JPH03159997A - 超格子構造素子 - Google Patents

超格子構造素子

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JPH03159997A
JPH03159997A JP30051489A JP30051489A JPH03159997A JP H03159997 A JPH03159997 A JP H03159997A JP 30051489 A JP30051489 A JP 30051489A JP 30051489 A JP30051489 A JP 30051489A JP H03159997 A JPH03159997 A JP H03159997A
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lattice constant
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superlattice
buffer layer
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Takeshi Karasawa
武 柄沢
Kazuhiro Okawa
和宏 大川
Tsuneo Mitsuyu
常男 三露
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種の電子素子,オプトエレクトロニクス素
子など、高品質の結晶性を必要とする超格子構造を利用
した超格子構造素子に関する。
従来の技術 超格子は自然界には存在しない原子,分子配列をもつ物
質を人工的に作製し、在来物質による機能の向上を図っ
たり、新たな機能の創造をめざす試みとしてその研究開
発は近年益々盛んになってきている。とくにGaAs/
AeAs系などの■V族化合物半導体超格子を利用した
ものは既にデバイス化されているものもある。これらを
はじめとして実用化されているヘテロ積層構造あるいは
超格子構造においては、基板と超格子、あるいは超格子
を構威している物質同士の結晶格子定数はきわめて近い
値を有しており、結晶欠陥を生ずることなく良質のへテ
ロエビタキシャル成長が可能な組合せが比較的容易に得
られている。
一方、格子定′数に数%あるいはそれ以上の差があり、
結晶威長にとっては無視し得ない影響があるが、他の物
質では代用が困難であるなどの理由から、これらの歪を
取り込んだ形でのいわゆる歪超格子も各種試みられてい
る。これは格子が若干の歪を有した状態で、かつ格子緩
和を起こしてしまわないようにエビタキシャル成長させ
ようとするものである。
発明が解決しようとする課題 超格子の作製には各種の威膜方法が用いられているが、
制御性の良さからみてMB.E法やMOCVD法が主流
となっている。超格子の構造は、その目的にもよるが周
期がきわめて短いもの、たとえば10ないし20A程度
のものを作製する必要が生ずる場合もある。このような
短周期構造の正確な制御には、結晶威長速度の安定化,
均一化が不可欠である。基板温度を一定に保ち、MBE
法であれば原料の入ったセルの温度を精密に制御し分子
線強度を一定にするなどの対策は当然なされている。ま
た、結晶性向上のためにバッファー層を用いることはよ
く行なわれている。しかしながら、本発明者らは結晶成
長速度がこれらの成長条件のみならず作製しようとする
解格子の構填自体、とくにバッファー層の物質に依存し
てしまうという問題を見いだした。たとえば、物質Aと
物質Bとで超格子を組む場合、同一条件であってもAの
戒長速度がバッファー層をAで形成するか、いずれでも
ない第3の物質を用いるかによって異なってくる。例と
して第1図にMBE法によりZnTe−ZnS超格子を
GaAs基板上に直接成長させた場合Aと、異なる物質
によるバッファー層の上に成長させた場合B,Cとで、
この超格子を構戒しているZnTe層の成長速度が異な
る様子を示している。横軸にシャッタ開時間(任意単位
〉をとり、縦軸にZnTe堆積速度(任意単位〉をとっ
ている。成長時の条件はすべて統一してある。したがっ
てZnTe層厚が異なるということは成長速度の相違を
意味している。
一方、バッファー層は何でも良いというわけにはいかず
、その利用目的に応じて選択の範囲は当然限られ、基板
と異なる物質を必要とする場合もある。さらにデバイス
構戒において下地としてパターンが形成されており、異
なる物質上に同一構造の超格子を威長させる必要がある
場合、超格子を構成する各層の戒長速度が場所によって
異なるようでは意図するデバイス作製が困難となる。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、
異なる物質上に形戒する超格子の各層の戒長速度を均一
にし、同一構造,同=膜厚の超格子構造素子を提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 そこで本発明においては、基板と異なる物質によるバッ
ファー層を形威する際に基板の格子定数とほぼ等しい物
質を用いることにより、基板上に直接およびバッファー
層上に超格子を成長させる部分が同一工程に存在する場
合にも成長速度が均一になるようにするものである。
5 作用 格子定数がほぼ等しければ超格子成長中の各層の成長速
度が等しくなるメカニズムは必ずしも明らかではないが
、格子定数の相違に起因する歪が影響してい・るものと
考えられる。圧縮応力が働くときは飛来する分子あるい
は原子の付着を妨げる傾向にあり、引張応力の時は逆に
付着を助ける傾向にある。したがって、格子定数が近い
ものであれば基板上もバッファー層上も等しい戒長速度
が得られる。
実施例 本発明は格子定数の異なる物質の組合せによる超格子の
作製に広く利用できるものであるが、ここでは実施例と
してII−Vl族化合物半導体による超格子を■一V族
化合物半導体基板上に形戒する場合について説明する。
GaAs (aaaAs=5.6533A.)基板上に
ZnTe (aznre= 6 . .1 0 3 7
 A )およびZ n S ( azos= 5.4 
0 9 3.A)からなる超格子の形成を次のように行
なう。Z n T e − Z n. S系6 超格子結晶成長は、超高真空下での高純度、非平衡状態
での低温成長、分子線のシャッター操作による瞬時の切
り替えによる急峻な界面などの利点を考え、分子線エビ
タキシー装置(MBE装置)を用いる。第2図にMBE
装置の概略構成図を示す。成長室部分のみを示し、ロー
ドロック室,基板移動機構などは省略してある。基板ホ
ルダー5にセットされたGaAs基板4は加熱機構3に
よって必要な温度に加熱される。成長室1内の真空度は
電離真空計7で、また残留ガスは四重極型質量分析装置
6によってモニターされる。薄膜結晶成長中の様子は反
射高速電子線回折( R I−{ E E D )9に
よって観察し、そのパターンはスクリーン8に映し出さ
れる。
排気系2で成長室1内を1 0=OT o r r台ま
で排気し、また原料の入ったセルlla〜11dをそれ
ぞれ所定の分子線強度が得られる温度にして安定した後
、GaAs基板4の温度を6 0 0 0Cに」二げ、
表面酸化膜を離脱させる。このときRHEEDパターン
のシャープなス1・リークを観察することによりこのサ
ーマルエッチングが完了したことを確認する。次に基板
温度を目的に応じておよそ200〜350℃に下げ、超
格子形成を開始する。
まず、ZnSeバッファー層 (azose=5.6687人)を形戒する。その際に
はALE法でもMBE法でもかまわないが、時間的には
MBE法の方が速いので、後者を例にとる。Znおよび
Seそれぞれ単体の原料の入ったセルllaおよびli
dのシャ’/夕−10aと10dを同時に開け、所定の
時間の後に閉しる。基板温度が330℃、ZnおよびS
eの分子線強度がそれぞれ2X 1 0−7. 8X 
1 0−7To r r (電離真空計によるフラック
スモニター値)において1時間でおよそ500人堆積し
た。この時の基板温度はALE法で用いるには高すぎる
ので、240℃に下げたのちに超格子成長に移った。分
子線強度は一定のままである。堆積する物質の切り替え
はシャッター10a〜10dの開閉により行う。すなわ
ち、ZnS堆積中にはZnS原料の入ったセル1 1 
cのシャッター10cをあけ、他のものは閉じておき、
一定時間の後にZnSのシャッター10cを閉じる。Z
nTeおよびZnSの分子線強度はI X 1 0−6
、7X10−7Torrである。
ここでは超高真空中での扱いを考え、ZnS化合物原料
を用いたが、ZnおよびSそれぞれの単体原料あるいは
SをH 2 Sガスのクラッキングにより供給してもか
まわない。次に適当なインターバル(1〜数秒)の後に
ZnおよびTe原料の入ったセルllaおよびllbの
シャッター1 .0 aと10bを開{J、一定時間の
後に閉じる。この操作を繰り返し、ZnSとZnTeと
を交互に積層する。
以上のようにZnSeバッファー層を形威したのちにそ
の上にZnTe−ZnS超格子を形成した場合の超格子
を構成するZnTe層の積層数とZnおよびTeのシャ
ッターを開けている時間との関係を第3図に示す。比較
のためにZnSeバッファー層のない場合も示してある
。ハッファ一層のないものは、GaAs基板のサーマル
エツ9 チングののちに基板温度を直接240℃に下げ、まった
く同様の条件で超格子を戒長させた試料である。この図
から明らかなように、ZnTe−ZnS超格子をGaA
s基板上に直接成長させた場合とZnSeバッファー層
を用いた場合とでZnTe層形成速度がともに等しく、
ZnTeの付着係数の均一化が図られていることがわか
る。
以上は■−v族化合物半導体基板(物質S)としてGa
Asを用い、超格子としての■一■族化合物半導体とし
てZnTe (物質A〉とZnS(物質B),バッファ
ー層としてZnSe (物質C)を用いた場合について
説明したが、格子定数から考えて以下のような組合せも
可能である。
(  以  下  余  白  ) 1 O 1 1 発明の効果 本発明によれば、基板上およびバッファー層上ともに超
格子成長速度を均一にできるため、超格子構造の制御性
を向上させ、また下地のパターンなどにより同時に異な
る物質上に成長させる際にも同一構造を形戒できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は超格子を成長させたときに、バッファー層あり
(A)、なし(B)および物質の相違が格子定数が大き
な方の物質の実際の暦数に影響を与えている様子を示す
図、第2図は実施例における超格子作製に用いる分子線
エビタキシー装置の概略構成図、第3図は本発明による
バッファー層の効果を示す図である。 4・・・・・・基板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)格子定数a_Sなる物質Sよりなる基板上に、前
    記格子定数a_Sとほぼ等しい格子定数を有する物質C
    よりなるバッファー層を形成し、その上に格子定数a_
    Aがa_A>a_Sなる関係にある物質Aよりなる層お
    よび格子定数a_Bがa_S>a_Bなる関係にある物
    質Bよりなる層を交互に積層したことを特徴とする超格
    子構造素子。
  2. (2)物質SとしてGaAs、物質AとしてZnTe、
    CdS、CdSeまたはCdTe、物質BとしてZnS
    、物質CとしてZnSeを用いた請求項1記載の超格子
    構造素子。
  3. (3)物質SとしてInP、物質AしてZnTe、Cd
    SeまたはCdTe、物質BとしてZnSまたはZnS
    e、物質CとしてCdSを用いた請求項1記載の超格子
    構造素子。
  4. (4)物質SとしてInAsまたはGaSb、物質Aと
    してCdTe、物質BとしてCdS、ZnSeまたはZ
    ns、物質CとしてZnTeを用いた請求項1記載の超
    格子構造素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114197055A (zh) * 2022-02-18 2022-03-18 武汉高芯科技有限公司 InAs/InSb应变超晶格材料及其制备方法
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