JPH03160356A - 被覆金属板の欠陥検査方法 - Google Patents

被覆金属板の欠陥検査方法

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JPH03160356A
JPH03160356A JP29918589A JP29918589A JPH03160356A JP H03160356 A JPH03160356 A JP H03160356A JP 29918589 A JP29918589 A JP 29918589A JP 29918589 A JP29918589 A JP 29918589A JP H03160356 A JPH03160356 A JP H03160356A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,例えばビール缶等の缶材料として用いられる
,少なくとも片面に、塗膜やプラスチックフィルム膜等
の有機被膜層を形成された被覆金属板の,絞b加工やス
コア加工等の加工により発生する.有機被膜層の欠陥の
検査方法に関する。
(従来の技術) 食缶,ビール缶釦よびコーヒー飲料缶等の缶詰の内面に
は、内容物による金属の腐食を防止するため,塗膜もし
くはグラスチックフィルム層等の有機被膜層が形成され
ている。この内面有機被膜層は、絞り加工(胴部)やス
コア加工(蓋部)等の製缶工程にむける傷付きなどによ
って防食作用が減少もしくは消失する場合がある。
この内面有機被膜層の傷付き等の欠陥評価法として、従
来は主としてエナメルレータ( EnamelRate
r )法が採用されていた(例えば「包装技術便覧」,
第1845頁、昭和58年7月20日,日刊工業新聞社
発行;特開昭61−135486号公報)。これは有機
被膜層を有する金属板側が正極となるようにして、電解
液(例えば1 ’/b NaCt水溶液)中に浸漬した
電極(負極)との間に一定電圧(通常6ポルト)を印加
して、流れる電解電流を測定する方法であって,この電
解電流は金属露出面積にほぼ比例するといわれる。
このエナメルレータ法は,被検査体が電解液によって汚
染されるため,検査値が正常なものであっても、その後
の生産工程に流すことが困難であb,壕た被検査体の試
験装置への取付けにも、電解液の漏れ防止等のため時間
と手間を要するという問題があった。そのためエナメル
レータ法は,従来、技取b検査用としてしか採用されて
いなかった0 (発明が解決しようとする課題) 本発明は、加工と同時に検査ができ、全数検査にも適用
が可能な、被覆金属板の有機被膜層の加工による欠陥検
査法を提供することを目的とする。
(課題を解決するた,めの手段) 本発明の被覆金属板の有機被膜層の欠陥検査方法は,金
属板の少なくとも片面に有機被膜層を形成された被覆金
属板の、該有機被膜層の加工による欠陥の検査方法であ
って、該有機被膜層に密接する加工工具と該金属板との
間に、加工のさいに電圧を印加し、該加工工具と該金属
板との間に流れる電流を検出することを特徴とする。
ここに加工のさいとは,加工の全期間中および加工終期
の場合を含む。
(作用) 絞シ加工やスコア加工等のさいに、加工工具(例えばポ
ンチ又はアノビル等の)と有機被膜層は密接する。従っ
て加工工具と被加工体である被覆金属板の間に、所定の
電圧を印加すると、加工によう有機被膜層に微細孔のよ
うな欠陥が生じた場合は、この微細孔を通って放電が行
なわれる。
そのためこの放電電流を検出することによって有機被膜
層の欠陥の有無を検査することができる。
電圧の印加は加工のさいに行なわれるので、この検査は
加工と同時に行なうことができ、従って全数検査にも適
用できる。
成形終了後、被加工体を加工工具よう取シ出した後,別
工程で有機被膜層に検査電極を当てて同様な検査を行な
うことが考えられるが、この場合は被加工体の検査すべ
き部分の全面に電極を密接させることが一般に困難で(
被加工体には通常スプリングバック等にもとづく微妙な
凹凸があるため)あって、密接しなかった部分に検査洩
れを生ずるおそれがある。本発明の場合は、加工工具と
被加工体がスプリングバック等の影響なく密接した状態
で検査を行なうことができるので,このような密接不良
にもとづく検査洩れを生ずるおそれがない。
(実施例) 本発明の方法を絞り加工に適用する場合の実施例につい
て説明する。
第1図に訃いて、1/ぱ再絞り加工中のカップ状体であ
って,カップ状体l′は、金属板2(例えば厚さ0.1
5〜0.25mのテインフリースチール)の両面に、熱
可塑性プラスチックフィルム(例えば厚さ201bmの
ポリエチレンテレフタレートフイルム)よりなる有機被
膜層3,4を接着剤(図示されない)を介して接着して
なる被覆金属板5より形成されたものである。
6はポンチ、7はダイス、8はブランクホルダーであり
、9はブランクホルダー8に押圧力を加えるための押圧
スグリングである。な釦ブランクホルダー8の後記のス
リーブ体15と接触する外周面の部分8aは,電気絶縁
性材料、例えばべ一クライトもしくはセラミックス等よ
りなっている。
1七他の絞シ加工機(図示されない)によって,被覆金
属板5の平坦なブランクよb形成された、カップ状体1
′ようも胴径が大きい浅絞ジカップ状体であって、フラ
ンジ部1’aを有している。
ポンチ6、ブランクホルダー8、釦よびスリーブ体15
が上昇している状態に釦いて、浅絞りカップ状体1〃を
,ダイス7の上部キャビティ7aに装入した後、第1図
に示すようにポンチ6を下降させて,ブランクホルダー
8によってカップ状体1〃の底部周縁部1 /lbを押
圧しなから再絞ジ加工を行なって,第2図に示す、カッ
プ状体1〃よジ胴径が小さく、かつ高さが大きい絞シ成
形体1を形成する。絞b成形体1は7ランノ部1ahよ
びフランノ部1aの外端よb軸方向に立上る拡大開口端
部1bを備えている。
ポンチ6訃よびブランクホルダー8を上昇させた後,ダ
イス7より取出された絞ジ成形体1は、胴部1cの上端
部(ほぼ2点鎖′IIiJ10で示す部分)に沿って切
断される。次いで胴部1cは、ネックイン加工や7ラン
ジ加工、さらには底部1dのドーミング加工等を行なわ
れて,飲料缶等に用いられる缶体となる。
上記の成形加工中に、被覆金属板がポンチ6,ダイス7
釦よびブランクホルダー8に挾筐れて断面S字状に加工
されるとき、有機被膜層3,4は損傷を受け、ポンチ6
が入シ込むに従いこの損傷は大きくなって、特に加工度
の大きい胴部1cの上端近傍に微細孔19等の亀裂が生
じ易い。微細孔19が内面有機被膜層3に形成される場
合は,缶内容物によってこの部分の金属板が腐食される
釦それのある場合が生ずる。
第2図の10は、このような内面有機被膜層3の加工中
に発生した欠陥の検出回路の例を示すものである。1l
は直流高圧電源、12は直流電源11の負極側に接続さ
れる過電流防止用の抵抗(例えばIOMΩの)、13は
電源11のON.OFF回路,14ぱ電流計である。1
5は絞シ加工の終期に絞シ成形体1の拡大開口端部1b
の金属が露出した端面1b’と接触可能な,かつブラン
クホルダー8の外周面に沿い摺動可能なスリーブ体(導
電性金属よシなる)であシ,直流電源11の+極に接続
する。一方ポンチ6は抵抗12を介して直流電源11の
一極に接続する。
スリーブ体15の下端15aは、開口端部1bの厚さと
ほぼ等しい厚さになっていて、加工終期に上部キャビテ
ィ7a内のブランクホルダー8との間の部分に入って,
スデリング16の押圧によって端面1b′と接触可能に
なっている。そして浅絞シカクデ体1〃を装入するさい
は、図示されない機構により、スリーブ体15は7ラン
ノ部1“aの上方に押上げられ、絞シ加工中は第1図に
示すように、下端15aは、カップ体1′の7ランノ部
1 ′aの付根部に当接しながら下降するようになって
いる。
スプリング16のバネ定数は.フランジ部1%を変形さ
せない程度の大きさに定められている。
次に検出回路10の動作について述べる。ポンチ6の下
降と同時に(下降の途中の一定時点でもよい)、自動的
に直流電源11のスイッチ13aがONL、実験によっ
て予め定められた所定の電圧(例えば1 kV )が、
ポンチ6とスリーブ体15の間に印加される。そして絞
b加工の終期にスリーブ体15と端面1b’が接触する
と、ポンチ6と金属板2の間に電圧が印加される。
絞り成形体1の内面有機被膜層3に欠陥のない抜 場合、例えば100個のエナメルレータ枝取b試験を行
ったが全部のエナメルレータ値がO mAのロットの絞
シ或形体1の場合は、第3図(a)に示すように、最初
の約3 0 msecの間充電電流17(数μAのオー
ダ)が流れるが、それ以降は電流は流れなかった。なふ
・第3図(al t (blに釦いて、横軸は時間、縦
軸は電流を示す。
欠陥のある絞シ成形体l,例えば100個の二抜 ナメルレータ稜取試験を行クた所、全数のエナメルレー
タ値が2〜5 mAのロットの絞b成形体1の場合は、
第3図(blに示すように、最初の約20m8eeの間
充電電流18が流れ,(ポンチ6と金属板2は直接接触
していないため)以降内面有機被膜層3の欠陥部(例え
ば微細孔19もしくは極薄部(通常はマイクロクラック
がある)を通る放電が起って、放電電流30が流れた。
従って充電電流18のピーク値18aよシも遥かに大き
い放電電流30を検出することによって、内面有機被膜
層3の欠陥を検出することができる。
第4図は本発明をスコア形成加工に適用する場合の例を
示すものである。2oは金属蓋プリフォームであって,
金属板21a(例えば厚さ0.20箇のティンフリース
チール)の内面側ふ・よび外面側にそれぞれ、熱可塑性
プラスチックフィルム2lb(例えば厚さ20μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム)および塗膜21c
(例えばエポキシフェノール系塗料の焼付塗膜)ような
る有機被膜層2 1 b 訟よび21cを形威された被
覆金属板21の平坦なブランクよシ常法により形成され
たものである.22はアノビル、23は断面逆台形状の
刃型23aを有するスコアダイである。
アンビル22釦よびスコアダイ23は、第2図に示すの
と同様な欠陥検出回路10に接続する。
金属蓋プリフォーム20をアンビル22上に載置して,
スコアダイ23によって押圧すると、刃型23aに接触
するメタル近傍に大きな塑性流動が起ってスコア24が
形成されるのであるが、そのさいスコア24直下の有機
被膜層の部分2lb′に大きな圧縮力が加わυ、部分2
lb′の被膜層は著るし〈薄くなD1時には微細孔25
のような欠陥部を生ずる。
この場合はスコアダイ23による押圧開始と同時に直流
電源11をONにすることにより、スコア形戒の全期間
中に、スコアダイ23を介して、金属板21と内面有機
被膜層2lbの間に電圧が印加される。この場合の欠陥
検出の動作は、スコア形成中のどの時点でも、検出可能
な欠陥が発生したときに,放電が起る点を除いては、第
2図の場合と同様である。
本発明は以上の実施例によって制約されるものでなく、
例えばポンチは導電性エラストマーよりなるスリーブを
有するもの(例えば特開昭54−1 43 63号公報
参照)であってもよく、壕た缶蓋ノリペット(プルタプ
装着用の;例えば特開昭64−22427号公報参照)
加工等時の欠陥検査にも適用できるものである。1た有
機被膜層は金属板の片面のみに形成されていてもよい,
さらに電源は交流電源であってもよく,この場合は加工
の終了点で短時間に検査できる。寸た内外面の有機被膜
層の欠陥を同時に検査してもよい(例えば第1図のダイ
ス7を検出回路10に接続して)。
(発明の効果) 本発明の有機被膜層の欠陥検査方法は、加工と同時に行
なうことができ、1た全数検査にも適用でき、さらに検
出精度が高いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の第1の実施例を示す1部切断
縦断面図であって、第1図は加工中の状態を、第2図は
加工終了時の検査が行なわれる状態を示す図面、第3図
は第1の実施例にかいて検査を行なった場合の電流一時
間線図の例を示すものであって、第3図(a)は欠陥の
ない場合、第3図fb)は欠陥のある場合を示す図面、
第4図は本発明の第2の実施例を示す要部縦断面図であ
る。 2.21a・・・金属板.3.2lb・・・有機被膜層
,5 , 2.1−・・被覆金属板、6・・・ポンチ(
加工工具),11・・・直流電源、14・・・電流計,
22・・・アノビル(加工工具),19.25−・・微
細孔(欠陥)。 第 1 囚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属板の少なくとも片面に有機被膜層を形成され
    た被覆金属板の該有機被膜層の加工による欠陥の検査方
    法において、該有機被膜層に密接する加工工具と該金属
    板との間に、加工のさいに電圧を印加し、該加工工具と
    該金属板との間に流れる電流を検出することを特徴とす
    る、被覆金属板の有機被膜層の欠陥検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113751530A (zh) * 2021-09-28 2021-12-07 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 一种用于冲压用热浸镀带钢镀层附着力检验的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113751530A (zh) * 2021-09-28 2021-12-07 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 一种用于冲压用热浸镀带钢镀层附着力检验的方法
CN113751530B (zh) * 2021-09-28 2024-03-26 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 一种用于冲压用热浸镀带钢镀层附着力检验的方法

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