JPH03162153A - 同報通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、セルの高速交換を行なうＡＴＭスイッチに
おいて、受信したセルを該スイッチが持つ、ある一部の
出線に対して同報通信方式を行なう場合に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

ＡＴＭ　（＾ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ　Ｔｒａｎｓｆｅ
ｒ　Ｍｏｄｅ）では、情報を固定長のセルに分割し送信
する。そのセルのフォーマットを第７図に示す。第７図
において、（３ｌ）はヘッダであり、ヘッダ（３１）は
データ部の属する論理チャネル番号を含む。論理チャネ
ル番号はそれぞれの入線に独立して設定されている。（
３２）は送信される情報が設定されているデータ部であ
る．入線からセルを受信したＡＴＭスイッチは、このヘ
ツダ（３１）を解析して目的となる出線へセルを転送す
る。ＡＴＭスイッチには、例えば第６図に示される出カ
バッファ形ＡＴＭスイッチがある。第６図において（２
１０）は時分割バス、（２２０）〜（２２２）は直並変
換装置、（２３０）〜（２３２）　はアドレスフィルタ
、（２４０）〜（２４２）はＦＩＦＯバッ７　ｙ、（２
５０）　〜（２５２）は並直列変換装置、（２６０）〜
（２６２）は入線、（２７０）〜（２７２）は出線であ
る。直並列変換装置は１木の入線に対して１つ、アドレ
スフィルタ、ＦＩＦＯバッファ、並直列変換装置は、１
本の出線に対してそれぞれ１つずつ設けられる。

次に動作について説明する。例えばセルを入線（２８０
）から受信し出線（２７１）へ送信する場合、直並列変
換装置（２２０）は、セルのヘッダ（３ｌ）に設定され
ている論理チャネル番号からスイッチの出線番号とその
出線での論理チャネル番号を求め、セルのヘッダ（３１
）を、求めた論理チャネル番号に書き換える。第８図は
時分割バス（２１０）でのセルの転送形式を示しており
、（４１）は出線番号である。

直並列変換装置（２２０）は、第８図に示すフォーマッ
トのようにセルのヘッダ（３１）に、出線（２７１）に
対応する出線番号（４１）を付与する。その後直並列変
換装置（２２０）は、セルを並列化し時分割バス（２１
０）一に渡す。アドレスフィルタ（２３０１〜（２３２
）は、時分割バス（２１０）内にあるセルのうち、ヘッ
ダ（３１）に付与された出線番号（４ｌ）がアドレスフ
ィルタ（２３０）〜（２３２）の接続している出線番号
と等しいもののみを取り込む。従って、この場合、アド
レスフィルタ（２３１）がセルを取り込む。アドレスフ
ィルタ（２３１）に取り込まれたセルは、出線番号が除
去されて第７図に示すフォーマットとなり、必要に応じ
てＦＩＦＯバッファ（２４１）で待ち行列を作る。その
後セルは、並直列変換装置（２５１）で直列化され、出
線（２７１）に送信される。

従来、パケットの同報通信方式に関して、特開昭６３−
１６９８４９号公報に示すものがある。この方式は、入
線側で受信したパケットが同報であるか否かを判定する
テーブルをサーチし、同報であるなら、入線番号と同報
を示す情報をパケットに付与して、出線側に渡す。出線
側では、渡されたパケットが同報であるなら、該パケッ
トに設定されている入線番号と入線側での論理チャネル
番号から、出線側で持つテーブルをサーチして、該同報
パケットを受信するか否かを決定することにより、ある
一部の出線への同報通信を実現する。

更に、同報通信方式にアドレスフィルタを使用し、パケ
ットデータをアドレスフィルタによって特定の送信端へ
振り分けるものとして、特開昭６３−９４７４２号公報
に示されるものがあるが、このものは、同報通信データ
が付与されたパケットデータ内容とアドレスフィルタ内
容との一致判定により、パケットデータを振り分ける送
信端を決定するものである。

（発明が解決しようとする課題） 以上のような出力バッファ形ＡＴＭスイッチにおいて、
前記パケットの同報通信方式の技術を用いてある一部の
出線に同報通信を実現することは可能であるが、入線側
で受信したセルが同報であるか否かの判定を行なうため
のテーブルを持たねばならず、またセルに同報を示す情
報を付与せねばならず、そのため同報通信を行なう出線
に変更がある毎に、セル及びテーブル内容の同報を示す
情報を変更する必要があり、同報の通信の処理時間が長
くまた複雑化するため、高速な同報通信ができないとい
った問題点があった。

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
ので、入線側で受信したセルが同報であるか否かの判定
を行なうためのテーブルを持たず、またセルに同報を示
す情報を付与することなく、同報通・信を行なわない場
合と同じ方法で、ある一部の出線に同報通信を行なう方
式を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ この発明における同報通信方式は、転送用データが設定
されたデータ部と該データ部の属する論理チャネル番号
が設定されたヘッダより構成されているセルをの人線よ
り受信し、受信したセルの論理チャネル番号に従いセル
を該当する出線へ転送するＡＴＭスイッチを備え、該Ａ
ＴＭスイッチに、受信したセルに入線番号を付与する手
段と、セルに付与された入線番号と論理チャネル番号と
ともにセルを転送すべき出線論埋チャネル番号を設定し
たテーブルを備え、該テーブル中の入線番号と論理チャ
ネル番号と、セルに設定された入線番号と論理チャネル
番号とが一致したセルを選択するアドレスフィルタを設
けたものである。

（作用） この発明におけるＡＴＭスイッチのアドレスフィルタは
、時分割バスにあるセルのヘッダに付与した入線番号と
ヘッダ内の論理チャネル番号によりアドレステーブルを
サーチして、該セルを取り込むか否かを決定することに
より一部の出線のみの同報通信を実現する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第２図に、ＡＴＭスイッチで同報通信を実現するために
、直並列変換装置がヘッダ（３ｌ）に入線番号を付与し
たセルの時分割バス（２１０）での転送フォーマットを
示す。

この図において、線番号（ｌ２）には、セルを受信した
入線番号が設定される。第３図、第４図、第５図は、そ
れぞれ第１図におけるアドレスフィルタ（２３０ａ）　
，　（２３１ａ）　，　（２３２ａ）に設定されている
アドレステーブルを示す。これらアドレステーブルは、
セルに設定されている入線番号、論理チャネル番号から
サーチされる。サーチ後、アドレステーブルの出線論理
チやネル番号欄に出線論埋チャネル番号が設定されてい
たなら、アドレスフィルタはセルを取り込み、該セルの
ヘッダ（３ｌ）内の論理チャネル番号をアドレステーブ
ル中の出線論埋チャネル番号に書き換える。またアドレ
ステーブル中の出線論理チャネル番号欄にＸが設定され
ている場合、アドレスフィルタは該セルを取り込まない
。

今、第１図において、入線（２６１）からヘッダ（３ｌ
）に論理チャネル番号１を持つセルを受信した場合、直
並列変換装置（２２１）は、セルを受信した入線の番号
である（２６１）をヘッダに付与して、時分割バス（２
１０）　に渡す。すべてのアドレスフィルタ（２：ｌＯ
ａ）〜（２３２ａ）は、時分割バス（２１０）にあるセ
ルのヘッダからそれぞれが持つアドレステーブル第３図
、第４図、第５図をサーチし、該セルを取り込むか否か
を決定する。即ち、アドレスフィルタ（２３０ａ）は、
第３図のアドレステーブルにより入線番号（２６１）　
、論理チャネル番号１に対応する出線論理チャネル番号
欄は１であるためセルを取り込みセルのヘッダ（３ｌ）
に含まれる論理チャネル番号を１に書き換える。アドレ
スフィルタ（２３１ａ）も、第４図のアドレステーブル
により対応する出線論理チャネル番号欄は０であるため
セルを取り込みヘッダ（３ｌ）に含まれる論理チャネル
番号をＯに書き換える。またアドレスフィルタ（２３２
ａ）は、第５図のアドレステーブルにより対応する出線
論理チャネル番号欄はＸになっているため該セルを取り
込まない。以上の動作により、入線（２６１）から受信
したセルをＡＴＭスイッチが持つ一部の出線（２７０）
　，　（２７１）　に転送する同報通信が実現ざれる。

また、この方式によりセルを放送しない場合は、セルを
放送する場合と同様な方法によって実現される。即ち、
ある１つのアドレスフィルタが持つアドレステーブルの
みにセルを取り込む情報を設定することによって、１本
の出線からセルが送イ言される。

なお、上記実施例で用いたアドレステーブルのフォーマ
ットは、第３図ないし第５図に限定しない。また、出力
バッファ形ＡＴＭスイッチの構成は第２図に限定しない
。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、１つの入線から受信し
たセルを入線側でテーブルをサーチ、及びセルに同報通
信用の特殊な情報を設定することなく、所定の出線に同
報通信することができるため、同報通信の処理時間が短
縮するとともに、処理が簡略化されることから高速な同
報通信が行なえる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例における出力バッファ形ＡＴＭスイッ
チを示す図、第２図は、この発明においてＡＴＭスイッ
チ内で線番号が付与されたセルのフォーマットを示す図
、第３図、第４図、第５図は、それぞれ第２図の出力バ
ッファ形ＡＴＭスイッチにおけるアドレスフィルタ（２
３０）　，　（２３１）（２３２）が持つアドレステー
ブルを示す図、第６図は従来の出力バッファ形ＡＴＭス
イッチを示す図、第７図はＡＴＭスイッチ外でのセルの
フォーマットを示す図、第８図は従来の出力バッファ形
ＡＴＭスイッチ内において出線番号が付与されたセルの
フォーマット示す図である。 図において、（２３０ａ）〜（２３２ａ）はアドレスフ
ィルタ、（２６０）〜（２６２）は入線、（２７０）〜
（２７２）　は出線。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 転送用データが設定されたデータ部と該データ部の属す
   る論理チャネル番号が設定されたヘッダより構成されて
   いるセルを入線より受信し、受信したセルの論理チャネ
   ル番号に従いセルを該当する出線へ転送するＡＴＭスイ
   ッチを備えたデータ通信方式において、前記ＡＴＭスイ
   ッチに、受信したセルに入線番号を付与する手段と、セ
   ルに付与された入線番号と論理チャネル番号とともにセ
   ルを転送すべき出線論理チャネル番号を設定したテーブ
   ルを備え、該テーブル中の入線番号と論理チャネル番号
   と、セルに設定された入線番号と論理チャネル番号とが
   一致したセルを選択するアドレスフィルタを備えたこと
   を特徴とする同報通信方式。