
ではZTは初期値Oをとっているため真となりS204
に進み、ZTに現在の実測茶温JTを代入する.2回目
以降のピリオドでは、S203の判断は偽となり、S2
04を迂回してS205に進む。S205では、後述す
る熱風量選定プログラムS300で利用するためにZN
EPにNEPの値を入力した上で、3206では、次式
より新たな目標熱風温度NEPを選定する。
JTとして読み出す。S203では20秒まえの実測茶
温ZTが、ZT=0かを判断する。第1回目のピリオド
ではZTは初期値Oをとっているため真となりS204
に進み、ZTに現在の実測茶温JTを代入する.2回目
以降のピリオドでは、S203の判断は偽となり、S2
04を迂回してS205に進む。S205では、後述す
る熱風量選定プログラムS300で利用するためにZN
EPにNEPの値を入力した上で、3206では、次式
より新たな目標熱風温度NEPを選定する。
DT=K12*(JT−MT)
+K13*(JT−ZT)
NEP=NEP+DT
(K12=1.0,K13=3.0)
その後、S207では、次回の処理に具えてZTにJT
を代入する。以上で熱風温度選定プログラム3200の
説明を終える。
を代入する。以上で熱風温度選定プログラム3200の
説明を終える。
次に、サブルーチンたる熱風量選定プログラムS300
について説明する。まずS301では、基準熱風温度K
NEP、実行熱風温度に応じて風量変更量DKを算出す
る。本例では、実行熱風温度として、目標熱風温度NE
P(熱風温度の現在値)と前回(20秒前)の目標熱風
温度ZNEPを用いて、次式より風量変更IDKを求め
る。
について説明する。まずS301では、基準熱風温度K
NEP、実行熱風温度に応じて風量変更量DKを算出す
る。本例では、実行熱風温度として、目標熱風温度NE
P(熱風温度の現在値)と前回(20秒前)の目標熱風
温度ZNEPを用いて、次式より風量変更IDKを求め
る。
DK=K14k (NEP−KNEP)+K15*
(NEP−ZNEP) (K14=0. 15,K15=0.45)なお、上
式右辺第2項の(NEP−ZNEP)は、熱風温度の変
化量を表す,S302では、後述の処理のため3104
と同様に熱風量の許容範囲Hl−Llを求めておく。続
く、S303乃至S306の処理は、それ自体新規な基
準熱風温度選定プログラムの一例である。本例では、本
プログラムに必要な実行熱風温度として目標熱風温度N
EPを、実行熱風量として目標熱風量KAZEを利用す
る。まず、3303にて次式を判断する.KAZE<m
l and NEP< (KNEP−3) (ml=70,andは論理積を意味する)S303の
判断の結果が真ならばS304に進んで次式に示すよう
に基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそのま
まS305に進む.KNEP=KNEP +K16* (NEP−KNEP) (K16−0.2) この処理は、熱風量KAZEが低< (ml=70%未
満)、熱風温度NEPも基準熱風温度KNEPよりも3
度を超えて低いときは、基準熱風温度KNEPを下方に
移行させる必要があると判断し、熱風温度NEPと基準
熱風温度KNEPの差に応じて、基準熱風温度KNEP
を変更するものである。
(NEP−ZNEP) (K14=0. 15,K15=0.45)なお、上
式右辺第2項の(NEP−ZNEP)は、熱風温度の変
化量を表す,S302では、後述の処理のため3104
と同様に熱風量の許容範囲Hl−Llを求めておく。続
く、S303乃至S306の処理は、それ自体新規な基
準熱風温度選定プログラムの一例である。本例では、本
プログラムに必要な実行熱風温度として目標熱風温度N
EPを、実行熱風量として目標熱風量KAZEを利用す
る。まず、3303にて次式を判断する.KAZE<m
l and NEP< (KNEP−3) (ml=70,andは論理積を意味する)S303の
判断の結果が真ならばS304に進んで次式に示すよう
に基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそのま
まS305に進む.KNEP=KNEP +K16* (NEP−KNEP) (K16−0.2) この処理は、熱風量KAZEが低< (ml=70%未
満)、熱風温度NEPも基準熱風温度KNEPよりも3
度を超えて低いときは、基準熱風温度KNEPを下方に
移行させる必要があると判断し、熱風温度NEPと基準
熱風温度KNEPの差に応じて、基準熱風温度KNEP
を変更するものである。
次に、S305にて次式を判断する。
KAZE>m2
and
SEP> (KNEP+3)
(m2=85,andは論理積を意味する)S305の
判断の結果が真ならば3306に進んで次式に示すよう
に基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそのま
まS307に進む。
判断の結果が真ならば3306に進んで次式に示すよう
に基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそのま
まS307に進む。
KNEP=KNEP
+K17* (NEP−KNEP)
(K17−0.2)
この処理は、熱風量KAZEが高< (m2=85%超
)、熱風温度NEPも基準熱風温度KNEPよりも3度
を超えて高いときは、基準熱風温度KNEPを上方に移
行させる必要があると判断し、熱風温度NEPと基準熱
風温度KNEPO差に応じて、基準熱風温度KNEPを
変更するものである。なお、上記したml,m2の値は
、全工程一貫した最大公約数的な値であるが、これを、
S302で求めた熱風量の許容範囲の上限値Hl,下限
値L1に応じて、次式より求めてもよい。
)、熱風温度NEPも基準熱風温度KNEPよりも3度
を超えて高いときは、基準熱風温度KNEPを上方に移
行させる必要があると判断し、熱風温度NEPと基準熱
風温度KNEPO差に応じて、基準熱風温度KNEPを
変更するものである。なお、上記したml,m2の値は
、全工程一貫した最大公約数的な値であるが、これを、
S302で求めた熱風量の許容範囲の上限値Hl,下限
値L1に応じて、次式より求めてもよい。
m 1−( 3 * H 1 + 7 * L 1 )
/ 1 0m2= (7*H1+3*L1)/10続
く、3307乃至S310の処理は、熱風量が経験的に
求められる製茶品質上の危険値に近づくのを未然に防止
するために行われるもので、まず、S307にて次式を
判断する. KAZE<m3 and DK<0(m3=65,
andは論理積を意味する)S307の判断の結果が真
ならば3308に進んで次式に示すように熱風量変更量
DKと基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそ
のままS309に進む。
/ 1 0m2= (7*H1+3*L1)/10続
く、3307乃至S310の処理は、熱風量が経験的に
求められる製茶品質上の危険値に近づくのを未然に防止
するために行われるもので、まず、S307にて次式を
判断する. KAZE<m3 and DK<0(m3=65,
andは論理積を意味する)S307の判断の結果が真
ならば3308に進んで次式に示すように熱風量変更量
DKと基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそ
のままS309に進む。
DK=DK/2
KNEP−KNEP−1
3309では、次式が判断される。
KAZE>m4 and DK>0(m4−90,
andは論理積を意味する)S309の判断の結果が真
ならばS310に進んで次式に示すように熱風量変更量
DKと基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそ
のままS311に進む。
andは論理積を意味する)S309の判断の結果が真
ならばS310に進んで次式に示すように熱風量変更量
DKと基準熱風温度KNEPの変更を行い、偽ならばそ
のままS311に進む。
なお、上記したm3,m4の値は、全工程一貫した最大
公約数的な値であるが、これを、S302で求めた熱風
量の許容範囲の上限値Hl,下限値L1に応じて、次式
より求めてもよい。
公約数的な値であるが、これを、S302で求めた熱風
量の許容範囲の上限値Hl,下限値L1に応じて、次式
より求めてもよい。
m3= (H1+9*L1)/10
m4= (9*H1+L1)/10
S311では、熱風量変更量DKに基づき、次式により
目標熱風i1KAZEを変更する。
目標熱風i1KAZEを変更する。
KAZE−KAZE+DK
続く、S312では、3311で選定された目標熱風量
KAZEが、3302で求められた熱風量の許容範囲H
1を超えているか判断し、真ならぱ3313にて、次式
により強制修正量DHを算出した後、KAZEにH1の
値を入力する.DH−Hl−KAZE KAZA=H 1 偽ならば、S314にて、同じ<KAZEがL1未満か
を判断し、真ならばS315にて、次式により強制修正
量DHを算出した後、KAZEにL1の値を入力する. DH=L1−KAZE KAZE=L1 偽ならば、直接3318に進む,S313、S315に
続いて、S316では、次式により基準値変更量DNを
算出する. DN−K18*DH (K1B−−0.35) そして、S317では、次式により基準熱風温度KNE
P,初期基準熱風温度SKNEPを変更する. KNEP=KNEP+DN SKNEP−SKNEP+DN なお、中揉処理中に作業者が強制的に目標熱風量KAZ
EをKA Z E’に修正した場合には、次式により強
制修正量DHを求め、続<3316、S317の処理を
同様に行う。
KAZEが、3302で求められた熱風量の許容範囲H
1を超えているか判断し、真ならぱ3313にて、次式
により強制修正量DHを算出した後、KAZEにH1の
値を入力する.DH−Hl−KAZE KAZA=H 1 偽ならば、S314にて、同じ<KAZEがL1未満か
を判断し、真ならばS315にて、次式により強制修正
量DHを算出した後、KAZEにL1の値を入力する. DH=L1−KAZE KAZE=L1 偽ならば、直接3318に進む,S313、S315に
続いて、S316では、次式により基準値変更量DNを
算出する. DN−K18*DH (K1B−−0.35) そして、S317では、次式により基準熱風温度KNE
P,初期基準熱風温度SKNEPを変更する. KNEP=KNEP+DN SKNEP−SKNEP+DN なお、中揉処理中に作業者が強制的に目標熱風量KAZ
EをKA Z E’に修正した場合には、次式により強
制修正量DHを求め、続<3316、S317の処理を
同様に行う。
DH=KAZE’ −KAZA
すなわち、強制修正量DHが正の値をとるときは、熱風
量が足りないため強制的に増加したということであり、
これは基準熱風温度KNEPが高すぎることに起因する
ことが考えられるため、基準熱風温度KNEP及び初期
基準熱風温度SKNEPを減少する方向に補正する.逆
に、強制修正量DHが負の値をとるときは、熱風量が多
すぎたため強制的に減らしたということであり、これは
基準熱風温度KNEPが低すぎることに起因することが
考えられるため、基準熱風温度KNEP及び初期基準熱
風温度SKNEPを増加する方向に補正する.この意味
では、以上の処理も基準熱風温度選定プログラムの一部
と考えることもできる.次の3318乃至S321にお
ける処理は、後述する次回初期熱風量選定プログラムの
ために、KH(1ピリオドにおける最大熱風量)とKL
(1ピリオドのなかで最初に前述KMより小さくなっ
たときの熱風量)を求めるものである.以上で、熱風量
選定プログラムS300の説明を終える.次にサブルー
チンたる次回初期熱風量選定プログラムS400につい
て説明する。まず、S401では次式を判断し、真なら
ばS402へ、偽ならばS403へ進む。
量が足りないため強制的に増加したということであり、
これは基準熱風温度KNEPが高すぎることに起因する
ことが考えられるため、基準熱風温度KNEP及び初期
基準熱風温度SKNEPを減少する方向に補正する.逆
に、強制修正量DHが負の値をとるときは、熱風量が多
すぎたため強制的に減らしたということであり、これは
基準熱風温度KNEPが低すぎることに起因することが
考えられるため、基準熱風温度KNEP及び初期基準熱
風温度SKNEPを増加する方向に補正する.この意味
では、以上の処理も基準熱風温度選定プログラムの一部
と考えることもできる.次の3318乃至S321にお
ける処理は、後述する次回初期熱風量選定プログラムの
ために、KH(1ピリオドにおける最大熱風量)とKL
(1ピリオドのなかで最初に前述KMより小さくなっ
たときの熱風量)を求めるものである.以上で、熱風量
選定プログラムS300の説明を終える.次にサブルー
チンたる次回初期熱風量選定プログラムS400につい
て説明する。まず、S401では次式を判断し、真なら
ばS402へ、偽ならばS403へ進む。
KM≦KH
3402では、次式にて次回初期熱風量SKAZEを算
出する。
出する。
SKAZE= (KM+KH)/2
S403では、次式にて次回初期熱風量SKAZEを算
出する。
出する。
SKAZE= (KM+KL)/2
以上で、次回初期熱風量選定プログラムS400の説明
を終える。
を終える。
以上のように、熱風供給プログラムによれば、茶葉の投
入から取出までの間に、熱風温度は茶温を所定値に維持
するため茶葉の乾燥とともに減少する方向に推移し、熱
風温度が減少すればその度合に応じて熱風量も減少して
いく。前記度合は基準熱風温度を利用して求めるが、こ
の基準熱風温度は工程中、茶葉その他の条件に応じて徐
々に減少していく。また、本工程に投入される茶葉の性
状が同一ならば、本プログラムが回数を重ねるにつれて
初期基準熱風温度は適切な値に収束されていく。これら
が相乗的に作用して、茶葉に対し供給される熱風温度、
熱風量は、常にバランスをもった適切な値に維持される
のである。
入から取出までの間に、熱風温度は茶温を所定値に維持
するため茶葉の乾燥とともに減少する方向に推移し、熱
風温度が減少すればその度合に応じて熱風量も減少して
いく。前記度合は基準熱風温度を利用して求めるが、こ
の基準熱風温度は工程中、茶葉その他の条件に応じて徐
々に減少していく。また、本工程に投入される茶葉の性
状が同一ならば、本プログラムが回数を重ねるにつれて
初期基準熱風温度は適切な値に収束されていく。これら
が相乗的に作用して、茶葉に対し供給される熱風温度、
熱風量は、常にバランスをもった適切な値に維持される
のである。
次に、工程が前後で2分され、それぞれで目標茶温がM
TI、MT2と異なって設定されている場合について、
説明する.この場合もプログラムの流れはほとんど同じ
であり、ただ、目標茶温がMTIからMT2に移行した
時に、次式による割り込み処理により基準熱風量NEP
を変更する。
TI、MT2と異なって設定されている場合について、
説明する.この場合もプログラムの流れはほとんど同じ
であり、ただ、目標茶温がMTIからMT2に移行した
時に、次式による割り込み処理により基準熱風量NEP
を変更する。
DT−MT 2 −MT I
NEP=NEP+K19*DT
(K19=7.0)
この処理は、工程中、作業者が強制的に目標茶温を変更
した場合にも利用される.なお、前工程の目標茶温(工
程開始直後の目標茶温)が変更された場合には、変更量
を同様にDTとして、初期基準熱風温度SKNEPにつ
いても、次式で変更する。
した場合にも利用される.なお、前工程の目標茶温(工
程開始直後の目標茶温)が変更された場合には、変更量
を同様にDTとして、初期基準熱風温度SKNEPにつ
いても、次式で変更する。
SKNEP=SKNEP+K20*DT(K20−7,
O) 以上、本願の実施例を説明したが、本願の実施にあたっ
ては、本例の他にも本願の要旨の範囲内において種々の
応用が可能である. 〔発明の効果〕 本願の製茶工程における熱風供給方法によれば、熱風温
度を変更することにより茶温を目標値に保ちつつ、工程
中必要に応じて変更される基準熱風温度と実行熱風温度
及び実行茶葉水分値に応じて適切な熱風量を選定するた
め、熱風温度と熱風量がバランスよく茶葉の状態に適合
しながら推移し、製茶品質が向上する.
O) 以上、本願の実施例を説明したが、本願の実施にあたっ
ては、本例の他にも本願の要旨の範囲内において種々の
応用が可能である. 〔発明の効果〕 本願の製茶工程における熱風供給方法によれば、熱風温
度を変更することにより茶温を目標値に保ちつつ、工程
中必要に応じて変更される基準熱風温度と実行熱風温度
及び実行茶葉水分値に応じて適切な熱風量を選定するた
め、熱風温度と熱風量がバランスよく茶葉の状態に適合
しながら推移し、製茶品質が向上する.
第1図は、本願実施例装置を簡潔に示す正面図である。
第2図乃至第6図は本願実施例プログラムを示す流れ図
であり、第2図は熱風供給プログラム、第3図は初期熱
風量変更プログラム、第4図は熱風温度選定プログラム
、第5図は熱風量選定プログラム、第6図は次回初期熱
風量選定プログラムである。 1・・・中揉機 2・・・胴 3・・・揉手 4・・・
主軸 5・・・火炉 6・・・吸引ファン 7・・・火
炉の操作部 8・・・吸引ファンの操作部 9・・・ガ
ズバーナ 10・・・熱風温度センサ 11・・・水分
センサ 12・・・排気温度センサ 13・・・熱風制
御部 14・・・外気取込口 15・・・排出口
であり、第2図は熱風供給プログラム、第3図は初期熱
風量変更プログラム、第4図は熱風温度選定プログラム
、第5図は熱風量選定プログラム、第6図は次回初期熱
風量選定プログラムである。 1・・・中揉機 2・・・胴 3・・・揉手 4・・・
主軸 5・・・火炉 6・・・吸引ファン 7・・・火
炉の操作部 8・・・吸引ファンの操作部 9・・・ガ
ズバーナ 10・・・熱風温度センサ 11・・・水分
センサ 12・・・排気温度センサ 13・・・熱風制
御部 14・・・外気取込口 15・・・排出口
Claims (2)
- (1)茶葉に対し熱風を与えて乾燥を行う製茶工程にお
いて、工程中変更可能な基準熱風温度の設定値と、目標
茶温と実測茶温に応じて目標熱風温度を選定する熱風温
度選定プログラムと、実行熱風温度と基準熱風温度及び
実行茶葉水分値に応じて目標熱風量を選定する熱風量選
定プログラムを具えた、製茶工程における熱風供給方法
。 - (2)茶葉に対し熱風を与えて乾燥を行う製茶工程にお
いて、実行熱風温度と実行熱風量に応じて基準熱風温度
を選定する基準熱風温度選定プログラムと、目標茶温と
実測茶温に応じて目標熱風温度を選定する熱風温度選定
プログラムと、実行熱風温度と基準熱風温度及び実行茶
葉水分値に応じて目標熱風量を選定する熱風量選定プロ
グラムを具え、熱風量選定プログラムは、実行熱風温度
に応じて算出された目標熱風量が実行茶葉水分値に応じ
て求められる熱風量の許容範囲を外れるとき目標熱風量
を任意の値に修正するように構成されている、製茶工程
における熱風供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1303580A JPH0813242B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 製茶工程における熱風供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1303580A JPH0813242B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 製茶工程における熱風供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03164134A true JPH03164134A (ja) | 1991-07-16 |
JPH0813242B2 JPH0813242B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=17922714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1303580A Expired - Fee Related JPH0813242B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 製茶工程における熱風供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813242B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014209892A (ja) * | 2013-04-20 | 2014-11-13 | 株式会社寺田製作所 | 製茶機械の風量制御方法と風量制御機能を備えた製茶機械 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6439943A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-10 | Toyo Denso Kogyo Kk | Rolling apparatus for tea-processing |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1303580A patent/JPH0813242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6439943A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-10 | Toyo Denso Kogyo Kk | Rolling apparatus for tea-processing |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014209892A (ja) * | 2013-04-20 | 2014-11-13 | 株式会社寺田製作所 | 製茶機械の風量制御方法と風量制御機能を備えた製茶機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813242B2 (ja) | 1996-02-14 |
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