JPH03156312A - 振動型角速度検出装置 - Google Patents
振動型角速度検出装置Info
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- JPH03156312A JPH03156312A JP1296618A JP29661889A JPH03156312A JP H03156312 A JPH03156312 A JP H03156312A JP 1296618 A JP1296618 A JP 1296618A JP 29661889 A JP29661889 A JP 29661889A JP H03156312 A JPH03156312 A JP H03156312A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は移動物体、例えば、車両等の角速度を検出する
ためのものであり、特には、振動片に働くコリオリの力
を検出して、前記移動体の角速度を検出する振動型角速
度検出装置に関するものであり、例えば車両の後輪操舵
角の制御に使用するものである。
ためのものであり、特には、振動片に働くコリオリの力
を検出して、前記移動体の角速度を検出する振動型角速
度検出装置に関するものであり、例えば車両の後輪操舵
角の制御に使用するものである。
従来のこの種の角速度検出装置として特開昭61−20
4516に開示されたものが公知である。
4516に開示されたものが公知である。
この公知技術は駆動用圧電体と検知用圧電体および参照
用圧電体とを有し、駆動用圧電体からの交流駆動電圧と
検知用圧電体からの検出交流電圧とを信号処理して不要
信号を少なくするところの検知部処理回路を有し、かつ
この検知部信号処理回路の前段に調整回路を有している
。
用圧電体とを有し、駆動用圧電体からの交流駆動電圧と
検知用圧電体からの検出交流電圧とを信号処理して不要
信号を少なくするところの検知部処理回路を有し、かつ
この検知部信号処理回路の前段に調整回路を有している
。
そして、この調整回路にて前記参照用圧電体からの参照
用交流電気信号を用いて、前記検知部信号処理回路に入
力される検出交流電圧の電圧値を調整することによって
、検出すべき角速度信号以外の不要信号(主としてオフ
セット信号)を少なくするようにしていた。
用交流電気信号を用いて、前記検知部信号処理回路に入
力される検出交流電圧の電圧値を調整することによって
、検出すべき角速度信号以外の不要信号(主としてオフ
セット信号)を少なくするようにしていた。
しかし、]−述の公知技術では調整回路の電圧値を調整
する度合が固定であるため、製造値に於いてこの調整度
合を製品ごとに調整しなければならないという問題を生
ずる。また、調整の済んだ製品であっても経年変化によ
って調整が合わなくなり不要な信号のレベルが増加する
という問題点があった。
する度合が固定であるため、製造値に於いてこの調整度
合を製品ごとに調整しなければならないという問題を生
ずる。また、調整の済んだ製品であっても経年変化によ
って調整が合わなくなり不要な信号のレベルが増加する
という問題点があった。
本発明はこのような問題点に迄み、調整回路の調整レベ
ルを自動的に変え得る振動型角速度検出装置を提供する
ことを目的とする。
ルを自動的に変え得る振動型角速度検出装置を提供する
ことを目的とする。
このために本発明は、前記調整回路の出力信号と前記参
照用交流電気信号との同相成分信号を取出し、該同相成
分信号から前記不要信号の度合を演算し、該不要信号の
度合を前記参照用交流電気信号に乗算して、フィードバ
ック出力信号を算出し、該フィードバック出力信号を前
記調整回路の入力信号となる前記検出交流電圧に加算し
たことを特徴とする。
照用交流電気信号との同相成分信号を取出し、該同相成
分信号から前記不要信号の度合を演算し、該不要信号の
度合を前記参照用交流電気信号に乗算して、フィードバ
ック出力信号を算出し、該フィードバック出力信号を前
記調整回路の入力信号となる前記検出交流電圧に加算し
たことを特徴とする。
〔作用]
本発明においては、調整回路の出力信号を調整回路の入
力にフィードバックするフィードバック手段を有してい
る。すなわち、調整回路の出力信号を用いてこの出力信
号と参照用交流電気信号との同相成分の信号を演算して
いる。この場合、参照用交流電気信号は駆動部の実際の
振動に基づいた交流信号であり、調整回路の出力信号は
角速度検出装置本体の出力、つまり、検知用圧電体から
の検出交流電圧に基づく信号である。よって、これらの
同相成分の信号とは検知用圧電体から発生した検出交流
電圧の中に含まれる不要信号の度合を表している。すな
わち、この不要信号は駆動部の現実の振動に起因して発
生する電圧であるため、この振動を表す参照用交流電気
信号と同期した前記検出交流電圧からの信号成分は、不
要信号が太ければ多いほど大きな信号成分として表れる
のである。なお、不要信号の発生メカニズムを簡単に説
明すると以下の通りである。駆動部と検知部とは本来直
角に交わっているが、これは製造時の誤差等により若干
の狂いが生じる。また、温度変化による機械的寸法ズレ
或いは各回路部分の定数の変化等に基づいて、不要信号
が発生するが、この不要信号の主たる原因は前述の駆動
部と検知部との直交関係のズレにあり、駆動部の振動が
大きければ、大きいほどこのズレに基づいた不要信号の
発生度合が増加する。また、この不要信号は駆動部の振
動に基づくものであるため、駆動部の振動と位相が同じ
成分を多く含んでいる。したがって、駆動部の現実の振
動をモニターする参照用交流電気信号と検出交流電圧か
らの信号との同相成分は不要信号の度合を表しているこ
とになるのである。
力にフィードバックするフィードバック手段を有してい
る。すなわち、調整回路の出力信号を用いてこの出力信
号と参照用交流電気信号との同相成分の信号を演算して
いる。この場合、参照用交流電気信号は駆動部の実際の
振動に基づいた交流信号であり、調整回路の出力信号は
角速度検出装置本体の出力、つまり、検知用圧電体から
の検出交流電圧に基づく信号である。よって、これらの
同相成分の信号とは検知用圧電体から発生した検出交流
電圧の中に含まれる不要信号の度合を表している。すな
わち、この不要信号は駆動部の現実の振動に起因して発
生する電圧であるため、この振動を表す参照用交流電気
信号と同期した前記検出交流電圧からの信号成分は、不
要信号が太ければ多いほど大きな信号成分として表れる
のである。なお、不要信号の発生メカニズムを簡単に説
明すると以下の通りである。駆動部と検知部とは本来直
角に交わっているが、これは製造時の誤差等により若干
の狂いが生じる。また、温度変化による機械的寸法ズレ
或いは各回路部分の定数の変化等に基づいて、不要信号
が発生するが、この不要信号の主たる原因は前述の駆動
部と検知部との直交関係のズレにあり、駆動部の振動が
大きければ、大きいほどこのズレに基づいた不要信号の
発生度合が増加する。また、この不要信号は駆動部の振
動に基づくものであるため、駆動部の振動と位相が同じ
成分を多く含んでいる。したがって、駆動部の現実の振
動をモニターする参照用交流電気信号と検出交流電圧か
らの信号との同相成分は不要信号の度合を表しているこ
とになるのである。
したがって、この不要信号の度合を参照用交流電気信号
に乗算してフィードバック出力信号を演算し、このフィ
ードバック出力信号を調整回路の入力信号とするような
フィードバック系を調整回路内に設けることによって、
不要信号のレベルを自動的に低減することが可能である
。
に乗算してフィードバック出力信号を演算し、このフィ
ードバック出力信号を調整回路の入力信号とするような
フィードバック系を調整回路内に設けることによって、
不要信号のレベルを自動的に低減することが可能である
。
本発明では調整回路の中にフィードバック系を設けて、
調整回路の調整レベルが駆動部の振動に応じて自動的に
調整されるようにしたため、角速度検出装置の製造にあ
たって、個々の製品の調整回路の調整レベルの調整作業
が不要となる。また、経年変化により電気的1機械的に
各部の寸法や回路定数等が変化しても調整回路での調整
レベルが自動的に設定されるため、特性が経年劣化しに
くい振動型角速度検出装置を得ることができる。
調整回路の調整レベルが駆動部の振動に応じて自動的に
調整されるようにしたため、角速度検出装置の製造にあ
たって、個々の製品の調整回路の調整レベルの調整作業
が不要となる。また、経年変化により電気的1機械的に
各部の寸法や回路定数等が変化しても調整回路での調整
レベルが自動的に設定されるため、特性が経年劣化しに
くい振動型角速度検出装置を得ることができる。
以下本発明装置を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明装置の一実施例を示す電気回路図、第2
図は前記回路図の各部波形図である。
図は前記回路図の各部波形図である。
まず、本発明の要部の作動から説明する。第3図は第1
図の回路の概要を示したブロック図であり、この第3図
と第2図とを用いて作動の概要を説明すると、駆動用圧
電体には信号■4が加えられて、駆動部が振動し、この
駆動信号によって角速度が働いていない場合においても
、検知部から信号Vs(V、)が発生する。この信号V
5(V6)が調整回路に入力され調整回路からは出力信
号V、が取出され、信号■、は検知部信号処理回路2o
に入力され、この検知部信号処理回路から目的とする角
速度信号が出力される。
図の回路の概要を示したブロック図であり、この第3図
と第2図とを用いて作動の概要を説明すると、駆動用圧
電体には信号■4が加えられて、駆動部が振動し、この
駆動信号によって角速度が働いていない場合においても
、検知部から信号Vs(V、)が発生する。この信号V
5(V6)が調整回路に入力され調整回路からは出力信
号V、が取出され、信号■、は検知部信号処理回路2o
に入力され、この検知部信号処理回路から目的とする角
速度信号が出力される。
次に、信号■7からどのようにして信号■、。を作るか
を説明する。まず、信号Vl(Vりから信号■、の矩形
波を作り、この信号■lIの矩形波を用いて信号■、を
同期検波する。同期検波された結果が信号■。の様な脈
流信号となる。そして、この脈流信号を直流に平滑した
のが信号V、であり、このV、の信号の大きさは本発明
に言う不要信号の度合を表している0次に、この不要度
合を表す信号■、と信号Vl(Vりとの積を求める。そ
して、この積が信号■1゜である。このフィードバンク
信号■1゜は信号■、に加算され、その結果、調整回路
の入力信号VS(V6)は、不要信号の度合に応じてレ
ベルが低減された信号■7として取出される。
を説明する。まず、信号Vl(Vりから信号■、の矩形
波を作り、この信号■lIの矩形波を用いて信号■、を
同期検波する。同期検波された結果が信号■。の様な脈
流信号となる。そして、この脈流信号を直流に平滑した
のが信号V、であり、このV、の信号の大きさは本発明
に言う不要信号の度合を表している0次に、この不要度
合を表す信号■、と信号Vl(Vりとの積を求める。そ
して、この積が信号■1゜である。このフィードバンク
信号■1゜は信号■、に加算され、その結果、調整回路
の入力信号VS(V6)は、不要信号の度合に応じてレ
ベルが低減された信号■7として取出される。
したがって、不要信号の度合に関係なく調整回路の出力
信号■、の電圧レベルは小さなものとなる。なお、以上
は角速度が働いていない場合を示したが、角速度が作用
すると角速度に基づく信号がV、(V&)に重畳され、
かつ信号V、にも重畳されるが上述のフィードバック系
によるレベル低減作用はこの角速度を表す信号には作用
せず、角速度を表す信号のレベルは低減されない。
信号■、の電圧レベルは小さなものとなる。なお、以上
は角速度が働いていない場合を示したが、角速度が作用
すると角速度に基づく信号がV、(V&)に重畳され、
かつ信号V、にも重畳されるが上述のフィードバック系
によるレベル低減作用はこの角速度を表す信号には作用
せず、角速度を表す信号のレベルは低減されない。
以下、具体的に説明する。
第1図においてlはセンサ本体であり、駆動用圧電体2
.3を有する駆動部4.5と検知用圧電体6,7を有す
る検知部8.9を有し、駆動用圧電体2.3に交流駆動
電圧を印加して駆動部4゜5を振動させることにより、
この駆動部の振動方向と直角に交わる検知部8,9の振
動により検知用圧電体6.7から発生する検出交流電圧
にて角速度を得るようにしている。
.3を有する駆動部4.5と検知用圧電体6,7を有す
る検知部8.9を有し、駆動用圧電体2.3に交流駆動
電圧を印加して駆動部4゜5を振動させることにより、
この駆動部の振動方向と直角に交わる検知部8,9の振
動により検知用圧電体6.7から発生する検出交流電圧
にて角速度を得るようにしている。
なお、理想的には角速度が作用していない状態では、駆
動部4.5の振動によって検知部8.9が検知用圧電体
6.7から検出交流電圧を出力する方向に振れることは
ない、この理由は駆動部4゜5と検知部8.9とが直角
方向にねじれて結合されているためである。しかし、駆
動部4.5に対して検知部8.9を完全に直角方向に交
わる形で結合することは困難であり、角速度がないのに
検知用圧電体6,7より出力電圧がV、の如く生じてし
まう、すなわち、オフセット電圧を生じてしまうという
問題がある。
動部4.5の振動によって検知部8.9が検知用圧電体
6.7から検出交流電圧を出力する方向に振れることは
ない、この理由は駆動部4゜5と検知部8.9とが直角
方向にねじれて結合されているためである。しかし、駆
動部4.5に対して検知部8.9を完全に直角方向に交
わる形で結合することは困難であり、角速度がないのに
検知用圧電体6,7より出力電圧がV、の如く生じてし
まう、すなわち、オフセット電圧を生じてしまうという
問題がある。
次に、駆動部4.5の内側にはこの駆動部の振動を電気
信号に変換する参照用圧電体10.11が設けられてお
り、駆動部4.5の振動をモニタあるいはフィードバッ
クしている。12.13゜14はアンプであり、15は
90度位相をずらせる90度移相器である。そして、前
述の参照用圧電体10,11、アンプ13,14.90
度移相器15、駆動用圧電体2.3の系で自動発振回路
を構成し、駆動用圧電体に交流駆動電圧が印加されるよ
うになっている。
信号に変換する参照用圧電体10.11が設けられてお
り、駆動部4.5の振動をモニタあるいはフィードバッ
クしている。12.13゜14はアンプであり、15は
90度位相をずらせる90度移相器である。そして、前
述の参照用圧電体10,11、アンプ13,14.90
度移相器15、駆動用圧電体2.3の系で自動発振回路
を構成し、駆動用圧電体に交流駆動電圧が印加されるよ
うになっている。
次に、BPFはバンドパスフィルタ、PSDは同期検波
回路、LPFはローパスフィルタであり、この種の振動
型角速度検出装置においては周知のものである。16は
調整回路であり、バントパスフィルタBPFと検出用圧
電体6,7の出力側との間に接続され、検出用圧電体6
.7から出力される検出交流電圧の電圧値を調整する。
回路、LPFはローパスフィルタであり、この種の振動
型角速度検出装置においては周知のものである。16は
調整回路であり、バントパスフィルタBPFと検出用圧
電体6,7の出力側との間に接続され、検出用圧電体6
.7から出力される検出交流電圧の電圧値を調整する。
言い換えれば、この検出交流電圧の中に含まれる角速度
信号以外の不要信号のレベルを低減させる働きを行う。
信号以外の不要信号のレベルを低減させる働きを行う。
そして、この調整のレベルは従来の様に固定ではなく、
駆動部4,5の振動に応したレベル、すなわち、不要信
号のレベルに応じて調整作用を行い不要信号が多ければ
多いほど、不要信号のレベルを低減して次の段のバンド
パスフィルタBPFに出力するものである。
駆動部4,5の振動に応したレベル、すなわち、不要信
号のレベルに応じて調整作用を行い不要信号が多ければ
多いほど、不要信号のレベルを低減して次の段のバンド
パスフィルタBPFに出力するものである。
抵抗17.18.19及びオペアンプ20、トランジス
タ21で同期検波回路を構成している。
タ21で同期検波回路を構成している。
次に、抵抗22.23およびコンデンサ24,25、オ
ペアンプ26でローパスフィルタを構成している。また
、コンパレータ27は波形成形器を構成するものである
。M U Lは乗算器であり、ごの乗1.2N M U
Lの出力は抵抗2日を介して抵抗29とオペアンプ3
0の間に接続されている。そして、これら抵抗28.2
9およびオペアンプ30で加算器を構成している。
ペアンプ26でローパスフィルタを構成している。また
、コンパレータ27は波形成形器を構成するものである
。M U Lは乗算器であり、ごの乗1.2N M U
Lの出力は抵抗2日を介して抵抗29とオペアンプ3
0の間に接続されている。そして、これら抵抗28.2
9およびオペアンプ30で加算器を構成している。
次に、第2図において■1は駆動部4,5の振動に基づ
いた交流出力すなわち、参照用交流電気信号であり、■
2はその増巾されたものであって波形■1 と同様な形
を有する。■4は波形■2に対し90度位相がずれた波
形を増巾した後の波形であり、これは、交流駆動電圧を
構成する。■、5■、は検出交流電圧とその増巾された
ものである。
いた交流出力すなわち、参照用交流電気信号であり、■
2はその増巾されたものであって波形■1 と同様な形
を有する。■4は波形■2に対し90度位相がずれた波
形を増巾した後の波形であり、これは、交流駆動電圧を
構成する。■、5■、は検出交流電圧とその増巾された
ものである。
また、■、。は調整回路のフィードバック信号、■7は
調整後の電圧、■、は同期検波回路に入力されるコンパ
レータ27の出力である矩形波であり、波形■2と同相
の信号である。次にV、は同期検波出力であり、■、は
前記同期検波出力■、を整流平滑した直流電圧であり、
正又は負の値を持っている。
調整後の電圧、■、は同期検波回路に入力されるコンパ
レータ27の出力である矩形波であり、波形■2と同相
の信号である。次にV、は同期検波出力であり、■、は
前記同期検波出力■、を整流平滑した直流電圧であり、
正又は負の値を持っている。
以上がすべてセンサ本体1が振動しているが、角速度が
作用していない場合の波形である。すなわち、この場合
理想的には角速度が作用していないのであるから出力電
圧■、は0でなければならない。つまり、駆動部4.5
の振動に伴って検知用圧電体6,7から出力電圧が発生
ずることは理想的には存在しない。なぜなら、駆動部4
.5と検知部8.9とは直角に交わって、すなわち、ね
じれて配置されており、駆動部4,5の振動により検知
部8.9が、その検知方向に振れることがないからであ
る。しかし、現実には完全に直交して配置させることは
困難であるため、駆動部の振動によって検知用圧電体6
,7から出力■、が発生し、角速度が働いていないのに
電圧が出力されるという問題を生じる。そして、この様
な問題のために特開昭61204516でも述べたよう
に、周知のバンドパスフィルタBPF、同期検波回路P
SD、ローパスフィルタLPFが設けられているのであ
る。
作用していない場合の波形である。すなわち、この場合
理想的には角速度が作用していないのであるから出力電
圧■、は0でなければならない。つまり、駆動部4.5
の振動に伴って検知用圧電体6,7から出力電圧が発生
ずることは理想的には存在しない。なぜなら、駆動部4
.5と検知部8.9とは直角に交わって、すなわち、ね
じれて配置されており、駆動部4,5の振動により検知
部8.9が、その検知方向に振れることがないからであ
る。しかし、現実には完全に直交して配置させることは
困難であるため、駆動部の振動によって検知用圧電体6
,7から出力■、が発生し、角速度が働いていないのに
電圧が出力されるという問題を生じる。そして、この様
な問題のために特開昭61204516でも述べたよう
に、周知のバンドパスフィルタBPF、同期検波回路P
SD、ローパスフィルタLPFが設けられているのであ
る。
しかしながら、駆動部4,5の振動に伴って角速度が存
在しないのに発生する電圧としては以上の他、温度変化
等により、交流駆動電圧■4の周波数が変化した場合等
に発生する不要な信号が含まれる。これを詳しく述べる
と、90度移相器15が完全に90度の移相信号を発生
せず、90度より若干ずれた信号を発生するため、角速
度がないのに不要な信号■、を発生しうる。また、調整
このことも誤差の原因となる。このようなことから、従
来の検知部信号処理回路のみでは正確に角速度信号のみ
をうることが困難である。そして、この原因は90度移
相器15の移相が正確に90度ではないことおよびバン
ドパスフィルタBPFの中での位相ずれが原因である。
在しないのに発生する電圧としては以上の他、温度変化
等により、交流駆動電圧■4の周波数が変化した場合等
に発生する不要な信号が含まれる。これを詳しく述べる
と、90度移相器15が完全に90度の移相信号を発生
せず、90度より若干ずれた信号を発生するため、角速
度がないのに不要な信号■、を発生しうる。また、調整
このことも誤差の原因となる。このようなことから、従
来の検知部信号処理回路のみでは正確に角速度信号のみ
をうることが困難である。そして、この原因は90度移
相器15の移相が正確に90度ではないことおよびバン
ドパスフィルタBPFの中での位相ずれが原因である。
そして、90度移相器15の90度移相の不完全さに基
づく不要な信号■、は参照用交流電気信号■、と同相ま
たは、180度ずれた電圧であることが見出された。
づく不要な信号■、は参照用交流電気信号■、と同相ま
たは、180度ずれた電圧であることが見出された。
すなわち、角速度がないのに発生する検出交流電圧■、
は駆動部4,5の振動に基づく電気信号と同相または、
180度ずれた信号成分を多く含んでいる。したがって
、この信号■5に基づいた出力電圧■、のレベルを出来
る限り小さくしておけば、後段のバンドパスフィルタB
PFで位相ずれが発生しても、誤差を極力小さくするこ
とが可能となる、このため、前にも述べたように電圧■
1から基準位相信号V I Iを求め、次に、この基準
位相信号V、を基準にv7を同期検波し・V、を得てい
る。すなわち、出力電圧V7の中から電圧v1と同相成
分を抽出しているのである。言い換えれば、出力電圧■
7の中に含まれる不要信号の成分を抽出しているのであ
る。ついに、この電圧■。
は駆動部4,5の振動に基づく電気信号と同相または、
180度ずれた信号成分を多く含んでいる。したがって
、この信号■5に基づいた出力電圧■、のレベルを出来
る限り小さくしておけば、後段のバンドパスフィルタB
PFで位相ずれが発生しても、誤差を極力小さくするこ
とが可能となる、このため、前にも述べたように電圧■
1から基準位相信号V I Iを求め、次に、この基準
位相信号V、を基準にv7を同期検波し・V、を得てい
る。すなわち、出力電圧V7の中から電圧v1と同相成
分を抽出しているのである。言い換えれば、出力電圧■
7の中に含まれる不要信号の成分を抽出しているのであ
る。ついに、この電圧■。
から直流成分を取出して電圧■、を得ている。そして、
電圧■2と直流電圧■、との間で乗算を行い正弦波V、
。を得ている。この正弦波VI6は調整回路のフィー1
′ハツク系のフィードバック信号に相当する。そして、
■1゜と■6とが加算され電圧■6の中に含まれる■1
と同相成分が打ち消される。すなわち、出力電圧■、の
中に含まれる不要な信号の成分が少なくされるのである
。そして、この不要な信号の原因は前述したように90
度移相器15において、完全に90度位相がずれた出力
電圧が発生することがなく温度等の影響で不完全に90
度移相されるためである。なお、電圧V、。
電圧■2と直流電圧■、との間で乗算を行い正弦波V、
。を得ている。この正弦波VI6は調整回路のフィー1
′ハツク系のフィードバック信号に相当する。そして、
■1゜と■6とが加算され電圧■6の中に含まれる■1
と同相成分が打ち消される。すなわち、出力電圧■、の
中に含まれる不要な信号の成分が少なくされるのである
。そして、この不要な信号の原因は前述したように90
度移相器15において、完全に90度位相がずれた出力
電圧が発生することがなく温度等の影響で不完全に90
度移相されるためである。なお、電圧V、。
からV7.V、、V、の回路の増巾度を大きくすれば、
フィードバックが大きくかかり、出力■。
フィードバックが大きくかかり、出力■。
に含まれる■1と同相又は180度ずれた位相を持つ成
分を大きく減衰することができる。結局90度移相器I
5の不完全さに基づく不要な信号電圧■5のレベルを低
減し、たとえ後段の検知部信号処理回路20内のバンド
パスフィルタBPF内で位相ずれが発生したとしても、
実用レベルとして十分な角速度信号を得られる。
分を大きく減衰することができる。結局90度移相器I
5の不完全さに基づく不要な信号電圧■5のレベルを低
減し、たとえ後段の検知部信号処理回路20内のバンド
パスフィルタBPF内で位相ずれが発生したとしても、
実用レベルとして十分な角速度信号を得られる。
以上述べたように本発明では、従来の検知部信号処理回
路20のみではなく、調整回路16を備えている。この
ようなものは、公知であるが調整回路の調整レベルを固
定とせず、フィードバンク系を構成して温度の変化ある
いは経年変化等により、90度移相器15の出力信号の
位相が変動しても、この変動に基づ(不要な信号■、の
レベルを自動調整された調整レベルを持った調整回路に
よって自動的に低減させることができる。したがって、
製造時において不要な電圧レベルを低減するための調整
を固定的に行っていた従来の方法に比べると、製造時の
調整作業を省略することができる。また、使用中におい
て固定された調整レベルからずれると従来のものでは大
きな誤差を発生する原因となったが、本発明では調整レ
ベルが自動化されているため、たとえ経年劣化等により
回路の周波数特性等がずれたとしても、調整レベル自体
も自動的に追従するため、交流駆動電圧の周波数変化に
関わらず、言い換えれば90度移相器15等の特性の変
化に関わらず、センサ本体lの出力信号から不要な信号
やオフセット電圧を極力取り除いたところの正確な角速
度信号を得ることができる。
路20のみではなく、調整回路16を備えている。この
ようなものは、公知であるが調整回路の調整レベルを固
定とせず、フィードバンク系を構成して温度の変化ある
いは経年変化等により、90度移相器15の出力信号の
位相が変動しても、この変動に基づ(不要な信号■、の
レベルを自動調整された調整レベルを持った調整回路に
よって自動的に低減させることができる。したがって、
製造時において不要な電圧レベルを低減するための調整
を固定的に行っていた従来の方法に比べると、製造時の
調整作業を省略することができる。また、使用中におい
て固定された調整レベルからずれると従来のものでは大
きな誤差を発生する原因となったが、本発明では調整レ
ベルが自動化されているため、たとえ経年劣化等により
回路の周波数特性等がずれたとしても、調整レベル自体
も自動的に追従するため、交流駆動電圧の周波数変化に
関わらず、言い換えれば90度移相器15等の特性の変
化に関わらず、センサ本体lの出力信号から不要な信号
やオフセット電圧を極力取り除いたところの正確な角速
度信号を得ることができる。
PSD・・・同期検波回路、LPF・・・ローパスフィ
ルタ、■4・・・交流駆動電圧、■、・・・角速度が作
用していない状態における検出交流電圧、■、・・・参
照用交流電気信号、Vs・・・調整回路の出力信号と参
照用交流電気信号との同相成分信号r ■9・・・不要
信号の度合を示す直流電圧、MUL・・・乗算器、■、
6・・・フィードバック出力信号。
ルタ、■4・・・交流駆動電圧、■、・・・角速度が作
用していない状態における検出交流電圧、■、・・・参
照用交流電気信号、Vs・・・調整回路の出力信号と参
照用交流電気信号との同相成分信号r ■9・・・不要
信号の度合を示す直流電圧、MUL・・・乗算器、■、
6・・・フィードバック出力信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 駆動用圧電体を有する駆動部と、検知用圧電体を有する
検知部とを直交するように結合して配置し、 交流駆動電圧を前記駆動用圧電体に印加して前記駆動部
および前記検知部を角速度を受けながら振動させたとき
に、その振動方向と直交する方向の前記検知部の振動に
て、前記検知用圧電体より発生する角速度信号を含む検
出交流電圧を取出し、前記交流駆動電圧と前記検出交流
電圧とを信号処理して、前記角速度信号以外の不要信号
を少なくするところの、少なくとも同期検波手段を含む
検知部信号処理回路を有し、前記駆動部の振動に基づく
交流電気信号を取出す参照用圧電体を有し、該参照用圧
電体からの参照用交流電気信号を用いて前記検知部信号
処理回路に入力される、前記検出交流電圧の電圧値を調
整する調整回路を有する振動型角速度検出装置において
、 前記調整回路の出力信号と前記参照用交流電気信号との
同相成分信号を取出し、該同相成分信号から前記不要信
号の度合を演算し、該不要信号の度合を前記参照用交流
電気信号に乗算して、フィードバック出力信号を算出し
、該フィードバック出力信号を前記調整回路の入力信号
となる前記検出交流電圧に加算したことを特徴とする振
動型角速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1296618A JPH03156312A (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 振動型角速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1296618A JPH03156312A (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 振動型角速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03156312A true JPH03156312A (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=17835881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1296618A Pending JPH03156312A (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 振動型角速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03156312A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6907784B2 (en) * | 2003-03-13 | 2005-06-21 | Denso Corporation | Vibration type angular velocity sensor |
WO2005080919A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 角速度センサ |
JP2008070229A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Seiko Epson Corp | 検出装置、センサ及び電子機器 |
-
1989
- 1989-11-15 JP JP1296618A patent/JPH03156312A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6907784B2 (en) * | 2003-03-13 | 2005-06-21 | Denso Corporation | Vibration type angular velocity sensor |
WO2005080919A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 角速度センサ |
US7520184B2 (en) | 2004-02-20 | 2009-04-21 | Panasonic Corporation | Angular velocity sensor |
JP2008070229A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Seiko Epson Corp | 検出装置、センサ及び電子機器 |
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