JPH03159219A - 高温用絶縁コイルの製造方法 - Google Patents
高温用絶縁コイルの製造方法Info
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- JPH03159219A JPH03159219A JP29907789A JP29907789A JPH03159219A JP H03159219 A JPH03159219 A JP H03159219A JP 29907789 A JP29907789 A JP 29907789A JP 29907789 A JP29907789 A JP 29907789A JP H03159219 A JPH03159219 A JP H03159219A
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は高速増殖炉用電磁ポンプに用いられるような高
温用絶縁コイルの製造方法に関する。
温用絶縁コイルの製造方法に関する。
（従来の技術）
従来のコイル絶縁層には第５図（ａ）、 （ｂ）、 （
ｃ）に示す様に１／２．１／３．２／３ラツプなど絶縁
テープωをコイル導体■の周囲に重ね合せて巻付は耐電
圧を得る絶縁方法が用いられている。
ｃ）に示す様に１／２．１／３．２／３ラツプなど絶縁
テープωをコイル導体■の周囲に重ね合せて巻付は耐電
圧を得る絶縁方法が用いられている。
この際、絶縁テープω相互間および絶縁テープ■とコイ
ル導体■との接着性や密着性を良くするために絶縁テー
プ■は裏側の裏打材■にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布
し、第３図に示すようにコイル導体■に巻き付けて成形
している。しかも高温絶縁の場合には温度によっても異
なるが、特に温度が高いものでは絶縁物の裏打材■にセ
ラミック、ガラス系の材料が用いられている。
ル導体■との接着性や密着性を良くするために絶縁テー
プ■は裏側の裏打材■にエポキシ樹脂等の接着剤を塗布
し、第３図に示すようにコイル導体■に巻き付けて成形
している。しかも高温絶縁の場合には温度によっても異
なるが、特に温度が高いものでは絶縁物の裏打材■にセ
ラミック、ガラス系の材料が用いられている。
（発明が解決しようとする課題）
コイルの絶縁成形作業は室温中で実施し、成形したもの
を高温中で加熱硬化して高温用絶縁コイルとして使用し
ている。この絶縁層は通電時にコイル温度が上昇し、コ
イル導体■と絶縁テープ■（マイカテープ中ガラスクロ
スまたはセラミッククロス等）の熱膨張係数の違いから
熱応力が生じ、コイル絶縁部分に第６図のような亀裂０
が生じ、コイル絶縁の信頼性を落していたにのため信頼
性の向上を高めるために重ね巻きの層数を増やしたり、
絶縁層を厚くするなどの処置を施したりしたが根本的な
対策になっていない。
を高温中で加熱硬化して高温用絶縁コイルとして使用し
ている。この絶縁層は通電時にコイル温度が上昇し、コ
イル導体■と絶縁テープ■（マイカテープ中ガラスクロ
スまたはセラミッククロス等）の熱膨張係数の違いから
熱応力が生じ、コイル絶縁部分に第６図のような亀裂０
が生じ、コイル絶縁の信頼性を落していたにのため信頼
性の向上を高めるために重ね巻きの層数を増やしたり、
絶縁層を厚くするなどの処置を施したりしたが根本的な
対策になっていない。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、常温でコイル導
体に絶縁テープ（以下絶縁シートを含む）を接着巻した
絶縁コイルの絶縁層が運転中に亀裂する程度の高温にな
っても、コイル導体■と絶縁テープωの熱膨張係数の違
いによる熱膨張差でコイル絶縁層に亀裂０が生じないよ
うに、コイル導体■と絶縁テープ０間に相対すベリを生
じさせることと、絶縁テープ０）の相互間あるいは絶縁
テープを構成しているマイカ間ではく離させてすべらせ
、熱応力を軽減させることが可能な高温用絶縁コイルの
製造方法を提供することを目的とする。
体に絶縁テープ（以下絶縁シートを含む）を接着巻した
絶縁コイルの絶縁層が運転中に亀裂する程度の高温にな
っても、コイル導体■と絶縁テープωの熱膨張係数の違
いによる熱膨張差でコイル絶縁層に亀裂０が生じないよ
うに、コイル導体■と絶縁テープ０間に相対すベリを生
じさせることと、絶縁テープ０）の相互間あるいは絶縁
テープを構成しているマイカ間ではく離させてすべらせ
、熱応力を軽減させることが可能な高温用絶縁コイルの
製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
（課題を解決するための手段）
上記目的を達成するために、本発明においては常温でコ
イル導体に、マイカに無機質裏打材を設けた絶縁テープ
又は絶縁シートを接着巻した絶縁コイルの絶縁層が、運
転時にコイル導体と絶縁層の熱膨張差により亀裂する程
度の高温を受ける高温用絶縁コイルの製造方法において
、絶縁テープ又は絶縁シートの裏打材を例えばナイロン
系、テトロン系、ポリエステル系等の繊維あるいはフィ
ルムのような有機質のものを使用して絶縁層を形成し、
その後、有機質裏打材と接着剤のうち、少なくとも有機
質裏打材を加熱焼却する。
イル導体に、マイカに無機質裏打材を設けた絶縁テープ
又は絶縁シートを接着巻した絶縁コイルの絶縁層が、運
転時にコイル導体と絶縁層の熱膨張差により亀裂する程
度の高温を受ける高温用絶縁コイルの製造方法において
、絶縁テープ又は絶縁シートの裏打材を例えばナイロン
系、テトロン系、ポリエステル系等の繊維あるいはフィ
ルムのような有機質のものを使用して絶縁層を形成し、
その後、有機質裏打材と接着剤のうち、少なくとも有機
質裏打材を加熱焼却する。
（作 用）
このようにすると、有機質の裏打材や接着材のうち少な
くとも裏打材が焼却されてなくなり、その部分が空隙と
なるので、高温で使用してコイル導体と絶縁層間、さら
に接着剤まで焼却した場合には絶縁層を形成する絶縁テ
ープのマイカ相互間までがすベリ易くなる。従ってコイ
ル導体と絶縁層との熱膨張差が生じても絶縁破壊を生ず
ることがない。
くとも裏打材が焼却されてなくなり、その部分が空隙と
なるので、高温で使用してコイル導体と絶縁層間、さら
に接着剤まで焼却した場合には絶縁層を形成する絶縁テ
ープのマイカ相互間までがすベリ易くなる。従ってコイ
ル導体と絶縁層との熱膨張差が生じても絶縁破壊を生ず
ることがない。
（実施例）
以下、本発明の一実施例について、第１図ないし第４図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
先ず第１工程として第３図に示すように、マイカに）に
有機質（例えばナイロン系、テトロン系、ポリエステル
系等）の繊維から成る裏打材■を接着剤で接着して絶縁
テープ■を作り、この絶縁テープのを常温でコイル導体
■に接着して巻付ける。
有機質（例えばナイロン系、テトロン系、ポリエステル
系等）の繊維から成る裏打材■を接着剤で接着して絶縁
テープ■を作り、この絶縁テープのを常温でコイル導体
■に接着して巻付ける。
この場合第４図のように１／３ラツプで巻付ける。
そして、その絶縁テープ巻付層の外側にセラミック又は
ガラステープを巻付けて、保護層■を形成する。
ガラステープを巻付けて、保護層■を形成する。
次に第２工程として、上記第１工程で作った半成コイル
を加熱し、絶縁テープ■の裏打材■および接着材■を焼
却する。焼却用加熱温度は絶縁コイルの使用温度や、絶
縁厚等によっても異なるが、３００〜７００℃が適当で
ある。
を加熱し、絶縁テープ■の裏打材■および接着材■を焼
却する。焼却用加熱温度は絶縁コイルの使用温度や、絶
縁厚等によっても異なるが、３００〜７００℃が適当で
ある。
次に上記実施例の作用について説明する。
絶縁テープωの裏打材■と接着材■を焼却したので、第
１図および第２図に示すように、空隙■が生じ、高温運
転時にコイル導体■と絶縁層のマイカに）とに熱膨張差
が生じても、空隙（ハ）で相対的なすベリを起し、熱応
力は生じない、絶縁層を形成するマイカに）は、外側に
耐高温の保護層■があるから飛散する恐れがなく、信頼
性の高い高温用絶縁コイルが得られる。
１図および第２図に示すように、空隙■が生じ、高温運
転時にコイル導体■と絶縁層のマイカに）とに熱膨張差
が生じても、空隙（ハ）で相対的なすベリを起し、熱応
力は生じない、絶縁層を形成するマイカに）は、外側に
耐高温の保護層■があるから飛散する恐れがなく、信頼
性の高い高温用絶縁コイルが得られる。
尚、上記実施例では絶縁テープ■を１／３ラツプで巻回
したものを示したが、第５図（ａ）又は（ｃ）のように
、１／２ラツプ、２／３ラツプで巻回しても良いし、更
にまた絶縁シートで平巻しても良いことは勿論である。
したものを示したが、第５図（ａ）又は（ｃ）のように
、１／２ラツプ、２／３ラツプで巻回しても良いし、更
にまた絶縁シートで平巻しても良いことは勿論である。
また、高温と云っても３００℃程度の低温で裏打材■の
みを焼却する場合は、保護層■を設けなくても良い。
みを焼却する場合は、保護層■を設けなくても良い。
〔発明の効果］
以上説明したように１本発明によれば、コイル導体と絶
縁層とに熱膨張差を生じても、両者間をすべるようにし
たので、高温で使用しても絶縁破壊を生じることがなく
、信頼性の高い、高温用絶縁コイルを製造することが出
来る。
縁層とに熱膨張差を生じても、両者間をすべるようにし
たので、高温で使用しても絶縁破壊を生じることがなく
、信頼性の高い、高温用絶縁コイルを製造することが出
来る。
第１図は本発明の方法の一実施例にて製造した高温用絶
縁コイルの要部を示す縦断面図、第２図は第１図の要部
拡大図、第３図は第１図のコイルを得る焼却前の絶縁テ
ープをコイル導体に巻付けた状態を示す要部拡大図、第
４図は第１図のコイルを得るための焼却前の工程におけ
る状態を示す縦断面図、第５図（ａ）、 （ｂ）、 （
ｃ）はそれぞれ従来の異なる絶縁テープ巻回状態の要部
を示す縦断面図、第６図は第５図（ｂ）のコイルを高温
で使用した場合における絶縁テープの亀裂状態を示す縦
断面図である。 １・・・絶縁テープ、 ２・・・コイル導体、
３・・・裏打材、 ４・・・絶縁層である
マイカ、５・・・接着材、 ６・・・亀裂。
縁コイルの要部を示す縦断面図、第２図は第１図の要部
拡大図、第３図は第１図のコイルを得る焼却前の絶縁テ
ープをコイル導体に巻付けた状態を示す要部拡大図、第
４図は第１図のコイルを得るための焼却前の工程におけ
る状態を示す縦断面図、第５図（ａ）、 （ｂ）、 （
ｃ）はそれぞれ従来の異なる絶縁テープ巻回状態の要部
を示す縦断面図、第６図は第５図（ｂ）のコイルを高温
で使用した場合における絶縁テープの亀裂状態を示す縦
断面図である。 １・・・絶縁テープ、 ２・・・コイル導体、
３・・・裏打材、 ４・・・絶縁層である
マイカ、５・・・接着材、 ６・・・亀裂。
Claims (1)
- 常温でコイル導体に、マイカに無機質裏打材を設けた
絶縁テープ又は絶縁シートを接着巻した絶縁コイルの絶
縁層が、運転時にコイル導体と絶縁層の熱膨張差により
亀裂する程度の高温を受ける高温用絶縁コイルの製造方
法において、絶縁テープ又は絶縁シートの裏打材を例え
ばナイロン系、テトロン系、ポリエステル系等の繊維あ
るいはフィルムのような有機質のものを使用して絶縁層
を形成し、その後、有機質裏打材と接着材のうち、少な
くとも有機質裏打材を加熱焼却したことを特徴とする高
温用絶縁コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29907789A JPH03159219A (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 高温用絶縁コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29907789A JPH03159219A (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 高温用絶縁コイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03159219A true JPH03159219A (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=17867893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29907789A Pending JPH03159219A (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 高温用絶縁コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03159219A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090184600A1 (en) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Alstom Technology Ltd. | Conductor bar for a rotating electrical machine |
| EP2653596A1 (en) | 2012-03-30 | 2013-10-23 | Shima Seiki Mfg., Ltd | Knitting method of knitted fabric and knitted fabric |
| JP2019160935A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 電磁成形用絶縁導線の製造方法 |
-
1989
- 1989-11-17 JP JP29907789A patent/JPH03159219A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090184600A1 (en) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Alstom Technology Ltd. | Conductor bar for a rotating electrical machine |
| EP2653596A1 (en) | 2012-03-30 | 2013-10-23 | Shima Seiki Mfg., Ltd | Knitting method of knitted fabric and knitted fabric |
| JP2019160935A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 電磁成形用絶縁導線の製造方法 |
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