JPH03158023A - 二重化伝送路を有する装置の伝送路バイパス方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二重化伝送路を有する装置の伝送路バイパス方
式に関し、特に二重化された伝送路を持つネットワーク
における１つのノードに、動作断状態の障害が発生した
場合にネットワークの正常動作を確保する二重化伝送路
を有する装置の伝送路バイパス方式に関する。

〔従来の技術〕

信頼性の確保ならびに双方向通信を考慮して、同−信号
を上位のノードから複数の下位のノードに対して伝送す
る二重化伝送路を配設して成るネットワークは各種の通
信システムにおいて多用されている。

ここでいうノード（ｎｏｄｅ）とは、ハードウェアとし
て存在する伝送装置ならびに関連するソフトウェアの総
称である。

第３図は従来の二重化伝送路を有する装置のバイパス方
式を示す構成図である。第３区は、ツリー構成によって
構築された通信ネットワークにおける１つのノードとし
ての監視袋２１１−３　（Ａ）と、この監視装置１１−
３　（Ａ）との双方向通信を行なう上位の監視装置とし
ての監視装置１１１（Ａ）と、ツリー状に分岐され、監
視装置１１−３　（Ａ）を介して監視装置１ｌ−（Ａ）
との双方向通信を行なう下位の監視装置としての監視装
置１１−４　（Ａ）および１ｌ−５（Ａ）がら成り、監
視装置相互間は、二重化された伝送路４０Ａ、−１およ
び４０Ａ−２，４０Ａ−３および４０Ａ−４，４ＯＡ−
５および４０Ａ−６を介して接続される。これら伝送路
を両端はそれぞれの監視装置における伝送装置（図示せ
ず）と接続され、その送受信端が監視装置１１−３　＜
Ａ）の場合はセレクタ２０ＯＡ−１，２０ＯＡ−２およ
び２００Ａ−３によってツリー構成の上、下位の監視装
置とネットワーク通信が確保できるように接続される。

二重化されて伝送されてきた信号は、第３図の点線で示
す如く、たとえばアラーム発生等として送信されるセレ
クタ切替要求信号３００Ａ−１と３００Ａ−２，３０Ｏ
Ａ−３と３０ＯＡ、−４゜３００Ａ−５と３０ＯＡ−６
を受け、正常な方の伝送路介して入力する信号のみをそ
れぞれセレクタ２０ＯＡ−１，２００Ａ−２，２００Ａ
−３で切り替えて次の監視装置に送出する。たとえば、
セレクタ２０ＯＡ−１へ、セレクタ切替要求信号３００
Ａ−１によって伝送路４０　Ａ、　−１の信号を伝送路
４０Ａ−３゜４０Ａ−４を介して監視装置１１−４＜Ａ
）に、また伝送路４０Ａ−５，４０Ａ−６を介して監視
装置１１−５　（Ａ）に送出する。この場合、監視装置
１１−３　（Ａ）で電源断等による動作断が発生すると
ネットワーク相互間の通信が杜絶するので、バイパス線
１００Ａ−１，１００Ａ−２，１００Ａ−３，１００Ａ
−４が配設されており、これらバイパス線を介して監視
装置１ｆｆｉｌ　１−１　（Ａ）と監視装置１１−４　
（Ａ）間の双方向伝送のみは確保していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の二重化伝送路を有する装置の伝送路バイ
パス方式では、第３図に示す如く、ノードとしての監視
装置１１−３　（Ａ）の電源断の時は、上位の監視装置
１ｌ−１（Ａ）から下位の１つの監視装置１１−４　（
Ａ）へは信号が送信されるが、他の監視装置１１−５　
（Ａ）へは信号が送信されなくなり、監視装置１１−５
　（Ａ）以下のツリー構成の下位接続装置は通信不能に
なるという欠点がある。

本発明の目的は上述した欠点を除去し、動作断状態にあ
るノードから下位のすべての装置に接続可能な二重化伝
送路を有する装置の伝送路バイパス方式を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の二重化伝送路を有する装置の伝送路バイパス方
式は、二重化され監視信号を含む同一信号を上位装置と
下位装置間で伝送する二重化伝送路を各ノードごとにツ
リー状に分岐しながらネットワークを構築している通信
システムのあるノードで、電源断その他の不具合によっ
て動作断状態が発生した場合にツリー状に分岐された複
数の下位のノードに対するネットワークを確保するよう
に前記動作断状態を発生したノードにおいて下位の複数
のノード間とのすべての伝送信号を授受を可能とするバ
イパス路を形成する手段を備えて構成される。

また、本発明の方式は前記バイパス路を形成する手段が
、常時は上位のノードから供給される伝送信号を正常路
を介して複数の下位のノードに接続し、前記動作断状態
にあっては前記伝送信号を前記バイパス路を介して複数
の下位のノードに接続してネットワークを確保するよう
に切り替える上位ノードと複数の下位ノードに対応して
配設した複数セレクタと前記バイパス路で構成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の二重化伝送路を有する装置の伝送路バ
イパス方式の一実施例の全体構成図であり、中央監視装
置ｆ１０のもとで２分岐によるツリー状ブランチでネッ
トワークを構築している通信システムとしての監視装置
１１１〜１１−５を示し、各装置間は双方向通信可能な
二重化伝送路２０−１〜２０−５で結合されている。中
央監視装置１０はツリー状に接続されてノードを構成す
る各監視装置１１−１〜１１−５を順番にポーリングし
つつ監視情報を収集する。また、各監視装置はそれぞれ
、独立局舎に配設され、多重化送受信号装置などの信号
伝送装置を併設されている。

第２図は第１図の実施例の監視装置の構成図であり、例
として監視装置１１−３を示す。

第２図の実施例監視装置１１−３は、二重化された伝送
路４０−１．４０−２を介して上位ノードの監視装置１
１−１から受ける信号を、監視装置１１−３が停電等に
よって動作断となった状態でも下位ノードの監視装置１
１−４と１１−５に杜絶することなく供給するめに伝送
路間に配設する４本のバイパス線１００−１〜１００−
４と、動作断時に信号を正常路からバイパス線に切り替
える各ノードに対応する３個のセレクタ２０〇−１〜２
００−３を備えて成る。

次に、第２図の実施例の監視装置１１−３の動作につい
て説明する。

正常動作時にあっては、監視装置１１−３は、伝送路４
０−１と４０−２を介して受信した信号のいずれか一方
を切り替えて伝送路４０−３゜４０−４を介して監視装
置１１−４に供給するとともに、同時に伝送路４０−５
．４０−６を介して監視装置１１−５にも供給する。セ
レクタ２００−１が伝送路４０−１．４０−２のいずれ
から得られる信号を所望の正しい信号とするかは、画伝
送路から得られる信号の時間遅れ、信号中に含ませた判
定用フラッグの乱れ有無等にもとづいて容易に判定でき
る。

逆に、２つの監視装置１１−４と１１−５から監視装置
１１−３に送出した信号は、伝送路４０３および４０−
４、ならびに伝送路４０−５および４０−６を介して監
視装置１１−３に供給され、監視装２１１３は、２重化
伝送路を介して二重化信号をセレクタ２００−２もしく
は２００−３で切り替えて、いずれか１つを伝送路４〇
−１もしくは４０−２を介して監視装置１１−１に送出
せしめる。この場合、本実施例にあっては、上位のノー
ドからの下位のノードに対するポーリングが行なわれな
い限り、下位のノードはそのポーリングに対する応答を
返さないので、応答が衝突することはない。

次に、監視装置１１−３が電源断になりな場合には、監
視装置１１−１から送信された信号は、伝送路４０−１
と４０−２を通り、伝送路４０−１を通った信号はセレ
クタ２００−１の断状態で接とされるバイパス線１００
−１を通り、さらに伝送路４０−３を通って監視装置１
１−４に供給される。又、伝送路４０−２を通った信号
はバイパス線１００−２を通りさらに伝送路４０−５を
通って監視装置１１−とに供給される。

逆に、監視装置１１−４から送信された信号は、伝送路
４０−３と４０−４を通り、伝送路４０−３を通った信
号のみがバイパス線１００−３、伝送路４０−１を通っ
て監視装置１１−１に供給される。又、監視装置１１−
５から送信された信号は、伝送路４０−５と４０−６を
通り、伝送路４０−５を通った信号のみがバイパス線１
００−４伝送路４０−２を通り、監視装置１１−１に供
給される。

この時、監視装置１１−１では、二重化している伝送路
を比較していれば、正常な時は同一信号がくるわけであ
るから、二重化している伝送路の信号の時間差や前述し
たフラッグにより異常時がわかり、自動で二重伝送路の
受信側を切り替えることができる。

こうして、あるノードが電源断による動作断状態となっ
ても、上位ノードと下位ノード間の双方向通信を確保す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、二重化伝送路によって結
合されたツリー構成のネットワークのブランチ部分とな
る各ノードに、電源断等による動作断時にあっても上位
ノードと下位の間の双方向通信を確保するバイパス線と
、このバイパス線を正常線と切り替えるセレクタとを設
けることにより、動作断時にあってもネットワークの通
信を確保できる効果がある。

２０−１〜２０−５・・・二重化伝送路、４０−１〜４
０−６．４０Ａ−１〜４０Ａ−６・・・伝送路、１００
−１〜１００−４．　１００Ａ−１〜１００Ａ−４・・
・バイパス線、２００−１〜２００−３゜２００Ａ−１
〜２０ＯＡ−３・・・セレクタ、３００Ａ−１〜３００
Ａ−６・・・セレクタ切替要求信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、二重化され監視信号を含む同一信号を上位装置と下
   位装置間で伝送する二重化伝送路を各ノードごとにツリ
   ー状に分岐しながらネットワークを構築している通信シ
   ステムのあるノードで、電源断その他の不具合によって
   動作断状態が発生した場合にツリー状に分岐された複数
   の下位のノードに対するネットワークを確保するように
   前記動作断状態を発生したノードにおいて下位の複数の
   ノード間とのすべての伝送信号を授受を可能とするバイ
   パス路を形成する手段を備えて成ることを特徴とする二
   重化伝送路を有する装置の伝送路バイパス方式。 ２、前記バイパス路を形成する手段が、常時は上位のノ
   ードから供給される伝送信号を正常路を介して複数の下
   位のノードに接続し、前記動作断状態にあつては前記伝
   送信号を前記バイパス路を介して複数の下位のノードに
   接続してネットワークを確保するように切り替える上位
   ノードと複数の下位ノードに対応して配設した複数セレ
   クタと前記バイパス路で構成したことを特徴とする請求
   項１記載の二重化伝送路を有する装置の伝送路バイパス
   方式。