JPH03163015A - がん細胞の多剤耐性を消失させるための薬剤 - Google Patents

がん細胞の多剤耐性を消失させるための薬剤

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JPH03163015A
JPH03163015A JP2220926A JP22092690A JPH03163015A JP H03163015 A JPH03163015 A JP H03163015A JP 2220926 A JP2220926 A JP 2220926A JP 22092690 A JP22092690 A JP 22092690A JP H03163015 A JPH03163015 A JP H03163015A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トレミフェンおよびその代謝産物N−デメチ
ルトレミフェン(4−クロロー1.2−ジフエニル−1
−(4−(2−(N−メチルアミノ)エトキシ)フエニ
ル)−1−ブテン)および4−ヒドロキシトレミフェン
(4−クロローl−(4−ヒドロキシフェニル〉−2−
フエニルー1−(4−(2−(N.N−ジメチルアミノ
)エトキシ)フエニル)−1−ブテン)を有効成分とす
る、細胞傷害性薬(cytotox+c drugs)
に対するがん細胞の多剤耐性を消失させるための(『0
『rhe reversal or suHIdrug
 resistance)薬剤に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題]細胞傷害
性薬を用いたヒトのかん治療は、現代の臨床上のかん治
療において重要な部分である。細胞傷害性化学療法は、
しばしば最初は有効であるが、耐性の鮭瘍細胞クローン
が発生するため、しばしば最終的には失敗に終わる。耐
性は典型的には、いくつかの細胞傷害性薬に対して同吋
に発生し、それゆえに多剤耐性(MDR)と呼ばれる(
デューチャーズ・ケーエル(Deuchards KL
)、リング・ヴイ(Llng V) :ピー−グリコプ
ロテイン・アンド・マルチドラッグ・レジスタンス・イ
ン・キャンサー・ケモセラピー セミナーズ・イン・オ
ンコロジー(P−glycoproteln and 
gultldrug resistance Inca
ncer chcsotherapy. Semina
rs InOncology) 、1989年、16巻
、158 〜165頁;バスタン・アイ(Pastan
 I)、ゴッテスマン・エム(Gortesman M
)  :マルチプルードラッグ・レジスタンス●イン●
ヒューマン●キャンサー、エヌエム●イーエヌジーエル
・ジエイ●エムイーデイ− (Multiple−dr
ug reslstance In humancan
cer. NM. Engl. J. Med.)、1
987年、318巻、1388〜l393頁参照)。M
DRの機構はあまりよく知られていないが、少なくとも
2つの細胞の小象(cellular events)
はMDRと同時に起こるように思われる。すなわちそれ
は、(1)分子量が1 70kDの特定の細胞膜糖タン
パク質(gpl))およびそのmRN^(gdr−1)
の発現の州加(フッカ・エスエーダブリュ(Puqua
 SAW) 、モレッティーロジャス・アイエム(Mo
rcttl− RoJas IN)  シュナイダ一〇
エスエル(Schnclder SL)、マツグワイヤ
・ダブリュエル(Mcguire Wl.) :ビー−
グリコプロテイン・エクスプレッション・イン・ヒュー
マン●ブレスト・キャンサー・セルズ、キャンサーやリ
サーチ(P−glycoproLelnexpress
ion In human l+rcast canc
er cells.Cancer rcs. ) 、1
987年、47巻、2103 〜2106頁参!tco
および(a細胞内への細胞傷害性薬の蓄積の威少(デュ
ーチャーズ・ケーエル(DcuehardsKL)、リ
ング●ヴイ(Llng V) :ビー−グリコプロテイ
ンやアンド・マノレチドラ・ソグ・レジスタンス◆イン
・キャンサーeケモセラビー セミナーズ・イン・オン
コロジー(P− glycoproteinand  
multldrug  resistance  In
  cancerchemotherapy.  Se
slnars  in Oncology)  S19
89年、l6巻、156〜185頁;ベル・ディーアー
ル(Bell DR) 、ゲルリッヒ・ジエイエイチ(
Gerllch Jll)、カルトナー−エヌ(Kar
tner N)、ブイック・アールエヌ(Bulck 
RN)、リング・ヴイ(Llng V) :ディテクシ
ョン・オブ・ビー−グリコプロテイン・イン・オヴアリ
アン・キャンサー(Detection  or P−
glycoprotein Inovarlan ca
ncer)  ;ア●モレキュラ一〇マーカー・アソシ
エイティッド・ウイズ・マルチドラッグ・レジスタンス
、ジエイ・シーエルアイエヌ−オーエヌシーオーエル(
a molecularmarker associa
ted with mulL1drugresista
nce. J. CIIn. Oncol. ) 、1
985年、3巻、att〜315頁参照)のことである
。これら2つの事象は当然関連し合い、g9 170は
細胞からの細胞傷害性薬の流出の増加の原因となるタン
パク質であると思われる。
MDI?を消失させることは、ヒトのがんの細胞傷害性
治療(cytotoxlc trcata+ent)の
結果を改良するために非常に有利な方法である。細胞膜
内および細胞内の主要なカルシウム結合タンパク質、カ
ルモデュリンに影響を及ぼす化合物を用いてMDI?を
〆n失させうることが明らかにされている(ミラー・ア
ールエル(旧11cr RL)  ブコウスキー・アー
ルタブリュ(Bukowskl RW)ブッド・ジーテ
ィ−(Iludd GT)ら、クリニヵル・モデュレー
ション・オブ・ドキソルビシン・レジスタンス・パイ・
ザ・カルモデュリン・インヒビター,トリフルベラジン
(CIInlcal110dUlatlon O『do
xorublcln resistance byth
e ealsodulln Inhlbltor, t
rlrtupcraz!ne):ア◆フエーズI/n}
ライアル、ジエイ・シーエルアイエヌ・オーエヌシーオ
ーエル(A phase1/ U  trial. J
. CIIn. Oncol. ) 、1988年、6
巻、880〜888頁参照)。同様にグルタチオン−s
− トランスフエラーゼの活性の変化およびM電位の低
下がMDRと関連していることが明らかにされている(
コーワン・ケーエイチ(CovanKl+)  :ザ●
ロール・オブ・グルタチオン−S一トランスフエラーゼ
・イン・ドラッグ・レジスタンス、ピーアールオーシー
●エーエムイーアール◆エーエスエスオーシー●キャン
サー●リサーチ(The role ofglutaL
hlone−S−transl’eraseIn dr
ug resistance. Proc.^ler.
^ssoc.Cancer Res.)、1989年、
30a, 674頁;クレイマー●アールエー(Kra
mer RA) 、ザクハー●ジェイ(Zakher 
J)、キム・ジー(Kla G)  : o−ル◆オブ
・ザ◆グルタチオン●レドックス●サイクル・イン・ア
クワイヤード・アンド・デ・ノボ●マルチドラッグ●レ
ジスタンス、サイエンス(Role or the g
lutathione redox cycle in
acquired and de novo mult
idrug reslstance.Science)
、l988年、241巻、894 〜697頁参照)。
プロテインキナーゼCもまた、MDRの発生に重要とな
りうる。これは、様々な調節信号(regulat1n
g signal)を細胞に導入する際に重要な役割を
果たし、細胞傷害性薬がこのタンパク質を阻害すること
が報告されている(バラヨア・エステ{ − (Pal
ayoor ST) 、ステイン・ジエイエム(Sta
in JM)、ヘイト●ダブリュエヌ(flail V
N) :インヒビション・オブ・プロテインキナーゼC
●バイ・アンチネオプラスチック−工−ジェンツ(In
hibition o[’ proteinklnas
e C by anL1neoplastlc age
nts) :インプリケーション・フォー・ドラッグ・
レジスタンス(Implication I’or d
rug resistance) 、バイオケミカルー
アンド・バイオフィジカル・リサーチ●コミsニケーシ
ョンズ(Biochem.旧ophys. Res. 
Cosvun.)、1987年、148巻、718〜7
25頁参照)。MDRを消失させるのに知られている機
構に影響を与える化合物は、MDRを消失させることを
達成するのに必要な投与範囲ではその毒性のため、一般
に臨床的には用いられない(ゴッテスマン●エムエム(
GottesmanMW) :クリ二カル●トライアル
ズ●オブ●エージェンツ・ザット・リバース・マルチド
ラッグ●レジスタンス(CIlnlcal Lr1al
s or agentstt+aL reverse 
mulLIdrug−reslstance)、ジエイ
・シーエルアイエヌ・オーエヌシーオーエル(J.CI
In. Oncol.) 、1989年、7巻、409
 〜41G頁参照)。
最近、薬物タモキシフエンはMDRを消失させる作用を
有することが明らかにされている(フォスター・ビージ
エイ(Foster BJ) 、グロツインガー●ケー
アール(Grotzlngcr KR) 、マツコイ・
ダプリュエム(Mckoy WM)、ルビンステイン・
エルヴイ(RublnsLeln LV) 、ハミルト
ン・ティーシー(llamilton TC):モデュ
レーション●オプ・インデュースド・レジスタンス・ト
ウ・アドリアマイシン●イン◆トウ●ヒューマン●プレ
スト●キャンサー●セル●ラインズ●ウイズ・タモキシ
フエン・オア・ベルヘキシリン・マレエート(Modu
lation or induced resista
nceto adriaBeln in two hu
man breast cancercell 11n
es with tamoxlren or perh
exlllneIlaleate)、キャンサー・シー
エイチイーエムオーティーエイチイーアール●ビーエイ
チェーアールエムエーシーオーエル(Cancer C
hemotherPhara+acol)) 22: 
147 〜152頁、■988年参照)。
他の化学的感作削(chesosensltlzlng
 agenis)と同様に、タモキシフエンは有意な母
性を1114なわずに薬剤耐性を消失させるのに必要な
生体内濃度に達することはできないかもしれない。
トレミフェン(Fc−1157a)は、トリフェニルエ
チレン構造を有する抗エストロゲン化合物である。その
薬理学的特性、抗エストロゲンおよびIII 1yJI
jl壊効果は、たとえば米国特許第4898949号明
細書および刊行物:カリオ(Kalllo)ら:ア●ニ
ュー−トリフェニルエチレン●コンバウンド(^new
 trlphcnylcthylenc coIIpo
und)、Pc−1157a. I  ホルモナル●エ
フエクツ、キャンサー・シーエイチイーエムオーティー
エイチイーアール●ビーエイチェーアールエムエーシー
オーエル(Ilorsonal etreCts. C
ancer Chesother.Pharsacol
 .)、l9B6年、■7巻、103 〜108頁;カ
ンガス(Kangas)ら:ア・ニュー・トリフエニル
エチレン・コンバウンド(^nev Lrlphenylethylene  compou
nd)  、 Fc−1157a.   IIアンチチ
ユーモア・エフエクツ、キャンサー・シーエイチイーエ
ムオーティーエイチイーアール●ピーエイチェーアール
エムエーシーオーエル(Antltuaor erre
cts. Cancer Chea+otherPha
rmacol.) 、198[i年、17巻、109 
〜113頁;エブス・エスアール(Ebbs SR) 
、ロバーツ・ジエイヴ{ (Roberts JV)、
バウム・エム(Bauw M) :アルターナティブ・
メカニズム・オブ・アクション・オブ・ “アンチーエ
ストロゲンズ●イン・ブレスト・キャンサー(Alte
rnativemechanism o(’ acti
on ol’ ”anti−oestrogensIn
 breast cancer.)、ランセト(Lan
cet), 1987年、11、621頁参照)に記載
されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、トレミフェンおよびその代謝産物N−デメチ
ルトレミフェンおよび4−ヒドロキシトレミフェンの新
規な用途に関する。すなわち、本発明はトレミフエンま
たはその代謝産物N−デメチルトレミフェンもしくは4
−ヒドロキシトレミフェンまたはその非毒性の薬学的に
許容しうる塩からなる化合物をh゛効成分とする、細胞
傷害性薬を用いたがん治療においてXi細胞傷害性楽に
対するがん細胞の多剤耐性を消失させるための薬剤に関
する。これらの化合物、とくにトレミフエンは、細胞傷
害性薬に対する耐性を消失させるために好適に用いられ
つる。なぜなら、大量に段与されてもこれらの化合物の
毒性が比較的低いことにより、臨床的に有効な投与量に
達しうるからである。後天性のおよび自然の耐性はとも
にこの化合物の影轡を受ける。この特性は重要であり、
かつ細胞傷害性療法の臨床上の効力をかなり改良しうる
。本発明の主要な特徴は以下のとおりである。
1 化合物、とくにトレミフエンは、細胞傷害性薬、と
くにドキソルビシンのみならず、エトボシド、シスプラ
チンおよびシクロホスファミドに対して感受性のある多
剤耐性がん細胞を嚢化させる。
2 トレミフエンおよび細胞傷害性薬の組合せ物(co
mbination)は、どちらか111独の処理によ
る毒性の程度にはあまり影響を及ぼさない。
3 トレミフエンは、zli独の処理として用いられる
ときはとくに乳がんにおける抗腫瘍作用を有するが、M
DRを消失させるのは乳がんに限定されない。実際、す
べてのタイプの腫瘍は、組合せ物を用いて同様に良好に
治療されうる。
4  MD}lを消失させる際に、トレミフエンは細胞
傷害性化学療法に対する添加物であり、これは別に示さ
れている。したがって、トレミフェンは、確立されたが
ん化学療法の本質を変化させない。
5  MDI?を消失させる際に、高濃度のトレミフエ
ンは、低濃度よりも効果的である。したがって、MDR
を冫肖失させるためのトレミフエンの段与量は多くなけ
ればならない。トレミフエンがMDRを消失させること
を達或するのに必要な投与レベルにおいても非常に安全
な薬物であることは、臨床フエーズI、IIおよびmの
研究において示されている。これは、他のいかなるMD
Rを消失させる薬剤(MDRreverstng ag
ent)に対しても述べられていない独特な特性である
臨床治療計画は以下のように述べることができる。トレ
ミフェンは、大量、好ましくは最大許容投与量で用いら
れるべきである。段与範囲は、成人1人あたり1日に約
60〜800+++gが望ましい。好ましい段与瓜は成
人1人あたり1日に約400mgである。薬剤は錠剤と
して経口的に投与されるのが好ましい。
トレミフエンを用いてMRDを消失させる計画:l ト
レミフエンは、可能なかぎり高い血液および組織濃度に
達するために細胞傷害性処理の5〜lO日前に開始され
る。
2 細胞傷害性処理は、通常どおり行なわれる。
3 トレミフエン授与は、細胞傷害性処理期間の終了ま
で続けられる。
細胞傷害性薬は一般に周期的に(およそ1日〜2週18
1の処理期間があり、そのあとにおよそ2週間〜3ケ月
の合い間が続く)投与されるので、トレミフエン処理も
また、薬剤の合い間が同時に開始するような周期で行な
われる。トレミフェン投与は細胞傷害性処理の5〜lO
日前に開始するので、トレミフエンの処理期間は細胞傷
害性処理期間よりも5〜10日長い。
前記の処理計画(treatment schedul
e)はトデメチルトレミフエンおよび4−ヒドロキシト
レミフェンにも同様に適用しうる。N−デメチルトレミ
フェンおよび4−ヒドロキシトレミフェンはトレミフエ
ンの代謝産物であり、トレミフエンでの処理期間のあい
だにMDR消失(MDRreversal)に効果的な
濃度に達する。
[実施例] 1インビト口試験 ドキソルビシン感受性細胞および耐性細胞におけるトレ
ミフェン+ドキソルビシンの組合せ物の効果を調べるた
めに、初期の細胞成長研究(Init1al cell
 growth studies)を行なった。
野生型0110−Kl細胞およびCIIO−Adr細胞
を用いて細胞培養を行ない、CIIO−Adr細胞は0
.4utr/m+のドキソルビシン存在下でのドキソル
ビシン耐性クローンの一連の段階的な遺沢により選択さ
れた。その細胞系はドキソルビシンに対して耐性を示し
たが、同時にビン力アルカロイド類(Vlnca al
kaloids) ,ダウノルビシン、アクチノマイシ
ンDおよびコルヒチンに対して交叉耐性を示した。耐性
細胞は、ドキソルビシン不存在下での細胞培養において
は安定であった。両細胞系は、5%新生ウシ血清、5%
ウシ胎児血?青、抗生物質および3IIIMグルタミン
で補われたflaws Pin培地内で培養された。細
胞は、5%COzにおいて37℃で、単層培養として維
持された。CIIO−Kl細胞およびCIIO−Adr
細胞内の薬剤感受性は、半自動比色NTTアッセイによ
って評価した。アッセイは、生存可能な細胞のミトコン
ドリアデヒドロゲナーゼによるNTT (3−14.5
−ジメチルチアゾール−2−イルA−2.5−ジフェニ
ルテトラゾリウムプロミド、チアゾリルブルー)の分光
光度計でIll定された青色のホルマザン産物への細胞
性還元(cellular reduetlon)に依
存する。9G−ウエルプレート上に細胞を播種し、5%
のCOZ内、37℃で12時間安置した。増殖培地中に
希釈された適切な薬剤濃度を24時間加えた。
95%エタノール倍液(ethanol stock 
solutlon)中にトレミフエンを溶解し、水中で
ドキソルビシン倍液を調製した。最終培地内のエタノー
ル濃度は0,1%を超えることはなく、細胞成長に影響
を及ぼさなかった。細胞は、24時間薬剤とともにイン
キユベーションされ、その後リン酸緩衝生理食塩水で2
度洗浄し、さらに48時間、200μpの新鮮な培地中
に配置した。このインキュベーションの最後に各ウエル
に0.l■のNTTを加え、4時間インキユベーション
した。
培地を注意深くアスピレーション(asplratIo
n)し、その結晶を100μgのDMSO (ジメチル
スルホキシド)中に可溶化した。540n一での吸光度
をエリザマルチスカンリーダー(ELISAMulNs
kan reader)で直ちに読取った。その結果は
、対照と比較した薬剤処理された細胞の吸光度の百分率
で表わした。
トレミフエンはα1一酸性糖タンパク質(AAG)にあ
る程度結合するため、このタンパク質はMDHの消失に
影響を与えうるかどうかを評価するためにある一連のテ
ストで成長培地に加えた。
桔果 このアッセイの結果を、第1表および第1図〜第6図に
示す。
(トレミフエンの毒性) CI10−Kl細胞系およびC110−^d『細胞系は
、トレミフエンの24時間接触に対して等しく感受性を
示した。10μ間以上のトレミフェンで毒性が見られた
。がん患者に見られるのと同じ濃度(2■/ml)で加
えられたAAGは、両細胞系をトレミフエン毒性から保
護した(第1図参照)。第1図はCIIO−Kl細胞系
(●−●、〇一〇)および0110−^dr細胞系(▲
一▲、Δ一Δ)における24時間接触後のトレミフエン
の濃度増加の影響を示すグラフである。第1図中、線:
●−●およヒIR : A−AハAAG (7)不存在
下、*: o−oおよび線:Δ一ΔはAAG(2■/m
l)の存在下のものである。
(トレミフエンによるドキンルビシン(アドリアマイシ
ン)細胞傷害性の相乗作用) トレミフェンの投与量を1μHからlOμHに堆加させ
ると、CIIO−Kl細胞におけるドキソルビシン毒性
の相乗作用が増大した。この効果は、より低いドキソル
ビシン濃度で最も顕著であった(第2図参照)。第2図
は、トレミフエンの不存在下(●−●)ならびにトレミ
フエン1μM (〇一〇)、 5.0μM (○・・・
O)お,よび10μM (●・・・●)の存在下での、
アドリアマイシンに対するCIIO−Kl細胞の感受性
を示すグラフである。
同時に、トレミフエンによるC110−^d『細胞の}
口乗作用はあったが、その度合はより大きかった(第3
図参照)。第3図はトレミフエンの不存在下(▲一▲)
ならびにトレミフエン 1.0μM (Δ一 Δ)、5
μM (ローロ)および10μM (■−■)の存在下
での、アドリアマイシンに対するCIIO一^d『細胞
の感受性を示すグラフである。
(トレミフエンによるドキ゛ハレビシン毒性の相乗作用
における八八〇の効果) CI10−Kl細胞系および0110−Adr細胞系(
よ、トレミフェン不7j在下で等4性であり、力1つl
Ou間のトレミフエンの77 (E下で残存物を同様1
こ還フしさせるドキソルビシン濃度でインキユベーショ
ンされた(第4図参照)。第4図は0.05μHおよび
0.1μHアドリアマイシンに対するそれぞれCIIO
−Kl細胞系およびCIIO−Adr細胞系の感受性な
らびにCIIO−Kl細胞系(●−●)およびCIIO
−Adr細胞系(▲一▲)におけるlOμHトレミフエ
ン存在下でのアドリアマイシン細胞障害性にz.tする
^AG  (0〜2mg/ml)の濃度1曽7Jl]の
影響を示すグラフである。0.1〜2mg / mlの
la度のAAGの効果は、トレミフエンによって生じた
相乗作用に関して計価した。0.5mg/ml以上の^
AGの濃度で、トレミフエンの相乗効果(よ徐々に泪失
し、最も高いレベルの2 mg / mlでCよ、ドキ
ソルビシン毒性に関するトレミフエンの効果はもはや存
在しなかった。これは、耐性のおよび野生型の細胞系両
方で起こった。なお、第1図〜第4図のグラフの縦軸は
対照に基づく%吸光度(%absorbancc or
 control)を示す。
(ドキソルビシン暢送(transport)に関する
トレミフエンの効果) 2μHトレミフエンは1μHドキソルビシンの薬剤蓄積
を、野生型CIIO−Kl細胞においては高めたが(第
5図参照)、耐性細胞においては高めなかった(第6図
参照)。第5図はトレミフエンの不存在下(●一●)お
よび10μHトレミフエンの存在下(ローロ)でのCI
IO−Kl細胞における1μHアドリアマイシンの取込
みの経過を示すグラフである。第6図はトレミフエンの
不存在下(▲一▲)およびlOμHトレミフエンの存住
下(一一1)でのCHO−^d『細胞における1μMア
ドリアマイシンの取込みの経過を示すグラフである。
(C110−Kllll胞およびCIIO−Adr細胞
におけるトレミフエンによるドキソルビシン毒性の相対
的相乗作用) トレミフエンの濃度を1曽加させると、相乗作用に対す
る用量反応曲線が急勾配となり、これは、野生型細胞よ
りも耐性細胞に対してより大きかった。以下の第1表に
、CIIO−Kl細胞およびCI10−^d『細胞のア
ドリアマイシンに対する感受性へのトレミフエンの効果
を示す。
[以下余白] 2つのヒトの卵巣がん細胞系におけるトレミフエンとド
゛キソルビシンとの組合せ物は、ファルモス・キャンサ
ー●リサーチ・ラボラトリー(ParIlos’ ca
ncer research laboratory)
で開発され、1つのヒトのメラノーマにおいては、ツル
ク・ユニバーシティー (Turku Univers
ity)、デパートメント・オブ・ガイネコロジ−(D
ept .o1’ gYnecOIogy)のグレンマ
ン博士(Dr. Grenman)によって開発された
方法 2つのヒトの卵果細胞系は、新鮮な漿液性の卵巣がん細
胞からイン・ビトロで確立された。
1%のストリッピングされていない (unstr[pped)ウシ胎児の血清を含aするイ
ーグルの最小基礎培地(MEN)で細胞を培養した。9
6個のウェルプレート上で、5%のCO2内37℃でア
ッセイを行なった。成長培地中にドキソルビシンを溶解
させ、95%のエタノール中にトレミフェンを溶解させ
、それからこれを或長培地で希釈した。エタノールの濃
度は0.07%を越えず、細胞の成長には影響しなかっ
た。生細胞(living eel!s)の数は、生物
発光方法で定量され、これは以前に記載されている(カ
ンガス●エル0(angas L)、二−ミネン●エー
一エル(Nlcmlnen A−L)、グレンルース・
エム(Gronroos M) :バイオルミネツセン
ス・オブeセルラー●エーティーピー(Blolusl
nescenceo1’ cellular^TP) 
:ア・二二一・メソッド・フォー・エバリュエーション
・オブ・サイトトキシック●エージェンツ●イン●ビト
ロ、エムイーディー◆ビーアイオーエル(a new 
method1’or evaluation or 
cytotoxlc agents Invltro.
 Wed. B1o1.)、!984年、62巻、33
8〜343頁参照)。
結果 以下の3つの表に結果を示す。
細胞系+10V−007においてトレミフェンおよびド
キソルビシンを用いた生細胞の数(対照値に基づく百分
率(per cent or control val
ues))を以下の第2表に示す。細胞の数は、3日間
培養したのち定ユした。
第 2 表 細胞系+10V−018においてトレミフェンおよびド
キソルビシンを用いた生細胞の数を以下の第3表に示す
(説明のため、前の表を参照)。ドキソルビシン濃度0
.1および0.3μg; / mlについて試験された
第 3 表 細胞は、両化合物に対してili独でほぼ耐性があるが
、組合せ物を川いることにより著しく感受性を増した。
ヒトメラノーマUV−ie− 1を用いて、細胞を2日
間培養した。トレミフエンおよびドキソルビシンのl農
度は、以下の第4表に示されるとおりである。
第 4 表 この細胞系は相対的にドキソルビシンI11独に対して
感受性が強いが、組合せ物、とくにドキソルビシン濃度
が低く、かつトレミフェン濃度が高いぼあい明確である
トレミフェンおよびドキソルビシンの組合せ物の効果は
、異なる細胞系で変化する可能性がある。しかしながら
、高濃度で最良の効果が達成される。これが臨床上でも
有効ならば、最も有効な抗11Jf瘍効果を達成するた
めに、高い投与僅のトレミフェンおよび細胞成長抑制剤
を用いるべきである。
Net’−7は確立されたヒト乳がん細胞系である。
これはエストロゲン受容体陽性(estrogenre
ceptor positive)であり、乳がん研究
におけるインビトロモデル(In vitro mod
el)で広く用いられる。オリジナルの細胞系はケン・
コーウエン博士(Dr. Ken Coven )  
(ナショナル・キャンサー・インスティチュート(Na
目ona ICancer Institute) 、
ベテスダ(Bethesda)、メリーランド(Mar
yland)、ユーエスエー(USA))より人手した
。ドキソルビシン耐性変異体MCF−7/DOX細胞系
は、細胞を、増加する濃度のドキソルビシンに段階的に
接触させることにより発生した。細胞は、コーニング7
5−cm” 組!フラスコ(CorniB 75−cm
2tissue Nasks)中で培養され、5%ウシ
胎児血lI?で補ったRPM1040培地を用いて5%
CO2および95%空気中で対数増殖(exponen
tlal growth)の状態に維持された。細胞1
曽殖(cellular prollreratlon
)の阻害は先に記載された方法(フォード・ジェイエム
(Ford JM)  プロジアレック・ダブリュシー
(Prozlalcck WC) 、ヘイト・ダブリュ
エヌ(llalt WN)  :ストラクチュラル・フ
ィーチャーズ・デターミニング・アクティビティー・オ
ブ・フェノチアジンズ・アンド・リレーティッドドラッ
グス・フォー・インヒビション・オブ・セル・グロース
・アンド・リバーサル・オブ・マルチドラッグ・レジス
タンス(Structuralrcaturcs dc
terIllning itct+Vity orpl
)cnotl+Iazlncs and relate
d drugs I’orInhibiNon orc
ell growth and reversal o
l’fflu口1drug resistance) 
、モレキュラ一〇ファ一マコロジー(Mo1.Phar
Ilacol.)、1989年、35巻、105〜11
5百参照)で測定した。細胞を96−ウエルマイクロタ
イターウエル上で100μρ容童で培徨した。その方法
の原理は薬物/組合せ薬物(drug /drug c
omblnaNons)の存在下で48時1iiJ !
II+胞を培養するというものである。このあと生細胞
をメチレンブルーで着色し、アップルU e (App
lcll e )コンピュータにうまく適合したマイク
ロタイタープレートリーダー (a+Icrotiter plate reader
)  (タイターテクモデル エムシーシー/340(
Tltertek ModelMCC/340)を用い
て分光光度計分析により定量した。細胞成長のll[l
害は、ビヒクル処理された対照培養物の吸光度に基づく
百分率として表わされる。ヒト血漿サンプルは、8週間
毎日10, 20、40、GO、200または400■
のトレミフェンを投与される臨床フェーズI研究に参加
している患者からえられた。血漿からの限外ろ過液(u
lLrar[ltraLes)は、血漿標本をアミコン
 シーエフ−10(AmIcon  CP−10)フィ
ルター(分子量、切捨てtoooo)中に配置し、つい
で20分間5000 Xgで遠心分離して調製した。限
外ろ過液は、臨床的に到達した濃度がMCP−7/DO
Xを感作するかどうか研究するために用いられた。増殖
培地の一部は血漿限外ろ過液に取りかえられ、細胞を4
日間増殖させ、そして着色し、前記のように定量した。
トレミフェンに加えて、トレミフェンの[t産物、N−
デメチルトレミフェンおよび4−ヒドロキシトレミフェ
ンもトレミフエンと同様に扱った。このように、抗エス
トロゲン性 (antlastrogenicHy)とMDRを消失
させる能力(MDR reversing abili
ty)との関係を研究することができた。
タモキシフェン、トレミフエンおよびN−デメチルトレ
ミフェンは、第5表および第7図に示すようにMCP−
7/DOX細胞においてMDRを消失させるのにほぼ等
しく効果的であった。低い内在性のエストロゲン性を有
し、より有力な抗エストロゲンである4−ヒドロキシト
レミフェンは、わずかに効力が低い。このことは、MD
Hの消失は化合物の抗エストロゲン特性によらないとい
うことを示唆している。臨床サンプル中のトレミフエン
十N−デメチルトレミフェンの濃度(20μH以上)は
MDI?をtrl失させるために必要とされるa度(1
0μM)以上が適当であった。患者の血冫−1I中のM
DR消失効果(MDR reversing erf’
ect)において明確な濃度一依存性が見られた(第8
図および第9図参照、番号づけされた点は患者サンプル
に関連する)。このことは、より多い投与量のトレミフ
ェンがMDR消失効果において適当であることを示唆し
ている。したがって、臨床上の実際面では、できる限り
高投与量でトレミフェンを投与することが望ましい。最
大許容投与In(IIaxiIlal tolerat
ed dose)は臨床フ工−ズI試験により約400
〜600■/日である。
これらの投与量で、効果的なMDR消失のために充分な
血漿および組織濃度に上昇させられる。
m要なのは、タモキシフェン処理においては、タモキシ
フエンの高い毒性のため、このように高tH度にはでき
ないということである。以下のT55表に、MDI?細
胞におけるドキソルビシン活性のトレミフェンおよび代
謝産物による相乗作用を示す。
[以下余白] ■インビボ試験 (町下披膜アッセイ(subrenal capsul
e assay))新軒なヒトの腫瘍の断片を、ネズミ
の腎臓の外側の彼膜(outer capsule)下
に移植した0 トレミフエン(150a+g / kg
経口投与)とともに、またはトレミフエンなしで細胞傷
害性薬の異なる組合せ物(各々の組合せの毒性により予
め選択された投与量)でネズミを処理した。対照動物に
は食塩水を注射した。肚瘍をインキユベーションしたの
ち、5目間連続して薬剤を与えた。
インキュベーション直後(初期サイズ(Initial
size))および動物が屠殺された6日目(最終サイ
ズ(final size))に、Il!f!瘍片の大
きさを接眼マイクロメータが取付けられた立体顕微鏡で
AI定した。最終サイズと初期サイズとの差は、IlF
瘍の成長または退縮(regression)を示す。
測定111位は、接眼マイクロメータ単位(OWU)で
あった。10 omuは1.0關と等しい。腫瘍のサイ
ズに加えて、動物の体重ま曽加を測定した。体重増加は
、処理の4性を示す。一般に、最終体重/テスト前体重
の比は0.80以上であるべきである。
そうでなければ、毒性は許容不可能であると考えられる
以下の第5表に、新鮮なヒトの腫瘍サンプルでの腎下披
膜アッセイ(SRCA)における細胞傷害性薬と組合さ
れたトレミフエンの効果を示す。
[以下余白] この結果から、とくにIII 17%が部分的にまたは
完全に細胞傷害性薬の組合せ物に耐性があるぱあい、ヒ
トの蝕瘍における細胞傷害性薬に対する感受性をトレミ
フエンが1曽加させうろことが示された。アッセイ中の
動物の体重増加は、トレミフェンの添加によっては影響
されなかった。
トレミフエンおよびドキソルビシンの抗肚瘍効果の計両
依存性(schedule dependency)は
、マウス充実性種瘍で研究された。ルイス・ラング(L
cvis Lung)(LL)またはメラノー7B−1
6111瘍細胞、2 X 106細胞/動物を雌性C−
57マウスの筋肉内に接種した。Ill 鳴を平均直径
1.5cmになるまで成長させ、その後以下の第6表に
示されるように、トレミフエン/ドキソルビシン処理を
開始した。I}fi瘍のサイズは、処理前およびlO日
後に、2つのディメンション(旧menslon)でM
1定され、平均値を肚瘍直径と見なした。動物の体重も
エ己録した。
この粘果から、トレミフェンおよびドキンルビシンがこ
の種瘍モデルにおいて同時に与えられたとき最良の抗肚
瘍効果を有することが示される。057マウスでのB−
1(iメラノーマにおいて、同様の結果かえられた。
[以下余白] 本研究において、野生型C110細胞(CIIO−Kl
)およびそのMDR変異体(CIIO−Adr)におけ
るドキンルビシンに対する感受性は、単独では細胞成長
を抑制しないトレミフェン濃度によって堆大しうること
が論証された。相乗作用の程度は、親細胞系よりもC1
10−^d『細胞系においてはるかに高い。しかしなが
ら、トレミフエンによるドキソルビシン細胞傷害性の変
調(a+odulaNon)の正確な機構は、不明確で
ある。2つの細胞系においてエストロゲン受容体は測定
できるほどのレベルのものではなかったので(結果は示
されていない) 、MDI?の消失は2つの細胞系のエ
ストロゲン受容体の状態に無関係であるという結論にな
る。スザーランド(Sutherland)ら(ネイチ
+ − (Nature)288: 273 〜275
頁参照)は、培養された細胞における大量のタモキシフ
エン投与により引き起こされた成長抑制効果がエストラ
ジオールにより消失させられえなかったことを観察し、
それらがエストロゲン受容体系とは無関係の機構を伴な
うということを示唆している。ラム(Ramu)ら(キ
ャンサー●リサーチ(Cancer Res.)44 
: 4392 〜4395頁参照)は、タモキシフエン
、クロミフェン、ナフオキシジンなどのトリパロノール
類似体によるMDHの消失を論証している。彼らは、M
DR細胞膜において報告されている増大した膜の硬直C
tsetsbranerigidity)はトリパロノ
ール類似体により減少し、それによってドキソルビシン
の拡散がより容易となり、その細胞傷害性が高められる
、ということを示唆している。フォスター(Foste
r)ら(シーエイチイーエムオーティーエイチイーアー
ル・ピーエイチェーアールエムエーシーオーエル(Ch
emo目1er.  Pharmacol.)22  
:  147  ″152頁参照)は、10μHのタモ
キシフエンまたはマレイン酸ベルヘキシレンでMCF−
7エストロゲン受容体陽性乳がん細胞系における多剤耐
性の変調を報告している。50nHのエストラジオール
の添加はタモキシフェンの効果を減じないので、タモキ
シフエンによるMDHの消失がエストロゲン依存性では
ないことを示唆している。しかしながら、Cl4−ドキ
ソルビシン蓄積は堆加せず、それに対して細胞が耐性を
有する抗がん剤の細胞内蓄積を増加させることのない機
構によリタモキシフエン(および他の類似体)がMDR
を変調しうる可能性が高まる。
プロテインキナーゼC(PKC)は、親和性の高いフォ
ルボールエステル受容体である。フォルボールエステル
および他の肚瘍プロモーターは、インビトロおよびイン
ビボで、ジグリセリド置換基および活性PKCとして作
用することにより機能を果たす。PKCは、種々の成長
促進信号をトランスダクションすると考えられており、
肚瘍促進に重要な役割を果たす可能性がある。細胞成長
の21整におけるPκCの重要性は、PKC抑制剤が効
果的な抗増殖剤であることがわかったことを示唆してい
る。オブライアン(0’Brlan)ら(ジャーナル・
オブ・ナショナル・キャンサ・インスティチュート(J
. Nat. CancernsL.)80 : 10
2g 〜1633j’f:参!II:0は、(のタモキ
シフエンと、酵素の触媒ドメイン(caLalytlc
domaln)に結合する化合物が介在するその主代謝
産物である4−ヒドロキシタモキシフエンとによるイン
ビトロのラットPKC活性の抑制および山) PKC活
性に対する抑制効果がMCF−7細胞系に見られるエス
トロゲン非哨失性の細胞傷害性効果と関連することにつ
いて報告している。ホーガン(llorgan)ら(ビ
ーアイオーシーエイチイーエム・ピーエイチェーアール
エム(旧ochetx.Pharv.) 35: 44
63 〜4405頁参照)は、タモキシフエンによるイ
ンビボのPKC活性の抑制について示している。したが
って、これらの結果はPKCの抑制がトレミフエンによ
る抗I}l瘍効果およびMDHの変調(modulat
ion)に重要な役割を果たすであろうことを強く示唆
する。最高のAAG濃度では、細胞生存度は、ドキソル
ビシンが単独で存在しているときのものとは衣ならなか
った。したがって高4度のAAGは、ドキソルビシン細
胞傷害性に対するトレミフエンの変調効果を坊げうる。
この研究の臨床上の意味は、トレミフェンおよびその代
1{産物が、効果的な細胞傷害薬および多剤耐性のモデ
ュレータ−(IIlodulator)と判明すること
ができ、その有効性に対する限定要因は高レベルのAA
Gとなりえたことである。化学療法におけるトレミフェ
ンまたはその代謝産物を添加する臨床上の拭みは、エス
トロゲン受容体の状態にかかわらず、抗がん剤の治療指
数を増大させることができた。
本発明により、化学的感作物質が臨床上適切な濃度に到
達し、ヒトにおいて維持されるというffifな報告が
示されている。これらの結果から、トレミフエンおよび
その代謝産物がヒトにおける他の細胞傷害性薬との組合
せにおいて腫瘍薬剤耐性の臨床上のモデュレーター (clinical sodulaLor)として用い
るのに独特に適していることが示される。
[発明の効果] 本発明によれば、細胞傷害性薬を用いたがん治療におい
て、該細胞障害性楽に対するがん細胞の多剤耐性を泪失
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCI10−Kl細胞系(●−●、〇一〇)およ
びCIIO−Adr細胞系(▲−▲、Δ一Δ)における
24時間接触後のトレミフエンの濃度増加の影響を示す
グラフである。第1図中、線:●−●および線:▲一▲
はAAGの不存在下、線:O一〇および線:Δ一ΔはA
AG  ( 2 mg/ ml )の存在下のものであ
る。第2図は、トレミフエンの不存(E下(●−●)な
らびにトレミフエン1μH(○−○)、5.0μM  
(0・・・○)およびlOμH(●・・・●)の存在下
での、アドリアマイシンに女・1するCIIO−Kl細
胞の感受性を示すグラフである。 第3図はトレミフェンの不存在下(▲一▲)ならびにト
レミフエン 1.0μM (Δ−Δ)、5μM (ロー
ロ)およびlOμM (■−■)の存在下での、アドリ
アマイシンに対するCIIO−Adr細胞の感受性を示
すグラフである。第4図はそれぞれ0、05μMおよび
0.1μHアドリアマイシンに対するCIIO−Kl細
胞系およびCIIO−Adr細胞系の感受性ならびにC
}10−Kl細胞系(●−●〉およびCI!O−Adr
細胞系(▲一▲)におけるlOμHトレミフェン存(I
E下でのアドリアマイシン細胞障害性に対するAAG 
 ( 0 〜2 mg/ ml )の濃度増加の影響を
示すグラフである。第5図はトレミフエンの不7l在下
(●一●)およびlOμHトレミフェンの77−在下(
ローロ)でのCIIO−Kl細胞における1μHアドリ
アマイシンの取込みの経過を示すグラフである。第6図
はトレミフェンの不存在下(▲−▲)およびlOμHト
レミフエンの存在下(一一一)での0110−Adr細
胞における1μHアドリアマイシンの取込みの経過を示
すグラフである。第7図は化学的感作物質(タモキシフ
ェンおよびトレミフエン)の濃度とMDR比との関係を
示すグラフである。第8図は血漿トレミフエンの濃度と
DOX相乗作用との関係を示すグラフである。第9図は
血漿デメチルトレミフエンの濃度とoox to乗作用
との関係を示すグラフである。 双匪!..!ヨ゛い 水容ゼシ よ匪!..!′l:lilP 求釜架セπ≧ソメr承套
氷ろ 14c一 アドリアマイシン (pmol/mgタンパク質) 0 〕4(,− 7 ドIJ アマイv> (pmoles
/mg  タンノクク質)一   一   〜   〜
    一一  〇  一  〇(jl   0 オ 7 口 O 2 4 6 8 10 12 [化学的感作物質](μM) オ8 図 −50 −25 O 25 50 75 100 125 150 DO×相乗作 用 (=A)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トレミフェンまたはその代謝産物N−デメチルトレ
    ミフェンもしくは4−ヒドロキシトレミフェンまたはそ
    の非毒性の薬学的に許容しうる塩からなる化合物を有効
    成分とする、細胞傷害性薬を用いたがん治療において該
    細胞傷害性薬に対するがん細胞の多剤耐性を消失させる
    ための薬剤。 2 化合物がトレミフェンである請求項1記載の薬剤。 3 細胞傷害性薬がアルキル化剤、細胞分裂抑制薬、代
    謝拮抗薬、白金化合物、抗生物質からなる群より選ばれ
    たものである請求項1または2記載の薬剤。 4 抗生物質がアントラサイクリン系抗生物質である請
    求項3記載の薬剤。 5 アントラサイクリン系抗生物質がドキソルビシンで
    ある請求項4記載の薬剤。
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