JPH0316248Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316248Y2
JPH0316248Y2 JP1382785U JP1382785U JPH0316248Y2 JP H0316248 Y2 JPH0316248 Y2 JP H0316248Y2 JP 1382785 U JP1382785 U JP 1382785U JP 1382785 U JP1382785 U JP 1382785U JP H0316248 Y2 JPH0316248 Y2 JP H0316248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ceramic varistor
sheet body
thin
margin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1382785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61129302U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1382785U priority Critical patent/JPH0316248Y2/ja
Publication of JPS61129302U publication Critical patent/JPS61129302U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316248Y2 publication Critical patent/JPH0316248Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野] 本考案は電極構造を改良した積層セラミツクバ
リスタに関する。 [考案の技術的背景とその問題点] 一般に積層セラミツクバリスタは、小型で耐サ
ージ特性等も優れており今後ますますその需要も
拡大する傾向にある。従来、一般化している積層
セラミツクバリスタは、第10図に示すようにセ
ラミツク半導体21間に多数の内部電極22が層
状に形成され、該内部電極22は一層おきに前記
セラミツク半導体21両端面に形成した外部電極
23,24で電気的に並列接続されている。しか
して、このように構成してなる積層セラミツクバ
リスタの形成手段としては、第11図に示すよう
に公知の手段で成形したバリスタ用セラミツクグ
リーンシートを所望の大きさに切断してなるセラ
ミツクシート体25の一方面にマージン部26を
残して例えばAu,Pt,Ag,Pdなどの電極材料
を含む電極ペーストを印刷塗布して内部電極22
を形成してなるセラミツク半導体21複数個を用
い、マージン部26の位置が交互に反対側になる
ように前記セラミツク半導体21を複数層積み重
ねて圧着した後焼結して一体化し、しかるのち両
端面に例えば銀ペーストを塗布焼付けて外部電極
23,24を形成してなるものである。しかしな
がら、上記のように構成してなる積層セラミツク
バリスタは、内部電極22位置合せが重要なポイ
ントとなるが、例えば内部電極22の印刷ずれに
よつて内部電極22先端に位置ずれイが発生した
場合、有効電極間面積がそれだけ小さくなるため
所期のサージ耐量またはエネルギー耐量が得られ
ない結果となり、また焼結過程で外部電極23,
24を形成する両端面に露出すべき内部電極22
が十分露出しない場合、そのままでは内部電極2
2と外部電極23,24が非接触状態となるため
焼結後サンド・ブラストか研削などを施し内部電
極22を露出させなければならず工数を多く要
し、加えてバリスタ用セラミツクグリーンシート
形成後はバツチ処理によらなければならず作業性
が悪く、さらには外部電極23,24によつて電
極間シヨートを防ぐため十分なマージン部26を
確保しなければならず小型化の阻害要因となつて
いた。 [考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、作
業性良好にして小型化または薄型化に貢献できる
高信頼性に富む新規な構成からなる積層セラミツ
クバリスタを提供することを目的とするものであ
る。 [考案の概要] 本考案の積層セラミツクバリスタは、両面の長
さ方向に両面交互に等間隔に細溝を設け、長さ方
向一方端から最初の細溝となる両面を余白部とし
て残して、他方端から最初の細溝となる反対面を
出発点として両面に千鳥状に交互に前記長さ方向
の一方端から最初の細溝を除いた細溝に連なる複
数の電極部を形成したセラミツクバリスタシート
体を用い、前記細溝を折曲部として、前記余白部
および前記他方端から最初の細溝となる面を外面
となるようつづら折りにして積み重ね一体化し、
前記電極部の折曲部外面を外部電極としたことを
特徴とするものである。 [考案の実施例] 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。すなわち第2図〜第4図に示すように例
えば酸化亜鉛、チタン酸バリウム、チタン酸スト
ロンチウム、炭化硅素、酸化鉄などを主成分と
し、他に数種類の金属酸化物を添加混合したセラ
ミツク材料を用い、押出法またはドクターブレー
ド法などで成形したバリスタ用セラミツクグリー
ンシート1両面の長さ方向に両面交互に等間隔に
細溝2を設け、長さ方向一方端から最初の細溝2
となる両面を余白部3として残して、他方端から
最初の細溝2となる反対面を出発点として両面に
千鳥状に交互に前記長さ方向一方端から最初の細
溝2を除いた細溝2に連なるようにAu,Pt,
Cu,Ag,Pd,Niなどからなる電極ペーストを
印刷塗布するか、または前記電極材料を蒸着し複
数の電極部4を形成してセラミツクバリスタシー
ト体5を得る。しかして、該シート体5を用い、
第5図に示すように前記細溝2を折曲部6として
前記余白部3および前記他方端から最初の細溝2
となる面の電極部が外面となるようにつづら折り
し、しかるのち、焼結して第1図に示すように一
体化して前記電極部4の折曲部6外面を外部電極
7として、該外部電極7に必要に応じて外部端子
(図示せず)を取着し、必要に応じて外装(図示
せず)を施してなるものである。 以上のように構成してなる積層セラミツクバリ
スタは、つづら折りによつて内部に位置した電極
部4がそのまま内部電極となる構造であるため重
要なポイントである内部電極の位置合せが不要で
あり、従来発生していた内部電極のそれぞれの位
置づれによる特性劣化の要因は皆無となるととも
に、従来必要としていた第11図に示すマージン
部26は不要となり、それだけ小型化または薄型
化に貢献できる。また細溝2形成部すなわちつづ
ら折りによつて設けた折曲部6の外面に位置した
電極部4がそのまま外部電極7となる構造である
ため特別な外部電極形成が不要であり、工程の簡
略化はもとより従来発生の危険性を有していた内
部電極と外部電極の非接触状態による特性劣化の
問題を完全に無視することができる。さらにバリ
スタ用セラミツクグリーンシート1の折曲部6と
する位置に細溝2を設けているため精度の高いつ
づら折りが容易であり、従来のバツチ処理による
ものと比較して作業性良好にして自動化が容易と
なりコストダウンに大きく貢献する利点をも有す
る。 つぎに以下に示す具体的実施例をもとに本考案
による小型化または薄型化の実態について述べ
る。すなわち酸化亜鉛を主成分としドクターブレ
ード法によつて成形した厚みが焼き上がりで50μ
mとなるようにしたバリスタ用セラミツクグリー
ンシートを用い電極材としてPtを用いたバリス
タ電圧が10Vでサージ耐量を50A 100A
200A 400Aに設定した本考案(A)それぞれと、
第10図に示す従来の参考例(B)それぞれの体積を
調べた結果、表に示すようになつた。
【表】 上表から明らかなように、サージ耐量によつて
差はあるが、同一サージ耐量のもの同志で本考案
(A)は従来の参考例(B)より約15〜20%も体積を小さ
くでき、小型または薄型化の市場要求に大きく応
え得る効果を示した。 なお上記実施例では単位素子を単独で作る場合
を例示して説明したが、第6図に示すように両面
の長さ方向に両面交互に等間隔に細溝8を設け、
長さ方向一方端から最初の細溝8となる両面を余
白部9として残し、上記実施例同様両面に千鳥状
に交互に複数の電極部10を形成した広幅のセラ
ミツクバリスタシート体11を用いつづら折りし
た後圧着−焼結し、しかるのち矢印方向に必要大
きさに切断するようにすれば一度に多数個得るこ
とができ、作業能率向上に大きく貢献できる。 また、上記実施例では幅方向の両端いつぱいま
で電極部を形成したものを例示して説明したが、
必要に応じて第7図および第8図に示すように両
面の長さ方向に両面交互に等間隔に細溝12を設
け、長さ方向一方端から最初の細溝12となる両
面を余白部13として残して、素子形成に必要な
面積の電極部14となるよう幅方向の両端および
電極部14間に幅方向に任意な間隔の余白部15
を設けたセラミツクバリスタシート体16を用
い、第6図に示すと同様につづら折り−圧着−焼
結し前記余白部15の中央部を縦方向に切断する
ようにすれば両側端部に一定の余白部を設けた構
造のものを得ることができる。 さらに上記実施例では外部電極となる折曲部外
面の電極部厚さを内部電極となる電極部厚さと同
一厚さのものを例示して説明したが、第9図に示
すように例えば印刷の場合はメツシユをその部分
だけ粗いものとするか、またはその部分だけ二度
印刷するか、蒸着の場合はその部分だけ多めに蒸
着して電極部17の折曲部18外面の電極部厚さ
を厚くしたセラミツクバリスタシート体19を用
いるようにすれば外部電極としての強度を高める
のに効果的である。図中20は細溝である。 [考案の効果] 本考案によれば作業性良好にして小型薄形化に
貢献できることはもとより、高信頼性に富み安価
で工業的価値の高い積層セラミツクバリスタを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例に係り、第
1図は完成された積層セラミツクバリスタを示す
斜視図、第2図は第1図を構成する途中一部を破
断したセラミツクバリスタシート体を示す斜視
図、第3図は第2図イ部を矢印方向にみた拡大
図、第4図は第2図ロ部を矢印方向にみた拡大
図、第5図は製造途中の説明図、第6図は本考案
の他の実施例に係る製造途中の説明図、第7図お
よび第8図は本考案の他の実施例に係る途中一部
を破断したセラミツクバリスタシート体を示すも
ので第7図は斜視図、第8図は側面図、第9図は
本考案の他の実施例に係るセラミツクバリスタシ
ート体を用いた製造途中の説明図、第10図およ
び第11図は従来の参考例に係り第10図は完成
された積層セラミツクバリスタを示す斜視図、第
11図は第10図の製造途中の説明図である。 1……バリスタ用セラミツクグリーンシート、
2,8,12,20……細溝、3,9,13……
余白部、4,10,14,17……電極部、5,
11,16,19……セラミツクバリスタシート
体、6,18……折曲部、7……外部電極、15
……余白部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両面の長さ方向に両面に等間隔に細溝を設
    け、長さ方向一方端から最初の細溝となる両面
    を余白部として残して、他方端から最初の細溝
    となる反対面を出発点として両面に千鳥状に交
    互に前記長さ方向一方端から最初の細溝を除い
    た細溝に連なる複数の電極部を形成したセラミ
    ツクバリスタシート体を用い、前記細溝を折曲
    部として、前記余白部および前記他方端からの
    最初の細溝となる面の電極が外面となるように
    前記セラミツクバリスタシート体をつづら折り
    にして積み重ね一体化したことを特徴とする積
    層セラミツクバリスタ。 (2) セラミツクバリスタシート体の電極部形成箇
    所の幅方向の両端部に余白部を設けたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    積層セラミツクバリスタ。 (3) 電極部の折曲部外面を外部電極としたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載の積層セラミツクバリスタ。 (4) 電極部の折曲部外面に位置する部分のみを厚
    くしたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれかに記載の積層セラ
    ミツクバリスタ。
JP1382785U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0316248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1382785U JPH0316248Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1382785U JPH0316248Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129302U JPS61129302U (ja) 1986-08-13
JPH0316248Y2 true JPH0316248Y2 (ja) 1991-04-08

Family

ID=30498189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1382785U Expired JPH0316248Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0316248Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61129302U (ja) 1986-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4322698A (en) Laminated electronic parts and process for making the same
JP3393524B2 (ja) Ntcサーミスタ素子
JP2023169178A (ja) 集積コンデンサフィルタおよびバリスタ機能を有する集積コンデンサフィルタ
JPH0316248Y2 (ja)
EP1154482A2 (en) Low inductance multilayer chip and method for fabricating same
JPH0316246Y2 (ja)
JPH0316247Y2 (ja)
JPH0316245Y2 (ja)
JPH0316250Y2 (ja)
JPH0316249Y2 (ja)
JPH0342668Y2 (ja)
TW202109579A (zh) 低電感元件
JP2002184609A (ja) 積層型バリスタ
JP3266477B2 (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPH0338812A (ja) 積層コンデンサ
JPS61283109A (ja) 積層コンデンサの製造方法
US11705277B2 (en) Multilayer capacitor
JP2001044059A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPS6228740Y2 (ja)
JP3960439B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
KR850001769B1 (ko) 세라믹 커패시터 및 그 제조방법
JPH0410674Y2 (ja)
JP3114523B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPS6262446B2 (ja)
KR102057915B1 (ko) 적층 커패시터