JPH03163067A - アリール酢酸アミド誘導体 - Google Patents

アリール酢酸アミド誘導体

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JPH03163067A
JPH03163067A JP21275090A JP21275090A JPH03163067A JP H03163067 A JPH03163067 A JP H03163067A JP 21275090 A JP21275090 A JP 21275090A JP 21275090 A JP21275090 A JP 21275090A JP H03163067 A JPH03163067 A JP H03163067A
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methyl
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compound
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Atsusuke Terada
寺田 敦祐
Kazuyuki Wachi
和智 一之
Yoshio Iizuka
義夫 飯塚
Genji Fujibayashi
藤林 玄二
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Sankyo Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産座±至剋里公立 本発明は、鎮痛作用を表わす医薬として有用であるアリ
ール酢酸アくド誘導体またはその薬理上許容し得る酸付
加塩に関するものである。
゛゛しよ゛と る κ一受容体作用薬は、モルヒネ様のμ一受容体作用薬が
有する依存性、薬物耐性および呼吸抑制などの副作用を
示さないとされている。ま,た、モルヒネとの交差耐性
を示さない。
呼吸抑制のない鎮痛剤は術後疼痛患者の管理の上で有益
であり、また、交差耐性のないことは癌性疼痛などモル
ヒネおよび他の拮抗性鎮痛剤に耐性ができた患者にも有
効であるなど、臨床上極めて有意義な薬物である。
本発明者等は、鎮痛剤の開発を目的として、複素環化合
物の合成並びに薬理活性の研究を重ねた結果、前記一般
式(I冫で表わされる新規なアリ一ル酢酸ア壽ド誘導体
が、上記のようなすぐれた特徴を有する鎮痛作用を表わ
す化合物であることを見出して本発明を完成するに到っ
た。
見皿坐且底 本発明は一般式 を有する新規なアリール酢酸アミド誘導体またはその薬
理上許容し得る酸付加塩に関するものである。
上記式中、Arは同一または異なって、ハロゲン原子、
低級アルキル基、アリール基、アシル基、低級アルコキ
シ基、低級アルキルチオ基、ニトロ基、トリフルオロメ
チル基若しくは水酸基で置換されてもよい芳香環または
複素環を表わし、RIおよびRtは同一または異なって
、水素原子、低級アルキル基または互いに窒素原子と結
合して形戒する環状アミノ基を表わし、R3は水素原子
または低級アルキル基を表わし、Zは酸素原子、硫黄原
子または低級アルキル基若しくはアラルキル基を置換基
として有してもよいイξノ基を表わす。
前記一般式(I)において、好適にはArは、フッ素、
塩素、臭素のようなハロゲン原子、メチル、エチル、n
−プロビル、イソプロビルのような炭素数1乃至3個を
有する直鎖状若しくは分技状のアルキル基、フエニル、
ナフチル、o,m,p−トリル、o,m,p−メトキシ
フエニル、o,m,p−クロロフエニルのような置換さ
れていてもよいアリール基、アセチル、プロビオニル、
ブチリル、イソブチリルのような炭素数1乃至4個の脂
肪族アシル基、ベンゾイル、o,m,p−}ルオイル、
o,m,p−アニソイル、o,m,p−フルオロベンゾ
イルのような芳香族アシル基、メトキシ、エトキシ、n
−プロボキシのような炭素数1乃至3個を有する直鎖状
若しくは分技鎖状のアルキコシ基、メチルチオ、エチル
チオ、n−プロピルチオ、イソブロピルチオのような炭
素数1乃至3個を有する直鎖状若しくは分技鎖状のアル
キルチオ基、ニトロ基、トリフルオ口メチル基、水酸基
などの同一又は組合わされた工乃至3個の置換分を有し
てもよいベンゼン、ナフタレンあるいはチオフェン、フ
ラン、ピリジンのような芳香環あるいは、酸素原子、硫
黄原子若しくは窒素原子を含有する5または6員複素環
を示し、R. 、Rtは同一または異なって、水素原子
、メチル、エチル、プロビル、イソプロビルのような炭
素数1乃至3個を有する直鎖状若しくは分技鎖状のアル
キル基を示すか、または互に窒素原子と結合して形戒す
る、1−ピロリジニル、ピペリジノ、ヘキサメチレンイ
ミノ、モルホリノ、または4位に置換基としてメチル、
エチル、プロビル、イソプロビルのような低級アルキル
基若しくはベンジル、フェネチル、p−メチルベンジル
、p−メトキシベンジル、m−クロロベンジルのような
アラルキル基を有していてもよい!−ビペラジニルのよ
うな5乃至7員環状アミノ基を示し、R,は水素原子ま
たはメチル、エチル、プロビル、イソプロビルのような
炭素数1乃至3個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のア
ルキル基を示し、Zは酸素原子、硫黄原子または置換基
としてメチル、エチル、プロビル、イソプロビルのよう
な低級アルキル基若しくはベンジル、フェネチル、p−
メチルベンジル、p−メトキシベンジル、m−クロロベ
ンジルのようなアラルキル基を有していてもよいイミノ
基を示す。
前記一般式(I)において、さらに好適な置換基として
は、Arが置換基としてフッ素原子、塩素原子のような
ハロゲン原子またはメチル基、エチル基のような炭素数
1乃至2個を有するアルキル基を有するベンゼン環また
はチオフエン環であり、ミノ基のような炭素数1乃至2
個を有するジアルキルアミノ基、1−ピロリジニル基ま
たはピペリジノ基であり、R,が水素原子またはメチル
基であり、Zが硫黄原子であるものをあげることができ
る。
前記一般式(1)を有する化合物は、必要に応じて薬理
上許容できる塩とすることができる。
そのような塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化
水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩のような鉱酸の酸付加塩、
メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンス
ルホン酸塩、p一トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、
フマール酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩のような有機酸の酸付加塩があげられる。
本発明によって得られる前記一般式(I)を有する化合
物として例えば以下に記載する化合物またはその塩酸塩
若しくはメタンスルホン酸塩があげられる。
(ll3−(1−ピロリジニル)メチル−4−(3,4
−ジクロロフェニル)アセチルチオモルホリン (213−(1−ピロリジニノレンメチノレ−4−(4
−クロロフエニル)アセチルチオモルホリンT313−
(1−ピロリジニル)メチル−4一(4−メチルフェニ
ル)アセチルチオモルホリン(413−(1−ビロリジ
ニル)メチル−4−(4−メトキシフェニル)アセチル
チオモルホリ(5)3−(1−ビロリジニル)メチル−
4−(4−メチルチオフェニル)アセチルチオモルホリ
ン (613−(1−ピロリジニル)メチル−4一(4−ビ
フェニル)アセチルチオモルホリン(7)3−(1−ピ
ロリジニル)メチル−4一(4−ニトロフェニル)アセ
チルチオモルホリン(8)3−ピペリジノメチル−4−
(3.4−ジクロロフェニル)アセチルチオモルホリン
(9)3−モルホリノメチル−4−(3.4−ジクロ口
フェニル)アセチルチオモルホリンQIll3−(1−
ピロリジニル)メチル−4一(2−チェニル)アセチル
チオモルホリン01)3−(1−ピロリジニル)メチル
−4−(1−ナフチル)アセチルチオモルホリンa2 
3−(1−ビロリジニル)メチル−4−(3−ピリジル
〉アセチルチオモルホリンα刃 3−ジメチルアξノメ
チル−4− (3.4 −ジクロロフェニル〉アセチル
チオモルホリンQ13−(1−ビロリジニル)メチル−
4−(3.4−ジクロロフェニル)アセチルモルホリン
aタ 3−(l−ピロリジニル)メチル−4−(3.4
−ジフルオ口フェニル)アセチルモルホリン α613−(1−ピロリジニル)メチル−4一(4−ク
ロロフエニル)アセチルモルホリンα7)3−(1−ピ
ロリジニル)メチル−4−(4−メチルフェニル)アセ
チルモルホリン(Ill)3−(1−ピロリジニル)メ
チル−4−(4−メトキシフェニル)アセチルモルホリ
ンα913−(1−ピロリジニル)メチル−4−(4−
メチルチオフェニル)アセチルモルホリン(2の 3−
(1−ピロリジニル)メチル−4−(4−ニトロフェニ
ル)アセチルモルホリン(21)  3− (1−ピロ
リジニル)メチル−4−(4−ビフェニル)アセチルモ
ルホリン(22)  3−ジメチルアミノメチル−4−
(3.4 −ジクロロフェニル)アセチルモルホリン(
23)  3−ビペリジノメチル−4−(3.4−ジク
ロロフェニル)アセチルモルホリン (24)  3−モルホリノメチル−4−(3.4−ジ
クロロフェニル)アセチルモルホリン (25)  3 − (1 − (4−メチル)ピペラ
ジニル〕メチル−4−(3.4−ジクロロフェニル)ア
セチルモルホリン (26)3−(1−ピロリジニル)メチル−4−(2−
チェニル)アセチルモルホリン (27)  3−(1−ピロリジニル)メチル−4−(
1−ナフチル)アセチルモルホリン (28)  3− (1−ビロリジニル)メチル−4=
(3−ピリジル)アセチルモルホリン (29)  1 − (3.4−ジクロロフェニル)ア
セチル−2− (1−ビロリジニル)メチル−4−メチ
ルピペラジン (30)  1 − (4−クロロフェニル)アセチル
ー2−(1−ピロリジニル)メチル−4−メチルビベラ
ジン (31)  1−(4−メチルフエニル)アセチルー2
−(1−ピロリシニル)メチル−4−メチルピベラジン (32)  1 − (4−メトキシフェニル)アセチ
ルー2−(1−ビロリジニル)メチル−4−メチルビペ
ラジン (33)  1 − (4−メチルチオフェニル)アセ
チルー2− (1−ビロリジニル)メチル−4−メチル
ピペラジン (34)  1 − (4−ニトロフェニル)アセチル
ー2一(1−ピロリジニル)メチル−4−メチルピペラ
ジン (35)  1− (2−チェニル)アセチルー2−(
1一ビロリジニル)メチル−4−メチルピベラジン(3
6)  1 − (1−ナフチル)アセチルー2−(l
一ピロリジニル)メチル−4−メチルピペラジン(37
)  I − (3−ビリジル)アセチルー2−(1一
ピロリジニル)メチル−4−メチルピベラジン(38)
  3− (1−ピロリジニル)メチル−4−(2−(
3.4−ジクロロフェニル)プロビオニル〕チオモルホ
リン (39)3−(1−ピロリジニル)メチル−4ー(2−
(3.4−ジクロロフェニル)プロピオニル)モルホリ
ン 本発明による新規化合物は以下に示す方法によって合成
することができる。
製抜工 前記一般式(1)を有するアリール酢酸アくド誘導体は
一般式 Ar−CH−COX+          ( II 
a )Rゴ (式中、ArおよびR,は前述したものと同意義を示し
、X,は塩素、臭素のようなやハロゲン原子を示す。) を有するカルボン酸ハライド誘導体を一般式(式中、 Rl Rz およびZは前述したものと同 意義を示す。) を有するアミノ化合物と反応させることによって得られ
る。
反応は、一般に不活性溶媒中、塩基の存在下で行なわれ
る。使用する溶剤としてはメチレンクロリド、クロロホ
ルム、四塩化炭素、1.2−ジクロルエタン等のハロゲ
ン炭化水素類、エーテル、テトラヒド口フラン、1.4
−ジオキサン等のエーテル化合物等が好適に用いられる
。反応温度は−10℃から通常使゛用する溶剤の還流温
度が好適である。
反応時間は反応温度等により異なるが、通常30分から
3時間である.用いられる塩基としては、トリエチルア
ξン、N−メチルモルホリン、DBII等の有機アミン
化合物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等の無機塩基が好適である。かく
して得られた一般式(1)の化合物は所望により、塩酸
、臭化水素酸、g酸、リン酸、などの鉱酸、シュウ酸、
フマール酸、マレイン酸、マンデル酸、クエン酸、酒石
酸、メタンスルホン酸などの有機酸と処理することによ
って、薬理上許容し得る酸付加塩とすることができる。
1ユLL 前記一般式(I)を有する化合物は、一般式Ar−CH COX2 (Ilb) R3 (式中、ArおよびR,は前述したものと同意義を示し
、X2はヒドロキシ基を示す。〉 を有するカルボン酸誘導体を一般式 (式中、R+ ,RtおよびZは前述したものと同意義
を示す.) を有するア果ノ化合物と反応させることによって得られ
る。
土と 化合物( ff b)を不活性溶媒中、第三級ア
ミンなどの塩基の存在下、一般式 Ha I COOR4 (式中、R4はメチル、エチル、イソプロビル等の低級
アルキル基を表わし、Hailは塩素、臭素のようなハ
ロゲン原子を表わす。)で表わせる化合物と反応させ、
混合酸無水物とし、さらにこの混合酸無水物を一般式(
I[[)のアミン化合物と反応させることによって行な
われる。使用する溶剤としては、メチレンクロリド、ク
ロロホルム、四塩化炭素、1.2−ジクロルエタン等の
ハロゲン炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン等
のエーテル化合物類、あるいはジメチルホルムアミドが
好適に用いられる。反応温度は−20℃から室温が好適
である。反応時間は反応温度等により異なるが通常30
分からl2時間である。用いられる塩基はトリエチルア
くン、N−メチルモルホリンおよびビリジン等の有機塩
基が好適である。
U  脱水縮合剤の存在下、一般式(IIb)のカルボ
ン酸誘導体と一般式(III)のアミン化合物と反応さ
せることによって行なわれる。使用する溶剤としてはテ
トラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホルムア
5ド等が好適に用いられる。反応温度は−20℃から室
温が好適である。反応時間は反応温度等により異なるが
通常30分から24時間である。用いられる脱水縮合剤
としては、1.3−ジシクロへキシル力ルポジイミドが
好適である。
±と 縮合剤の存在下、一般式(Irb)のカルボン酸
誘導体と一般式(III)のアごン化合物と反応させる
ことによって行なわれる。使用する溶剤としてはテトラ
ヒド口フラン、ジメチルホルムアミドが好適に用いられ
る。反応温度は0℃から80℃が好適である。反応時間
は反応温度等により異なるが、通常1時間から24時間
である。用いられる縮合剤としては、トリフエニルホス
フィンおよび2.2′−ピリジンジスルフィドが好適で
ある。
このようにして製造される前記一般式(1)を有する化
合物は、その構造における不斉炭素原子に基づく光学異
性体が存在する。従って所望に応じて化合物(1)を通
常の分離法によってそれぞれの光学活性体を分離するか
、あるいは光学分割された原料(III)を用いて前述
の反応を行なうことによって、対応する目的化合物の光
学活性体を得ることができる。
発凱生熟来 本発明の一般式(!)の新規アリール酢酸アミド誘導体
またはその酸付加塩は、以下に示すように鎮痛作用を表
わす。
第   1   表 本発明の化合物の薬理学上の活性は以下の試験方法を用
いて行なった。
マウスにおGるバー−フエニルキノン ジーグモンド(Siegmund)ら、プロシーヂング
ソサイエテイ エクスペリメンタル バイオ口ジメディ
スン(Proc. Scc. Exptl. Biol
. Med.)95,729  (1957)の方法に
準じて行った。
体重約20gの雄性のddyマウス(日木工スエルシー
)を実験前日より約l6時間絶食させて1群5−10匹
用いた。テスト化合物を生理的食塩液に溶解して皮下注
射後、15分に0.03%のパラーフェニルキノンを0
.1mJ/マウス宛て腹腔内注射し、その5分後から1
0分間マウスが行う苦闘反応(ライジング反応)の数を
計測した。
生理的食塩液のみを注射した対照群の平均苦闘反応数の
172以下に減少したマウスを鎮痛作用有効動物と規定
し、320μg / kgにおける有効動物数/使用動
物数により、結果を表示した。
支笠止且粗止跋肢 凰柾股盈益皮盟製 パステルナーク(Pasu ter
nak)ら、モレキュラー フプーマコロジイ (Mo
l.Pharmacol.)土上.340 (1975
)の方法で実施した.1体重400−700gのハート
レ一系雄性モルモット(日本エスエルシー)の小脳を除
去した全脳を30倍容の氷冷した50mM}リスバッフ
ァ一(pH7.4)中でポリトロンを用いてホモゲナイ
ズ後、49,OOOX gで15分間遠心分離し、沈澱
したべレフトを同一バフファーで再懸濁させた。その懸
濁液を37℃、30分間インキユベートした後、再び同
一条件で遠心分離し、その沈澱を30倍容のバソファー
に懸濁させて−80℃で保存した。使用時には融解後、
ダウンス型ホモナイザーで均一化し最終蛋白濃度が0.
 5 mg/ m lとなるように希釈した。
κ カ バー    への A マグナン(Magna
n)ら、アチーブ ファーマコロジイ(Arch.Ph
armacol.)319,197  (1982)の
方法に準じて行った。トリチュームで標識した0.6n
Mのエチルケトサイクラゾシンをリガンドとして、その
脳膜標品への結合はμおよびδ受容体を100nHのD
AGO(D−A ia2+ MePhe’, Gly−
oLSエンケファリン)および10nFIのDADLE
 ( ( D−Ala”. D−Leu’)一エンケフ
ァリン)を加えて飽和させた条件で実施した。脳膜標品
と標識および非標識リガンド、被検化合物を1 mlの
トリスバッファ一中で25℃、45分間インキュベート
後、5 mllの水冷バッファーを加えてワフトマンc
 F l B ip紙を用い減圧下に炉過し、2回洗浄
した。炉紙に結合した標識リガンドを乳化シンチレータ
(ACS− n )を加えて一夜放置後、液体シンチレ
ーシッンカウンターで測定した。受容体に対する被検化
合物の親和性は標識したリガンドの50%結合阻害率を
示す濃度(ICs。. nM)で表示した。
従って、前記一般式(1)を有する化合物またはその薬
理上許容し得る酸付加塩は、鎮痛剤として有用である。
その投与形態として例えば注射剤;錠剤、カプセル剤、
顆粒剤、散剤、シロップ剤などによる経口投与;坐剤に
よる経腸投与;あるいは軟膏剤、クリーム剤、貼付剤な
どによる局所投与等をあげることかできる。その使用量
は症状、年令、体重等によって異なるが、通常は注射剤
の場合には威人に対して、1回0.005mg乃至10
mgであり、経口投与の場合には、1回0.1mg乃至
10mgであり、それぞれ一回または数回に分けて投与
することができる. その実施例および参考例をあげて、本発明をさらに具体
的に説明する。
実施例l 窒素気流下に、トリエチルアミン1.49mJと3−(
1−ピロリジニル)メチルチオモルホリン1.0gをジ
クロロメタン50+llに溶解し、激しく撹拌しなから
O℃まで冷却した。この中に3.4一ジクロロフエニル
アセチルクロリド1. 4 4 gを含むジクロ口メタ
ン溶液5 mlをゆっくり滴下し、3℃で1時間、室温
で4時間撹拌した。
反応終了後、反応溶液を炭酸水素ナトリウム溶液中に注
入し、酢酸エチルにて抽出、抽出液を水洗、無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥後溶剤を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムに付し、酢酸エチル:メタノール(3 : 1
)の溶出部より目的物1. 3 9 gが得られた.こ
れをジクロ口メタンに溶解し、4N−塩酸/l.4−ジ
オキサン溶液等モルを加え、濃縮後、エタノール、アセ
トンの混合溶液より再結晶して、融点230〜239℃
(dec.)を有する無色結晶として標記化合物が得ら
れた。
元素分析値 C+J問ClユN zosとして理論値 
C. 49.83 ; H. 5.66 ; Cl. 
25.95;N. 6.84 ; S, 7.82 分析値 C, 49.69 . H. 5.69 . 
C1, 25.52;N. 6.53 ; S. 7.
55 実施例2 星 実施例lと同様に、3−(1−ビロリジニル)メチルモ
ルホリン1.64g,トリエチルアミン3.7 2 m
j!, 3.4−ジクロロフェニルアセチルクロリド1
. 5 4 gを用いて反応すると、融点268’C 
(dec.)を有する標記目的化合物0. 7 2 g
が得られた. 元素分析値 CIJ!3CA xNzOgとして理論値
 C. 51.86 ; H, 5.89 ; N. 
7.11 iCAt. 27.01 分析値 C. 51.68 ; H. 5.97 ; 
N. 7.20 .CJ. 26.73 実施例3 実施例1と同様の方法で、■−メチル−3一(1−ピロ
リジニル)メチルビペラジン・三塩酸塩1.0g、トリ
エチルアミン2.1mj!及び3.4−ジクロロフエニ
ルアセチルクロリド0.8gを用いて反応すると、融点
2 2 3〜2 2 7℃(dec.)を有する標記目
的化合物1.01gが得られた。
元素分析値 C1。lh?c l Jz04/2 Hz
Oとして理論値 C. 47,80 ; H, 6.2
4 . N. 9.29 ;CL  31.36 分析値 C, 47.63 ; H. 6.06 . 
N. 9.40 .(J.31.40 実施例4 3−(1−ビロリジニル)メチルモルホリン・二塩酸塩
1. 3 3 g、ジクロロメタン30mj2の中に5
℃にて水酸化ナトリウム0. 6 6 gを含む水溶液
1.5mj!を加え、激しく撹拌した.有機層を分取し
、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。次に、別の容器
に4−メチルフェニル酢酸0. 8 4 g、トリエチ
ルアミン0.781I11、N−メチルモルホリン1滴
をテトラヒド口フラン30mj+に溶解し、これにクロ
ロギ酸エチル0.55mfを含むテトラヒド口フラン溶
液を−20℃〜−15℃にて加え、そのまま20分間撹
拌して、この中に先に調整した3−(1−ビロリジニル
),メチルモルホリンのジクロロメタン溶液を加えその
まま30分間、室?で1時間撹拌した.反応終了後、反
応物を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥、溶剤を留去後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付すと、酢酸エチルーメタノール(3:1)の
溶出部より、目的化合物の塩基0.56gが得られた。
これを、ジクロロメタンに溶解し、4N一塩酸/1,4
−ジオキサン溶液等モルを加え濃縮後、残渣をメタノー
ルーエーテルの混合溶剤より再結晶すると、融点1 3
 1 ’C (dec.)を有する標記目的化合物が得
られた. 元素分析値 C+sHzyCj!NzO■・H!Oとし
て理論値 C, 60.58 . H. 8.19 .
 i ;7.85 ;N, 9.93 分析値 C. 61.16 ; H, 8.04 . 
N. 7.78 iCl,9.99 実施例5 実施例lと同様の方法にて、 3−(1−ピロリ ジニル)メチルチオモルホリン].Og,トリエチルア
ξン1.38m7!及び4−メチルチオフェニルアセチ
ルクロリド1.2gを用いて反応すると、融点162〜
166℃(dec.)を有する標記目的化合物1. 3
 8 gが得られる。
元素分析値 C+ JbhC I NzOSzとして理
論値 C. 55.86 ; H, ?.03 ; N
, 7.24 ;CI!, 9.16 ; S, 16
.57分析値 C. 55.48 ; H. 6.95
 . N. 6.96 .C6, 8.92 i S.
 16.83.実施例6 実施例1と同様の方法にて、3−(1−ピロリジニル)
”メチルチオモルホリン1.0g,トリエチルアξン2
.49ml!及び2−チエニルアセチルクロリド1.0
3gを用いて反応すると、融点204〜206℃(de
c.)を有する標記目的化合物0.37gが得られた. 元素分析値 C+ sHzzc l NzOhとして理
論値 C. 51.93 . +1.10.22 分析値 C, 51.85 ; 1,10.43 L  6.68  .  N, .  S,  18.48 H,  6.66  .  N, .  S.  18.24 8.07  ; 8.10  ; 実施例7 実施例1と同様の方法によって、3−(1−ビロリジニ
ル)メチルモルホリン0. 8 8 g、トリエチルア
ごン2.Omj!及び2−チオフェンアセチルクロリド
0. 4 5 gを用いて、融点215℃(dec.)
を有する標記目的化合物0. 7 1 gが得られた。
元素分析値 C+sHzsC I NzOSzとして理
論値 C, 54.45 ; H. 7.01 . N
, 8.47 .Cl, 10.71 ; S. 9.
69分析値 C, 54.44 ; H. 7.08 
;N, 8.58 .tl, 10.72 ; S. 
9.6134−ジ ロ口フェニル プロピオニル チオ
モ亜』」ニニ」劃吏塩 3−〈1−ピロリジニル)メチルチオモルホリン1. 
8 6 g, 2−(3.4−ジクロロフェニル)プロ
ピオン酸クロリド2.4gを用い、実施例lと同様に行
ない、融点224〜230℃(dec.)を有する標記
目的化合物0. 7 1 gが得られた。
元素分析値 C+ JzsC 11 zNzOsとして
理論値 C. 51.00 ; H. 5.90 . 
N. 6.61 .Cl. 25.15 分析値 c. 51.18 ; H, 6.05 ; 
N, 6.60 .C1. 25.57 参考例l DL−チオモルホリン−3−カルボン酸5gを、ジオキ
サンー水の1対1混合溶媒40TII1に溶かしておき
、0℃でトリエチルアミン23.6mfを加えた。二炭
酸ジーter t−ブチルエステル8.16gを加え、
30分撹拌した後、室温に戻し、さらに3時間撹拌した
。溶媒をエバポレーターで濃縮した後、濃縮物を酢酸エ
チルIOOn+j?に溶解し、クエン酸の飽和水溶液を
用いて反応溶液のpHを4に合わせた。酢酸エチルー水
系により抽出を行った後、有機層を無水硫酸ナトリウム
を用いて乾燥させ、溶液を濃縮、残渣をヘキサンー酢酸
エチルにより再結晶するとアミノ基がBOC基で保護さ
れた化合物が6.0g得られた。(収率71%〉以上の
ようにして得られた化合物5.0gをテトラヒドロフラ
ン100+nj!に溶解した溶液の中に、窒素気流下、
0℃で、トリエチルアξン3.1n+1、次いでテトラ
ヒド口フラン10mj!に希釈したピロリジン2.0m
fを加えた。1時間撹拌した後、テトラヒド口フラン1
0mlに希釈したシアノリン酸エチル3.6mβを加え
、さらに5時間撹拌した。
反応溶液中に水を加えて酢酸エチルで抽出後、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒濃縮を行い、残渣を
酢酸エチルーヘキサン系により再結晶し、4−tert
−プトキシカルボニル−3−(1一ビロリジニル)カル
ボニルチオモルホリン4.61g(収率74%)を得た
。得られた化合物3.2gをメタノール50m/に溶解
させ、その中に4規定の塩酸−ジオキサン溶液13.1
mfを加えて、溶液を濃縮すると、白色結晶が得られる
ので、これをエタノールとエーテルから再結晶し、DL
−一3− (1−ピロリジニル)カルボニルチオモルホ
リン・一塩酸塩2. 4 7 gを得た。(収率96%
)塩酸塩2. 4 7 gを20mlの塩化メチレン中
に懸濁させ、12.5mA’の1規定水酸化ナトリウム
水溶液を加えた後に、有機層を分液、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥、溶媒濃縮を行うと、DL−3−(1−ピロ
リジニル)カルボニルチオモルホリン1.75g(収率
83%〉が得られる。得られたアミド1.6gを、テト
ラヒドロフラン200mj2に溶解し、水冷、窒素気流
下で、テトラヒド口フラン100mJに懸濁した水素化
リチウムアル柔ニウム1.Ogの中に滴下した。滴下終
了後、硫酸ナトリウム・10水和物15gを用いて過剰
の水素化リチウムアルミニウムを分解し、塩化メチレン
を用いて、セライト炉過を行い、溶媒を濃縮すると、3
−(1−ピロリジニル〉メチルチオモルホリン1. 3
 7 gが得られた。(93%)得られたジアξン体2
60mgを5 mlのジオキサンと混合し、4規定塩酸
ジオキサン溶液l50μlで処理して、溶媒を濃縮し、
標記化合物を354B得た(98%) 融点2 元素分析値 理論値 C, S, 分析値 C, S, 1 8〜2 2 0℃ CJz。N!S(J!として 41.70  .  H.  7.7B  .  N,
12.37  .  (J! ,  27.35  .
41.57  .  1+,  8.04  .  N
.12.25  ;  i ,27.30  .10.
80  F 10.61  .

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arは同一または異なって、ハロゲン原子、低
    級アルキル基、アリール基、アシル基、低級アルコキシ
    基、低級アルキルチオ基、ニトロ基、トリフルオロメチ
    ル基若しくは水酸基で置換されてもよい芳香環または複
    素環を表わし、R_1およびR_2は同一または異なっ
    て、水素原子、低級アルキル基または互いに窒素原子と
    結合して形成する環状アミノ基を表わし、R_3は水素
    原子または低級アルキル基を表わし、Zは酸素原子、硫
    黄原子または低級アルキル基若しくはアラルキル基を置
    換基として有してもよいイミノ基を表わす。)を有する
    アリール酢酸誘導体またはその薬理上許容し得る酸付加
    塩。
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