JPH03161298A - 丸刃裁断機と裁断方法 - Google Patents

丸刃裁断機と裁断方法

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Publication number
JPH03161298A
JPH03161298A JP29665889A JP29665889A JPH03161298A JP H03161298 A JPH03161298 A JP H03161298A JP 29665889 A JP29665889 A JP 29665889A JP 29665889 A JP29665889 A JP 29665889A JP H03161298 A JPH03161298 A JP H03161298A
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JP
Japan
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cut
round blade
point
cutting
blade
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JP29665889A
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English (en)
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Ryosuke Fukumoto
福元 亮介
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03161298A publication Critical patent/JPH03161298A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26FPERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
    • B26F1/00Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
    • B26F1/38Cutting-out; Stamping-out
    • B26F1/3806Cutting-out; Stamping-out wherein relative movements of tool head and work during cutting have a component tangential to the work surface
    • B26F1/3813Cutting-out; Stamping-out wherein relative movements of tool head and work during cutting have a component tangential to the work surface wherein the tool head is moved in a plane parallel to the work in a coordinate system fixed with respect to the work
    • B26F1/3826Cutting-out; Stamping-out wherein relative movements of tool head and work during cutting have a component tangential to the work surface wherein the tool head is moved in a plane parallel to the work in a coordinate system fixed with respect to the work using a rotary circular cutting member

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主に紙や布地を所定の形状に切断する丸刃裁
断機と、丸刃を使用して行う裁断方法に係り、特にあら
かじめコンピュータにインプットされたプログラムに従
って切断を行う丸刃裁断機と、これを使用して行う裁断
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の裁断技術としては、特公昭56−215
58号公報および特公昭57−61557号公報等に記
載されている技術がある。
これらの従来技術では、往復運動または回転運動する切
断刃を有し、あらかじめプログラムされた形状あるいは
センサ等により形状を認単しながら、前記切断刃の向き
(以下、「刃角Jという)をステッピングモータ等によ
り切断方向に向くように制御し、紙や布地を切断するよ
うにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術では、切断刃をXY方向に動かすだけでな
く、刃角を切断すべきパターンに応じて複雑に制御する
必要がある。このため、刃角を制御する専用のモータを
はじめとして位置検出器や制御装置が必要であり、装置
が大がかりなものとなり、高価になる問題があった。
本発明の第1の目的は、刃角を切断すべきパターンに合
わせて制御するための特別大がかりな手段を必要とせず
、XYテーブルの移動操作により、切断すべき形状に丸
刃の刃角を合わせることができる丸刃裁断機を提供する
ことにある。
本発明の第2の目的は、紙や布地等の被切断物の性状に
合わせて、所定の形状に被切断物を的確に切断し得る丸
刃裁断機を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、丸刃裁断機を使用し、刃
角を簡単なプログラムで制御し、所定の形状に自動的に
、かつ正確に切断し得る裁断方法を提供することにある
さらに、本発明の第4の目的は、鋭角をはさんで切断す
べき2辺が交わっている部分をも、被切断物に余分な傷
を与えず、的確に切断し得る裁断方法を提供することに
ある。
そして、本発明の第5の目的は、凹凸の大きい、裁断台
上で滑り易い被切断物をも、しわの発生を押さえつつ切
断し得る裁断方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段〕 前記第1の目的を達戒するため、本発明の丸刃裁断機は
、裁断台上に搭載されたXYテーブルに、Z軸に沿って
上下移動可能でかつZ軸を中心に回転可能な回転軸を保
持し、この回転軸を上下方向に移動させる移動手段を設
け、前記回転軸の下端部に、この回転軸とは裁断進行方
向に対して、後方に偏心した位置に、丸刃を回転可能に
支持するとともに、この丸刃を回転駆動部に連結したも
のである。
前記第2の目的を達戒するため、本発明の丸刃裁断機は
、前記回転軸と丸刃の取付け位置との偏心量を、被切断
物の性状に合わせて調節可能に構成したものである。
前記第3の′目的を達戒するため、本発明の裁断方法は
、丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切断す
べき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の点に
向かって切断することとし、直線状の辺では切断すべき
当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、前記始点から
逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中心を合わせ、か
つ丸刃を自由回転の状態とし、曲線状の辺では切断すべ
き当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、接線方向に
前記始点から逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中心
を合わせ、かつ丸刃を自由回転の状態に置き、次に前記
延長線上に沿って丸刃を前記始点まで自由回転の状態で
移動させ、切断すべき当該辺に丸刃の向きを合わせ、つ
いで丸刃を回転させ、切断すべき当該辺の始点から終点
まで切断していくことを特徴とする。
また、前記第4の目的を達戒するため、本発明の裁断方
法は、丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切
断すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の
点に向かって切断することとし、最初に切断すべき辺で
は切断すべき形状の外でかつ原点から離れた位置に丸刃
を自由回転の状態に置き、この位置から前記丸刃を原点
まで自由回転の状態で移動させ、最初に切断すべき辺に
丸刃の向きを合わせ、次に切断すべき辺からは相隣接す
る辺と辺とが交わる点まで切断したのち、丸刃の回転駆
動を停止させ、XYテーブルを移動させて切断すべき形
状の外側で丸刃をほぼ扇形軌跡上に移動させ、切断すべ
き当該辺に丸刃の向きを合わせ、切断すべき当該辺の始
点で丸刃を回転駆動させ、切断していくことを特徴とす
る。
さらに、前記第5の目的を達成するため、本発明の裁断
方法は、鋭角をはさんで切断すべき2辺が交わっている
個所の切断時には、2辺のうちの1辺を切断後、丸刃の
回転を停止させ、かつ丸刃を上昇させ、ついで丸刃を次
に切断すべき辺上に移動させたのち、丸刃を下降させて
次に切断すべき辺上に置き、ついで丸刃を次に切断すべ
き辺に沿って移動させ、次に切断すべき辺に丸刃の向き
を合わせた上で、前に切断した辺の終点でありかつ次に
切断すべき辺の始点に丸刃を移動させ、この点で丸刃を
回転駆動させ、切断すべき当該辺の始点から終点に向か
って切断していくことを特徴とする。
そして、前記第6の目的を達戒するため、本発明の裁断
方法は、凹凸の大きい、裁断台上で滑り易い被切断物の
切断時には、被切断物の上に薄いシートを敷き、真空に
よりこのシートと被切断物を吸引して固定し、切断する
ことを特徴とする.〔作用〕 本発明では、裁断台上に紙や布地等の被切断物を手作業
または自動延反機で敷き、あらかじめ決められた形状に
切断するに当たって、切断すべき形状の相隣接する辺と
辺とが交わる点から次の辺と辺とが交わる点へ向かって
切断する。被切断物を例えば第4図に示す形状に切断す
る場合に、辺HAと辺ABとが交わる点Aから、辺AB
と辺BCとが交わるB点に向かって切断するものとする
この場合(辺ABを切断する場合)、辺CBと辺BAと
が交わる点Bから、辺BAと辺A}{が交わる点Aへ向
かって切断してもよい。
そして、本発明の1つの裁断方法としては、直線状の辺
の切断時、つまり例えば第4図に示す形状の辺ABを切
断する場合、始点を点Aとし、終点を点Bとするとき、
次のように切断する。
すなわち、丸刃を上昇させ、自由回転の状態で、XYテ
ーブルを動かし、丸刃の中心を、点Aと点Bとを結ぶ直
線を始点である点Aから逆方向に延ばした延長線上の点
A′上に配置する。
続いて、回転軸の移動手段を下降側に動作させ、回転軸
を介して丸刃を下降させ、被切断物上で前記点A゛に置
く。
ついで、丸刃を自由回転の状態で、XYテーブルを動か
して丸刃の中心を前記点A“から点Aへ移動させる。前
記丸刃の中心が点A“から点Aへ移動する過程では、回
転軸に丸刃が裁断進行方向に対して後方に偏心した位置
に取付けられ、かつ回転軸の周りに自由に回転可能とな
っているため、前記点A゜から点Aへ移動する間に、切
断すべき辺ABの方向に丸刃の刃角が合致する。
前記丸刃の中心が点Aに移動した時点で、回転駆動部を
駆動し、丸刃を回転駆動させ、XYテーブルを動かし、
辺ABを切断する。そして、辺ABの終点であるB点に
丸刃の中心が移動した時点で、XYテーブルの移動を停
止させ、丸刃の回転を停止させ、回転軸の移動手段を上
昇側に動作させ、回転軸を介して丸刃をいったん上昇さ
せる。
前記第4図に示す形状の直線状の辺BC、辺CD、辺E
Fおよび辺GHも前記辺ABと同様の操作により切断す
る。
次に、この裁断方法において曲線状の辺の切断時、つま
り例えば第4図に示す形状の辺DEを切断する場合で、
始点を点Dとし、終点を点Eとするとき、次のように切
断する。
すなわち、丸刃を上昇させ、XYテーブルを動かし、丸
刃の中心を、点Dと点Eを結ぶ曲線に対して、点Dから
逆方向に外挿した延長線上の点D9上に配置する。
続いて、回転軸の移動手段を下降側に動作させ、回転軸
を介して丸刃を下降させ、かつ丸刃を自由回転の状態と
し、XYテーブルを動かし、丸刃の中心を点D゜から点
Dへ移動させる。
これにより、前述のごとく、回転軸に丸刃が裁断進行方
向に対して後方に偏心した位置に取付けられ、かつ回転
軸の周りに自由に回転可能となっているため、前記点D
゜から点Dへ移動する間に、切断すべき辺DEの形状に
丸刃の刃角が合致する。
前記丸刃の中心が点Dに移動したのちは、回転軸の移動
手段と、丸刃の回転駆動部と、XYテーブルとを前記直
線状の辺の切断時と同様に操作し、点Dから点Eまで、
所定の曲線状に切断する。
前記第4図に示す形状の他の曲線状の辺FC、辺HAも
前記辺DEと同様の操作より切断する。
以上の説明からもわかるように、本発明のこの裁断方法
では、切断刃の向きを制御するための特別大がかりな手
段を必要とせず、回転軸に対して偏心位置に取付けられ
た丸刃の、前記回転軸周りの自由な回転運動と、XYテ
ーブルの移動操作とにより、切断すべき形状に刃角を合
わせることができるし、刃角を簡単なプログラムで制御
し、所定の形状に自動的に、正確に切断することができ
る。
本発明のもう1つの裁断方法では、第5図に示すように
、原点AからBまでの最初に切断すべき辺の切断時は、
前記裁断方法と同様であるが、2回目に切断すべき辺B
Cからは、次のようにして切断する。すなわち、始点を
点Bとし、終点を点Cとするとき、丸刃を自由回転の状
態とし、かつ丸刃を下降させた状態のまま、XYテーブ
ルを動かし、前記点Bを中心として、切断形状の外側で
丸刃をほぼ扇形軌跡上に移動させる。その間、丸刃の中
心がB点に向かう過程で、切断すべき当該辺BCの形状
に刃角が合致する。
その後、丸刃の中心がB点に移動した時点で回転駆動部
を駆動し、丸刃を回転駆動させ、XYテーブルを動かし
、点Bから点Cへ向かって切断する。
ついで、C点まで切断後、丸刃の回転を停止させる。
前記第5図に示す形状において、辺CD,辺DE、辺E
F, i22Fc、辺GHおよび辺HAを切断するとき
も、前述したところと同様の操作で切断していく。
本発明のこの裁断方法では、切断すべき辺の2回目から
の切断時に、丸刃を昇降させずに切断すべき辺の形状に
刃角を合わせることができるので、各部の制御プログラ
ムをより一層単純化するとともに、切断に要する総時間
を短縮することができる。
さらに、本発明の裁断方法では、鋭角をはさんで切断す
べき2辺が交わっている部分の切断時、例えば第6図に
示す形状の辺FMと辺IGを切断する場合は、次のよう
にして行う。
いま、辺Flを切断したのちに、辺ICを切断するもの
とし、かつ辺IGは始点を点Iとし、終点を点Gとする
とき、辺Flは前述と同様の操作で切断する。
次に、辺IGを切断するとき、点Iで丸刃の回転を停止
させ、回転軸の移動手段を上昇側に動作させ、丸刃を上
昇させ、XYテーブルを動かして丸刃の中心を辺IG上
の点Il上まで移動させる.この点■“上で回転軸の移
動手段を下降側に動作させ、丸刃を下降させ、この丸刃
の中心を点■1に置く。
ついで、点■1から辺IG上で点G側寄りのJ点まで丸
刃を自由回転の状態で移動させる。これにより、切断す
べき辺IGの形状に刃角を合わせることができる。
次に、点Jで回転軸の移動手段を上昇側に移動させ、回
転軸を介して丸刃を上昇させる。ついで、XYテーブル
を動かし、丸刃を点lへ移動させる。
続いて、回転軸の移動手段を下降側に動作させ、丸刃を
下降させ、前記点Iへ置く。ついで、回転駆動部を駆動
し、丸刃を回転させたのち、XYテーブルを動かし、点
Iから点Gへ向かって移動させ、辺!Gを切断する。
これにより、被切断物がトリコット地やウール地のよう
に、わずかな切断刃の押圧でも傷つくような生地であっ
ても、余分な傷を与えず、的確に切断することができる
本発明の裁断方法では被切断物が凹凸の大きい、裁断台
上で滑り易い生地の場合には、その被切断物の上に薄い
シートを敷き、真空によりこのシートと被切断物を吸引
して固定し、切断してもよい。
これにより、被切断物が例えばバルキー地のような、凹
凸の大きい、裁断台上で滑り易い生地であっても、しわ
の発生を押さえながら切断することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1〜3図は本発明丸刃裁断機の一実施例を示すもので
、第1図は全体の概要を示す斜視図、第2図は要部の斜
視図、第3図は要部の拡大正面図である。
これらの図に示す実施例の丸刃裁断機では、裁断台1上
にXYテーブル2が搭載されている。
前記XYテーブル2には、ブラケット3が取付けられて
いる。このブラケット3には、カッタ取付け台用の回転
軸4と、この回転軸4の移動手段であるエレベータl5
と、このエレベータ15の駆動手段とが装着されている
前記回転軸4は、第2図に示すように、前記ブラケット
3にヨーク5を介して回転可能に、かつZ軸に沿って上
下方向に移動可能に保持されている。この回転軸4には
、上端部にスリップリング6が取付けられ、ほぼ中間部
には圧力調節用ばね7が設けられ、下端部には丸刃取付
け台8と、丸刃用の回転駆動部10を構戒しているモー
タ11とが取付けられている。
前記丸刃取付け台8は、第3図に示すように、前記回転
軸4とは裁断進行方向Rに対して、後方に角度α、偏心
した位置に取付けられている。前記丸刃取付け台8には
、第2図および第3図に示すように、丸刃9が回転可能
に支持されている。
そして、前記丸刃取付け台8の角度αは調節可能に構威
されており、前記角度αを変えることにより回転軸4に
対する丸刃9の偏心量βを被切断物Sの性状に合わせて
調節し得るようになっているが、丸刃取付け台8の角度
αを調節する手段は図面では省略されている。
前記丸刃9の回転駆動部10は、この実施例では第3図
に示すように、前記回転軸4の下端部に取付けられたモ
ータ1lと、これの回転軸に取付けられた駆動側タイミ
ングプーり12と、前記丸刃9の回転軸に取付けられた
被動側タイミングプーり13と、前記駆動側タイミング
プーり12と被動側タイミングプーリl3間にかけ渡さ
れたタイミングベルト14とを有して構成されているが
、これに限らず、被切断物Sを切断する方向に丸刃9を
回転させ得る構成であればよい。
前記回転軸4の移動手段であるエレベータ15は、第2
図に示すように、ブラケット3にクロスローラウエイ1
6を介して昇降可能に支持されている。このエレベータ
15は、昇降駆動部17に連結されている。
前記エレベータ15の昇降駆動部l7は、第2図に示す
ように、ステッピングモータl8と、これの回転軸にカ
ップリング19を介して連結されたボールねじ20と、
前記エレベータl5の内部に固定されかつ前記ボールね
じ20に螺合されたナット(図示せず)とを有して構戒
されている。
次に、前記実施例の丸刃裁断機の作用に関連して、本発
明裁断方法を説明する。
第4図は本発明裁断方法の一実施例を示すもので、切断
すべき形状と、切断過程を示す説明図である。
まず、本発明裁断方法では、第l図に示す裁断台l上に
被切断物Sを手作業または自動延反機により敷き、あら
かじめ決められた切断すべき形状の相隣接する辺と辺と
が交わる点から次の点へ向かって切断することとしてい
る。
すなわち、第4図に示す実施例では、相隣接する辺HA
と辺ABとが交わる点Aを原点とし、辺ABと辺BCと
が交わる点Bへ向かって切断し、点Bから辺BCと辺C
Dとが交わる点Cへ向かって切断し、以下点C一点D一
点E一点F一点G一点H一点Aへ向かって切断していく
ようにプログラムされているものとする。
そこで、前記辺ABを、始点を点Aとし、終点を点Bと
して切断する場合には、次のようにする。
すなわち、エレベータ15により回転軸4を上昇させ、
この回転軸4を介して丸刃9を上昇させ、かつ丸刃9の
回転を停止させた状態でXYテーブル2を動かし、点A
と点Bとを結んだ直線を始点である点Aから逆方向に外
挿した破線で示す延長線上の点A゜上に丸刃9の中心を
配置する。点Aと点A’間の距離は、丸刃9を被切断物
S上に置き、回転軸4とは裁断進行方向Rに対して偏心
した位置に取付けられている丸刃9の中心を点A゛から
点Aまで移動させたときに、少なくとも切断すべき当該
辺ABの形状に丸刃9の刃角を合わせるために必要な長
さに設定する。この長さは、通常5cm前後であればよ
い。
前記丸刃9の中心を点A′上に配置したのち、エレベー
タl5を下降側に動作させ、回転軸4を介して丸刃9を
下降させ、被切断物Sに丸刃9を接地させ、丸刃9の中
心を点A′上に置く。この過程では、丸刃9は自由回転
の状態におかれる。
なお、被切断物S上に丸刃9が接地した状態では、第2
図および第3図に示す圧力調節用ばね7により被切断¥
!!JSに丸刃9が適正な押圧力で圧接されているが、
丸刃9は自由回転のままで、これを回転駆動させない限
り、被切断物Sは切断されないようになっている。
次に、XYテーブル2を動かし、丸刃9の中心を点A’
から点Aへ移動させる。この距離A’Aを移動する間に
、切断すべき当該辺ABの形状に丸刃9の刃角が合致す
る。
前記丸刃9の中心を点Aへ移動させたのち、回転駆動部
10のモーク1lを駆動し、丸刃9を回転させ、続いて
XYテーブル2を動かし、被切断物Sを点Aから点Bへ
向かって切断する。
ついで、丸刃9の中心が点Bへ移動し、辺ABを切断後
、丸刃9の回転を停止させ、丸刃9を上昇させる。
次に、直線である辺BCを、始点を点Bとし、終点を点
Cとして切断する場合は、辺ABの切断時と同様、点B
と点Cとを結ぶ直線に対して、点Bから逆方向に延ばし
た破線で示す延長線上の点B′上に丸刃9の中心を移動
させ、以下前記辺ABの切断時と同様の操作で切断する
。また、直線である他の辺CD,辺EF、辺GHも前記
辺ABの切断時と同様の操作で切断する。
さらに、曲線状の辺である例えば凹円弧形の辺DEを切
断する場合は、次のようにして行う。
いま、切断すべき辺DEを、始点を点Dとし、終点を点
Eとして切断するとき、丸刃9を上昇させ、かつ回転を
停止させた状態で、点Dと点Eとを結ぶ凹円弧形の曲線
に対して、接線方向に点Dから逆方向に延ばした破線で
示す延長線上の点D9上に丸刃9の中心を移動させる。
ついで、丸刃9を下降させ、被切断物S上で前記点D′
上に丸刃9の中心を置く。そして、点D1から点Dへ丸
刃9の中心を移動させると、切断すべき当該辺DEの形
状に丸刃9の刃角が合致する。
前記丸刃9の中心を点Dに移動させたのちは、前記辺A
Bの切断時と同様に操作し、あらかじめ制御装置にイン
プットされた凹円弧形の軌跡に従って丸刃9を移動させ
、辺DEを切断する。
また、曲線である辺FG,辺HAの切断も、前記辺DE
の切断時と同様の操作で切断する。
なお、この第4図に示す実施例において、切断順序は辺
AB、辺BC、・・・・・・辺H Aの順に限らず、例
えば辺ABを切断後、辺FCを切断するようにしてもよ
く、各辺の切断の始点、終点も例えば辺BCを、始点を
点Cとし、終点を点Bとして切断してもよい。
以上説明した本発明裁断方法のこの実施例によれば、丸
刃裁断機を使用し、簡単なプログラム、つまり主にXY
テーブル2の移動方法のプログラムで、切断すべき形状
に刃角を合わせ、所定の形状に自動的に、正確に切断す
ることができる。
次に、第5図は本発明裁断方法の他の実施例を示すもの
で、切断すべき形状と、切断過程とを示す説明図である
この第5図に示す裁断方法においても、原点を例えば点
Aとし、最初に辺ABを切断するものとすると、最初に
切断すべき辺の切断時は、前記第4図に示す実施例と同
様、点Aと点Bを結ぶ直線を点Aから逆方向に延長した
延長線上の点AI上に丸刃9の中心を置き、点A′から
点Aへ移動させる間に、切断すべき辺ABの形状に丸刃
9の刃角を合わせ、点Aから点Bへ向かって切断する。
2回目に切断すべき辺BCからは、次のようにして切断
する。すなわち、第5図において始点を点Bとし、終点
を点Cとするとき、−丸刃9の回転を停止させ、かつ丸
刃9を下降させた状態のまま、XYテーブル2を動かし
、点Bを中心として、切断形状の外側で丸刃9を破線で
示すほぼ扇形軌跡上を移動させる。その間、丸刃9の中
心が点Bに向かう過程て、切断すべき当該辺BCの形状
に刃角が合致する。
ついで、丸刃9の中心が点Bに移動した時点で回転駆動
部10を駆動し、丸刃9を回転駆動させ、XYテーブル
2を動かし、点Bから点Cへ向かって切断する。
ついで、点Cまで切断後、丸刃9の回転を停止させる。
この第5図に示す形状において、辺CD,・・・・・・
辺OHおよび辺HAを切断するときも、前述したところ
と同様の操作で切断していく。
本発明裁断方法のこの実施例では、各辺の切断の終点と
次の辺の切断の始点で、丸刃9を上昇させたのち下降さ
せる操作を必要としないので、制御プログラムをより一
層単純化し、切断に要する総時間を短縮することができ
る。
ついで、第6図は本発明裁断方法の別の実施例を示すも
ので、切断すべき形状と、切断過程を示す説明図である
この第6図に示す実施例において、鋭角をはさんで切断
すべき2辺が交わっている部分の切断時、つまり辺Fl
と辺IGを切断する場合は、次のようにして行う。
いま、第6図において、辺Flを切断したのちに、辺I
Cを切断するものとし、しかも辺ICは始点を点Iとし
、終点を点Gとして切断するものとする。
まず、辺Flは前記第4図または第5図に示す実施例と
同様の操作で切断する。
次に、辺IGを切断するとき、点■で丸刃9の回転を停
止させ、エレベータ15を上昇側に動作させ、丸刃9を
上昇させる。そして、XYテーブル2を動かして丸刃9
の中心を辺IG上の点Il上まで移動させる。この点I
l上でエレベータ15を下降側に動作させ、回転軸4を
介して丸刃9を下降させ、この丸刃9の中心を点I゛上
に置く。
ついで、点I゛から辺IG上で点G側寄りの点Jまで移
動させる。この点I゛から点J間の距離は、第4図に示
す実施例について述べたように、丸刃9を被切断物S上
に置き、丸刃9の中心を点1’から点Jまで移動させた
ときに、少なくとも切断すべき当該辺IGに丸刃9の刃
角を合わせるために必要な長さに設定する。したがって
、丸刃9を前記点I′から点Jへ移動させる過程で、切
断すべき当該辺IGに丸刃9の刃角が合致する。
前述のごとく、丸刃9の中心を点I゜から点Jへ移動さ
せたのち、エレベータ15を上昇側に動作させ、丸刃9
をいったん上昇させる。ついで、XYテーブル2を動か
し、丸刃9の中心を辺IGの切断時の始点である点■へ
移動させる。
ついで、エレベータ15を下降側に駆動し、丸刃9を下
降させ、丸刃9の中心を点I上に置く。
続いて、回転駆動部10を駆動し、丸刃9を回転させる
。さらに、XYテーブル2を動かし、丸刃9を切断すべ
き辺IGに沿って移動させる。
この第6図に示す実施例での他の操作は、前記第4図お
よび第5図に示す実施例の場合と同様である。
この第6図に示す実施例では、被切断物Sが例えばトリ
コット地やウール地のように、わずかな切断刃の押圧で
も傷つくような生地でも余分な傷を与えることなく、的
確に切断することができる。
そして、前記各実施例とも、被切断物Sが凹凸の大きい
、裁断台上で滑り易い生地の場合には、その被切断物S
の上に薄いシートを敷き、下方から真空で吸引して生地
を固定し、切断することができる。これにより、被切断
物Sが例えばバルキー地のような、取り扱いにくい生地
であっても、しわを発生させずに正確に切断することが
できる。
(発明の効果) 以上説明した請求項l記載の丸刃裁断機によれば、裁断
台上に搭載されたXYテーブルに、ZfjlBに沿って
上下移動可能でかつZ軸を中心に回転可能な回転軸を保
持し、この回転軸を上下方向に移動させる移動手段を設
け、前記回転軸の下端部に、この回転軸とは裁断進行方
向に対して、後方に偏心した位置に、丸刃を回転可能に
支持するとともに、この丸刃を回転駆動部に連結してお
り、丸刃の中心を被切断物上において、切断すべき辺に
おける切断の始点から離れた位置に置き、XYテーブル
を動かして丸刃の中心を被切断物上に置いた位置から切
断すべき辺の始点へ移動させる間に、切断すべき辺の形
状に刃角が合うようにしているので、刃角を切断すべき
パターンに合わせて制御するための特別大ががりな手段
を必要とせず、XYテーブルの移動操作により、切断す
べき形状に丸刃の刃角を合わせ得る効果があり、したが
ってブロッタのペンの代わりに、回転軸を介して丸刃と
、この丸刃の回転駆動部と、Z軸方向の移動手段とを取
付け、既製のプロツタを裁断機に転用できる効果もある
また、請求項2記載の丸刃裁断機によれば、前記回転軸
と丸刃の取付け位置との偏心酸を、被切断物の性状に合
わせて調節可能に構威しているので、紙や布地等の被切
断物の性状に合わせて、所定の形状に被切断物を的確に
切断し得る効果がある。
さらに、請求項3記載の裁断方法によれば、丸刃裁断機
を使用し、切断すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わ
る点から次の点に向かって切断することとし、直線状の
辺では切断すべき当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対し
て、前記始点から逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の
中心を合わせかつ丸刃を自由回転の状態に置き、曲線状
の辺では切断すべき当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対
して、接線方向に前記始点から逆方向に延ばした延長線
上に、丸刃の中心を合わせかつ丸刃を自由回転の状態に
置き、次に前記延長線上に沿って丸刃を前記始点まで自
由回転の状態で移動させ、切断すべき当該辺に丸刃の向
きを合わせ、ついで丸刃を回転駆動させ、切断すべき当
該辺の始点から終点まで切断していくようにしているの
で、前記丸刃裁断機を使用し、刃角を簡単なプログラム
で制御し、所定の形状に自動的に、かつ正確に切断し得
る効果がある。
また、請求項4記載の裁断方法によれば、丸刃裁断機を
使用し、切断すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる
点から次の点に向かって切断することとし、最初に切断
すべき辺では切断すべき形状の外でかつ原点から離れた
位置に丸刃を自由回転の状態に置き、この位置から前記
丸刃を原点まで自由回転の状態で移動させ、最初に切断
すべき辺に丸刃の刃角を合わせ、次に切断すべき辺から
は相隣接する辺と辺とが交わる点まで切断したのち、丸
刃の回転を停止させ、XYテーブルを移動させて、切断
形状の外側で丸刃をほぼ扇形軌跡上に移動させ、切断す
べき当該辺に丸刃の刃角を合わせ、切断すべき当該辺の
始点で丸刃を回転させ、切断していくようにしているの
で、切断すべき辺の2回目からの切断時に、丸刃を昇降
させずに、切断すべき辺の形状に刃角を合わせることが
できるので、各部の制御プログラムをより一層単純化す
るとともに、切断に要する時間を短縮することができる
効果がある。
さらに、請求項5記載の裁断方法によれば、鋭角をはさ
んで切断すべき2辺が交わっている個所の切断時には、
2辺のうちの1辺を切断後、丸刃の回転を停止させ、か
つ丸刃を上昇させ、ついで丸刃を次に切断すべき辺上に
移動させたのち、丸刃を下降させて次に切断すべき辺上
に置き、ついで丸刃を次に切断すべき辺に沿って移動さ
せ、次に切断すべき辺に丸刃の刃角を合わせた上で、前
に切断した辺の終点であり、かつ次に切断すべき辺の始
点に丸刃を移動させ、この点で丸刃を回転駆動させ、切
断すべき当該辺の始点から終点に向かって切断していく
ようにしているので、鋭角をはさんで切断すべき2辺が
交わっている部分をも、被切断物に余分な傷を与えず、
的確に切断し得る効果がある。
そして、請求項6記載の裁断方法によれば、凹凸の大き
い、裁断台上で滑り易い被切断物の切断時には、被切断
物の上に薄いシートを敷き、真字によりこのシートと被
切断物を吸引して固定し、切断するようにしているので
、例えばバルキー地の被切断物をも、しわの発生を押さ
えつつ切断し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明丸刃裁断機の一実施例を示すもの
で、第1図は、全体の概要を示す斜視図、第2図は、要
部の斜視図、第3図は、要部の拡大正面図、第4図、第
5図および第6図は、それぞれ前記丸刃裁断機を使用し
て行う本発明裁断方法の実施例を示すもので、切断すべ
き形状と切断過程の説明図である。 1・・・裁断台、2・・・XYテーブル、3・・・ブラ
ケット、4・・・回転軸、7・・・圧力調節用ばね、8
・・・丸刃取付け台、9・・・丸刃、10・・・丸刃の
回転騙動部、15・・・回転軸の移動手段を構戒してい
るエレベータ、工7・・・エレベータの昇降駆動部、α
・・・回転軸に対する丸刃の偏心角、β・・・同偏心量
。 第2図 3ブラケノト 4回転軸 7圧力調節用ばね 8丸刃取り付け台 9丸刃 10丸刃の回転駆動部 11モータ 1Sエレベータ 17エレベータの昇降駆動部 18ステノビングモータ 20ボールねじ 第3図 第5図 手続補正書 1.事件の表示 平成 1年 特 許 願 第296658号2.発明の
名称 丸刃裁断機と裁断方法 3,補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 大阪府大阪市北区西天t44丁目4番12号名
 称 ヤマトミシン製造株式会社 代表者吉岡敏夫 4.代理人  〒103 5.補正命令の日付 自発 6.補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄および発
明の詳細な説明の欄。 7.補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のように改める。 (2)明細書第9頁4〜8行目の「そして・・・・・・
特徴とする。」の記載を削る。 (3)明細書第15頁20行目〜第16頁7行目の「本
発明の・・・・・・切断することができる。」をr本発
明の切断方法によれば、丸刃を使用しているため、被切
断物が刃によって引きずられたり、めくれたりすること
がない。このため被切断物上にシートを敷き、真空によ
りこのシートと被切断物とを吸引して固定する必要がな
い。1に改める。 (4)明細書第3工貞最下行〜第32頁6行目の「そし
て・・・・・・効果がある。」をr本発明の切断方法に
よれば、丸刃を使用しているため、被切断物が刃によっ
て引きずられたり、めくれたりすることがない。このた
め被切断物上にシートを敷き、真空によりこのシートと
被切断物とを吸引して固定する必要がない。通に改める
。 以上 特許請求の範囲 1.裁断台上に搭載されたXYテーブルに、Z軸に沿っ
て上下移動可能でかつZ軸を中心に回転可能な回転軸を
保持し、この回転軸を上下方向に移動させる移動手段を
設け、前記回転軸の下端部に、この回転軸とは裁断進行
方向に対して、後方に偏心した位置に、丸刃を回転可能
に支持するとともに、この丸刃を回転駆動部に連結した
ことを特徴とする丸刃裁断機. 2.請求項1において、前記回転軸と丸刃の取付け位置
との偏心量を、被切断物の性状に合わせて′tJ4節可
能に構威したことを特徴とする丸刃裁断機。 3.丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切断
すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の点
に向かって切断することとし、直線状の辺では切断すべ
き当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、前記始点か
ら逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中心を合わせ、
かつ丸刃を自由回転の状態とし、曲線状の辺では切断す
べき当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、接線方向
に前記始点から逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中
心を合わせ、かつ丸刃を自由回転の状態に置き、次に前
記延長線上に沿って丸刃を前記拍点まで自由回転の状態
で移動させ、切断すべき当該辺に丸刃の向きを合わせ、
ついで丸刃を回転させ、切断すべき当該辺の始点から終
点まで切断していくことを特徴とする裁断方法. 4.丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切断
すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の点
に向かって切断することとし、最初に切断すべき辺では
切断すべき形状の外でかつ原点から離れた位置に丸刃を
自由回転の状態に置き、この位置から前記丸刃を原点ま
で自由回転の状態で移動させ、最初に切断すべき辺に丸
刃の向きを合わせ、次に切断すべき辺からは相隣接する
辺と辺とが交わる点まで切断したのち、丸刃の回転駈動
を停止させ、XYテーブルを移動させて切断すべき形状
の外側で丸刃をほぼ扇形軌跡上に移動させ、切断すべき
当該辺に丸刃の向きを合わせ、切断すべき当該辺の始点
で丸刃を回転駆動させ、切断していくことを特徴とする
裁断方法.5.請求項3または4において、鋭角をはさ
んで切断すべき2辺が交わっている個所の切断時には、
2辺のうちの1辺を切断後、丸刃の回転を停止させ、か
つ丸刃を上昇させ、ついで丸刃を次に切断すべき辺上に
移動させたのち、丸刃を下降させて次に切断すべき辺上
に置き、ついで丸刃を次に切断すべき辺に沿って移動さ
せ、次に切断すべき辺に丸刃の向きを合わせた上で、前
に切断した辺の終点でありかつ次に切断すべき辺の始点
に丸刃を移動させ、この点で丸刃を回転駆動させ、切断
すべき当該辺の始点から終点に向かって切断していくこ
とを特徴とする裁断方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、裁断台上に搭載されたXYテーブルに、Z軸に沿っ
    て上下移動可能でかつZ軸を中心に回転可能な回転軸を
    保持し、この回転軸を上下方向に移動させる移動手段を
    設け、前記回転軸の下端部に、この回転軸とは裁断進行
    方向に対して、後方に偏心した位置に、丸刃を回転可能
    に支持するとともに、この丸刃を回転駆動部に連結した
    ことを特徴とする丸刃裁断機。 2、請求項1において、前記回転軸と丸刃の取付け位置
    との偏心量を、被切断物の性状に合わせて調節可能に構
    成したことを特徴とする丸刃裁断機。 3、丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切断
    すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の点
    に向かって切断することとし、直線状の辺では切断すべ
    き当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、前記始点か
    ら逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中心を合わせ、
    かつ丸刃を自由回転の状態とし、曲線状の辺では切断す
    べき当該辺の始点と終点とを結ぶ線に対して、接線方向
    に前記始点から逆方向に延ばした延長線上に、丸刃の中
    心を合わせ、かつ丸刃を自由回転の状態に置き、次に前
    記延長線上に沿って丸刃を前記始点まで自由回転の状態
    で移動させ、切断すべき当該辺に丸刃の向きを合わせ、
    ついで丸刃を回転させ、切断すべき当該辺の始点から終
    点まで切断していくことを特徴とする裁断方法。 4、丸刃裁断機を使用して行う裁断方法であって、切断
    すべき形状の相隣接する辺と辺とが交わる点から次の点
    に向かって切断することとし、最初に切断すべき辺では
    切断すべき形状の外でかつ原点から離れた位置に丸刃を
    自由回転の状態に置き、この位置から前記丸刃を原点ま
    で自由回転の状態で移動させ、最初に切断すべき辺に丸
    刃の向きを合わせ、次に切断すべき辺からは相隣接する
    辺と辺とが交わる点まで切断したのち、丸刃の回転駆動
    を停止させ、XYテーブルを移動させて切断すべき形状
    の外側で丸刃をほぼ扇形軌跡上に移動させ、切断すべき
    当該辺に丸刃の向きを合わせ、切断すべき当該辺の始点
    で丸刃を回転駆動させ、切断していくことを特徴とする
    裁断方法。 5、請求項3または4において、鋭角をはさんで切断す
    べき2辺が交わっている個所の切断時には、2辺のうち
    の1辺を切断後、丸刃の回転を停止させ、かつ丸刃を上
    昇させ、ついで丸刃を次に切断すべき辺上に移動させた
    のち、丸刃を下降させて次に切断すべき辺上に置き、つ
    いで丸刃を次に切断すべき辺に沿って移動させ、次に切
    断すべき辺に丸刃の向きを合わせた上で、前に切断した
    辺の終点でありかつ次に切断すべき辺の始点に丸刃を移
    動させ、この点で丸刃を回転駆動させ、切断すべき当該
    辺の始点から終点に向かって切断していくことを特徴と
    する裁断方法。 6、請求項3、4または5において、凹凸の大きい、裁
    断台上で滑り易い被切断物の切断時には、被切断物の上
    に薄いシートを敷き、真空によりこのシートと被切断物
    を吸引して固定し、切断することを特徴とする裁断方法
JP29665889A 1989-11-15 1989-11-15 丸刃裁断機と裁断方法 Pending JPH03161298A (ja)

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