JPH03161100A - 浄化槽汚泥の処理方法 - Google Patents

浄化槽汚泥の処理方法

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JPH03161100A
JPH03161100A JP1300846A JP30084689A JPH03161100A JP H03161100 A JPH03161100 A JP H03161100A JP 1300846 A JP1300846 A JP 1300846A JP 30084689 A JP30084689 A JP 30084689A JP H03161100 A JPH03161100 A JP H03161100A
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JP
Japan
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sludge
tank
nitrification
separated
liquid
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Application number
JP1300846A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kataoka
克之 片岡
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Ebara Corp
Ebara Research Co Ltd
Original Assignee
Ebara Research Co Ltd
Ebara Infilco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄化槽汚泥の新規な処理方法に係り、特に、
浄化槽汚泥を凝集分離した後の分離液の処理方法に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、水洗トイレのニーズの高まりから、浄化槽の普及
が急速に拡大しており、これに伴って、浄化槽汚泥の発
生量が急増している。そのため、浄化槽汚泥専用処理施
設の設置が増加している。
従来の浄化槽汚泥の専用処理方式の代表的なものは、厚
生省水道環境部監修のし尿処理施設構造指針解説書(1
988年版)のP262〜272に記載されている方式
である。
この方式を第2図に示す。即ち、第2図の方式は、夾雑
物が除去された浄化槽汚泥を貯留槽に貯留したのち、定
量をポンプで抜き出して凝集剤を添加したのち固液分離
する。分離液を希釈したのち、活性汚泥法で処理して、
BODとSSを除去して放流水を得るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図の方式は、それなりの存在意義をもっているが、
次のような欠点があり、激増する浄化槽汚泥を合理的か
つ高度に処理するための理想像から程遠い。
すなわち、従来方式の問題点を列記すると、■ BOD
とSSだけが除去されるだけであり、窒素、リン、CO
Dがほとんど除去できない,■ 施設の設置面積が大き
く、建設費も高額である。
■ 活性汚泥の沈降性状に細心の注意を払う必要があり
、熟練した運転技術を要する。
■ BODを除去するための活性汚泥曝気槽のほかに大
容量の貯留槽を必要とするため、ますます、設置面積の
増加と建設費の増加を引きおこす。
つまり、従来の浄化槽汚泥専用処理方式は、放流水質、
維持管理、設置スペース、建設費のすべてについて、問
題点が多い。
本発明は、前記のような従来方式の問題点を解決し、理
想的処理方式を確立、提供すること?を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達或するために、本発明では、浄化槽汚泥に
、高分子凝集剤又は高分子凝集剤と無機凝集剤とを加え
て凝集分離したのち、分離液を、該分離液の流入量の時
間変動に応じて水位が上下する槽に供給し、該槽内で高
濃度の硝化・脱窒素菌の存在下、酸素含有ガスを供給し
て、分離液の硝化脱窒素処理をしたのち、該槽内スラリ
ーをUP又はMF膜により膜分離し、該膜分離汚泥を前
記槽に供給することを特徴とする浄化槽汚泥の処理方法
、としたものであり、前記方法の膜分離工程において、
膜分離工程に流入するスラリーに粉末活性炭又は粉末活
性炭と無機凝集剤とを添加すると、膜分離が迅速に行な
え、好適である。
次に、本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施態様の工程図である。バキュ
ームカーで搬入された浄化槽汚泥lを受入れ槽1′に受
入れたのち、ポンプにより定量を、スクリーンなどの凝
集分離工程2に供給する。
3は、浄化槽汚泥中のSS,コロイドを凝集フロック化
するための高分子凝集剤であり、カチオン系ポリマが好
適である。高分子凝集剤3と固液分離装置2によって、
浄化槽汚泥1中のSS1コロイド、SS+!EBODS
CODが高度に除去され、清澄な凝集分離液4と凝集汚
泥5とが得られる。
なお、高分子凝集剤3と硫酸アルミニウム、ポリ硫酸第
2鉄、FeC1sなどの無機凝集剤との両者を添加する
と、浄化槽汚泥1のリン酸、高分子量の溶解性有機物が
除去されるので好適である。
凝集汚泥5は、ベルトプレス、スクリュープレス、フィ
ルタプレスなどの汚泥脱水機6に供給され、脱水ケーキ
7と脱水分離液8とに分離される。なお、固液分離工程
2として、ベルトプレス、フィルタプレス、遠心脱水機
などの汚泥脱水機6を採用しても良い。この場合は、第
1図の6の汚泥脱水機6は省略される。しかして、凝集
分離液4と脱水分離液8は、貯留槽9に導入されて貯留
される。
貯留槽9内には、高濃度の硝化脱窒菌(MLSSとして
10000〜20000 mg/ 1が好適)を共存せ
しめ、さらにBOD除去と硝化を行うのに充分な酸素含
有ガス10を供給するように構或される。この点が本発
明の最重要点のひとつであり、従来の浄化槽汚泥専用処
理法には全く認められない点である。
貯留槽内で硝化脱窒反応を進行させるためには、従来の
公知技術たとえば硝化液循環型、好気性脱窒素型、回分
投入型などを応用すればよい。
第1図に示した例は、硝化液循環タイプを適用したもの
である。即ち、貯留槽を2つに区分し、図の左側の部分
Aを貯留槽脱窒素部となし、右側部Bを硝化部として、
硝化部Bの水面から硝化液をオーバフローさせて、脱窒
素部Aに循環させる。
しかして、浄化槽汚泥の凝集分離液4と脱水分離液8中
のB O D SNH.−Nが高度に除去されたのち、
活性汚泥スラリ−11がボンブl2によって、限外ろ過
(UF)膜もしくは精密ろ過膜(MF)13に圧送され
膜分離され、SSゼロの完全清澄高度処理水14が得ら
れる。膜分離されたスラリ−17はエジエクターで空気
10を吸入したのち、硝化部Bに滝状に落下され、エア
レーションされる。16は余剰汚泥であり、浄化槽汚泥
受入槽1に供給される。
膜13に流入する活性汚泥スラリ−12または貯留槽内
9に粉末活性炭l5またはこれと無機凝集剤15’を添
加すると、貯留槽9内のみで、COD吸着、P043−
の凝集除去、色度の除去および生物学的硝化脱窒反応と
いう浄化槽汚泥を高度に浄化するために必要な浄化機能
のすべてが、一挙に達威される。
従って、従来方式の曝気槽、沈殿池、凝集沈殿池、粒状
活性炭吸着塔のすべてが不要になるという驚異的な効果
がある。しかも、貯留槽9内のエアレーションに伴う発
泡も全く抑制される。なお、凝集分離工程2の前段で無
機凝集剤を添加する実施例では、15′での無機凝集剤
の添加を省略できる。
〔作 用] 従来方式(第2図)には、浄化槽汚泥の貯留槽が設けら
れているが、この貯留槽の役割は、単に貯留平均化を果
すだけのものである。
本発明は、このような従来の概念を覆えした貯留槽だけ
で、浄化槽汚泥を一挙に、完全に浄化することができる
作用をもっている。
その本発明では、 ■ 浄化槽汚泥を貯留する以前に凝集分離し、分離液を
貯留槽に貯留する。これは、従来方式第2図の浄化槽汚
泥をそのまま貯留し、貯留槽流出汚泥を凝集分離してい
るものとは逆である。
■ 凝集分離液の貯留槽に、高濃度の硝化菌、脱窒素菌
を意図的に存在せしめる。
■ そのために多量の酸素含有ガスと返送汚泥を貯留槽
に供給する。
という、従来にない新概念を導入する。
この新概念によって、従来方式(第2図)の問題点がす
べて鮮やかに解決される。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1 第1表に示す浄化槽汚泥(粗大異物を除去したもの)を
、第1図の本発明構戒の実験装置によって実験した。処
理量は5fll日とした。
第l表  浄化槽汚泥水質 ?1表の浄化槽汚泥にFeC1sを350mg/j!添
加後、カチオンポリマ(エバグロースC104G ,荏
原インフィルコ社製)を200mg/Il添加し、3 
0 sec攪拌したところ非常に良好なフロックが形威
された。これを目開き1.5 mmの回転ウエッジワイ
ヤスクリーンに供給したところ、容易にフロックがスク
リーン分離でき、第2表の水質のスクリーン分離■液を
得た。
第2表  凝集スクリーン分離液 次に、スクリーン分離液4を、貯留容量3日分をもつ貯
留槽9に朝10時〜夕方4時30分までに一日分の処理
量(51/日〉を供給し、それ以,外の時間帯は流入を
停止した。
貯留槽9は2区分し、貯留槽2日の貯留兼脱窒部A.と
滞留日数1日分の硝化槽Bとした。貯留槽の硝化・脱窒
閑のMLSSは13000mg/ 1に設定した。
硝化部に粉末活性炭を100mg/ji!および硫酸ば
ん土を150mg/1に(各々、添加率は、処理する浄
化槽汚泥11あたりの添加率を表わす。)添加した。
、.1,硝化部から活性汚泥をポンプで引き抜いて、チ
ューブラ型のUF膜13(分画分子量、公称10万、材
質、ポリオレフィン)に圧送し、膜分離水14と膜分離
スラ!J−17(汚泥濃度約2%)を得た。膜分離スラ
リ−17は1〜1.5kgf/cm2の残圧をもってい
るので、エジェクターを通過させて、空気を吸引し、貯
留槽硝化部に滝状に落下させた。
この方法によって、硝化部の溶存酸素を1.0〜2, 
O mg/ 1に維持させることが可能であり、曝気ブ
ロワーは不要であった。
一方、硝化液を脱窒素部Aに循環させるには、脱窒素部
A内スクリーをボンブアップし、硝化部Bに供給し、硝
化部Bから、脱窒素部Aに越流させるという方法によっ
た。
硝化液の循環量は、浄化槽汚泥処理量Ql/日に対し、
35〜40Qとした。貯留槽での発泡は認められなかっ
た。
以上のような運転条件で、3ケ月間運転を続行したが、
膜分離水の水質平均値は表−3となり、極めて高度な処
理水が安定して得られた。
表−3   UF膜透過水 またUF膜の透過流東( m S / m 2・膜・日
)は、粉末活性炭を共存させると、著しく向上し、2.
 1 m3/m2・日となった。これに対し、粉末活性
炭を添加しないときは、1. 4 ,a/m2・日であ
った。これは本発明の重大知見である。
〔発明の効果〕
本発明は、浄化槽汚泥を貯留したのち凝集分離し、分離
液を活性汚泥処理するという従来方式の概念を完全に覆
し、浄化槽汚泥を凝集分離したのち貯留槽に貯留し、か
つ、該貯留槽に意図的に高濃度の硝化脱窒菌を存在せし
め、NH.−Hの硝化に必要な酸素を供給するという新
概念を導入した結果、次の効果がある。
■ 従来方式の活性汚泥処理設置(貯留槽に後続して設
けられる)が全く不要になるので、著しい建設費低減ス
ペースセービングが可能となる。
■ 凝集沈殿槽、粒状活性炭吸着塔も不要なので、さら
に効果が大きい。(建設費、スペース的) ■ 浄化槽汚泥を高度に浄化するための工程が極めて少
いので、維持管理が容易。
■ 貯留槽で生物脱臭が行われるので、貯留槽からの悪
臭発生がない。またH2Sによる腐食もない。
■ 曝気ブロワーが不要であるので、省エネルギ的であ
る。
■ 粉末活性炭を活性汚泥スラリーに共存されるとUF
膜の透過流東が向上する。(本発明の新知見)従って、
所定膜面積が少なくなる。
■ 消泡剤の添加が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の処理方法の一例を示す工程図、第2
図は、従来技術の処理方法を示す工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、浄化槽汚泥に、高分子凝集剤又は高分子凝集剤と無
    機凝集剤とを加えて凝集分離したのち、分離液を、該分
    離液の流入量の時間変動に応じて水位が上下する槽に供
    給し、該槽内で高濃度の硝化・脱窒素菌の存在下、酸素
    含有ガスを供給して、分離液の硝化脱窒素処理をしたの
    ち、該槽内スラリーをUF又はMF膜により膜分離し、
    該膜分離汚泥を前記槽に供給することを特徴とする浄化
    槽汚泥の処理方法。 2、前記硝化脱窒槽内もしくは膜分離工程への流入スラ
    リーに、粉末活性炭又は粉末活性炭と無機凝集剤とを添
    加する請求項1記載の浄化槽汚泥処理方法。
JP1300846A 1989-11-21 1989-11-21 浄化槽汚泥の処理方法 Pending JPH03161100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108892358A (zh) * 2018-09-11 2018-11-27 青岛博尔优生物科技有限公司 一种用于污泥处理的高效复合生物絮凝剂及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108892358A (zh) * 2018-09-11 2018-11-27 青岛博尔优生物科技有限公司 一种用于污泥处理的高效复合生物絮凝剂及其制备方法

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